天地創造

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星の創造。ミケランジェロによるシスティーナ礼拝堂の天井画より。

天地創造(てんちそうぞう)とは、厳密にはユダヤ教のヘブライ語聖書、キリスト教の旧約聖書創世記』における世界の創造のことを指す。宗教絵画などでよく題材となる。[1]

天地創造の流れ[編集]

ユダヤ教・キリスト教の聖典である旧約聖書創世記』の冒頭には、以下のような天地の創造が描かれている。

  • 1日目 暗闇がある中、を作り、が出来た。
  • 2日目 神は)をつくった。
  • 3日目 神は大地を作り、が生まれ、地に植物をはえさせた。
  • 4日目 神は太陽をつくった。
  • 5日目 神はをつくった。
  • 6日目 神は家畜をつくり、神に似せたをつくった。
  • 7日目 神は休んだ。

年代推定の歴史[編集]

旧約聖書学では、創世記の記述内容としての「天地創造が起こった年代」は果たしていつだったのかについての推定が繰り返されてきた。

ただし前提として、批評的な旧約聖書学では、天地創造物語は信仰書であり、信じている内容を記述しているという事は、批評的な全ての学者が認めており、もはや「実際に・事実として、いつ起こったことか、どうか」は、研究・議論されていない。ただし、「当時の人々がいつ起こったと考えていたのか?それはどういう信仰・根拠だったのか?」などは研究されている。

正教会では西暦で言うところの紀元前5508年のことだとしており、これを元年とした「世界創造紀元」を用いていた。

1654年に、英国国教会アイルランド大主教ジェームズ・アッシャーケンブリッジ大学副総長ジョン・ライトフットが聖書の記述から逆算し、天地創造は西暦の紀元前4004年10月18日~24日にかけて起こり、アダム創造は紀元前4004年10月23日午前9時と算出し、長らくキリスト教圏ではこの年代が信じられてきた(旧約聖書のモーセ五書に登場する族長全員の寿命を加算して算出したもの)。 その他にも天地創造の年代には諸説ある。

脚注[編集]

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  1. ^ 広義には神話における世界の創世全般を指すが神が世界を「創造」したというのは、ユダヤ教・キリスト教独自の思想であるため、そうではない他の宗教・神話に適用するのは、厳密には誤用である。

関連項目[編集]