仮面ライダーSPIRITS

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仮面ライダーSPIRITS』(かめんライダースピリッツ)は、原作:石ノ森章太郎、漫画:村枝賢一漫画

2001年から、講談社月刊マガジンZ」にて連載された。単行本は講談社コミックスから、全16巻。

2009年、講談社「月刊少年マガジン」にて続編『新 仮面ライダーSPIRITS[1]』が連載されている。本記事ではこれも併せて記述する。

目次

概要[編集]

正式タイトルは『仮面ライダーSPIRITS The Legend of Masked Riders』(かめんライダースピリッツ ザ・レジェンド・オブ・マスクド・ライダース)。『仮面ライダー』から『仮面ライダーZX』までの仮面ライダーシリーズを原典とした、ヒーローアクション漫画である。

講談社の漫画雑誌月刊マガジンZ』で、2001年1月号より連載が開始された。単行本は全16巻。1巻当たりの売上部数は約20万部で、累計部数は2008年4月時点で(公式ファンブックも含めると)250万部超。

内容的にはかつての仮面ライダーTVシリーズの続編として描きながら、漫画独自の展開も行っている。設定上の時間軸では本作の後日譚に位置付けられ、1号〜ZXがゲストライダーとして登場する『仮面ライダーBLACK』と『仮面ライダーBLACK RX』については、村枝が南光太郎と仮面ライダーBLACKおよびRX・秋月信彦とシャドームーンをそれぞれ『仮面ライダーチップスR』で描き下ろしているが、「本作ではそこまで描かないし、光太郎と信彦も登場させる予定はない」と発言している。

2009年3月号での『月刊マガジンZ』休刊に伴い、『月刊少年マガジン』へ移籍し、2009年8月号から新たに『新 仮面ライダーSPIRITS』として連載開始。2010年1月号まで、仮面ライダー1号の改造人間として生きる苦悩と仮面ライダー2号誕生を描いた番外編、2010年2月号(単行本第2巻第6話)から本編シリーズの続編を掲載。単行本は2013年現在第8巻まで発売されている。

2011年8月3日、『仮面ライダーSPIRITS』第1部(単行本第1〜3巻)が、講談社プラチナコミックス (KPC) より「東日本大震災復興支援版『仮面ライダーSPIRITS THE BEGINNINGS』 (ISBN 978-4-06-374920-5) 」として発売され、この本における村枝賢一の印税が全て東日本大震災復興支援の義援金として寄付された。

エピソード一覧[編集]

内容はTVシリーズ化されなかった『仮面ライダーZX』を中心としており、第1部最終話でそれが明らかになる。第2部以降は『仮面ライダーZX』の雑誌展開やTVスペシャル『10号誕生!仮面ライダー全員集合!!』に沿って進行している。第2部と第3部の題名は、『仮面ライダーZX』のイメージソングである「FORGET MEMORIE'S」と「ドラゴン・ロード」と同じである。

第1部『仮面ライダーSPIRITS』[編集]

ジンドグマ壊滅から数年後、世界各地で正体不明の怪人に遭遇する9人の仮面ライダー(ただし、ライダーマンだけはTVシリーズで死亡したと思われていた時期の補完)を描く章。やがて、新たな敵組織「BADAN(バダン)」の存在が明らかになっていく。

  • 第1巻 ISBN 4-06-349054-8
    • 第一話 摩天楼の疾風(かぜ)
      主役ライダーは滝ライダー・仮面ライダー1号。舞台はニューヨーク
      敵はペトレスク神父 / 大コウモリ怪人。必殺技は「電光ライダーキック」。
    • 第二話・第三話 たった一人の戦場(前編・後編)
      主役ライダーは仮面ライダー2号。舞台はガモン共和国(架空の国家。東南アジアとなっている)
      敵はグィン将軍 / クモロイド。必殺技は「ライダー卍キック」。
      クモロイドやZXゼクロスと酷似した顔の改造人間が登場し、『仮面ライダーZX』の物語となることが暗示された。
    • 第四話・第五話 熱砂のプライド(前編・後編)
      主役ライダーは仮面ライダーV3。舞台はエジプト
      敵はベガ / タカロイド。必殺技は「V3マッハキック」。
      ※サイボーグ009の「風の都」と「海の底」が元になっている。
  • 第2巻 ISBN 4-06-349073-4
    • 第六話 右腕の記憶
      主役ライダーはライダーマン。舞台はタヒチ
      敵はヨロイ元帥・クローン体。必殺技は「マシンガンアーム」。
      物語の最後で風見志郎に呼ばれてエジプトに赴いている。
    • 第七話・第八話 機鎧(きかい)の海(前編・後編)
      主役ライダーは仮面ライダーX。舞台はコスタ・デル・ソル
      敵はロッサ / バラロイド。必殺技は「Xキック」。
    • 第九話・第十話 密林の破壊神(前編・後編)
      主役ライダーは仮面ライダーアマゾン。舞台はギアナ高地
      敵はサラマンダー / トカゲロイド。必殺技は「スーパー大切断」。
      直接登場しないが、後にZXとなる村雨良とその姉である村雨しずかの存在が「行方不明になったルポライターとセスナのパイロット」という形で登場人物の口から語られる。
  • 第3巻 ISBN 4-06-349096-3
    • 第十一話・第十二話 彷徨(さすらい)の雷鳴(前編・後編)
      主役ライダーは仮面ライダーストロンガー。舞台は神奈川県三浦市
      敵はムラサメ / コマンダー、必殺技は「超電子ウルトラサイクロン」。
      ※後にZXとなる村雨良の変身するコマンダーが、本エピソードで初登場。
      ※マガジンZ掲載時のタイトル表記は「流浪さすらいの雷鳴」。
    • 第十三話・第十四話 約束の蒼空(そら)(前編・後編)
      主役ライダーはスカイライダー。舞台はノルウェー
      敵はプワゾン / ドクガロイド。必殺技は「大回転スカイキック」。
      ※『サイボーグ009』の「雪のカーニバル」を元にしている。
    • 第十五話・第十六話・第十七話 流星(ほし)の神話(前編・中編・後編)
      主役ライダーは仮面ライダースーパー1。舞台は
      敵はアスラ / アメンバロイド。必殺技は「スーパーライダー月面キック」。
      ※新組織BADANの電波ジャックの映像に、コマンダー村雨良)が強化改造を受けて誕生したZXが出現。

※各話のサブタイトルはロゴが書き下ろされているが、単行本第1巻では明朝体の文字に全面的に差し替えられたため、第五話までのロゴは単行本未収録。第2巻以降は前編のみロゴになっている。

第2部『仮面ライダーZX Forget Memories』[編集]

以降の主人公は仮面ライダーZX(ゼクロス)となる。BADANから脱走した記憶喪失の男・村雨良ことZXが、追っ手と戦う中で失われた記憶を取り戻し、復讐のためではなく人々を守るために戦う戦士・仮面ライダーとして生きることを決意するまでの物語。仮面ライダーZX誕生編である。

  • 第4巻 ISBN 4-06-349117-X
    • 第一話 強襲
    • 第二話 遭遇
    • 第三話 暗闇
    • 第四話 逃走
    • 第五話 怒り
    • 第六話 ルミ
  • 第5巻 ISBN 4-06-349144-7
    • 第七話 襲撃
    • 第八話 死棘
    • 第九話 魔渦
    • 第十話 接触
    • 第十一話 償い
    • 第十二話 標的
    • 第十三話 閃光
  • 第6巻 ISBN 4-06-349168-4
    • 第十四話 変身
    • 第十五話 秘密
    • 第十六話 死闘
    • 第十七話 JUDO
    • 第十八話 覚醒
    • 第十九話 決別
    • 第二十話
    • 第二十一話 復讐
  • 第7巻 ISBN 4-06-349195-1
    • 第二十二話 魔宮
    • 第二十三話 救出
    • 第二十四話 征服
    • 第二十五話 侵攻
    • 第二十六話 占領
    • 第二十七話 新宿
    • 第二十八話 大首領


第3部『仮面ライダーZX DRAGON ROAD』[編集]

ショッカーを初めとする歴代組織を復活させ、日本に総攻撃を開始したBADAN。仮面ライダーとして生きる決意をしたZXは、9人の仮面ライダーと共に戦う。

  • 第9巻 ISBN 4-06-349244-3
    • 第四話 共闘
    • 第五話 旅立ち
    • 第六話 部隊
    • 第七話 魔京
    • 第八話
  • 第10巻 ISBN 4-06-349255-9
    • 第九話 魂の結成
    • 第十話 四号
    • 第十一話 突入
    • 第十二話 氷牙
    • 第十三話 墓場
  • 第11巻 ISBN 4-06-349265-6
    • 第十四話 光牙
    • 第十五話 迷宮
    • 第十六話 地獄車
    • 第十七話 師弟
    • 第十八話 特訓
  • 第12巻 ISBN 978-4-06-349282-8
    • 第十九話 渦潮
    • 第二十話 新必殺技
    • 第二十一話 海戦
    • 第二十二話 命のベルト
    • 第二十三話 不死身の男
  • 第13巻 ISBN 978-4-06-349309-2
    • 第二十四話 継承
    • 第二十五話 奪還
    • 第二十六話 胎動
    • 第二十七話 進化
    • 第二十八話 再進化
    • 第二十九話 最終進化
  • 第14巻 ISBN 978-4-06-349354-2
    • 第三十話 戦士の本質
    • 第三十一話 越える欲望
    • 第三十二話 帰還
    • 第三十三話 燃える巨人
    • 第三十四話 魂と共に
    • 第三十五話 セットアップ
    • 第三十六話
  • 第15巻 ISBN 978-4-06-349398-6
    • 第三十七話
    • 第三十八話 影の切り札
    • 第三十九話 トモダチ
    • 第四十話 ガランダー
    • 第四十一話
    • 第四十二話
  • 第16巻 ISBN 978-4-06-349426-6
    • 第四十三話 正義の戦士
    • 第四十四話 統率する者
    • 第四十五話 交錯
    • 第四十六話 双頭の牙


※第2部以降のサブタイトルは連載時には存在せず、単行本化の際に付けられている。また、第2部第二話が作者急病のため2回に分けて掲載されて以降、単行本での各話の区切りが掲載時と異なることが数回ある。なお、第3部第四十六話は描き下ろし(正確にはマガジンZ未掲載分)である。

公式ファンブック[編集]

  • 受け継がれる魂 ISBN 4-06-334551-3 (監修:石森章太郎プロ・村枝賢一)
  • 受け継がれる魂II ISBN 4-06-334771-0 (監修:石森章太郎プロ・村枝賢一)

公式ガイド[編集]

『新 仮面ライダーSPIRITS』[編集]

  • 第1巻 ISBN 978-4-06-375832-0
    • 第1話 孤独
    • 第2話 新たなる鼓動
    • 第3話 皮肉という名の肖像
  • 第2巻 ISBN 978-4-06-375902-0
    • 第4話 7人の仮面ライダー
    • 第5話 終焉・・・・その果て
    • 第6話 巡る絆
    • 第7話 足掻きと贖い
  • 第3巻 ISBN 978-4-06-375983-9
    (特装版[3] ISBN 978-4-06-362173-0
    • 第8話 ゼロ、禍々しき
    • 第9話 太古の光
    • 第10話 友よ、おまえのためならば
           アマゾンライダーここにあり
    • 第11話 トモダチのいる世界
    • 第12話 荒廃
  • 第8巻 ISBN 978-4-06-376890-9
    (特装版[8] ISBN 978-4-06-362258-4
    • 第28話 遠い日の憧憬
    • 第29話 稚き誓い
    • 第30話 ショッカー、最後の拠点(アジト)
    • 第31話 開きし黄泉路
    • 第32話 反撃の破片


仮面ライダーSPIRITS画集[編集]

登場人物[編集]

村雨 良 / 仮面ライダーZX[編集]

第2部以降の主人公。第1部第十一話で、完全に記憶を消された状態でBADAN改造人間部隊の隊長・ムラサメ / コマンダーとして登場した。

乗用しているマシンは、三影が乗っていた特殊戦闘バイクを戦闘時に奪ったものだったが[9]、『新 仮面ライダーSPIRITS』第7話で緑川ルリ子を救出後に大破した。その後、そのマシンはルリ子が海堂博士に「ABSシステム」を届けた際、滝によって村雨邸に待機していた立花藤兵衛のもとに届けられ、現在は立花レーシングクラブにて修理中である。

BADANに記憶を奪われてしまったことで冷徹な印象を与えていたが、記憶が戻った後は本来の陽気な性格を取り戻した(滝いわく、記憶が戻る前が本郷に似ているらしく、記憶が戻った後は「気持ち悪いくらいに明るい」)。だが、常識から外れた行動が多く、がんがんじいの「仮面」を素顔だと思っていたりと、天然な部分が散見される。髪型は特徴的な天然パーマで、コマンダー時代は完全なパンチパーマだったが、戦いとともに徐々にクセが抜け、現在では軽いパーマ程度になっている。

初登場時はBADANの先兵としてストロンガーと対決し、チャージアップ状態だった彼を圧倒するが、超電子ウルトラサイクロンで首から下を吹き飛ばされ、三影によって回収されたその首には、ZXとしての新たな身体を与えられる。

脳以外の99%を機械化されたパーフェクトサイボーグのその身体は、JUDOがこの世界に甦るための器として作られたもの。第2部では、その身体とともに一条博士が作り上げ、海堂博士とルミからはめ込まれたメモリーキューブにより、魂がJUDOと入れ替わるのを防いでいた。月面でJUDOと交戦した際にキューブは失われたが、もう体を乗っ取られることはないと確信している様子である。

最後の者」を意味する「ZX」の名が示す通り、そのスペックは高く、第2部第二話においても1号ライダーに半壊させられた身体を一瞬で自己再生し、その直後にZXキックで1号・2号に大きな大ダメージを与えた。ただし、これほどのスペックを完全に発揮するためには全身が赤く発光していなければならず、基本的には発光するためには特定ポーズを取らなければならない。記憶を取り戻す以前はバダンの調整を受けて高いスペックを持っていたと言われるが、「痛覚の喪失(脱走のちに回復)」など、記憶とともに彼が喪失感に苦しむように意図的に調整されていた模様。

1号ライダーとの初対峙の際に受けたライダーきりもみシュートをのちに会得する、スーパー1の赤心少林拳の一部“梅花の型”を再現するなど、修得能力に長けているようである。

第3部では全国各所にて再生怪人と奮戦している先輩ライダーのもとに駆け付け、ともに戦うことで彼らの生き様と触れ合ううちに成長していく。

がんがんじいとともに北海道に向かい、摩周湖でスカイライダーと共闘。幹部を倒し、残党の処理をスカイライダーに託して10分隊とともに京都に移動し、東寺でガラオックスによる作戦を潰すと同時に2号ライダーと協力してブラック将軍を倒し、ゲルショッカーを壊滅に導く。

その後、10分隊と別れてライダーマンとともに瀬戸大橋から時空魔法陣を通って四国に移動。香川県で志郎と藤兵衛と合流し、キバ一族を倒す。四国全土を覆う黒雲が放つ特殊な電磁波によって力を20%以下にまで封じられてしまうが、新技・ZX穿孔キックを編み出したことで徳島でツバサ大僧正を除くツバサ一族を壊滅させ、V3の待つ高知県に向かう。3幹部を倒して成長をV3=志郎に見せる。ツクヨミに導かれ牢獄内でJUDOと交戦し、JUDOの振るう全ライダーの力に苦戦するも、彼に恐怖を与えて牢獄から脱出。スーパー1が残したVジェットで時空魔法陣を超えて月面から島根に駆けつけ、10分隊と合流してXライダーを助ける。

アマゾンと6分隊の救援で沖縄に移動し、アマゾン化したゼロ大帝と戦い劣勢を覆しかけたが、ギギとガガの腕輪による破壊の光に呑まれて消滅しかけるが、無事生還。さらに、富山でXライダーと合流し、青森でスカイライダーやスーパー1とも合流。赤心寺でクレイジータイガーを倒したのち、青森市街でテラーマクロ・悪魔元帥の決着をつける一也を見守った。

ドグマとジンドグマの鎮圧後は、ほかのライダーより遅れて東京に到着し、岩石男爵配下の戦闘員に囲まれた石倉五郎を救っている。岩石男爵を1号との共闘で撃破した後、五郎と共に時空魔方陣に飛び込んで海底のショッカー基地に突入し、地獄大使率いる怪人軍団との戦いに向かう1号をサポートし、自身はゾル大佐・死神博士と交えている。

本作オリジナルの必殺技[編集]

ライダーきりもみシュート
本来は1号の必殺技。第2部第二話で1号からこの技を受けた際、会得した。
ライダーダブルシュート[10]
竹トンボシュートとの合体技。第3部で、ゼネラルモンスターと魔神提督を同時に倒したZXのライダーきりもみシュートとスカイライダーの竹トンボシュートの同時攻撃。
ライダー車輪
本来は1号・2号の合体技。第2部で2号の脳波誘導のもと、1号とともに使用し、ショッカーライダーを倒した。
ライダーダブルキック
ライダー車輪同様、本来は1号・2号の合体技。第3部で2号とともに使用、ヒルカメレオンを倒した。
ZX穿孔(せんこう)キック
全域を包む特殊な電磁波のため、本来のZXキックを出せない四国でツバサ一族に敗れた後、立花藤兵衛の特訓によって開眼した技。怪人を抱えずにライダーきりもみシュートを放つことで凄まじい竜巻を発生させ、渦の中心に巻き込まれた何体もの怪人に向かって上昇しながら、さらなる回転を加えたキックを放ち、全員を一気に破壊する。ツバサ大僧正を除き、対戦していたツバサ一族の全怪人を撃破した。その後も吸血マンモス、死人コウモリ、ザリガーナのデストロン3大幹部を纏めて撃破した。また、月面の虚空の牢獄でJUDOがV3の姿の時にV3スクリューキックと相対する形で使用し、JUDOがZXの姿の時、本来のZXキックの打ち合いの際にも使用している。
梅花の型
本来は仮面ライダースーパー1が使う赤心少林拳の型の一つ。JUDOが変身したスーパー1に対して使用した。
ZXかげろう崩し
敵の目の前に分身を映し出し、怯ませた隙に分身の中を擦り抜けながら電磁ナイフで切り裂く技。島根県でGOD神話怪人4体を纏めて倒した。命名はベイカーだがヒューリィにはイマイチと評され、ZX自身も少し呆れていた。
ダブル大切断
アマゾンとの連携技。自身の武器である電磁ナイフとアマゾンの大切断で相手を木っ端微塵に斬る。キノコ獣人を倒した。

本郷 猛 / 仮面ライダー1号[編集]

他作品での設定などは、本郷猛を参照。

ショッカーやゲルショッカーから日本を守った最初の改造人間。

第1部第一話でニューヨークに現れ、滝とともに大コウモリ怪人(仮)を倒す(この時、滝をパートナーとして認めて「ダブルライダー」を名乗っている)。その後、それまでの自分の経緯を「どこにいっても相変わらず」と滝に答えている。

第2部で当時バダンの尖兵だったZXと対決し、この時は改造人間としては遥かに性能が上回るはずのZXを多彩な技で翻弄し、ZXの右足と左手を破壊し、最後は2号ライダーとのライダーダブルキックで破壊できるところまで追い詰めるが、タイガーロイドが身を挺して庇ったため、未遂に終わる。

その後は世界各地でバダンと戦っていた。

サザンクロスにおける敬介の救出には、一文字やアマゾンとともに乗り込む。その際、復活したモスキラスやシオマネキングのショッカーの再生怪人を「強化された別物」と悟って対峙。

東京において即興でZXと組み、復活したショッカーライダーと戦闘。不意打ちで右脚を痛めていたものの、ZXの飛行能力に救われ、2号ライダーの脳波通信によるサポートでのライダー車輪でショッカーライダーを間一髪仕留めた。

第3部序盤にて東京都で再生ゾル大佐、再生死神博士、再生地獄大使率いる再生ショッカー怪人軍団と戦闘を開始する。戦闘中、援護にきた一文字とともに乱入したデルザー軍団に苦戦する。ショッカーとの長い戦いから満身創痍の身でありながらも、岩石男爵に人質に捕られようとしていた克己と和弘を、間一髪の登場で救出。ZXとの共闘で岩石男爵を撃破した後、地獄大使率いるショッカー軍団に時空魔方陣で海底の基地に召喚され、ZXや石倉五郎とともにショッカーの怪人軍団と抗戦する。

『新 仮面ライダーSPIRITS』におけるショッカーと戦っていた頃の番外編では、旧1号として登場(容姿もそれに沿ったものとなっている)。そこでは、ショッカーの改造人間たちと戦う苦悩、一文字を助けたことで「仲間(地獄への道連れ、共犯者)」を得た後悔が描かれた。その後の本編では、ほかの仮面ライダーを仲間にしたことも後悔していた。また、本郷の顔にも改造手術の痕が見られた。一文字の再生手術後、彼に日本を託し、欧州に帰還した死神博士を追って彼の地へと転戦した。第6話冒頭で、第2期強化改造人間の放った弾丸「korrosion[11]弾」により破壊された一文字のタイフーンを再生するに当たり、防御用シャッターを設置したのは本郷である。

ヨーロッパでカール博士救出の回想シーンが挿入され、戦いを重ねるごとに再生・強化が繰り返されて破壊力を増し、旧1号から桜島1号に体色変化も描かれている。

本作オリジナルの必殺技(1号)[編集]

ライダー車輪
本来は仮面ライダー2号との合体技。第2部でZXとともに使用し、再生ショッカーライダーを倒した。

一文字 隼人 / 仮面ライダー2号[編集]

他作品での設定などは、一文字隼人を参照。

本郷=1号ライダーとともにショッカーやゲルショッカーから日本を守った2人目の改造人間。本業はフリーのカメラマン。

本作では、ガモン共和国で未だ止まない軍人達の戦闘を懸念しながら戦場カメラマンとして活動していたが、BADANの侵攻によって再び仮面ライダーとして前線で戦うことを決意。

「力の2号」としての一面だけでなく、明るくコミカルな性格で子供好きな一面が色濃く現れているのが、本作での特徴。また、悲しみや怒りなどの負の感情を人前では見せないが、内心では誰よりも激しい正義感とともに燃える男であり、激しく憤る(本人いわく「ブチギレる」)と顔に改造手術の痕が浮かび上がるという、石ノ森章太郎による漫画版『仮面ライダー』での設定がオマージュとして用いられている。第1部でクモロイドからも「なかなかの性能だ」、断末魔には「それほどの力を有しながら」と敵ながら称賛され、戦闘能力の高さも健在であった。

第2部第一話ではBADANに再び襲われたガモン共和国の真美のもとに駆け付け、子供達の恐怖を和らげるべく、痩せ我慢を見せつつも単身で奮戦。その後、1号ライダーとともにZXにライダーダブルキックを放つが、身を挺したタイガーロイドによって阻まれた。

第3部では、京都府において再生ブラック将軍率いる再生ゲルショッカー怪人達と戦闘する。ZXとの共闘で鎮圧するが、再生ヒルカメレオンとの戦いにおいて吸血されており、一時は療養が必要な状態であった。しばらくして、東京で戦っている本郷の援護に向かい、間一髪でデルザーの鋼鉄参謀から本郷を救う。両腕を負傷しつつもその不屈の闘志でスーパー1とともに鋼鉄参謀やドクロ少佐に立ち向かう。

『新 仮面ライダーSPIRITS』第1話は、一文字がショッカーに改造される前日談となっており、第1話ラストで死神博士にその身体能力を見込まれ、第2話でショッカーに改造された。なお、原作設定では本郷とはショッカーに改造される以前からレーサーとカメラマンという間柄の知人だったが、本作では一文字はショッカーを調査するカメラマンとして本郷に接触する形になっている。

本編では新2号として登場するが、放送に倣って『ストロンガー』以降の色の濃いマスクの後期型の新2号である。だが、『新 仮面ライダーSPIRITS』第3巻特装版の表紙にのみ、TV版同様のカラーリング(メタリックグリーン)の新2号が描かれている。

本作オリジナルの必殺技(2号)[編集]

ライダーダブルキック
本来は1号との合体技。第3部では、ZXとこの合体技を使用している。
ライダーダブルパンチ
本来は1号との合体技。第3部では、滝とこの合体技を使用している。

風見 志郎 / 仮面ライダーV3[編集]

デストロンから日本を守った3人目の改造人間。

第1部第四話にて、エジプトで行方不明になった発掘調査隊を調査していた。第五話でのV3マッハキックは、1号ライダーのライダーきりもみシュート同様に新解釈がされており、愛車ハリケーンとの連携技となっている。結城とは気心が知れた仲であることが強調されている。

TV版では本郷同様、陽気で熱血漢な部分もあるが、本作ではクールかつストイックな性格を強調。特に境遇が似ている良には厳しく接し、改造人間として生きる意味や仮面ライダーとして戦う覚悟などを、度々問い掛けている。

第2部第三話では、暗闇大使によって金縛りにされた1号・2号を間一髪のところで救出。第二十一話では、復讐心に駆られて我を忘れたZXと対決し、互いの必殺キックをぶつけ合って大ダメージを負った。この時は復讐に囚われた良を同じ仮面ライダーとして認めず、仲間とすることも拒否するが、滝やルミの言葉、良の中にある復讐心以外の「戦う理由」を垣間見たことから、しばらく様子を見ることを決意。

第3部では孤立した四国でサザンクロスと戦い、ダブルタイフーンの左側を損傷。四国全域を覆う特殊な電磁場によって本来の力を出せずに焦るZXに、再び仮面ライダーとはどういったものかを語り、再起するきっかけを与える。不完全なベルトと癒えない傷を抱えながらも、再生ドクトルGを含む再生デストロン軍団を、残る力を振り絞ってその性能をフルに活かして制圧。特訓によって新たな技を習得し、助っ人に駆けつけたZXが一人で再生ヨロイ元帥ら三幹部を撃破するのを見届け、その成長に目を細めると同時に、初めて10人目の仮面ライダーとして認めた。

良のことを含む後事を親友である結城に任せ、自らは姿を見せたJUDOに対し、相打ち覚悟の全力攻撃を敢行。幸い死ぬことはなかったが、その反動で変身不能に陥る大ダメージを負ってしまう。しかし、JUDOに痛打を与えて四国を開放することに成功する。

その後は、結城に託されたカセットアームを頼りに静岡へと移動し、再生ブラックサタンとの戦いで苦戦気味であった茂の援護を行った。ブラックサタン鎮圧後は1号・2号と合流すべく茂とともに東京に姿を見せる。隊長ブランクと対峙するストロンガーの援護をするが、本郷たちと合流できない現状に苦戦する。

本作オリジナルの必殺技 (V3)[編集]

V3火柱キック
26の秘密の1つであるが、TV版では設定のみ存在した必殺技。1号いわく「命と引き換えにする技」で、大首領を倒すために瀕死のV3が決死の思いで使用した。
レッドランプ、レッドボーン、ダブルタイフーンの全てのエネルギーを解放し、巨大な熱量を発生させ、それを右足一点に集中させて放つ超必殺技。
カセットアーム
本来は結城=ライダーマンの武器(義手)。変身不能となった時の戦力不足を補うため、結城から託された。風見の場合は義手としてではなく、道具として利用している。
マシンガンアーム
カセットアームの1つ。結城との関係上、『KIKAIDER00』でもV3の武器として使用されている。銃撃戦の元は宮内洋が演じてきた『スパイダーマン』ゲスト時の立花郷や、『宇宙刑事ギャバン』の宇宙刑事アランがショットガンを扱う姿がモデルとなっている。
ネットアーム
カセットアームの1つ。スパーク回収時、使用された。

結城 丈二 / ライダーマン[編集]

他作品での設定などは、結城丈二を参照。

デストロンの科学者だったが、裏切って志郎=V3とともにデストロンから日本を守った4人目の改造人間。

本作では、第1部第六話でTV版において描かれなかったプルトンロケット爆発からの生還劇とアンリとの出会いを描いている。その一方、改造部分はあくまで右腕のみで、スーツは人間以上の身体能力を発揮させる強化服であるということが強調されている(しかし、スーツの性能は大幅に改良されており、第2部では一文字からのテレパシーを受け取る場面が存在する)。そのほか、科学者とあってほかの仮面ライダーのメンテナンスも行っている。本作の設定として、研究員時代はデストロン機械合成怪人軍団の武器や能力などは、結城が開発に関わったことが示唆されている。

前述のアンリとの縁から、インターポールと仮面ライダーとの橋渡しを行うことも多い。かつてタヒチで出会った少女・ヒナウからは「ジョージ」と呼ばれ、アンリともども両親のように慕われていた。

第3部では、四国で窮地に陥っている志郎や藤兵衛の元に駆け付けるべく、無理にオーバースペック改造を施させたライダーマンマシンで瀬戸大橋を越えようとした。四国では愛媛でヨロイ一族と交戦し、特殊な硬化ムースで敵の動きを封じ、ヨロイ元帥を追って高知に向かう。変身不能に陥った志郎のために自身の右腕をその場に置き、BADAN本拠地に潜入。

富山湾で再生悪魔元帥が繰り出したバダンシンドロームを繰り出す幻影の竜を、内部のシステムを破壊することで消滅させる大役を果たしている。志郎に託したのはカセットアームのみで、ヘルメットは所持しており、「幻影の竜」制御の折には変身し、新たに開発した「コントロールアーム」によって制御し、青森へと導いた[12]。だが、この制御によって時空破断システムの生体コンピューターのうちの3割が脳死した。

JUDOが歴代ライダーに変身した際、ライダーマンのみ再現されなかった。また、暗闇大使からは「イレギュラー」と呼ばれたが、これはライダーマンが完全な改造人間ではないためである。

装備の設定変更[編集]

TV版では不確かだったカセットアームの変換が、ベルトの両腰のポケットがエナジーコンバーターであった設定から、変換用のカセットが入っていることに変更され、そのカセットを肘部のスロットに挿入して変換される設定になっている。

本作オリジナルのカセットアーム[編集]

マシンガンアーム
『V3』放送時も、関連雑誌などの設定のみ存在したアタッチメント・アーム。
オペレーションアーム
『V3』放送時も、関連雑誌などの設定のみ存在したアタッチメント・アーム。改造人間の手術用で、戦闘向きではない。
コントロールアーム
バダン潜入後、新たに結城が時空破断システムを制御するために開発した新アーム。まだまだ調整の余地があり、完全ではない。

※ドリルアームは、TV版では外部からの電力供給が必要としたが、供給なしで使用可能になっている(バッテリーが切れている場合に使用するには、2500ボルトの電源が必要という設定で、TV版での使用時はその状態だったとも言われる)。

神 敬介 / 仮面ライダーX[編集]

GOD機関から日本を守った5人目の改造人間。深海開発用改造人間「カイゾーグ」でもある。

冷めた態度を見せるがそれは本質ではなく、実際は熱さも思いやりも持つ。周囲に対して一歩引いて接するのも、かつて大切な人を次々と失った心の傷によるものであり、これ以上誰も失いたくないという思いからきているもの。

第1部第七話にて、スペインで海難事故の調査でグレコ老人に接近し、身の回りの世話や船仕事などの手伝いとして住み込んでいた。そこでアンリや滝と対面するが、滝からは不興を買う。

第2部第二十話では、海底に沈んでいた銀のドクロを回収に現れたコマンドロイド部隊を追跡調査中、タイガーロイドに左腕を切り落とされ(のちにアマゾンが回収)、要塞サザンクロスに捕らわれの身となった。さらには、他のライダーたちが救出にくることを見越した暗闇大使によって胸部に「肉の種」を植え付けられ、操り人形と化してアマゾンライダーに襲い掛かったが、「肉の種」を取り除かれたことで正気を取り戻した。

第3部では、山口県秋芳洞でキングダーク2号機を守るGOD悪人軍団と戦闘。ZXやSPIRITS第10分隊とともに、組織を鎮圧。その後、インターポールの佐久間にタイガーロイドと戦った際の情報を提供しており、現在は石川県でジンドグマと戦う一也=スーパー1の援護に向かい、SPIRITS第九分隊と合流。富山県に現れた悪魔元帥のもとに向かい、スーパー1とも合流した。竜とともにスーパー1が消えた直後にやってきたZXと第10分隊とともに、青森に移動。ドグマとジンドグマの鎮圧後は洋とともに東京へと向かい、ドクターケイトに立ち向かう。

ベルトには武器のライドルを修復する能力もあり、タイガーロイドとの戦いでグリップを残し燃え尽きてしまったが、ベルトのバックルに収納することで完全修理している。また、マーキュリー回路停止という非常時には「セタップ」と「大変身」を使い分けられることも加えられている。

本作オリジナルの必殺技 (X)[編集]

水中での真空地獄車
キングダーク2号機に対して使用。『HERO SAGA MASKED RIDER X EDITION -ゼウスの息子-』で使用された水中地獄車と同様の技。

アマゾン(山本 大介) / 仮面ライダーアマゾン[編集]

ゲドンやガランダー帝国から日本を守った6人目の改造人間。第二の故郷・ブラジルに帰国後は現地ガイドを営んでいた。TV版同様、本名である「山本大介」の名前は本編中には登場せず、一貫して「アマゾン」と呼ばれている。

言葉遣いは、TV版後半や『ストロンガー』客演時で見せたような流暢さを身につけた設定は破棄され、前半時の片言混じりに統一されている。性格は野生児ゆえに子供のように無邪気で人懐っこい。TV版最終回(第24話)で入手したガガの腕輪は、愛車・ジャングラーのカウル内に収納されていた。他のライダーに比べ、良との友情や信頼関係はいち早く熱い一面を見せており、良を信じて自身の技でもあるモンキーアタックを伝授している(その証拠に、ZXと組んで戦った時の相性は抜群であった)。

第1部では、超天才児のビクトル・ハーリンとともに向かったギアナ高地での戦いの中、かつてTV版でマサヒコと「トモダチ」になったように彼との友情を育み、孤独から救った。トカゲロイドに対し、TV版でゼロ大帝を葬った「スーパー大切断」を使用したが、アームカッターを巨大化させて威力を増強した演出もなされている。

第2部では、一文字の台詞によれば単独行動が多いらしく、要塞サザンクロスに捕らわれた敬介のもとに現れる。しかし、「肉の種」で操られた敬介=Xライダーに襲撃されて危機に陥るも、その場に現れた伊藤博士の助言で胸部の「肉の種」を取り除き(胸の一部ごと強引に噛み千切っている)、救出している。後日、地中海の海底に敬介の左腕を回収するといった離れ業を披露。先の「肉の種」を摘出時に涙を浮かべており、友情や肉親間の繋がりを大事にする彼の想いが強調されている。

第3部では熊本県阿蘇山火口を舞台に、ガガの腕輪を奪われつつも再生十面鬼ゴルゴス率いる再生ゲドン、そして再生ガランダーを相手に戦闘。のちに第10分隊と合流し、ZXと協力してガランダーの獣人たちと戦う。だが、その途中でニードルの針に操られて巨大化・暴走したモグラ獣人に、腕輪を装着した左腕を切断されて瀕死の重傷を負い、仮死状態に陥る[13]。ZXのほか、滝、ゴードン、ビクトル、マサヒコの活躍によってギギ・ガガの腕輪を装着した左腕の奪回に成功。奇跡的に復活を果たし、ゼロ大帝に反撃を開始し、撃退へと追い込んで組織を鎮圧する。

現在はほかのライダーたちと合流すべく東京に到着し、狼長官との戦闘を開始。

本作オリジナルの必殺技(アマゾン)[編集]

ダブル大切断
ZXとの連携技。大切断とZXの電磁ナイフで相手を斬る。

城 茂 / 仮面ライダーストロンガー[編集]

ブラックサタンやデルザー軍団から日本を守った7人目の改造人間。

主題歌の歌詞通り、ジンドグマ壊滅後は日本に戻り、神奈川県三浦市内で藤兵衛の経営する立花レーシングクラブで住み込みで働く傍ら、岬ユリ子の墓[14]を守っていた。

性格はTV版の初期設定だったニヒリズムかつ荒い性格のもので、TV版後半や『仮面ライダー (スカイライダー)』客演時に見せた温和で大人びた言動は一切見せない。加えてやや直情思考な設定も加えられており、ピンチにも虚勢を張る姿勢も見せていた。

第1部第十一話・第十二話で、コマンダーだった良率いる改造人間部隊に苦戦して満身創痍になる。しかし、かつてユリ子がそうだったように、命を落とす覚悟で超電子ウルトラサイクロン(本作オリジナルの必殺技)でコマンダーを部隊ごと破壊した。

コマンダーの一件からZXを敵視するようになり、第2部第三話でほぼ同じ顔であるコマンドロイドに対し、必要以上に敵意を剥き出しにして徹底的に破壊。

敬介救出時には、スカイライダーの助けで上空に浮上したサザンクロスから1号・2号を救出。

その後、東海地方の自衛隊駐屯地が再生ブラックサタンに壊滅させられた後で遅れて到着したが、何も守れなかった悔しさのあまり、1号ライダーの制止も聞かずに変身する。その際、ZXが1号ライダーとともにいると知り、東京に移動。ZXと戦い、本気で倒そうとするが、その最中にZXが身を挺して心中を図った一家を救う姿を見て、かつてBADANの尖兵であった彼ではないことを悟り、東海地方に戻っていった。

第3部で、富士山山麗で再生百目タイタンとデッドライオンの率いる再生ブラックサタンと交戦。再生タックルとの戦いでは生命装置を損傷してしまうが、かつての親友・沼田五郎に重ねた奇械人・再生スパークの装置を移植して復活。再生百目タイタンを仕留め、組織を鎮圧する。現在は志郎とともに東京に姿を見せる[15]。隊長ブランクとの戦いの中、過去の記憶が残って自分を憎む改造魔人との再戦によって戦意を増す。

本作オリジナルの必殺技(ストロンガー)[編集]

超電子ウルトラサイクロン
かつて、タックルが使用した自爆技ウルトラサイクロンの超電子バージョン。ストロンガーが使用しても自爆技となるが、再改造によって埋め込まれていた超電子ダイナモが自爆に導くはずだった余剰エネルギーを押さえ込む形となり、自滅は免れた。
STRONGER
ブラックサタンの改造手術失敗によって命を落とした友人・沼田五郎の考案した、茂とのアメフトによるコンビネーション。沼田の投球と茂の優れた俊足の連携によってゴールを決める技だが、学生時代に試合で失敗に終わっている。再生スパークの生命装置移植で甦ったストロンガーと、志郎が放ったパンツァーファストによって「STRONGER」を敢行し、再生百目タイタンに致命傷を与えることに成功した。

筑波 洋 / スカイライダー[編集]

ネオショッカーから日本を守った8人目の改造人間。本作では10人ライダー中、最年少という設定を活かした若々しい容姿にデザインされている。優しさや爽やかさ、人の良さが前面に押し出されているのが本作での特徴。

第1部第十三話で、BADANがボーヒネン博士を狙うと考え、がんがんじいとともにノルウェーを訪れて警護に当たる。

ドクガロイドと空中戦を繰り広げるが、猛毒の鱗紛攻撃の前に重力低減装置を損傷させられ、墜落してしまう。中毒症状に陥って一度敗退し、フレイアの解毒能力によって回復後、ボーヒネン博士によって再改造させられそうになった彼女を助け出す際、彼女と同じ解毒能力を得た(偶然かつ一時的)。ドクガロイドとの再戦の際には鱗紛攻撃を克服し、ライダーブレイクを敢行した。まだ自己修復が済んでいない重力低減装置の代わりに、特技のハンググライダーを用いて追撃し、上空から大回転スカイキックを放って撃破した。ドクガロイドが言い放った「人間は弱いから裏切り、奪い合う。弱いから恐れ、殺し合う。それが人間だ」という言葉に対し、その現実を認めながらも仮面ライダーとして人類のために戦うことを改めて決意。

結果として、フレイアから兄・フレイを奪ってしまったことに対して謝罪の涙を浮かべるなど、TVシリーズの心優しく涙もろい性格は健在である。

第2部では、ストロンガーを連れてサザンクロスからXライダーとアマゾンライダーを救出。

第3部では、北海道に陣取った再生ネオショッカーに立ち向かう。ZXとともに再生怪人部隊を撃退後、「仮面ライダー」の名を語ることに躊躇する良を叱咤激励した。その後、再生した大首領を相手に奮闘し、大首領の弱点である右足に大ダメージを与えたが、爆発の勢いで生死不明となってしまう(これはTV版の最終回へのオマージュと思われる)。無事に生存が確認されたのは、行方不明になったその日から6日後、かつて改造手術を施した命の恩人・志度敬太郎に救われてからのことであった。

重傷から回復した現在は、石川県で戦うスーパー1に代わってドグマを鎮圧すべく東北に到着。ZX、Xライダー、スーパー1とともにドグマを鎮圧した後は、東京の1号・2号の援護に向かい、その際に荒ワシ師団長の攻撃から滝を救う。

罪悪感に苦しみつつも、亡き父代わりとして自分を案じる志度に対しては「博士」ではなく、あえて「志度ハングライダークラブ」の「会長」と呼ぶなど、彼を気遣う姿が見られる。

本作オリジナルの必殺技(スカイ)[編集]

ライダーダブルシュート[10]
ZXのライダーきりもみシュートと竹トンボシュートとの合体技。第3部で、再生ゼネラルモンスターと再生魔神提督を倒した合体技。

沖 一也 / 仮面ライダースーパー1[編集]

ドグマ王国やジンドグマから日本を守った9人目の改造人間。第1部第十五話ではTV版最終回(第48話)の設定を踏まえ、本来の惑星開発計画の仕事に戻って月面基地の建設に従事していた。

第2部では、志郎や結城とともに良の窮地に駆け付け(TVスペシャルでの俳優顔出し対面の再現)、3人で同時変身を披露。冷熱ハンドの超高温火炎や赤心少林拳“梅花の型”を披露するも、一時的に良の身体を乗っ取ったJUDOによって金縛りに遭い、動けなくなってしまう。第二十話では、ヤマアラシロイド側に付いたZXと対峙。ライダーマンのロープアームにエレキ光線を放つ合体技を披露したり、ヤマアラシロイドの棘攻撃を“梅花の型”で防いで、村雨の復讐心を煽るヤマアラシロイドに対し、TV版同様に毅然とした態度を貫いて見せた。

第3部では、東北地方で再生ドグマ怪人軍団、北陸地方で再生ジンドグマ怪人軍団を相手に戦う。東北でドグマと戦っていた際、宇宙空間に留まっていたZXに通信連絡でVマシンを貸し与え、ZXの地球帰還に協力している。

石川県医王山でジンドグマの幹部怪人と戦っていたが、4幹部の長期戦に持ち込まれ、チェックマシンによるメンテナンスが受けられず、身体機能低下を計られ苦戦の状況に陥った。その中、チェックマシンを用いて応援に駆けつけた谷とチョロの助けもあり、事なきを得た[16]。しかし、悪魔元帥の稲妻電光剣から発せられた稲妻による竜の映像に伴うバダンシンドロームの影響を受け、精神と肉体が分離した状態となってしまう。その後、結城の「幻影の竜」制御によって青森県まで運ばれ、津軽工業高校ねぶた製作部に助けられたが、バダンシンドロームの影響で変身できずにいた。

一也=スーパー1以外のライダーは、望まずに改造された、組織によって瀕死状態にされたり近親者や友人が殺されたという様々な要因によって免疫が存在しているようだが、自分から望んで仮面ライダーになった一也には免疫はないようである。だが、もう一つ理由があり、スーパー1は赤心少林拳の気功を使うために、ほかのライダーとは違って神経が末端までボディに張り巡らされていた。今回のバダンシンドロームは神経組織に恐怖のプログラムが隠されており、神経から脳へと侵食する。そのため、バダンシンドロームに罹災した。通信能力が回復・作動し始めた時、ZXから竜を服従させていたJUDOのいくつかの記憶を受信し、反対に脳から神経へと浄化されてスーパー1の能力を取り戻した。

カイザーグロウとサタンスネークの合体怪人を倒した後、敬介や洋とともに関東に向かい、鋼鉄参謀とドクロ少佐に追い詰められた2号ライダーを救う。

本作オリジナルの必殺技(スーパー1)[編集]

桜花と梅花の合体技
一也の梅花と義経の桜花の合体技。スーパー1へ変身不能となった一也が、地獄谷五人衆の1人・ヘビンダーを倒すために使用。
桜花
「梅花」が防御に徹して相手の気を外へと誘う守りの拳であるのに対し、「桜花」は敵の攻撃を躱さずにその力を利用して、すべての気を鋭い点に集めて真芯を切り裂く防御を捨てた必殺拳。一也は義経の上記の「桜花」によって会得し、カイザーグロウとサタンスネークの合体怪人にスーパー1の戦闘起動は0.1秒しか出来ないという制約の中、呼び出したVハンドの内の4種の腕に憑依した師や2人の友と自ら(スーパー1への改造のため、自ら望んで死んだ一也自身)の梅花に守られながら放ち、最後はスーパー1の駆動限界を迎えて変身が解けながらも一也が放った「スーパーライダー梅花二段蹴り」で勝利する。それには、復帰した目黒圭一が放った不死身のカイザークロウの唯一の欠点である右肩に留まっていた鴉の足跡への銃撃が助力している。

滝 和也 / 滝ライダー[編集]

本郷や一文字とともにショッカーやゲルショッカーから日本を守ったFBI捜査官。改造人間ではないが、本作においては彼も仮面ライダーと同等の扱いなので、ここに分類する。

ショッカーやゲルショッカーとの戦いの中で世界の裏側を知りすぎたため、アメリカに帰国した後は閑職に追いやられていたが、新たな敵組織の暗躍を察知して現場復帰。FBIは本国以外での捜査権を持たないため、かつての戦いの時期はインターポールに出向していた。

本作では村枝の代弁者的存在としても描かれており、歴代ライダーをはじめとする登場人物たちの言動に一喜一憂している。

第1部第一話では実質上の主役を演じている。黒ずくめのスーツとドクロ模様のヘルメットに身を包み、自ら「仮面ライダー」を名乗って、大コウモリ怪人(仮)と対決した。力及ばず危機に陥ったが、駆け付けた1号ライダーに助けられた。続いて第二話でも、意気消沈していた一文字を再び立ち直らせ、仮面ライダーの存在を真摯に説くなど重要な役を演じている。

第2部ではBADANの圧倒的な力に心を折られそうになるも、結城との出会いで立ち直り、再び滝ライダーとなって彼とともに反撃の狼煙を上げる。やがて放浪中の良と出会うと、変身能力を失いかけた彼に変身ポーズの大切さを説き、仮面ライダーとなるきっかけを作り、村雨邸に逗留して良に戦い方を教えている。また、復讐に逸る良を仲間にすることを拒否した志郎には、本郷や一文字とともに戦っていた立場から、仲間を信じる心を思い出させている。

第3部では佐久間からの要請を受けてSPIRITSの隊長に就任し、改造人間ではないながらもBADANと戦う人々の代表的存在となっている。京都では再生ゲルショッカーと戦う一文字をサポート。続いて第10分隊と山口へ向かい再生GOD機関との戦いに就くもキングダーク2号機機動の核として脳内を支配されてしまう。途中、魂として現れた神啓太郎に救われ無事に脱出に成功。元の人格を取り戻した。次に沖縄へ再生ガランダー帝国と戦うアマゾンのサポートに向かう。アマゾンとはなかなか馴染めずにいたが、左腕を失って瀕死の状態であったアマゾンを救うべく、ゼロ大帝からSPIRITガンソードで左腕を奪回するという快挙を成し遂げた。現在は第10分隊と別行動を取り、藤兵衛の奨めで東京に向かっている。到着直後、デルザーの荒ワシ師団長の襲撃でバイクを真っ二つにされるが、その直前に駆け付けたスカイライダーに救われている。

第1部での本郷や一文字との再会を皮切りに敬介や茂と接触し、同時に藤兵衛と再会時にユリ子の存在も聞かされる。第2部で良と初対面して志郎、結城、一也とも一時にせよ顔を合わせた。さらに第3部でアマゾン、『新 仮面ライダーSPIRITS』で洋と接触を果し、全ライダーと対面した。『新 仮面ライダーSPIRITS』本編ではルリ子と再会している。他にも源次郎などの9人の歴代仮面ライダーそれぞれの協力者たちとの出会いがいくつか描かれている。

『新 仮面ライダーSPIRITS』第1話では、『仮面ライダー』第11話の結婚式が偽装結婚だったことが描かれている。

使用するマシンはホンダワルキューレ[17]の改造車。ライダーとしてのコスチュームは普段はこの車内に収納されている。愛車ワルキューレも対荒ワシ師団長戦で失われ、スカイライダーに救われた後、バイクを欲する彼の目の前にスカイターボが現れた。

滝ライダー[編集]

原作や特撮版の仮面ライダーシリーズには登場しない、本作オリジナルの仮面ライダー[18]。滝が自作のプロテクタースーツ[19]を着用し、火薬やスタンガンを内蔵したナックル、スタンガン仕込みのブーツ、ショットガンなどで武装した姿である。後に結城が開発した特殊ナイフ「SPIRITガンソード」も使用する。その全身は黒一色に統一されており、ヘルメットの顔の位置には大きなドクロが描かれているなど、スカルマンを髣髴とさせる外観となっている。

滝は改造人間ではなく生身の人間だが、この姿で怪人に立ち向かう。 

本作オリジナルの必殺技(滝)[編集]

ライダーキック
本郷や一文字が使用したものとは異なり、スーツに仕込まれた装備で爆撃、または電撃で強化されたキックとなっている。
ライダーパンチ
上記のライダーキック同様、本郷や一文字が使用したものとは異なり、スーツに仕込まれた装備で爆撃または電撃で強化されたパンチとなっている。
ライダーダブルパンチ
本来は、仮面ライダー1号と仮面ライダー2号の合体技。第3部では2号とこの合体技を使用している。
SPIRITガンソード(仮)
SPIRITS隊長となった際に結城丈二が製作した新装備。デザートイーグルに弾倉を兼ねた電磁ナイフを組み合わせた遠近両用の武器で銃撃で牽制した後にナイフで仕留める仕様。

岬ユリ子 / 電波人間タックル[編集]

茂とともにブラックサタンやデルザー軍団から日本を守った改造人間。しかし、デルザー軍団との戦いで死亡したために仮面ライダーにカウントされていないが、仮面ライダー的存在であり、ここに分類する。本作では墓標と回想シーンのみ登場。

TV版で仮面ライダーの称号を贈られていない点について、本作では戦いから解放された彼女を仮面ライダーではなく1人の女性として眠らせたいという茂の願いとして、結論づけている(茂が戦線復帰したのは、彼女との「平和な世界になったら2人で遠い美しい場所へ行く」という約束を守るためであり、パートナーとしての茂の想いは変わっていない)。

再生電波人間タックル(奇械人タックル)[編集]

第3部第三十九話で再生ジェネラル・シャドウの部下としてストロンガーの前に姿を現した。ただし、ユリ子本人が生き返ったのではなく、違う素体から作られた魂のない別個体で、奇械人の1人としての登場。タックルと同じ技を使用できるが、チャージアップしたストロンガーには効果が薄くその面影に躊躇した瞬間、ウルトラサイクロンを放って自爆した。

仮面ライダーの協力者たち[編集]

歴代おやっさん[編集]

立花 藤兵衛
通称「おやっさん」。1号からストロンガーまでの7人ライダーをサポートしていた協力者。
「仮面ライダーSPIRITS」第1部第十一話・第十二話では神奈川県三浦市内で立花レーシングクラブを経営していた。
ユリ子が命を落とした悲しさから、デルザー軍団壊滅と同時に戦いへの参加を拒んだとされている。しかし、BADAN侵攻前に再び立ち上がり、ZXと歴代ライダーの戦いを支援。ショッカーライダー出現時、ライダーと同じ姿が壊れる姿への悲しい表情やZXの特訓での焦り、ライダーたちの生還を何より喜んでおり、前述のユリ子の死を引き摺っているのが窺える。
第3部では主に志郎に同行。四国での戦いでは、良に仮面ライダー恒例の「特訓」をつけて、新必殺技の開発に協力した。四国での戦いが終わった後は、変身不能となった事で、仮面ライダーの中でも特に不利な状況に陥っている志郎を支えつつ、静岡で再生ブラックサタンと戦う茂をサポートした。緑川ルリ子が海堂博士に「ABSシステム」を届け、滝が大破したZXのマシンを届けた時には村雨邸に待機しており、現在は滝と共に神奈川の自身の店に戻っている。ZXのマシンを修理すべく、かつてダブルライダーの愛車として保存しておいた改造サイクロン(ダブルライダーのそれぞれ無事だった部品を合わせた「2個一」の物)のエンジンを頼りに修理を始めるが、緊急を要するので突貫で修理するためには谷源次郎の応援・協力を必要としている。
谷 源次郎
スカイライダーとスーパー1をサポートしていた人物で、2代目「おやっさん」。洋の大学の先輩。ジュニアライダー隊やチョロやハルミを率いて無茶をする姿は、TVシリーズ同様。第2部終盤で立花藤兵衛と出会っている。第3部(『新 仮面ライダーSPIRITS』第14話)ではチェックマシンを用意してスーパー1の応援に石川県に来た。青森に渡ってスーパー1たちの応援に行ったハルミとの連絡後、一瞬頭痛を感じるが、後にバダンシンドロームに冒されてしまいかつての仲間であるブランカのメンバーによって村雨邸に連れてこられる。シンドロームに冒されつつも必死にかつて自分が導いた洋と一也のことを忘れず、その名を呼び続けた。
本誌登場時は髭を蓄えていたが、第3部より髭を剃っている。

良の関係者[編集]

一条 ルミ
海堂博士の元で看護師見習いとして暮らしている少女。父の一条亨博士をJUDOに殺されており、ZXと運命的な出会いをする。優しい性格で暴力を極端に嫌っている。直接的ではないしろ、父の仇に等しい存在である村雨良を一時は恐れるが、彼の事情と内面に触れ、そして真の仇はJUDOであることを知って和解。本郷に習い仮面ライダーとして戦うよう、優しく送り出した。
海堂 肇
優秀な町医者にして生化学者。一条博士や伊藤博士とは科学者仲間かつ親友であり、村雨しずかは教授時代の教え子でもあったため、彼女の弟である良についてもよく知っていた。ZXにされた彼の身体を徹底的に調べ上げた結果、その身体が何のためにあるのかを知って愕然とする。
村雨 しずか
村雨の姉。ルポライターを勤めていたが、BADANに拉致され、良の直前にZXボディの被験者にされてしまう。実験を施された挙句に死亡するが、魂(霊体)となって良を導く。然し、残された肉体(亡骸)はクローン改造を施され、アマテラスのベースとなっている。

本郷と一文字の関係者[編集]

緑川 ルリ子
『新仮面ライダーSPIRITS』第1話から登場。ショッカーと仮面ライダーの調査を行っていた一文字の取材を受けるが、本郷と仮面ライダーの関係を追及する一文字に平手打ちをした。本郷に対する仄かな恋心が描かれている。第2話では一文字が協力していた小暮精一郎・石神千絵と接触した際に一文字がショッカーに捕まったことを知り、ショッカーの手掛かりを見つけるために父親の部屋を調べてショッカー基地の情報を発見し、本郷達とは別に潜入した。その後、第3話で本郷と合流した際に改造された一文字のことを任されるが、人間ではなくなってしまったことを嘆く一文字を一喝し、本郷の力になるよう懇願する。この戦いの後、本郷を追って、ヨーロッパへと旅立っていった。
第6話から再開された本編でも10年以上の歳月を経た姿で登場し、滝達と合流した。父親同様に科学者の道を進み、後述の欧州科学のカール博士[20]と共に研究を続けていた。再生ガランダー鎮圧後は村雨邸へ行き、海堂に「ABS(アンチバダンシンドローム)システム」の開発を提供する。その際に村雨邸に待機していた藤兵衛とも再会した(TVシリーズ当時の設定に因んで藤兵衛のことを「マスター」と呼ぶ)。「父親を組織によって殺害された」などの共通点を、ルミと共有している。
第6話でガランダー帝国の攻撃でボートから海に落ちそうになったのをZXに助けられ、バイクの後ろから抱きつき「ニヒヒ」と笑ったり、第12話でルミに出会った時には、彼女を抱きしめ「あらー可愛い♡」「クンかクンか」と匂いを嗅ぎながらハグしている。
第11話まで縁のある細目の眼鏡をかけていたが、第12話、村雨邸に降り立った時には縁のない楕円形の眼鏡をかけ、第16話以降は再び縁のある細目の眼鏡にかけ替えている。
ショッカーにより父を殺されたルリ子、バダンにより父を殺されたルミの二人にはバダンシンドロームに対する免疫があるとルリ子は言ってる。
石倉 五郎
一文字が日本でショッカーと戦っていたころに立花レーシングクラブに出入りしていた少年。本作では東京で「石倉育英会」を発足、子供たちには「五郎先生」と呼ばれており、成長した姿を見せている。行方不明になった教え子の克己和弘を探す途中、岩石男爵配下の戦闘員に襲われるが、ZXに救出される。子供たちは1号に救われている。
ユリ、マリ、ミチ、野原ひろみ
一文字が日本でショッカーと戦っていたころに立花レーシングクラブに出入りしていた女性たち。五郎の「石倉育英会」を手伝い、五郎には「姉ちゃん先生」と呼ばれている。
カール・ロートリンゲン
TVシリーズでは、緑川ルリ子の関係者として設定されていた本編未登場の登場人物。欧州科学の権威。オーストリアウィーン市街在住。助手であった緑川ルリ子と共に「ABSシステム」を開発してきた。ルリ子とは兄妹のような関係。元はショッカーの科学者であったが、本郷ライダーとルリ子によって救い出された。彼の人類を救う研究はショッカーに協力していたことへの贖罪にしか過ぎないと語っている。その事から夜ごと「夜空の闇からサタンが己の罪を責める」とうなされ、昼夜逆転の研究生活、そして車椅子にて生活している。重要人物としてSPIRITSにより警護されている。

志郎と結城の関係者[編集]

佐久間 ケン
かつてデストロンハンターとしてV3と共に戦った、インターポール捜査官。TVシリーズではV3を期待するなど他人任せで頼りない印象の人物だったが、本作ではインターポール本部長として人間的にも大きく成長した姿となり、ライダー達を支援する。元デストロン科学者である結城と接触したり、部下であるアンリを通じて滝をSPIRITSの隊長に任命したりと、聡明な指揮官としてBADANに立ち向かう。
珠純子、珠シゲル
志郎がデストロンと戦っていたころに「少年仮面ライダー隊」連絡係と隊員を務めた姉弟。怪人が跋扈する東京で、V3の不在を憂い、風見の登場を願う。

敬介の関係者[編集]

神 啓太郎
かつて瀕死の神敬介を改造した彼の父。呪ステーションに蓄えられた科学者の頭脳の一人。息子のために洗脳を受けた滝を救った。TVシリーズ本編では厳格な父の内側の、自身の過ちの償いを改造した息子にさせる科学者としての自分を嘆きながらも、挫けることなく戦い、キングダーク2号と共に倒されることに息子の成長を見届ける。敬介の帰還時、滝の中にわずかながら啓太郎の意識が残っていたのか敬介を背負い投げで投げ飛ばした。

アマゾンの関係者[編集]

岡村 マサヒコ
かつて来日したアマゾンが最初に「トモダチ」になった、当時小学二年生の少年。アマゾンを助けるために自転車で熊本までやってきていた。その後、再生十面鬼ゴルゴスと共に時空魔方陣の中に消えたアマゾンを追おうと、次の行く先と思われる沖縄へ向かおうとしたところ、ゴルゴスの火炎から生き残っていた再生ヘビ獣人に襲われかけるが、そこをアマゾン及び第6分隊の援護にやってきた村雨、第10分隊に助けられる。その後、同じく生き残っていた再生モグラ獣人と再会し、共に沖縄に向かっていたが、ゼロ大帝の雷撃によって不時着した際にアマゾンと長年振りの再会を果たした。モグラ獣人がBADANから創り上げた別物と知っても自身の「トモダチ」だと主張を続ける。瀕死のアマゾンを守るためにゼロ大帝に命懸けで立ち向かうなど、その勇気はTVシリーズから健在である。
なお、マサヒコの姉であるりつ子は現在のところ本編に登場していないが、15巻の裏表紙、モグラの墓を埋めた過去の回想シーンで『仮面ライダーアマゾン』当時の姿で登場している。
モグラ獣人
熊本県に再生ゲドンの一人として出現した獣人。
かつて命を助けられたことがきっかけでゲドンを裏切り、アマゾンライダーに協力したが、本作でのモグラはBADANから創り上げたもので、TVシリーズとは別個体である。
別個体のため、当然かつての記憶もないが、マサヒコの弁護でSPIRITSに同行する。沖縄の海ではギギの腕輪を狙うゲンゴロウ獣人からアマゾンを助けて、その際にマサヒコから教えられた「トモダチ」のサインを表したが、その直後にニードルの繰り出した針によって自我を失い巨大化、普段の姿から大きく離れた怪獣のように化し、暴走してアマゾンの命ともいえる左腕を切断、致命傷を与えてしまう。ウェイ・ペイに針を抜かれ自我を取り戻し元の姿に戻った。アマゾンの左腕を捜し続ける中、ニードルの繰り出す針の連射によって重傷を負うが再びウェイ・ペイの針治療によって無事に復活した。
バゴー
かつてアマゾンにギギの腕輪を装着・手術を施した古代インカの秘術を継ぐ老人。村雨がインカの光の中に閉じ込められた際に幻影として現れた。村雨からアマゾンが人間として人類の平和のために戦っていることを教えられ、涙を流し喜んだ。

茂の関係者[編集]

沼田五郎 / 奇械人スパーク
TVシリーズでは、設定のみ存在していた本編未登場の登場人物。本作でストロンガーの前身「スパーク」として登場。スパークは本作のオリジナルだが、ストロンガーが当初「スパーク」の名で企画されていたのを受けてのものであり、デザインも初期デザイン画に描かれたものを踏襲している。
茂が改造手術を受け入れるキッカケとなったかつての親友。筋肉質な逞しい青年で共にアメリカンフットボールに励んでいた。TVシリーズでは描写されなかったが、ブラックサタンの改造手術で死亡し、茂が彼の死を追及していたことが本編で顕著に描かれた。本編ではBADANの再生怪人として茂たちのもとに現れる。結果、再生タックルの自爆技によって負傷していた茂がスパークの生命装置を移植することによって復活。お互いの学生時代失敗に終わった決め技「STRONGER」を再生百目タイタンとの戦いにおいて成功させることになる。

洋の関係者[編集]

矢田 勘次 / がんがんじい
かつてスカイライダーと共にネオショッカーと戦った、自称「日本一のスーパーヒーロー」。本作ではTVシリーズ同様のコメディリリーフであると同時に、その最終回を踏まえた上で彼への篤い友情を見せる勇猛なキャラクターとしても描かれており、第1部第十三話・第十四話ではほぼ主役級の扱い[21] 。ドクガロイドの猛毒鱗粉攻撃で死にそうになっても己の信念を曲げず、抵抗を続けながら、彼に説得を続けた。
第2部序盤でギャグ的描写にされているが、コマンドロイドが乗ったマシンから走って逃げる豪脚を見せている(1コマだけの描写なので逃げ切れたかは不明だが)。村雨のことを頼まれて彼の家に向かい、滝たちにバダンの襲来を伝えた後、タイガ-ロイドとの戦いを終えた村雨と新宿へ向かった。第3部以降からは村雨の後見人のような立場でSPIRITSに同行。普段から鎧に身を固め、食事等の際にもマスクを脱ごうとしないため「こういう姿の改造人間」と思われている節があり、素顔を見せるとそれを知らなかった人物は愕然としてしまう。青森の一也らのもとにSPIRITS第10分隊と駆け付けた時、初めて良の前で「仮面」を脱いで素顔を見せたが(それまでは脱いだ時も見ていなかった)、良から「仮面」が素顔だと思われていた(第1部第十三話で初対面のフレイアも、「仮面」が素顔だと思って驚いている)。地震や高いところが苦手など怖がりなところがあり、アルベールに「なぜあいつにスカイライダーの相棒が務まったんだ」といわれることもあるが、秋吉台で滝が襲撃された際には真っ先に救援に向かい、義経の弟子たちと第10分隊との間で臨戦状態となった時にはそれを止めるなどやるときはやる男としても描かれる。
志度 敬太郎
かつて自身を助けようと重傷を負った洋を救うために改造手術を施した科学者。『仮面ライダー (スカイライダー)』TVシリーズで日本を離れた後の消息は一切不明だったが、第3部第三十八話で単身再生ネオショッカー大首領を倒し、重傷を負った洋を治療していた。意識を取り戻した洋に現在の状況を伝えた後、東北地区の援護に向かう洋に「何度ボロボロになっても私が治してやる。博士としてでなく、お前の亡き親代わりして」と告げる。

一也の関係者[編集]

草波 ハルミ
谷モーターショップの店員。ジュニアライダー(JR)隊隊長を務める女性で、副隊長の水沼マサコと共にスーパー1をサポートする。一也に恋焦がれているが、非常事態にも拘らず一也と義経が共闘を始めると嫉妬心を表す等、一也の事になると周りが見えていない言動が多くなり、煙たがられる事も多い。そういった部分からか、緑川ルリ子からは「組織の策にひっかかる確率の異様に高い子ちゃん」、「JR隊のすぐ捕虜にされる子ちゃん」、「寄り目で失神する子ちゃん」と散々皮肉られている。その一方で、バダンピラミッド出現に怯える東京都民に喝を入れたり、チェックマシンを制御し沖一也の活動限界時間を割り出したり(『新』第24話)、目黒にテラーマクロの唯一の弱点を伝え一也の勝利をアシストしたり(『新』第25話)など、活躍の機会は何度かある。
第1部では宇宙での激闘から生き延びた一也との再会を喜んだ。第2部におけるバダンシンドロームの精神支配に陥ることはなく、第3部においては、ジュニアライダー隊揃って石川県金沢市へ向かい、再生ジンドグマに立ち向かうスーパー1の応援に来ている。過去に劇場版で歴代ライダーたちと出会っていることからか、本作初対面となったXライダー / 神敬介とも面識がある模様であった。
小塚 政夫
通称「チョロ」。谷モーターショップの店員。一也を「兄貴」と呼び慕う。第1部ではNASAに訪れた際に得意の泥棒経験を活かしたハッキングを企むなど小汚い一面を見せた。第3部において谷と共に石川に現れ、スーパー1の応援に駆けつけた。一也が東北に着いた頃に独り言を呟くなどバダンシンドロームに罹災したことを匂わせる。ライダーたちが東京でデルザー軍団と戦っている頃にはシンドロームに冒されており、洋の仲間であるブランカのメンバーによって村雨邸に連れてこられる。
玄海老師、弁慶
玄海老師は大陸で修行し赤心少林拳を日本に広めた樹海大師の弟子で、一也の赤心少林寺修行時代の師匠である。弁慶は一也の兄弟子であり友。TVシリーズにおいて死んだ二人だが、ジンドグマ四幹部に圧倒され追い詰められていた一也の視点から、僧形で応援に駆けつけた谷とチョロが二人の面影(実は谷が弁慶に、チョロが玄海に)に重なって見えた。そして戦いの中で、谷が現在の師であり、チョロが現在の友であることを再認識した。樹海大師の弟子には玄海の他に黒沼外鬼がいるが、その実態はドグマ帝国の帝王テラーマクロであった。
ヘンリー博士
回想シーンのみ登場。幼くして両親を亡くし、惑星開発プロジェクトに志願した一也を認めた育て親の一人。TVシリーズ1話の時点でファイヤーコングに殺されている。富山湾での戦いにおいてバダンシンドロームに脳を冒された一也の脳裏に現れた。また、一也の回想シーンでたびたび登場し、彼の宇宙にかける想いと赤心少林拳にかける想いを両方とも汲み取った人物として描かれている。

讃岐職人屋本舗のイメージキャラクターとその関係者[編集]

讃岐 麺太郎
うどん麺職人である少年。今回の事件が起きても真っ先に炊き出しを行う前向きな少年。
最初は能力の使用不全で暴走してユキオオカミを絞め殺したZXの姿を見て「えげつない、デストロンと変わらない」と酷評していたが、ツバサ軍団に対等に戦うために特訓する村雨の熱意を悟り仮面ライダーを肯定的に見るようになる。その後もきりもみシュートの特訓に励む村雨に協力した。
瀬戸内 小麦
麺太郎を慕う幼馴染。眼鏡をかけた控えめな巨乳少女で、よく麺太郎から胸のことでからかわれる。
再生デストロンの起こした地震によって掛之介と共にさらわれるが、その際に麺太郎の父と出会っている。志郎の作戦でやむを得ず戦闘員のコスチュームを纏うが、女性故の肉体ラインから怪しまれていた。また、麺太郎が村雨と共に駆けつけた際に戦闘員の姿であることを小馬鹿にされた。
風味 掛之介
小柄な褐色肌の少年。麺太郎を「兄貴」と慕っている。
ウ・ドン・アレン
うどんをこよなく愛する麺太郎の相棒。祖母が日本人であるクォーター。体格・腕っ節が良い。
麺太郎の親父
麺太郎の父親。堅気な職人肌であり、再生デストロンに攫われて行方をくらましていた。特技は「オヤジ突き」。運動神経と豪腕に恵まれており、どつくだけで戦闘員もノックアウトさせる。
小麦の父親
粉問屋の社長。四国で凍えている人たちのために、うどんをふるまう。

本作のオリジナルキャラクター[編集]

スパイク
ニューヨークスラム街に住むアフリカ系アメリカ人の少年。ドクロのバンダナがトレードマーク。滝とは歳が離れているが、タメ口を交わし合う親友のような間柄。歌の才能があり、アポロシアターの「アマチュアナイト」に出演することで、マイケル・ジャクソンのように有名となってスラム街の子供達の希望となることを夢見ている。ペトレスク神父によって不完全なコウモリ怪人へ改造されてしまうが、最後まで自我を失うことはなかったため、本郷の持ってきたワクチンによって回復。見事に「アマチュアナイト」への出演を果たし、夢に向かって進みつつある。
バダンの世界攻撃後は治安の悪化で食事も満足に取れないらしく、正義のヒーローを求め、自国で精一杯のアメリカに愚痴を零している。
ホプキンス
ニューヨーク国際連合ビル内のカフェ「HOPKIN'S」を経営している、気風の良い老人。FBIのOBで、滝とは元同僚の間柄でもある。滝曰く「地獄耳」。ちなみに、「HOPKIN'S」はライスボールみそスープを売りとする軽食喫茶店である。
ブリジット
「HOPKIN'S」に務める女性。よく滝におふざけでセクハラされては返り討ちしているが、アンリのことを知った時にはツッコミを入れており、案外満更でもないようである。仮面ライダーのことを知ってからは、彼らのファンになった。
バダンの世界攻撃後は、子供達に食事を提供している。
真美
ガモン共和国で医療活動をしている女医。4年間滞在し続けても笑顔を失った子供達に何もしてやれないことに苛立ち、帰るに帰れないでいた。クモロイドに襲われた果てに糸で操られ、子供達を誘導地雷へと改造する手術をさせられそうになるが、一文字によって救われ、子供達も彼女自身も笑顔を取り戻すことができた。その後はクモロイドの針の傷痕を隠せるようにと一文字のマフラーを受け取っており[22] 、友達以上の関係を匂わせる描写がある。
第2部開始時点でも日本には帰っておらず、ガモン共和国に滞在。バダンの日本集結のニュースを見ても動揺せず、仮面ライダーの勝利を信じている。
グレコ
スペインコスタ・デル・ソル郊外の港で、自分の船を寝床に暮らしている老人。銀のドクロによる海難事故の調査で近付いてきた敬介を、家事の手伝い役として住み込みで雇っていた。40年前に海底へ沈んでいた銀のドクロを引き上げてしまったことにより、村人に疫病の元凶と疑いを掛けられた息子夫婦・ドメニコロッサに2人だけでも逃げるよう薦めるが、結局は2人とも失ってしまい、悲しみに暮れていた。
ドメニコに扮したXライダーによって銀のドクロが撃破されたことで一応の安らぎを得て、敬介を送り出す。彼もまた、敬介にとって第二の父親と言える人物である。
バダンが日本へ集中した際には自船で日本へ向かおうとしたが、海上警察に捕まると危ぶんだ漁師仲間に止められている。仲間達に恩知らずと罵っている辺り、実はXライダーが敬介だったことに気付いている節がある。
ビクトル・ハーリン
ラスト・バタリオンの遺伝子を元に生み出された超天才児。遺伝子による副作用から虚弱体質。そのIQは300を超え、フェルマーの最終定理をも証明できる。研究中にスニッカーズチョコレート菓子を頬張る習慣を持つ少年でありながら遺伝子工学や精神病理学の権威でもあり、ゲノムエンタープライズ社の技術顧問を務めている。あまりにも知能が高いために周りの大人達からは気味悪がられ、同い年の子供達とも打ち解けられないでいた。アマゾンと出会い「トモダチ」の間柄になってからは、周囲との理解を少しずつ深めている模様(同様に思考の単純化など悪影響もでている)。
第2部後半以降、佐久間の要請に応じてBADANが日本を狙う目的を調べており、第3部第三十七話ではラスト・バタリオンを引き連れてアマゾンの援護に向かった。沖縄へ駆けつけた頃にはアマゾンは虫の息となっており、一時はショックを受ける。初めてマサヒコと対面した際には彼へ「アマゾンがこんなになってしまったのを黙って見ていた一人」と冷たい言葉をぶつけるが、後に和解する。
ルリ子の発案でZXからスーパー1に送り込まれた通信データを利用してバダンシンドロームを浄化する研究を進めているがデータ量が多く、難航している。
フレイア・ボーヒネン
ノルウェートロムソ地方で、バイオテクノロジーの権威と称される父・ボーヒネン博士の助手を務めている娘。容姿は病弱そうな美少女だが、実は10年前に父が仕組んだ飛行機事故の際の治療と称して、双子の兄のフレイ共々改造されてしまった身。猛毒生成能力を組み込まれた兄とは対照的に、解毒能力や治癒促進能力が組み込まれている。父がマッドサイエンティストであることに気付いてはいたが、兄を思うあまり知らぬ振りをして生きていた。
父と兄の死後は住んでいた城を孤児院にして子供達と暮らしていたが、第3部ではバダンシンドロームに冒された人々の精神を癒すべく、グレゴリーやSPIRITSに警護されながら日本全国を巡回中[23]
セルゲイ・コリバノフ
月面で第一次月面基地建設に従事しているビルディング・スペシャリスト(B・S)の1人。仕事熱心のあまり、妻・エレナには愛想を尽かされて離婚寸前だったため、荒れていた。惑星開発用改造人間に自ら望んで成った一也に対し、最初は只の変わり者という偏見しか持っていなかったが、彼の真意を知って考えを改める。地球帰還の際には、自らも海への着水の衝撃により満身創痍となっていたが、苦戦中のスーパー1を助けるべく、彼に跳ぶよう指示。スペースシャトル「ムーンディスカバリー」のメインスラスターを一斉噴射してアメンバロイドを怯ませ、スーパー1に勝機を与えた。その後は、妻とフロリダに滞在している。
マシム
セルゲイの息子。セルゲイに聞かされた神話(今昔物語集の天竺部巻第五第十三『三獣行菩薩通兎焼身語』)を一途に信じていた。ムーンディスカバリーの帰還直前に、ジュニアライダー隊へ入隊した模様。
小島 秀範(ジュクの秀) / コンバットロイド
#その他を参照。
金富 秀吉
第2部においてBADANを脱走した村雨が偶然出会った、空き缶拾いを生業としているホームレスの老人。初対面の村雨へ親身に接し、彼が人の心を取り戻すきっかけを作った人物でもある、自称「正義の味方」。かつては悪質な大手金融業者の社長だったが、破綻後はホームレスに身を崩し、病気で行き倒れていたところをルミと海堂博士に救われ、改心する。その恩を返すべく、生業で稼いだお金をこっそり診療所に寄付していたが、偶然遭遇したカメレオロイドに「笑顔が嫌い」という理不尽な理由で殺されてしまう。
村上 千弘
第3部の北海道編(第3部第一話〜第五話)に登場。札幌市に住む不良学生で、粗暴さゆえに周囲から煙たがられていたが、バダンシンドロームに冒されなかったため、逆に頼られるようになる。一時は再生ネオショッカーの怪人に怖気づいてしまったが、摩周湖へ向かうZXに同行し、戦いに加勢した。その際、普段の喧嘩前にしている自己紹介を再生ネオショッカーとの戦闘前にも行ったが、これがZXに「仮面ライダーZX」と見得を切り、名乗りを上げさせるきっかけとなった。
義経
赤心少林拳黒沼流師範。弁慶の姉。子供の頃は一也や弁慶と共に玄海の元で修行していたが、現在は青森県の赤心寺に弟子と共に住んでいる。民衆を守るためにドグマと戦う姿には、ファンが多い模様。青森へ駆け付けた洋に対し、一也のことを「恩知らず」と呼んでいる。鋭く鍛え上げた爪先と手刀で怪人サタンホークをも斬り裂く、赤心少林拳奥義・桜花の使い手。最期、師と思い油断したところ、黒沼外鬼 / 帝王テラーマクロに左胸を突かれ絶命するが、フレイヤの素毒性を分解する能力と自らの治癒力(フレイア曰く「医学を冒涜する(レベルの)意志力」)により蘇生する。
ノッポ、雛乃、ふじけん
一也を助けた津軽工業高校ねぶた製作部員で、他にヤッチ、木村といった部員がおり、バダンシンドロームに冒された大人たちに見せ目覚めさせるためにねぶたを作っている。ノッポはそのリーダー的存在で、雛乃は伝説のねぶた師・五十嵐金三郎(バダンシンドローム罹災中)の孫で、義経ファンである。ふじけん(ホリケン)は肥満体形の製作担当でいつも作業着を着ており、五十嵐師を尊敬していて、その荒々しい構図と大胆な色彩のねぶた芸術が失われたと嘆いていた。龍が市街地に発生し、人々がバダンシンドロームに苦しむ中、金三郎の製作した「空飛ぶ火の車」のねぶたを担いで、人々にバダンシンドロームに対抗する活気を与える。しかし、龍の力によって本人たちもバダンシンドロームに陥りかけるが、復活したスーパー1とZXがねぶたを用い龍を撃退したことで、部員はじめ青森市民がバダンシンドロームから解き放たれた。

インターポール[編集]

実際のインターポールについては国際刑事警察機構を参照。『V3』や『X』にも名前が登場していた組織。

佐久間 ケン
仮面ライダーの協力者たちを参照。
アンリエッタ・バーキン
通称「アンリ」。元デストロンハンターのインターポール捜査官。容姿端麗な美女。
第1部でデストロンを追って結城丈二と出会い、家族を殺したデストロンの科学者であった彼に憎しみの感情を向けるが、タヒチで生活を共にする内に結城の人間性に触れ、決意を知り、心を絆される。結城を追ってやって来たヨロイ元帥との戦いで、結城がライダーマンになるためにヘルメットを渡し、重傷を負う。また第1部第七話にも滝と共に登場、敬介に『仮面ライダーX』の水城涼子・霧子姉妹は自分の部下だったと語っている。
第2部はインターポールとして滝や結城と行動を共にし、ヘリからのサポートなどを担当。
第3部では荒くれ者揃いのSPIRITSの実質的な副隊長格を務め、特に危険人物の寄せ集めと言われている第10分隊と行動を共にしている。四国に単独で向かう結城を心配するなど、結城に対しては密かに想いを寄せている節がある。また結城がBADAN内部に潜伏していると知った時、それはBADANを倒すための行動だと佐久間にはっきり言うことからも、彼に対する強い信頼が窺える。
現時点でのライダー達の呼称については、結城と村雨は名字で呼び捨て、志郎には「さん」付け(上司である本部長の佐久間が先輩と慕っているため)で「風見さん」と呼んでいる。また志郎と同格である結城にも「さん」付けをすることがあるが、あくまで佐久間の前だけである。他は基本的にフルネームで呼んでいる[24]
グレゴリオ・バレージ
通称「グレゴリー」。インターポール所属の警部(アンリの同僚)。身体が大きく顔には大きな傷があるため、強面な印象を受けるが、内面はそうでもない模様。当初はアンリに言われたBADANについての話を一切信じず、連続科学者誘拐犯を追う任務でノルウェーを訪れていたが、フレイアや洋の正体を目の当たりにしたことで認識を改める。以後は彼らの良き理解者の一人となったらしく、第3部ではフレイアと共に北海道を訪れ、洋と共に村雨を京都へ送り出し、その後は9分隊と東北に残ってスーパー1の援護に向かった。
三影英介
幹部クラスを参照。

SPIRITS(スピリッツ)[編集]

滝を隊長とする、総勢2500名で編成された対バダン戦闘部隊。募集はインターポール、命名は「(生身の体である自分は)仮面ライダーの能力には遠く及ばないが、魂だけは共にありたい」と願う滝の想いによるもの。正式名称・「Saving Project Incorporate w/h masked Rider on ImmorTal Soul」の略称でもある。特殊部隊から元軍人や傭兵など、各種戦闘術のエキスパートが集い、バダンへの個人的な復讐のために参加している者も多い。戦闘以外にも、世界へ報道するバダンの情報を、インターポールを通じて提供している。 分隊の番号によって、どのライダーをサポートするかが決められている。また、ライダーは戦闘経験を生かせるよう、かつて戦った組織と戦うように割り振られている。コスチュームのモチーフは第1作『仮面ライダー』の企画案の一つ「クロスファイヤー(十字仮面)」と、快傑ズバットの初期デザインである。

滝和也
滝和也を参照。
アンリエッタ・バーキン
インターポールを参照。
第1分隊
1号ライダーのサポートが主任務。
第2分隊
2号ライダーのサポートが主任務。
第3分隊
V3のサポートが主任務。
第4分隊
ライダーマンのサポートが主任務。謎の黒雲に覆われた四国地方を救うために地上から突入を試みるが次々と失敗、多大な犠牲を出したが、時空魔方陣の突破に必要なデータを遺した。
第5分隊
Xライダーのサポートが主任務。そのため、水上・水中戦のエキスパート達によって構成。秋芳洞でキングダーク2号機を守る再生GOD悪人軍団、さらにはタイガーロイドと遭遇、その攻撃によってコンラッド・ゲーレンを除く全員が戦死した。第10分隊のゴードンとはソリが合わなかったらしい。
コンラッド・ゲーレン
BADANの初侵攻時に顔の右半分には酷い火傷を負い隻眼となっており、右膝から下を失った元海兵隊員。義足となった右脚には銃が収納されている。通常の人間には扱うことが困難な筈のクルーザーを、瀕死の敬介を背負いながら運転できるなど、非常に高い操縦技術を持つ。
秋芳洞での戦いでは、生き残った仲間達と共に再生GOD悪人軍団から退却していたが、他の二人は殺され、自身もキングダーク2号機の肩から足を踏み外したところ、間もなく駆け付けたXライダーに助けられる。直後にXライダーとタイガーロイドとの戦闘で秋芳洞が崩壊。重傷を負った敬介を背負って、島根県に向かったキングダーク2号機を追う。SPIRITS結成時に全身への改造手術を申し出て、滝に諌められるも人間の弱さに絶望していたが、敬介を改造したのがGODに殺された父親であることを知ってからは彼に共感を抱くようになり、滝の言わんとしていたことを解して同様に「魂だけはライダーと共にありたい」と、人間として戦い続ける決意をする。第5分隊が全滅してしまったため、以後は第10分隊と共に行動するようになる。
第6分隊と合流後の沖縄の海では以前の刺々しさを吹っ切った笑顔を見せている。
ユン
コンラッドやハリオムの同僚。秋芳洞で再生GOD悪人軍団の追撃を振り切れず、再生アリカポネの葉巻から放たれた吹き矢が後頭部に突き刺さり死亡。
ハリオム
コンラッドやユンの同僚。SPIRITS結成時にはコンラッドと共に滝に意見し、諌められた。秋芳洞で退却中、再生ガマゴエモンが放った火炎ガマ油に身を焼かれ死亡。
第6分隊
アマゾンライダーのサポートが主任務。九州地方熊本県の再生ゲドンと沖縄県の再生ガランダー帝国と、二地区に分かれて戦う必要があったために戦力を二分せねばならず、獣人に苦戦、多くの犠牲者を出す結果となった。
第7分隊
ストロンガーのサポートが主任務。百目タイタンの電撃に敵わず太刀打ちできなかった。志郎と藤兵衛の登場によって撤退を勧められる。
第8分隊
スカイライダーのサポートが主任務。
第9分隊
スーパー1のサポートが主任務。東北地方の再生ドグマ王国と北陸地方の再生ジンドグマと、二地区に分かれて戦っている。
目黒 圭一
第9分隊隊長。SPIRITSには珍しく日本人のメンバーで、元は自衛隊所属者で優秀なレンジャー隊員。ジンドグマ怪人を撃退しにXライダーやジュニアライダー隊と合流する。第二部終盤において富士山で殉死した空陸軍の生き残りで、飄々とした一面とは裏腹に本性はBADANに激しい敵対心と憎しみを抱いている。敵対心に執着する姿には部下たちからも恐れられている。富山湾においてバダンの竜の背中で悪魔元帥に攻撃を仕掛けたが、直後バダンシンドロームによって脳を冒され情緒不安定のままスーパー1に攻撃を仕掛ける。ライダーマンのBADAN内部での行動によって竜は消滅し、その勢いで洋のいる青森で倒れる。救出された後、赤心寺に志願し、修行している。地獄谷五人衆出現時にはスカイライダーに「戦場において敵の残置した火器は、我に有効な武器である事を忘れるな」の言葉を贈り、勝利に貢献する。その後、フレイアの蘇生能力により治癒され現役に復帰する。そしてフレイアの優しい抱擁による治療のお蔭か、以前に時々見せていた憎悪の表情もなくなり明るい雰囲気になっている。復帰した後、スーパー1を助ける為に不死身のカイザークロウの唯一の欠点である右肩に留まっていた鴉の足跡への銃撃している。
第10分隊
ZXのサポートが主任務。荒くれ者の多いSPIRITSの中でも、特に危険人物の寄せ集めと言われている。ZXのお目付け役としてがんがんじいも同行中。ZXにかつて戦った組織がないため、他の部隊の援護に日本各地を飛んでいる。
ゴードン
隊一の巨漢であり、その膂力を活かして巨大なを射出するランチャーを武器として所持。只、このランチャー自身も巨大な上に単発式のため、彼の傍には常に予備の槍を何本も抱えた者が2人付いている。彼の武装は、再生怪人のサボテンバットやカメレオンファントマ、コウモリフランケン、サンショウウオ獣人などを串刺しにした他、ガガの腕輪を装備したゼロ大帝に大ダメージを与えるなど、第10分隊の中でも大きな戦力として活躍している。
ノーラッド基地でBADANに父と兄を殺された過去を持つ。日本(本人曰く「腰抜けの国」)を守るためではなく、その復讐のためにSPIRITSに参加。最初は軽い人間不信になっていたようで、入隊当初には仮面ライダーの存在意義を根底から見下し、滝にも反感を抱いていた。
元はBADANにいたZXを恨んでおり、怪人ごと殺そうとしたことがあるが、京都での戦いで彼の本心を知って以来、少しは丸くなったらしく彼のことを認めるようにはなったらしい。
滝に変身した再生カメレオンファントマがSPIRITSの犠牲者を足蹴にした時、ゴードンだけが偽物と見抜いており、滝のことも認めている様子がうかがえる。滝が再生GOD機関に拉致されたことを知った時は誰よりも悔しがり、反りの合わなかった5分隊の殉職者に敬意を表し、唯一の生き残りとなったコンラッドに憎まれ口を叩きつつも迎え入れるなど、本来の仲間想いの心を取り戻し始めている。
アマゾンの左腕を切断したモグラ獣人に対しては操られていたことを理解しつつ殺害だけを考えていたものの、命がけでアマゾンの腕を守る姿を見てからはモグラ獣人を治療するウェイ・ペイに「絶対に死なせるな」と仲間として扱う面を見せている。
ゼロ大帝によって右眼を切り裂かれ、隻眼になってしまう。
ウェイ・ペイ
棒術の使い手だが、の心得も持っている。又、中国の故事にも詳しい。
クセ者揃いの第10分隊の中では割と温和な明るい性格。ただし、一旦キレるとかなり冷徹で恐ろしく、自分の制止を全く聞かずZXに暴言を吐いたり殺しかけたりしたゴードンを本気で殺そうとしたこともある(事実、ゴードンを軽い一撃だけで昏倒させることが可能)。SPIRITS結成の際には、滝の「魂」に最初に参加。ガランダー帝国との戦いの中、強化して暴走するモグラ獣人にBADANのニードルが放った特殊な針が刺さっていることを見抜いて針を抜くことに成功。「師匠」と呼ぶ発言からニードルとの面識が深い模様。
ベイカー
オネエ口調で話すナヨナヨした黒人。いわゆるオカマで強い男が好みらしいが、戦闘スタイルはクロー付きのナックルを装着してのボクシングと、戦術はワイルド。金が目的でSPIRITSに参加した。日本海海上で再生クモナポレオンの糸から助けてくれたXライダーに一目惚れし、勝手に「ダーリン」と呼んでいる。
村枝賢一の別作品『RED』にも同様のキャラクターで登場している。
アルベール
SPIRITSで最も優れた狙撃能力を持っており、輸送機から行う各種火器での狙撃が主な任務。何故か、瞳は記憶が戻る前の村雨と同様の多重丸模様で描かれている。プライドが非常に高い。たまたま自分の銃に触れた村雨に銃口を向けたこともあるが、彼の戦闘能力及び、同様の状況でZXに命を救われたことから、彼のことを認めている模様。
モデルは、『サイボーグ009』の「004/アルベルト・ハインリヒ」。
ヒューリィ
日本刀を武器にしている。口数は他のメンバー程多くはない。再生イソギンチャク獣人を寸断(アルベールとの共闘)しており、剣の腕は相当に冴えている。

ツクヨミ[編集]

本作に於いて、人類の始祖的な存在。かつてはJUDOの仲間であったが、人間への情に目覚めてアマテラスを破壊し、自らの肉体と引き換えにJUDOを月に幽閉した。肉体がない(JUDOの封印に全ての力を注いでいるため、使えるのは村雨 / ZXへのテレパシーと虚空の牢獄でのヴィジョン投影程度)ので自分から手を貸すことはできないが、人類の自由と平和を願っており、静かにそれを見守っている。最近では少しずつ力を取り戻し始めているのか、ZXが月面から帰る際の、帰りの魔法陣を発動させるなど間接的なサポートをすることが多くなっている。JUDOの証言によるとBADANで使用される時空魔法陣は元々はツクヨミの能力だった。
名前や過去のエピソードの一部は、日本神話ツクヨミをモデルとしている。

BADAN[編集]

本作における悪の組織。自分達を“神に愛された者達”と称し、世界制圧と人類抹殺を目論む。社会の裏で暗躍する歴代の暗黒組織とは異なり表舞台に現れ大規模な制圧作戦を実行する。巨大な宇宙要塞サザンクロスが拠点で、他にもUFOやピラミッド型の飛行要塞を多数保有している。モデルは『仮面ライダーZX』のバダンであり、以前の組織の怪人達を再生させて使役したり、首領は実体を持たない髑髏のようなイメージで登場したりと共通点も多い。主な怪人達のモデルも同作に登場したバダン怪人とその強化体のUFOサイボーグである(第一話の蝙蝠怪人や他組織の再生怪人は除く)。

大首領JUDO / スサノオ[編集]

自らをすべての生命の長と名乗る歴代の仮面ライダー達が戦ってきたショッカー〜ジンドグマまで全ての暗黒組織を、ひいてはアドルフ・ヒトラーナチス・ドイツさえも[25]裏で操っていた大首領[26]。ZXの身体は彼の姿を模して作られたため、JUDOの姿は全身に至るまでZXと全く同じ(正確には、鏡で映したようにモールドが全て「裏返し」)である。アマテラスとツクヨミと共に太古の地球に降り立った宇宙からの来訪者。最初に降臨した古の日本列島から人類を創造した。言うなれば人類の創造主「神」そのものである。現在はツクヨミが自らの肉体と引き換えに作った"虚空の牢獄"に幽閉されている。日本各地に黒いピラミッドと共に黄金のドクロの姿で現れた際には「人類抹殺」を公言し、人々の間にバダンシンドロームを発症させた。
暗闇大使が企てた、アマテラスの残骸を使用した"虚空の牢獄"を破壊して復活をする作戦に意欲を見せたものの、ツクヨミが一時的に"虚空の牢獄"の封印を解き、V3の命を賭けた火柱キックを受けたアマテラスの誘爆により復活は阻止され、アマテラスを捕らえようとした左腕も吹き飛ばされた。再びツクヨミが作り上げた牢獄の中で、ツクヨミに招かれた村雨と対面する。村雨の眼前でZXタイプの姿ではなく、仮面ライダー旧1号と全く同じ姿に変身。さらにその状態から変身を繰り返し、ライダーマン以外の歴代ライダーの最初期の姿(吹き飛ばされた左腕を除いて)を取る[27]ただし、ZXと違い特定のポーズをとらなくても常に最大の光を放つことができる(ただし、発光したことがあるのは過去2度のみ、そのうち一度はZXに憑依したときである)。
本作の設定では、ライダーマンを除く歴代仮面ライダーのボディはJUDOを現世に復活させる器であるZXボディ製作の過程での試作品という設定となっており、「何故仮面ライダータイプの改造人間を作るのか」と言う疑問を解決している。ZXボディの真実は、歴代組織より練り上げた技術の結集で素材・質量、精密さから歪みまで全く同じ、もう一つのJUDOの肉体を"牢獄"の外に生み出し、同物質同士の干渉による人格の交代でJUDOの復活こそBADANの目的である。
底の知れなさを見せ、“戯れ”で人間を竜に喰らわせZXと戦う他、ツクヨミの思惑も愉しく感じている。また、ZXとの戦いでは一度は自分を追い詰めたZXに対して初めて恐怖を感じたが、それさえも許容してみせた。自らに恐怖を味わわせた唯一の者ZXとの戦いを望み、それこそが進化に至る道だと考えている(『新』26話)。
名前などのモデルは、日本神話のスサノオ。原作版『ZX』のバダン総統とは違い、現時点まで悪霊のエネルギーの集合体であるとはされていない。台詞はヲシテで表記される。
村枝は大首領の正体を構想する際に、なぜ歴代の悪の秘密結社が日本列島を執拗に狙うかに当たり、その理由として日本を人類誕生の地の設定を考え日本神話と結び付け、当初の構想では大首領の正体はヒルコの集合体で人類によって地球から追い出され、その復讐の為に地球に襲来したと言う設定を考えたが、諸事情によりスサノオ、アマテラス、ツクヨミに変更された。

幹部クラス[編集]

ガモン / 暗闇大使
大首領の意志を代行するBADAN最高司令官。かつてガモン共和国の独立戦争で解放軍を導いた指導者。従兄弟であるダモンの策略により戦死するが、先に自分を選んでいたという大首領の手によって復活。
ダモンが地獄大使と名乗っていたのに対し、自身は暗闇(くらやみ)大使と称する。胴体を切断されても死なず、肉体の失われた部分を完全に再生させることができる。第2部の初期は人間の姿で、時空魔方陣により改造人間の素体となる、各主要都市の市民を世界各地から召喚しようとしたが、1号~ZXが全ての魔方陣を破壊したそのフィードバックで死亡する。しかし、JUDOに再び命を与えられ、特撮版と同じ姿で復活を遂げた。現在はJUDOに与えられた力で、ショッカーからジンドグマまでの全幹部と全怪人を魂のない状態(地獄大使、デルザー軍団、生存していたデッドライオン、「仮面ライダー」となって健在の1号・2号・ストロンガー・スカイライダーを除く)で復活させ、その指揮を執っている。なお、復活させた者の眼を通じて、相手や周囲を見ることも可能な模様。大首領の復活に役立つと時空破断システムを「操れる」結城をBADANに引き入れたが、その行動や時空破断システムを操るという言動が大首領からは「増長した」と判断され、制裁として顔面を割られて恐怖を味わう羽目に陥った。その後、従兄の地獄大使の命令によりその体を再生している。原作では貝の怪人サザングロスの形態を持っていた(JUDOにより復活させられる過程で、サザングロスの怪人体のシルエットが1コマ確認できる)が、本作のサザングロスはBADANの要塞であり、彼はそのサザングロスと半ば一体化している(本人曰く「我が肉体同然」)。
村雨 良 / コマンダー / ZX
村雨 良 / 仮面ライダーZXを参照。
三影英介 / タイガーロイド / ツクヨミ
元インターポール捜査官。人類に見切りを付け、力を求めてBADANに接触、タイガーロイドとなる。ガモン共和国戦線で1号と2号のライダーダブルキックからZXを庇って重傷を負う。以降は、強化再改造を重ね、虎の爪、変身の前後を問わず全身の至る所から砲身を出現、全身からレーザーを放つ能力と虎の頭を除いてかつてのツクヨミに似た姿になった(35話では一瞬だけツクヨミそのものの姿へと変身している)。しかし無理な改造が祟ったのか、アルビノ化や肉声の喪失(コミュニケーションにはテレパシーに近い無線通信を用いる)、長時間の戦闘が困難と代償も生じている。
ニードルの離反後は、暗闇大使の右腕として行動することが多くなったが、心の奥底では自身が神として掲げたいのは大首領JUDOではなく人間・村雨良であることをニードルに指摘されている。
当初はほぼオリジナルと同じ形態と能力を持っていたが、改造強化を重ねたことで次第に姿が変わっている。[28]『新 仮面ライダーSPIRITS』第26話では再生アマテラスと共にツクヨミに変身し、暗闇大使より「ツクヨミ、アマテラス」と呼ばれている。
ニードル / ヤマアラシロイド
BADANの改造人間のリーダー格。逆立てた髪を持ち、白衣を着て眼鏡を掛けた青年。普段は慇懃無礼な口調で話し、物腰柔らかな印象だが、逆上すると残忍な本性を現す二面性の激しい人物。
ヤマアラシロイドに変身後は全身の針を槍のように使う。また、人間の姿でも髪の毛を針と化して、攻撃・操作など様々な用途に使うことができる。他、一旦はアマゾンに切り裂かれたトカゲロイド・モグラ獣人・ガランダーの獣人たちなどを復活・怪獣化させる効力もある。
ZXの身体を手にして神になることを企んでいたが、ZXの身体に隠されていた真実(JUDOの項目を参照)を知ってBADANを脱走。現在は追手のコマンドロイドを倒す一方、自分の針を仕込んで要塞サザンクロスに潜入させるなど、暗躍している最中。悪人には違いないが力に執着する姿勢や、クリームパンが好きと思われる描写もあり(そして村雨と三影の決闘のゴング代わりに、その袋を膨らませて割るという子供じみたことをした)、妙に憎み切れない人間臭さを見せることもある。
BADANを脱走してからは無精髭を生やし、白衣もボロボロで汚れまみれというホームレス同然の姿になっている。村雨の回想場面で村雨しずかのZX実験に立ち会い(後に自らが実験に掛けたと告白)、白衣を着ているが経歴は不明。ウェイ・ペイから「師匠」と呼ばれているが、当人には全く覚えが無いらしい(コミックス版5巻のバラロイドの発言から、彼自身も人間だったころの記憶を消去されていると思われる描写がある)。
怪人態は原作のオリジナルに比べて体付きと頭部が鋭角的になっている。肩の槍着脱機構もアレンジされている。
プワゾン(フレイ・ボーヒネン) / ドクガロイド
父のボーヒネン博士をBADANに迎え入れるべくノルウェーを訪れた、女性に見紛う長髪の美青年。ドクガロイドとしての正体を現して(部分的に変身し、翼だけ出すことも可能)、猛毒の鱗粉攻撃でスカイライダーを一旦は退け、更にはノルウェー空軍機の一個編隊を全滅させる。然し、スカイライダーと再戦した際には、偶然妹のフレイアの解毒能力を身に付けていた彼に鱗粉攻撃が通じず、逆にライダーブレイクと大回転スカイキックを食らい、大空に散った。
猛毒の鱗粉は口から毒ガスとして放つことも可能で、発射された拳銃の弾丸を瞬時に腐敗させ、消滅させた。
改造されてもなお父を信じていたが、それが醜い裏切りであったことを知るや激怒。怒りに任せて父を殺してしまう。大空に散る際には、人間としての涙を流していた。
オリジナルと違い、体や顔は細身でより本物の蛾に近く、背中の装備も原作ではマントだったが、本作では完全に蛾の翅になっている。
アスラ / アメンバロイド
月面基地を壊滅し、職員のほとんどを死に至らしめた筋骨隆々の強面の男。ZXを除けば、現時点で唯一完全な宇宙空間での戦闘が行える唯一の改造人間。かつては拳神と呼ばれる程の拳法家であったが、老いのために衰えた自身に無情を感じ、BADANに自ら望んで改造された身。月面でスーパー1と戦った際には阿修羅の名の通り伸縮自在の6本の腕を駆使し、自身の優れた拳法と併せて彼を苦しめた。時空魔法陣を操る力も持っている。地球でスーパー1と再戦するも、セルゲイによって生じた刹那の隙にスーパーライダー月面キックを喰らい、敗れ去った。
ほぼ原作に近い形態を持つが、全体的に筋肉質にアレンジされた。着脱式だった四本の複腕は内蔵伸縮型となり、さらに両腕も足のように変形する能力が追加されている。

アマテラス[編集]

JUDOとは同族であり仲間。遠い昔、肉体は裏切り者のツクヨミによって破壊されたため、銀のドクロの姿になった。
名前のモデルは、日本神話のアマテラス
アマテラス蘇生体[29]
秋芳洞にて登場した個体と月面の高地にて登場した個体の二種類が存在。前者は村雨しずかのクローンを素体として作られたもので、三影を膝枕している姿が描かれているが、自我意識は殆どないようである。後者はサタンニウムの高エネルギーによって作られた個体で、V3の火柱キックによって破壊されている。
銀のドクロ[編集]
ロッサ / バラロイドを核(コア)となって操っていた髑髏。人の憎しみを喰らい、相手が恐れている者の姿をした銀を精製する。また、これを核として再生された者は、生前の魂を持つ。
スペインの西方にある大陸から運ばれている途中で船と共に大西洋に沈んでいたのをグレコ爺さんにより引き上げられ、疫病の原因となっていた。疫病の元凶として疑われ自殺したロッサにつけ入りバラロイドとして復活させた。バラロイドがXライダーに敗れたことで再び海底に沈んでいたが、海中型コマンドロイドによって銀の髑髏の残骸が回収される。回収後修復され現在では地獄大使の核となっている。その正体はアマテラスの頭蓋骨。
ダモン / 再生地獄大使
かつて1号に倒されたショッカーの大幹部。従兄弟のガモンとはよく似ているが、彼を死に追いやった元凶でもあり、憎しみ合う関係にある。暗闇大使の手により、完全な自我と不完全な身体を持って再生した。大首領には生前と変わらぬ忠義を見せ、世界征服の野望を遂行する。
仮面ライダー1号 = 本郷猛とは互いに相容れない対極の考えを持つ故に(皮肉としか言いようがないが)相手の思考を理解し合っている。

BADANの怪人[編集]

グィン将軍 / クモロイド
ガモン共和国のクーデターの指導者。人間の頭脳を「只のタンパク質のカタマリ」と罵り、戦災孤児達を誘導爆雷に改造しようと企んだ。口から吐く糸は硬化させると銃弾すら受け付けなくなり、ライダーキック中に縛られた2号も脱出できず、全身の骨をへし折る程。又人間の首筋に打ち込むと、繋がっている間は自分の思いどおりに操れるようになる。
内地戦のゲリラを試作型コマンドロイドの素体として使い、戦地で無差別虐殺をさせていた。一旦は2号を敗退させ、真美を操って子供達を誘導爆雷に改造させようと目論むが、再戦を挑んできた2号のライダー卍キックで撃破された。
公式ガイドブック『受け継がれる魂』ではグィン将軍の正体とされていたが、『受け継がれる魂II』では本物のグィン将軍は第二話の冒頭で殺害されており、クモロイドはグィン将軍に変装していたとされている。第2部のニードルの回想場面ではグィン将軍の姿でプワゾン達と共に登場していた。
機械然とした原作より生物的なデザインが特徴で、頭部もやや小さくなっている。複眼部の中に多数の武器を持つ機能は未使用。
ベガ / タカロイド
改造人間プラントである黒いピラミッドから素体3万人を回収する任を帯び、エジプトで暗躍していた青年。ただの盗掘者を装って志郎と接触、後にタカロイドの正体を現して対峙するが、V3マッハキックの前に敗れ去った。プワゾン同様部分的に変身し、翼だけを広げて使うことも可能。人間体の時は常にサングラスをかけており、その下の目元は鳥目に見える。
根はさほど悪人ではなく、貧しい盗掘者の村で生まれ、現金と家族の安全を条件にタカロイドへと改造されたという経緯がある。無関係な人間については誰も直接手を掛けず、志郎に対しても奇妙な友情を見せていた(死に際に人ではなくなった身体では家族に会えないと口にし、志郎に同意を求めている)。自分で破壊した機械の王妃に同情の念を思わせる言葉も口にしているなど、BADANへの忠誠心はないに等しい。彼もまた、BADANの犠牲者であったとも言える。
原作よりも人間の体形に近くなっており、原作で着脱式だった翼も最初から背中に生えている。
ロッサ / バラロイド
スペインの酒場でフラメンコダンサーとして人気の踊り娘。核(コア)である銀のドクロと共にバラロイドとしての正体を現し、銀のキングダークを操ってXライダーを追いつめるが、グレコと滝によって彼女を操っていた銀のドクロ / アマテラス寸前まで銛を撃ち込まれた所に天空からのXキックを食らって銀のドクロと共に貫かれ、撃破された。
ロッサはグレコの息子ドメニコの妻で、40年前に人間だった頃もフラメンコダンサーだったが、余所者であったことから疫病を運んできた(実は疫病はグレコ爺さんが海から引き上げた銀のドクロによって起こされた)元凶だと罵られ、夫を殺された挙句に自害。その際に芽生えた人々への恨みの心を銀のドクロにつけ込まれてバラロイドとなってしまった。Xライダーに敗れたことで銀のドクロ / アマテラスと怨念から解放され、ロッサとして笑みを浮かべ乍らドメニコの元へと旅立っていった。
海の中でXライダーに話しかけていたのロッサ / バラロイドではなく彼女を操っていた銀のドクロ / アマテラスである。その証拠に「この娘(ロッサ)」と言っている。
上半身はほぼ原作どおりだが、本作では下半身にスカートを履いている。原作設定にあった巨大な薔薇型パーツは未登場。
サラマンダー / トカゲロイド
テンガロンハットを被った、西部のならず者のような風貌の男。口癖の「ウゼェ」からも見られる通り、とにかく気性が荒く、ニードルにもよく口答えする。人間態でも口からは高温の火炎を吐くことができ、アマゾンに大火傷を負わせた。
南米でムシビトを従えてビクトルを狙うがアマゾンに妨害され、ギアナ高地でトカゲロイドの正体を現してアマゾンと再戦。大切断で一旦は頭を裂かれるが、ニードルによってすぐ復活。再生能力を得てアマゾンを追いつめるが、再生能力が暴走してティラノサウルスに似た巨大怪獣と化した所にスーパー大切断を受けて倒された。
デザイン面、能力面ともに原作そのままだが、首の襟巻きを展開して炎の集束板にする能力は未使用。
ラ・モール / カメレオロイド
ZXを追う刺客として差し向けられたヒッピー風の男。人間体でもどんな場所にも溶け込んで見えなくなることが可能。伸縮自在の舌は数十メートルまで伸び、硬度も自在に操ることで手下のコマンドロイドごと村雨の腹を貫ける程。屈折した性格で、金富老人を「徳のある笑顔が嫌い」という理由で惨殺したが、皮肉にもそのことが村雨に怒りの感情を取り戻させることとなった。
不完全ながら再生能力を持っており、一旦はZXパンチに敗れるも一応の復活を果たす。まだ再生しきっていない身体で暴走してルミを捕まえるが、十字手裏剣と衝撃集中爆弾で木っ端微塵に吹き飛ばされ絶命した。
原作よりもカメレオンらしい生物的なデザインにアレンジされており、原作でのメカニックに近い要素は両腕が万力風という所のみ。ちなみに再生体は死神カメレオンのオマージュとなっている。

暗闇大使から生まれた者[編集]

ニードル達のように人間から改造された者ではなく、暗闇大使が自身から直接生み出した怪人(そのため、改造人間ではなく人造人間ホムンクルス)に近い存在である)。普段こそ人間体だが、人間としての名前はない。

ジゴクロイド
人間体はハードロッカー風の若者型でリーダーを自称するメタ発言もしていた。性格は残虐そのもので、殺戮に悦びを見いだしている。随一のバイクテクニックを持っており、ハンドルを握らずとも運転が可能。怪人体になると、鎌状の両腕からは振動波を発生させ、触れたもの全てを砂塵に変えることができる。高い再生能力と融合能力を持ち、一度は零距離からのZXキックで敗れるが、焼け焦げた外皮を脱ぎ捨てて真っ白な人間体となり、すぐ再生。然し怪人体に変身する能力は失ったため、カマキロイドと強引に融合してダブルロイド[10]となり(カマキロイドに対しては一方的に気があったらしく、彼女と融合する際は「愛し合おうぜ」などという、際どい発言もしていた)、再びZXとその応援に駆け付けたライダーマンやスーパー1と激闘を繰り広げる。そして更にカニロイドとも融合してトリプロイド[10]となり満身創痍のZXに止めを刺そうとするが、完全に記憶を取り戻したZXの圧倒的な力の前には敵わず、全ての腕をマイクロチェーンで縛られての電撃、衝撃集中爆弾、電磁ナイフ、そしてZXパンチを立て続けに食らいボロボロに。そのまま空中へと牽引され、ZXキックで真っ二つとなって敗れ去る。その後も彼らは背骨の一節だけとなった姿で辛くも生き延びていたが、ニードルに髪の毛を撃ち込まれて、遂に絶命した。
デザインはほぼ原作どおりで、着脱式だった両腕の鋏も変形式になっている。
カマキロイド
人間体はウェーブがかった長髪に、スーパーモデル風の美貌を誇る女性型。怪人体になると、鎌鼬を放つことのできる右腕の巨大かつ鋭利な鎌と、指先から出す麻酔効果のある煙を武器とする。三人の中では最も感情表現が豊かで、人を斬り刻むのが大好き。滝に「悪趣味な女」と罵られるが、自身は「外連って言ってよ」と言い返すユーモアもある。煙で動けなくされた人々を盾にZXをいたぶろうとしたが、逆にマイクロチェーンで結界を張られて身動きを封じられた上、電磁ナイフで逆袈裟懸けに斬られ、大ダメージを負う。しかしジゴクロイドとの融合によって、ZXの表皮を切り刻める凶暴な羽虫を背中から多数放てるようになり、瞬く間にZXを窮地へ追い込んだ。
ジゴクロイドに好かれていたようだが、彼女自身には全くその気はなかった様子。融合する際もかなり嫌がった上、融合が終わると肉体の主導権を奪われていたため、相当不満げであった。
体のデザインは原作版に近いが、本作では女性体形となり、頭部の形も変わっている。
カニロイド
人間体は杖を突き背を曲げた老人型。面倒なことが嫌いらしく一言も喋らないが、怪人体になると「シュシュシュ」と不気味な笑い方をする。銃弾は勿論、アンリによるRPG-7の砲撃や、果ては落下するヘリコプターが直撃してもビクともしない硬い甲羅と、両腕と両肩にある鋏、そして口から吐く溶解泡が武器。滝を容易く翻弄するも、そこへ駆け付けたV3にV3反転キックとハリケーンジャンプを連続で喰らい、窮地に追い込まれる。然し、カマキロイドと融合したジゴクロイドの元に逃げ込むとそのまま融合、二人の下半身となった。
本作における殆どのBADAN怪人のモデルが原作実写版『ZX』に登場したバダン怪人に準じているのに対し、カニロイドは石ノ森章太郎のラフスケッチをベースに生物的アレンジを加えたほぼ本作オリジナルのキャラクターである。人間体が老人なのは、山田ゴロ版ZXに登場したカニロイドのオマージュ。

コマンドロイド[編集]

BADANがZXボディを生み出す過程で作り出した改造人間。様々なタイプが存在する。役割としてはいわゆる戦闘員で、TVスペシャルでのコンバットロイドに相当。以下で述べる呼称は、改造人間部隊以外は当稿において分別上付けただけで、公式なものではない。

試作型
第1部第二話・第三話で登場。ガモン共和国のグィン将軍のプラントで製造された。額にある第3の目が複眼並みに大きく、代わりにZXにはある2本の触覚アンテナがまだ装備されていない。武器は十字手裏剣とナイフ(非電磁)。人間への変装は怪人やライダーのような精密なものではなく、ボディの上から元の人間の皮を被るような旧式仕様(正規の怪人であるクモロイドも同じ仕様)で、マスクの色はカーキグリーンまたはオリーブドラブ、複眼の色はオレンジである[30]。第十三話では背広姿の2体が、伊藤博士をニードル達の元へと拉致していた。
ガモン共和国での素体には戦闘で命を落とした現地ゲリラ達の肉体が用いられており、中には自分でも知らない内に改造されてしまった者(※死んでいるので意識が無い)もいた模様。脳改造は完全でなく人間の時の意識が残っているが、クモロイドの命令には逆らえない。その苦痛により涙を流し「コロシテ」と死を懇願しながら、滝や一文字を襲っていた。2号のライダーパンチで破壊されると、「コレデシネル」と喜び満足して爆死していった。
改造人間部隊(サイボーグチーム)
第1部第十一話・第十二話で登場。コマンダー(村雨)を隊長に含めた全13体で構成されている。第3の目はZX並みに小さくなり、触覚アンテナも装備された。だが首から下は軍用特殊部隊風プロテクターで覆われており、ZXボディとは似ても似付かない。また、複眼の色が試作型やコマンダーの緑とは違い、赤となっている。一人一人がチャージアップ前のストロンガーと互角の性能を持っており、電パンチや電キックでは全くダメージを受けないが、超電子技には絶えられず破壊された。その高性能の割に装備(劇中使用されていた装備は、十字手裏剣・衝撃集中爆弾・鎖状のマイクロチェーンが使われ、ZXや量産型と一部違いがあるが略同装備が使用されている)は乏しかった。変身前の時点で首から下がプロテクター姿だったため、人間への変装が怪人やライダーと同様に行えるかどうかは不明。
素体には何万という被検体から選りすぐられた、言わばエリート達が用いられており、国籍や人種も様々。
モチーフは石ノ森章太郎の萬画版『仮面ライダー』に登場する12人のショッカーライダー(この中に含まれていた一文字隼人も自我を取り戻し、正義のために戦うこととなる)と、『サイボーグ009』のゼロゼロナンバーサイボーグ。
量産型
第2部以降で登場。白黒のZXとも思える姿をしており、胴体部分のモールドが一切ない点を除けば、武器の点からもZXとほぼ同様の性能を持っている模様。複眼の色はZX同様の緑と、赤の二種類がいる。人間への変装も怪人やライダーと同じく完璧に行えるため、人間社会に紛れ込みながらZXやニードルを追跡していた。
何万という数で黒い特殊戦闘バイク(ヘルダイバーのベース車[31])を駆り、ノーラッドを初め世界各地の空軍基地を急襲した時は、たった20時間で全てを壊滅させる高性能ぶりを発揮したが、ライダーが反撃に転じてからは、ほとんど只の雑兵と化している。しかし、これは前述のサイボーグチームの様な「選抜された素体」ではない上、脳改造等の洗脳で自己判断力が欠如している為である。事実、装甲は非常に頑健であり、重火器でもびくともしない程の強度を持つ。
一部のコマンドロイドがニードルにより針の奴隷とされている。
海中型
第2部二十話で登場。胸部のV字型モールドと、背中の巨大な酸素ボンベ、そして両足の巨大な足ヒレが特徴。Xライダーに破壊されてコスタ・デル・ソル郊外の海底に沈んでいた銀のドクロを、5人で回収していた。

科学者[編集]

伊藤博士
村雨姉弟をよく知る科学者。BADANに誘拐された科学者の一人で、無理矢理協力させられる。ZXの脱出を手引きした。要塞サザンクロスに捕われた際のXライダー同様、首筋には肉の種が植え付けられていて、逃げ出そうにも逃げ出せなくなっていた。第3部四十六話では、時空破断システムの生体コンピューターの一部と言う無惨な姿にされてしまう。結城(ライダーマン)とも面識があるようで、彼と再会した際は自分達の破壊を懇願していた。ちなみに、生体コンピューターとなった後のシリアル番号は「110893」である。
三井、牧村
伊藤博士の部下と思わしき科学者。伊藤博士とともにアマゾンと会い、Xライダーの応急処置を行うが、タイガーロイドに殺されてしまう。

その他[編集]

ペトレスク神父 / 大コウモリ怪人(本編では名称不明)
ニューヨークのスラム街にある教会に新しくやってきた神父。コウモリ怪人に変身すると、口からは対象を破壊殺傷できる超音波を発し、翼は自在に変形伸縮させて対象を斬り付けるようになる。本郷が彼を追ってニューヨークを訪れたことから、『仮面ライダーSPIRITS』の幕開けとなった。
昼は浮浪者達に食事を振る舞う一方で夜はコウモリ怪人化させ[32] 、夜な夜な街の女性を襲わせていた。スパイクから正体を知らされた滝が滝ライダーとなって乗り込んでくるが、ものともせず切り刻み、絶体絶命の窮地に追い詰める。その言動からも解るように、かつてはショッカーに所属していた怪人らしく、組織を壊滅させた裏切り者でもある仮面ライダーに、激しい憎悪を燃やしていた。そこへ駆け付けた1号のライダーキックによって片腕を吹き飛ばされ、配下のコウモリ怪人達と共に逃げ出すが、追ってきた滝に動きを封じられ、後から追い付いた1号の電光ライダーキックの前に敗れる。
小島 秀範(ジュクの秀) / コンバットロイド
新宿界隈をうろついていたチンピラ小僧(不良少年)。生身の人間だが、村雨を追って明治通りに現れた三影の圧倒的な力に驚愕、彼の去り際に懇願してBADAN入りを果たす。自らの後ろ盾の威を借る小悪党。自身は改造されることを望んでいるが、その生身の人間であることが、キングダーク2号機を操縦できることへと繋がっている。三影を"アニキ"と呼んで尊敬しており、人間を捨てている三影自身も唯一心を開いている存在でもある。回が進むにつれ等身が縮んでいき、コミカルな言動が多くなっている。
なお、コンバットロイドは撮影会および特番におけるバダンの戦闘員であるが、数回しか着ていない(村枝賢一自身、巻末のコンバットロイドの読者イラストに対するコメントで「出し所に困っている」と発言している)。
ミイラ(改造素体)
バダンの手によって世界各地から拉致されてきた人々が特殊な処置を受けたあと、乾燥された状態でピラミッド内部に多数保存されていた。一般的なミイラと違って一部の細胞組織はまだ生きている(体には生命維持用の太いパイプが埋め込まれている)。いわゆる改造人間ではないため、自我意識も僅かながら残っている。3話では砂の中から多数飛び出してV3に襲い掛かるも”逆ダブルタイフーン”によって吹き飛ばされた。その後、バダンUFOに進入してきたライダー1号2号の前に3〜4体姿を現すが、その直後特殊な機械の中で溶解液によって溶かされたあと再結合し、再生ショッカー怪人となって立ちはだかった。他の組織の再生怪人も同様の方法で作り出されているものと思われる。
デッドライオン
かつて百目タイタンの死後、ブラックサタンの最高幹部として迎えられたライオン型の奇怪人。『ストロンガー』TVシリーズではブラックサタン本部での決戦時に撤退したままその消息が描かれることはなかったが、本作においては、人間体で青木ヶ原に潜伏し辛くも生き長らえていたという設定になっている。冷酷な性格ではあるが、言動はどことなくコミカルに描かれている。生前のタイタンとは親しかったらしく、彼との再会を喜び、ストロンガーにタイタンが再び倒された際はタイタンに心が宿っていなかったにもかかわらず涙を流している。
復活させられた百目タイタンと再会した後はそのままBADANと合流。命令には従うものの、自分はあくまでもブラックサタンのデッドライオンとして在りし日の組織の反逆分子・ストロンガーとの決着を付けることを矜持と信念を貫きつつ、強く望んでおり、そして第3部第三十八話で再生百目タイタンと共にストロンガーと対決するが、ストロンガーの挑発を受けて怒りを露わにする。その後、かつて対立した再生ジェネラル・シャドウと対峙し、ストロンガーを倒す目的で共闘を申し入れるが、シャドウの言伝によりサザンクロスに戻り、幹部待遇としてBADANに迎えられた結城丈二と合流する。その際、結城が再びライダー側に戻ると推測してBADANへの参入を認めなかったが、暗闇大使より大首領の意向であることを伝えられその場は引き下がる[33]。再生百目タイタンがピラミッドを守っていることから表舞台に出たが、スパークの生命装置移植で戦線復帰したストロンガーによってタイタンが倒されてしまい、やむなく撤退。またしても自身だけブラックサタンの中で生き残ってしまったことを悔やんでいたが、自身の知らないデルザー軍団のマシーン大元帥、ヨロイ騎士、磁石団長といった改造魔人3人が生産されていることに驚愕する。
その後、東京都内でブラックサタン戦闘員を率いてストロンガーと対決するものの、戦闘員は全滅し、自らもデッドハンドを破壊される。そこで観念し、ブラックサタンの存在しない世の中で生きることを諦め、ストロンガーにとどめを刺すように告げる。しかし、彼は変身を解き、蹴り飛ばしたあと、ブラックサタンを崩壊させたジェネラル・シャドウの話をしたあと、カブトローで突進するという、茂一流の檄を飛ばす。それを察したのか、デッドライオンも必ず最前線に復帰すると去っていく茂の背中に誓った。

再生組織[編集]

歴代の組織が時空魔方陣とサザンクロスの力により復活している。以下、再生された幹部および怪人たちは組織ごとに記していく。

ショッカー[編集]
主に東京都を含む関東地方に出現、首都の奪還を目的としている。この他、Xライダー救出のため」に1号と2号が要塞サザンクロスに潜入した際にもモスキラスとシオマネキングが地獄大使に率いられ登場しており、これまでの再生怪人と一味違うことを知らしめた。
1号と再生怪人軍団が相見えた後、『新』第6話でダブルライダーと交戦。その後デルザー軍団の活動が本格化した一方で、岩石男爵を撃破した1号を時空魔方陣により海底基地に召喚し、その後を追ってきたZX、五郎と交戦している。
ゾル大佐 / 狼男、 死神博士 / イカデビル
バダンピラミッドが関東に侵攻した際や、デストロンとV3が交戦している際に一瞬登場している。その後は1号が地獄大使らに捕獲されたのち、海底基地で再生怪人を率い交戦。死神博士の指令で、ユニコルノスにより1号の腕を石化させるが、ZXの機転と地獄大使の罠が破られたことで目論見は失敗している。その後怪人態となりZXと交戦している。
地獄大使 / ガラガランダ
詳しくは#銀のドクロ
ゲルショッカー[編集]
主に関西地方に出現。京都府にてブラック将軍(ヒルカメレオン)がバダンシンドロームによって理性を失った人間たちから血液を採取して怪人を復活させる作戦を行っていた。ZX、2号、滝、第10分隊の活躍によって鎮圧した。この他、6体のショッカーライダーが地獄大使に率いられる形で、東京都に出現している。
ショッカーライダー
地獄大使率いられ東京都に出現した。TVシリーズで未使用だった、口から火炎を吐くことができる(1号)、爆雷を内蔵している(3号)、溶解液を噴射する(6号)といった各ショッカーライダーに付加された能力が使用されている。1号とZXによるライダー車輪で倒された。
漫画で登場しなかった能力(体から毒煙を放つことが可能(2号)、地割れを起こすことができる(4号)、放電攻撃を行える(5号))はオフィシャルファイルマガジンの6体揃った「怪人戯画」で描かれている。
ショッカーの遺産と呼ばれており、組織が存在していた頃に製造されたと思われ身体能力の強化を成された第二期強化改造人間からv3への過程期に製造されたv3の試作機と思われる。
ブラック将軍 / ヒルカメレオン
ガラオックスに「五重の塔を飛ばしバダンシンドロームを見せる」という作戦をとりつつ、自身は怪人の再生のため、人間から血を採っていた。ガラオックスの作戦はSPIRITS第10分隊の活躍によって鎮圧、ヒルカメレオンはZXと2号のライダーダブルキックで爆死した。
デストロン[編集]
四国地方に出現。四国に跨る瀬戸大橋が架かる橋を破壊し、時空魔方陣を使い月に孤立させていた。高知県をドクトルGが、徳島県をツバサ大僧正が、香川県をキバ男爵が、愛媛県をヨロイ元帥がという具合に、四国四県それぞれを各幹部が支配し、サタンニウムを採掘させていた。目的はサタンニウムを用いてアマテラス(の首から下のボディ)を復活させ、そのエネルギーでJUDOが封じられている「門」を破壊することであったが、ZX、V3、ライダーマンの活躍によって鎮圧した。なお、デストロンはかつて『仮面ライダーV3』のTV本編や『仮面ライダーV3対デストロン怪人』で何度か四国を狙っている。なお、この章において地獄大使が見たアマテラスの記憶は「邪馬台国四国説」に準じたものとなっている。
ドクトルG / カニレーザー
結城の応急手術によって仮回復状態のV3と交戦。26の秘密「レッドボーンリング」によって倒される。
キバ男爵 / 吸血マンモス、ツバサ大僧正 / 死人コウモリ[34]、ヨロイ元帥 / ザリガーナ
ZXの特訓によって生まれた新技「ZX穿孔キック」によって倒される。
GOD機関[編集]
中国地方に出現。作戦の主目的は、「島根県出雲大社の奥でアポロン神殿(呪ステーション)を守る」という作戦と、「RS装置を装備されたキングダーク2号機を起動する」という作戦の2つであった。ZX、X、第10分隊の活躍によって鎮圧した。
アポロガイスト[35]
「アポロン神殿(呪ステーション)を守る」作戦での主力として登場。悪人軍団やキングダークとの共演シーンも存在する。詳しくは、アポロガイストを参照。
キングダーク
詳しくは、下記
ゲドン[編集]
九州地方に出現。熊本県で十面鬼ゴルゴス自らアマゾンを迎え討つ。獣人たちを犠牲にガガの腕輪を奪い、時空魔方陣で沖縄県のゼロ大帝のところまで届ける。
十面鬼ゴルゴス
ゴルゴス自体は腕輪を奪う直前にアマゾンの大切断で上半身を斬られ肉体をゲドンの獣人たちに食された。後に十面鬼は沖縄戦でゼロ大帝に召喚され、ガガの腕輪を残ったゴルゴスの残っていた左半身に装着して一時的に復活。ZXを追い詰めたが、最期はゼロ大帝に剥ぎ取られ再び死亡した。
ガランダー帝国[編集]
沖縄県に出現。ゼロ大帝と支配者(真のゼロ大帝)が十面鬼が奪ったガガの腕輪を所持しており、もう一つのギギの腕輪を狙う。最後は復活したアマゾンの活躍で鎮圧した。
ゼロ大帝、真のゼロ大帝
自我を取り戻した再生モグラ獣人が見つけ出したアマゾンの左腕をニードルが奪い取り、ゼロ大帝に魔方陣を通して届けた。本作では、真のゼロ大帝のフードがすでに取られた状態(ゼロ大帝と同じ姿)で登場しているため、どちらが真のゼロ大帝であったか明かされていない(同時に別の場所に出現して混乱させるのみ)。
ゼロ大帝(アマゾン化)
ゼロ大帝が自ら左腕を切断して、アマゾンの左腕を強制結合(実質は「ギギの腕輪」との強制結合)し、ゼロ大帝とアマゾンのキメラへと変身した姿。アマゾンと化しゼクロスを追い詰めたが、10分隊の奮闘により戦況は逆転。アマゾンの復活によって不利になり後退、さらにインカの力を手に入れようと光の玉へ隣接するが、ギギの力を失っていたことから光に存在を拒まれ消滅した。
ブラックサタン[編集]
静岡県に出現。百目タイタンに率いられているが、生き残っていたデッドライオンも作戦に加わっている。また、奇械人タックルや奇械人スパークなど、TV本編では敵ではなかった改造人間も従えている。ストロンガー、風見志郎、立花藤兵衛の活躍によって鎮圧した。
デッドライオン
詳しくは、#その他
百目タイタン[36]
本作ではピラミッドから電撃を繰り出し自衛隊を壊滅させ、SPIRITS第7分隊を追い払った。ストロンガーの新必殺技「STRONGER」によって爆死する。
スパーク
かつて城茂の友人・沼田五郎が改造手術失敗によって廃棄にされた姿。バダンの手で組織ごと失敗作だった個体まで再生され、デッドライオンにも「素体の無駄遣い」と言われた。デッドライオンのデッドハンドでダメージを受けつつバダンピラミッドから抜け出した後、タイタンの雷攻撃に巻き込まれていたところを、風見志郎のネットアームで回収され、重傷を負っていた茂のもとへ姿を現す。そして「どんな手を使っても勝たせてもらう」として、茂は生命維持に必要なパーツを自らの手で、涙を浮かべつつ取り除き自身に移植した。そして、復活した茂がストロンガーに変身する際、タックルとスパークの姿が電撃の中に浮かび上がった。ストロンガーの初期デザインがモデル。
デルザー軍団[編集]
第3部第三十八話より登場。TVシリーズで組織結成当時の八人の内、ジェネラル・シャドウ以外の七人は、東京で1号ライダーと、それを援護に駆け付けた2号ライダーの前に立ちはだかった。作中では一体一体が大首領JUDO直属の大幹部で構成された軍団として設定されている。再生した歴代組織とは特異な存在である模様(地獄大使より遥かに格上の存在らしい)。銀のドクロを憑代にして再生した地獄大使以外の再生怪人とは違い、改造魔人はJUDOが太古の昔に生み出した古の魔人達の子孫であり、その身は人類とは異なる者達。元より人間の魂を持たず、その身に宿すは狂気と憎悪、その魂は大首領と共にあり、大首領がいる限り何度でも蘇ると豪語する。蘇った後も生前の記憶と意志を保持しており、自分達に敗北を与えた仮面ライダーへの再戦に燃えている。地獄大使からは作戦が台無しになるとその介入を忌避され、一体一体が余りにも強過ぎるとし周囲に破壊を撒き散らす様は核兵器と同じと危険視されている。
鋼鉄参謀、荒ワシ師団長、ドクターケイト、ドクロ少佐、岩石男爵、狼長官、隊長ブランクの七人は東京に出現しショッカーと交戦中の1号、2号の前に現れる。その性格は以前と同じく変わっておらず相変わらず実権争いに執着しており、東京に集結した10大ライダーに対してシャドウによる「より多くの仮面ライダーを葬った者が実権を得る」と言う事で改造魔人同士で競争しているようである。
ジェネラル・シャドウ、ヘビ女
富士山山麗で、ブラックサタンと交戦中のストロンガーと、百目タイタン、デッドライオンの前に出現。途中デッドライオンが共闘を申し込んでくるが、サザンクロスの暗闇大使の元へ戻れと伝える。TVシリーズではストロンガーとは正々堂々と戦うことを望み、タイタンの手段を選ばない卑怯な作戦を嫌う性格だったが、復活後にはストロンガーにかつての仲間であるタックルと戦わせた(ただし、TVシリーズでもブラックサタンに対するクーデターを起こして改造魔人によるデルザー軍団を結成したり、デルザーでも改造魔人たちへの「ストロンガーを倒した者がリーダーとなる」という提案でストロンガーにぶつけさせたりということがあるため、策謀を巡らす戦略家の顔を持つことも描写されている)。その一方でストロンガーの復活に対して「それでこそ我が宿敵」と喜ぶ一面も見せる。また生前によく行っていたトランプ占いも健在である。
鋼鉄参謀
2号と交戦中。その豪腕に振るう鉄球を振り回し、その余波で周囲の建物が破壊され圧倒的な力で敵を粉砕する。その武人気質から生前合い間見えなかった2号との戦いに歓喜しており、手柄を望むドクロ少佐の介入に激怒する。
荒ワシ師団長
東京に辿り付いた滝を襲撃しスカイライダーと交戦する。振り下ろした斧で首都高を破壊した。
ドクターケイト
狼長官とアマゾンをケダモノと見下しながら周囲の人間に殺戮を巻き降らす中でXライダーと交戦する事になる。
ドクロ少佐
鋼鉄参謀と交戦中の2号に襲いかかるもスーパー1に妨害されそのまま戦闘に入る。
狼長官
自らの同属の狼部隊を率いて人間を襲っている最中にアマゾンと対峙する。狼族である故、同じ改造魔人であり、元人間であるジェネラル・シャドウを嫌悪する程人間を憎悪する。
岩石男爵
五郎の弟分でもる克己と和弘たち兄弟を人質に捕ろうとしたところで1号と対峙し交戦に入る。相変わらず妙な言葉使いをする。岩石で出来たその身体は自在に組みなおす事ができる。ショッカーとの戦いから満身創痍の1号を追い詰めようとするも投げた反動でライダー反転キック、ライダーきりもみシュートで反撃される。再生しようとしたが直後駆けつけたZXの集中爆弾が急所に仕掛けられており、体が再生・接触した途端に木端微塵に散った。
隊長ブランク
部下を率いて志郎とストロンガーに襲い掛かる。ストロンガーの電撃は効かないと豪語する。片言の喋り方をする。
マシーン大元帥、ヨロイ騎士、磁石団長
現在本拠地にて修復中。
ネオショッカー[編集]
北海道に出現。TVシリーズとは異なり、ゼネラルモンスター(ヤモリジン)と魔神提督が共闘している。ZX、スカイライダー、村上千弘の活躍によって鎮圧した。TVシリーズでの指揮系統の頂点であったネオショッカー大首領は、JUDOの言った通り別の存在として描かれており、他の幹部と同等の扱いとなっている。なお、アリコマンドは、『スカイライダー』での設定同様、人間を洗脳したものとなっている。また、ネオショッカーの飛行能力のある怪人軍団の群れの中にネオショッカー怪人ではないサドンダスが紛れている。
ゼネラルモンスター / ヤモリジン
北海道の市街地で暴れた際、村雨にBADANへ戻ることを勧告した。アリコマンドに人間を捕獲させ、その人間も新たなアリコマンドとする。
魔神提督
摩周湖にてスカイライダー相手に飛行怪人勢を率いて持久戦に持ち込む。TV版の指先の機銃を撃った他、剣から衝撃波を放った。最期はヤモリジン共々、ZXとスカイライダーの連携技「ライダーダブルシュート」の前に敗れる。
ドグマ王国[編集]
東北地方に出現。黒いピラミッド登場の際にメガール将軍(死神バッファロー)が描かれ、その後帝王テラーマクロ(カイザーグロウ)も姿を見せている。
帝王テラーマクロ / 黒沼外鬼 / カイザーグロウ
ドグマ王国の支配者であると同時に玄海の兄弟弟子[37]にして赤心少林拳黒沼流総帥。
悪魔元帥に沖一也と赤心少林拳のことを語った後、黒沼外鬼となって赤心寺に出現し、サタンホークを「黒沼流鉄指嘴(てっしすい)」で倒し、その様子に油断して近付いた義経の胸を貫き、本性であるテラーマクロの姿を現す。青森市街地での戦いにて、サタンスネークと一身同体の怪人と化した。
「毒の牙と翼の融合」怪人(サタンスネークとカイザーグロウの合体怪人)[38]
『新』24~25話に登場。スーパー1とZXが竜と戦っている一方、スカイライダーと戦っていたカイザーグロウと、Xライダーと戦っていた悪魔元帥がサタンスネークに変身し、合体した姿。鳴き声は「ジャカァ」「ジャカカカァ」。カイザーグロウの飛行能力とサタンスネークの8つの蛇の牙で2人を苦戦させた。その後、2人が見守る中、スーパー1と対峙。カイザークロウの左足のミサイルでスーパー1を狙撃し、8つの牙で襲いかかったところ、Vハンドによる梅花で蛇の頭を全て破壊され、カイザーグロウの嘴で変身が解除されかけた一也を襲う。桜花で嘴を両断され、カイザーグロウの不死身の能力で再生するが、ハルミから弱点を教えられた目黒の狙撃で肩のが離れ、一也の重力波で動きを止められ、不死身の血を受けていない肩の鴉の足跡に「スーパーライダー梅花二段蹴り」を撃ち込まれたことで爆発した。
メガール将軍 / 死神バッファロー
ドグマ王国の大幹部。惑星開発用改造人間第1号。手術の失敗で醜い姿となったが、変身不能の一也より存在意義があると鉄球で攻撃を加えた。その後、青森市街地で変身したスーパー1と対面。スーパー1とZXにドグマ怪人を全滅させられ、『新』25話時点でテラーマクロ親衛隊とともに撤退した。
地獄谷五人衆(サタンホーク、ヘビンダー、ゾゾンガー、ストロングベアー、クレージータイガー)
サタンホークは一也が青森で目覚めた時に義経の「桜花の型」で頭部を斬り裂かれた後に、ヘビンダーを倒し気を使い切った一也と義経の元に再出現して、黒沼外鬼 / テラーマクロに倒される。ヘビンダーは義経の弟子の内の禿髪の弟子を殺害し、彼の姿を借りて潜んでいたが、道場で僧兵の証である数珠を首にかけていないことを義経に指摘されて本性を現し、「桜(桜花)と梅(梅花)の狂い咲き」の義経と一也と対峙し倒される。ゾゾンガーは滝でXライダーと対峙、死闘の後、「Xキック」に敗れ去った。ストロングベアーは殺した黒沼流の弟子達の遺体を黒沼外鬼(テラーマクロ)像に供えていたお堂でスカイライダーと対峙し、「三点ドロップ」で倒される。クレージータイガーは道場を離れ、屋根でZXと対峙し、死闘の末、変身を解いたZX / 良に倒される。戦闘中に「俺の知ってるバダンの虎(タイガーロイド)はもっと強かったぞ」と言い放たれている。サタンホーク以外の4人は義経の弟子を殺し、彼らに化けていた。
ジンドグマ[編集]
北陸地方に出現。黒いピラミッド登場の際に悪魔元帥と4人の幹部(魔女参謀、幽霊博士、妖怪王女、鬼火司令)が登場。5人とも元々宇宙生命体だが、他の組織のように生前の記憶をもっていない状態で再生されている。
悪魔元帥 / サタンスネーク
ジンドグマ首領。石川県・医王山のスーパー1の前に姿を見せた後、富山県・富山湾に出現して交戦。青森へ移動後はテラーマクロと相対していた。
幽霊博士 / ゴールドゴースト、魔女参謀 / マジョリンガ、妖怪王女 / サタンドール、鬼火司令 / オニビビンバ
石川県・医王山において4幹部の持久戦でスーパー1の機能停止を図り一時は優勢にあったが、オニビビンバの「オニビビンババズーカ砲」の一撃を狙い損ねたところで失敗に終わる。マジョリンガはメンテナンスによってダメージが回復したスーパー1の「赤心拳・諸手打ち」、ゴールドゴーストとサタンドールは視力機能を一時停止し、気配を感じる戦法を心得たスーパー1の「スーパーライダーブレイク」によって粉砕。オニビビンバは一騎討ちとして立ち合い、オニビビンババズーカ砲を仕掛けるも技を見切ったスーパー1に弾かれ、最期は「赤心梅花の拳・正拳突き」の一撃で瞬殺された。
ロボットスーパー1
金沢市に出現。スーパー1に成りすましたが、Xライダーに声紋の劣化(ノイズ)を見破られ(Xライダーが指摘する前に、ハルミもイスギロチンを躊躇なく残酷に首切る戦い方に違和感を持っていた様ではあるが)、ジュニアライダー隊メンバーの「チビ」こと石川マサルに襲い掛かるが、Xライダーに阻止される。最後、Xライダーを道連れに自爆しようとしたが、Xライダーは何とか難を逃れている。本家のロボットスーパー1同様に黄色いマフラーを纏っており、登場時にはジュニアライダー隊を信じ込ませるため、赤いマフラーに変色させていたが、Xライダーに見破られマスクを切断されると本来の黄色いマフラーに戻った。TV版では怪人コマサンダーの実験台であった。
夜光虫
鬼火司令直属のジンファイターからなる暗殺部隊。身体機能停止の危機に陥っているスーパー1に追い打ちを掛ける。

本編以前の登場人物[編集]

本編以前を描いた作品(「右腕の記憶」など)の登場人物。本編にも登場する1号や2号、緑川ルリ子は、そこにまとめて書いてあるが、死神博士やヨロイ元帥は、別個体として登場するため、ここに記述しておく。

ヒナウ
『仮面ライダーSPIRITS』第6話に登場。結城とアンリが漂流した際に流れ着いた島に住む少女。祖父と二人で暮らしており、両親は本島に遊びに行った際に亡くなってしまった。結城の持っていたライダーマンのヘルメットを隠しておけば、ずっといてくれると思い、こっそり隠していた。だが、ヨロイ元帥に襲われた際に結城を助けるためにアンリにヘルメットを手渡す。結城が行ってしまう際には笑顔で見送った。
結城に「アイタ・ペアペア」(日本語で「気にしない」の意)という言葉を教え、結城は第6話の終盤でも風見にその言葉を使っている。
第二部第25話で成長した姿が登場。
ヨロイ元帥
『仮面ライダーSPIRITS』第6話に登場。自身の身の危険を感じたヨロイ元帥が造り出した自らのクローン体。新組織に入るために、結城の頭脳を持ち帰ろうとするが、復活したライダーマンに硬い外骨格をドリルアームの一転集中による突破の後、貫いた穴へのマシンガンアームによる跳弾により倒されてしまう。本編では魂の無い幹部の一人として登場(#再生組織を参照)。
小暮精一郎[39]、石神千絵
『新仮面ライダーSPIRITS』第1話から登場。TV版『仮面ライダー』ではアンチショッカー同盟として登場した。一文字が取材していたショッカーの被害者の遺族で、当初は飄々とした態度だった一文字に不信感を持っていたものの、やがて一文字の行動に心を動かされ、ショッカーに拉致された彼を救出すべく、ルリ子と接触してショッカー基地へ潜入する。その後、千絵はルリ子と共に改造された一文字と出会い、一文字は「命を賭けてショッカーと戦う」と決意する。
早瀬五郎 / サソリ男
本郷の親友でありライバルであったが、本郷を超えるべく自らショッカーの一員になり、改造人間を志願した。再生怪人として復活を果たし、改造人間は破損した部分を修理すれば何度でも甦ると豪語する。また、人間であった頃の記憶は意味が無く、自らの証明は毒と鋏みであり再生によってより肉体との同調ができたと豪語するが、本郷によって再び倒された。本郷の対極の存在として語られる。
死神博士
『新仮面ライダーSPIRITS』におけるライダー2号誕生を描いた番外編で登場。ショッカー改造人間製作の権威。大首領JUDOの器を作る「偉大なる計画」の立案者であり、JUDOの正体を知っているかのような発言や、仮面ライダーボディ(ひいてはZXボディ)の製作に関わっているなど、当時のショッカー幹部の中では特別な位置にいたことを思わせる描写となっている。第二期強化改造人間部隊の壊滅後、基地に格納されていたナチス・ドイツの遺産のJu 52で欧州へと帰還した。本編では魂の無い幹部の一人として登場(#再生組織を参照)。
第二期強化改造人間(ショッカーライダー)
『新仮面ライダーSPIRITS』第4話から登場。暗黒組織による当時の改造人間の最高の開発技術粋を結集して生み出した最初の集大成である第一期強化改造人間「本郷猛」をプロトタイプとした「偉大なる計画」の過程で生み出された第二期仮面ライダー。本郷猛の脱走後仮面ライダー1号の戦闘データーを基に開発された後継タイプだけに第一期改造人間である仮面ライダー1号を超える身体能力を誇る。仮面ライダー2号こと一文字隼人もこのメンバーに選ばれていたが、脳改造前に助け出される[40]。一文字隼人以外の5人もキックボクシングレスリング中国拳法剣道と身体的に優れた人間(身体の扱い方に熟知している人間)が素体となっている(あと一人はライフルの達人である)。人間態の風貌や体格は2号ライダーを演じていた大野剣友会高橋一俊中村文弥飯塚実中屋敷鉄也岡田勝の創生期メンバーをモデルにしている[41]。容姿は仮面ライダー旧2号そのものだが、後期ショッカーライダー同様にCアイに隈取りがあることや、グローブの形状や体型髪の毛が露出していない(ただし、この番外編においては2号も髪の毛は露出していない)など2号とは微妙な違いがあり、ライフルのライダーのサングラスに隠れた目は仮面ライダーのCアイの様に変身前の人間態でも既に複眼化している。本人たちの話によれば、さらなる強さを得るために望んで改造を受けた模様。その数とパワーで本郷と改造された肉体に不慣れな一文字を追い詰めたが、内三人は戦術の腕を上げた本郷によって倒され、もう一人も一文字の決死の機転によって倒される。最後に残ったライフルのライダーも、ショッカーと戦う決意を固めた一文字のライダーパンチによって粉砕された[42]
ショッカーサイクロン
一文字を含めた第二期強化改造人間用にショッカーが用意したバイク。エンブレムは立花レーシングクラブの物ではなく、ショッカーマークのレリーフが施されている 。6台あった中の1台をルリ子が立花と滝を乗せて持ち帰っている[43]

用語[編集]

バダンシンドローム
第2部終盤でJUDOが見せた竜のビジョンによって発生した精神的ショック状態。日本人の約70%が罹患し、発生から2日で推定34万人の自殺者が出た。JUDOによって人類の祖が竜に対する恐怖と服従のプログラムを植え付けられ繁殖と繁栄を促されていたため、全ての人類がバダンシンドロームの保因者であるが、バダンに連なる一連の組織に免疫がある人々はかかりにくいとされる。当初罹患していなかった人々も、新たに強い恐怖を与えられることで発症し、直接・間接を問わず竜が発する光を浴びることでも発症する。罹患者は常に竜の映像に襲われ、その度に血が逆流して筋肉が激しく収縮、内臓が痙攣して五感が狂う。その内に「人間はバダンに殺されるために生まれてきた」と思うようになり死を望みだす。スーパー1編で体中の神経組織に隠された恐怖のプログラムを脳へフィードバックさせることで発症することが判明する。
赤心少林拳黒沼流
赤心少林拳自体は、『スーパー1』にも登場する用語であるが、こちらは黒沼外鬼を総帥とする殺人拳。本作では、赤心少林拳は樹海大師を祖とし、その弟子である黒沼外鬼と玄海老師とがそれぞれ赤心少林拳を受け継いだという設定となっている。玄海流を表とするなら、黒沼流は裏に相当する。

オリジナルマシン[編集]

キングダーク(2号機)
山口県秋芳洞の奥で、腰を下ろした状態で再生GOD悪人軍団に守られていたが、生身の人間であるジュクの秀に操縦され(元々改造人間が操縦することができないように措置がなされていたため)、島根県へ向けて移動を開始した。島根に上陸後、拉致した滝に呪博士の全知能と人格をインストールし、再生アポロガイストと再生GOD神話怪人軍団と共にXライダー達を迎え撃つ。TVシリーズとは違い、最初からRS装置が搭載されてある。頭部にしか攻撃システムがないものの、威力は凄まじい。然し、Xの真空地獄車によって呪博士と共に爆破し敗れた。
呪ステーション
神啓太郎の神ステーションに相当する、呪博士の生前の意識を記録した基地。南原博士らも記録されている。外見は古代ギリシャ風。分割されて情報(暗闇大使の傀儡のアポロガイスト曰く「GODの呪われし知恵」)はキングダークにインストールされる。
時空破断装置
オリジナルのTVシリーズのものとは異なり、無限に等しい時空を切り結び、封印される牢獄から大首領JUDOを復活させる法具。時空破断システムの核は、世界中の科学者の無数の脳髄を直結させたデータベースであり、繋ぎ合わせることで一瞬で思想や論争をぶつけ合い合理的思考を導き出す、並列型頭脳となっている。思考のために脳、外部から情報や刺激を得るため眼球(涙を流しており、眼球保護のため涙腺も移植されている模様、目蓋は切除されているために閉じることはできない)とコミュニケーションのため口(唇などの外口部は切除され、歯茎と舌部のみが残されている)が移植され、外耳などは無いが、聴覚はある。目より口の方が上に置かれている。なお、優秀な頭脳が知識と閃きだけに働くよう自分たちが人間であることを忘れさせられており、兵器などの道徳・倫理面を排除した討論をさせられ、「痛み」によって自我を取り戻させられた伊藤博士は幻肢痛を訴え、自らの死ではなく破壊を望む、そんな科学者達の姿に結城は怒りを覚えていた。

キャラクターデザイン[編集]

登場する仮面ライダーは原作漫画を含めたそれまでの漫画版とは異なり、チャックの位置にあるスリットやマスクのネジなどのディテールも含めて特撮版のスーツに忠実に描かれている。人間のキャラクターは特撮版でそれぞれの役柄を演じた俳優のイメージを残しつつも村枝流にアレンジされている。これに対し、怪人は特撮版のものとはデザインが異なっており、漫画の特性を活かしたデザインへとアレンジされているものが多い。男性のスーツアクターが演じていたために男性体型だった女怪人、特に原始タイガーは変身前の姿キバ一族の母なる魔女=スミロドーンとの設定に従い女体化が施されている。他の女怪人もなるべく女体化が行われている。

他作品との関連[編集]

石ノ森章太郎作品や仮面ライダーシリーズとの関連[編集]

仮面ライダーシリーズの『仮面ライダーZX』を元にしているが、再生組織などのそれ以前のキャラクターの登場など、それまでの仮面ライダーシリーズの設定も反映されている。

また、安土じょう版『仮面ライダーZX』(JUDOという用語の登場)や山田ゴロ版『仮面ライダーZX』(タックルの復活)など、かつての仮面ライダーZXの漫画作品の設定も流用されている。

この他、『スカルマン』(#滝ライダーを参照)など、仮面ライダーシリーズ以外の石ノ森章太郎作品の作品のネタも存在する。

村枝賢一作品との関連[編集]

ベイカーは、『RED』が初出であり、本作や『RED』の他にも『ジングルベル・アーミー』などにスターシステムとして登場している。

第3章のV3篇に登場する讃岐麺太郎や瀬戸内小麦や風味掛之介などは、本作のオリジナルキャラクターでなく、讃岐職人屋本舗のイメージキャラクターである。

本作を掲載していた「月刊マガジンZ」の企画『ヒーロークロスライン』で村枝賢一は、『ジエンド』を描いている。

備考[編集]

  • 第6話『右腕の記憶』(単行本第2巻収録)は、月刊マガジンZ掲載当初には「第6話『右腕の記憶 前編』」と題されていた。

脚注[編集]

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  1. ^ すがやみつるが仮面ライダーのコミカライズ作品を講談社テレビマガジン」と秋田書店冒険王」へ2本同時に描いており、前者のタイトルが『仮面ライダー』、後者が『新・仮面ライダー』だったことに対するオマージュとしてタイトルに「新」が冠されている(『新 仮面ライダーSPIRITS』1巻、早瀬マサト「仮面ライダーSPIRITS復活に際して」より)。
  2. ^ ショッカー骨戦闘員ソフビ敬礼(「イーッ」のポーズ)タイプ同梱。「通常版」「特別限定版」の表紙には差異はない。
  3. ^ 『仮面ライダーSPIRITS』第1話「摩天楼の疾風」カラーライズド・バージョン同梱。表紙の違いは「通常版」が新サイクロンに乗った後期新2号ライダーと一文字隼人の「仮面ライダー」第3クール時のファイティングポーズで、「特装版」が改造サイクロンに乗った前期新2号ライダーと一文字隼人の第73話の変身ポーズである。「特装版」シリーズも「通常版」同様に初回生産版ではなく、2刷以降も重版されている。ちなみに、第1巻はサイクロンに乗ったマスクオフの本郷ライダーとマスクオフの一文字ライダーの一文字救出時のWライダー、第2巻は新サイクロンに乗った新1号ライダーとゲルショッカー期の本郷猛である。
  4. ^ 『仮面ライダーSPIRITS』第2話「たった一人の戦場」カラーライズド・バージョン同梱。表紙の違いは「通常版」がマスクオフでワルキューレに乗る滝ライダーと新1号ライダーと後期新2号ライダーで、「特装版」が新サイクロンに乗る新1号ライダーと後期新2号ライダーとショットガンを持つ滝ライダーである。
  5. ^ 『仮面ライダーSPIRITS』第3話「熱砂のプライド」カラーライズド・バージョン同梱。表紙の違いは「通常版」がハリケーンに乗るV3と放送31話や以降の客演時に着ていた物と色違いのシャツを着た風見志郎で、「特装版」がV3とバイクに乗り革ジャンでマシンガンアームを構える風見志郎である。「通常版」「特装版」共に総扉には2011年6月号の表題用に描かれ、「東日本大震災復興支援版『仮面ライダーSPIRITS THE BEGINNINGS』」でカラー化された震災の被災地での仮面ライダー1号と子供達の絵が採用されている。
  6. ^ 『仮面ライダーSPIRITS』第4話「右腕の記憶」カラーライズド・バージョン同梱。表紙の違いは「通常版」がライダーマンマシーンに乗るパワーアームのライダーマンと初期の青のジャケットの結城丈二で、「特装版」がライダーマンマシーンに乗るロープアームのライダーマンと後期のスリーピース姿で変身ポーズの結城丈二である。
  7. ^ 『仮面ライダーSPIRITS』第5話「機鎧の海」カラーライズド・バージョン同梱。表紙の違いは「通常版」がクルーザーに乗るXと大変身の神敬介で、「特装版」がクルーザーに乗るXとセタップで変身の神敬介である。
  8. ^ 『仮面ライダーSPIRITS』第6話「密林の破壊神」カラーライズド・バージョン同梱。表紙の違いは「通常版」がジャングラ―に乗る仮面ライダーアマゾンと変身姿の半裸のアマゾンで、「特装版」がジャングラ―に乗る仮面ライダーアマゾンと変身姿の着衣のアマゾンである。
  9. ^ バダンから脱走した際には身ひとつだったため、その間は自宅に残されていたスズキ・カタナを使用していた。
  10. ^ a b c d 『仮面ライダーSPIRITS 超絶黙示録』掲載「魂の万象〜SPIRITS 超絶エンサイクロペディア〜」より
  11. ^ 読みはコロージョン、意味は腐食。
  12. ^ 『新 仮面ライダーSPIRITS』第4巻発売時、第16話では修正されているが、2011年3月号では左腕にコントロールアームを装着し、右腕が素手状態で左腕を補助していた。
  13. ^ ウェイ・ペイによると、患者としては死んでいるが、斬り口から張り巡らされたギギの腕輪による神経組織の力で延命し、仮死状態に止めているとのことである。
  14. ^ ユリ子の遺体の残留毒素の影響で彼女の墓の周辺だけ植物が枯れていたが、茂の戦線復帰以降にユリの花が再生。のちにその一帯がユリの花で埋め尽くされている。
  15. ^ 2012年4月14日にTV版で城茂役を演じた荒木しげるが亡くなり、翌月の5月2日発売の6月号(単行本『新 仮面ライダーSPIRITS』第7巻第24話)に茂=ストロンガーが追悼のために登場。
  16. ^ 村枝は『東映ヒーローMAX Vol.35』でインタビューを受けた際、ほぼ弱点のないスーパー1の欠点を見つけるのは非常に苦労したと語っている。なお、インタビューを受けた『東映ヒーローMAX』のほうが『月刊マガジンZ』より先に発売されていたため、村枝の解説によって物語の展開がネタバレとなった。
  17. ^ 実はワルキューレは村枝の愛車であり、『受け継がれる魂』では撮影に提供している。
  18. ^ TVシリーズに、瀕死の重傷を負った滝を本郷が3号ライダーとして改造し復活させる案があったが、結果的にその設定は、志郎のV3に昇華された。
  19. ^ 防御力は仮面ライダーの外皮ほど高くはなく、第1部第一話では大コウモリ怪人の翼によってあっさり切り裂かれ、滝が大出血する描写が存在する。
  20. ^ 設定では、カール博士はルリ子の幼馴染で、本郷は彼にルリ子を託している。
  21. ^ 実在の桂都丸村上弘明より短躯であるが、劇中の「矢田勘次 / がんがんじい」は「筑波洋」より巨漢に描かれている。
  22. ^ 連載や単行本では解りづらかったが、『「たった一人の戦場」カラーライズド・バージョン』のカラー化表現により、判断しやすくなっている。
  23. ^ 解毒能力の応用で脳内で分泌される物質を正常値に戻す。これはあくまで対症療法であり、完全に回復できるかは当人次第。フレイアの存在は10分隊からは8分隊の一員として認識されていた。
  24. ^ 第1部で一度だけ敬介を「ケースケ」と呼んでいる場面がある。
  25. ^ 『仮面ライダーSPIRITS 超絶黙示録』にて、アドルフ・ヒトラーを裏で操っていたことが示唆されている。
  26. ^ ショッカーからデルザー軍団の大首領は現世でJUDOの意志を代行する影武者(大首領曰く自律プログラム)で、ネオショッカーからジンドグマの首領は、自らが呼び寄せた尖兵(つまりは暗闇大使やデルザー軍団と同格の存在)である。
  27. ^ 変身方法は初期改造時のもの(旧一号は変身ポーズ無しの変身・Xライダーは大変身ではなくセタップによる変身・スーパー1は変身用の設備を用いての変身)であり、スペック自体は歴代ライダーと同等。然し改造スペックに頼った戦法で、宿す魂(=ライダーが戦いの中で磨き上げたもの)がないために(村雨も名を知るライダーは風見志郎、筑波洋、沖一也と人としての名前を使った)、実際の戦闘における実力はZXが知るライダーたちより劣る模様。また、ライダーマン以外にも、パワーアップ後の姿(新1号、新2号、マーキュリー回路装着後のXライダー、チャージアップしたストロンガー、パワーアップしたスカイライダー)やタックルには変身せず、ZXが使ったスーパー1の梅花の型にも反応できなかった。
  28. ^ 村枝賢一はタイガーロイドが大のお気に入りで、「自分が信じていた理想をバダンに裏切られても、バダンに忠義を尽くして死んでいったその任侠さに感動した」とコメントしている。
  29. ^ 名前は『仮面ライダーSPIRITS 超絶黙示録』の魂の万象〜SPIRITS 超絶エンサイクロペディア〜より。
  30. ^ 『新 仮面ライダーSPIRITS』第4巻特装版「第2話 たった1人の戦場 カラーライズドバージョン」より
  31. ^ 作中ではZXが使用し、沖縄戦で大破したマシンを改造サイクロンのエンジン等を使って修復している為、プロトタイプと言うよりはベース車である。
  32. ^ これは第1部第十一話冒頭のアスラ/アメンバロイドの言葉からBADANの計画の一つではあるが、BADANの技術ではなく、ペトレスク自身の未完成な技術であると『受け継がれる魂II』で語られている。
  33. ^ しかし、後の暗闇大使は結城の参入を大首領に報告する場面を見る限り、これは大首領の意向ではなく暗闇大使が独断で行っていたことが窺える。
  34. ^ ツバサ大僧正の変身かは不明だが『仮面ライダーV3』最終話でも登場している。
  35. ^ 『仮面ライダーX』で一度復活している。
  36. ^ 『仮面ライダーストロンガー』で一度復活しているが、その際、一ツ目タイタンから百目タイタンへ名前も変わっている。実質的には二度目の復活。
  37. ^ 劇場版上映時には赤心少林拳とテラーマクロの関係がハッキリさせられていなかったが、TV放送、上映終了の後年に発行された『仮面ライダーマガジン』においては、劇場版について「テラーマクロは玄海老師の兄弟子であり、師匠を殺して飛ぶ火の車のありかを示した地図を奪っていった」との設定が明らかにされている。
  38. ^ 悪魔元帥はジンドグマ首領だが、『新仮面ライダーSPIRITS』第7巻11頁の城茂のセリフで、その時点の残りはバダン、ショッカー、ドグマ、デルザー軍団となっている。
  39. ^ TV本編での表記は、木暮精一郎となっている。
  40. ^ サブタイトル『7人の仮面ライダー』の第二期仮面ライダー5人と本郷と一文字、さらに本編(TV版『仮面ライダー』)で登場した6人と合計すると原作萬画の『13人の仮面ライダー』になる計算。
  41. ^ リーダー格のサングラスのライフルのライダーが高橋一俊、キックボクシングのライダーが中村文弥、一番体格の良いレスリングのライダーが飯塚実、長身の中国拳法のライダーが中屋敷鉄也、鋼の木刀を持つ剣道のライダーが岡田勝に当たる。
  42. ^ 最初に倒されたのがレスリングのライダーで、1号のライダーキックを受けて左腕を切断され助命を願ったためにライフルのライダーに射殺・絶命される。2人目が剣道のライダーで、2号によるショツカーサイクロンの遠隔操作で体当たりされ絶命。キックボクシングと中国拳法のライダーは1号の巧みなバイク操作でジャンプしたのを追ってジャンプしたが、運転を誤り2台が接触・自滅。最後にライフルのライダーは2号のライダーパンチで絶命。
  43. ^ 後のサイクロンと違ってメーターなどの計器類がほとんど無く、全自動とリモコンの切り替えスイッチが見受けられる。

関連項目[編集]