パワーレンジャー・タイムフォース

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パワーレンジャー・タイムフォース』(Power Rangers Time Force)は、アメリカ合衆国のテレビドラマ。日本の特撮テレビドラマシリーズ「スーパー戦隊シリーズ」の英語版ローカライズ作品[1]パワーレンジャーシリーズ」の第9シーズンであり、第7作目である。本作は『未来戦隊タイムレンジャー』がベースとなっている[2]2001年2月3日から同年11月17日まで[3]フォックス放送内のFox Kidsで放送された。略称は「PRTF」、「タイムフォース」。

ストーリー[編集]

現在と未来の運命をかけたパワーレンジャーの戦いを描く。

概要[編集]

原作のストーリーがアメリカ側スタッフに評価された事から、前作までと違い、細かい設定やストーリーは原作とほぼ同じであるが[2][4]、クォンタムレンジャー(タイムファイヤー)が死亡しない等原作よりも悲劇的な要素は薄い[2]

東映鈴木武幸はビジネス面で不振となった原作と異なり、アメリカでの評判は良く、玩具の売り上げも高かったと述べている[5]

ハッピーエンドを原則とするアメリカにおいて、原作どおりに仲間が離れ離れになるラストにするなど、アメリカのタブーに挑戦した作品となった[4]

登場人物[編集]

パワーレンジャー[編集]

レッドが財閥の御曹司で父親に反発して家出をしている、ブルーが元レーサーであるなど設定はほぼ原作と同じ。しかし、クォンタムレンジャーの設定は原作のタイムファイヤーと少し違っている。

ウェス・コリンズ/レッドレンジャー
財閥の御曹司だが、父親とは意見の違いから家出をしている。未来から来た他の4人と共に表向きでは何でも屋を経営しつつ、未来世界の刑務所から解き放たれた犯罪者やモンスターと戦う。
パワーレンジャー・ワイルドフォースでは、父親が設立した私設警備隊シルバーガーディアンの一員になっていた。
ルーカス・ケンダル/ブルーレンジャー
元レーサー。
トリップ/グリーンレンジャー
睡眠をほとんどとらない原作のシオンとは逆に睡眠時間が長めの特殊な体質。
ケイティ・ウォーカー/イエローレンジャー
怪力の持ち主。
ジェン/ピンクレンジャー
過去に恋人のアレックスを殺されている。やがてウェスに惹かれていき、アレックスへの想いの間で揺れ動く。
エリック・マイヤーズ/クォンタムレンジャー(タイムファイヤー)
途中から加わった戦士。私設警備隊シルバーガーディアンの一員である。
アレックス
未来世界のレッドレンジャーでジェンの恋人。戦死するが・・・。

その他[編集]

サーキット(タック)
ミミズク型サポートロボット。時間移動の際パワーレンジャー達が乗っていたタイムマシンに同乗していた。タイムフォースメガゾード発進の要請を含む未来への通信をすべて一手に受け持つ。なお原作では渋く低い声であったが、本作では少年のような高い声で話す。
Mr.A・コリンズ
ウェスの父親でとある財閥のトップ。私設警備隊シルバーガーディアンを設立する。原作の浅見渡にあたる人物。
ルイス・フェリックス医師
未来世界の医者。善意からランシックのために血清を作るが、彼によって殺害された。

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未来世界の犯罪者[編集]

ランシック
未来世界の犯罪者。アレックス達の活躍で逮捕されたがナディラの手により脱走し、未来から現代にタイムスリップしてくる。肉体から武器を取り出す能力を持っている。出生に悲しい秘密があり、生きるためには特殊な血清が必要。
パワーレンジャー・ワイルドフォースでは、逃亡中に出会った3体のオルグに与えられたものであったことが判明する。
ナディラ(リラ)
ランシックの娘。ビームガンとバリアを発生させるマントが武器。衣装は原作のリラの衣装よりも露出度が高い。
グルート(ドン・ドルネロ)
ドジなコメディリリーフ。ランシックが脱走した際にその場にいたことから彼の部下となる。ナディラに片思いしている。終盤でフラックスが暴れる中、悪化する事態から逃れるように自らを冷凍圧縮する。
フラックス(ギエン)
科学者ロボットで、モンスターや囚人を巨大化させる機能を持つ。機械こそがこの世で最も優れた存在と考えており、ロボットを見下すランシックのことを快く思っていない。だが、実は彼はロボットではなく、ルイス・フェリックス医師がサイボーグへと改造された姿であった。自分の正体と過去を知ったことからランシックに対する復讐を企み始める。
モコン(フラン)
 未来世界の刑務所で圧縮冷凍されていたモンスター。第6話で再登場し、冒頭でパワーレンジャーと戦い巨大化して倒された。
ジェターナ(ジェッカー)
フィアログ(ナバル)
マンタモビル(キース)
テンタクロウ(ベリト)
サムハイブ(ハイドリッド)
 ランシックの過去の映像に登場していたモンスター。
ラビットコン(ゲーマルク)
メディコン(ドク)
ファット・キャットフィッシュ(マッドブラスト)
ポリス・ミュータント(アーノルドK)
トロニコン(ノヴァ)
イズオート(サンドーラ)
ヴェクシコン(ブラスターマドウ)
エレクトロピート(ウーゴ)
電気を吸収する能力を持つモンスター。ケビンが作ったエレクトロブースターの最大パワーの一撃でパワーを失った。フラックスによって巨大化されるも、タイムフォースメガゾードによって倒された。
レッドアイ(ルージュ)
ユニヴェルト(ジャグル)
ブリックネック(ハマー)
コマンドコン(マスターハンター)
クロスロックス(ドゴール)
タートルコン(ゲンプ)
ノタコン(DDラデス)
コンウィッグ(メイデン)
ダッシュ (バロン)
コンテンプトラ(バーベラ)
アイアンスパイク(オーグ)
アルトルイリコン(ナボコフ)
シネコン(グロカン)
スティーリックス(アベル)
ヴェノマーク(エンボス)
セーブラックス(ボーグ)
メカニナン(ストラウス)
アンジェルコン(ゴウガン)
ミラコン(ユーゲント)
カメリコン(ドーパ)
サーピコン(ゲート)
サイクロボット(ゼニット)
フラックスが作ったロボット戦闘員。

第3勢力[編集]

ブラックナイト
邪悪な騎士。正義の騎士、ホワイトナイトを殺害し、魔法の箱を盗み出すが、純粋な心を持っていなかったため、箱を開けることが出来なかった。そして、街を襲撃して暴れる。その力は強大でパワーレンジャーを圧倒するが、ホワイトナイトの魔法の箱に秘められていた戦いの炎の力を手に入れてレッド・バトル・ウォリアーを装着したウェスによって倒された。
バイプラ
パワーレンジャー・ライトスピード・レスキューに登場した女性指揮官。クァーガノンの封印を解くが、結局は敗れた。
クァーガノン(ボリピエール)
封印されたスーパーデーモン。蘇ったバイプラがランシックに依頼して盗ませたアミュレットの力で封印を解いた。ライトスピードレスキューレンジャーとタイムフォースレンジャーによってバイプラ共々倒された。
デーモン・ウォーリアー
バイプラ配下の戦闘員。

メカニック[編集]

タイムフォースメガゾード(タイムロボ)
タイムフライヤー(タイムジェット)
タイムフライヤー1(タイムジェット1)
タイムフライヤー2(タイムジェット2)
タイムフライヤー3(タイムジェット3)
タイムフライヤー4(タイムジェット4)
タイムフライヤー5(タイムジェット5)
タイムシャドウメガゾード(タイムシャドウ)
クォンタレックスメガゾード(ブイレックスロボ)
トランスワープ(プロバイダス)
ベクターサイクル
本作オリジナルの専用バイク。
ドラゴントロン(Gゾード)
マックスアクス(メカ・クライシス)
ドゥームトロン(ネオ・クライシス)

アイテム[編集]

クロノモーファー(クロノチェンジャー)
クォンタムモーファー(Vコマンダー)

キャスト[編集]

レギュラー・準レギュラー[編集]

  • ウェス・コリンズ/レッドレンジャー(声)、アレックス:ジェイソン・ファウント
  • ルーカス・ケンダル/ブルーレンジャー(声):マイケル・コポン
  • トリップ/グリーンレンジャー(声):ケビン・クラインバーグ
  • ケイティ・ウォーカー/イエローレンジャー(声):デボラ・エステル・フィリップス
  • ジェン・スコッツ/ピンクレンジャー(声):アイルランド・カーヒル
  • エリック・マイヤーズ/クォンタムレンジャー(声):ダニエル・サウスワース
  • サーキット(声):ブライアン・シッダール
  • Mr.A・コリンズ:エドワード・アルバート
  • キャプテン・ローガン:ロイ・ヴェルナー
  • マイケル・ザスケン医師:ケン・メルクス
  • ランシック:ヴァーノン・ウェルズ
  • ナディラ:ケイト・シェルドン
  • グルート(声)、ナレーション(2話):ニール・キャプラン
  • フラックス(声):エディ・フライアーソン

ゲスト出演者[編集]

  • 裁判官:リック・マンシーニ
  • 運転手1:マイケル・バルー
  • 運転手2、旅行ガイド:ルーベン・ラングダン
  • 警官:タダシ・コンドウ
  • フィリップス:ダグラス・フィッシャー
  • 護衛:エディ・ペレス
  • セールスマン:ジェリー・コキッチ
  • シェフ:フィリップ・ペルジェロン
  • アイヴァン:ジョー・メダリス
  • アンカーマン:ジョナサン・リヒター
  • デリバリー・ボーイ:ベイン・ドナルド
  • ピクケッティ:デイヴィッド・ピリス
  • フランキー:ダニー・ターナー
  • TVリポーター:グレイ・デュビン
  • 監督:ハーヴェイ・シャイン
  • 助監督:ニック・ゴメス
  • フランキー・チャン:横山和博
  • 映画の王女:二城永子
  • 老導師:タク・クボタ
  • Dr.ルイス・フィッシャー:ジェフ・グリッグス
  • ジミー:クリストファー・グレン
  • テーラー:ニコラス・ゲスト
  • テレサ:テレサ・サンニコラス
  • メカナウ人間体:ロバート・アクセルロッド
  • カーター・グレイソン、コンウイングの声:ショーン・Cw・ジョンソン
  • チャド・リー:マイケル・チャトゥランタバット
  • ジョエル・ローリングス:キース・ロビンソン
  • ケルシー・ウィンズロウ:サーシャ・ウィリアムズ
  • ディナ・ミッチェル:アリソン・マッキニス
  • ライアン・ミッチェル:レット・フィッチャー
  • アンジェラ・フェアウェザー=ローリングス、メインフレームコンピューター(声)、タイムマシンコンピューター(声):モニカ・ルーレンス
  • バイプラ:ジェニファー・L・イェン

ゲスト声優[編集]

スーツアクター・スタント[編集]

スタッフ[編集]

放映リスト[編集]

話数 サブタイトル 登場ミュータント、他 監督 脚本
1 Force From The Future Part I ランシック
モコン
坂本浩一 ジャド・リン
ジャッキー・マーチャンド
2 Force From The Future Part II ランシック
ナディラ
フラックス
グルート
3 Something To Fight For ジェターナ
4 Ransik Lives フィアログ
サムハイブ
林海象
5 A Blue Streak マンタモビル
6 A Parting Of The Ways モコン
テンタクロウ
ワース・キーター
7 Short Circuited ラビットコン
メディコン
8 Jen's Revenge ファット・キャットフィッシュ 坂本浩一 ジャド・リン
9 The Time Shadow イズオート
トロニコン
10 Future Unknown ヴェクシコン ジャド・リン ジャド・リン
ジャッキー・マーチャンド
11 Uniquely Trip レッドアイ
エレクトロピート
アイザック・フロレンティーン
12 Worlds Apart ユニヴェルト
13 The Quantum Quest ブリックネック 坂本浩一
14 Clash For Control, Part I コマンドコン
15 Clash For Control, Part II アイザック・フロレンティーン
16 Bodyguard In Blue クロスロックス 坂本浩一
17 The Legend Of The Clock Tower ポリス・ミュータント 細谷ヨシフミ ジャド・リン
18 Trust And Triumph タートルコン
悪のパワーレンジャー
坂本浩一 ジャド・リン
ジャッキー・マーチャンド
19 Trip Takes A Stand ノタコン アイザック・フロレンティーン
20 Quantum Secrets コンウィッグ 横山誠
21 The Last Race ダッシュ アイザック・フロレンティーン
22 Love Struck Rangers コンテンプトラ ワース・キーター
23 Full Exposure アイアンスパイク
アーティルコン
24 Movie Madness, Part I シネコン 坂本浩一
25 Movie Madness, Part II
26 Time Force Traitor スティーリックス
27 "Frax's Fury ヴェノマーク
28 Dawn Of Destiny セーブラックス
ドラゴントロン
ワース・キーター
29 Fight The Fate ドラゴントロン
30 Destiny Defeated
31 Undercover Rangers メカナウ 坂本浩一
32 Beware The Knight ブラックナイト
33 Time For Lightspeed バイプラ
クァーガノン
34 Reflections Of Evil ミラコン
幻アンジェルコン
幻レッドアイ
幻アイアンスパイク
ジョナサン・ヅァクワー
35 Nadira's Dream Date カメリコン ワース・キーター
36 Circuit Unsure サーピコン
37 A Calm Before The Storm マグザクス
38 End Of Time, Part I ドゥームトロン 坂本浩一
39 End Of Time, Part II
40 End Of Time, Part III

ノミネート歴[編集]

  • 2002年デイタイム・エミー賞サウンドミキシング賞候補:チャック・ブッシュ(サウンドミキサー)、エドワード・F・スキ(リレコミキサー)[14]

ゲーム[編集]

Power Rangers Time Force
PC版(2001年1月1日発売。開発はKnowWonder Digital Mediaworks)[15]ゲームボーイカラー版(2001年4月発売。開発はナツメ[16]PlayStation版(2001年夏発売。開発はTHQ[17]ゲームボーイアドバンス版(2001年12月20日発売。開発はVicarious Visions)[18]の4種類がTHQから発売された[18][16][17][15]。GBA版は2005年3月30日にPower Rangers Dual Packとして『Power Rangers Ninja Storm』とセットにされた商品が販売された[19]

脚注[編集]

  1. ^ 「パワーレンジャー」新シリーズの製作配給契約をサバン・キャピタル・グループと締結”. 東映プレスリリース (2010年5月19日). 2014年3月12日閲覧。
  2. ^ a b c 「緑の章 World パワーレンジャー」『スーパー戦隊 36LEGENDS』 日之出出版、2012年、94 -97頁。ISBN 978-4891988623
  3. ^ 戸澤好彦構成 「スーパー戦隊放映リスト」『25大スーパー戦隊シリーズ完全マテリアルブック 下巻』 勁文社2002年、111頁。ISBN 978-4766941081
  4. ^ a b 山崎優(取材・構成)「SPECIAL Interview 坂本浩一 『パワーレンジャー』を語る」、『東映ヒーローMAX』Vol.42、辰巳出版2012年、 76 - 77頁。
  5. ^ 大前京太郎(構成・文)、NIRDY(構成・文)、ヤス(構成・文)「ガオレンジャーVSパワーレンジャー」、『フィギュア王』No.44、ワールドフォトプレス2001年、 31頁、 ISBN 978-4846523183
  6. ^ 前田浩 プロフィール”. O.S FACTORY. 2007年12月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年8月20日閲覧。
  7. ^ Tomohiko Akiyama”. インターネット・ムービー・データベース. 2011年9月6日閲覧。
  8. ^ インタビュー・秋田英夫「パワーレンジャー NOW!!」、『宇宙船』Vol.122、ホビージャパン、2008年10月、 98頁、 ISBN 978-4894257726
  9. ^ Namihei Koshige”. インターネット・ムービー・データベース. 2011年9月6日閲覧。
  10. ^ HirooMinami.com/南 博男/Stunt_Resume”. 南博男公式サイト. 2012年8月20日閲覧。
  11. ^ The Stunt Guild of New Zealand » Hiroo Minami”. スタント・ギルド・オブ・ ニュージーランド公式サイト. 2012年2月28日閲覧。
  12. ^ Terence J. Rotolo”. インターネット・ムービー・データベース. 2011年9月6日閲覧。
  13. ^ Nicole Randall”. Stunt Directory and Professional Stunt Registry. 2013年7月21日閲覧。
  14. ^ Power Rangers Time Force (2001) - Awards”. インターネット・ムービー・データベース. 2014年3月12日閲覧。
  15. ^ a b Power Rangers Time Force”. IGN. 2014年3月12日閲覧。
  16. ^ a b Power Rangers Time Force”. IGN. 2014年3月12日閲覧。
  17. ^ a b Power Rangers Time Force”. IGN. 2014年3月12日閲覧。
  18. ^ a b Power Rangers Time Force”. IGN. 2014年3月12日閲覧。
  19. ^ Power Rangers Dual Pack”. IGN. 2014年3月12日閲覧。