魔法戦隊マジレンジャーの登場人物

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スーパー戦隊シリーズ > 魔法戦隊マジレンジャー > 魔法戦隊マジレンジャーの登場人物

魔法戦隊マジレンジャーの登場人物(まほうせんたいマジレンジャーのとうじょうじんぶつ)では、特撮テレビドラマシリーズ『魔法戦隊マジレンジャー』に登場する架空のキャラクターを記述する。

地上界[編集]

小津家 / 魔法戦隊マジレンジャー[編集]

天空聖者が地上人と結婚、誕生した一家。遭難した父親以外は地上人として暮らしていたのだが、インフェルシアの地上侵攻を機に母親が魔法使いであることを明かし、母親が行方不明となる直前に子供たち全員も魔法使いとなり、そして終盤で父親の弟子が次女と結婚したことにより一家で戦隊を形成する魔法家族が誕生した。

マジトピアの掟で、魔法使いや天空聖者は一般人に正体を明かしてはいけないというが決まりがある。一方、インフェルシアには正体を隠すようなことはせず、変身後も本名で呼び合っている。そのため敵味方双方からマジレンジャーと呼称されることは少なく、様々な呼ばれ方をされている。

Final Stage(最終回)では最終決戦(2006年)から一年後(2007年)の生活が描かれた。

子供たち[編集]

天空聖者と地上人のハーフ。兄妹は全員、トップとチェーンを繋ぐ金具部分に「M」のロゴが入ったペンダントを身に着け、Stage24でヒカルから彼の家に代々伝わっていたお守りの指輪を贈られて以降は、右手中指にそれを着けている[1]。魔法使いは自身と契約した天空聖者を師匠として修行をする描写があるが、5人の場合は劇場版まで直接会ったことはなかった。天空聖者は皆現時代の5聖者守護隊である。

名前の頭文字を年齢順に並べると「(『小津=オズ(蒔人)・(芳香)・(麗)・(翼)・かい(魁)」

戦隊シリーズの定番となっている「戦士の名乗りのシーン」は、今までレッドが最初に名乗りを上げていたが、本作では長男(グリーン)、長女(ピンク)、次女(ブルー)、次男(イエロー)の順番になっており、最後に三男の末っ子(レッド)が名乗りを上げる[2][3]

小津 魁(おづ かい) / マジレッド
演:橋本淳
キャッチフレーズ「燃える炎のエレメント
分類「赤の魔法使い
小津家三男、末っ子の17歳。現役高校生という歳の若さに加え「無茶しすぎる」という理由から母から唯一マージフォンを与えられなかったが、自身の勇気からマージフォンを出現させたことで正式にマジレンジャーとなる。
得意な魔法は物質変換をする練成術。5聖者守護隊の炎を司る天空聖者フレイジェルの力によってマジレッドに変身、さらに魔法大変身で炎の剣を持つマジマジン・マジフェニックスに2段変身する。
普段は桐東高校の2年生で、所属しているサッカー部(ポジションはフォワード)のマネージャー・山崎由佳に想いを寄せている。勉強はあまり得意ではない。末っ子のせいかまだまだ子供っぽいが、それゆえストレートな性格の持ち主で、正義感に篤い。思いついたら即行動のタイプだが、先走って早合点になることもしばしば。また父の記憶がほとんどないことに寂しさを感じることもある。蒔人と芳香を「〜兄ちゃん(姉ちゃん)」と呼んでいるが、麗と翼のことは「小さい姉ちゃん(兄ちゃん)」を略してそれぞれ「ちい姉(ねえ)」、「ちい兄(にい)」と呼んでいる。
父と同じ炎の系統のエレメントを持っているためか、5人中で最も高い潜在能力を持っている。ン・マとの最終決戦後は、インフェルシアと人間界をつなぐ「インフェルシア親善大使」になり、髪型も赤いメッシュを入れるなどやや荒めに変化した。
2011年放送の『海賊戦隊ゴーカイジャー』第2、3話にもゲスト出演。
小津 翼(おづ つばさ) / マジイエロー
演:松本寛也
キャッチフレーズ「走る雷(いかずち)のエレメント
分類「黄色の魔法使い
小津家次男の第4子で19歳。魔法薬の調合を得意とし、様々な薬や魔法を調合・開発する従来のメカニックポジション。5聖者守護隊の雷を司る天空聖者ボルジェルの力によってマジイエローに変身、さらに魔法大変身で空を駆けるマジマジン・マジガルーダに2段変身する。
常に冷静沈着で洞察力に優れ勘が鋭く、兄妹の中ではもっとも現実的に物事を見るタイプで、他の兄妹やヒカルも動揺する事態にすら冷静に対処することも。ただし、気障でいささかな無愛想な態度と、皮肉をよく口にすることがあることから誤解を招くことも多く、そのせいか人付き合いは苦手。「俺(蒔人)が居ない時は次男のお前(翼)が長男だ」と幼い頃から、兄・蒔人に教え込まれ反発していたが、姉たちを守れずパニックに陥ってしまったことも。なお、蒔人を「兄貴」、芳香と麗を「〜姉(ねえ)」(「芳姉」、「うら姉」)、魁を呼び捨てでそれぞれ呼んでいる。
先述の通り「蒔人がいないときは翼が長男」ということもあってか、サブリーダー的存在。現在の職業は劇中では語られていないが、高校時代はボクシング部に所属しており、全国大会に出場した経験もあることからプロボクサーを目指しているとのこと。しかしマジレンジャーとしての活動のため、一時的にジムを辞めていた。ン・マとの戦いを終えてからは髪型を変えた彼がトレーニングに励んでいる描写がある。マジスティックボーガンを武器とするため、スナイパーとしての自負を感じさせる台詞もある。
次作『轟轟戦隊ボウケンジャー』のVシネマ、『轟轟戦隊ボウケンジャーVSスーパー戦隊』にも登場。
小津 麗(おづ うらら) / マジブルー
演:甲斐麻美
キャッチフレーズ「揺蕩(たゆた)う水のエレメント
分類「青色の魔法使い
小津家次女の第3子、20歳。魁が父親似なら彼女は母親似で、近い属性(水≒氷)のためか母と同じ占いを水晶玉を使って行える。ただしいくつか制限があり、自分のことは占えない(第六感は優れているようだが、くじ運なども悪い)。5聖者守護隊の水を司る天空聖者スプラジェルの力によってマジブルーに変身、さらに魔法大変身で水中戦を得意とするマジマジン・マジマーメイドに2段変身する。
大らかで真面目な性格。幼少の頃から成績優秀かつ姉の芳香が頼りないせいか、深雪からも母親代わりを期待され、両親不在時は彼女が母親位置を務める。
常に聞き役に徹する反面、真面目すぎるために逡巡したりすることも多く(後に吹っ切れて以来、度々オーディションを受けに行っているという描写もある)、真面目さゆえに猪突猛進するなど自分の悩みを溜め込んでしまうタイプで何かの拍子でそれを爆発させたら手に負えない。普段は穏やかだが怒らせると怖く、相手に手を上げることも少なくない。落ち込むと鍋磨きをする癖がある。幼い頃の魁のイタズラが原因でカエルが苦手。ヒカルとは次第に恋愛関係を窺わせる描写が多々見られ、終盤でついに告白の上結婚式を上げる。そして新妻のまま最終決戦に挑んだ。最終決戦後はヒカルとともにマジトピアで暮らしている。
小津 芳香(おづ ほうか) / マジピンク
演:別府あゆみ
魔術属性及びキャッチフレーズ「吹きゆく風のエレメント
分類「桃色の魔法使い
小津家長女の第2子で22歳。変身呪文を得意とし、「変わりま〜す!」の合図で呪文を詠唱するとマジピンクのマークの付いた扇風機大砲、ノックマシン、彼女の前髪を除いた顔を浮かび上がらせられる郵便ポスト、フロントライトにまつ毛が付きナンバープレートにマークの付いた車、コショウ瓶やラジオ、果てはバンキュリアやティターンなど、無機物有機物サイズ大小問わず変身してみせるが、色まではごまかせない(全体がピンクだったり、体の一部がピンクだったりする)。5聖者守護隊の風を司る天空聖者ウインジェルの力でマジピンクに変身、さらに魔法大変身でやはり変身能力が武器のマジマジン・マジフェアリーに2段変身。5人の必殺技の1つ「マジレンシュート」に使うボール「マジレンジャーボール」も彼女が変身する。
自由奔放な性格で、天然ボケな小津家のムードメーカー。自らを「芳香ちゃん」と呼ぶことが多く(麗も姉をそう呼んでいる)、弟妹を名前に「ちゃん」付けで呼ぶ(兄である蒔人だけは「お兄ちゃん」と呼ぶ)。気分屋で思い込みが激しいお節介屋で、恋愛話になると「恋のキューピッド」を自称して「小さな親切、大きなお世話」レベルの余計な手出しをするほど(翼曰く「芳姉は当てにならない」。事実、このお節介が魁と由佳のデートを大失敗に導いて、魁を激怒させた)だが、他の兄妹同様心優しく、身近な人の危機に直面した時はいつもとは違う芯の強さと頑張りを見せる。その思い込みの激しさの割には先入観はあまりないため、その行動力で敵側だった冥府神ティターンの心をも動かし、彼を改心させた。モデルを職業としているが奔放な性格のせいか、仕事は多くない様子。それでもボーイフレンドは多く、魁と翼には10回はウエディングドレスを着られる(くらい候補者がいる)と称され、実際劇中では十五股交際をやってのけていた(しかも本人曰く、「(いつもより)ちょっと少ない」)。家事全般は全くできなかったが、最終決戦後は料理についてはそれなりにできるようになっていた。「やっほー」が口癖。
2012年放送の『海賊戦隊ゴーカイジャー』最終話にもゲスト出演。
小津 蒔人(おづ まきと) / マジグリーン
演:伊藤友樹
キャッチフレーズ「唸る大地のエレメント
分類「緑の魔法使い
小津家長兄の24歳。リーダーであるが、「伝説の五色の魔法使い」では緑が最後尾[4]であることにやや不満を持っている模様。自宅近くに「アニキ農場」という畑を持っている農場経営者で、家計は事実上彼一人で支えている。植物と心を通わせたり操ったりする「植物魔術」が得意。5聖者守護隊の大地を司る天空聖者グランジェルの力でマジグリーンに、さらに魔法大変身で怪力を武器とするマジマジン・マジタウロスに2段変身、「マッスルグリーン」と言う筋肉質体型に変身することが可能。一見すると大雑把な性格だが、翼によれば無駄な破壊をしない的確な攻撃を行うらしい。
明朗快活で、大きく広い心の持ち主。常にマイペースだが、5兄妹の父親代わりらしく常に皆を気遣い、ここ一番に頼れる熱い好青年。ただし、すぐ下の妹・芳香同様にやや思いこみが激しい面があり、熱血バカ的な行動をして兄妹を振り回すこともあるのが玉にキズ。
料理担当で腕もピカイチだが、「アニキサラダ」と称する特製サラダに始まり、材料が野菜に偏って肉類をあまり使わないという、ベジタリアンな傾向がある。小学生の頃は野球少年だった。流暢に英語を操ることができるが、これは将来ブラジルに「大アニキ農場」を作る夢を持ち、まずは海外留学なら英語だろうと勉強したため。しかし、世界の平和と弟妹の幸せのために現在はその夢を封印している[5]

両親[編集]

天空聖者のブレイジェルと地上人の深雪が出会い、結ばれた夫婦。諸事情(各項目参照)で離れ離れになるが、昔と変わらず愛し合っている。

小津 深雪(おづ みゆき) / マジマザー
演:渡辺梓
キャッチフレーズ「煌く氷のエレメント
分類「白の魔法使い
女手一つで5人の子供を育てあげた小津家の大黒柱。夫が行方不明になったのを期に魔法使いとなる。力を授けたのはマジトピア最長老で、伝説の五色の魔法使いたちの直系の弟子である氷の天空聖者・スノウジェル。長年修行を続けたことから魔法使いとしての能力と経験は高く、夫を含む天空聖者同様そのままの状態での巨大化が可能。
インフェルシア復活直後、単独で冥獣トロルを倒すなど奮戦するも、魔導騎士ウルザードとの戦いに敗北。彼の体に氷の羽根を突き立てて姿を消すが、ことある毎に5兄妹の前に幻として現れ、彼らを支える言葉を残していく。行方・生死ともに不明だったが、後に氷の羽根によってウルザードが一瞬ながら本来の記憶を取り戻し(次項目参照)、当時できる範囲での力を使いマルデヨーナ世界「魂たちの花園」に光と化して彼女を飛ばしていたことが判明、生存が明らかとなった。その後、偶然見つけた冥府神トードによってコレクションに加えられていたが、終盤でようやく復活し、子どもたちの元に帰ってくる。
魔法戦隊マジレンジャーVSデカレンジャー』では、ドギー・クルーガー白鳥スワンとは、古くからの友人であり、ドギーの行きつけのカレー屋で知り合ったことが明かされている。
ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦』にも登場[6]
小津 勇(おづ いさむ) / ウルザードファイヤー / 天空聖者ブレイジェル[7]
演:磯部勉
キャッチフレーズ「猛る烈火のエレメント
天空聖界でもその名を知らない者はいないとされ、生きながらにして伝説として語り継がれる勇者。先代5聖者守護隊で、息子の魁に力を貸すフレイジェルの先輩に当たる。地上名は小津勇、5聖者守護隊という任務の都合上子供たちにはめったに帰ってこられない父親の素性を探検家と説明し、行方不明になった理由を「南極で遭難した」と伝えている。普段会えない分、一緒に居る時は精一杯一緒に居るよう心がけ、蒔人が野球少年だったのはこの時が影響している。
剣技と魔法ともに優れ巧みに操る最強の天空聖者にして、勇猛果敢で冷静沈着、心・技・体を兼ね備えた誇り高き最高の戦士。勇者と称されたのは天空聖界切っての実力者だからではなく、彼の内に秘める熱き思い、信念、そして自ら信じる勇気と屈強な意志が、誰しもが認め尊敬と信頼を得たことに由来する。
15年前、地上世界と家族を守るために3人の弟子を引き連れインフェルシアと戦い、鬼神の如き戦い振りでようやく冥獣帝ン・マのところまで辿り着きなんとか封印する所までこぎつけたが、封印直前に負傷の隙を突かれて呪縛転生の魔法をかけられ、魔導騎士ウルザードとして洗脳された。それ以降の動向はウルザードの紹介を参照。
終盤、冥府神との戦いで冥府の奥深くに落ちた際に深雪の手によって助けられる。そして、赤きウルザード「天空勇者ウルザードファイヤー」へと超天空変身を遂げ、窮地に陥っていた魁たちを助ける。弟子のヒカル(サンジェル)を連れてン・マを倒そうとして返り討ちにあったが、最終的には家族全員の協力を獲て討伐に成功する。ようやく再会できた家族と自分の弟子が結婚式を上げた時には、「あの小さかった麗が…」と涙ぐんでいた。
『スーパー戦隊199ヒーロー大決戦』にもウルザードファイヤーとして登場。

婿とその他の家族[編集]

ヒカル / マジシャイン / 天空聖者サンジェル
演:市川洋介
キャッチフレーズ「輝く太陽のエレメント
スーツカラーはゴールド。小津兄妹の先生。ブレイジェル(勇)の弟子であり、天空大聖者マジエルの御側付の天空聖者。名は全て光に由来。
魔法猫スモーキーが閉じ込められているマジランプ、巨大ロボット・トラベリオンに変形するトラベリオンエクスプレス、空飛ぶ絨毯・スカーペットなど多くのアイテムを所有。変身アイテム・グリップフォンに変身用のマジチケットを改札することで金色の鎧をまとった戦士「天空勇者マジシャイン」となる。鎧を脱ぎ捨てサンジェルの姿となった際は、スピードを活かした戦いを主体とする。
15年前の戦いの際、師匠ブレイジェルと二人の兄弟弟子と共にン・マ討伐のためインフェルシアへ向かうが、天空聖者ライジェル(後の魔導神官メーミィ)が裏切り、戦いの末ミイラ化して封印するが、自分もライジェルの魔法でカエルにされてしまい、以後ライジェルと、スモーキーの棲家であるマジランプとともに洞窟に逼塞していた。後に小津5兄妹によって発見され、青の魔法使い(=麗)のキスによってライジェルの呪縛を解かれ、今まで独学で修行していた5兄妹の教師として小津家に居候することになる。
地上での姿は二十代半ばの青年。「ヒカル」と言う地上名は芳香がカエルの時の彼に付けた名前で、これをそのまま使っている。単に人間社会に慣れていないだけなのかもしれないが、いささか天然ボケ気味の面がある。実年齢は500歳とのこと。
登場以降は司令官的な役回りも持ちマジトピアの言い伝えなどから、兄妹の行動を制止しようとするも、自信を持った彼らになかなか受け入れてはもらえなくなってしまう場面も見られる。自身でも完璧な先生ではないのは悩みの種であったが、兄妹と触れ合う中で共に成長していった。次女の麗とは次第に想いを寄せ合うようになり、終盤には彼女からはっきりと想いを告白され、紆余曲折を経て麗の気持ちに答えて結婚、晴れて小津家の一員となった。
ン・マとの戦いでは、師の勇(ブレイジェル)とともにン・マと対決したものの、敗れて死亡。しかし、バンキュリアの不死身の力によって蘇生され、今度は家族全員でン・マを撃破した。最終決戦後は麗とともにマジトピアで暮らしている。本人は語っていないが、次期最長老候補。
『魔法戦隊マジレンジャーVSデカレンジャー』では江成仙一(デカグリーン)に見初められ姶良鉄幹(デカブレイク)と共に女装姿を披露。
『轟轟戦隊ボウケンジャーVSスーパー戦隊』にも登場。
マンドラ坊や
声:比嘉久美子(次回予告ナレーションも兼任)
小津家の「魔法部屋」から発見された、伝説の妖樹マンドラゴラの鉢植え。深雪から後事を託されており、5人にマジトピアの伝承を歌って聞かせたり、魔法で生成するアイテムについてアドバイスを送ったりする。鉢ごと空中に浮かんで移動することが可能。伝説通り、鉢から引き抜くと悲しみに襲われ、この世のものとは思えない叫び声を上げ命を奪うのだが、魔法使いや天空聖者なら気絶や絶叫する程度で済む。
「〜でござりますです」と喋るのが特徴で、芳香・麗からは「マンちゃん」、魁からは「マン坊」、蒔人・翼からは単に「マンドラ」と呼ばれている。逆にマンドラ坊や自身が他人を呼ぶ時は「〜ちん」(「魁ちん」など。スモーキーのみ「スモーちん」)と呼ぶ。劇場版では「THE SKY」のマジチケットによって巨大化して天界まで伸び、5人をマジトピアに導いた。
番組のエンディングでは、マンドラ坊やがその回に登場した新しい呪文について解説するコーナー「魔法呪文講座」[8]が挿入される。時々小津家(ヒカル含む)やスモーキーらに割り込まれたり、ナイとメアに出番を乗っ取られたり、果てはン・マの触手で連れ去られたこともある[9]。2005年10月以降はスモーキーとともにスーパーヒーロータイムとしてのエンディングにも登場し、その週の『仮面ライダー響鬼』の内容についてミニトークを行う。玩具DVDキャラデコなどのTVCMにも出て、宣伝も行っていた。
魔法猫スモーキー
声:草尾毅
ヒカルが所有するマジランプの中に閉じ込められている魔法。普段はランプから顔だけを出しているが、全身像はマッチョな体にアラビア風の衣装を着込んでいる。
マジトピアの火山の煙から生まれ、当初は悪事を働いていたが、宝物庫を荒らしていた際に「消滅の箱」の呪いを受け、外では3時間しか生きられなくなってしまう。しかし、ヒカル(サンジェル)によって魔法のランプの中へ避難させられ、それからは呪いを解くために人々の願いを叶え続けることになった。
小津5兄妹には偉そうな態度をとるが、主人であり命の恩人でもあるヒカルには頭が上がらない。そのことからヒカルのことを「ダンナ」と呼んでいる。
巨大化する能力を持ち、その際はマジキングよりも大きくなる。トラベリオンエクスプレス内ではランプの中同様自由に動けるらしく、石炭補給係やトラベリオンの一時的な運転を務める。わりとイタズラ好き。
小津家の兄弟に対しては兄弟間での位置(蒔人なら長男)を呼んでいたが、バンキュリアの策略で他の兄弟に疑いと仲の亀裂が生じた時、自分を最後まで信じてくれた麗のみ名前で呼ぶようになった。
作中では冥府神ダゴンの攻撃から麗を庇って一度死亡するが、バンキュリアの力でヒカルや勇共々復活する。
必殺技はマジシャインとともに放つ「スモーキーシャイニングアタック[10]
『轟轟戦隊ボウケンジャーVSスーパー戦隊』にもダンナことヒカルとともに登場するが、明石暁(ボウケンレッド)らにプレシャス(ハザードレベル285)として確保されそうになった。

準レギュラー[編集]

山崎 由佳(やまざき ゆか)
演:平田薫
魁が所属するサッカー部のマネージャー。魁曰く「頭もよく、学校のアイドル」。
魁は彼女が好きで彼女も魁のことが嫌いではないのだが、命の恩人である「愛しの赤の魔法使い様(=マジレッド)」がもっと好きなため、魁は「正体を明かしてはいけない」というマジトピアの掟との狭間で苦悩する。一方の彼女自身は、劇場版にてインフェルシアに自分を助けに来たマジレッドのある行動が地上にて魁が行った行動と同じものだったことをきっかけにマジレッドの正体が魁であることに気づき、Final Stageではン・マと戦うマジレッドを応援している。
『海賊戦隊ゴーカイジャー』第50話にもゲスト出演。

天空聖界マジトピア[編集]

天空聖者[編集]

リン / ルナジェル
演:山内明日
魔術属性及びキャッチフレーズ「冴える月影のエレメント
天空大聖者マジエルの御側付。人間体の外見は10代後半の少女。ブレイジェルの3人の弟子の一人で、15年前のインフェルシアとの戦いの際、自分の命を鍵にして冥府門を閉ざす魔法“鍵魔法”をかけたものの、ライジェルの裏切りにより記憶を失い、マジトピアに帰れないままとなっていた。
前述の経緯のため、インフェルシアから「門の鍵」と呼ばれる。地上名の「リン」とはブレスレットについていた鈴の音にちなんで魁がつけた名。
魁と出会い暫く一緒にいた時期にバンキュリアに襲撃された際、翼が作った「思いやりのある思い出し薬」の効力により、失っていた記憶が復活する。
単独で巨大化したり、バンキュリアをあっさりと倒すほどの強さを持つが、ウルザードには苦戦していた。しかし魁の活躍によって、無事にマジトピアへの帰還を果たす。
その後も5兄妹がレジェンドパワーを取得した際など、度々人間界に姿を現している。
スノウジェル
声:潘恵子
魔術属性及キャッチフレーズ「煌めくのエレメント
マジトピア創世記の「原始の天空聖者」の1人で、天空聖界の最長老。普段は揺りかごに入った子どものような姿をしているが、戦闘時には人型の戦闘形態に変身する。
普段は自ら作り出したマルデヨーナ世界「嘆きの海」で隠遁生活を送っている。原始の呪文の使い手で、かつてマジマザー=小津深雪に力を貸していた。また、ヒカル=サンジェルにはいずれマジトピアの長・天空大聖者を継がせようと考えている。
当初はかつての戦友である深雪が敵に破れたこともあり、力と戦いに虚しさを感じ、彼女の子どもたちには力を与えることを渋っていたが、彼らの勇気が五色の魔法使いに重なり、伝説の後継者に相応しいと判断、レジェンドパワーを授けた。
更に冥府神ドレイクの地上侵攻の際には、自ら人間界へ登場。ヒカルに試練を与えると同時に、自らもマルデヨーナ世界の隠れ家である「沈黙の雪原」を舞台にマジレンジャーとともにドレイクと戦った。地上でのドレイクとの戦闘では優れた体術で戦いを優位に進めたが、老いと長い間のブランクで劣勢に立たされた。
マジエル
演:曽我町子
天空聖界マジトピアの長で、冥府神同様に見上げる程の巨大な姿を持つ。当初は中立を保つ考えで魔法を授ける以上の地上の戦いに干渉せず、劇場版でも助力を求めにきた小津兄弟たちへの協力を拒んでいた。深い思慮と慈悲の持ち主で風格も感じさせるが、意外にお茶目な性格。
TV本編の終盤でマジトピアに攻めてきた絶対神ン・マと一戦を交えた。
当初は男性という設定で岡田眞澄が演じる予定だったが、劇場版クランクイン直前に岡田の食道癌が発覚したため曽我が代演することになった。

マジトピアの生物[編集]

マジトピアには言葉を話す魔法猫や魔法植物などがおり、各島、各世界に存在する。

マンドラ坊や
魔法猫スモーキー
詳細は#地上界を参照。
一角聖馬ユニゴルオン
マジトピア、地上、インフェルシアを自由に行き来できる唯一の手段。ブレイジェルの愛馬で、彼の失踪後は誰にも懐かなかった。普段は一本角の生えた白馬の姿をしているが、巨大戦時には本来の巨大な姿になる。劇場版で初登場し、後にTV本編のstage34で再登場した。
作中では登場しないが、玩具ではマジフェニックスだけでなく、ウルザードとも合体可能。

地底冥府インフェルシア[編集]

地底の奥深くに存在する闇のベールに包まれた世界で、力が支配する冥獣と冥獣人の帝国。15年前、地上支配を目論み侵攻しようとしたが、天空聖者ブレイジェルらによって阻止され、インフェルシアの帝王ン・マは封印された上、地上へ続く冥府門の扉も閉ざされた。だが現代、封印が弱まったことによって再び侵攻を開始。ン・マの復活と地上支配のために冥獣や冥獣人を送り込む。インフェルシア内部は何層もの階層に分かれており、下にいる者ほど身分が高い。働き次第では、ゾビルからでも幹部に昇格できる。力のある強者には地位と栄誉を与え、力なき弱者には過酷な世界と死を与える、弱肉強食の徹底的な完全実力主義社会。

敵組織としては最後まで壊滅しておらず、最終回では冥府神スフィンクスを中心に改革を進めており、地上世界やマジトピアとの交流も進んでいる。

冥獣帝[編集]

冥獣帝ン・マ
声:塩野勝美
インフェルシアの最深部(謁見の間より更に深い部分)にいる、インフェルシアの帝王。タコ状の体をしており、頭蓋骨の様な巨大な頭と触手を持つが、完全には覚醒しておらず、身体の一部を幹部たちに授けている。人語ではなく唸り声のみを発しているが、幹部たちにはその感情や意思が理解できている。
自身も、数々の強大な闇の力を有し、呪縛転生の魔法でブレイジェルを洗脳していた。
当初はブランケンには冥府門の鍵の探索、メーミィの復活後は自身の復活のための作戦を命じた。後にメーミィの作戦でマジレンジャーからレジェンドパワーを奪い、不完全ながらも覚醒したが、記憶を取り戻し、呪縛転生の魔法から解放されたブレイジェルの封印魔法を受けたことで魂としてその身に取り込まれ、絶対神への転生を阻まれた。
絶対神ン・マ
声:浪川大輔
  • 身長:56.3m(縮小時:250cm) / 体重:27.7t(縮小時:123kg)
冥府十神の尽力によって、ティターンの肉体を礎に絶対神として転生した姿。
インフェルシアの全てを司る恐怖の絶対神であり、冥獣帝の頃とは異なり人型の姿を持ち、人間の言葉を話すことができる。
その意思は虚無と飢餓であり、頭部の巨大な口から全てを喰らい尽くすことができる秘密の力を有する。また、撓る光の鞭や硬化させた槍など、数々の触手攻撃を用いる。
最終決戦では、単独でマジトピアを壊滅させ、地上界に降り立った後は自分とマジレンジャーの周囲の時間を喰らうなど、圧倒的な力を見せ付けたが、最後はマジレンジャーの必殺呪文「マージ・マジ・マジェンド」を受けて、生まれて初めて飢餓が満たされながら消滅していった。

幹部[編集]

凱力大将ブランケン
声:江川央生
  • 身長:263cm(巨大時:50.3m) / 体重:143kg(巨大時:27.3t)
インフェルシアの最高司令官である初代最高幹部。怪力の持ち主で剛力無双の強さを誇る闘将。冥獣帝ン・マに対し絶対の忠誠を誓っている[11]
元々は一ハイゾビルでしかなかったが、体の半分以上を機械に改造し、数々の死線を乗り越え戦い抜いて勝利したことで現在の地位を手に入れたインフェルシアの精神を具現化した叩き上げの軍人。そのため部下からの信頼は厚いが、性格は荒々しく短気で非情であり、弱きものは徹底的に叩きのめされるというインフェルシアの掟の下、失敗した者・敗北した者に対しては、容赦なく制裁を加える。冥獣帝ン・マの牙を底皇剣(ていおうけん)ヘルファングとして授かっている。怒りが頂点に達すると頭部をはじめとする体中から蒸気を噴出する。
ハイゾビル3,000人以上と評される強大な力を持っていた(そのためか、地上に出てきた際は最初から巨大化していた。)がために、ウルザードの魔法力なしでは地上へは出られなかったが、そのウルザードとは険悪な関係にあった。最前線で指揮を執るのを好むようだったことから、地上に出られず怒りを溜めていて、封印を解くのを邪魔をするマジレンジャーを「魔法使いのガキども」と称し、途轍もなく憎んでいた。
一度、ウルザードの策略により地上への出現に成功し、圧倒的な力でマジレンジャーを圧倒するが、膨大な魔法の力を発揮したマジフェニックスにインフェルシアへ強制送還され、ウルザードの魔法でも地上に出現できなくなってしまう。その後は中々地上へ出られず怒りが溜まっており、蟲毒房三冥獣に冥府門を開ける鍵を見つけ出させようとした結果、冥獣スケルトンが遂に冥府門の鍵を見つけ、冥府門が出現した際は門が開ききっていない門を強引にこじ開けた事で再び地上に出現。冥獣ガーゴイルとの連携と「ヘルファング地獄斬り」でマジキングを合体解除にまで追い込む。その後は魁がリンを助け出すまでの時間稼ぎとしてガーゴイルを倒して挑んできたマジドラゴンを破り、マジマジンに分かれたマジレンジャー4人を圧倒する。しかし、リンを助けた魁がバリキオンを連れて帰還し、友情合体したファイヤーカイザーのファイヤースピンブレードを受ける。再びマジキングと交戦するが、最期はマジキングの「魔法家族斬り」を受け敗北した。
魔導神官メーミィ / 天空聖者ライジェル
声:高戸靖広
  • 身長:243cm(巨大時:92.8m) / 体重:95kg(巨大時:72.4t)
中盤より登場。ン・マの命令でインフェルシアに招かれ、ブランケンに代わる最高幹部となった。
一人称は「」。常にオカマのような口調で話し、作戦が失敗したりすると「不愉快」とヒステリーを起こす。
その正体は、かつてサンジェル(ヒカル)・ルナジェル(リン)とともにブレイジェルの弟子であった、先代5聖者守護隊の雷を司る天空聖者ライジェル。15年前、ブレイジェルらとともにインフェルシアと戦ったが、その時既にン・マに与しており、ブレイジェルたちを倒すために暗躍していた。
冥府門封鎖後、ルナジェルを襲撃してその記憶を奪うが、サンジェルとの戦いでミイラにされ、封印されてしまう。しかしマジレンジャーの5人が封印のキーを解いてしまい、ン・マの力を受けて「メーザ・ザザレ」の呪文で完全に復活した。ブランケンが冥府門を開くことに固執していたのを教訓にしてか、ン・マの肉体を完全に覚醒させることを優先している。また、力押しの作戦を好むブランケンとは対照的に頭脳派であり、本拠地から指揮を執り、策略を廻らし作戦を進ませることを好む。他の天空聖者たちが「魔法は正義のために使うもの」と考えているのに対し、彼は「魔法は欲望をかなえるために使うもの」と考えている。
元天空聖者であるためウルザードのものに似た呪文を使う。増大した魔法力で邪悪で強力な魔法を振るい、時には命を操る禁断の魔法を使うことにも躊躇がないが、体は乾涸びたミイラのままであるため、あまりに魔法を多用すると著しく疲労する。
ウルザードやブランケン同様ン・マの爪を与えられており、扇に変化させた状態で武器として使っている。初戦でマジレンジャーの前に姿を現した時は、マジレンジャーを上回る魔法力で彼らを圧倒した上、巨大戦ではマジキング以上の巨大な姿で大いに苦戦させた。
作戦は悉く打ち破られていったため、最終作戦を決行。合体冥獣人キマイラをトラベリオンから奪った魔力で作り出し、自身は15年前の因縁を晴らすべくヒカルと対決。自ら申し渡した「デュエル・ボンド」という天空聖者に伝わる正々堂々とした決闘方式で戦うも、堂々とルールを無視し、彼を圧倒する卑怯ぶりを見せ付けるが、ヒカルの反撃に押され敗北。冥府神の復活を予言しながら最期を遂げた。
ライジェルの姿の時はマスクをしており、邪悪な本性が表れる時はマスクを取り素顔を表す。メーミィとして復活してからもライジェルの姿に戻ることは可能。
『轟轟戦隊ボウケンジャー VS スーパー戦隊』では、かつて世界を危機に陥れた3人の邪悪な巫女の1人として時の魔神クロノスによって復活する。
モチーフはミイラ男であり、「メーミィ」も英語でミイラ男を意味する「マミィ」(mummy)から来ている。
妖幻密使バンキュリア
声:渡辺美佐
  • 身長:212cm / 体重:88kg[12]
インフェルシアの女スパイ。種族はクイーンヴァンパイア(真祖)。
あらゆる結界を無効化する能力を持っており、ウルザードの魔法に頼ることなく自由に地上に出る事ができるためブランケンにスパイとして召集された。
ヴァンパイア(吸血鬼)の女王たるその力は凄まじく、下手な魔法では傷一つ負わず、通常のヴァンパイアが弱点とする太陽の光も全く苦にしない。また、彼女自身の特別な能力として、完全に倒されても夜になるだけで自動蘇生するという不死身の力を持つ。この力は他者に分け与える事も可能で、(肉体が残っていれば)あらゆる死者をたちどころに蘇らせ、全ての傷を瞬時に癒すことができる。吸血鬼らしく、相手の血を吸うことで自身の下僕たる吸血鬼に変える能力も持ち、序盤はマジレンジャーを苦しめた。普段はナイとメア(=ナイトメア)という2人の人間の少女の形態に分離しているが、分割後の姿では力はおろか、知性までも分割されるため普段の力は全く発揮できない。16話ではウルザードに強化され、呪殺の暗黒自動弓銃破滅の爆裂大回転砲で武装した[12][13]
普段は高飛車に振舞い、口数が多く、自信家然とした姿を見せ、戦闘の際は狡猾な一面をのぞかせるが、実は相当な寂しがり屋で、弱体化することが分かっていながら力と知性を二分割したのは、不死身の自分だけが生き続けてきた数千年以上の期間に痛感した孤独による寂しさと退屈を少しでも慰めるため。また、非常に仲間思いであり、ブランケンが倒された時にはその死を悼んでおり、ウルザードに何度か助けられた際は親近感を見せた。
ブレイジェルがン・マを封印した際の大爆発に巻き込まれたが不死身のため生き残り、その際に偶然見つけだした予言の書に導かれ神々の谷に到着、ワイバーンの口添えにより密偵として冥府神に仕えることになる。
終盤では「人間たちの勇気の素晴しさは無限」というスフィンクスの粛清される前の言葉に心を動かされ、最終的にスフィンクスとともにン・マに反旗を翻し、ン・マとの戦いで死亡した勇・ヒカル・スモーキーを蘇生させ、マジレンジャーの勝利に貢献した。最終決戦後は、スフィンクスやゾビル達とともにインフェルシアの改革に尽力している。
ウーザフォンにより一時的にウルザードの魔法を使用していた。その後ウーザフォンはウルザードに回収されたが、最終回では小津家との通話の際にウーザフォンと同形状の携帯を使用していた。
2012年公開の劇場作品『海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』にも登場。
ナイ
演:ホラン千秋
バンキュリアが2人の少女形態に分離した際の1体。パンクファッションに身を包み、会話の際には主導権を握る。分離するためか、能力は元の状態の1/2に半減する。ギターを弾くこともある。
メア
演:北神朋美
ナイとともに、バンキュリアが2人の少女形態に分離した際のもう1体。ゴスロリファッションに身を包む。会話の際にはナイに追従する。当初は大抵ナイの言葉の最後を繰り返すだけだったが、やがて彼女の発言の後に口を開くのが基本になった。やはり能力は1/2に半減する。ベースを弾くこともある。
魔導騎士ウルザード
声:磯部勉、岡本美登(スカイシアター
  • (巨大化時)身長:26.3m / 胸厚:8.5m / 肩幅:17.5m / 体重:900t
魔導馬バリキオンを従える闇のエレメントを持つ「黒(紫)色の魔法使い」。闇の魔剣ウルサーベルとン・マから授かった右目が埋め込まれた盾ジャガンシールドを武器としている。また、ブランケンの死後はマジレッドにへし折られたウルサーベルに代わり、ヘルファングを引き継いでいる。単独で巨大化することが可能で、バリキオンと合体することでウルケンタウロス、更に闇の覇王と言われるウルカイザーとなることができる。
騎士道精神を持っており、卑怯な戦いを嫌い正々堂々な戦いを好む。また、マジレンジャー(特にマジレッド=魁)の潜在能力に興味を示し、マジレンジャーを試すかのように何度も戦い、闇の力の素晴らしさを説きマジレンジャーをインフェルシアに迎え入れようとした。マジマザーを倒したかに思われたため小津5兄妹にとっては仇であるが、己が不利な状況にあり、味方の支援で形勢が逆転すると承知していても、「騎士道精神に反する」としてマジレンジャーを助けたり、不利な状態の彼らを救うために助言することもあった。そのためインフェルシア内部からも不審がもたれ、魔法力を差し出して忠誠を誓わされると言うこともあった[14]
その正体は天空聖者ブレイジェル=小津勇がン・マに呪縛転生の魔法をかけられ、ン・マに絶対忠誠を誓い配下となった姿。後に5兄妹の勇気の力と家族の絆によって記憶と本来の姿を取り戻し、復活寸前のン・マを自らの体内に封印。以後は再びウルザードの姿として、冥府神と戦う子どもたちを影から支えた。終盤の動向はウルザードファイヤーの紹介を参照。
魔導馬バリキオン
全長:56.5m / 全高:35m / 全幅:21m / 体重:3100t / 出力:1500万馬力
ウルザードに付き従う地底冥府の馬。普段は黒い馬の姿をしているが、巨大戦時には本来の巨大な姿になる。ウルザードの呪文「ウー・ウル・ザザレ」により召還され、更なる呪文により前記のような合体をとげる。しかしバンキュリアの策謀から自分を助けてくれた魁=マジレッドのことは戦士と認めているようで、マジフェニックスと合体して幻の魔神ファイヤーカイザーになったり、マジフェニックスとともにルナジェルを天空聖界まで送り届けたこともある。

冥府兵[編集]

冥府兵ゾビル
地位は最下級の雑兵。身長:200cm。破壊本能のみで行動する。手柄を立てたり、働き次第でハイゾビルに昇格できる。
名前の由来は「ゾンビ」+「デビル(悪魔)」。[要出典]
『海賊戦隊ゴーカイジャー』の劇場作品、『スーパー戦隊199ヒーロー大決戦』にも登場。黒十字王の手によって復活したダゴンに率いられ、歴代戦隊ヒーロー達と戦った。
冥府伍長ハイゾビル
地位はゾビルより上の上級兵。身長:200cm。幹部らの命令に従事する。ゾビルより知能が高く、行動隊長を務める。部隊に分かれてゾビルたちをまとめる。ゾビルが手柄を立て昇格したケース等多数存在する。また、ブランケンのように幹部に昇格したケースも有る。

冥獣[編集]

地底冥府に巣食う獣。ブランケンにより選び出され、地上に送り込まれる。その大きさ・姿・知能などは種によって異なるが、人の言葉は話さない。大きさは大概人間大だが、最初から巨大な姿をした者も居る。また、冥獣たちを戦わせるインフェルシアの牢獄「蠱毒房(こどくぼう)」で生き残った最強の3冥獣のオーガ・グール・スケルトンは「蠱毒房三冥獣」と呼ばれ、蠱毒房で倒した他の冥獣たちの血肉を喰らい、様々な能力を得るうちに、バンキュリアと同じく魔導陣を使わず地上を自由に出ることができる特異体質となり、自ら巨大化することができる様になった[15]

冥獣人[編集]

中盤から登場。インフェルシアにおける地位は冥獣と同一もしくは少し上らしいが、一般の冥獣より知能が遥かに高く、人間の言葉を話す。また、種族名だけでなく各個体ごとに固有の名前を持っていることでも、一般の冥獣と大きく異なっている。一部には自力で巨大化した者もいる。そのほとんどは15年前の戦いでブレイジェルによって封印されていたが、メーミィによって封印が解かれた。ン・マ復活の作戦を遂行するために選び出され、地上に送り込まれる。後に現れたサムライ・シチジューロー、セイレーン・ネリエス、コボルト・ブルラテス、イエティ・ズィー、は「冥獣人四底王」と呼ばれ、冥府三大大戦の一つ・暗黒谷の決戦にて最後には封印されてしまったものの、一時はブレイジェルをギリギリまで追い込んだと言われる強豪である。 

冥府神[編集]

後半から登場。インフェルシアの伝説に伝わる怒りと災厄の邪悪な神々。『神々の谷』を本拠地とする。『冥府十神』とも呼ばれている。

最大の目的は地上界と天空聖界に神罰を下し、冥獣帝ン・マを『闇の戒律』と『神罰執行』で自分たち神々の頂点に立ち絶対的で超越した存在『絶対神ン・マ』として転生・復活させること。「裁きの石板」により選ばれた各冥府神は『神罰執行神』として神罰を執行する。執行の際、或いはマジレンジャーと戦う際に自らルールを定める。掟は絶対であり、それを守れなかった場合は『闇の戒律』に従って死を選ぶこととなる。ン・マのために行動していた冥獣や冥獣人に比べると共通した思想・行動理念を持たない。そのため、相互の対立が後を絶たず、メンバー間の仲は最悪といえる。身長を自由自在に変えられるがインフェルシアでの本拠地では常に巨大な姿で大きな足音を立てる。

彼らは天空聖者ではないが、自らのマルデヨーナ世界を持っている者もいる。

塚田英明プロデューサーによれば、彼らのコンセプトはズバリ「平成版デルザー軍団」である。

二極神[編集]

「インフェルシアの盾と矛」と言われており、最も偉大とされ最強とされる。

スレイプニル
声:梅津秀行
  • 身長:58.1m(縮小時:258cm) / 体重:26.6t(縮小時:118kg)
冥府神随一の攻撃力を誇り、豊富な武器・技を持ち華麗で完全な攻撃力から「インフェルシアの矛」と言われ、冥府神の中で実力は最強と恐れられる馬車を駆る騎士の冥府神。一方で防御力も高く、オーディーンシールドはマジレジェンドのスクリューカリバー・ファイヤートルネードも防ぎきる。ダゴンからは戦士の中の戦士と称されており、ワイバーン曰く一番頼りになる存在。
馬の力を司り、恐るべき馬力と素早い脚力を兼ね備える他、2頭の魔導馬に引かせた魔導馬車を駆り、車輪で全てを瓦礫と化す。
ン・マ転生を同じく望んでいるダゴンとは固い信頼関係に結ばれており、普段の戦術はダゴンに任せている。ドレイクとは対照的に寡黙で重厚な性格だが、ン・マ転生に懐疑的な意見を聞くと激しく怒る。
ン・マ復活後に第8の『神罰執行神』として選ばれ、「魔導馬車・八脚突進による地上界の蹂躙」というルールを定め神罰執行を行った。
モデルは北欧神話の八本脚の馬「スレイプニル」。
仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』にも登場。
武器
  • オーディーンスピアー
  • オーディーンシールド
  • シグルドサーベル
  • 魔導馬車(本編では冥府馬車と呼称)
得意能力
  • フレンジー・スピアー・クラッシュ
  • 魔導馬車・八脚突進
ドレイク
声:矢尾一樹
  • 身長:59.2m(縮小時・263cm) /体重:27.5t(縮小時:122kg)
インフェルシアの荒ぶる英雄と言われているドラゴンの冥府神で、「インフェルシアの盾」と呼ばれている。その呼び名はインフェルシア一堅い竜神の鱗でできた鎧を身に着け、冥府神随一の絶対的な防御力を持つことに由来する。しかし「盾」の名に反して、守るより戦いを好む無頼の神であり、冥府神の中で一番血の気が多く、ン・マの転生よりも自身の闘争本能の満足を優先しがち。ワイバーン曰く一番の乱暴者。
太い四肢で重い剣を乱暴に振り回し、自らの闘気をエネルギー弾として放出することができる。また首を伸ばしたドラゴンの姿で空を飛ぶことも可能。戦闘は相手の攻撃で傷付くことがない防御力を生かし、敵の攻撃を全く無視して暴れ回り敵を痛め付けると言うのがもっぱらでマジレンジャー達を圧倒する。しかし首の後ろまでは鎧に覆われておらず、そこが唯一の弱点となっており、その弱点をマジレジェンドの攻撃を受け、苦しんでいたところをにトラベリオンのデストラクションファイヤーを受け自らの敗北を認めないまま消滅した。
第4の『神罰執行神』で、「体内エネルギーを臨界まで高め、一気に爆発させて地上界を消し去る」というルールを定めた。
ゴーゴンの最期の台詞や、彼女が倒された際苛つくなど、恋愛関係があったような描写がされていた。
モデルはドレイクの別称である「ドラゴン」。
『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』にも登場。
武器
  • 竜神の鎧
  • 竜神の剣
得意能力
  • 竜闘気爆炸球
  • 竜撃急降下

三賢神[編集]

賢く知略に優れ冥府神の監理を任せられる。

ダゴン
声:大塚明夫
  • 身長:54.3m(縮小時・241cm) / 体重:25.0t(縮小時:111kg)
魚の頭部を持つ冥府神。冥府十神の実質的リーダー格で、二極神も彼の命令に従う。厳格な性格で、ワイバーン曰く「怒らせると一番怖い存在」。
地上界に対しては、その強さはこの世で起こりうる様々な恐怖を生みだすことができると言われており、策士としても優れている。粛清の矛を使い、格闘戦でもマジマザーを凌ぐ実力を見せ付けた。
信じるものは自分と絶対神ン・マだけで、その転生を優先するあまり、時には自らの権限で戒律を捻じ曲げることも多く、スフィンクスにこれを非難されると、「今は俺が戒律だ」と言い放つなどン・マ転生のためには手段を選ばない。神罰執行神には選ばれていない。
体に付いている鱗はセンサーや通信機のようになっていて、それを付けられた者の居場所が判る。
モデルは旧約聖書クトゥルフ神話に登場する魚の姿をした神「ダゴン」。
『スーパー戦隊199ヒーロー大決戦』、『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』にも登場。
武器
  • 粛清の矛
得意能力
  • 運命の知らせ
  • 三つ又の赤い闇
スフィンクス
声:寺瀬今日子
  • 身長:52.0m(縮小時・231cm) / 体重:23.8t(縮小時:106kg)
黒猫のような冥府神。規律に厳しい性格で、闇の戒律を遵守することに最も拘り、戒律を守るために他の冥府神の行動にも審判の様に常に目を光らせ監視する役割を担っている。ワイバーン曰く「美しい女神で一番賢い」。その評の通り、冥府神の中で最も頭が良く、様々なことに疑問を持ち考えを張り巡らせる。
眼鏡を着用しており、普段は丁寧な口調で話すが、時に恐ろしく豹変して口汚く凄むこともある。知的なイメージとは裏腹に、獅子を模した巨砲・ウィズダムカノンは凄まじい破壊力を持つ。また竜巻を発生させ、トードに魂を入れ替えられた者を元に戻す能力を持つ。
戒律を破る者は二極神であろうと毅然とした態度をとるが、ダゴンだけには逆らえない。ゴーゴンやドレイクの行動には不信感を抱き、特にゴーゴンとは犬猿の仲だった。
マジレンジャーとの戦いの中で、本来ならば敵わない筈の冥府神を倒し続けたことで、彼らが持つ勇気と絆の力の素晴しさに興味を持つようになる。最終的に彼らの実力を認め、地上界を残すことを提案するが、ン・マの命令により不本意ながら第7の『神罰執行神』に選ばれてしまう。自らの都合よく戒律を破ったダゴンへの疑念と、マジブルーの言葉に心を動かされ、執行する筈だった「巨砲大破壊」の神罰を放棄したため粛清されたが、彼女の「魔法使いの生み出す勇気は無限」という言葉に心動かされたバンキュリアに助けられ、ダゴンを倒しン・マに決別を宣言し、マジレンジャーに味方した。ン・マとの戦いの後は、自らが中心となってインフェルシア改革を進めている。
モデルはギリシア神話に登場する怪物「スフィンクス」。
武器
  • ウィズダムカノン
得意能力
  • クローズレンジ・バースト
  • ライオニック・ブレイド
ゴーゴン
声:田中敦子
  • 身長:49.6m(縮小時・220cm) / 体重:23.7t(縮小時:105kg)
大蛇の化身である冥府神。ナイとメアは彼女が一番苦手。ワイバーン曰く「妖艶な女神であるが一番ずる賢い」。
ン・マの復活には否定的で、自分より弱い相手を甚振るのを好む。とても狡猾で頭が良く、残忍で冷酷と正に蛇のような執念深い性格をしているため、生真面目なスフィンクスとは非常に仲が悪い。
巨大な盾を持ち、ここから噛みついた相手を石にする能力を持つ無数の蛇を放つことができる。また巨大な大蛇の姿に変化でき、獲物に絡みついて頭から丸飲みにすることを好む。
第3の『神罰執行神』で、神罰のルールは「盾からばら撒いた蛇を増殖させ、盾の瞳が光った時地上の生物に一斉に噛み付き、石にしてしまう」。これに失敗した後、新たなルールとして自分に有利なマルデヨーナ世界の「長きものの庭」に誘い込み、ヒカル、翼、麗、蒔人を丸飲みにし残りの魁と芳香を始末しようと目論むも、魁と芳香の魔法によって丸呑みした四人の解放を許してしまう。マジレンジャー達をたたきつぶすため巨大化、盾の力で無数の蛇を召喚するも、トラベリオンによって盾を奪われ、その隙にマジレジェンドのファイヤートルネードを受け消滅した。
他の冥府神よりもドレイクとは親しい関係にあったらしく、ドレイクを嗾けてマジシャインを倒させようとしたり、恋人同士のように振る舞っていた。
モデルはギリシア神話に登場する蛇女「ゴーゴン」。蛇を使って他者を石化するなど、ゴルゴン三姉妹の一人メドゥーサの特徴も取り入れている。
武器
  • 妖しい微笑みの盾
得意能力
  • アナコンダ0(ゼロ)ボディ
  • スネーキン・クロール「もの言わぬ石と化せ」

五武神[編集]

主に武力に優れ、戦いを専門とした武闘派の神々とされる。

ティターン
声:小形満
  • 身長:63.5m(縮小時・282cm) / 体重:34.9t(縮小時:155kg)
冥府神一の巨躯と怪力を誇り、雷の力を操れる。極端に口数が少ないため、ワイバーン曰く「何を考えてるのか解らない存在」。またパワー=怪力だけで言えば二極神をも凌駕するが戦いを好む性格ではなく、無益な殺生はしない。時にはナイとメアにも気をかけてやる心の余裕を持つ。そのため本来の力を見せることは少ないようであり、それを知っていたのもダゴンのみに限られていた。
普段はあまり真意を見せることはないが、ン・マ転生は正しいことと信じていた。ン・マの魂をブレイジェルが内包していることを知り、それを奪いに行くダゴン、ワイバーンとともに同行するとダゴンの命令で参戦してあっさり圧倒する。
第6の『神罰執行神』として選ばれた際、自らが定めた神罰は「巨大な光球で地上の電気を吸収し、その力が溜まり切った時に投下して、地上界を一瞬で滅ぼす」と言う物だった。しかし元々純粋な性格で冥府神の中で唯一命の大切さを知っており、芳香によって命の尊さを更に深め、友情を教えられ、芳香の説得を聞き入れ神罰を解除する。しかし、ン・マの魂が依り代としてティターンを選んだ際、ン・マに命を献上することを拒んだために裏切り者として他の冥府神から命を狙われ、ン・マの魂を抱えて永遠の眠りにつくためにマルデヨーナ世界「永遠の樹海」の「眠りの湖」へと向かったが、後一歩のところでダゴンに殺されてしまい、ン・マが復活することとなった。彼の行動により、冥獣・冥獣人にはいなかった最初の裏切り者が出たことでインフェルシアを大きく変える出来事の先駆けとなった。
芳香からは髪型から「アフロ君」と呼ばれていた。
モデルはギリシア神話・ローマ神話に登場する巨大な体を持つ神々の総称「ティーターン」。
武器
  • ウラノスとガイアの怒り
得意能力
  • ティタノマキアの光
  • ディオネを守る壁
ワイバーン
声:佐々木望
  • 身長:50.5m(縮小時・224cm) / 体重:23.0t(縮小時:102kg)
気さくでお喋りな性格の、翼を持つ竜の戦士の冥府神。普段は少年の様な優しい物腰で仲間に冗談を飛ばしたりし、バンキュリアに対しても砕けた態度で接するが、闇の戒律に関係することや戦いのことになると性格が豹変し本来の残虐性を覗かせる。一度気に触れると更に凶暴になり、残虐性が増すが、手を顔に当てることで落ち着きを取り戻すことができる。
他の面々を評する観察眼を持っている五武神のまとめ役で腕も立ち、竜の翼によって空から超スピードで襲い掛かる。空中を自分のテリトリーとして、常に相手の死角から戦闘の主導権を掌握し、笑いながら相手を切り刻むことを好む。マジレンジャーたちを「雑魚」と称するが、怒り狂うとレジェンドマジレンジャーの状態から一瞬で変身解除させる威力の球を出すなど、その実力は口先だけではない。
冥府神の中でもダゴン、スレイプニルとともに、ン・マの転生を一際強く願っている。二極神にも恐れず戦いを挑むがダゴンだけは唯一恐れていた。神罰執行神には選ばれていない。
モデルは中世ヨーロッパで創作された、前足の代わりに巨大な翼を持つ飛竜「ワイバーン」。
武器
  • 刹那槍
得意能力
  • 飛竜剣法・散弾月
  • 飛竜剣法・華富
トード
声:平野正人
  • 身長:53.6m(縮小時・238cm) / 体重:36.7t(縮小時:163kg)
非常に食いしん坊な蛙の化身である冥府神。戦闘能力はあまり高くないが、体のイボの中に色々な毒を持ち、人や物を溶かしたり、魂を入れ替えたりする毒を出すことができる。舌を自在に操って獲物を捕食し、時には敵を絡めとり締め上げることもできる。
魂を集めることが趣味で、自分のマルデヨーナ世界である「茨の園」にそれらを大事に茨に包んでコレクションしている。性格は貪欲かつ偏執的で子供っぽく、蛙だけに蛇であるゴーゴンに恐れている。
深雪を茨の園に閉じ込めていた張本人でもあり、一瞬正気を取り戻したウルザードが「魂たちの花園」に光と化して飛ばした深雪の魂を偶然見つけ、「レアたん」と称して捕らえていた。
ゴーゴンが神罰を執行する前に彼女に唆されて一度地上に現れており、その際には魁と芳香の魂を入れ替えた。その後第5の『神罰執行神』として現れた際、神罰のルールとして「地上界の空を冥府蛙の卵で覆い、孵化した無数の冥府ガエルたちで全てを埋もれさせて押しつぶす」を定めた。神罰執行をマジレンジャーに邪魔されたことに怒ってか、彼らを茨の園に連れ去り、サイコロの出た目で進むという双六のようなルール(しかもルールはトードの支配下でコロコロ変わる)で翻弄した。しかし、麗の機転によってゴールを許してしまい、奪い返されそうになった深雪の魂を消滅させて逃亡するが、父と母、そして兄弟5人の家族の絆によって深雪はその姿を取り戻し、マジマザーとマジレンジャー6人の「ファミリー・レジェンド・フィニッシュ」に敗北した。
トード[=Toad]は英語で主にヒキガエルの意味。冥府神で唯一幻獣をモチーフとしていない。
武器
  • 福音のハンマーホルン
能力
  • 魂と体を入れ替える毒
  • 息の音を止める毒…などの様々な毒
  • テッドポール♪レクイエム
サイクロプス
声:置鮎龍太郎
  • 身長:58.3m(縮小時・259cm) / 体重:29.3t(縮小時:130kg)
無機的なメカ風の容姿をした一つ目・一本角の冥府神で、射撃の名手である。冷静沈着な性格で目の赤いランプを点滅させて激昂しても、深呼吸をし親指で顎を撫でることで落ち着きを取り戻すことができる。また、戦いを「狩り」と称し、相手を倒すことだけではなく、相手の精神が壊れる瞬間も楽しむというサディスティックな一面も持つ。
鏡(光を反射する物)の世界に潜む能力を持ち、その中を巧みに移動しながら精密機械のような正確さで敵を追い詰める。相手にダメージを与える黒い通常弾、相手をいぶり出す白い催涙弾、獲物を消し去ってしまう赤い必殺弾(サイクロプスの意思によって、撃たれた者の消滅のタイミングは自由自在)を使い分ける。
第2の『神罰執行神』。神罰のルールは「赤い弾丸による無差別射撃のみで、地上の全てを消滅させる」という物だったが、マジレンジャーにそれを阻止されると「日没までの間、自分の射撃から逃げ切れ」のルールを定め、蒔人、麗、芳香を消滅させ、翼と魁を一度は追いつめる。しかし蒔人のヒントと魁の叱咤を受けた翼の閃きによって、鏡の中に潜んでいることを見抜かれ、最後はマジレジェンドのファイヤートルネードに敗れた。
モデルはギリシャ神話に登場する一つ目の巨人「サイクロプス」。
『スーパー戦隊199ヒーロー大決戦』、『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』にも登場。
武器
  • 一つ目のライフル銃
得意能力
  • 正確無比・スコープアイ・消滅の緋色
イフリート
声:稲田徹
  • 身長:50.9m(縮小時・226cm) / 体重:25.5t(縮小時:113kg)
炎とマグマを操ることができる冥府神で、体内には常に2000℃以上の灼熱のマグマが煮えたぎる。
眼光で睨んだものを一瞬にして焼き尽くす能力を持ち、どんな攻撃もその体に届く前に蒸発してしまうため一度も傷ついたことがない。また体には大きな顔のような模様があり、これの口にあたる部分から巨大なマグマの塊を吐き出して敵を殲滅する。ワイバーンが評するように身も心も熱く性格は激しく直情的である。
第1の『神罰執行神』であり、神罰のルールは「タワーに蝋燭のごとく巨大な炎を灯して人々に懺悔の時間を与え、それが燃え尽きた時に再び現れて全てを焼き尽くす」というもの。その後、マジレンジャーと戦うが、彼らの弱さに呆れ果て、「塔に灯した火が消えるまで生き残れ」と言うルールを定める。一瞬の隙を衝かれた為、巨大化してマジレジェンドと戦うが、戦いにこだわるあまり、塔の火が消えた事を見落とし、それが原因でダゴンに粛清されてしまった。
炎の存在しないインフェルシアで炎を操る能力を持つのは、元天空聖者であったためという裏設定がなされている[16]
モデルはアラビアン・ナイトに登場する炎の魔人「イフリート」。
『スーパー戦隊199ヒーロー大決戦』にも登場。
武器
  • マグマ烈火棍棒
  • マグマ烈火球
得意能力
  • 炎の眼光
  • マグマ炎爆弾

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ ペンダントのトップ部分にはスワロフスキー社製のビーズが使われており、それぞれのエレメントをモチーフにした色・形になっている。また、指輪にもそれぞれのエレメントに対応した色の石が嵌まっている
  2. ^ Stage22など、従来のように、レッドから名乗りを上げることも(つまり、レッド、イエロー、ブルー、ピンク、グリーンと順番が逆になる)稀にある。
  3. ^ 戦隊ヒーローの順番ではレッド→グリーン→イエロー→ピンク→ブルーだった。
  4. ^ Stage3でマンドラ坊やが歌って聞かせた、本作の挿入歌でもある『5人の魔法使い』の歌詞に、「最後に控えし緑色」とある。
  5. ^ 作中では描かれなかったが、コンプリートブックによれば、半年後の時点でブラジル留学の準備は進んでいる様子である。しかし1年後には小津家にいたので、短期のものであった様子。
  6. ^ 変身前と声の出演は無い。
  7. ^ 名は三つの単語から成っており、それぞれ「BLADE(剣)」「BRAVE(勇気)」「BLAZE(焔)」。このことから「剣=ブレイジェルの武器」「勇気=勇」「焔=エレメント」と設定されている。[要出典]
  8. ^ コーナー名はStage1でのマンドラ坊やの発言より。マンドラ坊やの初登場はstage3であるため、ミニコーナーで先行登場という形となり、最初の2話は素性を隠して解説していた。
  9. ^ 特にヒカルの初登場時は、当時天空聖者の使う呪文に関して不勉強だったため、解説のしようがなく泣いていた。また、ナイとメアの場合は、ウルザードやメーミィの使う呪文に関して解説していた。
  10. ^ 演出は『超光戦士シャンゼリオン』のシャイニングアタックがモデル。
  11. ^ マジレンジャーとの最終決戦では、追い詰められた際に更なる地位を渇望していることが判明し、最終的には「冥獣帝」まで登り詰めインフェルシアの頂点に君臨しようとする野望が明らかになったが、作戦行動や公式ホームページとの矛盾があるため真意は不明。
  12. ^ a b 超全集 上 2005, p. 65.
  13. ^ 分離時はナイが暗黒自動弓銃、メアが爆裂大回転砲を使う。
  14. ^ 「ウー・ザザレ」の魔法が使えないはずだが、地上界に姿を見せていたことがあり、またナイとメアがウーザフォンを所持していた、すなわちウルザードが魔法力を差し出していた時期である『魔法戦隊マジレンジャーVSデカレンジャー』では、デカマスター相手に一騎打ちを演じた際、「ドーザ・ウル・ザザード」を使用していた。
  15. ^ 冥獣リーチは例外で、吸収した血の力を利用し、ウルザードの魔法無しで巨大化した。
  16. ^ DVD vol.9の「マジカル美術館」のデザイン担当の篠原保のコメントより。

参考文献[編集]