獣拳戦隊ゲキレンジャー

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スーパー戦隊シリーズ > 獣拳戦隊ゲキレンジャー
スーパー戦隊シリーズ
第30作 轟轟戦隊
ボウケンジャー
2006年2月
- 2007年2月
第31作 獣拳戦隊
ゲキレンジャー
2007年2月
- 2008年2月
第32作 炎神戦隊
ゴーオンジャー
2008年2月
- 2009年2月
獣拳戦隊ゲキレンジャー
ジャンル 特撮テレビドラマ
放送時間 日曜 7時30分 - 8時00分(30分)
放送期間 2007年2月18日 - 2008年2月10日
(全49回)
放送国 日本の旗 日本
制作局 テレビ朝日
監督 中澤祥次郎
原作 八手三郎
脚本 横手美智子
プロデューサー 八木征志(テレビ朝日)
塚田英明宇都宮孝明(東映)
矢田晃一(東映AG)
出演者 鈴木裕樹
福井未菜
高木万平
三浦力
聡太郎
荒木宏文
平田裕香
川野直輝
伊藤かずえ
音声 ステレオ放送
字幕 文字多重放送[注 1]
データ放送 地上デジタル放送
オープニング 獣拳戦隊ゲキレンジャー
歌:谷本貴義ヤング・フレッシュ
エンディング 道(タオ)
歌:水木一郎、ヤング・フレッシュ
外部リンク 公式サイト(テレビ朝日)

特記事項:
スーパー戦隊シリーズ」 第31作
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獣拳戦隊ゲキレンジャー』(じゅうけんせんたいゲキレンジャー[注 2])は、2007年平成19年)2月18日から2008年平成20年)2月10日までテレビ朝日系列で毎週日曜7時30分から8時00分(JST)に全49話が放送された、東映制作の特撮テレビドラマ、および劇中で主人公たちが変身するヒーローの名称。「スーパー戦隊シリーズ」第31作にあたる。キャッチコピーは、「高みを目指して、学び、変わる!」。ハイビジョン制作。

概要[編集]

放送時間帯を日曜朝に移してから10年経った本作は、モチーフを中国武術動物に置く。「獣拳」と呼ばれる架空の拳法を題材にし、過去に袂を分かった正邪2流派の相克の中で、両派の拳士が「学び成長」していく姿を描いている。敵側に戦隊側と同格の比重を持たせ並列に描写することにより、大河ドラマ的なストーリー展開を目指した作品である[1][2]。スタート時は3人編成の戦隊であるが、中盤から追加メンバーが加わり5人戦隊となる。戦隊メンバーは正義の流派「激獣拳ビーストアーツ」が組織したスポーツメーカー「スクラッチ」に所属し、敵対する邪悪な流派「臨獣拳アクガタ」は悪の組織「臨獣殿」として暗躍する。物語はゲキレンジャーの活躍により、獣拳の流派が1つに戻るまでを描く。戦隊の5人、敵側の3人が主人公格の登場人物となり、例年どおりオーディションにより選ばれた若手俳優がこの8人を演じた。

「過去の因縁」を感じさせるストーリー展開や[3]、本作では唯一トラックスーツ的なベルトのない戦隊スーツをシリーズで初めて採用するなど、随所にカンフー映画の影響が見られ、アクションは等身大の戦闘に加え、巨大戦においても肉弾戦を主にする格闘がメインとなる[4]。また巨大戦時には、登場人物によるプロレス中継的な実況が加わる演出が採用された。

玩具展開の主力となる巨大戦の戦隊ロボは、動物の姿を模したアニマルモチーフであり、スポーツ用品をデザインに取り入れている[5]。次々と新たな機体が合体を繰り返し合体数を増していく近年の作品と異なり、3体合体を基本とし、追加パーツ的な4体目を戦闘形態に合わせて選び付け替える「換装型」の合体形式をとる。

チーフプロデューサーの塚田英明を中心にした若手の多い制作陣による、「カンフー映画であり少年漫画」をコンセプトとした[3]、様々な実験的な試みが行われた作品だったが、視聴率および商業面は振るわず、特にバンダイの玩具売上は近年にない落ち込みを記録した[6]

作品テーマ[編集]

制作側が作品に込めたメッセージは2点ある。1つは「高みを目指して、学び、変わる!」というキャッチコピーにもあるとおり、「学ぶ」ことであり、そしてそれによって変化を恐れずに「変わる」ことの大切さである。そしてもう1つが「受け継ぎ、また渡していくこと」の重要性である。この2つはプロデューサーの塚田が「人生において大切」だと考えるテーマでもある[2]

全ての黒幕だったロンはドラゴンそのものであり、彼の獣拳「幻獣ドラゴン拳」は戯れにそう名乗っているだけで、修行で会得したものではなく、もともと自己の持つ能力だった。生まれつき完成された能力を持ったロンには「学び変わる」という要素がなく、それゆえに退屈な時間を紛らわすために世界を滅ぼすことを思いついたとされ、日々学び成長していった主人公たち獣拳使いとは対照的な「キャラクター設定」となっている[7]

また、作品中で主人公たちは師匠から修行を受け様々な技を学び受け継ぐ。最後の敵を倒す最終奥義もまた敵側の師匠からの修行によって学び受け継いだものである。平和になった世界でジャンたちは、獣拳を学ぶ子供たちから「マスター」と呼ばれる存在へと成長している。次代の獣拳を担う子供たちへの指導を行うランやレツに見送られ、世界中の子供たちへ獣拳を伝え「慟哭丸」の封印を守る役目を託せる人材を探すためにジャンは旅立つ[8]。首に慟哭丸をぶら下げて旅するジャンは、異国の街の路地裏で幼少期の理央に似た少年と出会う。その少年に「おまえも獣拳――やるか?」とジャンが問いかけたところで、本作品は終了する。受け継いだものを次世代に渡していくという制作側のメッセージが込められた最終回となっている[2]

特徴[編集]

敵味方の構図
本作では、従来以上に敵側にもドラマ性を持たせ、個対個の「正義の変身ヒーローVS悪の変身ヒーロー」という展開を前面に押し出す構成をとった。まずオープニング映像では、人間形の敵幹部(理央、メレ、ロン)が戦隊側のメンバーとほぼ同格扱いの映像・テロップ表示でキャスト紹介され[注 3]、各人がパーソナルカラー(黒、緑、金)を与えられている。また、戦隊側のメンバー3人がそれぞれ“心”“技”“体”を表すのに対し、敵である理央とメレは“強さ”と“愛”を司るなど、キャラクターの造形にはっきりとしたテーマ性がある[9]。これはプロデューサー塚田英明の、敵側の登場人物も主役としてしっかり描きたいというコンセプトに基づく。その結果、正義のヒーロー側に3人、敵側である臨獣殿に2人、合わせて5人が主人公という珍しい配置でのスタートとなった[10]。敵側が「若くて格好良い」ことが今作の特徴の1つと制作側が語ったとおり[11]、キャラクター人気は敵側が上回る結果となった[1]。年間を通した結末までの主要なストーリーの流れは、宿命の相手と設定された漢堂ジャン(レッド)と敵の首領である理央の2人の青年の対立を並列に描く形で展開される[12]
修行と成長
メインテーマは修行である。各話を示す単語にも「修行」が使われ、1話の中で1つ修行が入る基本構成となっている[13]
主人公たちは、敵と戦うが敗北もしくは決着がつかないなど各話ごとに壁に当たり、師匠より教えを受けて修行を行い、修行の成果により再戦で勝利する。こうした点から、シリーズで最も情操教育に良い作品であると制作側は語っている[11]。この形式は敵側にも共通しており、敵にも師匠が存在し同様に修行を行う[10]。戦隊側の修行は「心技体」の協調を基本としており、「暮らしの中に修行あり」をモットーに日常生活の中で学ぶほのぼのとしたものが多い。対する敵側はハードな修行が多く、そうした両派の修行の対比を見ることができる。
また、主人公の漢堂ジャン(レッド)を、樹海で虎に育てられた野生児であり天真爛漫だが精神年齢が非常に幼い「歴代でも最も欠陥があるキャラクター」に設定し[14]、語彙が乏しいジャンが感情を表現するために話す「ニキニキ(興味津々の意)」「ウジャウジャ(不安の意)」といった独特の「ジャン語」を毎回登場させるなど、子供の目線で語る演出となっている[注 4][15]。本作はジャンの成長物語という面も併せ持つ[12]
動物とカンフーアクション
敵味方がともに戦闘で使用するのが「獣拳」と名付けられた動物をモチーフとした拳法であり、これが世界観の要でもある。本作で合体メカに相当するものは「ゲキビースト」と呼ばれ、動物の姿を模している。これは「」を形にする獣拳の技とされ、新たな師匠に学ぶことにより具現化可能なゲキビーストが増えていく。師匠たち(七拳聖)は半擬人化した動物の姿(着ぐるみ)であり、修行の成果により会得するゲキビーストは師匠と同じ種類の動物である。
アクション面では、カンフーアクション映画を意識し、例年以上に生身のアクションを重視した作りになっている。前述した修行によりアクションを会得するという流れであることから、キャスト側にも高いハードルが求められた。そのため、スーツアクターは2箇月、キャストは例年より1箇月早くアクションの練習に入っている[16]
アクション演出においても、カット割りを少なくした長回しでの連続したアクションの描写など、随所にカンフー映画を意識した観せ方が採用されている[16]。巨大戦についても可能な限りロボット[注 5]の着ぐるみで拳法アクションを行うことを目指し、素材から検討された動きやすい着ぐるみが使用された[17][18]。1号ロボットであるゲキトージャは初期装備として「」を持たず、2号ロボットであるゲキファイヤーは換装形態を除き装備武器や内蔵火器をいっさい持たない。
ゲキレッドのスーツアクターを担当した福沢博文曰く『カンフーは大好きだったが、いざ自分でやってみると技の種類を知らなさすぎた』とコメントするなど、非常に悔いが残ったらしく、後年アクション監督に転じた際は当作品の時に得た教訓を活かす姿勢との事である[19]

評価[編集]

スーパー戦隊キャラクター商品売上推移(単位:億円)
年度実績(上半期+下半期)[6]
2003年 アバレンジャー 130 C50.pngC10.pngC10.pngC05.pngG50.pngG05.png 75+55
2004年 デカレンジャー 116 C50.pngC10.pngC03.pngG50.pngG03.png 63+53
2005年 マジレンジャー 108 C50.pngC10.pngC03.pngG30.pngG10.pngG05.png 63+45
2006年 ボウケンジャー 101 C50.pngC03.pngC01.pngG30.pngG10.pngG05.pngG01.pngG01.png 54+47
2007年 『ゲキレンジャー』 77 M30.pngM10.pngR30.pngR05.pngR01.pngR01.png 40+37
2008年 ゴーオンジャー 120 C50.pngC10.pngC01.pngC01.pngG50.pngG05.pngG03.png 62+58
商業的評価
様々な実験的要素を投入したものの、平均視聴率は5.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)にとどまり、バンダイのキャラクター商品売上高も計画100億に対し77億円と、視聴率・商業面において失敗が目立つ結果となった。特に玩具の売上不振は著しく、販売店・流通から動きが鈍いとの声が多く聞かれ[20]、2007年年末に開かれた商談会においてバンダイの上野和典社長は(好調だった同年放映の『仮面ライダー電王』と比し)「戦隊は07年は仮面ライダーに圧倒されてしまった」との感想を語った[21]。売上は最終的に2000年の『未来戦隊タイムレンジャー』(64億円)以降初めて100億円を割り込み、21世紀の作品では最も低い成績に終わった(2010年現在)[6]。この売上不振についてバンダイは「『武術』や『体を動かす』といったテーマ」と合体ロボのパーツを付け替えて遊ぶ「合体換装の魅力」の2つを、上手に伝えきれなかったことが敗因だと語っている[20]。視聴率もスタート時から伸び悩み、修行というテーマが「説教くさい」のではないかという反省から、2人目の師匠となる拳聖をコミカルなキャラクターとして登場させたものの[12]、季ごとの平均視聴率は6.2%、6.0%、5.0%、4.4%、4.3%と緩やかに下降したまま上昇には至らなかった[22]
作品評価
一方、ストーリー展開においては、単純な「正義VS悪」という構図をとらない作風が注目され[1]、また集団ヒーローである戦隊作品においてジャンと理央の二人に焦点をあて「敢えて『個対個』をクローズアップした」構成も話題を呼んだ[23]。敵側にもドラマ性があったことから、敵側の理央とメレの二人のキャラクター人気が高まり、最終回前に二人が死亡した際にはファンの間からその死を惜しむ声も多く聞かれたという[12]。演者の(変身前の)素面のアクションも好評を博し、通称「素顔の戦士」と呼ばれる演者自らが出演するヒーローショーでのアクションは「近年のショーの中でも随一といえる充実度」だったとされる[24]
主役の一人である漢堂ジャン(ゲキレッド)を演じた鈴木裕樹は、最終巻のDVDにおいてクランクインの前から「過去最高の戦隊にする」という意気込みで取り組んできたと語り、「この作品はずっと色褪せない」と語ったプロデューサーの言葉を紹介したうえで、この作品は「ずっとずっと残るもの」であり「誇りだと思っている」とし「僕は絶対に面白いと思う」と述べている。また三拳魔の長マクを演じた柴田秀勝は、レギュラーとして師匠役(七拳聖・三拳魔)にベテラン声優が多く出演した本作の特徴について触れ、「今はアニメでもあんなメンバーが集まることはまずない」と豪華な競演者に喜ぶコメントを残している[25]

あらすじ[編集]

鷹取山磨崖仏
獣拳の聖地「獣源郷」として撮影された鷹取山公園。作中では磨崖仏の正面に聖地への封印がある。

獣拳は、の力を心に感じ、獣の力を手にする拳法である。古代中国で誕生したこの拳法は、ある時を境に正義の流派「激獣拳ビーストアーツ」と、邪悪な流派「臨獣拳アクガタ」に分かれた。そして現代、激獣拳はスポーツメーカー「スクラッチ」を組織し、最新のスポーツ科学を使いその技を進化させていた。一方、臨獣拳は理央という青年に率いられ悪の組織「臨獣殿」を再興していた。

樹海で虎に育てられた青年・漢堂ジャンは、スクラッチの女性重役・真咲美希と偶然出会い、その才能を見出され「ゲキレンジャー」の一員ゲキレッドとなる。ジャンは、宇崎ラン、深見レツといった若きゲキレンジャーの仲間たちとともに、マスター・シャーフーを始めとした「七拳聖」たちとの修行を通じて「心技体」を磨き、学び成長していく。対する臨獣殿の理央も強さを求め、腹心の部下である女性拳士メレとともに、かつての大乱により封印されていた「三拳魔」たちを蘇らせ、彼らとの修行などを通じ力を増していく。

両派の戦いが激化する中、新たに2人の仲間を加えゲキレンジャーは5人となる。臨獣殿では三拳魔が全員復活を果たし、彼らの技「秘伝リンギ慟哭丸(どうこくがん)」によって、七拳聖が封印されてしまう。ゲキレンジャーは、獣拳の聖地で新たに開花した力により、拳魔たちを打ち破り七拳聖を救い出す。一方、三拳魔亡き後の臨獣殿では、理央の前に謎の青年ロンが姿を現し「幻獣拳」の存在を告げる。更なる強さを求め、ロンの勧めを受け入れ、メレは幻獣拳の四幻将に、理央は幻獣王へと姿を変える。新たに始まった幻獣拳との戦いの中で、ジャンの父親が、理央が過去に唯一倒せなかった「白虎の男」ことダンであることが判明する。ジャンの出自を知った理央は、ジャンを「宿命の相手」と見定め勝負を挑む。2人の戦いの決着が付いた時、理央の体に異変が起こる。

全ての黒幕はロンであり、ロンの目的は、数千年に1人の逸材である理央を、世界を滅ぼす「真の幻獣王」すなわち「破壊神」へとすることだったことが明かされる。その企みの一環として、幼少時に理央の肉親を皆殺しにし理央に「強さを求める」強迫観念を植え付け、理央の「執着」の源であるダンに纏わる者を消すために幼いジャンの村を滅ぼしていたことなど、それまで謎とされてきた出来事のからくりが次々とロンの口から告げられる。ジャンとの勝負の決着がついたことで、真の幻獣王への覚醒を阻害していた「宿命の相手ジャンへの執着」が消え、一度は破壊神へと成りかけた理央だったが、メレに対する想いが人間としての理性を繋ぎ止める。幻獣拳を捨て再び臨獣拳士へと戻った理央とメレは、ゲキレンジャーと協力してロンを倒す。

だが、ロンの真の正体は「無間龍」と呼ばれる不死身の存在だった。真の姿を現したロンの攻撃からゲキレンジャーを庇いメレ、そして理央が死を遂げる。不死身のロンを相手に絶体絶命のジャン、ラン、レツの3人は、他の2人が時間を稼いでいる間に、理央が死の前に残した「リンギ全臨伝授」によって魂だけが幻の臨獣殿へと導かれ、そこで今は亡き三拳魔たちから修行を受ける。二つの流派は一つに還り「獣拳奥義・慟哭丸」が完成し、それによりロンは小さな球に封印され、ゲキレンジャーの5人は別々の道を歩みだした。

作品詳細[編集]

登場人物[編集]

左列が人型、右列が獣人型(着ぐるみ)の登場人物
激獣拳 ゲキレンジャー 七拳聖
名前 名前
漢堂ジャン タイガー シャーフー フェリス
宇崎ラン チーター エレハン・キンポー エレファント
深見レツ ジャガー バット・リー バット
深見ゴウ ウルフ シャッキー・チェン シャーク
久津ケン ライノセラス ゴリー・イェン ゴリラ
スクラッチ重役 ミシェル・ペング ペンギン
真咲美希 レオパルド ピョン・ピョウ ガゼル
臨獣拳 首領・幹部 三拳魔
理央 ライオン 空の拳魔カタ ホーク
メレ カメレオン 海の拳魔ラゲク ジェリー
大地の拳魔マク ベアー
幻獣拳 幻獣王
理央(再掲) グリフォン
四幻将
メレ(再掲) フェニックス サンヨ バジリスク
ロン ドラゴン スウグ キメラ

頑健な「体」を誇る野生児だが、幼少の頃から樹海で虎に育てられたため「心」の面は幼い漢堂ジャン(ゲキレッド)。根性が口癖の努力家で強き正義の「心」の持ち主だが、「技」が未熟な女性拳士宇崎ラン(ゲキイエロー)。そして格闘技に精通する理論派であり優れた「技」の持ち主だが、「体」の面に難がある深見レツ(ゲキブルー)。この3人が初期のゲキレンジャーを構成する。彼らの苗字の頭文字を合わせると「カンフー」(かん・ふ・う)となり、3人は心技体のトライアングルで敵と戦う。

中盤からの追加メンバーとして、亡くなったと思われていたレツの兄であり、強い「意志」を持つ深見ゴウ(ゲキバイオレット)、そして遊び人風ながら天賦の「才能」を秘め、獣拳の創始者と同じ拳を使える久津ケン(ゲキチョッパー)の2人が合流する。当初は互いが互いを補い学び合うことで成長することからリーダーは不在だったが、中盤(23話)でラン(イエロー)がキャプテンに任ぜられる[注 6]。彼ら戦隊チームを、マスター・シャーフーを始めとした七拳聖と、スクラッチ社特別開発室の室長真咲美希が補佐する。七拳聖は、かつての戦いで禁断の技を使用したため、半擬人化した動物の姿をしている。なおマスター・シャーフー以外の拳聖については、カンフー映画で活躍する俳優の名をもじった命名となっている[12][26][注 7]

敵陣営では、誰よりも「強さ」を求める臨獣殿の現当主理央、そして理央への無償の「愛」を捧げる若く妖艶な女性の姿をした幹部メレの2人が、主役格として登場する。彼らに道を示す三拳魔は、序盤は封印されており物語の進捗とともに1人ずつ封印が解かれていく。さらに物語中盤から敵の追加メンバーとして、謎めいた金髪の青年ロンが加わり、後に幻獣拳の四幻将であることが明かされる。

設定[編集]

獣拳[編集]

古代中国で誕生した4000年の歴史を誇る拳法とされ、本作の世界観の要である。

獣拳の創始者であるブルーサ・イーには10人の弟子がいたが、その内の3人が裏切りブルーサ・イーを殺害したことを契機に、2つの流派に分裂した。ブルーサ・イーの遺志を継いだ7人の弟子(七拳聖)が興した流派が、獣拳の力で世界の平和を守る正義の流派「激獣拳ビーストアーツ」である。一方、裏切った3人の弟子(三拳魔)が興した流派が、獣拳の力で世界の支配を目論む邪悪な流派、「臨獣拳アクガタ」である。この2つの流派の対立により、物語がスタートする遥か昔に起こった大戦は「激臨の大乱」と呼ばれ、最終的に七拳聖により三拳魔が封印され幕を降ろしている。

激獣拳ビーストアーツ
(有明フロンティアビル)
:激獣拳の本拠地である「スクラッチ」の本社(外観)として撮影された。

獣拳の正統流派を現代に受け継ぐ集団。表向きはスポーツ用品メーカー「スクラッチ (scrtc) 」として運営されるが、現代のスポーツ科学を導入し獣拳を進化させることを真の目的とする。

獣拳戦隊ゲキレンジャー
激獣拳の戦士、すなわち主人公たち戦隊メンバー。初期メンバーは、ゲキレッド、ゲキイエロー、ゲキブルーの3人、後に追加メンバーとしてゲキバイオレット、ゲキチョッパーが加入する。イエローのみ女性、残りの4人は男性である。全員が「スクラッチ社特別開発室所属アスリート」(スクラッチ社社員)という表向きの肩書きを持つ。彼らは七拳聖の要であるマスター・シャーフーの下、スクラッチ本社内にある道場で鍛錬に励み、心技体を磨いていく。
序盤は、属性(心技体)が同じ3人の拳聖に各々弟子入りし、長所を伸ばす修行を行う。物語の中盤からは残る3人の拳聖から各々が不得意とする属性を学び克服するという、二段構成の修行となっている。
激獣拳の基本は「激気(げき)」と呼ばれる気であるが、この激気のうえに「過激気(かげき)」という究極の気が存在する。初期メンバー3人は、物語中盤でこの過激気を習得しスーパーゲキレンジャーへの変身が可能となる。追加メンバーの2人はそうした3人とは一線を画している。ゲキバイオレットは「紫激気(しげき)」という本人のみが持つ独自の気を身に纏う。また、ゲキチョッパーはブルーサ・イーと同じ最古の獣拳を用いて戦う。
臨獣拳アクガタ / 臨獣殿
(国指定史跡「上総国分尼寺跡」)
:人間が近寄れない秘境の断崖絶壁にあると設定された「臨獣殿」として撮影された。

獣拳より離反した3人の獣拳使い・三拳魔により設立された獣拳のもう1つの流派。獣拳を邪悪な力に利用し激獣拳と対立する。

激臨の大乱により三拳魔が封印され、1度は絶えたかに思われたが、マスター・シャーフーの弟子だった理央が裏切り復興させた。臨獣拳の使い手となった理央は、かつての使い手たちを秘術により甦らせ、邪悪な獣拳を操る集団「臨獣殿」の当主となった。
秘術により甦らせられた使い手たちは、下級拳士が「リンシー」、上級拳士は「リンリンシー」と呼ばれる。理央の片腕はリンリンシーの1人である女性拳士メレである。この理央とメレの2人が臨獣殿の幹部であり、敵側ながら主人公の一翼を担う。2人は三拳魔の魂を封じた「拳魔の腕輪」に導かれ、封じられた三拳魔を蘇らせる。
激獣拳の基本が「激気」であるのに対し、臨獣拳の基本は「臨気(りんき)」である。さらにその上に「怒臨気(どりんき)」と呼ばれるものがあり、理央とメレの2人は拳魔との修行やゲキレンジャーとの戦いを経てこれを会得する。こうした流れは主人公側と平行して描かれる。
幻獣拳
激獣拳や臨獣拳を超える「極みの拳」とされる獣拳で、物語中盤から登場する。臨獣拳を極めた者の内「獣の力を超えた」者の中で、「この世に13体存在する神秘と幽幻の獣・幻獣」に学んだ者により構成される。13の流派が存在し、幻獣王を筆頭に補佐の四幻将、その配下に2人の双幻士が流派の筆頭として存在する。
幻獣拳の基本は「幻気(げんき)」である。幻獣拳使いとなるには、幻気と対象者の臨気を融合させる「血盟の儀式」が必要。敵側の追加メンバーとして中盤から登場する金髪の青年ロンがこの儀式を執り行え、この儀式により理央とメレは、物語中盤から幻獣拳の使い手となる。
幻獣拳の拳は、その名が示すとおり全て空想上の動物で構成される。幻獣王以外は、十二支に似た幻獣が当てはめられ、四幻将は加えて中国の四神の配置に倣ったモチーフが使われている[27]。幻獣拳士については、そのモチーフや構成なども含め、キャラクターデザインの篠原のアイデアが多く取り入れられている[28]

獣拳の装備と技[編集]

獣拳の技は、激獣拳は「ゲキワザ(激技)」、臨獣拳は「リンギ(臨技)」、幻獣拳は「ゲンギ(幻技)」と名づけられており、それぞれの流派の「気」を力の源として技を発する。「変身アイテム」を使っての戦隊スーツへの変身、敵との戦いで使用する「武器」や「必殺技」、そして巨大化した敵と戦闘する際に使用する「巨大ロボ」など、シリーズ恒例の一連の基本フォーマットは、全てこの獣拳を用いて発動する。

装備[編集]

中国武術がモチーフの本作では、装備も格闘武器的なものが中心となる。初期メンバーが序盤から使用する武器は、レッドが「ゲキヌンチャク」、ブルーは「ゲキトンファー」、イエローはゲキトンファーを変形させ2本繋ぎ合わせた棍棒型の「ゲキトンファー・ロングバトン」となる[注 8]。物語が進み、3人の拳聖に弟子入りすることで、レッドは柳葉刀に似た「ゲキセイバー」、イエローは鎖鉄球型武器の「ゲキハンマー」、ブルーは鉄扇型武器の「ゲキファン」をそれぞれ習得する。追加メンバーの2人は、バイオレットは格闘専門で武器を用いず、チョッパーは獣拳の秘宝とされる短剣「操獣刀」を所持する。[注 9]飛び道具的な武器は、初期メンバー3人が協力して発射する必殺武器「獣拳大砲ゲキバズーカ」のみである。

変身アイテムも格闘的な要素が色濃い。初期メンバー3人はグローブ型の「ゲキチェンジャー」、パワーアップ時には爪のついたグリップ型の「スーパーゲキクロー」を用いる。バイオレットはムエタイ風の戦闘スタイルを生かした「ゴングチェンジャー」、チョッパーは変身アイテムと武器を兼ねる手刀の形をした「サイブレード[注 10]」を用いる。

[編集]

ゲキレンジャーが用いるゲキワザは、レッドが使用する「咆咆弾(ほうほうだん)」のように、同じ漢字二文字が先に並び、最後に「弾」「斬」「蹴」「拳」といった攻撃手法を現す漢字が使われる形が一般的である。各キャラクターには、それぞれの特性を生かした様々な専用のゲキワザがあり、戦闘形態に合わせて使用される。必殺技は、ゲキバズーカに3人の激気をチャージし、その気を弾丸として放つ「激激砲(げきげきほう)」などがある。

また、臨獣拳では、リンリンシーがリンギで獣人化する。獣人体は胸部にモデルとなった動物の頭部がついている。この獣人化した敵がいわゆる「ゲスト怪人」の位置づけであり、毎回の倒すべき相手となる。彼らはピンチになるとリンギ(又はゲンギ)で巨大化する。

巨大化技(巨大ロボ)[編集]

本作の合体形態は、ゲキビースト3体による合体を基本としている。レッドが呼び出すゲキビーストが上半身、他が呼び出すゲキビーストが、それぞれ1体ずつ片足を構成する。これを「獣拳合体」と呼称する。合体後の操縦はモーショントレース方式によっており、コクピットに相当する部分にいるゲキレンジャーの動きに同調して動く。

ゲキビースト
初期メンバー(レッド、イエロー、ブルー)が序盤から具現化できるのは、3体の猫科の猛獣(タイガー、チーター、ジャガー)を模したゲキビーストである。マスターシャーフー(猫)との修行の末に、この3体を用いて1号ロボ(ゲキトージャ)への「獣拳合体」を行えるようになる。
初期メンバー3人が、修行により次に会得するゲキビースト(鮫、象、蝙蝠)は、いわゆる追加パーツの扱いとなる。これらは増強パーツとして、どれか1体が戦闘形態に合わせ追加合体する。これを作品内では、合体ではなく「獣拳武装」と呼びわけている。さらに初期メンバー3人は、過激気習得の修行においても新たなゲキビースト(ゴリラ、ペンギン、ガゼル)を得、それらが「獣拳合体」し2号ロボ(ゲキファイヤー)となる。なお、この2号ロボも前述の追加パーツを同様に使用できる。また、追加メンバーであるゲキバイオレットが用いるゲキビースト(狼)は、1号ロボの右足を付け替える換装型(ゲキトージャウルフ)の合体を行う。これら計10体が本作で登場するゲキビーストである。なお、最後の追加メンバーであるゲキチョッパーが呼び出す「サイダイン」は、ゲキビーストではない。これについては後述する。
リンビースト
臨獣殿側のゲキビーストに相当するのがリンビーストである。黒獅子リオがつくるリンビーストが「リンライオン」、獣人メレがつくるのが「リンカメレオン」である。主に『電影版』で活躍し、本編でも終盤になって登場する。主な合体形態は、1号ロボとリンビースト2体が「呉越同舟獣拳合体」したゲキリントージャである。
巨人体
ゲキトージャ(1号ロボ)は、スーパー戦隊シリーズの1号ロボとしては初めて「格闘」による必殺技を使用する。武器はゲキセツコンと呼ばれる三節棍型の武器で、長いの形にもなる。それ故にシリーズの1号ロボでは唯一、剣を使用しない。ゲキファイヤー(2号ロボ)は、ゲキトージャを上回るパワーとスピードを持ち、スーパーゲキレンジャー時の3人が主に使用する。ゲキトージャウルフ(1号ロボの換装型)は、主にゲキバイオレットが使用し、ゲキビースト3体を1人で具現化して獣拳合体することで単身戦闘を行う。これらの巨人に獣拳武装のゲキビーストが加わることにより、「ゲキエレファントージャ」「ゲキシャークファイヤー」「ゲキバットージャウルフ」のような様々なバリエーションの巨人が登場する。
獣拳神サイダイン(3号ロボ)は、獣拳の聖地にあった石像に、獣拳の創始者ブルーサ・イーの魂が宿って生まれた獣拳の神である。操獣刀を持つ者が操ることができ、ゲキチョッパーがその使い手となる。サイの形を模しているがゲキビーストには該当せず、1体のみで巨人体である「獣拳巨神サイダイオー」となる「獣拳変形」を行える。このサイダイオーは、サイダインの角に相当する剣を装備し、これを主体とした攻撃を行う。またサイダインと他の巨人が合体する「獣拳合体」も行われる。合体形態は「サイダイゲキトージャ」「サイダイゲキファイヤー」「サイダイゲキリントージャ」の3種類となる。

キャスト[編集]

メインキャスト8人は、21歳から24歳(放送開始時)の年齢の近い青年層で構成された。ゲキレンジャーのアドバイザー・真咲美希には、子役時代にエキストラとして『秘密戦隊ゴレンジャー』などの作品に出演した経歴がある伊藤かずえが配された。師匠としてゲキレンジャーを導いていく七拳聖の要マスター・シャーフーの声優にはベテラン永井一郎を起用。他の「拳聖」の声には、名前の由来となったアクション俳優の吹き替え声優(『エレハン・キンポー』役は『サモ・ハン・キンポー』の水島裕など)が起用されている[29]。シリーズで初めて本格的に取り入れられた巨大ロボ戦の実況には、声優・石田彰が起用された。ナレーションはDJのケイ・グラントが担当。

変身後の戦士を演じるスーツアクターは、2001年の『百獣戦隊ガオレンジャー』以降多くのレッドを演じてきた福沢博文が、前作『轟轟戦隊ボウケンジャー』に引き続きレッドを担当。紅一点のイエローには若手の人見早苗が抜擢され、バイオレット役の清家、チョッパー役の渡辺とともに、戦隊役のレギュラースーツアクターの5人中3人が初の戦隊担当という目新しい顔ぶれとなった[30]。また中国武術指導を努める喜多川務も、七拳聖の1人として出演している[23]

レギュラー・準レギュラー[編集]

演者

  • 漢堂ジャン / ゲキレッド(声):鈴木裕樹
  • 宇崎ラン / ゲキイエロー(声):福井未菜
  • 深見レツ / ゲキブルー(声):高木万平
  • 深見ゴウ / ゲキバイオレット(声):三浦力 
  • 久津ケン / ゲキチョッパー(声):聡太郎

声の出演

スーツアクター

ゲスト[編集]

括弧内の数字は登場話数を示す。各話のゲスト怪人を担当する声優は「放映リスト節」を参照。

製作[編集]

スタッフ[編集]

チーフプロデューサーは1年振りに塚田英明が務め、塚田の得意とする「少年漫画」的な演出として[3]、『北斗の拳』や『ドラゴンボール』などのパロディが作中に多く取り入れられた[26]。塚田をはじめとした東映のプロデューサーは、全員がまだ30代(制作時)という若いチーム構成となっており[12]、脚本はシリーズでのメイン担当は初となる[13]横手美智子が、メイン監督は横手同様に本作が初となる[35]中澤祥次郎が担当。中国武術がモチーフであることから、アクション監督とは別に、中国拳法を特技とする喜多川務が中国武術指導の専任担当として加わっている[4]。また、オープニング映像およびパイロット版の撮影では、『魔法戦隊マジレンジャー』以来2度目となる海外ロケをニュージーランドで行い[36]、現地で『パワーレンジャー』のアクション監督を務める坂本浩一らが撮影に参加している。

造形・玩具[編集]

デザイン
例年同様に、玩具展開される戦隊側のデザイン(戦隊スーツ、変身アイテム、武器、巨大ロボなど)は、バンダイナムコグループの1つであり玩具デザインを専門に行う『プレックス』社が担当。チーフデザイナーは2作前の『魔法戦隊マジレンジャー』からその任についたプレックスの山田耕司が続投し、日本とアメリカの両方で売れることを目指してデザインされた[37][注 12]。戦隊スーツは、カンフー映画で馴染みの「トラックスーツ」を意識し、前作まで一貫して装備されてきたベルトを敢えてなくしている[4]。また、2013年現在、唯一ベルトが装備されていない戦隊である。靴もブーツタイプではなくスポーツシューズ型、変身アイテムも近年主流の携帯電話型ではなく体術を意識したグローブ型など、戦隊チームがスポーツメーカーに所属している設定を生かしたデザインとなっている。物語中盤から登場するパワーアップ後のスーツにも、スポーツシューズやスポーツウェアのラインが取り入れられている[38]。ロボットデザインは、獣拳の技で生み出しているという設定から、メカニック的な要素が極力排除された。ヒーロー的なスタイルでデザインされ[39]、軽快さを出したゲキトージャ(1号ロボ)はスニーカー、パワー系のゲキファイヤー(2号ロボ)はエクストリームスポーツをモチーフとしている[注 13]。先の2体と異なりサイダイオー(3号ロボ)は、剣を用いて戦う定番型のデザインが採用されている[40]。なお巨大ロボットを除く敵側のキャラクターデザインは、篠原保が塚田プロデューサーの希望により、人型幹部の衣装や髪型を含め全てのTV作品のキャラクターを1人で担当している[41]
玩具戦略
アクションと成長に比重を置いたストーリーを受け、バンダイは本作品のテーマを「アクティブ」とし、開発のキーワードを「アクション」と「技」に置いた。玩具展開の2大柱の1つである「巨大ロボット」のギミックには、パワーレンジャーのスピンモーフィンフィギュアにヒントを得、「手足を使って暴れる」格闘技のアクションをイメージした電動回転を選択[5]。このギミックを受けて、ゲキトージャの必殺技に上半身と腕を横に回転させて連続パンチを繰り出す「大頑頑拳(だいがんがんけん)」、ゲキファイヤーの必殺技に両腕を縦に回転させて連続パンチを繰り出す「頑頑ナックル落とし(がんがんナックルおとし)」などが採用された。もう一本の柱である「なりきりアイテム」(変身アイテム・武器)では、目玉商品である初期メンバー3人が変身に使用する「ゲキチェンジャー」に振動センサーを搭載し、遊び続けることにより新しい技が次々と使用可能になる成長要素を取り入れた。流通戦略では初期投入の商品を前作『轟轟戦隊ボウケンジャー』の25品から大幅に減らした10アイテムとし、目玉商品にターゲットを集中させる絞込み方式を採用した[42]

音楽[編集]

音楽は三宅一徳が担当。三宅は『忍風戦隊ハリケンジャー』に続き本シリーズに2度目の参加となった。本作のモチーフが中国武術であることから、二胡明笛などの中国楽器を用いた中国風の楽曲が中心となる[43]。巨大戦に実況が入るため、シリーズ恒例の「ロボットソング」は作られていない。その分、等身大のアクション曲が例年より多く[44]劇伴で最も重要な曲となる「ゲキレンジャーのテーマ」は、サントゥールを使用し、掛け声を楽器のように合わせるアクション性の強い仕上がりとなっている[45]

主題歌
オープニングテーマ「獣拳戦隊ゲキレンジャー」(第1話 - 第48話[注 14]
作詞:及川眠子 / 作曲:岩崎貴文 / 編曲:京田誠一 / 歌:谷本貴義ヤング・フレッシュ
オープニングテーマは、戦隊シリーズでは久しぶりとなる全編マイナーコード(Bm→Bm7→G→GM7)のハードな曲調になっている。主題歌を歌う谷本貴義は、例年どおりオーディションによって選出された。歌唱にあたっては、子供番組の主題歌であることから発音には非常に気を遣ったという[46]
エンディングテーマ
エンディングでは前作『轟轟戦隊ボウケンジャー』で一旦途切れた、楽曲に合わせて主人公たちが“踊るエンディング”が復活。
カッコ書きの番号は、使用された話数を示す。
道(タオ)」(第1話 - 第38話、第46話 - 第49話)
作詞:藤林聖子 / 作曲:前田克樹 / 編曲:三宅一徳 / 歌:水木一郎、ヤング・フレッシュ
エンディングテーマは、学生時代からファンだったというプロデューサーの塚田の依頼により大御所水木一郎が担当[47]。水木はこれまで挿入歌などでの参加はあったが、戦隊シリーズのTV作品の主題歌を担当するのは本作が初となる[48]。主題歌シングルはオリコンチャートで最高位16位を記録。水木は、それまでの39年の歌手生活で初めてのトップ20のランクインとなった[49]
ミニコーナーは従来どおりイントロに内包される。劇場版公開にあわせ、修行22と23ではメイキング映像、修行24と25では制作会見の映像が使用された(ただし、系列遅れネット局やDVDでは通常の映像に差し替え)。最終回では戦隊シリーズ中珍しく(一年間の)ダイジェスト映像中心となっている。
キャラソン7番勝負
第39話から第45話まで、エンディングに主要登場人物のキャラクターソングを使用した「キャラソン7番勝負」が放送された。歌詞では「激気(げき)」といった作中特有の用語をあえて用いず、個人の心情を表したものとなっている[44]。また、ラン役の福井、メレ役の平田は自身の曲の作詞も手がけている。曲紹介は、バエ(石田彰)が担当。
「進めのススメ」(第39話)
作詞:藤林聖子 / 作曲:加藤ひさし / 編曲:小川真司 / 歌:漢堂ジャン(鈴木裕樹
「Run」(第40話)
作詞:福井未菜 / 作曲・編曲:ムラマツテツヤ / 歌:宇崎ラン(福井未菜
「Just Make It Out!」(第41話)
作詞:谷本貴義 / 作曲・編曲:平川達也 / 歌:深見レツ(高木万平
「Wondering Wolf」(第42話)
作詞・作曲:高取ヒデアキ / 編曲:川瀬智 / 歌:深見ゴウ(三浦力
「そういうコトもあるだろよ」(第43話)
作詞:桑原永江 / 作曲:菊池俊輔 / 編曲:大石憲一郎 / 歌:久津ケン(聡太郎
「ちぎれた羽根」(第44話)
作詞:平田裕香 / 作曲・編曲:高見優 / 歌:メレ(平田裕香
「黒き鼓動 〜揺るぎない想い〜」(第45話)
作詞・作曲・編曲:岩崎貴文 / 歌:理央(荒木宏文
挿入歌
挿入歌は12曲製作された。『電子戦隊デンジマン』の主題歌などで知られる成田賢が26年ぶりに歌手活動を再開[50]、声優陣からはマスターシャーフーの役名で永井一郎が歌うなどベテラン勢の挿入歌が目を引く。また、スーパーゲキレンジャーのテーマ曲「過激気!」では、パワーアップに際し新鮮味を出したいという意向から、「女性ボーカルを起用する」という「挑戦」が行われている[44]
「Just feel it 〜明日のために〜」(第7話)
作詞:八手三郎 / 作曲・編曲:ジャック・伝ヨール / 歌:Sister MAYO
「燃えよ激獣拳!」(第6・41話)
作詞:藤林聖子 / 作曲・編曲:三宅一徳 / 歌:宮内タカユキ
「高みの空へ」(第11・14・18話)
作詞・作曲・編曲・歌:谷本貴義
「1-2-3-4激気正義!」(第31話)
作詞:藤林聖子 / 作曲・編曲:岩崎貴文 / 歌:成田賢
「暗黒闘技 臨獣拳!」(第7話)
作詞:斎藤謙策 / 広東語訳詞:汪以文 / 作曲・編曲:ジャック・伝ヨール / 歌:斎藤謙策 / コーラス:高取ヒデアキ and リンシーズ
「マスター・シャーフー 〜暮らしの中に修行あり〜」
作詞:藤林聖子 / 作曲・編曲:田代智一 / 歌:マスターシャーフー(永井一郎)、ヤング・フレッシュ
「すすめ! 正義の七拳聖」
作詞:桑原永江 / 作曲・編曲:山下康介 / 歌:ヤング・フレッシュ
「過激気!」(第21・35話)
作詞:及川眠子 / 作曲:岩崎貴文 / 編曲:京田誠一 / 歌:MIQ
「俺流!! ゲキバイオレット」(第25話)
作詞:桑原永江 / 作曲:高取ヒデアキ / 編曲:籠島裕昌 / 歌:石原慎一 / 演奏:Z旗
特命戦隊ゴーバスターズ』第38話にて、前奏部分が流用された。
「押忍! ゲキチョッパー!」(第43話)
作詞:藤林聖子 / 作曲・編曲:ジャック・伝ヨール / 歌:串田アキラ
「誓い」(第44・45話)[注 15]
作詞:荒川稔久 / 作曲・編曲:渡辺宙明 / プログラミング:大石憲一郎 / 歌:水木一郎
「Burning up! 〜情熱を受け継いで〜」(第47話)
作詞・作曲・編曲:谷本貴義 / 歌:水木一郎、谷本貴義

CDアルバム[編集]

『真激音盤』と題されたアルバムでは、劇中で使用されたBGMおよびOP・ED・挿入歌などを収録。其之一、弐、参では曲間に新録ストーリーが収録されており、其之一ではオリジナルの拳士・臨獣ロウカスト拳ブラゼミアが登場する。下記に示すものの他に、「コロちゃんパック」と呼ばれる絵本付きのキッズCDなども数種類発売されている。

  • 『獣拳戦隊ゲキレンジャー真激音盤 其之一』(2007年5月23日、COCX-34284)
  • 『獣拳戦隊ゲキレンジャー真激音盤 其之二 〜ゲキウタ・コレクション〜』(2007年5月23日、COCX-34397)
  • 『獣拳戦隊ゲキレンジャー真激音盤 其之三 〜ネイネイホウホウ大活劇〜』(2007年9月19日、COCX-34493)
  • 『獣拳戦隊ゲキレンジャー真激音盤 其之四及五 秘伝奥義大鑑』(2007年11月21日、COCX-34589/90)
  • 『獣拳戦隊ゲキレンジャー キャラクターソングアルバム』(2007年12月19日、COCX-34591)
  • 『獣拳戦隊ゲキレンジャー ゲキウタ全曲集』(2007年12月26日、COCX-34632/3)

放映リスト[編集]

話数を示す単語は「修行」が用いられており、サブタイトルには「ジャン語」が必ず1つ含まれる。

登場怪人のリンク先は、使用する獣拳のモチーフとなった生き物である。なお臨獣拳の登場怪人の名の由来は、それぞれが習得している臨獣拳の動物名のカナ文字の単純な並び替えになっている(例:マキリカ→カマキリ)[3]。幻獣拳士の名は、中国古来の想像上の動物の名が使用されている。

6月17日、7月1日、12月30日は放送休止[注 16]

シリーズの恒例(4回目)となった最終回の最後の提供コールにおける、新旧レッド同士の“引継ぎ”シーンでは、ゲキレッドが次作『炎神戦隊ゴーオンジャー』のゴーオンレッドと拳を合わせた後、走り去るゴーオンレッドに手を振るという演出だった。

放送日 修行 サブタイトル ゲスト怪人 脚本 監督
2007年
2月18日
1 ニキニキ! 激獣拳 横手美智子 中澤祥次郎
2月25日 2 ワキワキ! 獣拳合体
3月4日 3 シオシオ! そうじ力 渡辺勝也
3月11日 4 ゾワゾワ! 五毒拳
  • 五毒拳
3月18日 5 ウジャウジャ! どーすりゃいいの? 竹本昇
3月25日 6 ジュワーン!って、何?
4月1日 7 シュバシュバ踊ろう! 荒川稔久 中澤祥次郎
4月8日 8 コトコト…ひたすらコトコト
4月15日 9 ケナケナの女 吉村元希 諸田敏
4月22日 10 ジャラジャラ襲撃! はじめてのおつかい 横手美智子
4月29日 11 ウキャウキャ! 獣拳武装 竹本昇
5月6日 12 ゾワンゾワン! 臨獣拳、修行開始 會川昇
5月13日 13 シンシン! 精霊の舞い 吉村元希 辻野正人
5月20日 14 ネツネツ! 技を捨てろ
5月27日 15 ホワホワ! ママ業
  • 飛翔拳・臨獣クレーン拳ルーツ
横手美智子 諸田敏
6月3日 16 ジリジリ! 臨獣殿、課外授業
  • 海の拳魔ラゲク
6月10日 17 ゴロゴロ! 師弟愛 會川昇 渡辺勝也
6月24日 18 シャッキンキーン! 身体、強い
7月8日 19 ゴキンゴキン! 理央と対決 横手美智子 竹本昇
7月15日 20 ギチョギチョ! トライアングル対抗戦 -
7月22日 21 ビキビキビキビキ! カゲキに過激気 諸田敏
7月29日 22 キュイキュイ! セレブとデート 會川昇
8月5日 23 グレグレ! スケ番キャプテン 荒川稔久 渡辺勝也
8月12日 24 ガルガル! なんてこった、弟が!?
  • 臨獣バブーン拳ヒヒ(声:島田敏
    • 臨獣バブーン拳ヒヒ(パワーアップ体)
横手美智子
8月19日 25 ヒネヒネ! 俺だけの紫激気 會川昇 竹本昇
8月26日 26 モヘモヘ! お悩み相談
  • 怒臨機兵
    • ブトカ
    • ワガタク
9月2日 27 ベランベラン! 燃えよ実況 中島かずき 中澤祥次郎
9月9日 28 ビシビシピキーン押忍! 横手美智子
9月16日 29 グダグダヘレヘレ! ショッピング 荒川稔久 諸田敏
9月23日 30 セイセイでドウドウな女
  • 臨獣オーストリッチ拳チョウダ(分身)(声:内匠靖明)
9月30日 31 俺たちムニムニ! 小林雄次 渡辺勝也
10月7日 32 ゾワンギゾワンゴ! 集結、獣源郷 横手美智子
10月14日 33 フレフレガッチリ! カンフー忠臣蔵 荒川稔久 中澤祥次郎
10月21日 34 ゴワンゴワンのダインダイン! 獣拳巨神、見参
  • 空の拳魔カタ
横手美智子
10月28日 35 ギュオンギュオン! 獣力開花
  • 海の拳魔ラゲク
  • 大地の拳魔マク
諸田敏
11月4日 36 ムキュムキュ! 怪盗三姉妹 小林雄次
11月11日 37 ギャンギャン! お見合い問答無用 横手美智子 加藤弘之
11月18日 38 ビバビバ! もう一人のレツ 荒川稔久
11月25日 39 ウロウロ! 帰らない子供たち 小林雄次 中澤祥次郎
12月2日 40 頭、バカーン! 衝撃の事実
  • 四幻将スウグ
横手美智子
12月9日 41 ズシズシ! もうやだ 荒川稔久 竹本昇
12月16日 42 ワッシワッシで乗り越えろ!
12月23日 43 ハピハピ! メリークリスマス、押忍 小林雄次 諸田敏
2008年
1月6日
44 ワフワフ! 父ちゃんのメロディ
  • 幻獣ケルベロス拳コウ(声:安井邦彦)
  • 四幻将スウグ
横手美智子
1月13日 45 ピキーン! 宿命の対決
  • 幻獣ケイトス拳ゴウユ
  • 幻獣王リオ
1月20日 46 ギャワギャワの記憶 荒川稔久 竹本昇
1月27日 47 ピカピカ! 俺の道
  • 四幻将ロン
  • 四幻将サンヨ
2月3日 48 サバサバ! いざ拳断
  • 無間龍(むげんりゅう)
横手美智子 中澤祥次郎
2月10日 49 ズンズン! 獣拳は、ずっと…
  • 幻獣ドラゴン拳ロン

映像ソフト化と派生作品[編集]

DVD(映像ソフト化)[編集]

  • テレビシリーズ本編のDVDは、2007年8月3日から2008年7月21日にかけて順次発売された。全12巻。定価6,090円(税込)、各4話(最終巻のみ5話)収録。パッケージはヒーローであるゲキレンジャーだけではなく、敵である理央、メレ、ロンらもそれぞれメインとしてデザインされた巻がある異色のものである。主な映像特典として、ゲキレンジャー役の俳優5人が語る「スクラッチ激獣トーク」、敵役の俳優3人が語る「臨獣トーク」、篠原保の「獣拳デザインファイル」などがある。
  • テレビシリーズを再編集したHEROクラブのDVDが2007年5月21日、7月21日に発売(全2巻)。1巻は1話と2話、2巻は10話と11話の抜粋版である。

劇場版[編集]

電影版 獣拳戦隊ゲキレンジャー ネイネイ!ホウホウ!香港大決戦
2007年8月8日公開の劇場オリジナル作品。上映時間は36分。例年同様、同年の仮面ライダー作品『仮面ライダー電王』と同時上映された。キャッチコピーは「今夏、最大級の“電ゲキ”が襲う」。香港を舞台に、戦隊シリーズの劇場版としては初の海外ロケが実施された作品[51]。なお、追加メンバーは登場しない。
劇場版 炎神戦隊ゴーオンジャーVSゲキレンジャー
2009年1月24日公開。上映時間は57分。「スーパー戦隊Vシネマ」として製作されたVSシリーズの第15作だが、同時期に東映系で公開予定だった『ふうけもん』がトラブルにより公開中止となり、その代替として急遽、劇場公開となった[52]。後輩戦隊との競演作。

オリジナルビデオ[編集]

獣拳戦隊ゲキレンジャーVSボウケンジャー
2008年3月21日リリース。46分。VSシリーズの第14作。上述のとおり次作のVSシリーズが劇場公開となったため、ゲキレンジャーのVシネマは本作品のみである。先輩戦隊との競演作。
『なりきりムービー獣拳戦隊ゲキレンジャー 特別修行 ニキニキ!ニューヒーロー!』
2007年6月7日にオープンしたバンダイが運営する子供写真館「キッズフォトバンダイスタジオ」の撮影サービス用DVD[53]。オリジナルストーリーに子供が登場する映像を撮影できるサービス。監督は鈴村展弘[54]。定価16,800円(税込)、撮影料3,150円。番組終了に伴いゴーオンジャーに引き継がれた。
『獣拳戦隊ゲキレンジャースペシャルDVD ギュンギュン!拳聖大運動会』
幼年誌『テレビマガジン』等の応募者全員サービス用DVD作品。監督は加藤弘之[55]。七拳聖にジャン(レッド)を加えた8人が、紅白に分かれ運動会を繰り広げる筋立ての15分程度の短編作品。ラン(イエロー)とレツ(ブルー)は審判を務める(他の追加メンバーや臨獣殿側のキャラクターは登場しない)。

その他[編集]

『冬だっ! 休みだっ!! クレヨンしんちゃん&ドラえもん! 朝からどドーンと150分SP』
テレビ朝日 2007年12月29日放送。素顔のゲキレンジャーと着ぐるみのしんのすけが共演。
『獣拳戦隊ゲキレンジャーショー』
2007年3月17日から2008年3月9日までスカイシアターで上演されたスーパー戦隊シリーズのヒーローショー。春、GW、夏、秋、正月、冬の6公演[56]。テレビシリーズの俳優が出演する通称「素顔の戦士」と呼ばれる公演は、第4弾の秋と第6弾の冬に行われ、秋のショーでは戦隊の5人、冬のショーでは理央とメレを加えた7人が登場しテレビシリーズとは異なる結末が用意された[24]。また第5弾の正月公演では恒例の舞台挨拶が行われた[57]
パワーレンジャー・ジャングルフューリー
スーパー戦隊シリーズを海外向けにリメイクしたパワーレンジャーシリーズの第14作。『獣拳戦隊ゲキレンジャー』をベースとした作品であり、北米で2008年2月18日から11月3日まで放映された。

ネット配信[編集]

  • 2013年5月より、YouTubeの「東映特撮 YouTube Official」で2話ずつ無料配信が行われた[58]

脚注・参考文献[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 文字の色は、ジャン:黄色、レツ:青、ラン:緑、それ以外:白。
  2. ^ 本作以降、名前にレンジャーがつく戦隊は登場していない(2013年現在)。
  3. ^ 中盤からは戦隊の補佐を勤める真咲美希も同格の扱いのテロップ表示でキャスト紹介された。
  4. ^ 前作までの歴代メンバーの中で精神年齢が最も低くスタート時は4 - 5歳程度である。
  5. ^ 本作におけるゲキビーストおよび合体後の巨人は、厳密には「ロボット」に該当しないがシリーズの慣例により「ロボ」という表記を用いる。
  6. ^ イエローがリーダーとなったのはシリーズ初であり、これで初期メンバーに使用される7色(赤・青・黄・桃・緑・黒・白)が全員リーダーになったことになる。なおキャプテンに任命された時点では追加メンバーの2人はまだ加入していない。
  7. ^ それぞれ、エレハン・キンポーはサモ・ハン・キンポー、バット・リーはジェット・リー、シャッキー・チェンはジャッキー・チェン、ゴリー・イェンはドニー・イェン、ミシェル・ペングはミシェール・キング、ピョン・ピョウはユン・ピョウのもじり。
  8. ^ 設定上は、レッドは「ゲキトンファー・バトン」を使用することになっていたが、本編では結局使用されなかった。
  9. ^ 後述の変身アイテム、サイブレードを武器として使用することのほうが多い。
  10. ^ スーパーゲキクローと合体させた「スーパーサイブレード」という形態にもなる。
  11. ^ 『獣拳戦隊ゲキレンジャー』エンディング振付担当。
  12. ^ スーパー戦隊シリーズの戦隊側のデザインは、番組の主要スポンサーでもある玩具会社側の主導で行われ、プレックスとバンダイボーイズトイ事業本部の担当者が案を詰め、それを基に東映と詳細を検討していく形をとる。近年は東映側のプロデューサーが若手になってきたこともあり、デザインの早い段階から意見の調整が行えるようになり「玩具のギミックが、物語と密に関係しているような作り方」ができるようになったという。(「PLEX スーパー戦隊シリーズ担当者座談会」『SENTAI HERO SUPER VISUAL』 pp.158 - pp.159。)
  13. ^ ゲキゴリラがローラーブレード、ゲキペンギンがスケートボード、ゲキガゼルがインラインスケートをモチーフとしている。(『ホビージャパン』通号465、2008.3、p.186)
  14. ^ 最終回にオープニングが使用されないのは『特捜戦隊デカレンジャー』以来だが、最終回のエンディングにオープニングテーマが使用された『忍風戦隊ハリケンジャー』から『特捜戦隊デカレンジャー』までとは違い、エンディングには『道(タオ)』が使用された。
  15. ^ 五星戦隊ダイレンジャー』の同名挿入歌とは別曲。
  16. ^ 6月と7月の休止時には、この日だけテレビ朝日公式ホームページは臨獣殿バージョンを限定で表示させた。
  17. ^ ギリシア神話ではくじら座に相当する海獣であるが、本作ではテレビ朝日公式サイトに記述があるようにイノシシをベースとした幻獣となっている。

出典[編集]

※ 参考文献に記したものについては、書籍名・雑誌名を省略形式で記述。

  1. ^ a b c 井上雄史(文)「2007年特撮作品総括」『宇宙船Vol.120』 ホビージャパン、2008、特別付録宇宙船イヤーブック2008。
  2. ^ a b c 超全集 2008, p. 97, 独占手記 東映プロデューサー塚田英明氏
  3. ^ a b c d 「『獣拳戦隊ゲキレンジャー』チーフプロデューサー塚田英明インタビュー」『東映ヒロインMAX』 Vol.5、pp.50 - pp.51。
  4. ^ a b c 「塚田英明プロデューサーロングインタビュー」『ハイパーホビー』2007年6月号 vol.105、p.14 - p.15。
  5. ^ a b 山田耕司(発言者)「戦隊ロボ証言集〜デザイン現場からのメッセージ〜」『TOY HISTORY』 pp.92 - pp.95。
  6. ^ a b c 『バンダイナムコホールディングス』決算短信(最終更新確認:2010年10月11日)(2003年中間p.10 (PDF) )(2004年中間p.9 (PDF) )(2003-2004年間・2005年中間p.5 (PDF) )(2005年間p.3 (PDF) )(2006年中間p.3 (PDF) )(2006年間p.3 (PDF) )(2007年中間p.3 (PDF) )(2007年間p.2 (PDF) )(2008年中間p.2 (PDF) )(2008年間p.2 (PDF)
  7. ^ 『テレビ朝日公式』2008年2月10日臨獣殿ロン(最終更新確認:2008年4月23日)
  8. ^ 『テレビ朝日公式』2008年2月10日ストーリー【修行その49】(最終更新確認:2008年4月23日)
  9. ^ NiKiNiKi! 2007, p. 24, 塚田英明(文)「理央×メレ」
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  58. ^ 『東映特撮 YouTube Official』獣拳戦隊ゲキレンジャー[リンク切れ]

参考文献[編集]

主に製作者のインタビュー掲載書を抜粋。児童書・キャスト関連のものは省略。

書籍
  • 『獣拳戦隊ゲキレンジャー超全集』 小学館〈てれびくんデラックス 愛蔵版〉、2008年ISBN 978-4-0910-5117-2
  • 『獣拳戦隊ゲキレンジャー パーフェクトファンブック PiKaPiKa』 朝日新聞出版、2008年。ISBN ISBN 978-4-0221-3821-7
  • 『獣拳戦隊ゲキレンジャーキャラクターブック. 1 (NiKiNiKi!)』 朝日ソノラマ、2007年。ISBN ISBN 978-4-2570-3744-6
  • 『SENTAI HERO SUPER VISUAL : スーパー戦隊30シリーズ記念写真集』 徳間書店、2007年。ISBN ISBN 978-4-1973-0124-9
ムック
  • 『東映ヒーローMAX』辰巳出版、2007-2008
    • 主な掲載号:v.20 (2007 winter) - v.24 (2008 winter)
  • 『東映ヒロインMAX. v.5』辰巳出版、2007、ISBN 978-4-7778-0387-3
  • 『戦隊ロボTOY HISTORY : 1979〜2007』ホビージャパン、2007、ISBN 978-4-89425-504-3
雑誌
  • 『特撮ニュータイプ』角川書店、2007-2008
  • 『月刊トイジャーナル』東京玩具人形問屋共同組合、2007-2008(※業界誌)
  • 『フィギュア王』株式会社ワールドフォトプレス、2007-2008
  • 『月刊ホビージャパン』ホビージャパン、2007-2008
  • 『ハイパーホビー』徳間書店、2007-2008、雑誌コード 17465

外部リンク[編集]

テレビ朝日 日曜7時台後半
スーパーヒーロータイム第1枠 / ニチアサキッズタイム第2枠)
前番組 番組名 次番組
轟轟戦隊ボウケンジャー
(2006年2月19日 - 2007年2月11日)
獣拳戦隊ゲキレンジャー
(2007年2月18日 - 2008年2月10日)
炎神戦隊ゴーオンジャー
(2008年2月17日 - 2009年2月8日)