人造人間

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人型ロボット「アクトロイド

人造人間(じんぞうにんげん)とは、主に人によって製造された、人間を模した機械や人工生命体のことであり、人型のロボットアンドロイドガイノイドバイオロイドなどの総称である。架空の存在としてSF漫画映画小説作品などにも頻繁に登場し、人間の良きパートナーとして活躍することが多い。

目次

遍歴 [編集]

ASIMO - 本田技研工業が開発した世界初の本格的な二足歩行ロボット

古来より、機械のような特徴をもつ「無機的人造人間」と、生物のような特徴をもつ「有機的人造人間」の両方があった。いずれの人造人間も、人間と同等の「心」をもつ存在として描かれるものとそうでないものがある。

キリスト教徒をはじめとするアブラハムの宗教ユダヤ教イスラム教)の考えでは、人間が人間を造るという行為は神への挑戦、あるいは冒涜と見做されることもある。聖書天地創造にあるヤハウェ(日本語では「主なる神」と訳される)・エロヒムによりアダムとイブが造られたとされているためである。 初期の人造人間が登場するフィクションの背景には社会の近代化や科学技術の進歩に対する漠然とした不安があった。この心理が人造人間そのものへの不安フランケンシュタイン・コンプレックスに反映されているとする見方がある。

無機的人造人間の元祖としてはギリシア神話タロースユダヤ伝説のゴーレムギルガメシュ叙事詩エンキドゥなどがあり、有機的人造人間の代表的なものにホムンクルスフランケンシュタインのクリーチャー(被造物)(怪物)などがある。ロボットという言葉が最初に使われた『R.U.R.』においても、登場する「ロボット」は有機的な部品で作られた人造人間であった。

SF小説『キャプテン・フューチャー』シリーズに登場するフューチャーメンであるグラッグ (Grag) やオットー (Otho) はスペースオペラの全盛期に登場した人造人間(グラッグは無機的、オットーは有機的)であり、フィクションにおける人造人間の一つの方向性を示した。

スター・ウォーズ』シリーズに登場するドロイドの場合、名称そのものはアンドロイドに近いが、R2-D2のように外見が人間に似ていない個体も含まれる。

日本におけるフィクションでは、圧倒的に無機的人造人間が関連する作品が多いが、比較的近年の錬金術が登場する作品(『鋼の錬金術師』、『武装錬金』など) においては、ホムンクルスなどの有機的人造人間が登場する。また、『ローゼンメイデン』の様に劇中において「生きた人形」とされながらも、その生成に錬金術が関わっており、既存のパターンに分け難い人造人間も存在する。

日本で最初の人造人間の記録は、鎌倉時代の説話集『撰集抄』巻五「高野山参詣事付骨にて人を造る事」(西行が故人恋しさに死人の骨を集めて復活させようとするも失敗する話)と言われている。

1928年(昭和3年)には西村真琴學天則を製作した。上半身のみであるが、腕を動かしたり表情を変えたりできたという。

21世紀初頭現在では、外見から仕草まで人間そっくりと言えるレベルのアンドロイドは、未だ実現されていない。しかしホンダの開発したASIMO富士ソフトが開発したパルロなど人間の動きに近いもの(二足歩行など)、相手の声に反応して表情を変えるものなど、それぞれの分野に特化した形でアンドロイドに近いロボットは実現しており、さらに研究開発が続けられている。

アンドロイド、サイボーグ [編集]

アンドロイド (android)の語は、1886年に発表されたヴィリエ・ド・リラダンの小説『未来のイヴ』で初めて登場する。

ギリシャ語で「男性」を意味する andro と、「もどき」を意味する oid(接尾語)の合成語であり、アンドロイドは厳密には男性を指すため、女性型人造人間はガイノイド (gynoid)と呼ばれる事がある(ただし『未来のイヴ』に登場したアンドロイドも女性型であり、そもそもの定義からして曖昧である)。ポリティカルコレクトネスを考え、「人間もどき」の意味になるヒューマノイド (Humanoid)と呼ぶこともある。一般には、生物的に作られたものよりも、機械的に作られたもののイメージが強い。ただし、ヒューマノイドは人間型異星人なども含めた「人間に似たもの」すべてを指す概念であり、アンドロイドよりも意味する範囲が広い。ロボット工学三原則で知られるアイザック・アシモフは、R・ダニール・オリヴォーなどの人間に擬態した容姿を持つロボットを指す名称としてヒューマンフォーム・ロボット(Humaniform Robot)を用いている。

身体の一部を機械化した人間は改造人間でありサイボーグ (cyborg)と呼ばれ、一から作られた人造人間のアンドロイドとは区別される。ただし、ロボコップのように、人間の細胞を再利用して造られたサイボーグがロボット扱いを受けている場合もある。

日本では漫画『サイボーグ009』などにより、サイボーグという言葉が一般に知られるようになった。改造人間という言葉が用いられることもあり、意図的或いは、製作者の不見識故に、両者を用語的に明確に区別しない傾向も見られたが、『攻殻機動隊』など、アンドロイド、サイボーグ、人間の境界線をめぐる問題に焦点を当てた作品も20世紀末以降では見られる。また、『銀河鉄道999』の機械化人(機械人間)、『8マン[1]、『新造人間キャシャーン』、『コブラ』のアーマロイド・レディなど、人間の記憶意識のようなもののみをアンドロイドのような完全な機械の体に移すものなど、区別が困難な場合もある。ただし、『999』の北米版DVDなどでは機械化人を字幕で「cyborg」と訳している。また『人造人間キカイダー』に登場するハカイダー(サブロー)は、ロボットの頭部に人間の脳を入れたものだが、「三郎のテーマ」の出だしは 俺はロボット、サイボーグ となっている。

バイオロイド [編集]

バイオロイド (bioroid)は、上述の有機的人造人間であり、生体またはバイオテクノロジーを基にしている意味を付加した近年の造語。遺伝子操作等の人為加工により特殊機能を持たされたデザイナーベビー新人類ロボット等が描かれる。

この語が登場する最初期の作品に士郎正宗の漫画『ブラックマジック』(1983年)と『アップルシード』(1985年)、タツノコプロ制作のテレビアニメーション超時空騎団サザンクロス』(1984年)がある。前2作品では都市行政管理用コンピュータが専用プラントに要求し設計製造されるヒト型生命で[2]、アップルシードではヒトの遺伝子を積極的に操作合成改良したデザイナーベビー。サザンクロスでは敵側異星人の兵士が搭乗する生体部品を用いたロボットであった。

人造人間を主題とした作品 [編集]

この節では、人造人間を主題とする作品、主人公またはそれに準じるキャラクターとして人造人間が登場する作品のうち、ウィキペディア日本語版内に記事が存在するもののみを挙げる。各作品の詳細については各ページを参照のこと。

戯曲 [編集]

小説 [編集]

漫画 [編集]

※ 前記の小説と重複するものは割愛する。

テレビドラマ [編集]

※ 前記の小説や漫画と重複するものは割愛する。

映画 [編集]

※ 前記の小説や漫画、テレビドラマと重複するものは割愛する。

アニメ [編集]

※ 前記の小説や漫画と重複するものは割愛する。

ビデオドラマ・DVDドラマ [編集]

ゲーム [編集]

※ 前記の漫画やアニメを原作とするものは割愛する。

脚注 [編集]

  1. ^ 『8マン』を元に書かれた小説『サイボーグ・ブルース』の主人公は、タイトル通りサイボーグである。
  2. ^ コンピュータが自律判断で生み出す生命を人造と言えるのか?という問いはやや残るが

関連項目 [編集]