仮面ライダー

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仮面ライダーシリーズ > 仮面ライダー

仮面ライダー』(かめんライダー)とは、石ノ森章太郎(当時は石森章太郎)が原作者として設定・デザイン・漫画版の執筆等を担当し、毎日放送をネット及び制作局に、NET(現:テレビ朝日1975年ネットチェンジからはTBSに変更)系にて放送、大ヒットした東映製作の特撮ヒーロー番組の主人公であり、その番組ならびにシリーズ作品のメインタイトルである。制作キー局関西毎日放送で制作会社は東映。このコンビでのシリーズは『仮面ライダーBLACK RX』まで続く事になる。


注意以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。


仮面ライダーシリーズ
通番 題名 放映期間
第1作 仮面ライダー 1971年4月
- 1973年2月
第2作 仮面ライダーV3 1973年2月
- 1974年2月

目次

[編集] ストーリー

優秀な科学者でオートレーサーでもある本郷猛(ほんごう たけし)は、その能力に目をつけた悪の組織ショッカーに拉致され、バッタの能力を持つ改造人間サイボーグの一種)にされてしまった。

しかし、脳改造によってその意思を奪われる寸前、ショッカーの協力者にされていた恩師・緑川博士の手引きで脱出に成功した。緑川博士は脱出行の途中でショッカーの怪人・蜘蛛男に暗殺されるが、その遺志を継いだ猛は腰につけたベルトの風車に風のエネルギーを受けて変身、ショッカーに立ち向かう。バイクに乗って駆けつけて怪人を倒すこの異形の戦士を、いつしか人々は「仮面ライダー」と呼ぶようになった。

猛は、オートレーサーとしての師・立花藤兵衛や緑川博士の遺児ルリ子、そしてレース仲間であり実はFBI捜査官としてショッカーを追う滝和也(たき かずや)らの協力を得て、ショッカーの送り出す戦闘用改造人間である怪人たちを次々に倒していった。

多くの怪人たちを倒されたショッカーは、ライダー打倒のためカメラマン一文字隼人(いちもんじ はやと)を猛と同型のバッタ型サイボーグに改造するが、隼人は脳改造前に猛に救出され新たな仮面ライダーとなった。

こうして誕生した2人の仮面ライダーは日本と海外に別れて戦い、時には共闘しながら、ライダーガールズや少年仮面ライダー隊、多くの仲間たちの協力を得て、改造人間として苦悩しつつもショッカーと戦っていく。

[編集] 概要

特撮テレビ番組『仮面ライダー』は、1971年(昭和46年)4月3日から1973年(昭和48年)2月10日にかけて毎週土曜日19:30 - 20:00に毎日放送NET(現:テレビ朝日)にて放送された(全98話)。

本作は、朝日放送の『部長刑事』(土曜日19:30-20:00枠)の前に低視聴率を強いられていた、毎日放送の斎藤守慶(営業局長)が、渡邊亮徳を通じて東映に企画を依頼したのが発端とされる[1]。東映では、系列の東映動画で制作中だった『タイガーマスク』の人気にも着目し、その人気要因を分析することで本作への企画に到る[2]。そのため両者には、逃亡者の仮面ヒーローであることなどの、共通点がある。

しかし、従来の実写ヒーロー物とは一線を画した「異形」のヒーロー像と、人間ドラマとしての側面を極力抑えた勧善懲悪作劇、怪奇ドラマ的な演出(吸血鬼ドラキュラに題材を求めたと言うべき、鋭い牙で人間の首筋に噛み付き猛毒のビールスを注入して吸血鬼に変えて操る人間コウモリの登場する第2話など)、そして颯爽とバイクを駆り「ライダーキック」[3]などダイナミックなアクションを見せるスピーディな映像、毎回登場する多彩で特異でグロテスクな怪人たちの表現などが当時の視聴者に衝撃を与えた。また単騎で敵と戦う等身大のヒーローの姿はテレビを見る子どもたちの心をしっかりと捉え、それが社会現象となり「ライダーごっこ」はそれ以降日本の子どもたちの典型的な遊びの一つとなる。特に仮面ライダー2号の登場に際して生み出された「変身ポーズ」は、以降のシリーズのみならず数多くのヒーロー番組に影響を与えた。

本作終了後にも登場人物や敵組織、または時系列、世界観そのものを替え、多くのシリーズが製作された。それぞれの番組は基本的に、主人公となる「ライダー」(=仮面ライダー)の名称をタイトルとしている。一般にこれを仮面ライダーシリーズという。それらの詳細については仮面ライダーシリーズを参照のこと。

なお、1979年に発表されたシリーズ第6作のテレビ番組名も同じく『仮面ライダー』であるが、新聞や文献等では「(新)」を番組名に付記する方法で第1作とは区別されていた。現在では同作品における主役のライダーである「スカイライダー」を番組名に付記する方法で区別されている。この第6作については仮面ライダー (スカイライダー)を参照のこと。

[編集] 社会現象

全仮面ライダーシリーズ中、もっとも長期間放送した作品であり、いまだその記録は破られていない。石ノ森章太郎が原作を担当し、少年向け雑誌「週刊ぼくらマガジン」(後に「週刊少年マガジン」に連載誌を変更)に漫画版の連載を開始した。

第1回の放送の関東での視聴率は8.1%(裏番組に『お笑い頭の体操』があったため)だったが、関西では20.5%を記録。事故による主役俳優の交代を機におこなわれた種々の強化策によって、着実に視聴率を伸ばしていった。9月末頃には平均して関東でも15%、関西では20%の視聴率を超えるようになった。全98話の平均視聴率は関東が21.2%、関西が25.9%(プロ野球中継のため翌週の金曜19:30 - 20:00に振り替え放送された69話(1972年7月28日放送)を除く)、最高視聴率は関東が30.1%(1972年1月8日放送)、関西が35.5%(1973年2月10日放送)。(ビデオリサーチ調べによる)

カルビー製菓(現:カルビー)の仮面ライダースナックに付いていた仮面ライダーカード、ブリヂストン自転車から発売された仮面ライダー自転車、ポピー(現バンダイ・ボーイズトイ事業部)から発売された仮面ライダー変身ベルトといったキャラクター商品も大ヒットし、その商品化権料は12億円に達し、それ以前のヒットキャラクター「鉄腕アトム」、「オバケのQ太郎」、「ウルトラマン」などの商品化権料を凌駕し、当時の過去最高のキャラクターになった。このため仮面ライダーは社会現象として大人向けのメディアにも頻繁に取り上げられた。

番組終了から30年以上経過してもなお、CM出演、ヒーローショー、TVゲーム化、パチンコパチスロ台の登場など、人気と知名度は大きい。

[編集] 仮面ライダー誕生まで

『仮面ライダー』への企画は、1970年初頭に書かれた企画書「マスクマンK」までさかのぼる。この企画書では仮面のヒーローが秘密結社ショッカーと戦うという基本線はすでに決定していた。しかし、その内容は当時のヒット作品『タイガーマスク』に言及し[4]、「自分も仮面をつければヒーローになれる」という児童の願望を指摘していること、主人公・九条剛が普通の体育教師で鍛錬によってヒーローの力を得ているなど、当時流行していたスポーツ根性ものの影響が認められる内容であった。

次に提出された「仮面天使(マスクドエンジェル)」では、主人公の名が本郷猛に決まり、恩師緑川教授殺害の容疑をかけられた逃亡者という設定になった。また、主人公は高圧電流の事故で特異体質となり、人間以上の力を得るというSF的な設定が加味されている。

この段階で、毎日放送の廣瀬隆一(編成局次長)から“オートバイに乗ったヒーロー物”という注文が追加されて、「十字仮面(クロスファイヤー)」の企画に到る。ここで構想されたストーリーは、本郷を父の仇と信じるヒロインや、殺人者・本郷を追う刑事などの登場人物が配され、主人公の逃亡者としての苦悩が一段と強化された。主人公の仮面については、怒りの感情が高まると顔に感電事故による十字形の傷跡が浮かび上がり、それを隠すためにかぶっているというドラマチックな設定が加えられている。石森章太郎が原作者として本格的に参加するのはこの段階からで、クロスファイヤーの姿などのスケッチも現存している[5]

一方、石ノ森は自身の作品『スカルマン』をこの企画に応用した「仮面ライダースカルマン」も提案していた。ここで、主人公が敵怪人と同じ改造人間であるという設定が確立し、逃亡者の設定や一部のキャラクターが整理されてよりシンプルな物語としてほぼ完成した。しかし、テレビ局サイドから「モチーフがガイコツ(ドクロ)では営業上の支障がある」との意見が出され、企画はさらなる検討を求められる。ここで石森は、バッタの顔が髑髏に似ている事に気づき、バッタをモチーフにしたヒーロー案を提示。この案も局内には非力な昆虫をモチーフにすることに懸念の声があったが、石森は「バッタは小さいから強く見えないだけで、(昆虫の能力が)人のサイズになれば強い」と説得し、最終的に認められた。マスクのデザイン案は、いくつかの候補を石ノ森が息子(小野寺丈、当時5歳)に見せ、石ノ森自身は一番不気味だと思っていたものがいいと言ったのでそれに決定したという。

以上の経緯により完成を見た本企画は「仮面ライダーホッパーキング」の仮題を経て『仮面ライダー』のタイトルで製作が決定された。また出演者ついては、本郷猛以外の人物はすべて放映と同じだが、本郷猛を演じる役者は近藤正臣に予定されていたが、制作スケジュールの遅れから出演不可能となり、代りに藤岡弘に変更した。

元々、本作は『ウルトラマン』のような巨大ヒーローと怪獣が戦う作品にしたかったという。しかし予算がないので等身大ヒーローになり、敵は上半身のみ着ぐるみ、下半身はタイツという「怪人」になった。ちなみにスタッフの間では巨大ヒーローへの思いが強く、後に2号ライダーを出すときには、2号を巨大化させようという案も出た[6]

[編集] 放映開始後の展開

紆余曲折を経て開始された『仮面ライダー』であったが、当初は順風満帆とは行かなかった。

前例のない形式の番組の制作は試行錯誤の連続であったが、第9, 10話の撮影中、本郷猛役の藤岡弘がバイクで転倒し、全治3 - 6ヶ月の重傷で撮影に参加できなくなった[7]

番組開始早々の危機的状況で、さらに第1話の視聴率は、キー局のある関西地区では20.8%とまずまずであったが、関東地区では8.1%にとどまるという厳しいものであった。

ここで番組は、本郷の登場シーンを既存の映像から流用した藤岡の姿と声優の納谷六朗による吹き替えで制作し、変身後のライダーのシーンを増やし、さらに新キャラクター・滝和也の活躍をつなぎ合わせるなどの措置で急場をしのぐことになる。その間に、方向性の再検討と新たな主役について討議された。現存する会議録によれば、原作漫画同様に本郷が戦死する案をはじめとしてさまざまな展開が検討されている。

その結果、“本郷猛は外国のショッカー支部との戦いに赴き、その後を継ぐ新しい仮面ライダーが登場する”という形の新展開が決定し、新主役・一文字隼人には佐々木剛が選ばれた。佐々木はオファーを受けた当初、劇団NLTで同期であった藤岡の役を奪うことになると難色を示していたが、“藤岡が復帰するまでの代役”という条件で引き受けたという。また、主役交代を機にそれまでの反省点が一気に修正されることになる。

  • 舞台をスナックからレーシングクラブに移し、レギュラーヒロインを増やすなどドラマの雰囲気を明るくした。
  • 一文字隼人を、本郷猛よりもユーモラスで都会的なキャラクターに設定し、ヒーロー性を強化した。
  • 仮面ライダーのデザインをやや派手なものにして、キャラクター性を強化すると共に、夜間撮影時の困難を避けるため暗闇にとけ込みにくい配色にした。例としては「蝙蝠男」戦の夜間撮影での失敗でライダーの身体に銀のラインを付けるなどの配慮が行われた。
  • 仮面ライダーに変身ポーズを設定し、一文字の意思による能動的な変身を取り入れた。

このような経緯で仮面ライダー2号が登場し、番組の中に複数のヒーローが存在する展開になる。また、主役交代に合わせて番組強化策を一気に実行したため、番組強化にありがちな舞台の急変や主人公の性格変更に伴う違和感を払拭できたのは、不幸中の幸いといえる。その後9ヶ月間は2号が主人公となり、地方ロケによる舞台の拡大や、大幹部の投入によるショッカー側の強化などの展開が順調に行われ、番組の人気は急上昇していった。特に、変身ポーズの発明は児童層への影響が絶大であり、脚を開き、両腕を大きく動かしながら「変身!!」と掛け声を叫ぶ2号の変身ポーズはたちまち子供達の間で流行してブームを盛り上げた。

やがて、1972年正月からは藤岡の治癒によって1号ライダーがゲスト出演する「ダブルライダー編」がイベント的に挿入されるようになった。東映側はダブルライダーの定着を考えていたが、佐々木剛が「藤岡君がカムバックするまでという約束で引き受けたのだから、当然、藤岡君に返すべきだ。自分がいたままでは彼が付録のようになってしまう」と頑として拒否。新1号単独の路線でいくことになった[8]

こうして同年4月には一文字隼人がショッカーを追って南米へ向かったという設定の元、スタイルを一新し変身ポーズも得た新1号ライダーが満を持して主役に返り咲いた。


変身ポーズは、後の仮面ライダーシリーズ、さらには他の特撮ヒーローものにおいて、もはや定番パターンとして受け継がれ、これもまた藤岡の負傷にはじまる主役交代劇が残した思わぬ遺産であった[9]

この路線変更以降、初期の物語が持っていた仮面ライダーの「異形」という要素は徐々に影を潜めて行った。そして、2号から新1号へ、そして『V3』以降へとシリーズを重ねながら仮面ライダーというブランドのヒーローは徐々に姿を変えていった。

その一方で、番組初期のテーマであった「改造人間の苦悩」というテーマも一文字や帰国後の本郷が、わずかに苦悩をうかがわせる形とはいえ残り、そして後のシリーズにおいてもさまざまな形で取り上げられている。

現在の視点で見れば不自然な演出や矛盾した展開も多いのは否めないものの、それを補って余りある魅力を見せ、後に続いていく変身特撮ヒーローの原型となった作品である。

[編集] 仮面ライダーとその協力者達

本郷猛 / 仮面ライダー1号
1948年8月15日生まれ。世田谷区出身。音楽教師・本郷弘子を母、造船技師・本郷勇雄を父として生まれるが、劇中では既に両親は他界しており、家族はいない。城南大学(1話のみ城北大学と呼称)生化学研究室所属の科学者で、オートレーサーでもある。
IQ600、スポーツ万能の超人的な才能をショッカーに見込まれ改造人間にされたが、脳改造寸前に脱出しショッカーと戦うことを決意した正義漢である。本来は明るい熱血漢であるが、自分が通常の人間ではないということに強い苦悩を抱いており、そのために仲間達と一歩距離を置いている印象がある。
第13話を最後に海外へわたり、主にヨーロッパ支部のショッカーと戦うことになる。そして第40話で死神博士を追って一時帰国。何度か帰国して一文字隼人と共闘。第53話から再び日本でのショッカーの戦いに身を投じる。これらの戦いの経験を経てからは精神的にも成長を遂げ、改造人間としての苦悩を心の奥に封印して、仲間たちにも心を開きながら戦うようになった。また以前に比べて熱血漢然とした側面も強く見せるようになっている。
一文字隼人 / 仮面ライダー2号
1949年10月10日生まれ、国籍は日本だがイギリスロンドン出身。外交官の父、一文字博之と母、一文字スミの間の子として生まれる。ロンドンで育ったフリーカメラマン、左利き(演じた佐々木剛が左利きだったので、それに合わせたとされている)。設定では、カメラマンとしてレースを取材したのが縁で、改造前から本郷とは面識があったとされている。
父の仕事の都合上、世界各国を飛び回り6ヶ国語が堪能になる。両親は1971年に飛行機事故で2人とも逝去している。ロンドン美術大学では写真学部に身を置いていた。柔道6段空手5段の腕前を持つ格闘技の達人でもある。
その能力と素性をショッカーに見込まれ、第2の仮面ライダーとして改造されるが、脳改造前に仮面ライダー・本郷に救出されショッカーとの戦いを決意する。本郷と比べると陽気でユーモラスな性格で、仲間に対しても心を開いているように見えるが、改造人間としての苦悩やショッカーへの怒りは強い意志で内に秘めている。他のライダーたちと比較しても目に付くほどの大の子供好きで、クラブに出入りする五郎少年を弟のように可愛がっている。
オートバイの腕前は元々レーサーだった本郷には及ばなかったが、立花レーシングクラブで鍛えられショッカーのオートバイ部隊とも渡り合えるほど向上しており、本郷、風見共々「レースに出場すれば間違いなく優勝できた」と立花に評価されている(『仮面ライダーX』第9話)。第52話を最後に、日本の守りを本郷と交代し南米へ旅立った。その後も何度か帰国してダブルライダーとして戦っている。
旧2号時期よりも芝居気が目立つようになり、日本に現れる時はいつも唐突にタイミング良く登場している。このあたりも事前に何らかの連絡を入れて帰国する本郷とは対照的である。
立花藤兵衛
全話に登場。本郷猛のオートレーサーとしての師。本郷の秘密をもっとも早く知った人物で、仮面ライダーの協力者として物心両面から支援する一方、トレーナーとして戦闘訓練にも立ち会い仮面ライダーの実力を引き出した。当初はスナックアミーゴを経営していたが、本郷が日本を離れるのと同時期にバイク用品店「立花オートコーナー」を開業し、立花レーシングクラブを立ち上げた。一文字隼人や滝和也、レーシングクラブの女性メンバーたちに対しても父親のように接し、ショッカーとの戦いやレース活動のリーダーとして若者たちを指導した。やがて、少年仮面ライダー隊を組織するとその会長に就任し、仮面ライダーへの支援にいっそうの力を入れるようになる。トレーナーとしての指導力はショッカーからも一目置かれており、死神博士がライダーとの最終決戦にあたって自身のトレーナーとするため組織に招請するほどの実力を示していた。自身もショッカーの戦闘員と渡り合える程度の実力があり、怪人に対して啖呵を切るシーンもある。
ゲルショッカー壊滅後も、歴代の仮面ライダーの後見人となり、仮面ライダーストロンガーまでの7人ライダーがデルザー軍団を全滅させるまで、その戦いを支援し続けた。[10]
当初、本郷や一文字からは「立花さん」と呼ばれていたが、31話より「親父さん」と呼ばれるようになり、レーシングクラブ員や少年ライダー隊のスタッフからは「会長」と呼ばれていた。ファンの間では「おやっさん」と呼ばれているが、これは劇中で使用された通称ではなく、本郷猛を演じた藤岡弘の癖のあるイントネーションで「親父さん」がそう聞こえることから、後年ファンの間で愛称として定着したもの。
愛煙家で、パイプを愛用している。
緑川弘博士
1話のみの登場。本郷の恩師で生化学の権威。ショッカーに拉致されて改造人間の研究にたずさわっていたが、組織の目的を知って、脳改造寸前の本郷を救出した。気の弱い面が見られ、本郷を被験体に推薦したことに負い目を持ち、ショッカーへの反逆についても恐怖心から迷い続けていた。脱出行の途中で蜘蛛男に暗殺されてしまう。劇中でははっきりと描かれていないが、設定上は仮面ライダーを開発した中心人物である。[11]
緑川ルリ子(みどりかわ ルリこ)
1 - 13話に登場。緑川博士の娘で、城北大学に通いながら立花の経営するアミーゴでアルバイトをしていた。父・緑川が暗殺された際、居合わせた本郷を犯人と誤解していた。3話でその誤解が解けた時から本郷の協力者となり、パートナーとしてショッカーとの戦いに貢献した。猛に想いを寄せていた節があり、13話で猛の後を追ってヨーロッパへ渡った。その後の消息は不明だが、番組のプロデューサー平山亨が後年執筆した小説では、オーストリアにおいて猛がルリ子の想いを振り切るべく、ルリ子の幼なじみである青年科学者カールとその一家にルリ子を託したとされている。
ルリ子を演じた真樹千恵子は、第11話でゲバコンドルをおびき寄せるための偽装結婚のシーンで、生まれて初めてウエデイングドレスを着用した。しかし、怪人ゲバコンドルに追いかけられるというシーンであり、「若い女の子の夢をめちゃくちゃにしてくれて」とコメントしている。
野原ひろみ(のはら ひろみ)
ルリ子の学友で、アミーゴでアルバイトしていたことから事件に巻き込まれ、以後本郷たちの戦いに協力するようになる。本郷とルリ子が去った後も立花レーシングクラブに残り、一文字に協力した。
史郎(しろう)
2 - 15話に登場。アミーゴのバーテン。気は弱いが善良な青年で、本郷たちに休息の場を与えていた。立花オートコーナーとレーシングクラブの開業に関わったのを最後に姿を消している。
滝和也
11話より登場した本郷のライバルにあたるオートレーサー。自分の結婚式がショッカーに襲われたのを機に戦いに参加するが、その正体はショッカーを追っていたFBIの秘密捜査官である。シナリオによれば結婚式もショッカーを追うための偽装結婚であったとされているが劇中では描かれていない。一文字隼人の登場とともに本格的に仮面ライダーと共闘するようになり、ショッカーによる犯罪の捜査や公的機関とのパイプ役などの役割を担う一方、戦闘や仮面ライダーの訓練でもライダー1号2号のパートナー役を務めた。改造人間ではないが捜査官としては優秀で、戦闘員数人を相手に互角に渡り合う格闘力と、優れた情報収集能力をもってゲルショッカーの壊滅までライダーを支え続けた。少年仮面ライダー隊結成後はその隊長を務め、子どもたちの良き兄貴分にもなっていた。
近年では漫画『仮面ライダーSPIRITS』にも登場し、ライダー達と並んで主人公格になっている。
ライダーガールズ
仮面ライダーの戦いを支援した女性たちの総称。劇中でこの呼称は使われていないが、緑川ルリ子が13話で降板したのちは主人公のパートナーとしてのヒロインは登場せず、複数のヒロインが仲間として主人公を支援するストーリーになったため、商業誌等で彼女たちを総称する際にこの名称が使われている。
ユリ
野原ひろみの友人として登場したライダーガールズの1人で最古参。メンバーのほとんどが説明なく姿を消す中で、彼女だけは14話で登場してから最終話まで活躍を続けた。空手2段(後に3段に腕を上げる)の使い手。当初は他のライダーガールズ同様に軽い調子の女性だったが、後半はガールズのリーダー格的存在として、滝や藤兵衛と共に仮面ライダーの戦いをサポートした。
石倉五郎(いしくら ごろう)
立花レーシングクラブの発足と同時にクラブに出入りするようになった少年。他の大人たちとともに良く事件に巻き込まれるが、情報提供などで事件解決に貢献することも多い。腕白だが利発な少年で、家族のいない一文字や滝からは実の弟のように可愛がられていた。友人のナオキとミツルをレーシングクラブに紹介した後、彼らにその役割をゆずるかのように65話を最後に降板した。
少年仮面ライダー隊
立花藤兵衛が仮面ライダーに協力する少年少女を集めて結成した組織。会長は立花藤兵衛で滝和也が隊長を務める。ショッカーの行動が公然となり、事件に巻き込まれる子どもが増える中での自衛組織的な意味合いもある。仮面ライダーのマスクを模したヘルメットと赤いネクタイの制服がトレードマークで、専用の自転車で行動しショッカーについての情報を収集する。集めた情報は、ペンダント型の通信機や伝書鳩を使って本部へ通報し、仮面ライダーに伝えられるシステムになっている。本部は東京近郊の3階建てビルに置かれ、立花レーシングクラブの女性メンバーが本部要員として情報収集や事務に当たっている。隊員は全国規模で組織され、ショッカーならびにゲルショッカーと戦う上での大きな力となった。
ナオキ、ミツル
五郎の紹介で62話よりレーシングクラブに出入りするようになった少年たち。2人で行動することが多く、そのキャラクターは五郎ほど描き分けられていなかった。少年仮面ライダー隊結成後はリーダー格として活躍し、ゲルショッカーとの最終決戦までその役割をまっとうした。

[編集] 仮面ライダー1号・2号

悪の秘密結社ショッカーによって改造された戦闘用改造人間。本郷の変身する仮面ライダーは仮面ライダー1号、一文字の変身する仮面ライダーは仮面ライダー2号と呼ばれている。なお劇中での2人の仮面ライダーは基本的にお互いを「本郷」「一文字」と本名で呼び合っていた。2人とも脳改造をまぬがれてショッカーのアジトから脱出し、ショッカーから人類を守る戦士となる。後述する基本スペックは両者同一であるが、前者は多彩な必殺技を持ち、後者は高い格闘能力と破壊力を備えることから、雑誌展開等で「技の1号・力の2号」と評された[12]

タイフーンと呼ばれるベルトの風車から取り入れた風力エネルギーで体内の小型原子炉を起動させ動力源としている[13]。なお、人間より広い視界と赤外線による暗視能力、ズーム機能を持つ複眼Cアイ、4キロ四方の音を聞き取る聴覚、電波送受信を行う超触覚アンテナ&対怪人用の脳波探知機Oシグナル(共に探知範囲4km。Oシグナルは怪人が100m以内に近づくと発光して危機を知らせる)、100tの衝撃を吸収する足のショックアブソーバなど、基本的な機能面は1号2号共通である。

以下、ストーリーでの登場順に記す。

[編集] 仮面ライダー1号

1 - 13話、40 - 41話、49話、51 - 52話、映画『仮面ライダー対ショッカー』に登場。

本郷猛がベルトの風車(タイフーン)に風圧を受けることによって変身した姿。活動エネルギーは風で、風力のないところでは変身することや仮面ライダーの姿を維持することができない。後にデザインが大幅に変更された「新1号」と区別する際には「旧1号」と呼ばれる。

第40話で一時帰国した後、何度か帰国して一文字隼人と共闘した。この時期、1号用として新調されたスーツは、複眼がクリアレッドから真紅に変わり、色も微妙に変化したため、ファンからは2号と初共闘した場所にちなんで「桜島1号」と呼ばれることもある。しかし、細部のカラーリングは初期からも話数によって微妙に変化しており(これは改良や補修を現場で行っていたという制作上の事情)、この時点の設定では初期と同一の「旧1号」とされている。媒体によっては、この桜島1号を新1号と旧1号の間の途中形態[14]と解釈していることもある。

身長:180cm、体重:70kg。主な能力は、垂直跳び:15.3m、幅跳び:48.7mのジャンプ力(改造直後のスペック)と、そこから繰り出すキック力である。これらの能力は、その後の訓練によって向上していった。なお、技とスピードを特徴とする設定は後のものだが、旧2号と交代するまでのわずか13話の間に旧2号とほぼ同数の技を披露している。

[編集] 仮面ライダー2号

14 - 52話、映画『仮面ライダー対ショッカー』に登場。

エネルギー源が風であることは1号ライダーと同じだが、一定の変身ポーズと「変身」の掛け声によってベルトの風車に装備されたシャッターを開き、より能動的に変身できる(一部媒体によると肩に変身スイッチが内蔵)。姿形は1号と同型ではあるが、頭部中央や腕と脚に一本の白いライン[15]が入り、ベルトが赤になるなど全体的に鮮やかな配色になっている。

身長:172cm、体重:65kg。基本的な戦闘能力は1号と同等だが、ベルトには風のない所で変身するための風を貯める風力備蓄機能と、ジャンプ1回分で得られる風力で変身に必要なだけのエネルギーを生み出すために1号より直径の大きなダイナモが装備され、全身の筋肉量も1号より多くなっている。さらに格闘能力の高い一文字を素体とすることもあって1号よりパワーに特化した能力パターンとなっている。その結果腕力、特にライダーパンチの威力は旧1号のものと比較して段違いに強力でカニバブラーなどはジャンプで威力を高めずとも一撃粉砕したほどであった。

[編集] 仮面ライダー新1号

53 - 98話、映画『仮面ライダー対じごく大使』に登場。

姿形は2号をベースとしているが、マスクの配色が明るくなり、手袋とブーツは銀色に変更された。腕と脚のラインは2本になり、ベルトも2号と同じ赤色の新しいものに換装されている[16]。一文字とは異なる変身ポーズと「ライダー変身!」の掛け声による能動的な変身が可能になっている[14]

身長:180cm、体重:70kg。能力は腕および足の破壊力が旧1号時の4倍、ジャンプ力が25m(資料によっては35m)に向上し、必殺技の数が大幅に増えた[17]。100m走は1.5秒(時速240km相当)と、2号や仮面ライダーV3と比べても0.1秒ながら上である。また、相手を回転させて投げ飛ばす技で「ライダーきりもみシュート」に代表される幾多の“ライダーキック以上に強力な必殺技”や、ライダーキック級の威力を持つ膝蹴り「ライダーニーブロック」、敵の体内の特定のメカをピンポイントで破壊する「ライダーポイントキック」のように他のライダーにみられないタイプの必殺技までも備えている。こうした技の多彩さゆえに、「技の1号」の異名を持つようになる。

カラーリングの変更については劇中では特に説明はない。新1号編OPや86話の回想シーンでは本郷の再改造シーンらしき新規撮影カットがあるが、再改造については触れられていない。ライダーカード等では、「再改造され内部メカを一新し全面的に強化された体となった」とは語られていたが認知度は低かった。改めて後年「ショッカーにわざと捕獲され、死神博士の手で再改造手術を受け、脳改造の際自己催眠によって洗脳を逃れ自力脱出した」との設定が、出版サイド主導で作られ、石森プロや東映サイドもこれを了承した。しかし、その設定が定着したとは言えず、今でも「特訓によるパワーアップ」「自分自身による改造」などメディアによってさまざまな説が語られている。

ゲスト出演
回想シーンやイメージのみでの登場は除外。

[編集] 仮面ライダー新2号

72、73、93、94、98話に登場。

姿形は新1号同様明るい配色になり、手袋とブーツは赤くなった。この変化の理由も、1号同様本編では特に語られていない[18]

身長:172cm、体重:65kg。能力は腕および足の破壊力が旧2号時の3倍、ジャンプ力も35m(資料によっては25m)まで強化されている。パワーアップした経緯に関しては明確な設定はないが、特訓による強化説が近年の書籍では有力視されている。100m走は2秒(時速190km相当)。

1号に対してパワーで押していく印象が目立ち「力の2号」の異名を持つ。その一方で、1号の技であった「ライダーきりもみシュート」を会得するなどより強力な技も新しく身に付けており、必要十分な数の技は備えている。2号ライダーの技はいずれも強力であるが、旧2号時代から一貫して「ライダーキック」を決め手にしているため、それ以外の技の使用回数は少ない。

なお、新2号の仮面の色は本来新1号と同じだが、その後は1号との明確な差別化という撮影スタッフの方針(講談社ファイルマガジンより)によって旧2号と同カラーの仮面に戻る事も多く、一定していない。また93話以降に登場した際、72・73話登場時より白のラインが細くなりボディや脇にもラインが入るようになった。(新1号スーツのラインを1本外して流用したため。「仮面ライダースーパー1」までは同様だったが、「ZX」以降は以前の太いラインに戻った。)

ゲスト出演
回想シーンやイメージのみでの登場は除外。
「10号誕生 - 」放送当時、佐々木は火災による負傷が完治していなかったため、仮面ライダー2号の声としてアフレコのみ出演している。

[編集] 専用マシン

仮面ライダーの特徴として、「ライダー」の名の通り高性能の専用オートバイを使用することが挙げられる。

[編集] サイクロン号
  • ベースモデル:スズキT20
  • 最高時速:400km/h
  • ジャンプ力:30m
  • 登坂力:45度(垂直の壁を登ることも可能)

仮面ライダー1号が最初に使用したオンロード型の超高性能バイク。同型のバイクを2号も使用。

動力源は原子力エンジン。ハンドルのスイッチを入れることにより、本郷猛の常用バイクが変形。常用バイク形態の方がモトクロス戦には有利なため、2つの形態を瞬時に使い分けている。ライダーベルトから遠隔操作を行うことも可能。テレビ作品中では製作者は語られていないが、原作の漫画版では緑川博士が用意したとの記述がある。誘導ミサイルと対超音波砲を装備しているが劇中未使用。

当時流行のカフェレーサー風のフルカウリングが特徴で、後方に6本出された排気管はジェット噴射口。

劇用車のデザインは美術スタッフの三上睦男によるもので、複眼のようなヘッドライトや6本足のマフラーは昆虫をイメージしている。

なお、カウリングは前面にスリットの入ったもの、そのスリットが切り広げられているもの、スリットのないものの3種が写真で確認されている。作品中ではスリットなしのみが使用されている(変身シーン用のバンクフィルムではスリット入りが確認できる)。これは当初作ったスリット入りカウリングが大きすぎて前輪に干渉したため切り欠きが入れられ、それでも不都合があって最終的に大きく削られたのだという。6本のマフラーは水道管を加工して取り付けたもので、上部の一対のみが本物の排気管である。

アクションに不向きであるため、前述の通りジャンプやオフロードのシーンでは、常用オートバイスタイルに戻っているシーンが多々見られた。そのため2号編では出番が少なくなったが、改造サイクロンと併用でほぼ1年近く使用され、桜島ロケで1号が乗ったのが最後の登場となった。カウルには“オートバイに重なったR”のエンブレムが記され、仮面ライダーのマークとしての印象が強いが、実際は「立花レーシング」のもので第1話で仮面ライダーに改造される前の本郷も使用している。ただし改造後緑川博士とショッカーのアジトより脱走した際にもエンブレムはある。

外装のためベース車の判断が難しく、1998年にKAZeが仮面ライダーのゲームを製作した際のレプリカ製作イベントではコレダT125が使用された。石森章太郎の原作漫画で、冒頭に本郷がのっているのはウルフT125で、型番は同じだが別のオートバイである。

[編集] 改造サイクロン号
  • ベースモデル:ホンダSL350K1[19]
  • 最高時速:400km/h
  • ジャンプ力:40m
  • 登坂力:90度

仮面ライダー2号および新1号が使用したバイク。初披露目は14話のOPからだが(旧)サイクロンに乗った2号のカットも使用されている。

本郷が欧州へ旅立つにあたり、日本を守る一文字に託したマシン。セミカウルのデュアルパーパスマシン(オンロードとオフロードの兼用マシン)で、旧サイクロンと比べ出力増強と車体の大幅軽量化が行われているため、旧サイクロンよりも小回りが利き、機動性が高い。ジャンプ力も40mにアップし、垂直の壁面を登る能力と救助用ロープの射出能力が追加されている。劇中では旧サイクロンと別車両であるという描写はなく、2種類の車両で同一のマシンを表現していただけであり、書籍等でも区別はされていなかった。しかし、形状が明らかに異なるため後年の書籍類でオフロードタイプを“改造サイクロン”と記述するようになった。書籍によっては旧サイクロン号と同一の車両が変形しているという解釈もある。2号はもちろん、1号自身も日本への帰国後はこの改造サイクロンを愛用。

元々はサイクロン号の常用タイプ劇用車にカウリングを付けたものである。撮影時期によっていくつかのバージョンが存在するが、新1号編に入ってからは旧サイクロンのカウルの流用によって旧サイクロンっぽさを多分に残す最終バージョンが一貫して使われている(画面の上でもダミーライトの形状から容易に判別可)。

撮影用車両のSL350はオフロード(当時はスクランブラーと呼ばれた)車。正面から見たときにV字型の集合マフラーが特徴。「CB400(または350)DTがベース」と誤記されることが多いが、これはSL350がオンロードのCB350と同じエンジンを使用していることから誤解されたこと、またその表記がいくつかの商業誌に使用されたことから広まったものと推測される(なお、DTはヤマハのトレール(デュアルパーパス)バイクの名称であり、ホンダCBとは関連がない)。

劇場版の第1作ではダブルライダーが並走するため、1号用に2台目が用意された。SL350K0が使用されたと推測される。急造のため、サイクロンの円筒形マフラーが流用されている(この時2号が乗るサイクロンのカウリングは新造されているが、幅が狭く「ライダーマーク」の位置が異なるなど若干の相違がある)。新サイクロン登場まで活躍する。72話で新2号が乗ったのが最後の登場。

[編集] 新サイクロン号(ニューサイクロン号)
  • ベースモデル:スズキハスラーTS-250III
  • 最高時速:500km
  • ジャンプ力:50m

新1号ライダーがシリーズ後半で使用し、後に新2号も搭乗した新型バイク。

本郷猛、滝和也、立花藤兵衛による設計・開発。本郷が常用するセミカウルのオートバイが、仮面ライダーへの変身に合わせて自動変形する。かつてのサイクロンをあらゆる面で凌駕する。カウルの両側にウィングを展開させることでグライディング飛行が可能である。急制動用にパラシュートを装備している。必殺技はフロントカウルを細かく振動させた状態で体当たりを決めるサイクロンアタック(イノカブトン戦で使用)。初登場は第68話だが、第74話からリペイントされ、よりスタイリッシュになった。

オンロードの性格の強い前2車に比べ、専用のデュアルパーパスバイクとして設計された車両であったため設定上だけでなく実際の撮影車両の操縦性能のほうも格段に高くなった。なお、変身前の常用車両はGT380Bにビキニカウリングを付けたもの。

撮影用車両は1台のみの製作だったが、ショッカーライダー用に2台目が製作され、そのまま2号用に流用された。この2台の車両は、『仮面ライダーストロンガー』39話の撮影まで使われている。

[編集] その後のゲスト出演時に使われたバイク
  • 仮面ライダー (スカイライダー)』時には、CM撮影用に歴代ライダーマシンが新調され、1号は改造サイクロン、2号は新サイクロンを愛車とした。ベース車が125ccとスケールダウンし、小型ゆえバイクスタントには向いているものの、造形的にはオリジナルとの差異が目立つ。シンプルなデザインであるサイクロンはそれが顕著である。
  • 2000年にオートレースのCMに仮面ライダーが登場し、その撮影用に新サイクロンが製作された。大型のラジエーターやチャンバーがカウル内に確認できるため、当時の水冷2サイクルのオフロードバイクが使用されたものと判断されるが車種は不明。

[編集] 必殺技

物語の進展とともに、「ライダーキック」という跳び蹴りが必殺技として確立する。ライダーキックは上空へジャンプ、宙返りを経た後に怪人めがけて蹴りこむ技として表現されている。しかし、ライダーごっこの最中にライダーキックの真似をして怪我をする子供が現れたことが問題となり、ライダーキックを真似る子供に本郷猛が注意を呼びかけるシーンや、ライダーの特訓シーンを見せつつ滝が子供達にライダーキックの危険性を諭すシーンも劇中挿入された。このほかにもライダーは多数の格闘術(ライダーキックのバリエーションはもちろん、ライダー返しやライダーきりもみシュートのような投げ技も多い)を決め技として用い、「ライダーダブルキック」に代表される1号・2号の合同技も時に繰り出された。後のシリーズにおいてもライダー達はライダーキックとほぼ同様のキック技を始めとした、多数の必殺技を用いるようになっている[20]

本作の直前に多くの同スタッフによって制作された『柔道一直線』の技が、仮面ライダーの必殺技のベースになっている。必殺技の撮影では、柔道一直線で多用されたトランポリンを使いジャンプや回転するシーンを撮影し、これを編集でつないでいく手法がとられている。2号の場合は「仮面ライダーX」でのゲスト出演以降、1号と区別するために「2号ライダーキック」または「ライダー2号キック」と呼称される事がある。

[編集] 1号、2号共通技
ライダーキック
共通してもっとも多用された必殺技。バッタ(正確にはトノサマバッタ)の改造人間であるライダーの脚力をフルに生かしているので凄まじい破壊力がある。1号には「月面キック」「反転キック」「スクリューキック]「ポイントキック」などバージョンが多い。後期ショッカー怪人やゲルショッカー怪人はかなり強化されているので、必ずしも「一撃必殺」とは言えなくなっている。イカデビルは「キック殺し」と言う返し技を使用した。
ライダー返し
空中で相手を投げると言うより、身体を引っ繰り返し敵を背面から地面に叩きつける。ダブルライダーの連携としてツープラトン使用も可能。
ライダーきりもみシュート
1号が編み出した強力な投げ技。相手を錐揉み回転させるので真空状態が起こる。海洋生物の特性を持つ改造人間に効果があり、イカデビルなどのトドメに使用した。2号が使用したのはエイドクガー戦のみ。

パンチやチョップなどスタンダードな技は省く。特色として技の威力は力の分、2号が優れているとされているが、児童誌によるとスピードなどの総合力は若干1号が優れているとされている。

[編集] 1号(含む新1号)
ライダー投げ
「ライダー返し」に似ている空中で行われるシンプルな投げわざ。1話の蜘蛛男戦ですでにそれらしき技は使っていたが、この時は呼称はなく、続く2話の蝙蝠男戦から呼称されるようになる。この時は空中から投げずマンションの屋上から投げ落としている。
ライダーシザース
両足で頭を挟みこみ投げ飛ばす。プロレス技の「ヘッドシザース」に似ており、相違点は相手も空中で投げるところ。比較的初期(旧1号編)から使用されている。
電光ライダーキック
旧1号が日本をたつ前、最後の強敵トカゲロンの「必殺シュート」を破るために特訓より編み出された[21]。その名の通り電光のように光る。基本は打撃技ではなく「必殺シュート」によって打ち放たれた岩石を打ち返すために考案された。
ライダーニーブロック
新1号初期から使用。空中で「ニーパット」を行う。主にヒットポイント(打撃目標)は敵の「脇腹」。
ライダーフライングチョップ
ライダーハンマーキック
ライダーローリング
敵をうつ向せにし背中に担いで回転して振り回す。「エアプレーンスピン(飛行機投げ)」に似ており「技の1号」には珍しい力技。
ライダーヘッドクラッシャー
「ライダーシザース」の発展型。違うところは最後に敵の脳天を打ち砕く点。新1号の技で「ライダーきりもみシュート」と並んでもっとも威力のある部類の技。

他にも「ライダーキック」のバリエーションも豊富に存在している。パワーは2号に譲るものの打撃も強力で、死神カメレオン(カメレオン男)を「ライダーチョップ」で葬るなどしている。

[編集] 2号
大車輪投げ
パワーが特色の2号の独特の技。「バックブリーカー」から投げ飛ばす。技の呼称はないが、ケイブンシャ発行の「仮面ライダー大百科」に記載がある。
ライダー二段返し
その名の通り、ライダー返しを2度行う。
ライダー卍キック
滝との特訓により編み出された、自身を横回転させ威力を増し打ち出すキック。ひねった身体が卍(まんじ)のように見えるところが名称の由来。後に後輩であるV3の「スクリューキック」やストロンガーの「ドリルキック」などに大きな影響を及ぼす。

2号は自身で技を編み出す能力もあり、特に「技が苦手」いう訳ではない。ゾル大佐である狼男をダイビングしての「ライダーパンチ」で葬るなど、1号と共通の技が多い。

[編集] ツープラトン(共合)技
ライダーダブルキック
1号と2号が同時に「ライダーキック」を行う技。タイミングが難しく、相手を戦意喪失状態にしてから合図でタイミングを合わせて放つ事が多かった。当初は互いに「ライダーキック」と呼称して放っていたが、ユニコルノス戦あたりから「ライダーダブルキック」と呼称するようになる。戦闘時の最終使用は劇中では『仮面ライダーV3』の劇場作品『仮面ライダーV3対デストロン怪人』である。ライダー1号・2号単独での撃破が困難とされる強力怪人に使用された。映像本編上での最終使用は『仮面ライダーBLACK RX』の10人ライダーの特訓時に披露している。ただし、この時は「ダブルライダーキック」と呼称していた。
ライダー返し
「ライダー返し」を2人で行う。
ライダー車輪
超吸引力のあるイソギンチャック戦で使用。一気に接近戦に持ち込むための技。お互い組み合って前転を行う。
ライダー車輪(対ショッカーライダー用)
名称は同じだが内容が異なる。サークル(円)を描いて左右から高速走行し相手にも共走させ、その後同時にジャンプし、自分たちは反転で回避、空中で相手を互いに激突させ自爆させる技。これも藤兵衛との特訓で編み出した。
ヘッドクラッシャー
1号の「ライダーヘッドクラッシャー」とは別の技。ダブルライダーの「頭突き」により強固な壁も破壊する。最終回で敵アジトから脱出する時に使用。
ライダーハンマーキック
1号の「ライダーハンマーキック」と名称は同じだが別の技。それぞれ怪人と肩を組みジャンプ、空中で怪人同士を叩き付ける技。

名称はないが、ダブルパンチの連打や、Oシグナルによる意志の共有などもある。

[編集] 敵組織

[編集] ショッカー

世界征服を企む国際秘密組織。メンバーは知力体力に優れた人間に改造手術を施し洗脳した怪人を中心に構成されており、その怪人達を正体不明の首領が操ってさまざまな犯罪や破壊工作を行っている。ナチスの人体改造技術や人材を受け継いでいるが、組織としての関係は不明。

首領の所在と姿は秘密になっており、各国ショッカー基地においてシンボルである鷲のレリーフから声だけで指令を発している(首領の声に合わせて、レリーフ上のランプが点滅する)。34話では、首領の所在地がアンデス山中にあるらしいことが示唆されている。

ショッカーの怪人たちは、基本的に実在の生物を人間と融合させた姿を持っており、「蜘蛛男」「キノコモルグ」などモチーフとなった生物からネーミングされている。仮面ライダー自身もショッカーに「バッタ男」として改造されて誕生したという経緯があり、そのことは仮面ライダーの異形さを際立たせている。実在の生物以外にも、古代生物(ザンブロンゾ、プラノドン)、架空の古代生物(ピラザウルス、ユニコルノス)、 UMA(スノーマン)、無機物(ゴースター)、ミイラ(エジプタス)等々、さまざまな素材による怪人も登場している。ショッカーのアジト内部は、毎回メインとなる怪人のモチーフとなった動物が壁面に描き下ろされていた。

怪人達はおおむね脳改造を受けてショッカーに忠実な操り人形となっている。自ら改造手術を受けた者も存在するほか、脳改造を受けていない節の見える怪人も散見される。当初は改造素体は知力や体力が並外れた人間が絶対条件だったが、後にそれらが特に優れているわけではない一般市民や犯罪者が改造された例もある。

地獄大使編後半に入ると、本格的ライダー対策として対ライダー用特殊能力を兼ね備えた強化怪人(金色のエンブレムが付いた白いベルトを着用している)が製造されたり、シードラゴン、ウニドグマの任務に見られる怪人の量産や改造人間の大量製造計画によって戦力の補充を画策するようになった。

当初、ショッカー日本支部では怪人が「幹部」[22]として直接に首領の命令を受けて、配下の戦闘員とともに作戦行動を行っていた。死神カメレオンやサボテグロンのように指揮能力や作戦立案能力に秀でた指揮官型の怪人やトカゲロンやサボテグロンなど組織内での地位の高さを窺わせる怪人も存在していた。しかし、ゾル大佐が日本支部指揮官として着任した以降、ショッカー日本支部の作戦は首領の信任を受けた大幹部が、怪人や戦闘員を指揮して実行していくことになる。 しかし数々の作戦はことごとく阻止されゾル大佐、死神博士、地獄大使といった名だたる大幹部達も次々に仮面ライダーに倒された。これを受け首領は地獄大使死亡後にアジトを爆破しショッカーを放棄する。これにより事実上ショッカーは壊滅する。しかし首領はショッカーに変わる新組織を密かに準備していた。

[編集] ゲルショッカー

首領がアフリカの暗黒宗教組織ゲルダム団と自身の組織であるショッカーを合併させ誕生した新組織。ショッカー末期から暗躍しており、地獄大使死亡後に本格的に活動を開始した。ショッカーを遥かに凌ぐ科学力と戦力を誇る。ゲルショッカーの怪人はショッカーの怪人とは異なり2種類の動植物を合成させた合成怪人で、移植した2つの素材が互いの欠点を補い合うことによって恐るべき強さを発揮、ショッカー怪人の約3倍の強さをもつ。戦闘員もショッカー戦闘員より強化されており、人間の約4倍の強さを誇る。日本征服のためには殺戮、暴動、破壊の限りを尽くす恐るべき組織である。1号、2号もショッカー以上に苦戦を強いられることが多くなった。 最終決戦でかつて倒された怪人達を復活させ一気に日本征服を企むものの失敗。ブラック将軍と再生怪人達も1号、2号によって倒されアジトを急襲された首領も自爆し組織は壊滅する。しかし首領は逃げ延びており再び新たな組織を結成させる。

[編集] ショッカー首領

ショッカーとゲルショッカーを操っていた謎の存在。普段は基地においてあるレリーフから声で大幹部や怪人たちに命令を送っている。正体は一つ目の怪人で、体は赤マントで覆われている。1号と2号が本部に乗り込んだときは赤頭巾を被っており、その中には無数の蛇で覆われた顔があった。武器は体から出す赤い毒ガスと強烈な光。最終決戦でライダーたちに本部を急襲され、本部と共に自爆した。しかし首領は逃げ延びており新組織デストロンを結成させる。

[編集] その後の作品でのショッカー首領

仮面ライダーストロンガー』では、デルザー軍団大首領として登場して、それまでの組織を影から操っていたことを語る。なお、これらの作品では登場する度に姿が違い、本当に同一の存在であったのかも不明となっている。TVシリーズ以外にも、漫画版の続編『仮面ライダーEVE-MASKED RIDER GAIA-』では寄生生物として登場しており、HERO SAGAの『MASKED RIDER EDITION -ここより永遠に-』では、ネオショッカー・ドグマ・ジンドグマの首領と同じくB26暗黒星雲の関係者と設定されている。

[編集] 大幹部

[編集] ショッカー大幹部

ゾル大佐(演:宮口二郎
ショッカー中近東支部より日本に派遣された大幹部。地獄サンダー曰くショッカーの最高の実力者といわれている。殺人を楽しむ残忍な性格である反面、部下の服装の乱れを叱責するなど軍人然とした生真面目さも併せ持つ。
自ら変装して敵を攪乱する行動力や、子どもを洗脳して作戦に利用するなどの謀略的な作戦を得意とする一方、大規模な破壊作戦も数多く行った。最後は人間を人狼化するウルフビールスを使った狼作戦に失敗して配下の中堅幹部を全滅させられてしまい、改造人間・黄金狼男としての正体を現してライダー2号と対戦。指先から発射する弾丸を武器に、肉弾戦でも互角の攻防を展開するが、空中からのライダーパンチを受けて爆死した。このゾル大佐は、キャラ的に組織的になりすぎて神秘性と怪奇性に欠けると毎日放送側からのクレームが付いたため、初登場の第26話放送の時点で降板がすでに決定していた。そのため怪奇性の不足の解決策として後任の日本支部長には怪奇色の強い死神博士が設定されることとなるが、ゾル大佐の存在が“首領 - 大幹部 - 怪人 - 戦闘員”といった組織構成を確立し、ミステリアスな雰囲気ばかりが強かったショッカーを悪の“組織”だと明示した点でその意義は大きく、この組織構成は後のシリーズに登場する敵組織にも受け継がれていくこととなる。
各種書籍の設定では、前身はナチス・ドイツ大佐で、フルネームはバカラシン・イイノデビッチ・ゾル。第二次大戦中はアウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所の管理人をしていた経歴を持ち、終戦後ショッカー首領にドイツ軍人の身分のまま招かれた。しかし実際は第三帝国崩壊と同時に戦犯となり、ドイツでは国外逃亡者として指名手配され、正規のドイツ軍人ではなくなったが、軍服と階級はショッカーに入ってからも使用している。
死神博士(演:天本英世
戦死したゾル大佐に代わってスイス支部より日本に着任した大幹部。暗いアジトの中で下から照明を当てるなどの怪奇性を強調した演出も印象的な天才科学者。改造人間研究の第一人者でその科学力はUMAや太古の化石、無機物からの改造人間の製造も可能。
白のスーツに黒マントという吸血鬼のような服装がトレードマークで、特に障害がないにも関わらず車椅子を愛用する一面がある。また、科学者でありながら占いや催眠術にも精通。戦闘の際には大鎌を用いる。改造手術の第一人者ゆえ配下の怪人はゾル大佐の時期よりも強力で、たびたびの旧1号の再登場及び援護がその強さを裏付ける格好となった。これら多くの怪人を使って大規模な作戦を展開し、さらには第42話などで人間を洗脳する作戦もたびたび展開したが、仮面ライダー1号と2号によって阻止され続け、南米支部に左遷された。その後は南米に渡った一文字隼人と戦っていたものの、ヨーロッパ以来の宿敵・本郷猛を自らの手で倒すことに執着し、怪人を伴って何度か来日する。密かに自らを強化改造しており、最後は怪人イカデビルに変身しライダー1号と決戦に及ぶ。ライダーキックを受け付けず初戦は完勝、再戦でもぎりぎりまで1号を追いつめたが、自ら立花藤兵衛にうっかり口を滑らせた事で弱点が頭部である事がライダーの知るところとなり、ライダーチョップとライダーきりもみシュートの前に敗北した。なお、本編中で死神博士が使っていたムチは天本の私物である。
死神博士はライダーシリーズの悪役の中でも人気が高い。怪人体のイカデビルの方も人気は高く、藤岡弘も「イカデビルが好きだという人が多い」と自らのサイトで語っている。しかし、当初は第67話に登場したギリザメスが死神博士の正体となる予定だった。
この死神博士と地獄大使は実際に演ずる事になった天本英世と潮健児の両名がキャラを考案する段階ですでに平山より挙がっていた「演技者ありきのキャラクター」である。
各種書籍の設定では、本名はイワン・タワノビッチ。日本人とロシア人のハーフで、戦前の少年時代は日本の東京で育った。幼少時から本人の意志に関係なく、何故か彼の赴く所には必ずといっていいほど死人が出た事から「死神」のあだ名が付き、さらに学生時代に「ギャラクシー(銀河系)における死に方と変身」という論文で博士号を取得。よって「死神博士」の異名を持つ。その後、召集令状を受けて日本と国交のあったナチスドイツに派遣され、臓器移植の研究をさせられる。もともと天才であったゆえに少年時代から数多くの心の葛藤を抱え、さらに戦争で最愛の妹を失った事により、さまざまな社会の矛盾に対するジレンマを切り捨てて悪魔に魂を売るようになる。終戦後はショッカーに入り、ヨーロッパ各地で指揮官として戦果を残す一方、怪人の製造にも功績を挙げた。
地獄大使(演:潮健児
度重なる失態で南米支部に左還された死神博士に代わって東南アジア支部から日本に着任した大幹部。
首領への忠誠心が異常に強い。エジプトファラオの仮面をモチーフにした特異なコスチュームと特注のショッカーベルトをまとっている。その他の幹部にはない異形さは児童の人気を博し以下のシリーズにも継承されていく事になる。指揮能力は死神博士より高く、大規模基地の建設や全国規模のテロなど大がかりな作戦を得意とし、さらに従来の幹部以上に細菌を用いた作戦も企てたりと数多くの作戦を指揮した。また、自ら前線に赴くことも多い。しかし感情の起伏が激しく、冷静さや緻密さに欠け、そのため作戦の詰めが甘くなりがちな一面があった(次作『仮面ライダーV3』で一時復活した際も、その短所を他の大幹部から指摘されていた)。
現場で部下に気さくに声をかけるなどの鷹揚さも合わせ持っていたが、死神博士とは折り合いが悪く、自分の在任中に彼が来日した際は、協力的な素振りを見せつつ互いに牽制し合っていた。この時は、仮面ライダーを倒す能力を有していた怪人ナマズギラーを死神博士から提供されたが、地獄大使がナマズギラーの弱点を(死神博士はたびたび言っていたにも関わらず)理解していなかったために作戦は失敗に終わった。
ゲルショッカーの台頭によって自らの大幹部としての立場が危うくなり、ショッカーを裏切ったふりをして仮面ライダーに近づく捨て身の作戦に出る[23]。この作戦については、本編にないシーンのスチールから、新組織への幹部としての参加を前提としていたとの説もある。しかし、自分の知らないところで活動していたガニコウモルの登場をきっかけに首領への忠誠心が揺らいでいることを窺わせる描写もあるため、作戦実行に至る背景には謎が多い。怪人ガラガランダに変身した最後の戦いでは腕の鞭や地面からの奇襲攻撃で1号を苦しめる。最後はライダーキックを受けながらも、ショッカーを称えつつ爆死した。
本編の地獄大使は人間味あふれる任侠的な悪役だが、原作者の石ノ森章太郎は人間味を感じさせない機械的なキャラとして考えていたようである。そのアイディアは、石ノ森による漫画版の方で「ビッグマシン」という機械的な幹部に形を変えて登場することとなる。
地獄大使の(特異な風貌とは裏腹な)そそっかしいお調子者の側面は、およそ大幹部という立場に立つものらしからぬ強烈な個性で、他の大幹部と行動を共にすると極めて目立つことになる。
各種書籍の設定では、前身は東南アジアのゲリラ指揮官ダモン大佐。アメリカ出身だが数奇な人生を辿り、従兄弟で幼少時から影武者を務めていたガモンとともに新興国家のゲリラ軍を指揮していた所をショッカーにスカウトされた。その際、ガモンは袂を分かって脱走し、後年秘密結社バダンの指揮官・暗闇大使となって仮面ライダーZXと対戦することになる。この設定は、後に、『仮面ライダーSPIRITS』でも生かされている。

ショッカー3大幹部は次回作『仮面ライダーV3』の27、28話で復活してゲスト出演している。

大幹部の設定は劇中ではあまり描かれず、書籍などの設定によるものが多い。また、書籍によっては前身の設定が微妙に異なるものがある。

ショッカー日本支部以外の幹部としてはモロッコ支部長のモハメッド(演:ウィリー・ドーシー)、ジブラルタル支部長のハンフリー、シンガポール支部長のヤン(演:A・モロズ)、香港支部長のチャン・フォーティらが68話に登場している。しかし、ライダーを罠にかける「V作戦」の性質と首領のセリフから察すると、彼らは幹部ではない可能性がある。

[編集] ゲルショッカー大幹部

ブラック将軍(演:丹羽又三郎
第80話でゲルショッカー結成と共に日本支部指揮官として着任した。
ゲルショッカー結成時にショッカー構成員を虐殺して、その残忍さを見せつけた。指揮能力・作戦立案能力は高く、大規模な作戦を数々実行した。自らの作戦には絶大な自信を持っており、細部に渡って指示を出し水も漏らさぬ指揮を執る。その一方で、ショッカー時代より強化された怪人を采配して、ライダー1号を何度も追いつめた。後のデストロンが多用する“一つの計画に複数の新型怪人を投入する”手法はブラック将軍が初めてである。首領の正体に関するデータテープをめぐる作戦では、ショッカーライダー6体と新型怪人3体を投入、さらに2段構え3段構えの作戦をもって指揮官としての能力の高さを見せ付けた。また、初戦で任務をまっとうできなかった怪人については“弱さを理由に処刑”を主張する首領を宥め、強化改造を加えて再出撃させるなど柔軟な運用も行った。最後は怪人ヒルカメレオンに変身して、先のショッカー最高幹部連同様に改造人間である事を明かして再生怪人軍団を指揮する一方、自ら囮役をつとめてライダー1号&2号と戦い、首領を賛美しつつ爆死した。冷酷な性格ながら、その勇敢さは、仮面ライダーや怪人達にも評価されていた。近世ヨーロッパ風の軍服と兜を着用している。なお、80話のみ左手にドリルを着用していた。演ずる丹羽のこめかみを震わせる演技が、ブラック将軍の神経質さを印象づけている。
各種書籍の設定では、前身は帝政ロシアの将軍で、緻密で手堅い作戦を立案できるその才覚で若くして将校にまで登りつめた。その実力に裏打ちされた自信から、勇猛さを発揮して戦地にもその名を轟かせていたが、皇帝・ニコライ2世に絶対の忠誠を誓う反面、敵兵には容赦ない性格でもあり、捕らえた捕虜を嬲り殺すのを楽しんでいた事で各国の軍隊間で恐れられてもいた。日露戦争でも陸兵を率いて日本軍と戦った事もある。ロシア革命で帝国が崩壊した際にも帝国再興を夢みて脱出し、その後は紆余曲折を経てアフリカの奥地で組織された密教集団ゲルダム団に招かれ、そこで猛訓練を受けた。ヒルカメレオンに改造されたのもゲルダム時代で、その事でゲルショッカー幹部着任時まで生きながらえていた。ロシア軍所属時の階級と軍服を死ぬまで着用した。なお軍服の左胸に付けている無数の勲章は、ロシア軍人時代の日露戦争における戦績と、ゲルダム団において数々の破壊と殺戮の実績を上げた功に対して、それぞれニコライ皇帝とゲルショッカー首領から贈られたものである。

[編集] 下級幹部

ゾル大佐が日本支部に着任する以前は、大幹部ほどの実権を持たない下級幹部が、首領を補佐して怪人を指揮することがあった。また、ゾル大佐が着任して大幹部が日本支部の指揮を執るようになってからも、下級幹部が現場指揮や作戦の立案に当たるケースがあった。

  • ハインリッヒ博士(第6, 7話) - カメレオン男と共にナチスの財宝を探る一方、仮面ライダーの弱点を突き止めて罠を張った。
  • 綾小路律子(第10話) - コブラ男の再改造を指揮した。
  • マヤ(第16, 17話) - ピラザウルスの改造と作戦指揮を担当した。
  • ハリケーンジョー(第16, 17話) - ショッカー怪人軍団のトレーナーだが、改造人間ではない。マヤの護衛も担当する。
  • 軍服姿の幹部(34話) - 日本列島分断計画に使用する核爆弾を輸送してきた。
  • 狼作戦に参加した幹部たち(39話) - ゾル大佐が「狼作戦」を記念するパーティーと称して各国支部から招集した幹部たちで、いずれも軍服姿。
  • D博士(第97話) - ゲルショッカーの科学者。仮面ライダーの戦いを映像から分析し、その弱点を見抜いた。

[編集] 戦闘員

怪人の配下で作戦の実行にあたる最下級の構成員。現場での作戦行動や仮面ライダーへの集団攻撃を、ほぼ毎回担当している。以下、組織の変遷に伴うスタイルや設定の変化を解説する。

[編集] ショッカー戦闘員

番組当初から第52話まではリーダークラスの赤いコスチュームの戦闘員と最下級構成員である黒いコスチュームの戦闘員が存在していた。設定によれば、赤戦闘員は人間の2倍、黒戦闘員は人間の1.5倍の体力があり、黒戦闘員は人間でもある程度太刀打ちが可能である。名前はナンバーで呼ばれており、基本的に消耗品扱いである。任務の失敗による粛正や怪人の能力の実験台として命を落とす者も多い。

開始当初はベレー帽を着用し素顔に指揮官の怪人に合わせたペイントを施していたが、途中でアイマスクを被るようになり、2号ライダーの登場後はベレー帽を廃し指揮官の怪人のマークを描いた覆面を被るようになった[24]。この変更には諸説あるが、ペイントから覆面に変えた事で撮影時にメイクの手間を省く事と、覆面で素顔を隠す事により同一の俳優が毎回戦闘員を演じる不自然さをカバーする目的があったと考えられる。「立ち回りで汗をかくとメイクが落ちてしまう」とのスタッフの証言もある。また、番組初期は各怪人に専属するという設定であり、その区別のために胸や額にその怪人を模したマークが付けられていた。死神博士編に入ると額のマークは鷲を象ったショッカー汎用マークに統一される。

なお、15話で捕虜となった黒戦闘員のように秘密漏洩を防ぐ目的で会話能力をオミットされている個体が存在する。

第1話と第3話にはマスクペイントに網タイツ姿の女戦闘員も登場。誘拐や裏工作が主な任務という設定のため、戦闘シーンはない。本郷を拉致時も蜘蛛男と共に作戦に就いていた。

第53話(厳密には劇場版第1作)より黒戦闘員の2倍の力を持つとされる、タイツに骨イラストを入れた黒強化戦闘員が登場した。コスチュームは全員黒で統一され、赤戦闘員のようなリーダータイプは見られなくなる(第67話にて、外国(アルプス山脈が担当区域)の戦闘員として「骨イラストの入った赤戦闘員」が登場するのみ)。額のマークはショッカーの象徴である鷲を象った汎用マークに統一された。棍やレイピアを武器に仮面ライダーと戦った。オートバイ部隊や火炎放射器を装備した者(第60話)も存在し、登場当初はライダーと互角の勝負を演じるほどであった。

白覆面にマーキングが緑で、白衣を着用した白戦闘員という科学班も存在する。74話には、「ドクター」と呼ばれる白戦闘員が登場した。

トレーナーなどの人間構成員が、紺色に骨イラストのタイツを着用して登場した事も数例ある。

ショッカー壊滅後、残った戦闘員はゲルショッカーによって虐殺された(しかし、スカイライダーに登場したネオショッカーには、ショッカー、ゲルショッカーの残党が関与している設定もある)。白戦闘員としてショッカーに協力を強いられていたが、仮面ライダーの助けにより、市井に戻った科学者(峰)の例もある。

児童誌等の分類は下記のようになっている。名称等も児童誌からで、劇中では明確な分類はされていない。

ベレー帽戦闘員
リーダーである赤いタイツの「赤戦闘員」を筆頭に黒タイツの「黒戦闘員」で構成されている。ベレー帽の下は素顔に染料(メイク)を行ったもの。各怪人の特徴によりメイクが異なる。旧1号時代の戦闘員。
黒戦闘員
上記の「黒戦闘員」にフルフェイスマスクを着けた戦闘員。各怪人の「エンブレム」を額に有しているが,後半はショッカーエンブレムに統一される。主に2号編で活躍。
赤戦闘員
上記の「ベレー帽戦闘員」の赤にマスクを着けた戦闘員。同じく怪人幹部に次いで「黒戦闘員」の指揮官。2号編前半の登場が多い。ゾル大佐登場以降は、登場しても何故か戦闘には参加しなくなり、登場しない回も目立つようになった。死神博士登場以降は、より一層登場回数が激減する。
骨戦闘員[25]
タイツの胸の部分に「骨(骨格)」模様が入っている以外は「黒戦闘員」と変わりないが、かなり強化されている。同「赤戦闘員」も確認されているが出番は少ない。新1号、地獄大使登場からショッカー壊滅まで活躍した。

[編集] ゲルショッカー戦闘員

ショッカー戦闘員と違い、青・赤・黄のカラフルなコスチュームを着用していて(青の部分が紫がかった者もいる)、この三色の板や布に身を隠して襲い掛かる。戦力はショッカー戦闘員よりアップしておりパワーは人間の4倍で、「初期ショッカー怪人に匹敵」と記した書籍もある。初登場時には格闘技の達人である滝と互角以上に渡り合っていた。宙を舞うマントの裏から登場することがある。3人一組で行動することが多く、ショッカーのようなリーダータイプの戦闘員は存在しない。裏切り防止のために開発された特殊な薬「ゲルパー薬」を3時間置きに飲まないと体が炎上して死んでしまう。人間への変身能力もあり、人間に乗り移ることもできる。科学者タイプの戦闘員は、覆面が白地に赤のマーキングで、白衣を着用している。

[編集] ショッカーライダー

91 - 94話に登場(2号以降は93話より)。ゲルショッカーのホープ怪人で、仮面ライダー1号と同じ性能を有する。ゲルショッカーが打倒仮面ライダーのためにライダーの設計図をもとに作り上げた仮面ライダーと同型の改造人間で、No.1から6まで全部で6体存在する。本物と違って手袋とブーツは黄色。また、マフラーの色も全員違い、複眼の周囲が黒く縁取られているため、そこで見分けがつく。本郷と同じ声を出す事も可能。また、指先から弾丸を発射したり、つま先に隠し短剣を仕込むなど、怪人特有の特殊武器も有している。その使命はゲルショッカーの活動を妨害するアンチショッカー同盟を壊滅させる事と、彼等が手に入れた首領の正体が記録されたコンピューターテープを強奪する事である。打倒仮面ライダーのため、ハエトリバチと模擬戦を行うほどの徹底ぶりである。

ショッカーライダーの初出は、石ノ森が書いた漫画版であり、この漫画版とTV版を意識したオマージュとして、後の作品にもショッカーライダーは設定を変更した上で登場している。

諸元
  • 身長:180cm(No.2のみ172cm)
  • 体重:70kg(No.2のみ65kg)
ショッカーライダーNo.1
マフラーの色は黄。怪人ムカデタイガーと相打ちになって生死不明になっていたライダー1号に成りすまし、アンチショッカー同盟からテープを奪おうとした。怪人ハエトリバチと共闘して、一度はライダー1号を破る事に成功している。設定では口から火炎を吐く事ができる(劇中未使用)。92話では1号のライダーキックとショッカーライダーのライダーキックが同威力であることが画面ではっきりと示されている。また、PS用ゲーム『仮面ライダー』で登場したショッカーライダーはおそらくこのNo.1(1Pカラーのマフラーの色が黄)であり、この作品では「にせライダーきりもみシュート」という投げ技も使用している。
ショッカーライダーNo.2
マフラーの色は白。怪人エイドクガーと共に少年仮面ライダー隊本部へ潜入し、駆け付けた本郷を撃退して少年仮面ライダー隊のスタッフを拉致した。本編ではライダーニーブロックも使いこなしている。設定では体から毒煙を放つ事が可能(劇中未使用)。
ショッカーライダーNo.3
マフラーの色は緑。ショッカーライダーの一体。設定では爆雷を内蔵している(劇中未使用)。
ショッカーライダーNo.4
マフラーの色は青。ショッカーライダーの一体。設定では地割れを起こす事ができる(劇中未使用)。
ショッカーライダーNo.5
マフラーの色は紫。ショッカーライダーの一体。設定では放電攻撃を行える(劇中未使用)。
ショッカーライダーNo.6
マフラーの色は桃。ショッカーライダーの一体。設定では溶解液を噴射する(劇中未使用)。
ショッカーサイクロン
にせサイクロンとも呼ばれる。ショッカーライダーの専用マシンで、新サイクロンと同じ外観・性能を持っている。劇中ではNo.1のみが使用しており、92話では1号の新サイクロンと激しいバイク戦を展開した。また、93話でも使用しているが、2号とのバイクチェイスの末に破壊されている。

94話にて、首領がいるとされる筑波山へやってきた1号・2号を6人全員で待ち伏せしたが、大乱戦の末に1号・2号の新技・ライダー車輪を受け、互いに空中で激突して全滅してしまう。

[編集] 出演

[編集] 主なゲスト出演者

カッコ内は登場話数。

[編集] スーツアクター

[編集] スタッフ

[編集] 放映リスト

放送日 話数 サブタイトル 登場怪人、他 スタッフ
1971/4/3 1 怪奇蜘蛛男 蜘蛛男(声:槐柳二
ショッカー科学者(演:石丸博也丸山詠二、他)
監督:竹本弘一
脚本:伊上勝
1971/4/10 2 恐怖蝙蝠男 蝙蝠男(人間蝙蝠)(人間体:佐野房信 / 声:峰恵研 監督:折田至
脚本:伊上勝
1971/4/17 3 怪人さそり男 さそり男(人間体:渚健二 / 声:池水通洋 監督:竹本弘一
脚本:伊上勝
1971/4/24 4 人喰いサラセニアン サラセニアン(サラセニア人間)(声:梶哲也)※1
戦闘員NO.3(演:石橋雅史
監督:折田至
脚本:市川森一、島田真之
1971/5/1 5 怪人かまきり男 かまきり男(声:辻村真人 監督:北村秀敏
脚本:滝沢真理
1971/5/8 6 死神カメレオン 死神カメレオン(カメレオン男)(声:沢りつお
ハインリッヒ(演:A.ウンガン / 声:市川治
監督:折田至
脚本:伊上勝
1971/5/15 7 死神カメレオン・決斗! 万博跡
1971/5/22 8 怪異! 蜂女 蜂女(演:岩本良子 / 声:沼波輝枝
赤戦闘員影村(演:岩城力也
監督:北村秀敏
脚本:滝沢真理
1971/5/29 9 恐怖コブラ男 コブラ男(声:水島晋 監督:山田稔
脚本:山崎久
1971/6/5 10 よみがえるコブラ男 改造コブラ男(声:水島晋)
綾小路律子(演:新井茂子
1971/6/12 11 吸血怪人ゲバコンドル ゲバコンドル(声:谷津勲)※2 監督:折田至
脚本:長石多可男
1971/6/19 12 殺人ヤモゲラス ヤモゲラス(人間体:藤沢陽二郎 / 声:水島晋)※2 監督:折田至
脚本:滝沢真理
1971/6/26 13 トカゲロンと怪人大軍団 トカゲロン(人間体・声:堀田真三
再生蜘蛛男(声:水島晋)
再生蝙蝠男(声:市川治)
再生さそり男(声:水島晋)
再生サラセニアン(声:水島晋)
再生かまきり男(声:水島晋)
再生死神カメレオン(声:中村文弥
再生蜂女(声:市川治)
再生改造コブラ男(声:市川治)
再生ゲバコンドル(声:市川治)
再生ヤモゲラス(声:市川治)
監督:北村秀敏
脚本:伊上勝
1971/7/3 14 魔人サボテグロンの襲来 サボテグロン(人間体:ジョン・エアーズ / 声:鈴木利秋 監督:折田至
脚本:伊上勝
1971/7/10 15 逆襲サボテグロン
1971/7/17 16 悪魔のレスラー ピラザウルス 実験用ピラザウルス
ピラザウルス(人間体:藤木卓 / 声:谷津勲)※2
女幹部マヤ(演:真理アンヌ
ハリケーンジョー(演:原田力
1971/7/24 17 リングの死闘 倒せ! ピラザウルス
1971/7/31 18 化石男ヒトデンジャー ヒトデンジャー(声:池水通洋)※1 監督:山田稔
脚本:滝沢真理
1971/8/7 19 怪人カニバブラー北海道に現る カニバブラー(人間体、怪人体の声:梶哲也) 監督:折田至
脚本:島田真之
1971/8/14 20 火を吹く毛虫怪人ドクガンダー ドクガンダー(幼虫)(人間体:大阪健 / 声:辻村真人※1) 監督:山田稔
脚本:山崎久
1971/8/21 21 ドクガンダー大阪城の対決! ドクガンダー(成虫)(声:辻村真人)
1971/8/28 22 怪魚人アマゾニア アマゾニア(声:八代駿 監督:山田稔
脚本:塚田正煕
1971/9/4 23 空飛ぶ怪人ムササビードル ムササビードル(声:辻村真人) 監督:折田至
脚本:島田真之
1971/9/11 24 猛毒怪人キノコモルグの出撃! キノコモルグ(人間体:富士乃幸夫 / 声:八代駿) 監督:山田稔
脚本:滝沢真理
1971/9/18 25 キノコモルグを倒せ!
1971/9/25 26 恐怖のあり地獄 地獄サンダー(声:山下啓介 監督:折田至
脚本:伊上勝
1971/10/2 27 ムカデラス怪人教室 ムカデラス(声:沢りつお)
再生ゲバコンドル(声:富士乃幸夫)
再生サラセニアン(声:飯塚実
1971/10/9 28 地底怪人モグラング モグラング(声:峰恵研)
モグラ人間
監督:内田一作
脚本:滝沢真理
1971/10/16 29 電気怪人クラゲダール クラゲダール(声:沼波輝枝) 監督:田口勝彦
脚本:滝沢真理
1971/10/23 30 よみがえる化石 吸血三葉虫 ザンブロンゾ(/ 声:池水通洋) 監督:内田一作
脚本:滝沢真理
1971/10/30 31 死斗! ありくい魔人アリガバリ アリガバリ(声:村越伊知郎 監督:田口勝彦
脚本:伊上勝
1971/11/6 32 人喰い花ドクダリアン ドクダリアン(人間体:中曽根公子 / 声:沼波輝枝) 監督:折田至
脚本:滝沢真理
1971/11/13 33 鋼鉄怪人アルマジロング アルマジロング(声:池水通洋) 監督:田口勝彦
脚本:島田真之
1971/11/20 34 日本危うし! ガマギラーの侵入 ガマギラー(声:沢りつお)
ショッカー幹部連絡員(演:飯塚実
監督:山田稔
脚本:滝沢真理
1971/11/27 35 殺人女王蟻アリキメデス アリキメデス(人間体:真船康子※2 / 声:由起艶子 監督:田口勝彦
脚本:伊上勝
1971/12/4 36 生きかえったミイラ怪人エジプタス エジプタス(声:関富也 監督:田口勝彦
脚本:島田真之
1971/12/11 37 毒ガス怪人トリカブトのG作戦 トリカブト(声:沢りつお)
再生カニバブラー
再生ムカデラス
再生モグラング
再生アルマジロング
監督:折田至
脚本:島田真之
1971/12/18 38 稲妻怪人エイキングの世界暗黒作戦 エイキング(声:谷津勲) 監督:田口勝彦
脚本:伊上勝
1971/12/25 39 怪人狼男の殺人大パーティー 実験用狼男(人間体:富士乃幸夫 / 声:市川治)
黄金狼男(声:宮口二郎 / 鳴き声:池水通洋)
ショッカー幹部連絡員(演:エンベル・アルテンバイ
監督:山田稔
脚本:伊上勝
1972/1/1 40 死斗! 怪人スノーマン対二人のライダー スノーマン(声:池水通洋)※3
1972/1/8 41 マグマ怪人ゴースター 桜島大決戦 ゴースター(声:八代駿)
再生アルマジロング(声:安原義人
再生モグラング(声:池水通洋)
1972/1/15 42 悪魔の使者 怪奇ハエ男 ハエ男(人間体:根岸一正 / 声:八代駿) 監督:山田稔
脚本:島田真之
1972/1/22 43 怪鳥人プラノドンの襲撃 プラノドン(声:沢りつお) 監督:田口勝彦
脚本:鈴木生朗
1972/1/29 44 墓場の怪人カビビンガ カビビンガ(声:山下啓介) 監督:田口勝彦
脚本:滝沢真理
1972/2/5 45 怪人ナメクジラのガス爆発作戦 ナメクジラ(声:辻村真人) 監督:山田稔
脚本:大野武雄
1972/2/12 46 対決!! 雪山怪人ベアーコンガー ベアーコンガー(人間体:依田英助 / 声:阪脩 監督:塚田正煕
脚本:島田真之
1972/2/19 47 死を呼ぶ氷魔人トドギラー トドギラー(声:池水通洋) 監督:田口勝彦
脚本:石森史郎
1972/2/26 48 吸血沼のヒルゲリラ ヒルゲリラ(声:山下啓介) 監督:内田一作
脚本:鈴木生朗
1972/3/4 49 人喰い怪人イソギンチャック イソギンチャック(声:沢りつお)
アフリカ支部戦闘員(演:大野剣友会
監督:山田稔
脚本:長谷川公之
1972/3/11 50 怪人カメストーンの殺人オーロラ計画 カメストーン(人間体:中井啓輔 / 声:辻村真人) 監督:田口勝彦
脚本:石森史郎
1972/3/18 51 石怪人ユニコルノス対ダブルライダーキック ユニコルノス(人間体:富士乃幸夫 / 声:八代駿) 監督:山田稔
脚本:長谷川公之
1972/3/25 52 おれの名は怪鳥人ギルガラスだ! ギルガラス(声:上田耕一 監督:内田一作
脚本:伊上勝
1972/4/1 53 怪人ジャガーマン 決死のオートバイ戦 ジャガーマン(人間体:中屋敷鉄也 / 人間体・怪人体の声:池水通洋) 監督:山田稔
脚本:伊上勝
1972/4/8 54 ユウレイ村の海蛇男 海蛇男(声:市川治) 監督:田口勝彦
脚本:伊上勝
1972/4/15 55 ゴキブリ男!! 恐怖の細菌アドバルーン ゴキブリ男(人間体:平松慎吾 / 声:峰恵研) 監督:山田稔
脚本:滝沢真理
1972/4/22 56 アマゾンの毒蝶ギリーラ ギリーラ(人間体・声:建部道子
1972/4/29 57 土ぐも男ドクモンド ドクモンド(声:辻村真人)
1972/5/6 58 怪人毒トカゲ おそれ谷の決闘!! 毒トカゲ男(人間体:里木佐甫良 / 声:関富也) 監督:田口勝彦
脚本:山崎久、島田真之
1972/5/13 59 底なし沼のミミズ男 ミミズ男(声:八代駿)
ショッカー運搬人(演:中原正之飛世賛治中屋敷鉄也
監督:塚田正煕
脚本:島田真之
1972/5/20 60 怪奇フクロウ男の殺人レントゲン フクロウ男(声:山下啓介) 監督:内田一作
脚本:滝沢真理
1972/5/27 61 怪人ナマズギラーの電気地獄 ナマズギラー(声:関富也) 監督:山田稔
脚本:平山公夫、山田稔
1972/6/3 62 怪人ハリネズラス 殺人どくろ作戦 ハリネズラス(人間体:吉原正皓 / 声:沢りつお) 監督:山田稔
脚本:伊上勝
1972/6/10 63 怪人サイギャング 死のオートレース サイギャング(人間体A:富士乃幸夫、B:岡田勝 / 声:山下啓介) 監督:山田稔
脚本:島田真之
1972/6/17 64 怪人セミミンガ みな殺しの歌 セミミンガ(声:槐柳二) 監督:塚田正煕
脚本:伊上勝
1972/6/24 65 怪人昆虫博士とショッカースクール カブトロング(声:池水通洋) 監督:内田一作
脚本:伊上勝
1972/7/1 66 ショッカー墓場 よみがえる怪人たち カミキリキッド(人間体:島映二 / 声:二見忠男
再生ザンジオー(声:峰恵研)
再生ジャガーマン(声:谷津勲)
再生毒トカゲ男(声:関富也)
再生ハリネズラス(声:八代駿)
再生サイギャング(声:山下啓介)
監督:塚田正煕
脚本:伊上勝
1972/7/8 67 ショッカー首領出現!! ライダー危うし ギリザメス(声:八代駿)
アルプス支部戦闘員(演:大野剣友会
ピエール・アンドレ(演:エンベル・アルテンバイ
1972/7/15 68 死神博士恐怖の正体? イカデビル(声:二見忠男)
復讐サイギャング
復讐カブトロング
監督:山田稔
脚本:伊上勝
1972/7/28 69 怪人ギラーコオロギ せまる死のツメ ギラーコオロギ(声:八代駿) 監督:山田稔
脚本:島田真之
1972/7/29 70 怪人エレキボタル 火の玉攻撃!! エレキボタル(声:市川治)※4 監督:塚田正煕
脚本:桶谷五郎
1972/8/5 71 怪人アブゴメス 六甲山大ついせき! アブゴメス(人間体:佐藤京一 / 人間体・怪人体の声:八代駿)※5 監督:塚田正煕
脚本:伊上勝
1972/8/12 72 吸血モスキラス対二人のライダー モスキラス(人間体:岩上瑛 / 声:八代駿)
シオマネキング(声:沢りつお)
監督:山田稔
脚本:鈴木生朗
1972/8/19 73 ダブルライダー 倒せ! シオマネキング シオマネキング
1972/8/26 74 死の吸血魔 がんばれ!! ライダー少年隊 シラキュラス(声:池水通洋) 監督:塚田正煕
脚本:伊上勝
1972/9/2 75 毒花怪人バラランガ 恐怖の家の秘密 バラランガ(人間体:松沢のの / 声:沼波輝枝) 監督:塚田正煕
脚本:鈴木生朗
1972/9/9 76 三匹の発電怪人シードラゴン!! シードラゴン(人間体:高山久 / 声:村越伊知郎 / 予告編の声:市川治) 監督:山田稔
脚本:石森史郎
1972/9/16 77 怪人イモリゲス じごく牧場の決闘!! イモリゲス(声:山下啓介 / 予告編の声:辻村真人) 監督:塚田正煕
脚本:伊上勝
1972/9/23 78 恐怖のウニドグマ + ゆうれい怪人 ウニドグマ(声:辻村真人)
ガニコウモル(声:池水通洋)※6
1972/9/30 79 地獄大使!! 恐怖の正体? ガラガランダ(声:峰恵研)
ガニコウモル
1972/10/7 80 ゲルショッカー出現! 仮面ライダー最後の日!! ガニコウモル(声:西崎章治 監督:山田稔
脚本:伊上勝
1972/10/14 81 仮面ライダーは二度死ぬ! サソリトカゲス(人間体:大杉雄太郎 / 声:八代駿)
1972/10/21 82 怪人クラゲウルフ 恐怖のラッシュアワー クラゲウルフ(声:沢りつお) 監督:塚田正煕
脚本:島田真之
1972/10/28 83 怪人イノカブトン 発狂ガスでライダーを倒せ イノカブトン(人間体:飛世賛治 / 声:市川治) 監督:塚田正煕
脚本:石森史郎
1972/11/4 84 危うしライダー! イソギンジャガーの地獄罠 イソギンジャガー(人間体:大神伸 / 声:辻村真人) 監督:石森章太郎
脚本:石森章太郎、島田真之
1972/11/11 85 ヘドロ怪人 恐怖の殺人スモッグ ウツボガメス(人間体:富士乃幸夫 / 声:西崎章治) 監督:山田稔
脚本:島田真之
1972/11/18 86 怪人ワシカマギリの人間狩り ワシカマギリ(声:谷津勲)※7 監督:山田稔
脚本:滝沢真理
1972/11/25 87 ゲルショッカー 死の配達人 クモライオン(声:辻村真人)
死の配達人(演:芹川洋
監督:塚田正煕
脚本:伊上勝
1972/12/2 88 怪奇! 血をよぶ黒猫の絵 ネコヤモリ(人間体:大橋一元 / 声:山下啓介) 監督:塚田正煕
脚本:島田真之
1972/12/9 89 恐怖のペット作戦 ライダーを地獄へ落とせ! カナリコブラ(声:辻村真人)
ネズコンドル(声:西崎章治)
監督:山田稔
脚本:石森史郎
1972/12/16 90 恐怖のペット作戦 ライダーSOS ネズコンドル
改造ネズコンドル(声:西崎章治)
1972/12/23 91 ゲルショッカー恐怖学校に入学せよ ムカデタイガー(声:倉口佳三 監督:塚田正煕
脚本:伊上勝
1972/12/30 92 凶悪! にせ仮面ライダー!! ハエトリバチ(声:山下啓介)
ショッカーライダーNO.1(声:池水通洋)
1973/1/6 93 8人の仮面ライダー ショッカーライダーNO.1(声:池水通洋)
ショッカーライダーNO.2(声:市川治)
ショッカーライダーNO.3(声:谷津勲)※2
ショッカーライダーNO.4(声:関富也)※2
ショッカーライダーNO.5(声:倉口佳三)※2
ショッカーライダーNO.6(声:富士乃幸夫)
ハエトリバチ
エイドクガー(声:倉口佳三)
監督:山田稔
脚本:伊上勝
1973/1/13 94 ゲルショッカー首領の正体 ショッカーライダーNO.1
ショッカーライダーNO.2
ショッカーライダーNO.3※2
ショッカーライダーNO.4※2
ショッカーライダーNO.5※2
ショッカーライダーNO.6
エイドクガー
ナメクジキノコ(声:辻村真人)
1973/1/20 95 怪人ガラオックスの空飛ぶ自動車 ガラオックス(声:池水通洋) 監督:奥中惇夫
脚本:島田真之
1973/1/27 96 本郷猛 サボテン怪人にされる!? サボテンバット(人間体:小山源喜 / 声:八代駿) 監督:奥中惇夫
脚本:丸山文櫻
1973/2/3 97 本郷猛 変身不可能 ヒルカメレオン(声:辻村真人)
再生ガニコウモル(声:八代駿)
D博士
監督:塚田正煕
脚本:伊上勝
1973/2/10 98 ゲルショッカー全滅! 首領の最後!! ゲルショッカー首領
ヒルカメレオン
再生クラゲウルフ
再生イノカブトン(声:安原義人)
再生ウツボガメス
再生クモライオン
再生ムカデタイガー(声:八代駿)
再生ハエトリバチ(声:安原義人)
再生エイドクガー(声:倉口佳三)
再生ガラオックス(声:倉口佳三)
再生サボテンバット(声:八代駿)
表の補足
※1 OP表記は中村文弥(サラセニアン)、甘利健二(ヒトデンジャー)、岡田勝(ドクガンダー)と、いずれもスーツアクターの名前になっており、声優の名前は表記なし。
※2 OP表記なし
※3 OP表記は辻村真人、この回は元旦であるにも関わらず、休止されずオンエアされた(通常子供番組は正月の三ヶ日は他の特番のため、休止する事が多い。)。この回の視聴率は30%に達した。
※4 OP表記は峰恵研
※5 OP表記は市川治
※6 池水は78話と79話のみガニコウモルの声を担当した。
※7 OP表記は関富也
  • 1972年7月22日はプロ野球オールスターゲーム第1戦中継のために休止。
  • 中京広域圏は名古屋テレビ放送が遅れネットで毎週日曜19時から放映していたが、1972年10月7日の第80話のみNET・毎日放送と同時ネットでの放映となった。この異例の同時ネットのいきさつについては、名古屋テレビ放送#沿革の項を参照のこと。

番組撮影終了後100話記念と3号 (V3) 誕生を祝してスタッフ間で『われらの仮面ライダー』が上映された。内容は中江真司のナレーションによる総集編であるが、配役紹介や視聴率紹介がなされ、スタッフ向けになっている。アイキャッチ間には「V3の変身ベルト」のCMと「マジンガーZジャンボマシンダー」のCMが挿入されている。後年になり東映ビデオから『仮面ライダースペシャル2』として発売され(ZXとのカップリング)初めて視聴者の元に提供された。『仮面ライダースペシャル』のDVD化の際に本作は未収録。

[編集] 劇場版

『ゴーゴー仮面ライダー』から『仮面ライダー対じごく大使』の3作品は、2003年12月5日発売の昭和の仮面ライダーシリーズの映画作品を収録した『仮面ライダーTHE MOVIE BOX』に収録。単品では2006年発売の『仮面ライダーTHEMOVIE VOl.1』に収録されている。

[編集] 『ゴーゴー仮面ライダー』

1971年7月18日公開。東映まんがまつりの一編として13話を上映。

[編集] 『仮面ライダー対ショッカー』

1972年3月18日に東映まんがまつりの一編として公開。詳細は『仮面ライダー対ショッカー』を参照。

  • 監督:山田稔、脚本:伊上勝
  • 登場怪人:ザンジオー(声:辻村真人)再生怪人軍団
  • 再生怪人声優
    • 梶哲也(担当怪人:ハエ男(人間態:宮裕之)、ユニコルノス、カニバブラー、スノーマン、さそり男、ギルガラス)
    • 阪脩(担当怪人:モグラング、ムカデラス、カメストーン、トリカブト、ゲバコンドル、プラノドン)
    • 鈴木利秋(担当怪人:サボテグロン、アリガバリ、アルマジロング、ナメクジラ、黄金狼男、トドギラー、蜘蛛男、ガマギラー、イソギンチャック、蝙蝠男、死神カメレオン、アリキメデス)
    • 山下啓介(担当怪人:ドクガンダー、ザンブロンゾ、エジプタス、ゴースター、ドクダリアン、地獄サンダー(鳴き声は鈴木利秋)、ヤモゲラス、エイキング、ムササビードル、サラセニアン)

その他の怪人も登場したが、声優は不明。

[編集] 『仮面ライダー対じごく大使』

1972年7月16日に東映まんがまつりの一編として公開。詳細は『仮面ライダー対じごく大使』を参照。

  • 監督:山田稔、脚本:伊上勝
  • 登場怪人:カミキリキッド(声:二見忠男)、再生怪人軍団
  • 再生怪人声優
    • 八代駿(担当怪人:カブトロング)
    • 峰恵研(担当怪人:セミミンガ、ミミズ男、ドクモンド)
    • 谷津勲(担当怪人:ジャガーマン、エイキング、ザンブロンゾ(鳴き声は峰恵研))
    • 山下啓介(担当怪人:ハリネズラス、サイギャング、ゴースター、毒トカゲ男)
    • 市川治(担当怪人:ゴキブリ男、キノコモルグ、ムササビードル)
    • 関富也(担当怪人:ギリーラ、海蛇男、プラノドン、ザンジオー)

[編集] 主題歌

主題歌も大ヒットした。OP曲「レッツゴー!! ライダーキック」は当初は本郷役の藤岡が歌ったヴァージョンが使用されていた。当時は低予算で製作されていたため、藤岡本人が主題歌も歌うよう打診された。歌手の経験のまったくない藤岡はそのために歌のレッスンに通ったという。その後、藤岡の降板により藤浩一(後の子門真人)が歌ったものに変更され、シングルの音源も差し替えられた[28]。近年のテレビ番組等で歌われる場合には藤岡が歌唱しており、2008年5月4日に放送された『BS永遠の音楽アニメ主題歌大全集』では、藤岡と水木一郎がリレー形式で歌唱した。

また、藤岡・藤(子門)・一文字役の佐々木剛が歌ったヴァージョンも存在し、1998年発売のCD「石ノ森章太郎 男も泣けるTV主題歌集」にて発表された。2000年には2000ver.として新たにロック調にアレンジされ、藤岡とRIDER CHIPSによりカヴァーされている。また、2006年には関東のラジオ番組で新たに歌ったものが放送された。

藤浩一による同曲は好評を博し、90万枚という1972年の日本コロムビアのシングルレコード売上では第3位(1位はぴんからトリオの「女のみち」の400万枚、2位はちあきなおみの「喝采」の130万枚。いずれも数字は公称)、また当時の日本のテレビドラマ主題歌シングルでは最大のヒット曲となった[29]。経営悪化で一度は傾きかかった日本コロムビアは、この大ヒットシングル3枚で完全に立ち直り、あまりの売れ行きにレコードの生産が追いつかないほどだった。

なお、本作は日本の特撮ヒーロー番組としては初めて歌のみで構成されたアルバム『仮面ライダー! ヒットソング集』が制作された。収録曲の一部は挿入歌として劇中に使用された。特に『ライダーアクション』は第71話からエンディングテーマとして、第89話以降はオープニングテーマとして使用されている。

[編集] オープニング

『レッツゴー!! ライダーキック』
  • 作詞:石ノ森章太郎 / 作曲、編曲:菊池俊輔 / 歌:藤岡弘、メール・ハーモニー
第13話まで使用。
『レッツゴー!! ライダーキック』
  • 作詞:石ノ森章太郎 / 作曲、編曲:菊池俊輔 / 歌:藤浩一、メール・ハーモニー
第14話から第88話まで使用。
『ライダーアクション』
  • 作詞:石ノ森章太郎 / 作曲、編曲:菊池俊輔 / 歌:子門真人
第89話以降使用。

[編集] エンディング

『仮面ライダーのうた』
  • 作詞:八手三郎 / 作曲、編曲:菊池俊輔 / 歌:藤浩一、メール・ハーモニー
第71話まで使用。
『ライダーアクション』
  • 作詞:石ノ森章太郎 / 作曲、編曲:菊池俊輔 / 歌:子門真人(映像での表記は「藤浩一」)
第71話から第88話まで使用。
『ロンリー仮面ライダー』
  • 作詞:田中守 / 作曲、編曲:菊池俊輔 / 歌:子門真人
第89話以降使用。

[編集] 関連商品

仮面ライダースナック
詳細は仮面ライダースナックを参照。
  • 参考書籍
    • 木下正信『仮面ライダー・仮面ライダーV3カード 完全図鑑 Media Books Special』 ISBN 9784812403006
    • 堤哲哉 (編集)『仮面ライダーカード』 ISBN 9784537023862
仮面ライダー変身ベルト
本放送当時、ポピー(現バンダイ)から「変身ベルト」が1500円で発売され、約380万個[30]を売り上げる大ヒットとなった。変身ベルトは次作『仮面ライダーV3』でも関連玩具のラインアップの1つとして発売され、以後の仮面ライダーシリーズの玩具のラインアップには欠かせない物になった。モーターで回る風車の羽に発火石が埋め込まれており、これが内蔵のヤスリと接触する事で火花が散り“光る”構造、これは先行してタカトクトイスから発売されたギミックなしの500円の変身ベルトとの差別化のためである。
元々ポピーでは、タカトクトイスが先行して発売していたため、製造・販売する計画はなかった。しかし、当時のポピーの常務である杉浦幸昌が自分の3歳の長男のために、風車が光って回転するようにタカトクのライダーベルトを改造したところ、近所の評判になった。ここに商機があるとみて、社内の反対を押し切り販売された経緯がある。この際、1000円で十分な利益が出るベルトを、版権元がタカトクの500円ベルトとあまり差がないという理由で1000円では許諾せず、1500円とした。この差額500円分の付加価値をつけるため、ポピーは水野プロダクションにデザインを依頼、蛍光色を多用した派手なデザインになった。
本放送開始の年から35年目の2006年3月には、成人向けサイズで撮影用実物を意識した造形の「仮面ライダー新1号変身ベルト」がバンダイから発売され、仮面ライダーファンの話題を呼んだ。同年5月末までに8000個以上を販売した[31]
ポピニカ
「変身ベルト」とならんで、ポピーが発売した「サイクロン」のミニカーで、シリーズ長期に渡って制作された。番組で仮面ライダーの容姿が変わると、それに合わせて塗装が変更されたが、基本的には同型の商品である。「新サイクロン」は未発売。続くシリーズも制作され、最後はバンダイから発売された仮面ライダークウガの「トライチェイサー2000」までが確認されている。

[編集] ゲーム作品

どちらもバンダイより発売されている。

[編集] スーパーファミコン用ソフト

バンダイより1993年11月12日にスーパーファミコン用のアクションゲームとして発売。

ストーリーは復活を遂げ再び世界制覇を目論むショッカーに、仮面ライダーが立ち向かうというゲームオリジナル。プレイヤーが操作できるのは本郷猛=新1号ライダー(1P側)と一文字隼人=新2号ライダー(2P側)だが、各ステージの最初や途中に挿入される島本和彦が原画を担当したビジュアルシーンでは立花藤兵衛や滝和也も登場する。またゲーム中で戦う怪人はファンが良く知るものばかりで(シリーズでたびたび使われる「再生怪人」という扱い)、戦闘員も旧1号時代のベレー帽+フェイスペイントタイプや旧2号以降のマスクタイプ等が登場。

各ステージは、いくつかの任意スクロール型の小さなステージで構成されている。例えば、ステージ開始は路上でそこに登場する敵をすべて倒すと、次は廃ビルへと舞台が移る。そこで敵を倒すと次はショッカー基地に舞台が移り、そこで待ち受けるステージボスの怪人を倒すとステージクリアという具合である。

タイトル画面は実写取り込みされた旧1号のアップにタイトルロゴが被るという初代オープニングのタイトルカットを模している。またプレイヤーが任意のタイミングで行える変身の際にはキャラクターが変身ポーズを取ると同時に藤岡弘、や佐々木剛のボイスが出力され、続いて変身ベルトがアップとなって画面が切り替わると変身が完了しているというシークエンスを踏んでいる。

[編集] プレイステーション用ソフト

バンダイより1998年12月20日プレイステーション用の3D格闘アクションゲームとして発売。製作はKAZe。続編に同じプレイステーション用ゲーム『仮面ライダーV3』が存在する。

ストーリーモードは、番組の内容を追体験するストーリーと、ショッカー怪人を操作して勝ち抜き戦を行う「ショッカーストーリー」の2本が用意されている。

各ゲームモードをクリアすることで得られる「ポイント」を使い、仮面ライダースナックの仮面ライダーカードを意識した「デジタルカード」を収集することもできる。

[編集] 声の出演

  • ショッカー首領:納谷悟朗
  • ナレーター:中江真司

首領とナレーターを除き、本編の音声を流用。

[編集] 舞台版

戦闘員日記シリーズが舞台として公開されている。メガバックスコレクションの舞台であるが、佐々木剛や千波丈太郎・中屋敷哲也など、仮面ライダーシリーズに出演した多くの俳優が出演しており、石森プロなどのサイトでも宣伝されていた。また、ポスターは、当時講談社月刊マガジンZで『仮面ライダーSPIRITS』を連載していた村枝賢一による描き下ろしとなっている。

仮面ライダー 戦闘員日記
戦闘員を主人公にしたスピンオフ作品。
仮面ライダー 戦闘員日記2
ショッカー日本海支部を舞台としている。

[編集] その後の作品

  • 原作『仮面ライダー』の続編にあたる作品として、小説『仮面ライダーEVE-MASKED RIDER GAIA-』が『特撮エース』に連載された。仮面ライダーV3=風見志郎から仮面ライダーZX=村雨良までの後輩ライダーも登場し、テレビシリーズに準じた形で歴代ライダーの戦いが続いていたことが語られている(ただし、あくまでもテレビシリーズからは独立した企画であるため詳細は不明)。
  • 新たなキャストによる本郷猛と一文字隼人を主役に、本作を新解釈で映像化した『仮面ライダー THE FIRST』が劇場用映画作品として2005年11月に公開された。
  • 藤岡弘の事故がなく、主役交代せずに物語が進んでいたらという仮定で描かれた小説作品『仮面ライダー 誕生1971』『仮面ライダーVol.2 希望1972』(和智正喜・著)が2002年、2003年にそれぞれ発表され、2008年に『誕生1971』、『希望1972』を再収録して完結編『流星1973』を含め『仮面ライダー1971 - 1973』の商品名で発売された。

[編集] 映像ソフト化

  • ビデオ(VHS、セル・レンタル共通)は全26巻が東映ビデオよりリリースされた。全話収録だが、当初は傑作選の予定だったため、収録順は放送順と一致していない。
  • 2002年7月21日DVD-BOXが東映ビデオより発売された。
  • 2005年10月21日から2006年2月21日にかけて単品のDVDが発売された。全16巻で各巻6話(Vol.1、Vol.16は7話)収録。1 - 4、5 - 7、8 - 10、11 - 13、14 - 16はそれぞれ同時リリースされた。
  • 2008年7月21日発売の「石ノ森章太郎 生誕70周年 DVD-BOX」に第1話が収録されている。

[編集] 声の出演

[編集] 仮面ライダー1号

[編集] 仮面ライダー2号

[編集] 関連項目

[編集] 脚注

  1. ^ 大下英治著『日本(ジャパニーズ)ヒーローは世界を制す』
  2. ^ 読売新聞1993年3月15日夕刊
  3. ^ 読売新聞1993年3月16日夕刊によると、これはスポ根ブームの影響で格闘技に徹したためだとされている
  4. ^ ウルトラマン対仮面ライダー―メガヒーロー 光と影の神話
  5. ^仮面ライダーをつくった男たち』第一話「泣き虫プロデューサー」
  6. ^ 昭和特撮大全
  7. ^ 藤岡本人は第1話の放送を入院中の病院で視聴していたという。
  8. ^ 僕らのスーパーヒーロー伝説
  9. ^ 佐々木剛が自動二輪の免許を持っていなかったための苦肉の策という面もあった。
  10. ^ 他社のパロディ作品ではあるが、『仮面ノリダー』でも同名の人物を演じ、木梨猛を後見している。
  11. ^ 後年の書籍に「本郷の前に仮面ライダー0号とでも呼ぶべきプロトタイプを製作したが、そのプロトタイプはその能力に耐え切れず死亡してしまい激しい良心の呵責に苦しんだ結果、ショッカーへの疑問を募らせていき後に脱走、その一方首領の激しい責任追及に耐えかね愛弟子の本郷猛を被験体に推薦してしまった。」という平山のストーリーが掲載された。
  12. ^ TV本編では語られる事はなかったが、後に「全員集合! 7人の仮面ライダー!!」で藤兵衛が「力の1号・技の2号」と称するシーンがある。
  13. ^ (当初の設定である風力発電ではエネルギーとしては小さすぎるため、後年になって書籍等で見られるようになった設定
  14. ^ a b 新1号になる以前の映画『仮面ライダー対ショッカー』ではすでに変身ポーズを使って変身している。また、仮面ライダーメモリアル(LD及びビデオ作品)の中では、藤岡弘自身のナレーションで「戦闘経験を積み重ねることによって肉体が変化した」と語られており、併せて「旧1号」を「第一形態」、「桜島1号」を「ヨーロッパ時代の第二形態」と呼称している。
  15. ^ 書籍等ではこの体側部のラインの機能についてほとんど触れられていないが、一部で「ジャンプ力強化のためのバネ」「強化改造型の証」「エナージコンバーターと繋がるパワーライン」との記述も存在する。
  16. ^ シャッターはなく、ベルトの発光から変身完了までの流れが旧2号と異なる。
  17. ^ 設定では48の必殺技をもつとされるが、ゲルショッカー編では強力な技をかなりの数登場させている。1回だけで終わったものも多いが、ライダー月面キック(月面宙返りを加えたライダーキックで2倍の威力を発揮)が唯一多用されている(89, 90, 95話)。ちなみに、地獄大使編で初登場した技で多用されたのは「ライダーきりもみシュート」(7回)と「ライダー反転キック」(3回)「ライダーヘッドクラッシャー」(2回)など。旧1号、旧2号も使った「ライダー返し」は使用回数自体は多いがとどめとして使ったのはエレキボタル戦のみ。
  18. ^ 放送当時は多数の書籍が単にブーツと手袋が赤くなっただけで旧2号と同一のものと解釈しているようだった。なおスタイルの変更自体は1号との明確な区別を付けるためである。
  19. ^ 本田技研ニュース 本田技研工業ホームページのニュースアーカイブ
  20. ^ 特に大野剣友会が殺陣を担当したシリーズにおいて、その傾向は顕著である。
  21. ^ この特訓は立花藤兵衛も協力しており、これは「オヤッさんとの特訓」として後のシリーズでも定着することになる。
  22. ^ 第3話、第14話、第15話の劇中のセリフにも、怪人を「幹部」と形容する箇所が存在する。当初、戦闘員のマスクやアジトの壁面が怪人ごとに異なったデザインとなっていたこと、またゾル大佐以降の指揮官を「幹部」と称するのはこの設定に由来する。
  23. ^ なお、コミカライズながら、すがやみつる版の『仮面ライダー』では、処刑されるところを仮面ライダーに助けられ、実際に組織を裏切っている。
  24. ^ トカゲロン配下の戦闘員のみ、(本編映像ではベレー帽タイプに統一されているが)覆面タイプの戦闘員もスチール写真のみながら存在する。第13話は再生怪人軍団の登場により戦闘員の出番は極端に少なく、トカゲロン配下の戦闘員が付けているトカゲロンのマークも本編の映像では見ることはできない。
  25. ^ 本放送当時の資料では“新戦闘員”と呼称されている。
  26. ^ 佐々木の著書によれば左利きとなっているシーンが該当する
  27. ^ 2号編最終ロケのため、新1号を務めた中屋敷が入った
  28. ^ 仮に藤岡が降板しなくても、藤浩一(子門真人)に差し替えることが決定していた。日本コロムビアの音楽ディレクター木村英俊は、藤岡の歌ったテープを聞いて「曲はいいが、歌に切れのあるパンチがない」として子門真人で録りなおし、結果、爆発的にヒットしたということを自著に記している。(木村英俊『THEアニメ・ソング ヒットはこうして作られた』角川書店,1999,pp.60-61 ISBN 978-4048531528
  29. ^ 大下英治『日本(ジャパニーズ)ヒーローは世界を制す』角川書店、1995年、25-26頁。ISBN 9784048834162
  30. ^ コンプリートセレクション 仮面ライダー新1号 変身ベルト
  31. ^ 日本経済新聞2006年6月24日 夕刊
毎日放送制作 NET 土曜19時台後半(1971年4月 - 1973年2月)
※本番組より第1期仮面ライダーシリーズ
前番組 番組名 次番組
魔女はホットなお年頃
(1970.10.31 - 1971.3.27)
仮面ライダー
仮面ライダーV3
(1973.2.17 - 1974.2.9)