現代用語の基礎知識

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

現代用語の基礎知識(げんだいようごのきそちしき)とは現代人として必要と考えられる用語にマスコミなどで使われる新語を加えて編集された事典用語辞典の一種で、年鑑の性格も持つ。毎年11月頃に自由国民社から発行されている。略称:現基知(げんきち)、現代用語

特色[編集]

一般の百科事典は定着した言葉を中心に編集されるのに比べ、毎年、新聞やマスコミ、webをにぎわせる言葉をその都度追加・削除・加筆して編集している点が特徴である。

歴史[編集]

創刊・発足[編集]

『現代用語の基礎知識』は第二次世界大戦終了後の1948年10月10日、『自由国民』第14号として時局月報社から発行された[1]。当時は長い軍国主義の時代、英語禁止の時代が終わり、新たに民主主義的な制度改革が行われるとともに世相も変転し、GHQ関連などの新しい風俗、言葉が次々に生まれる時代であった。

創刊以来、毎年改定を加えられており、1949年からは年末に発行するようになった。1965年までは増補版を発行していたが、1966年から年1回発行に統一された。新語流行語を加えてページ数が増加しており、本のサイズ自体も創刊時のB5判から1960年以降はA5判に、1972年からB5判に拡大。2005年からA5判増ページとなったが、創刊65年目の 2013年版では、A5判(通常版)とB5判(拡大版)が大小並んでリリースされている。

新語・流行語[編集]

1984年からは毎年12月初旬に[1]、その年の世相を反映した言葉として新語・流行語大賞を選定し、発表も行っている。この年に受賞した新語は「オシンドローム」「鈴虫発言」「スキゾ・パラノ」「特殊浴場」、流行語は「まるきん まるび」「くれない族」「疑惑」「千円パック」「す・ご・い・で・す・ネッ」「教官!」だった[2]

2003年に自由国民社がユーキャンと出版事業で提携したため[3]、「現代用語の基礎知識選 生涯学習のユーキャン 新語・流行語大賞」、2004年からは「現代用語の基礎知識選 ユーキャン流行語大賞」へと改称している。また2006年版から2008年版には、インターネットのConsumer Generated Mediaコンテンツである「はてなキーワード」の一部が収録されていた[4][5]。 本の形態(書店では書籍ではなく雑誌扱い)のみでなくCD-ROM版もあり、2008年には「JEPA 電子出版アワード2008」のロングセラー賞に選ばれた[6]。このほかに有料のウェブ版がある。

同様の本[編集]

長らく一社独占の状況であったが、1986年11月17日集英社から『イミダス 1987年版』、1989年11月17日に朝日新聞社から『知恵蔵 1990年版』と同様の本が刊行されるようになった。ただし、両者とも2006年11月発行の2007年版を最後に休刊となり、一社独占に戻った。

出典[編集]

  1. ^ a b 会社概要
  2. ^ ユーキャン新語・流行語大賞 全受賞記録
  3. ^ 流行語大賞について
  4. ^ 『現代用語の基礎知識2006』へのはてなダイアリーキーワードの掲載について
  5. ^ 『現代用語の基礎知識2006』掲載キーワード発表
  6. ^ 電子出版アワード2008受賞作品発表

関連項目[編集]

外部リンク[編集]