仮面ライダーカブト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
仮面ライダーシリーズ > 仮面ライダーカブト
平成仮面ライダーシリーズ
第6作 仮面ライダー響鬼 2005年1月
- 2006年1月
第7作 仮面ライダーカブト 2006年1月
- 2007年1月
第8作 仮面ライダー電王 2007年1月
- 2008年1月
仮面ライダーカブト
ジャンル 特撮テレビドラマ
放送時間 日曜 8:00 - 8:30(30分)
放送期間 2006年1月29日 - 2007年1月21日(全49話)
放送国 日本の旗 日本
制作局 テレビ朝日
監督 石田秀範
原作 石ノ森章太郎
脚本 米村正二
プロデューサー 梶淳(テレビ朝日)
白倉伸一郎武部直美(東映)
出演者 水嶋ヒロ
佐藤祐基
里中唯
永田杏奈
徳山秀典
山本裕典
内山眞人
加藤和樹
手嶋ゆか
神崎愛瑠
奥村夏未
三輪ひとみ
坂口拓
弓削智久
小林正寛
西牟田恵
山口祥行
梅野泰靖
本田博太郎
オープニング NEXT LEVEL
歌:YU-KI
テンプレートを表示

仮面ライダーカブト』(かめんライダーカブト)は、2006年平成18年)1月29日から2007年(平成19年)1月21日までテレビ朝日系列で毎週日曜8:00 - 8:30(JST)に放映された特撮テレビドラマ作品、および作中で主人公が変身するヒーローの名称である。

「平成仮面ライダーシリーズ」第7作目に当たる。キャッチコピーは「天の道を往き、総てを司る!」、「俺が正義」。

概要[編集]

仮面ライダー生誕35周年記念作品。制作コンセプトは「最強の仮面ライダー」[1]

前作『仮面ライダー響鬼』とは打って変わり、モチーフに昆虫の採用[注 1]、「変身」のかけ声の復活、バイクの常用、キックの必殺技、仮面ライダー自身による必殺技名の発声などの昭和仮面ライダーシリーズの要素、一般人の姿・怪人の姿を持つ敵、組織化されたヒーロー、ライダー装着者の交代劇など、これまでの平成仮面ライダーシリーズの要素が盛り込まれている。同時にプロデューサーの梶淳は制作発表の場で「原点回帰ではなく、仮面ライダーの限界・頂点に挑む」と述べており、企画書には「いい物は焼き直しと言われようと取り込み、不要なものは斬新そうでも容赦なく切り捨てる」と記されている。

それまでのシリーズ作品でもよく登場していた「料理」が特に大きくクローズアップされており、主人公を始めとした数多くの登場人物が料理を作って嗜む。コメディの比重も高く、暗く重くなりがちなストーリーを和らげ、少しでも作品全体のムードを明るくすることが心掛けられた。特に『カブト』においては、天然キャラによるものの他、不条理シュールな展開といった、従来のシリアスな平成仮面ライダー作品ではあまり見られなかったコメディ手法が多かった。このコメディ要素はその後の作品にも引き継がれていき、特に次作『仮面ライダー電王』や『仮面ライダーW』では、更に比重が置かれる様になる。

特撮演出[編集]

本作品の戦闘演出の中で代表的なのが「クロックアップ」である。ライダーの超高速移動は、『仮面ライダー龍騎』のアクセルベント、『555』のアクセルフォーム、『剣』のマッハジャガーなど、過去作でも取り組まれてきた。しかし本作品が過去作と大きく異なるのは、過去作で「必殺技としての高速移動」が設定されていたのに対し、本作品のクロックアップは敵味方双方が不可視かつ高速で動く事により、「常人には入り込めない世界」を作り出す点に主眼が置かれている。クロックアップの発想は『龍騎』のミラーワールドに近く、戦いの原則として設定されている。

プロデューサーの白倉は、特撮誌のインタビューにおいて、「『気付いていないだけで、実は自分のすぐそばで仮面ライダーが戦っているかもしれない』という感じを出したかった」と語っている。クロックアップの演出の例については、#クロックアップを参照。

評価[編集]

玩具売上げは年間総売上71億円を記録[2]。目標数値の75億円[3]には若干届かなかったものの、前作『響鬼』の65億円からは大きく持ち直した。

昆虫をモチーフとしたデザインの評価は高く、特に終盤に登場し、「ライダーキック」「ライダーパンチ」を必殺技とする仮面ライダーキックホッパーとパンチホッパーは、石森プロが「こういうこと言うのは珍しいんですけど、初めて文句なくマスクが格好いいと思いました」とデザイナーに電話をかけたほどである[4]

あらすじ[編集]

西暦1999年10月19日、地球に飛来し日本・シブヤに落下した巨大隕石により、その周辺地域は壊滅した。そして7年後の西暦2006年、人間を殺害しその人間に擬態する宇宙生命体・ワームが出現。ワームに対抗するため、人類は秘密組織ZECTを結成し、ワームに対抗するためマスクドライダーシステムを開発した。そんなある日、ZECTの見習い隊員・加賀美新は、自らを「天の道を往き、総てを司る男」と称する妙な男・天道総司と出会う。その頃ワームが出没し、追い詰められていくZECT隊員たちを見た加賀美は、ライダーになって戦うことを決意する。しかしカブトゼクターは加賀美ではなく、天道の手中に納まった。天道は何故か持っていたライダーベルトにカブトゼクターをセットして変身、仮面ライダーカブトとなり、戦うのであった。

登場人物[編集]

マスクドライダー[編集]

「仮面ライダー」に相当し、ゼクターが選んだマスクドライダーシステム(後述)により変身した資格者。劇中ではマスクドライダー[注 2]またはライダーと呼ばれるが、1度だけ地獄兄弟(正確には矢車)がドレイクを「仮面ライダードレイク」と呼んでいる。序盤でザビーの資格者(加賀美、影山)のみ、胸にザビーの形状のマークが浮かび上がるシーンがある。

資格者が変身する際、ゼクターおよびゼクターと対になる端末、変身ツールを身に付ける。変身ツールとゼクターが合体することで、ゼクターより「Henshin」と発声されマスクドライダーに変身する。

共通機能[編集]

マスクドライダーシステム[編集]

「マスクドライダー」に変身するために必要な特殊戦闘システムの総称。ZECTにより開発された。ワーム戦には不可欠なキャストオフクロックアップを有する。

物語の進展に伴い、資格者やシステムその物にまつわる謎・秘密を多々有する、物語の根幹に密接に関わる。主な謎・秘密としては、天道がなぜシステム完成以前にライダーベルトを所持していたのか、ザビー・ガタック以外の資格者がどのようにゼクターを入手したのか、ワーム襲来よりも前の、35年前(1971年)[注 3]の4月3日から計画が始動していた事、その時に生まれてもいない加賀美がガタックの資格者として選定されていたこと、カブトとガタックのシステムに本人の意思に関係なく、ワームを完全撃滅する“暴走スイッチ”が密かに仕込まれていたことなどがある。しかし、この大半は劇中で明かされていない。

マスクドフォーム
変身直後であるパワー重視の重装甲形態。ヒヒイロノカネと呼ばれる未知の金属で製造されたマスクドアーマーが全身を覆っており、ファンデルワールス力によってライダーアーマーと結合している。この形態ではクロックアップ・必殺技は使用不可能。
ホッパータイプ・劇場版のみ登場のライダー達は直接ライダーフォームへと変身する。
ライダーフォーム
キャストオフを経て変身する事実上の基本形態。クロックアップ・必殺技が使用可能。必殺技の攻撃パターンはそれぞれ異なるが、共通項として技の名称の先頭に「ライダー」が付く事が挙げられる。
ハイパーフォーム
カブトが(バトルDVDではガタックも)ハイパーゼクターを用いてハイパーキャストオフした最強形態。スペック・戦闘能力の向上に加え、ハイパークロックアップが可能となる。

変身ツール[編集]

ゼクター
ライダーへの変身に必要なツールで、自己判断能力を持つ昆虫型コア。外見はそのゼクターにより変身するライダーのモチーフとなる生物に準ずる。資格者の基準は各ゼクターにより異なる。有事の際にはその資格者の元へジョウントで移動し、資格者が身に付けた変身ツールと合体する事で、資格者をライダーへと変身させる。召喚時にはゼクター自ら敵を攻撃する事もある。自由意志が高く、料理を手伝ったり野球を応援に来たりする場面もある。ゼクター自身の意思で装着者から離れると強制的に変身解除される。再生能力も備え、プレス機で押し潰されても僅かな時間で元通りに修復される。
ザビー・ドレイク・サソードの3つのゼクターは、ユニットの一部になっているパーフェクトゼクターからの召喚命令を現行の資格者よりも優先する様になっている。実態はネイティブが対ワーム用に技術提供した兵器である。そのためZECTが反ネイティブ対策を視野に開発したゼクター以外は、ネイティブからの命令も受理する。
ネイティブが変身することも可能であり、『仮面ライダーカブト超全集』ではネイティブを資格者として認識する機能も備わっていたのではないかと推測している[5]

キャストオフ / プットオン[編集]

キャストオフ
マスクドフォームからライダーフォームへと2段変身する工程。これは昆虫の脱皮に相当し、キャストオフとは「脱ぎ捨てる」の意。
各ゼクターにある2段変身スイッチを操作する事で、ゼクターから「Cast Off」と発声されると共にマスクドアーマーが弾け飛び、最後にゼクターより「Change - 」( - の部分は各ライダーのモチーフの英語名)と発声され、ライダーフォームへの移行が完了する[注 4]
物語序盤では、この時飛散するマスクドアーマーでサナギ体を一撃で撃破する事もあった。このシステムはカブトエクステンダーなどにも応用される。
ハイパーキャストオフ
ライダーがハイパーゼクターを用いてハイパーフォームに強化変身する工程。ハイパーゼクターのホーンを1度倒す事で、「Hyper Cast Off」の電子音と共に強化変身する。キャストオフとは異なり、新たなパーツが発生する。
プットオン
キャストオフとは逆の工程を踏む(各々のゼクターの2段変身スイッチを逆の順序で操作する)事で、ライダーフォームからマスクドフォームへ戻る工程。その際ゼクターからは「Put On」と発声され、マスクドアーマーが再構成される。マスクドアーマーの再構成はアーマー全体から任意の一部分のみまで可能である。主に防御力を高めるために用いられるが、ガタックは遠距離攻撃(ガタックバルカン)のために用いる事もある。

仮面ライダーカブト[編集]

天道総司(旧名は日下部総司)が変身するマスクドライダー。モチーフはカブトムシ(マスクドフォームは蛹)。基本カラーはコンパウンドアイ(人工複眼)の色は(ハイパーフォーム時は水色)。

誕生の詳細を知る者からは「光を支配せし太陽の神」と呼ばれる。ライダーベルトを手に入れてから7年間身体を鍛えてきた天道の天才的な身体能力によって、華麗で無駄が無く、ワーム・他のライダーの追随を許さない程の戦闘能力を発揮する。綴りは「KABUTO」。

フォーム
マスクドフォーム
  • 身長:190cm
  • 体重:132kg
  • パンチ力:8t
  • キック力:10t
  • ジャンプ力:ひと跳び20m
  • 走力:100mを8.9秒
カブトの第1形態。主にカブトクナイガン・ガンモード、アックスモードを使用する戦闘を得意とする。
ライダーフォーム
  • 身長:195cm
  • 体重:95kg
  • パンチ力:3t
  • キック力:7t
  • ジャンプ力:ひと跳び37m
  • 走力:100mを5.8秒
カブトの第2形態にして基本形態。変身時はマスクドアーマーの飛散後、顎のローテートを基点にカブトホーンが起立して顔面の定位置に収まり、「Change Beetle」の電子音声が発声される。主にカブトクナイガン・クナイモードを使用する近接格闘戦を得意とする。
『超バトルDVD』でのみ、マスクドフォームを介さずに直接変身した。
ハイパーフォーム
  • 身長:198cm
  • 体重:102kg
  • パンチ力:10t
  • キック力:15t
  • ジャンプ力:ひと跳び50m
  • 走力:100mを4.2秒
カブトの第3形態にして最強形態。別名・通称ハイパーカブト。カブトホーンが大型化し、全身のアーマーが内部にタキオンプレートを収納した、以前の2倍以上の強度を持つカブテクターへと再構成されている。
通常形態の他にカブテクターを展開し、大気中・真空中を自由に飛行可能な他、従来のクロックアップ以上のスピードでの移動や過去・未来・異空間を自由に行き来出来るハイパークロックアップを使用可能なハイパークロックアップ形態がある。
カブトの全形態・成体ワーム・強敵と呼べるワームを圧倒する戦闘能力を誇り、ハイパークロックアップによるクロックアップ以上のスピードでの高速移動攻撃・ハイパークロックアップ形態での空中戦が可能。
ツール
カブトゼクター
カブトムシ型昆虫コア。羽のゼクターウィングを展開し、内蔵されたイオンエンジンを噴射して時速950kmで飛行する。先端の角・ゼクターホーンは厚さ150mmの鉄板を貫くだけでなく、全身を回転させる事で地中を掘り進むためのドリルにもなる。さらに料理を手伝ったり、複数の重い買い物袋を持ち上げたりなど、器用で力も強い。腰部に装着したライダーベルトにセットする事で変身し、その状態から頭部のゼクターホーンを右側に展開する事でキャストオフする。
35年前、マスクドライダー計画が始動した時から天道総司(日下部総司)の父・日下部総一によって既に資格者が決定されていた。
『超バトルDVD』では、饒舌に喋っていた。
ライダーベルト
カブトの変身ツール。ZECTにより開発された物だが、天道が所有するベルトはTVシリーズ本編では日下部総一に擬態したネイティブから、パラレルワールドの映画版では未来からやってきたカブトより妹であるひよりを守るためにそれぞれ託された物である。変身時の出現・装着過程は不明。第9話でザビーのパンチを受けてヒビが入ったが、シシーラワームであるひよりが手に取った瞬間、彼女の特殊能力で修復された。
カブトクナイガン
カブトの専用武器。状況に応じて3種のモードを使い分ける事が可能。各技名の発声は行われない。出現過程は不明。
ガンモード
銃型の形態。3点式照準機ダットサイトにより夜間でも3㎞先の対象を正確に狙撃する事が可能。側面のセレクターでセミオート射撃・フルオート射撃の切替が可能。ジョウントによって無限に送られる電子エネルギーを高エネルギーイオンビームに変換し、「アバランチシュート」を放つ。このエネルギーはアックスモード・クナイモード時には刃先に伝えられる。
アックスモード
ガンモードを持ち替えた斧型の形態。主にマスクドフォーム時に使用する。ガンモードのグリップエンド部・クナイフレームに装備されたバヨネットアックスをエネルギー電子によって超高温化し、触れる物全てを裂断する「アバランチブレイク」を放つ。
クナイモード
クナイフレームを取り去ったクナイ型の形態。主にライダーフォーム時に使用する。刀身からイオンビーム刃を展開し、10m圏内のあらゆる物を切り刻む「アバランチスラッシュ」を放つ。
ゼクトマイザー
各マスクドライダー共通の支援武器(カブト・ドレイク以外は未使用)。カブトの物は田所の指示で加賀美から渡された。中央のマイザーアクシスを基点に4基の射出砲・マイザーロードを展開し、中央上部のタッププレートを押す事で、マイザーロードから自立飛行破片手榴弾マイザーボマーを射出する。マイザーボマーは敵を追尾し、周囲15mを吹き飛ばす爆発力を誇る。カブトのマイザーボマーはカブトムシ型のカブトボマーで、順次ジョウントによって補充されるので無制限に射出・連続攻撃が可能。
ハイパーゼクター
カブトムシ型昆虫コア。自らの意思・強大な力を持ち、ジョウント時間移動能力を駆使して自力でも様々な時空を行き来可能。移動方法はゼクターウィングを展開するのではなく、スラスタースリットからのイオンエンジン噴射による移動方法をとる。その飛行速度は時速1000km。先端のゼクターホーンは厚さ300mmの鉄板を貫く力を持つ。ライダーベルト左側に装着した後にゼクターホーンを倒す事でハイパーキャストオフし、スラップスイッチを叩く事でハイパークロップアップ状態となる。両目に当たる部分で画像の記憶・映写も可能。現代においてZECTが作ったハイパーゼクターは三島の手によって起爆装置で破壊されたため、カブトがハイパーフォームになるために使用するハイパーゼクターは未来から送られた物である。カブトの意志とは無関係に転送されてくる事もある。
パーフェクトゼクター
ハイパーフォームの必殺武器。ジョウント移動によってカブトの下に来る。剣型のソードモード・銃型のガンモードの2形態をとる。ソードモードからガンモードへの移行の他、フルスロットルを押す事で各々の電子音声が発声され、それぞれカブト・ザビー・ドレイク・サソードパワーを行使する事が可能。
カブトパワーはパーフェクトゼクター単体、ザビー・ドレイク・サソードパワーは対応する各ゼクターを合体(この時各ゼクターはパーフェクトモードに変化する)させる事で、各ゼクターの特性を活かした攻撃が可能となる。上記の全ゼクターを合体させる事で、「All Zector Combine」の電子音声と共にパーフェクトモードとなる(パーフェクトゼクターのパーフェクトモードを指す)。技の使用時にはそれぞれの技名が発声される。
ザビー・ドレイク・サソードが既に変身している場合は、パーフェクトゼクターからの指令が優先されるため各ライダーは強制変身解除される。
ハイパーフォームが変身解除すると、他のゼクターとは異なり、ライダーのスーツ・アーマーと同様に粒子状に分解される。
最終回でグリラスワームに力負けして破壊された。
必殺技
括弧内は使用フォーム。
ライダーキック(ライダー)
波動に変換したタキオン粒子を右足に収束し、敵を蹴り付ける。カブトゼクター上部の脚3本それぞれに内蔵されたスイッチ・フルスロットルを「1,2,3」の順に押した後、ゼクターホーンを一旦マスクドフォーム時の位置に戻して再び倒す事で、「Rider kick」の電子音声と共に発動する。主に回し蹴りを使用し、背後からの敵の接近を誘い、振り向き様のカウンターとして放たれる。他にも跳び蹴り・横蹴りなども使用している。破壊力は19t。
エクステンダーキック(ライダー)
カブトエクステンダー・エクスモードから飛び出して跳び回し蹴りを叩き込む。破壊力は19t。
ハイパーライダーキック(ハイパー)
ハイパークロックアップ形態でハイパークロックアップした状態から飛行しながら跳び蹴りを叩き込む。ハイパーゼクターのゼクターホーンを倒す事で、「Maximum Rider Power」の電子音声と共にハイパーゼクターからカブトゼクターにマキシマムライダーパワーが送り込まれた後、ライダーキックと同様の手順で発動する。呼称する際は、ハイパーキックと言っている。破壊力は30t。
ハイパーブレイド(ハイパー)
パーフェクトゼクター・ソードモード時にカブトパワーで発動する。巨大な光子の刃を放ち、敵を一刀両断する。
ハイパースティング(ハイパー)
パーフェクトゼクター・ソードモード時にザビーパワーで発動する。ゼクターニードルからタキオン粒子を槍状に噴出し、敵を貫く。
ハイパーアックス(ハイパー)[6]
劇中未使用。パーフェクトゼクター・ソードモード時にドレイクパワーで発動する。
ハイパースラッシュ(ハイパー)
パーフェクトゼクター・ソードモード時にサソードパワーで発動する。高濃度のポイズンブラッドを生成し光子に変換して送り込み、ゼクターの切れ味を倍化させて敵を一刀両断する。
マキシマムハイパータイフーン(ハイパー)
パーフェクトゼクター・ソードモード時にパーフェクトモードで発動する。カブトホーンを模した超巨大な光子の刃で敵を一刀両断する。
ハイパーキャノン(ハイパー)[6]
劇中未使用。パーフェクトゼクター・ガンモード時にカブトパワーで発動する。
ハイパーレイザー(ハイパー)[6]
劇中未使用。パーフェクトゼクター・ガンモード時にザビーパワーで発動する。
ハイパーシューティング(ハイパー)
パーフェクトゼクター・ガンモード時にドレイクパワーで発動する。分散し敵を自動追尾する高威力の赤いイオン光弾をツインバレルから放つ。
ハイパーウェイブ(ハイパー)[6]
劇中未使用。パーフェクトゼクター・ガンモード時にサソードパワーで発動する。
マキシマムハイパーサイクロン(ハイパー)
パーフェクトゼクター・ガンモード時にパーフェクトモードで発動する。竜巻状の超巨大エネルギー波を放つ。使用時は反動を相殺するためカブテクターが自動的に展開する(『仮面ライダーディケイド』に登場するカブトは展開しない)。
合体技
括弧内はカブト側の使用フォーム。
トリプルライダーキック(ライダー)
ガタック・キックホッパーとの合体技。ガタック・キックホッパーと3人で同時にライダーキックを放つ。破壊力は58t。
ダブルライダーキック(ハイパー)
ガタックとの合体技。自身のハイパーライダーキック・ガタックのライダーキックの同時攻撃。破壊力は49t。
専用ビークル
カブトエクステンダー
  • 全幅:700mm(2形態共通)
  • 全高:1170mm(2形態共通)
  • 乗車定員:2名
  • ベース車種:ホンダ・CBR1000RR
カブト専用の特殊強化バイク。元々はZECTが選んだ適合者に用意した物だが、天道の愛車となる(それ以前に天道はホンダ・CBR1000RRを愛車としていた)。通常時はガソリンによる走行も可能だが、緊急時はECR放電におけるプラズマ生成でイオン加速による超スピード走行・カブトの意思による無人での自動走行も可能。第2・3話では「ライダーバイク」と呼称され、岬・加賀美も運転した。
マスクドモード
  • 全長:2020mm
  • 最高時速:410km/h
カブトエクステンダーの第1形態。ライダーのマスクドフォームに相当する。ハンドル付近に出現するコンソールを操作してキャストオフ可能(同時にカブトもキャストオフが可能)。
エクスモード
  • 全長:3090mm
  • 最高時速:900km/h(通常時間時)
カブトエクステンダーの第2形態。タッチパネルを操作する事でキャストオフしてフロントカウルが排除され、ファンデルワールス力によって分子結合していた前輪が展開され、車体中央部からはヒヒイロノカネ製のエクスアンカーと呼ばれる巨大な型のパーツがせり出し、車体全体がやや前方向に倒れている。
マスクドモードを越える高速走行の他、カブトに連動してクロックアップが可能。エクスアンカーは本体から射出して敵を串刺しにする事も可能。光子ビームライトからは高エネルギーのパルスビームを放つ。さらに空中飛行も可能。

仮面ライダーザビー[編集]

本部直属の精鋭部隊・シャドウの指揮官が変身するマスクドライダー。本編で2番目に登場したライダーであり、第7話では一度「2号ライダー、ザビー」と呼ばれるシーンがある。

モチーフはスズメバチ(マスクドフォームは蜂の巣)で基本カラーは黄色。綴りは「THEBEE」。

フォーム
  • 身長(共通):192cm
マスクドフォーム
  • 体重:127kg
  • パンチ力:8t
  • キック力:9t
  • 走力:100mを8.6秒
  • ジャンプ力:ひと跳び21m
ザビーの第1形態。他のライダーと違い専用武器を持たないため、肉弾戦主体である。
ライダーフォーム
  • 体重:92kg
  • パンチ力:3t
  • キック力:6t
  • 走力:100mを5.6秒
  • ジャンプ力:ひと跳び39m
ザビーの第2形態にて基本形態。変身直後に「Change Wasp」と発声される。このとき、ザビーゼクターから伸びるゼクターニードルという針を武器とする[注 5]
必殺技は「ライダースティング」。破壊力は17t。
ゼクターニードル上部のフルスロットルを押すことで、「Rider Sting」という電子音声の発声とともに波動に変換したタキオン粒子を収束したゼクターニードルで相手を突き刺す[注 6]
ツール
設定上は専用のゼクトマイザーを持つが本編未使用[5]。マイザーボマーはハチ型のザビーボマーで、食品玩具バンダイキャンディートイにて登場。
ザビーゼクター
スズメバチ型昆虫コア。時速950kmで飛行し、尾部のゼクターニードルは変身前から敵を突き刺す武器となる。高度な社会性を持つ昆虫である蜂をモチーフとするためか、集団の統率者に相応しい人物を資格者に選ぶ。1度資格者として選定した者でも、自分の意にそぐわない方向に向かえば容赦なく見捨てる。そのため他のゼクターに比べ資格者の変遷が激しく、最終的には資格者が不在となる[注 7]。左手首に装着したライダーブレスにセットすることで変身し、その状態からザビーゼクター背部のゼクターウィングを上げた後、内側に回転させることで前後を展開させキャストオフする。
ライダーブレス
ザビーのブレスレット型変身ツール。ZECTにより開発された。
専用ビークル
マシンゼクトロン
  • 全長:2070mm
  • 全幅:740mm
  • 全高:1160mm
  • 最高時速:400km(通常時)
  • 原型車種:ホンダ・CBR1000RR
各マスクドライダー共通の量産型バイク。フロントカウルにはそれぞれのライダーの紋章がプリントされており、ザビー仕様にはザビー マスクドフォームの左肩部にもあるザビーの紋章がプリントされている。基本設計はカブトエクステンダーと同様だが、キャストオフ機能は無い。
フロントカウル部の牙・ゼクトロンピンチは白兵戦用の武器となるほか、電磁波照射による分子振動で標的を粉砕することも可能。背部のテールコンテナにはそれぞれのライダーのモチーフの昆虫型ロケットが搭載されており、これにより偵察や攻撃を行う。
矢車は資格者の頃に数回、加賀美は第10話のみそれぞれ使用したが、影山は一度も乗車していない。

ザビー資格者の変遷[編集]

以下にその変遷と各資格者、戦闘スタイル、資格喪失の要因を記述する。ザビー資格者は全員ZECTのメンバーであり、原則としてシャドウのチームリーダーを兼ねる[注 8]

初代:矢車想
やや低めの姿勢で構え、敵の攻撃をかわしながらパンチだけでなく、キックも放つヒット・アンド・アウェイな戦闘スタイル。矢車がカブト抹殺に執着し“完全調和”の信念を見失ったことで、資格を剥奪される。影山の後、ザビーゼクターはキックホッパーになった矢車を再び資格者に選定するが、彼はこれを拒否。
2代目:加賀美新
力任せ気味に暴れる戦闘スタイル。加賀美が天道=カブト抹殺の任務を嫌い、自ら資格放棄の意志を示したことで、ザビーゼクターは加賀美を資格者から外した。加賀美の父曰く、「蜂は刺すもの。刺さない蜂(加賀美が変身したザビー)に勝ち(価値)はない」らしい。
3代目:影山瞬
ボクサーの様に拳を握った両腕で前方をガードしながら構え、パンチのみでひたすら攻撃する(第18話のみ飛び蹴りも放った)戦闘スタイル。33話ではウカワーム、ワームのサナギ体と協力し、カブトの体にライダースティングを決めるもその後に現れたキックホッパーに敗北後、ザビーゼクターを天道=カブトに奪われ、シャドウ隊長の座も追われる。後に再びザビーゼクターを手にするが、ガタックと連携を合わせようとせず敗北したため、ザビーゼクターは影山から完全に資格を剥奪する。そしてこれ以降、ザビーに変身する人間は二度と現われなかった。
特殊:三島正人
ワームに苦戦する影山に戦いを教えるため、ザビーゼクターを無理矢理捕らえ強制的に変身する。空手の様に重い正拳突きを重視した戦闘スタイル。パンチの連打のみでワームを倒してみせた後、ザビーゼクターは三島を資格者に選ぼうとしたが三島自身にその気はなく、片手で追い払う。
  • ザビーの資格者となった人物は、三島以外の全員がその後他のライダーの資格者になっている。
    • 矢車…後のキックホッパー
    • 加賀美…後のガタック
    • 影山…後のパンチホッパー

仮面ライダードレイク[編集]

メイクアップアーティストである風間大介が主に変身するマスクドライダー。モチーフはトンボ(マスクドフォームはヤゴ)。基本カラーは水色

ドレイクゼクターを用いた銃撃戦を得意とし、その戦法を想定した設計思想から利き腕側となる右側に各機能が集中しており、外観は左右非対称である(ただし擬態大介や立川大吾は左手でドレイクゼクターを使いこなしている)。当初は、近接格闘戦が不得意で苦戦することも多く、攻撃方法もドレイクゼクターに頼りがちだったが、中盤以降は実戦経験を積んでいったため、ドレイクゼクターによる銃撃と、体術を組み合わせた戦法を取れるようになり、ワーム成虫体や他のライダーとも互角以上に戦える実力を身につけた。綴りは「DRAKE」。

他の変身者は、ワームが擬態した風間大介[7]とネイティブの立川大吾[8]

フォーム
マスクドフォーム
  • 身長:191cm
  • 体重:125kg
  • パンチ力:7t
  • キック力:9t
  • 走力:100mを8.4秒
  • ジャンプ力:ひと跳び23m[9]
ドレイクの第1形態。ヤゴの能力を持つため、水中でも戦闘可能。また、全ライダーのマスクドフォーム中、最も高い防御力とジャンプ力を誇る。
ライダーフォーム
  • 身長:189cm
  • 体重:91kg
  • パンチ力:3t
  • キック力:6t
  • 走力:100mを5.5秒
  • ジャンプ力:ひと跳び39m[9]
ドレイクの第2形態にて基本形態。変身直後に「Change Dragonfly」と発声される。
ツール
ドレイクゼクター
トンボ型昆虫コア。時速950kmで飛行する。ゼクターウイングはタキオン粒子を放射して敵を斬る刃にもなる。ドレイクグリップをかざすと自発的に結合しドレイクへの変身を行う。尾部の2段変身スイッチ・ヒッチスロットル(尾レバー)を引き出し、グリップのトリガーを引いてキャストオフする。
変身後はそのまま銃身となり、拳銃のような単発での光弾射撃やマシンガンのような連射のほか、水中での射撃、ビームへの切り替えも可能。マスクドフォーム時とライダーフォーム時では、銃撃音が異なる。また、ゼクターウイングからタキオン粒子を放出することにより、近接武器として扱うこともできる。ゼクターウイングを折り畳むことでライダーシューティングモードへ変化し、ポインター・ミラージュサイトから発するレーザーによって標的を捕捉する。
必殺技は「ライダーシューティング」。
ライダーシューティングモードのドレイクゼクターのヒッチスロットルを引くことで、「Rider Shooting」という発声とともに波動化されたタキオン粒子を収束した光弾を放つ。
ドレイクグリップ
ドレイクのグリップ型変身ツール。トリガーを引くことで飛来したドレイクゼクターを呼び寄せてセットさせる。具体的な入手経路は不明。
ゼクトマイザー
ライダー共通の支援武器。マイザーボマーはトンボ型のドレイクボマー。第15話に登場する。
専用ビークル
マシンゼクトロン
ドレイク仕様のマシンゼクトロン。フロントカウルにドレイク マスクドフォームの左肩部にもあるドレイクの紋章がプリントされている。基本スペックは他のものと同様で、テールコンテナにはトンボ型ミサイルを搭載。第14、15、18話に登場する。

仮面ライダーサソード[編集]

主に神代剣が変身するマスクドライダー。モチーフはサソリ(マスクドフォームは昆虫の蛹)。基本カラーは、人工複眼(マスクドフォーム時はサイクロプススコープ、ライダーフォーム時はクロウアイ)の色は

剣のフェンシングのスキルを活かし、サソードヤイバーを用いた剣術を得意とする。装着者の体内酸素濃度を上昇させるクロロトキシンを含むナノ粒子構造体・ポイズンブラッドを生成し装着者を活性化させる。フォームを問わず、クロックアップをしていない状態でも高速で移動する相手を確認することができる。綴りは「SASWORD」。

他の変身者は、ネイティブの立川大吾。剣亡き後は装着者が不在となった。『仮面ライダーカブト超全集』では、正体がスコルピオワームの擬態である剣が装着者に選ばれていたのは、サソードゼクターが剣の装着者としての資質の高さを優先していたからではないかと推測している[5]。 本作品に登場するライダーの中で唯一昆虫モチーフではない(サソリは節足動物)。

フォーム
  • 身長(共通):197cm
マスクドフォーム
  • 体重:137kg
  • パンチ力:8t
  • キック力:9t
  • 走力:100mを9秒
  • ジャンプ力:ひと跳び19m
サソードの第1形態。ポイズンブラッドを全身に循環させるオレンジ色のチューブ・ブラッドベセルが体中に走るため、特異なシルエットを作る。武装面ではサソードヤイバーの他にも、伸ばして触手のように敵を捕縛するブラッドベセルや、自在に動かし先端部を敵に突き刺すことができる額部のサソードアンテナ(これはライダーフォーム時にも使用可能)が装備されている。他のライダーのマスクドフォームにはライダーの紋章があるが、サソードにはついていない。
ライダーフォーム
  • 体重:98kg
  • パンチ力:3t
  • キック力:6t
  • 走力:100mを5.4秒
  • ジャンプ力:ひと跳び36m
サソードの第2形態にて基本形態。変身直後に「Change Scorpion」と発声される。アーマーの飛散により両肩のショルダーブレードが露出しており、波動化したタキオン粒子を肩の刃先に送り込むことでショルダータックルを使用できる。
ツール
設定上は専用のゼクトマイザーやマシンゼクトロンを持つが本編未使用[10]。マシンゼクトロンはPS2版のOPにのみ登場。マイザーボマーはサソリ型のサソードボマーで、食品玩具バンダイキャンディートイにて登場。
サソードゼクター
サソリ型コア。他のゼクターとは違い飛行せず、厚さ150mmの鉄板を貫ける前部左右のゼクタークロウで地中を掘り進むため、土中から現れる。時速800kmで走行するが、ジャンプして空中を跳ぶことも可能。サソードヤイバーにセットして変身し、その状態から尾部を倒してその先端部にあるサソードニードルをヤイバーに押し込み、キャストオフする。
サソードヤイバー
サソードの刀型変身ツールで、ZECTが開発したものの1つ。サソードゼクター召喚時に「Standby」と発声される。変身していなくても武器として使えるようだが、実際に生身で使った描写は少ない。セットされたサソードゼクターが生成するタキオン粒子の力で、ありとあらゆる物を切り裂く。変身時の出現過程は不明だが、地獄義兄弟入りしてカッシスワームと対峙した際に、所持していたステッキと手品のように入れ替えて出現させたこともある。
必殺技は「ライダースラッシュ」。
サソードニードルを一旦マスクドフォーム時の位置に戻し、再びサソードヤイバーに押し込むことにより、「Rider Slash」という発声とともにサソードゼクター内のポイズンブラッドとタキオン粒子を混ぜ合わせ光子に変換し、サソードヤイバーの刃先に集約させ光刃を形成し衝撃波として放つ、あるいは連続で直接相手に斬り付ける。

仮面ライダーガタック[編集]

加賀美新が変身するマスクドライダー。モチーフはクワガタムシ(マスクドフォームは蛹)。基本カラーは、コンパウンドアイの色は

カブトと同様にマスクドライダー計画でも重要な存在であり、計画書・誕生の詳細を知る者からは「戦いの神」と呼ばれる。加賀美自身の身体能力をフルに活かした荒々しい格闘スタイルを主体とし、カブトに匹敵する程の戦闘能力を発揮する。綴りは「GATACK」。

フォーム
マスクドフォーム
  • 身長:190cm
  • 体重:134kg
  • パンチ力:8t
  • キック力:9t
  • ジャンプ力:ひと跳び19m
  • 走力:100mを8.9秒
ガタックの第1形態。両肩部には大口径火器・ガタックバルカンが2門装備されており、ジョウントを応用した「無限弾装」により転送・チャージされるイオンビーム光弾を毎分5000発連射可能。また高エネルギーを圧縮させてプラズマ火球弾として放ち、1km圏内のあらゆる物質を消滅させる。
ライダーフォーム
  • 身長:194cm
  • 体重:97kg
  • パンチ力:3t
  • キック力:7t
  • ジャンプ力:ひと跳び36m
  • 走力:100mを5.8秒
ガタックの第2形態にして基本形態。変身時はマスクドアーマーの飛散後、頭部左右に倒れていたガタックホーンが起立して側頭部の定位置に収まり、「Change Stag Beetle」と発声される。通常の格闘戦に加え、両肩に装備されている一対の曲剣・ガタックダブルカリバーを用いた二刀流による剣戟格闘戦も得意とする。
ハイパーフォーム
  • 身長:197cm
  • 体重:104kg
  • パンチ力:10t
  • キック力:15t
  • ジャンプ力:ひと跳び49m
  • 走力:100mを4.2秒
『てれびくんDVD』・PS2版に登場。ガタックの第3形態にして最強形態。ガタックホーンが大型化し、胸部のアーマーが内部にタキオンプレートを収納した、以前の2倍以上の強度を持つガタックプロテクターへと再構成されている。カブトと同様に通常形態・ガタックプロテクターを展開したハイパークロックアップ形態がある。
ツール
設定上は専用のゼクトマイザーを持つが本編未使用[5]
ガタックゼクター
クワガタムシ型昆虫コア。「戦いの神」と呼ばれ、その名前が示す通り好戦的な性格。資格者を認めにくく、自らが資格者と認めない者には容赦のない攻撃を仕掛け排除するが、カブトと同じく35年前に既に資格者は決定されていた。内蔵されたイオンエンジンを噴射し、時速990kmで飛行し、ゼクターホーンは厚さ150mmの鉄板を貫く。腰部に装着したライダーベルトにセットすることで変身し、その状態から頭部のゼクターホーンを倒すことでキャストオフする。他のゼクターと異なり、音声が高めかつエコーが若干かかる。
てれびくんの応募者DVDでは、カブトゼクターと同様に饒舌に喋っていた。
ライダーベルト
ガタックの変身ツール。カブトのライダーベルトとの差異は一部の配色のみ。出現・装着過程は不明。
ガタックダブルカリバー
ガタック ライダー・ハイパーフォームの専用武器。右肩に装着された右手用のプラスカリバー・左肩に装着された左手用のマイナスカリバーの2本で構成されており、それぞれジョウントによりプラスとマイナスの荷電粒子エネルギーが無限に送られ、それを刃先に集めることで触れる物全てを裂断する。マスクドフォーム時にはガタックバルカン内部に格納されており、キャストオフ時にライダーフォームの両肩に装着された形で出現する。最終回ではグリラスワームに対してブーメランの様に投げ付けて攻撃し、逆転のチャンスを作った。
ハイパーゼクター
カブトが使用している物と同型。『てれびくんDVD』にてカブトのハイパーゼクターが未来から呼び寄せた。
必殺技
括弧内は使用フォーム。
ライダーキック(ライダー)
波動に変換したタキオン粒子を右足に収束し、敵を蹴り付ける。ガタックゼクター後部に内蔵されたスイッチ・フルスロットルを「1,2,3」の順に連続で押した後、ゼクターホーンを一旦マスクドフォーム時の位置に戻して再び倒すことで、「Rider Kick」の電子発声と共に発動する。主に跳び回し蹴りを使用する他、跳び蹴り・回し蹴りなども使用している。破壊力は19t。
エクステンドライダー落とし(ライダー)
空中からガタックエクステンダーもろともに跳び蹴りを叩き込む。破壊力は19t。
ライダーカッティング(ライダー)
ガタックダブルカリバーの刃先からイオンエネルギーを生成し、敵を切り裂く。ガタックダブルカリバーをカリバーフルカムを基点にして重ねの様にすることで、「Rider Cutting」の電子発声と共に発動する。敵を挟み込んで直接切断するパターン、エネルギー波を出すことで半径30m以内にある物を全て切断するパターンの2種類が存在する。後者はライダーキックとの併用も可能。
ハイパーライダーキック(ハイパー)
ハイパークロックアップ形態でハイパークロックアップした状態から飛行しながら跳び回し蹴りを叩き込む。ハイパーゼクターのゼクターホーンを倒すことで、「Maximum Rider Power」の電子発声と共にハイパーゼクターからガタックゼクターにマキシマムライダーパワーが送り込まれた後、ライダーキックと同様の手順で発動する。破壊力は30t。
専用ビークル
ガタックエクステンダー
ガタック専用の特殊強化バイク。加賀美がガタックの資格者となった後、ZECTの使者によって送られ、彼の愛車となった(それ以前まで加賀美はホンダXR400 モタードを愛車としていた)。
マスクドモード
  • 全長:2100mm
  • 全幅:770mm
  • 全高:1350mm
  • 最高時速:410km/h
ガタックエクステンダーの第1形態。他のライダーのバイクがオンロードタイプであるのに対して、オフロードタイプである。性能・機構はカブトエクステンダーと同様。マスクドモードの両ハンドルを内側から押し上げることでキャストオフする(同時にガタックもキャストオフが可能)。
エクスモード
  • 全長:3230mm
  • 全幅:1850mm
  • 全高:610mm
  • 最高時速:700km/h(通常時間時)
ガタックエクステンダーの第2形態。ファンデルワールス力により分子結合していた本体が中央部から展開し、ヒヒイロノカネ製の挟撃棒・エクスアームが車体内部から突き出ている。ガタックに連動してクロックアップが可能な他、飛行能力も持ち、サーフボードに乗る様な形で搭乗したガタックの意思を電気信号で知覚して操縦される。

ホッパータイプ[編集]

  • 身長:192cm
  • 体重:93kg
  • パンチ力:3t
  • キック力:6.5t
  • 走力:100mを5.6秒
  • ジャンプ力:ひと跳び39m(ライダージャンプ時)

地獄兄弟(矢車想〈キックホッパー〉、影山瞬〈パンチホッパー〉)が変身するマスクドライダー。モチーフはショウリョウバッタ。ホッパータイプの名称は『仮面ライダーカブト超全集』より[5]

このシステムは極秘裏に開発されたものであり、当初はZECTのトップに次ぐ地位である三島さえも存在を知らなかった。また、マスクドフォームを持たず、変身すると最初からライダーフォームの状態となるほか、1つのゼクターにより1人の装着者がパンチ・キックどちらの戦闘形態にも選択的に変身できるというリバーシブルの変身機構となっている(ただし、劇中では1人が両形態を使い分けて戦うことはなかった)など、他のライダーシステムとは異なる。劇中でクロックアップを使うことはないが、設定上は使用可能で[11]、PS2のゲーム版やクライマックスヒーローズシリーズでは使用することができる。

矢車がどちらも持っていたが誰に渡されたのか、どこで手に入れたのかについて劇中では描かれていない。カブトやガタックに秘密裏に搭載された「赤い靴」とは別系統の対ネイティブの極秘兵器という説が超全集で紹介され[5]、設定では加賀美陸に渡されたことになっている。また、他のゼクターをネイティブがコントロール出来ることから、ホッパーゼクターは、人間の資格者にしか従わない様になっている。

ツール
設定上は専用のマシンゼクトロン[12]ゼクトマイザー[要出典]を持つが本編未使用。
ホッパーゼクター
バッタ型昆虫コア。イオンエンジンを噴射して時速950kmで跳躍移動し、ジョウントも可能。電子音声はガタックのものよりもエコーが強い。同型のものが2機あり、緑と茶の2つの面のどちらを表にするかで異なる形態となるリバーシブル構造となっている。緑色面を表にした場合はキックホッパーに、茶色面を表にした場合はパンチホッパーに変身する。
ゼクトバックル
キックホッパーおよびパンチホッパーの変身ツール。ザビー・ドレイク・サソードが装着しているものと同型であるがホッパーの場合は最初から実体化しており、バックル部を展開させてホッパーゼクターを乗せるようにセットアップする。ライダーベルトと同様、出現・装着過程は不明。

仮面ライダーキックホッパー[編集]

矢車想が変身するマスクドライダー。基本カラーは緑、コンパウンドアイの色は赤。変身直後に「Change Kick Hopper」と発せられる。左脚側面には、ゼクターと連動して力の解放を助長するバッタの脚の形をした特殊兵装アンカージャッキが装備されており、名称通りキックを主体とした戦闘に優れており、キック力に関しては全マスクドライダーシステムの中でも非常に高い。ネーミングは仮面ライダーの初期案である「仮面ライダーホッパーキング」から。綴りは「KICK HOPPER」。

必殺技は「ライダーキック」。破壊力は20t。
ホッパーゼクターの脚部・ゼクターレバーを付け根部分のタイフーンを基点に動かすことで、「Rider Jump」の電子音声とともに空中高くに跳躍し、ゼクターレバーを元の位置に戻すことで波動化したタキオン粒子を収束した左足で前蹴りを放つ。また、ライダージャンプはその跳躍力を逆に利用して敵を蹴り飛ばすこともできる。

劇中でのライダーキックの描写としては単発を叩き込むモノの他に、複数のワームに対して蹴りを当てた反動を利用して跳躍を繰り返し次々と蹴り続け全て倒すものや、上記のライダージャンプを利用して上空に蹴り上げた標的に対し、落ちてきた所に更に脚を蹴り上げて放つライダーキックを当てるもの等があった。

仮面ライダーパンチホッパー[編集]

影山瞬が変身するマスクドライダー。基本カラーは茶、コンパウンドアイの色は白。変身直後に「Change Punch Hopper」と発せられる。右腕側面にはキックホッパーのものと同様のアンカージャッキが装備されており、パンチを主体とした戦闘に優れる。綴りは「PUNCH HOPPER」。

必殺技は「ライダーパンチ」。破壊力は19t。
手順はキックホッパーと同様だが、波動化したタキオン粒子を右腕に収束し、相手を殴りつける。

仮面ライダーダークカブト[編集]

擬態天道総司が変身するマスクドライダー。彼を実験体として製作されたカブトの試作型でもある[13]。モチーフはカブトムシ(マスクドフォームは蛹)。姿形はカブトそっくりだが基本カラーは、コンパウンドアイの色は黄色。擬態天道がオリジナルの天道と同等の能力を持つため、カブトと互角、もしくは擬態天道の闘争心に由来してそれ以上の戦闘能力を発揮する。綴りは「DARK KABUTO」。

フォーム
マスクドフォーム
  • 身長:190cm
  • 体重:132kg
  • パンチ力:8t
  • キック力:10t
  • ジャンプ力:ひと跳び20m
  • 走力:100mを8.9秒
ダークカブトの第1形態。複眼以外のカラーリングはカブトと同様。
ライダーフォーム
  • 身長:195cm
  • 体重:95kg
  • パンチ力:3t
  • キック力:7t
  • ジャンプ力:ひと跳び37m
  • 走力:100mを5.8秒
ダークカブトの第2形態にして基本形態。造型はカブトと同型だが、基本カラーの違いと共に、頭部・胸部・肩部のアーマーには基板の様な赤い模様がある等の外見上の差異がある。
必殺技は「ダークライダーキック」。
手順・蹴り方・破壊力共に、カブトのライダーキックと同様である。なお、キックのバリエーションとして飛び蹴り、かかと落としからの踏みつけ(PS2版)などがある。
「ディケイド」では直接この形態に変身する。
ツール
ダークカブトゼクター
カブトムシ型昆虫コア。造型はカブトゼクターと同一で配色が異なる。
ライダーベルト
ダークカブトの変身ツール。カブト・ガタックのライダーベルトとの違いは配色のみ。出現・装着過程は不明。
ゼクトクナイガン
ダークカブトが標準携行している万能武器。劇場版でケタロス・ヘラクスが使用する物と同機種。出現過程は不明。
専用ビークル
ダークエクステンダー
ダークカブト専用特殊強化バイク。本編未登場で、PS2版のOPにのみ登場。カブトエクステンダーと造形は同一だが色は黒が基調である。

ワーム[編集]

隕石に内包されて地球に飛来した地球外生命体であり、地球上に棲息する甲殻類に似た外観・特性を持つ。高度な知性と後述する特殊な形態・能力を駆使し、密かに人間を殺害しながら繁殖し続けている。

渋谷隕石に内包されて地球に侵入したワームは、基本的には組織ではなく個体の寄り集まりに過ぎず、各々が人間社会に潜り込むため好き勝手に人間を殺戮している。しかし中にはワーム全体の繁栄のため、多数のワームを従えグループを形成し活動する者も存在する。劇中ではウカワーム(間宮麗奈)やカッシスワーム(乃木怜治)がワーム軍団を率いていた。余談だが、生物学的な分類を絞ったため、ライダーシリーズとして本作品で初めて採用されたモチーフの生物も多い[注 9]

形態[編集]

サナギ体
  • 身長:212 - cm / 体重:124 - kg
第1形態。通常兵器でも倒すことは可能。体色は緑色(成虫体になる直前は茶色)の通常種の他、設定上『ミューテーションサリス』[14] と呼ばれる通常種よりも外殻が固くクロックアップした物体を視認可能な白い突然変異体が少数存在する[15][注 10]。ゼクトルーパー程度は一撃で倒す。脱皮時には384ケルビン(110.85℃)以上の熱や重力変動を発生させる[19]
作品中では従来のライダーシリーズでの「戦闘員」に近い存在として扱われることが多い。
デザイン画などでは「SALIS」(サリス)と呼称される[注 11]
仮面ライダーオーズ/OOO』第28話(ライダーシリーズ通算1000回記念話)では元ショッカー戦闘員・千堂院の欲望から生み出された戦闘員軍団に混じって登場した。正体はヤミー(『オーズ』の怪人)。
成虫体
サナギ体から脱皮した第2形態。サナギ体と違い体色や形状は多彩。戦闘の際には、護衛役としてサナギ体の群れを従えることもある。一部は毒霧、エネルギー攻撃や触手などの飛び防具を備えるが、殆どの場合はクロックアップ(後述)で翻弄した相手に外骨格が肥大化した両腕を叩きつける格闘戦を行う者が多く、ジオフィリドワームを除けば武器を手持ちで戦う怪人は登場しなかった。
体のどこかに髑髏の意匠を持つ。これはデザイナー曰く「擬態する人間の遺伝子情報がエラーとして現出された」感の表現である。ただし、これは公式な設定では無く、また、同時に「本当はドクロ好きなだけです」とも述べている[14]。ちなみに、平成ライダーシリーズの恒例事項として古いエピソードに登場した怪人のスーツを改造して新たな怪人用に再塗装することが多々あるが、今回はこの『カブト』に限定されず、一部は同じクリーチャーデザイナーが2年前に手がけた『仮面ライダー剣』のアンデッドの使い回しもあり、一部の具体的な素体はイラストワークスで述べている。

能力[編集]

擬態(ドッペルゲンガー)能力
姿を人間そっくりに変えることで人間に擬態する。相手を視認するだけで衣服や所持品、記憶までも引き継ぐことが可能で、怪しまれることなく元の人間と入れ替わることができる。
人間態とワーム態は自分の意思で使い分けることが可能で、意思や性格については大抵はオリジナルのそれを装うが、ワーム本来の性格を表出させる場合もある。また、スコルピオワームの様に擬態の際に自分がワームであることを忘れ人間だと信じ込む者もいる。
極度のダメージを受けると擬態を維持することが困難になるほか、ZECTが開発したアンチミミック弾の煙幕を吸うと一時的に擬態が解ける。
超高速移動(クロックアップ)能力
脱皮して成虫体となったワームはクロックアップが可能となる。クロックアップ状態に入った存在はタキオン粒子の流れる目でなければ視認不能となり、超高速で人間を襲うため、マスクドライダーシステムを装着した者でなければ倒すことは極めて困難である。

その他、対ワーム以外の端末は誤作動を起こすこと[20]、当初は擬態したワームの体温が人間より低かったため、サーモグラフィーで擬態を見破れたが[21]、中盤からはZECTであってもアンチミミック弾が無ければ看破出来なくなっている[22]

ネイティブ[編集]

  • 身長:242 - cm / 体重:132 - kg

35年前に隕石に内包されて地球に侵入した別種のワーム。渋谷隕石に内包されて侵入したワームとは敵対関係にあり、命を狙われている。

地球に到達した当時、近い未来に敵対するワームが地球に侵入することを予期したネイティブは人類と接触。自分達の身を守るため人類と手を組み、彼らと共にZECTを結成。キャストオフやクロックアップといった自らの生体構造を提供してマスクドライダーシステムの開発を促す代わりに、システムを装着した人間に自分達を守ってもらうという契約を交わした。人類との共存を望む者もいるが、根岸ら上層部の者達は人間に成り代わり自分達が地球の支配種となるべく、地球到達時より密かに計画を練り遂行していた。ZECT結成後、長らく公には姿を見せなくなるが、この間にも人工的に人間をネイティブに変貌させる研究や、武装の開発を行っていた。成虫体はひよりことシシーラワームと三島がワーム化したグリラスワームのみ確認できる。

劇場版では、このネイティブと同じ頭部に巨大なツノが生えている形状をしたものが隕石に内包されて現れた敵であり、「ワーム」として扱われる。

クロックアップ[編集]

体を駆け巡るタキオン粒子によって、時間流を自在に行動可能になることで行う[23]超高速の特殊移動方法。各ライダーフォーム・ワーム成虫体が持つ能力。ライダーの場合は腰部のベルトにあるスイッチに触れることで、ワームの場合は自らの意思で発動する。スイッチはバックル中心部の両脇にあり、ライダーベルトのカブト・ガタック・ダークカブトはプッシュ式のスラップスイッチ、ゼクトバックルの他ライダーはスライド式のトレーススイッチである。

クロックアップの特徴[編集]

  • タキオン粒子の流れる目でなければ視認することは不可能[24]
  • ライダー・ワーム側から見れば、クロップアップ中は自分たち以外の時間がほぼ止まっているに等しい。
  • 長時間のクロックアップは装着者に負担が掛かるため、ゼクターが自動的にあるいはライダー自ら解除する(数秒 - 約1分)。ライダー・カブトエクステンダーはクロックアップ発動時には「Clock Up」、解除時には「Clock Over」の電子音声が発声される[注 12]
  • クロックアップが解除された後に再度クロックアップを発動することで、連続してクロックアップ可能。

長時間のクロックアップが装着者にどのような負担を掛けるのかは説明されていない。

カッシスワームは、事実上時を止める程に素早いクロックアップ・「フリーズ」を発動可能。「フリーズ」を使用した存在にとっては、クロックアップ・ハイパークロックアップした存在も停止しているのと全く変わらない。

また『仮面ライダーディケイド』及び『仮面ライダーウィザード』52話においては類似能力である仮面ライダー555のファイズ アクセルフォームと拮抗する描写で演出された。

クロックアップの演出[編集]

  • クロックアップの演出の例
    • 降り注ぐ雨の中 → 空中に漂う水滴の中を移動するとその場所だけ水滴が弾き飛ばされる。
    • 走行中の車の上 → 止まっている車の上の様に戦える。
    • 発射された銃弾の移動速度が瞬間的に落ちる。
  • クロックオーバー後の描写
    • クロックアップ前に転がったボウリングのボール → クロックオーバーした瞬間にストライク
    • クロックアップ中になぎ倒された林 → クロックオーバー後に一気に倒れる
    • クロックアップ中に破壊されたブロック → クロックオーバー後に崩れ落ちる

また本編ではコメディ部分に使用される事が無かったが、番組終了後のミニドラマでは天道がババ抜きで加賀美の手札を見るためだけに使用している。なおプロデューサーは「(美しそうだから)炎の中でのクロックアップが見たい」と希望しており、それに絡んで隕石・ロケットといった宇宙的要素を含め劇場版の基盤も出来たが、そのシチュエーションで戦うシーンは作られなかった。

ハイパークロックアップ[編集]

ハイパーフォーム時に使用可能な、クロックアップの数十倍のスピードで移動・活動可能な特殊移動方法。速さでは「フリーズ」に及ばないが、現在過去未来を自由・思いのままに行き来する事も可能。ハイパーゼクターのハイパークロックアップスイッチを押すことで発動する。

クロックアップと同様に制限時間があり、発動時には「Hyper Clock Up」、解除時には「Hyper Clock Over」とそれぞれ発声される。ハイパークロックアップした視点からは、クロックアップした物体もスローで視認される。

ZECT(ゼクト)[編集]

ワームから人類を守るための組織。ネイティブをワームから守るための組織でもある。物語開始から35年前、ネイティブにワームの襲来を予言された加賀美陸により設立された。超法規的な権限を持つ。ゼクターやライダーベルトなどはこの組織が開発している。

組織の全容は徹底的な秘密主義により秘匿されており、ZECTメンバーでさえ全貌を把握することができない。これはZECT内部に擬態したワームが侵入することを防止するため」とされる(実際に劇中ではワームの侵入により犠牲者を出すことがある)。また、人事面では実力主義を採用しており、実力を評価されれば一般隊員はもちろん、入隊して日の浅い者でもすぐ高い地位に立つことが可能である。代わりに任務の失敗が積み重なると降格・追放される他、地位相応の力がないと判断された上官は、部下に見限られることもある。表向きは「ワーム根絶・人類保護」を掲げているが、実際は人命はあまり重視されず、ワーム一掃のためなら人質を用いて脅迫したり、犠牲者が出ることを前提とした作戦を行うこともある。

組織構成は名目上のトップは陸だが、それより上に評議会という最高意思決定集団が存在し、組織の最終決定は彼らにより下される。評議会のメンバーは全員ネイティブである。この他、陸を補佐する三島正人と実際にワームを調査・掃討する複数のチームなどで構成される。また、本部の決定を絶対視する反面、各チームが自由裁量で活動するケースも多く見られ、結果的にチームごとの連携が悪くなることもある。登場したチームは田所が指揮をとる田所チーム、東省吾が指揮を執る東チーム、ザビー資格者が指揮を執る精鋭ゼクトルーパー部隊シャドウ、天道がリーダーで副官を高鳥蓮華が務めた天道チーム

ゼクトルーパー[編集]

  • 身長:170 - 190cm / 体重:70 - 90kg

ZECTの汎用戦闘員(またはこれらの総称)。黒ずくめのヘルメット・フルフェイスヘルムとユニフォームのBDUバトルドレスユニフォーム)を纏い集団で行動する。モチーフは

外装
額のメカニカルアンテナやポインターにより自分の位置を知らせ、各部隊長やZECT指令車からの指示を受ける。ボディアーマーには鋼鉄の10倍の強度を持ち、刃物・ライフル・鉄鋼弾に対処できるスペクトラプレートを採用している。
その後スーツは次作『仮面ライダー電王』のレオソルジャーに改造された。
ツール
マシンガンブレード
ゼクトルーパーの共通携行武器で、装弾数3000発のホローポイント弾を内装するマズル銃。重量は9.8kg。右腕に装着して使用する。
トリガーを引く際に任意で発射弾数を変える可変バースト機能を備えており、通常の発射速度は600発 / 分。最大射程は2000mを誇り、徹甲・炸裂・焼夷弾を装填選択することも可能。白兵戦時には、先端に内蔵された厚さ30mmの鉄板を切り裂くことができるウーツ鋼鉄製の格闘専用ブレードを展開する。劇場版では集団での一斉掃射により、ドレイクを倒す程の威力を見せた。
ロケットランチャー
劇中では発煙弾や閃光弾、ワームの擬態能力を一時的に奪うアンチミミック弾を発射した。
シールドユニットとガトリングユニット
組み合わせることでアリ型のメカアントロイドになる特殊装備[5]。劇中未登場。
シャドウゼクトルーパー(ゲーム版より呼称)
本部直属の精鋭部隊。スーツは金色のラインが入っている。影山や潜入した天道が装着して戦闘した事もある。
ブライトルーパー(本編では未呼称)
ゼクトルーパー訓練生。標準カラーは白。高鳥蓮華が装着してワイヤーを使用した事もある。

作中用語[編集]

エリアX
巨大隕石落下により壊滅したかつて東京渋谷区だった地帯。封鎖されており、一般人は容易に入ることはできない。その最深部はZECTとワーム双方の勢力が厳重に擬態天道総司(鉄仮面の男)を守っている。日下部ひより(シシーラワーム)が訪れた際、時空の歪みが発生し、彼女と擬態天道総司を飲み込む。
ジョウント
ゼクターおよびマイザーボマーが行うことのできる特殊移動方法。時空を寸断することにより、密閉空間で無い限りどこにいても資格者の意思に呼応して駆けつける。
出典はアルフレッド・ベスターのSF小説『虎よ、虎よ!』に登場する「ジョウント効果」。
エリアZ
マスクドライダー計画の中枢と呼ばれる地帯。劇中では乃木怜治(カッシスワーム)率いるワーム軍団の襲撃を受ける。田所修一に語られたのみで詳細は不明。

キャスト[編集]

レギュラー・準レギュラー[編集]

  • 天道総司(日下部総司) / 仮面ライダーカブト(声)、擬態天道総司 / 仮面ライダーダークカブト(声) / ネイティブ(声) - 水嶋ヒロ
  • 加賀美新 / 仮面ライダーザビー(二代目、声) / 仮面ライダーガタック(声) - 佐藤祐基
  • 日下部ひより / シシーラワーム(声) - 里中唯
  • 岬祐月 - 永田杏奈
  • 天道樹花 - 奥村夏未
  • 田所修一 / ネイティブ(声) - 山口祥行
  • 竹宮弓子 - 西牟田恵
  • 高鳥蓮華 - 手嶋ゆか (33-49)
  • 三島正人 / 仮面ライダーザビー(声) / グリラスワーム(声) - 弓削智久
  • 加賀美陸 - 本田博太郎
  • 矢車想 / 仮面ライダーザビー(初代、声) / 仮面ライダーキックホッパー(声) - 徳山秀典 (7-13,33-48)
  • 影山瞬 / 仮面ライダーザビー(三代目、声) / 仮面ライダーパンチホッパー(声) / ネイティブ(声) - 内山眞人 (7-48)
  • 風間大介 / 仮面ライダードレイク(声) - 加藤和樹 (11-18,25-28,39-40,49)
  • ゴン(高山百合子) - 神崎愛瑠 (11-18,27-28,39-40,49)
  • 神代剣 / 仮面ライダーサソード(声) / スコルピオワーム(声) - 山本裕典 (19-46)
  • じいや - 梅野泰靖 (19-46)
  • 間宮麗奈 / ウカワーム(声) - 三輪ひとみ (25-40)
  • 日下部総一 - 鳴海剛
  • 日下部さとみ - 浅野香織
  • 乃木怜治 / カッシスワーム・ディミディウス(声) / カッシスワーム・グラディウス(声)/ カッシスワーム・クリペウス(声) - 坂口拓 (41-46)
  • 根岸 / ネイティブ(声) - 小林正寛 (45-49)
  • 7年前の天道 - ショーン・ウィーグ
  • 7年前のひより - 藤井玲奈

声の出演[編集]

ゲスト[編集]

括弧内の数字は出演回

スーツアクター[編集]

スタッフ[編集]

東映側プロデューサーに『仮面ライダーアギト』から『仮面ライダー555』を手がけた白倉伸一郎武部直美のコンビが3年ぶりに復帰した。メインライターは、同じ白倉・武部作品の『Sh15uya』を手がけ、前作『仮面ライダー響鬼』の後半から平成ライダーシリーズに参加し、シリーズ初のメインライターとなる米村正二が務めた。その他、音楽を手掛ける蓜島邦明、『555』以来のライダー復帰となる田﨑竜太や『剣』以来の長石多可男など、平成ライダーや『Sh15uya』共通のキャスト・スタッフが多数参加している。

白倉プロデュース作品の多くに参加している井上敏樹をメインライターにしなかったことについて、白倉は「井上と一緒に作ると、お互いの言いたいことが解ってしまい、今までと大差ないものになりそうだから」と語っている(全体の3分の1にあたる16回は井上が担当している)。

ひよりのイラスト担当として『555』で海堂直也役を演じた唐橋充が、田﨑から直接のオファーにより起用されている[35]

主題歌・挿入歌[編集]

主題歌
NEXT LEVEL
作詞 - 藤林聖子 / 作曲・編曲 - 渡部チェル / 歌 - YU-KI
最終回ではオープニングが使用されなかった。
挿入歌
本作品では明確なEDテーマは存在せず、主に戦闘シーンに使われる挿入歌がEDテーマ扱いとなる。最終回ではEDテーマは使用されない(スタッフロールではBGMを使用)。
「FULL FORCE」
作詞 - 藤林聖子 / 作曲 - nishi-ken / 編曲 - RIDER CHIPS・渡部チェル / 歌 - RIDER CHIPS
2話 - 。
「LORD OF THE SPEED」
作詞 - 藤林聖子 / 作曲 - 渡部チェル / 編曲 - RIDER CHIPS・渡部チェル / 歌 - RIDER CHIPS featuring 加賀美新(佐藤祐基
33話 - 。

放映リスト[編集]

各回にタイトルはなく、ここで「サブタイトル」としているものは、新聞のテレビ番組欄やテレビ番組情報誌などにて表記されたものである。尚、翌年の「仮面ライダー電王」以降は全て本編中にタイトルが表示されており、2012年現在、各話にタイトルが存在しなかった最後の仮面ライダー作品である。

登場ワームのリンク先はモチーフとなった生物である。モチーフとなった生物はテレビ朝日内公式サイトの記述[36]による。

各話終了時、映像にカブトムシの羽が交差し、映像が数枚の植物の葉により埋まる。

放送日 話数 サブタイトル 登場ワーム 脚本 監督
2006年
1月29日
1 最強男
  • アラクネアワーム・ルボア(1話)
  • アラクネアワーム・フラバス
  • アラクネアワーム・ニグリティア
米村正二 石田秀範
2月5日 2 初2段変身
2月12日 3 俺が正義!! 田村直己
2月19日 4 愛を説く!!
2月26日 5 捕獲指令!! 長石多可男
3月5日 6 オレ様の花
3月12日 7 2号新登場
  • ベルバーワーム
  • ベルバーワーム・ロタ(7話)
石田秀範
3月19日 8 怒れる豆腐
3月26日 9 蜂の乱心!!
  • コレオプテラワーム・アエネウス(9話)[注 13]
  • コレオプテラワーム・クロセウス
  • コレオプテラワーム・アージェンタム
田村直己
4月2日 10 友じゃねぇ
4月9日 11 合コン燃ゆ 井上敏樹 田﨑竜太
4月16日 12 化粧千人斬
4月23日 13 チーム解散 米村正二 長石多可男
4月30日 14 裏の裏の裏
  • 白サナギ
5月7日 15 怪人名医!?
  • フォルミカアルビュスワーム
  • フォルミカアルビュスワーム・オキュルス(16話)
  • フォルミカアルビュスワーム・マキシラ(16話)
井上敏樹 鈴村展弘
5月14日 16 まさかの嵐
5月21日 17 甦る記憶!! 田﨑竜太
5月28日 18 さらばゴン
6月4日 19 さそり富豪 長石多可男
6月11日 20 ねぇじいや
6月25日 21 VSクワガタ 米村正二 田﨑竜太
7月2日 22 誕生特別編
7月9日 23 謎+謎=X 田村直己
7月16日 24 ラーメン道
7月23日 25 驕る捜査線 長石多可男
7月30日 26 激震する愛
8月6日 27 俺!?殺人犯 井上敏樹 田﨑竜太
8月13日 28 なぜ!?絶命
  • アキャリナワーム・アンバー
8月20日 29 闇キッチン 石田秀範
8月27日 30 味噌汁昇天
9月3日 31 衝撃の事実 米村正二 長石多可男
9月10日 32 解ける謎!!
9月17日 33 萌える副官 田﨑竜太
9月24日 34 砕け超進化
10月1日 35 地獄の兄弟 石田秀範
10月8日 36 赤い靴暴走
10月15日 37 学校の怪談 長石多可男
10月22日 38 あぶない妹
10月29日 39 強敵黒カブ 井上敏樹 田﨑竜太
11月12日 40 最大の哀戦
11月19日 41 敗れる最強
  • カッシスワーム・ディミディウス
    • カッシスワーム・グラディウス(42話)
米村正二 石田秀範
11月26日 42 最凶VS.最恐
12月3日 43 俺を狙う俺
  • カッシスワーム・グラディウス
柴崎貴行
12月10日 44 生きるとは
12月17日 45 Xマス激震
  • カッシスワーム・クリペウス
井上敏樹 長石多可男
12月24日 46 さらば剣!!
2007年
1月7日
47 最終章突入 米村正二 石田秀範
1月14日 48 天道死す!!
1月21日 49
(FINAL)
天の道

他媒体展開[編集]

映像ソフト化[編集]

  • 2006年8月4日 - 2007年7月21日にかけてDVD東映ビデオより発売された。全12巻で各巻4話(Vol.12のみ5話)収録。
  • 2008年7月21日発売の「石ノ森章太郎 生誕70周年 DVD-BOX」および2009年12月11日発売の「仮面ライダーディケイドVol.6」の初回生産限定版の特典として第1話が収録されている。

他テレビシリーズ[編集]

仮面ライダーディケイド
仮面ライダーカブトと仮面ライダーザビーと仮面ライダーガタックと矢車想/仮面ライダーキックホッパーと影山瞬/仮面ライダーパンチホッパーとワームが登場。
仮面ライダーウィザード
仮面ライダーカブトが登場。

テレビスペシャル[編集]

仮面ライダーG
仮面ライダーカブトとワームが登場。

映画作品[編集]

劇場版 仮面ライダーカブト GOD SPEED LOVE
本作の映画作品。2006年8月5日公開。
劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー
仮面ライダーディケイド』の映画作品。仮面ライダーカブトと矢車想/仮面ライダーキックホッパーと影山瞬/仮面ライダーパンチホッパーとワームが登場。
仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010
仮面ライダーW』と『仮面ライダーディケイド』の映画作品。仮面ライダーカブトとワームが登場。
オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー
仮面ライダーオーズ/OOO』と『仮面ライダー電王』の映画作品。仮面ライダーカブトをはじめとする本作の仮面とワームが登場。
仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦
仮面ライダーシリーズとスーパー戦隊シリーズの映画作品。仮面ライダーカブトとワームが登場。

オリジナルDVD[編集]

『仮面ライダーカブト超バトルDVD 誕生!ガタックハイパーフォーム!!』
てれびくん応募特典DVD。DVDのみのオリジナルフォーム、ガタックハイパーフォームが登場する。また、本編と違い、カブトゼクターとガタックゼクターが言葉を発している。
  • 構成 - 武部直美
  • 監督 - 柴崎貴行
仮面ライダーディケイド 超アドベンチャーDVD 守れ!〈てれびくんの世界〉
仮面ライダーディケイド』のオリジナルDVD。仮面ライダーカブトが登場。

小説[編集]

『世界の果てで君と出会う』
DVDセル版の毎巻初回プレス限定特典として付属したライナーカードに連載された、米村正二書き下ろしの連続短編小説。
最終回後を舞台に、タイへと旅立ったひよりの行方を加賀美の視点で追う物語となっている。また劇場版DVDのライナーカードには、渋谷隕石の直撃当時を天道の視点で描いた短編が掲載された。
小説が執筆された時期に構想された最終回と、実際の最終回の内容が異なるため、一部矛盾する描写がある。
HERO SAGA『MASKED RIDER KABUTO EDITION -since 1986-』
『S.I.C. HERO SAGA vol.3』の書下ろし作品。本作以前のライダーシステム開発の経緯を描いた作品。
HERO SAGA 『MASKED RIDER DECADE EDITION -ストロンガーの世界-
『仮面ライダーディケイド』の小説作品。仮面ライダーカブトが登場。
『小説 仮面ライダーカブト』
講談社キャラクター文庫、2012年11月30日発売
著:米村正二 ISBN 978-4063148572
『世界の果てで君と出会う』(TV版・劇場版)の再録に加え、TV本編第1話と終盤のノベライズを間に挟んでいる。
小説 仮面ライダーディケイド 門矢士の世界 ~レンズの中の箱庭~
『仮面ライダーディケイド』の小説作品。天道総司/仮面ライダーカブトをはじめ本作のキャラクターが登場。

ゲーム版[編集]

『仮面ライダーカブト』
バンダイナムコゲームス・バンダイレーベルより2006年11月30日プレイステーション2用の格闘アクションゲームとして発売。平成ライダーシリーズの番組名を冠した物としては現在最後となるコンシューマーゲームでもある。開発は、『龍騎』以降のライダー作品ゲームを開発してきたdIGIFLOYD。販売本数は約3万本。
テレビシリーズと劇場版に登場する全ライダー(コーカサスおよびケタロスの声は別人が担当)に加え、ガタック ハイパーフォームや一部ワームも使用可能キャラクターとして登場する。また、前作『響鬼』までとは異なり、プレイステーション版『仮面ライダー』『仮面ライダーV3』におけるショッカーやゲルショッカーの戦闘員との戦闘パートと同様に3D対戦ゲームとなっており、数人同時に入り乱れての殺陣を再現している。

備考[編集]

  • それまでシリーズで実験的に使用してきた映像の画質が、本作品より従来の本シリーズの特徴でもあったビデオ収録映像特有のクリアで透明感のあるものから、フィルム的な粒子感の有る画質へと本格的に変化している。『555』『剣』では数カットSFXの合成のシーンで使われ、『響鬼』でも前期OPで部分的にこのような画質になっていたが、後期OPでは全体的にこの画質に変更されている。これは地上デジタルハイビジョン放送時代への対応を目的として『アギト』以降の劇場版で使用されているHD24P撮影システムを使用し始めたためだが、詳細なノウハウは非公表となっている。
  • 本作品よりVHSビデオでのソフト販売が廃止され、DVDのみの展開となった。また、これまで映像ソフト化の際にカットされていた提供クレジットの背景映像がカットされず、収録されるようになった。
  • オープニングの役名クレジットでは「天道総司(改行)仮面ライダーカブト」と、素顔の役名とライダーの名称とが併記されていた。これは、本放送では『龍騎』の第19話以来となる。
  • 『剣』から実施された『オロナミンCドリンク』とのタイアップは本作品でも引き続き、『響鬼』同様にこの番組でしか流れないCMも放送された。内容はトレーニングに励む天道が自分の強さの秘訣を語りつつ、オロナミンCを飲むというもの。カブトも登場する。
  • 2006年12月頃から数ヶ月間レストランチェーン・ステーキのどん・フォルクスと本作品がタイアップし、加賀美・ガタック・カブトがCMに登場した。テレビでは関西/福岡地区でのみ『スーパーヒーロータイム』のCM枠を中心に放送した。内容は「ステーキのどん」でバイトをする加賀美の姿が見られる。CMは4パターン作られ、未放送地域でも特設webサイトで視聴可能だった。2007年1月より、webサイトで続編3パターン中最も視聴数の多かった「おい、カブト!篇」がTV第2弾CMとして放送された。他の2パターンも放送希望が多かったため、放送数を限定して放送した。このCMは元は加賀美役の佐藤祐基に本作品とは関係なくオファーが来たものを、「せっかくなのでカブトとガタックも出演して頂きたい」というスポンサーの意向が東映サイドにも了承され実現した。
  • 本作品にバイク等の車両を提供しているホンダが『555』以降から実施している鈴鹿8時間耐久ロードレースへのタイアップエントリーが本作品でも実施。「仮面ライダーカブト Honda DREAM RT」チームとして2006年夏に参加、総合6位入賞となった。
  • 本作品に登場する天道邸の外観・玄関・廊下・階段はコルディアーレ麻布のものが利用されている。なお、リビング・キッチン・ダイニングルームは別である。
  • 『響鬼』で鬼のスーツ素材に使用されたマジョーラは本作品でもライダーのプロテクター部分に使用されている。白倉P曰く「今回は応用編」であり、前作での反省点も活かした使用がされた。
  • 平成仮面ライダーシリーズを宮崎県内で放送している宮崎放送は、ローカルセールスとなった『ウルトラマンメビウス』(中部日本放送制作・TBS系列)の放送枠を確保するため、本作のみ放送しなかった。他には、富山県高知県で未放送である。これにより、平成シリーズ内でもっとも放映ネット局の少ない作品となっている(なお最多は、これら3県でも放映された『龍騎』)。
  • 本編17話では、携帯電話のボタンのプッシュ音に『555』のファイズフォンのものが使われた。
  • 水嶋ヒロ、徳山秀典、山本裕典は2007年に放送された、『花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜』でも共演している。
  • 公式サイトには「まかない」というコーナーがあり、本編で登場した料理の実際のレシピが紹介されている。
  • 2009年5月25日放送の『人生が変わる1分間の深イイ話』にて、「子供のしつけに役立つ」として、本作品の「天道語録」が紹介された。
  • S.H.Figuartsでは初回特典として、矢車と影山の台詞を印刷した台座がランダムに付属。またキックホッパーとパンチホッパーには、39話で二人が食べていた「兄弟ラーメン」のフィギュアも付属する。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ ライダーを統一したのは某昆虫カードゲームの影響であるとデザイナーは語っている。カブトムシモチーフなのは『仮面ライダー剣』と同じであるがブレイドはヘラクレスオオカブト、カブトは甲虫と正確には異なる。
  2. ^ 「カブト」放送時の仮面ライダーの英語表記は「Masked Rider(マスクド・ライダー)」であった。2009年放送の「仮面ライダーW」から「Kamen Rider(カメン・ライダー)」に改められる。
  3. ^ なお、1971年4月3日は『仮面ライダー』の第1回放送日である。
  4. ^ 仮面ライダーディケイド』で本作品のライダーがキャストオフを発動した際には、「Change - 」の電子音声が発声されなかった。
  5. ^ 『仮面ライダーディケイド』ではゼクターニードルを連射する攻撃を披露している。
  6. ^ 資格者により攻撃方法が異なり、複数の相手を1度に連続で突き刺すこともできる。
  7. ^ その設定ゆえに出演者からも「男を簡単に乗り換える悪女」などと評された。
  8. ^ 『仮面ライダーカブト超全集』では、ZECT隊員のみを資格対象とする機能が組み込まれていたのではないかと推測している[5]
  9. ^ むしろなど、メジャーなモチーフをデザイナーが比較的避けていたことも要因である。
  10. ^ 公式サイトでは白いワーム[16]、『超全集』では白ワーム[17]ワームサナギ体(白の変種)と記載している[18]
  11. ^ 元はデザイナーが「月刊ホビージャパン」において造形した「クリサリス」という作品にアレンジを加えたものであり、眼に手を入れたような顔はその名残り。なお「クリサリス」の実物写真は、このサリスの誕生秘話とともに原画集『GITAI』に収録されているが、『平成仮面ライダー怪人伝』では眼ではなく「頬に手を当てて恐怖を体現している」と説明されている。
  12. ^ 仮面ライダーディケイド』で本作品のライダーがクロックアップを発動・解除した際には、電子音声が発声されなかったが、例外的に『仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010』の『仮面ライダーディケイド 完結編』の冒頭でカブトが発動した際には発声されていた。
  13. ^ スーツの3体は『仮面ライダー剣』に登場したダークローチの改造、その後再び『仮面ライダーディケイド』に登場したダークローチに戻された。

出典[編集]

  1. ^ 超全集 2007, p. 2, 小野寺章「『仮面ライダーカブト』に寄せて」.
  2. ^ 株式会社バンダイナムコホールディングス 2007年3月期(平成19年3月期)決算短信 補足資料 (PDF)” (2007年5月9日). 2013年1月19日閲覧。
  3. ^ 株式会社バンダイナムコホールディングス 2006年3月期(平成18年3月期) 決算短信 補足資料 (PDF)” (2006年5月11日). 2013年1月19日閲覧。
  4. ^ 株式会社ワールドフォトプレス 『フィギュア王No.108』
  5. ^ a b c d e f g h 超全集 2007, p. 64.
  6. ^ a b c d 超全集 2007, p. 61.
  7. ^ 第28話より。
  8. ^ 第35話より。その際、ドレイクゼクターはドレイクグリップと結合した状態で飛来した。
  9. ^ a b マスクドライダーデータブック 仮面ライダードレイク」テレビ朝日、2013年1月19日閲覧。
  10. ^ 超全集 2007, pp. 35,64.
  11. ^ 超全集 2007, p. 62.
  12. ^ 超全集 2007, p. 35.
  13. ^ 超全集 2007, p. 29.
  14. ^ a b 韮澤靖 『仮面ライダーカブト韮沢靖ワームワークスGITAI』 メディアファクトリー2007年ISBN 978-4-8401-2071-5
  15. ^ 第14話
  16. ^ テレビ朝日 仮面ライダーカブト ワームファイル”. 2013年11月17日閲覧。
  17. ^ 超全集 2007, p. 37.
  18. ^ 超全集 2007, p. 66.
  19. ^ 第1話
  20. ^ 第1話、第21話
  21. ^ 第5話
  22. ^ 第28話
  23. ^ マスクドライダーデータブック ライダーフォーム ライダーフォーム
  24. ^ マスクドライダーデータブック ライダーフォーム コンパウンドアイ
  25. ^ a b c d e f g h 超全集 2007, p. 66
  26. ^ a b スーツアクター・高岩成二さん”. 仮面ライダーカブト(東映公式) (2006年2月12日). 2011年4月29日閲覧。
  27. ^ 徳山秀典さんミニインタビュー”. 仮面ライダーカブト(東映公式) (2006年3月26日). 2011年4月29日閲覧。
  28. ^ 東映公式「雑誌発売情報
  29. ^ 押川《ドレイク》善文さんの悲哀?”. 仮面ライダーカブト(東映公式) (2006年4月30日). 2011年4月29日閲覧。
  30. ^ KABUTO Interview「第19回 山本裕典(仮面ライダーサソード・神代剣役)」”. 東映ヒーローネット (2006年). 2011年4月29日閲覧。
  31. ^ 『ネット版 仮面ライダーディケイド オールライダー超スピンオフ』第16話「どれだ! 渡辺淳 チャイルドXの正体は?」より。
  32. ^ 「LIST OF WORKS 永徳」『JAE NAKED HERO』 太田出版2010年3月8日、93頁。ISBN 978-4-7783-1210-7
  33. ^ 人気急上昇?! キックホッパースーツアクター・JAE大岩永徳さんに聞いてみました”. 仮面ライダーカブト(東映公式) (2006年10月8日). 2011年4月29日閲覧。
  34. ^ アニカンコラム「永瀬尚希profile
  35. ^ 超全集 2007, p. 3.
  36. ^ テレビ朝日内公式サイト

参考文献[編集]

  • 丸澤滋・中門努(てれびくん編集部)編 『仮面ライダーカブト超全集』 小学館〈てれびくんデラックス愛蔵版〉、2007年ISBN 978-4-09-105115-8

外部リンク[編集]

テレビ朝日 日曜8時台前半
スーパーヒーロータイム第2枠)
前番組 番組名 次番組
仮面ライダー響鬼
(2005年1月30日 - 2006年1月22日)
仮面ライダーカブト
(2006年1月29日 - 2007年1月21日)
仮面ライダー電王
(2007年1月28日 - 2008年1月20日)