島本和彦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
![]() |
| ウィキポータル |
| 漫画作品 |
| 日本の漫画作品 |
| 漫画家 |
| 日本の漫画家 |
| 漫画原作者 |
| 漫画雑誌 |
| カテゴリ |
| 漫画作品 |
| 漫画 - 漫画家 |
| プロジェクト |
| 漫画作品 - 漫画家 |
島本 和彦(しまもと かずひこ、1961年4月26日 - )は、日本の漫画家。本名、手塚 秀彦。男性。
北海道池田町(その後、帯広市)出身。大阪芸術大学芸術学部映像計画学科(映像学科)中退。
目次 |
[編集] 概要
大学在学中の1982年、『週刊少年サンデー』2月増刊号にて「必殺の転校生」でデビュー。デビューと同時に大学を4年に上がる手前で中退し、漫画家生活に入る。代表作に『炎の転校生』『逆境ナイン』、実話に基づいた自身の漫画家生活を投影した『吼えろペン』など。
自身がラジオ番組『島本和彦のマンガチックにいこう!』(STVラジオ)のパーソナリティも務めている。これらを含め、メディアなどで熱く語ることが多いので、漫画だけでなく作者本人も話題になる事がある。
1994年にはアニメ『機動武闘伝Gガンダム』 のキャラクター作成に協力、物語全体の雰囲気にも大きな影響を与える事となった。同人誌活動も行い、夏・冬のコミックマーケットにはほぼ毎回参加。自らの漫画プロダクション「ビッグバンプロジェクト」の代表をつとめている。
北海道日本ハムファイターズのファンで、球団公式マガジンのファイターズマガジンに選手の似顔絵を提供している。TSUTAYA札幌インター店のオーナーでもある。
[編集] 作風
太く力強い線と、ギザギザのフキダシや精神論的なセリフが特徴で、熱血漫画的手法と言われるが、本領はあくまでもギャグ漫画であるとされている。徹底的にお笑いを描き、先人の古典的手法を揶揄することでギャグを成立させた。とはいえ、これは必ずしも先人を愚弄することを意図したものではなく、むしろ彼が育ってきた環境に特撮やヒーロー物が大きく存在し、それらが彼の血肉として切り離せないものになっていることを表すものであるとされている(この点は同世代の安永航一郎にも言える)。炎尾燃の影響もあって熱血漫画家の代名詞のように言われる事が多いが、島本本人が熱血漫画家を自称した事はない。
石ノ森章太郎の影響を受けているとされているが、これについては、島本自身が石ノ森の『マンガ家入門』の文庫版 (ISBN 4-253-17250-4) の解説で詳細を述べている(ただし、あくまでも一般論としての解説であり、自身が影響を受けたかどうかは明言していない。また実際の作風は石ノ森とはかなり異なる)。2008年1月に行われた著作権に関するパネル討論で二次創作の議論に関連し、「ぼくは石森章太郎や手塚治虫、松本零士から出てきたのだが、そこからいかに離れるか、という戦いもある」と述べた[1]。
[編集] エピソードなど
- 本名ではなく「島本和彦」のペンネームを名乗ったのは「漫画の神様手塚治虫に遠慮して」とのこと。また、当時の手塚治虫の漫画は手塚マンガと呼ばれていたため、同じ呼ばれ方を避けるためという考えもある。なお、デビュー当初『サンデー』誌上でも、読者に本名を聞かれた際に「謎である。」と秘密にしていた。売れてから本名に戻ろうと思っていたらしいが、機会を逃してそのまま島本名義で活動。
- アニメーション監督として有名な庵野秀明とは大学時代の同期で、入学式最初のグループ作りの時に「死にそうな顔をした」(島本談)庵野を発見するも、席が遠かったという理由で一緒の組にはならなかった。しかし以後も個性の強い庵野の事は気になっていて、島本は自分の描いたアニメの制作課題(人が走って近づいてくる動画)が、庵野の制作課題(緻密に描かれた車の上に車が落ちてくる動画)と比べて天と地の差があることに衝撃を受け、アニメでは彼には敵わないとして漫画の道を進むことに決めたという。
- なお初めてサインを書いた相手も庵野秀明である。両人によれば「お互い一方的にライバル視し合っていたが授業で会うことはほとんどなかった」らしい。なお、庵野の班員であった山賀博之のことは知っていたが、赤井孝美らとはあまり面識がないようである。
- 庵野曰く、様々な行動から大学時代はすでにちょっとした有名人だったという。
- 元アシスタントで漫画家の克・亜樹は大学の二年後輩だったが、同じ年齢とは思っていなかった。ちなみに、克・亜樹は漫画研究会に所属していたが、島本は個人で活動している。
- 漫画家の矢野健太郎は大学の先輩であり、同期で同じ班にはアニメプロデューサーの南雅彦がいた(『アオイホノオ』より)。
- 高校時代は陸上部、大学時代は空手とバドミントンと、体育会系のサークルに所属していた。
- 藤田和日郎とは、お互いに自身の作中に相手をモデルにしたキャラクターを登場させたり、共にサイン会を行う程の仲(ただしサイン会はなぜか「サイン会対決」になる。『吼えろペン』にて詳しく記載)で、そこで描くのが精一杯の自分と違い客と会話しながらサインを描く藤田の技量に感服している。また藤田和日郎が『吼えろペン』に登場する時は藤田の画風を真似て描くのだが、「僕の絵を真似る辺りの話はいつも絵が巧くなる」とかるく冗談ぶかれた事もある。
- 1994年にスーパーファミコンで発売されたRPG『ライブ・ア・ライブ』における『近未来編』のキャラクターデザインを担当。その本編中に出てくる巨大ロボット「ブリキ大王」には、主題歌『GO!GO!ブリキ大王』がある。ゲーム中では開発者達が考えた1番の歌詞しか出てこないが、製作サイドでは2番3番の歌詞を一般公募していた。そこに島本が「東京都在住、漫画家、島本和彦」の名前で、一般公募で応募したところ、2番の歌詞として即採用されたという逸話がある。また彼自身今でも思い入れがあるのか、『吼えろペン』27話で大哲がヒーローと玩具を戦わせる場面でブリキ大王と思われるロボットの玩具を持っている描写がある。(単行本7巻に収録)
- 作品中に登場する人物には、実在の人物がモデルとして存在していることがある(『炎の転校生』:タミー等)。
- 『炎の転校生』作中に紹介された「喫茶ガラクタ」は、作者が高校生時代によく通っており、『機動戦士ガンダム』のアフレコをして遊んでいた過去がある。現在でもガラクタには島本が参加した来客用の雑記ノートが残っており、『マンガ日本経済入門』の執筆依頼のエピソードなどが読める。
- ゆうきまさみの究極超人あ〜るにバレーボール部部長として島本が実名で登場している。
[編集] 作品リスト
- 炎の転校生
- 風の戦士ダン(原作:雁屋哲)
- 逆境ナイン(2005年7月、実写で映画化され公開)
- 無謀キャプテン
- 男の一枚 レッド・カード
- ゲキトウ
- 燃えるV
- インサイダーケン(単行本化の際『ワンダービット・インサイダーケン編』に改題)
- ワンダービット
- 挑戦者
- オンセンマン
- とつげきウルフ
- バトルサンダー
- 燃えよペン
- 吼えろペン
- 新・吼えろペン
- 神聖伝メガシード
- 仮面ライダーZO
- 仮面ライダーBlack PART X イミテーション7
- 燃える!! 女子プロレス
- ザ・島本
- 大熱言
- デスパイ
- トリックハンタージョウ
- メガMEGAみーな(「島本ららら和彦」名義)
- 炎のニンジャマン
- 炎の信長・戦国外伝
- 仮面ボクサー
- 流れ星のジャッカル
- 炎の筆魂
- 根性戦隊ガッツマン
- ちょっとだけUターン
- アカデミー
- 燃えよペン第2部
- あしたのガンダム
- 炎の筆魂 弐之拳
- 私立ジャスティス学園外伝
- 天下統虫物語
- ザ・勝負!!
- ブライダルソルジャー
- せがた三四郎
- 無謀キャプテン第0話
- スカルマン(原作:石ノ森章太郎)
- マンガ日本の経済(石ノ森章太郎と共著)
- アニメ店長
- 卓球社長
- 燃える!! キング・オブ・ハート 機動武闘伝Gガンダム
- Battleフィールド
- サムライスピリッツ(デラックスボンボンで連載していた同名ゲーム原作の漫画)
- サムライスピリッツ4コマ大行進(ボンボンKC)
- アオイホノオ
[編集] キャラクターデザインなど
- BSアニメ夜話(題字)
- あしたのジョーの方程式(ササキバラ・ゴウとのトーク形式による、『あしたのジョー』についての解説及び分析書)
- 機動武闘伝Gガンダム
- 三国志大戦 - 袁紹軍のスーパーレアカード、「袁紹」及びEXカード「孫策」のイラストデザイン。ちなみに袁紹の称号は「吼えろ名門」
- ジャスティス学園(熱血隼人 キャラクターデザイン)
- ライブ・ア・ライブ(近未来編 キャラクターデザイン)
- 闘魂ヒート(キャラクターデザイン)
- 炎の宅配便(キャラクターデザイン・シナリオ監修)
- 疾風!アイアンリーガー(設定協力 及び OP 絵コンテ島本和彦バージョンがある)
- ファイターズマガジン(北海道日本ハムファイターズ選手似顔絵)
- 私闘学園(小説挿絵)
[編集] アシスタント
[編集] 外部リンク
- 島本和彦外伝(公式サイト)
- 島本の感想文(公式ブログ)
- 燃えろ! 炎プロダクション(ファンサイト)
- 島本和彦のマンガチックにいこう!(ラジオ番組公式サイト)
- STVラジオポッドキャスト(ラジオ番組のポッドキャスト)
- 株式会社アイビック(島本が副社長を務める会社)


