獣拳戦隊ゲキレンジャーの登場人物

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
スーパー戦隊シリーズ > 獣拳戦隊ゲキレンジャー > 獣拳戦隊ゲキレンジャーの登場人物

獣拳戦隊ゲキレンジャーの登場人物(じゅうけんせんたいゲキレンジャーのとうじょうじんぶつ)では、特撮テレビドラマシリーズ『獣拳戦隊ゲキレンジャー』に登場する架空のキャラクター、並びにその所属組織等について記述する。

概要[編集]

頑健な「体」を誇る野生児だが、幼少の頃から樹海で虎に育てられたため「心」の面は幼い漢堂ジャン(ゲキレッド)。根性が口癖の努力家で強き正義の「心」の持ち主だが、「技」が未熟な女性拳士宇崎ラン(ゲキイエロー)。そして格闘技に精通する理論派であり優れた「技」の持ち主だが、「体」の面に難がある深見レツ(ゲキブルー)。この3人が初期のゲキレンジャーを構成する。彼らの苗字の頭文字を合わせると「カンフー」(かん・ふ・う)となり、3人は心技体のトライアングルで敵と戦う。

中盤からの追加メンバーとして、亡くなったと思われていたレツの兄であり、強い「意志」を持つ深見ゴウ(ゲキバイオレット)、そして遊び人風ながら天賦の「才能」を秘め、獣拳の創始者と同じ拳を使える久津ケン(ゲキチョッパー)の2人が合流する。当初は互いが互いを補い学び合うことで成長することからリーダーは不在だったが、中盤(23話)でラン(イエロー)がキャプテンに任ぜられる[1]。彼ら戦隊チームを、マスター・シャーフーを始めとした七拳聖と、スクラッチ社特別開発室の室長真咲美希が補佐する。

敵陣営では、誰よりも「強さ」を求める臨獣殿の現当主理央、そして理央への無償の「愛」を捧げる若く妖艶な女性の姿をした幹部メレの2人が、主役格として登場する。彼らに道を示す三拳魔は、序盤は封印されており物語の進捗とともに1人ずつ封印が解かれていく。さらに物語中盤から敵の追加メンバーとして、謎めいた金髪の青年ロンが加わる。

激獣拳ビーストアーツ / スクラッチ[編集]

獣拳戦隊ゲキレンジャー[編集]

初期のメンバーは苗字の頭文字を合わせると「カンフー」(かん・ふ・う)となり、3人は心技体のトライアングルで敵と戦う。

レツとゴウの頭文字を合わせると「レッツゴー」となる。

互いが互いを補い学び合うことで成長することからリーダーは不在だったが、中盤(23話)でラン(イエロー)がキャプテンに任ぜられる。

漢堂ジャン(かんどう ジャン) / ゲキレッド
演 / 声:鈴木裕樹 / 声:山田裕貴仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦
キャッチフレーズ:身体に漲る、無限の力 “アンブレイカブル・ボディ”(スーパーゲキレッド時は「過激にアンブレイカブル・ボディ」)
幼少の頃から樹海で虎に育てられた野生児。そのため身元・本名は不明で「漢堂ジャン」は自称[2]。久しく人間と接していなかったため一般常識は乏しく、好奇心旺盛だが精神的には幼い。その分純真無垢で明朗な性格で、弱きを助け悪を憎む正義の心の持ち主。野生児ゆえに「体力」は抜群。また、感情や周囲の状況を鋭敏に受け取る感覚を持つが、頭ではなく体で感受しているため「ニキニキ」などといった「ジャン語」と呼ばれる独特の言語によって表現する。拳聖達を変化している動物の名前で呼ぶ[3]
生まれ持った強烈な激気を美希に見出され、激獣タイガー拳を学ぶと同時にラン・レツと共にゲキレンジャーとして戦うようになり、身元が判明するまではスクラッチ社が身元を引受けることとなる。課題は人と数多く触れ合い、その「心」を成長させること。獣拳合体を始めとするパワーアップのきっかけを掴むことがメンバー中で1番早く、そういった面では他のメンバーを引っ張る存在である。
理央はジャンが自らを唯一下した相手である「白虎の男」の関係者と推測。その推測通りジャンは「白虎の男」ことダンの息子で、樹海の中で暮らしていたのは幼少の頃に暮らしていた獣源郷の近くの村が、15年前に土砂崩れで壊滅したため。これは証拠隠滅を図ったロンが引き起こしたもので、母ナミはジャンを逃がした後、ロンにより殺されている。その直後濁流にのまれたショックでジャンは記憶をなくしたのだろうと美希は推測している。
ロンとの戦いの後は、ロンを封印した慟哭丸の保管と世界中の子供たちに、獣拳を教えるために旅立った。
劇場版 炎神戦隊ゴーオンジャーVSゲキレンジャー』では記憶喪失のため自身の誕生日を知らず誕生日を祝われるなつめを羨ましがった事からゴーオンジャーの面々に「ゴーオンジャーと出会えた記念日(スーパー戦隊誕生日)」と提案され、なつめの誕生日と同じ日にしたようである。
2011年放送の『海賊戦隊ゴーカイジャー』第7話にもゲスト出演。
宇崎ラン(うざき ラン) / ゲキイエロー
演 / 声:福井未菜 / 声:市道真央(仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦)
キャッチフレーズ:日々是精進、心を磨く “オネスト・ハート”(スーパーゲキイエロー時は「過激にオネスト・ハート」)
強き正義の「心」の持ち主で激獣チーター拳の使い手。ゲキレンジャーのリーダー的存在。髪型はポニーテールが特徴的である。激獣拳を学ぶ前は陸上の選手をしていたためジャンを凌ぐ俊足で、スピードを生かした戦法を得意とする。ある時にシャーフーと出会い自分の力を人のために役立てたいということから激獣拳への道を選んだ。曲がったことを嫌う真面目でストレート、かつ勝気で男勝りな性格。自分と反対の考えを持つレツとは口論になることもある。「根性」が口癖の努力家であるが、根性だけでは克服できないこともあるため、今後の課題はその「技」を磨くこと。
大地主の1人娘で、スクラッチには社会勉強という名目で入社していた。母の伶子からお見合いを持ちかけられるも、伶子の考えを変えることに成功する。
深見レツ(ふかみ レツ) / ゲキブルー
演 / 声:高木万平
キャッチフレーズ:技が彩る大輪の花 “ファンタスティック・テクニック”(スーパーゲキブルー時は「過激にファンタスティック・テクニック」)、酒が彩る大輪の花(酔拳時)
優れた「技」の持ち主で激獣ジャガー拳の使い手。ゲキレンジャーのエース。自尊心の高く、洞察力に優れてる。あらゆる格闘技に精通する理論派で、常に新しい技を追い求めている。自分のことを「才能がある」と言ってはばからず、技の未熟な者に対しては水臭い態度をとりがちだが、根底には激獣拳に対する熱い心を持つ。反面、ネガティブな発言をすることもあり、多少悲観的な部分がある様子。華麗な技で敵を翻弄し時には敵すら魅了するが、体力面に難があるため今後の課題は「体」を鍛えること。
かつてゴウと共に教会で育てられており、その当時は控え目で臆病な性格だった。また、若き天才画家として嘱望されていたが、ゴウが愛した激獣拳に感動を求め、スクラッチに入社した。好きな食べ物は後にとっておいて食べるタイプ。自尊心が高く、洞察力に優れてる。
ゴウの事は心から尊敬しており、彼から貰ったお揃いの十字架のペンダントを非常に大事にしており、このペンダントが生存が判明したゴウに自分がレツだと信じさせる事となった。
深見ゴウ(ふかみ ゴウ) / ゲキバイオレット
演 / 声:三浦力
キャッチフレーズ:紫激気(刺激)、俺流、わが意を尽くす “アイアン・ウィル”
物語中盤より登場。亡くなったと思われていたレツの兄。かつて臨獣拳に走ろうとした兄弟弟子の理央を止めるために半擬人化した動物の姿となる禁断の技「獣獣全身変」を使い、そのまま消息を絶っていた。10数年の失踪中の記憶はなく、技の代償として歳も取っていない[4]。狼男の姿でゲキレンジャーの前に現れ襲い掛かるが、「獣獣全身変」が不完全だったため正気を取り戻し本来の姿に戻る。
一見協調性がないように見えて、その実優しい性格の持ち主。口癖は「参ったぜ」「なんてこった」。失踪する前には戦いに巻き込みたくないがゆえに、レツに激獣拳を学ぶことを禁じる約束をしており、レツが激獣拳を学んでいることを知り辞めさせようとするも、レツの成長と戦闘センスを見て激獣拳の拳士として認めるようになる。かつては理央と強い友情で結ばれており、道を踏み外した時には彼を止めるようにという約束も交わしていた。しかし一方では理央にライバルとして見て欲しかったというコンプレックスも抱いている。好きな食べ物は真っ先に食べるタイプ。
修行の段階で激気ではなく、臨気に近い「紫激気(しげき)」を身につけたため、激気に合わせて作られたゲキチェンジャーでは紫激気と合わず変身できなかったが、美希が紫激気用に開発していたゴングチェンジャーによりゲキバイオレットとなる。ムエタイのような構えをとる独自の拳法を使い、当初はその拳法を「獣拳深見流・ウルフ拳」と称するが、ゲキバイオレットとなってからは「激獣ウルフ拳」と改める。ロンとの戦いの後は、バエとともに旅に出た。
スーパー戦隊シリーズ初の紫の戦士[6]2012年まではシリーズ唯一だったが、6年後の『獣電戦隊キョウリュウジャー』にキョウリュウバイオレットが登場した。
久津ケン(ひさつ ケン) / ゲキチョッパー
演 / 声:聡太郎
キャッチフレーズ:才を磨いて、己の未来を切り開く “アメイジング・アビリティ”
物語中盤より登場。激獣拳最古の拳の1つで空手のような構えを取る激獣ライノセラス拳の使い手[7]。獣拳の聖地・獣源郷で修行していた。スクラッチマイスターズ社の社員を父に持ち、彼の使うジャケットアイテムにはスクラッチ社のマークではなく、スクラッチマイスターズ社のマークが描かれている。スーツは白色にオレンジと黒のツートーンで、腰に空手の帯を思わせるベルトがある。
元は4人目として呼び寄せられたが、勝手に休暇を取り合流に遅れてくるなど性格にはいい加減なところがあり、それが元で1度はジャン達からゲキレンジャーに加わることを拒否される。しかし激獣拳に対する思いは誰にも引けを取らず、自らの技を見せて4人に加入を認めさせる。「押忍!」が口癖で、好物は特にメンチカツ(「男の食い物」と豪語するほど)で、食べ物の好みもジャンと似通っている。母親を幼い頃に病気で亡くしており、夢は「女性の涙を嬉し泣き以外この世から消し去る」ことと語る。父の権太郎とは喧嘩することもあるが、妹の幸子のことはかわいがっている。英語は全くと言っていいほどできない。無類の女好き。
過激気や紫激気といった特別な激気は持たない(後に獣力開花したことで過激気は身につける)が、激気を研ぎ澄ましダイヤモンドのように硬く鋭利にするゲキワザ「激気研鑚(げきけんさん)」を使用できる。この技は開祖であるブルーサ・イー以外、身に付けた者がいなく、七拳聖すら修得出来なかった。それ故に彼が非凡な才能の持ち主であることを証明している。他の4人とは違い自分のゲキビーストを持たず、巨大戦では操獣刀でサイダインを操る。
名前の由来は「必殺拳」。

七拳聖[編集]

「激臨の大乱」と呼ばれる戦いの直前に袂を分けた10人の獣拳使いの内、激獣拳の元に残った7人の獣拳使いたちの総称。若き拳士達から「マスター・×××」と呼ばれ、自ら認めた弟子を指導する。

かつての友・三拳魔達と激臨の大乱を迎えた際、禁断の技「獣獣全身変」によりそれぞれが持つ獣拳に該当する動物の姿を半擬人化した姿となり、今に至る。現在は各自異なる場所で暮らしており、必要に応じてスクラッチ本社へと集まる。マスター・トライアングル以外は「○○の中に修行あり」というモットーを持ち、激獣拳の拳士達に修行をつける。

彼らが臨獣拳との戦いに頻繁に参加すればストーリーが成り立たないため、「獣拳不闘の誓い」と呼ばれる設定を設け戦いには直接参加できないようになっている。なおマスター・シャーフー以外の拳聖については、カンフー映画で活躍する俳優の名をもじった命名となっている。

拳聖共通ゲキワザ
  • 聖聖縛(せいせいばく):激気で巨大な布(その強度は鉄骨の3兆倍と言われる)を織り、敵の動きを封じる。
シャーフー(マスター・シャーフー)
声:永井一郎
キャッチフレーズ:暮らしの中に修行あり、激獣拳とは日々よく生きることと見つけたり
激獣フェリス拳の使い手で、ゲキレンジャー直接の師匠。外見は年老いたカラカル)に良く似ている。現在はスクラッチ本社にて、美希と共に若き拳士たちの指導にあたる。
年寄りじみた言葉が多く、言動は哲学者然としており、日常の出来事(雑巾がけや育児など)の中に修行を見出す「暮らしの中に修行あり」をモットーとし、他人の言動に対して「(まさに)○○の中に修行ありじゃな」と評することがある。服から尻尾が出ているところに小さく魚のアップリケが付いている。
優しい性格であまり声を荒げることはないが、操獣刀をバカンスの資金にするために売りはらったケンにはさすがに激怒し「バカモン!![8]」と叱りつけた。
誓いにより直接戦いに関わってはならないが、それを破るような行動を取ることもあり、後で「あんなの戦いには入らん」と言い訳することもある。腰に下げているトライアングルは、「心・技・体」の理想の三角形を表したもの。木で爪を研いだり猫じゃらしにじゃれつくなど、猫のような見た目どおりの仕草や挙動も見られる。その昔は本人曰く「ご婦人が黙っていられない程のハンサムガイ」だった。理央とは幼少期に起こった彼の家族の虐殺の際に知り合っている。
元から友人であるマク達が悪の道に走ったことに心を痛めていたが、それが全てロンの策略だと知ると、自分がマクを救えなかったことに対し、ジャンが理央を救うことを望んでいた節が見られる。
海賊戦隊ゴーカイジャー』第7話にもゲスト出演。
エレハン・キンポー(マスター・エレハン)
声:水島裕[9]
キャッチフレーズ:遊びの中に修行あり、世界が愛するエレファント拳
激獣エレファント拳の使い手。外見は2足歩行をする太ったゾウ。一人称は「俺ちゃん」。
一見すれば不真面目に見えるが、真意は緊迫感から開放されたリラックス=平常心をいかなる事態でも持続することを重要視しており、常に冷静でいられるよう学ぶ「遊びの中に修行あり」をモットーとする。ただし、性格は「スケベな女好き」で、バエや美希からは「エロハン」呼ばわりされることも。
ゲキレンジャーの中から心の面で強さを持つランの素質を気に入り、フライフィッシングを通じて彼女にエレファント拳の真髄である鎖鉄球術の修行をつけた。
七拳聖の中では比較的出番が多く、スクラッチマイスターズの工場長も務めており、バエに代わって巨大戦の実況を務めたこともある。元々アジア風の衣装を纏っていたが、見た目はアジアゾウよりアフリカゾウに近かった。現在はアジア風に内装された山小屋で暮らしている。名前のモデルはサモ・ハン・キンポーから。
バット・リー(マスター・リー)
声:池田秀一[9]
キャッチフレーズ:忘我の中に修行あり 美技を極めるバット拳
激獣バット拳の使い手。外見は2足歩行をする翼のないコウモリ。鉄扇などの仕込み扇を利用した武術の使い手。
言葉を交わさず忘我の境地に入ることでいかなる思考からも開放され、柳のようにいかなる攻撃をも受け流し反撃することを学ぶ「忘我の中に修行あり」をモットーとする。数多く教えた弟子の中に誰一人として自らの真髄を伝えるに値する者がおらず、長らく弟子を取らなかったが、技に美しさを見出すレツに素質を見出し、我を忘れるほど舞を踊らせることで彼に激獣バット拳の真髄を身に着けさせた。
美希曰く「頑固で偏屈」、シャーフー曰く「こだわりの男」と言うだけあっていささか気難しいところがあり、自ら進んで教えを説こうとはしない。
地上にいるよりその方が落ち着くという理由から、天井へ逆さに立つことが多い。現在は湖のほとりで1人静かに暮らす。名前のモデルはジェット・リーから。
使用ゲキワザ
  • 封封念(ふうふうねん):激気で巨大な扇を形成し、敵の攻撃を防ぐ。
シャッキー・チェン(マスター・シャッキー)
声:石丸博也[9]
キャッチフレーズ:シャッキンキーンの中に修行あり とにかくがんばるシャーク拳
激獣シャーク拳の使い手。外見は2足歩行する鮫。丈夫な体を重視する激獣シャーク拳の性質上、ゲキレンジャーの中でもっとも頑丈な肉体を持つジャンを評価し、初めての弟子にする。
ゲキレンジャーと初対面した時は「シャッキーン!」の決めポーズのみがあり、モットーは持っていなかったが、弟子であるジャンが師匠であるシャッキーの教えを実践することで師匠の教えの正しさが証明されて他の拳聖達から再評価される。その際のジャンの「シャッキンキーン!」という言葉をそのままモットーとして使っている[11]
7名の拳聖の中では最も若く(エレハンやリー、ゴリーを「先輩」、美希を「さん」付けで呼ぶ)明朗な性格で、涙もろい一面もある。また、異様にそそっかしいためか、エレハンやリーから弟子を取ることを危惧されたこともある。
当初は孤島・青鮫島で1人でサバイバル生活をしていたが、後に「青鮫島では通勤に不便だから」とエレハンの山小屋に間借りすることになる。名前のモデルはジャッキー・チェンから。
マスター・トライアングル
「心・技・体」を最も極めた3人の拳聖であり最高のトライアングル。
ゴリー・イェン(マスター・ゴリー)
声:大友龍三郎
キャッチフレーズ(異名):荒ぶる賢人 レイジング・ハート
激獣ゴリラ拳の使い手。を極める。現在はニューヨーク小説家として暮らしている。
とある山奥で獣拳お悩み相談所を開き、激獣拳士たちはおろか理央にも助言を与えることもある。バナナが好物。力もあるが手先が器用な一面もある。
『炎神戦隊ゴーオンジャーVSゲキレンジャー』ではゴーオンウイングスの須塔兄妹に獣拳を教えていたことが明らかになった[12]。名前のモデルはドニー・イェンから。
使用ゲキワザ
  • 眠眠拳(みんみんけん):相手を催眠状態にし情報を引き出す。
ミシェル・ペング(マスター・ミシェル)
声:田中敦子
キャッチフレーズ(異名):華麗なる戦いの女神 シュープリーム・テクニック
激獣ペンギン拳の使い手。拳聖の紅一点で、を極める。現在はスクラッチスウェーデン支店のトップを務める他、獣拳お悩み相談所で看護師の格好をしてゴリーの助手を務めることもある。
カキ氷が好物。名前のモデルはミシェール・キングから。
ピョン・ピョウ(マスター・ピョン)
声:草尾毅
キャッチフレーズ(異名):サバンナの遊撃手 アンダイイング・ボディ
激獣ガゼル拳の使い手。を極める。現在はケニアの動物保護区の監視員として暮らしている。バット・リーとともに実況に参加した際は、バエから「ハンサムコンビ」と称された。
普段はクールな性格だがおだてに弱い。また、英語混じりに話すこともあるが、英会話は分からない。名前のモデルはユン・ピョウから。
使用ゲキワザ
  • 蹄蹄脚(ていていきゃく):敵を上空に蹴り飛ばし、落下してくるところに倒立の姿勢で両足蹴りを放つ。

その他の獣拳使い[編集]

真咲美希(まさき みき)
演:伊藤かずえ
スクラッチ社で特別開発室室長の肩書きを持ちゲキレンジャーの司令官を務める女性。激獣レオパルド拳の使い手。元々はシャーフーの弟子で、理央やゴウと同期だった。現在は一線から退き部下であり弟妹弟子であるゲキレンジャーたちを見守るが、現在でも実力は非常に高い。物語冒頭で「拳魔の腕輪」を永遠に封印しようとしたが失敗し、その際に出会ったジャンに強烈な激気を見出し、彼をスクラッチにスカウトした。昔は不良で、関東スケバン連合初代総長として名を馳せた時期があり、その道の者達からは「伝説の美希」として今も恐れられている。
本作におけるトメ(キャストクレジットは最後。ただし、スーツアクター並びに後期の映像における声優陣を除く)となっており、本編OPでは主役8人に次ぐ扱いを受けている[13]
ちなみに既婚であり、家で夫とくつろぐ場面もあったが、夫は顔が隠れて台詞もない形での登場であった。
使用ゲキワザ
  • 貫貫掌(かんかんしょう):激気を込めた掌底を打つ。
バエ
声:石田彰
激気による言霊で相手を操り、言葉を力に変える激獣フライ拳の使い手。口がマイクのようになっている。
激臨の大乱で拳聖側の獣拳拳士として戦うが、メレとの戦いの時に使用した獣獣全身変のかけ方が不完全だったためメレに敗れ、胃袋の中に囚われる。そのため、不完全な獣獣全身変を行ったものを放っておけない(元に戻れるかは不明)。メレの死の際に共に死に、彼女が蘇った時に共に再び蘇ったためメレの臨気で生命を維持しており、一定時間以上離れると死に至るため逃げることができない(「転臨幻納」によりメレが臨気を捨て幻気を身につけた際、本人曰く「メレの胃袋がいつもより居心地が悪くなった」らしい)。しかし、後にメレが幻気を捨てた際に彼の激気が何らかの化学反応を起こしたことにより、メレから臨気を浴びなくても生きていけるフリーな体になり、彼女が再び死亡するとゴウとともに旅立った。
拳聖とは面識があり、「巨大戦を追ってどこかへ行った」と聞かされていたシャッキーには親しげに話しかけられたが、ピョン・ピョウには「激獣拳士でありながら臨獣拳に走った者」と誤解されていた。
巨大戦マニアであり、巨大戦が始まると勝手にメレの胃袋から飛び出してきて、周囲にいるメレや拳聖などを一方的に解説役に指名して実況する。実況は極めて激獣拳寄り。メレ曰く「うるさい小蝿」「お喋り蝿」だが、共に理央に生き返らせてもらったため「愛の一部」として見られている。実況するだけでストーリーに絡むことがあまりないため、ゲキレンジャーも長らく彼の実況や存在に気付かなかった。修行モットーはシャーフー曰く「喋りの中に修行あり」。
劇場版 炎神戦隊ゴーオンジャーVSゲキレンジャー』ではゴウとともに旅をしていたが、インドではぐれてしまう。巨大戦より登場し実況を行う。
2012年公開の劇場作品『海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』にも登場。
使用ゲキワザ
  • 言言霊(ことことだま):激気を言葉に変え精神戦を実況する。言葉は激気に呼応し、激気を持つ者はその戦況を目視しているように感じる。
ブルーサ・イー
獣拳の創始者。ケンが学んだ激獣ライノセラス拳と激気研鑚[14]の使い手であり、七拳聖と三拳魔の師匠。彼が三拳魔に殺されたことが発端で「激臨の大乱」が起こった。その魂はサイダインに宿り、ケンに激獣ライノセラス拳を極めることを誓わせている。名前のモデルはブルース・リーから。
ダン
演:大葉健二
理央、ゴウ、美希の兄弟子。理央が唯一勝てなかった「白虎の男」で、ナミの夫でジャンの父親でもある。「立派な人物だ」とシャーフーらは語る。理央は臨獣拳に鞍替えし、手に入れた臨獣拳の力でようやく勝利できたと思ったが、実はダンはロンに闇討ちされており(ダンは理央の仕業だと思っていた)、理央としては不本意な形で彼を倒し、死に追いやることになってしまう。これがジャンとの宿命の戦いの始まりとなった。
ナミ
演:佐藤友紀
ダンの妻でジャンの母でもある激獣拳使い。証拠隠滅の目的でロンに殺されてしまったが、その命と引き換えにジャンを逃がした。

ゲキレンジャーの関係者[編集]

真咲なつめ(まさき なつめ)
演:桑江咲菜
12歳。美希の娘。スクラッチの開発室に出入りしていたため、物語開始時からランたちとは顔なじみ。自分のダンスに強い自信を持っていたが周囲を全く見ていなかったため、他の子供たちに認められておらず、挙句にそれをジャンから指摘された事に怒り、猛反発した。しかし、ソリサに対抗する為にダンスを身につけ、息の合った動きを見せたゲキレンジャーの姿を見て、自分の考えを改める。シャーフーに懐いている他、ジャンとも気が合う。得意料理は豚の角煮で、『電影版』など美希と親子揃っての大食いぶりを見せることも。ジャンやゴウに「美希の子」と呼ばれた際は相当不満がっていた(ゴウの場合は美希に子供が居たのを知らなかったため)。最終回にジャンを最初に「マスター」と呼んでいる。
遅くともエピローグの時点で獣拳の修行を開始しており、『劇場版 炎神戦隊ゴーオンジャーVSゲキレンジャー』にて美希とお互い激気を発しつつの組手を披露している。また、同作品では13歳の誕生日を迎え、ゲキレンジャー(関係者)だけではなく、ゴーオンジャー(関係者)にも祝ってもらえた。
トレーニングドロイド・ロボタフ
ゲキレンジャーたちのトレーニング相手となるロボット。猫型の頭部で両腕が大型のパンチグローブになっている。設定を変えれば初心者から達人まで、さらには格闘技だけでなくスポーツなどの幅広い訓練に対応できる。プログラムすれば臨獣拳の技も再現可能だが、出番はごく序盤に限られた。
久津権太郎(ひさつ ごんたろう)
演:石田太郎
ケンの父。エレハンが長を務めるスクラッチ製品の製造工場「スクラッチ・マイスターズ」でスクラッチ製品を製造する職人。シャーフーを「猫先生」と呼ぶ。典型的な職人肌なため、いい加減な性格のケンとは非常に折り合いが悪く、彼が反発すると喧嘩も辞さない。
久津幸子(ひさつ さちこ)
演:井端珠里
ケンの妹。母親を早くに亡くした影響で久津家の家事を一手に引き受けており、兄とは全くの正反対なしっかり者。

臨獣拳アクガタ / 臨獣殿[編集]

臨獣拳士達の獣人体は胸部にモデルとなった動物の頭部がついている。

ここでは、各キャラクターの説明などにおいてそれぞれが使う臨技についても記述する。

首領・幹部[編集]

理央(りお) / 黒獅子リオ
演:荒木宏文
  • 身長:196cm(黒獅子時) / 体重:83kg(黒獅子時)
キャッチフレーズ:猛きこと獅子の如く。強きこと、また獅子の如く。世界を制する者(修行その47は「邪竜を葬り去る者」)
臨獣殿の現当主で臨獣ライオン拳の使い手。臨獣殿では唯一の完全な生身の人間。元はマスター・シャーフーの弟子で、激獣拳の使い手として美希やゴウと共に修行していたが、自身が求める「強さ」を教えないシャーフーに失望し臨獣拳に走った。三拳魔の声に従い配下の拳士を人間界に送り込み絶望を集めるが、その目的は「己が強くなること」のみ。一旦は復活したマクに敗れ当主の座とマントを奪われるが、後に当主の座を取り戻す。
態度と口調は淡白かつ冷徹で、メレの愛情表現に対しても無視するなど素っ気ない態度で返すが、極秘事項や特命を伝えることも多く、カタにはメレを「我が片腕」と紹介するなど、腹心の部下としては認識している。シャーフーと互角に渡り合うほどの実力者だが、幼少時に遭遇したある事件で家族を惨殺されたことがトラウマとなっており、その時の悪夢にしばしば悩まされる。その事件が彼が強さを求めるきっかけとなった。カタとの修行で克服し悩まされることはなくなったと思われたが、心の奥底では完全に払拭できておらず、これをシャーフーに見抜かれ否定することもあった。
ゴウを含め、ゲキレンジャーが次々と新しい力を手に入れたことへの苛立ちから偶発的に怒臨気を身につける。ジャンを宿敵と認めており、ジャンとの戦いを通じてさらなる最強の存在になろうとする。
ゲキレンジャーと和解し、修行その48で自らの罪を償うべくメレと共に「拳断」に挑むが、復活ロンによって阻まれる。最後はジャンと対戦する約束を交わし、自らの命を犠牲に無間龍に一矢報いた。普段は「ゲキレッド」と呼んでいるジャンの事をこの時だけは「ジャン」と呼んでいた[15]
劇場版 炎神戦隊ゴーオンジャーVSゲキレンジャー』ではシャーフー、理央とメレの声を聞き取ったゴーオンウイングスの秘伝ゲキワザでメレと共に復活を果たし、復活したロンを倒すべく両戦隊と共に闘う。なおジャンへの呼称は「ゲキレッド」に戻っていた。
劇場作品『ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦』にも登場[16]
上記の通り、敵役ながらスーパー戦隊の一人として数えられている。
使用リンギ
  • 臨気凱装(りんきがいそう):臨気を鎧のようにまとい黒獅子リオとなる。
  • 剛勇吼波(ごうゆうこうは):臨気をライオンのような形状にして打ち出す。
  • 烈蹴拳(れっしゅうけん):臨気を脚に込め強力な蹴りを放つ。
  • 剛勇衝打(ごうゆうしょうだ):高めた臨気を拳に込め突きを繰り出す。
  • 雷剛弾(らいごうだん):右手に臨気の塊を作り、連射で相手の自由を奪った後、とどめの一撃を相手に投げ放つ。
  • 獅子咆哮波(ししほうこうは):空中から剛勇吼波を放つ。
  • 剛勇吼弾(ごうゆうこうだん):剛勇吼波のパワーを弾丸状に練り上げ、相手に投げつける。
  • 超無限烈波(ちょうむげんれっぱ):無限烈波の強化版。
  • 全臨伝授(ぜんりんでんじゅ):術の対象に全てのリンギを教える。
  • 大魁咆(だいかいほう):全ての力を解放し攻撃する。
  • 獅子吼(ししこう)
この他にも、拳魔達との修行により臨獣ジェリー拳や飛翔拳も修得している。
メレ
演:平田裕香
  • 身長:184cm(獣人時) / 体重:55kg(獣人時)
キャッチフレーズ:理央様の愛のために生き、理央様の愛のために戦うラブウォリアー
女幹部で臨獣カメレオン拳の使い手。若く妖艶な人間の女性の姿をしているが、それはカメレオン拳のリンギによりかつての生身の頃の姿に擬態した状態で、実際はリンリンシーである。元は拳魔の配下であり、劇中におけるバエの回想に登場するかつての彼女は、髪型や服装に若干の違いが見られる。
非常に明確なキャッチフレーズに象徴されるように、自らを復活させた理央には強い愛情と絶対的忠誠心を抱いており、理央に敵対する者は仲間であろうと(それが三拳魔でも)容赦なく牙を剥き、彼の前では純真な乙女になる。その深い忠誠心から理央からも側近として認められており、深い信頼を寄せられている。
また格闘家としての実力は高く、たとえ部下であっても弱者に厳しい冷徹な性格で、格下とは戦わない主義(ゲキレンジャーを「カクシターズ」と呼ぶ)。但し、マガのように自らと同じく恋をする者に対しては、親身になってアドバイスを与えることもある。クリスマスや正月に戦うことには消極的で、特に前者ではすっかり浮かれてバエを唖然とさせていた。正々堂々とした戦いを好むため、ロンに唆されて幸子を人質にとって操獣刀を奪った際、自分の信念に対する裏切りから生じた怒りの感情で怒臨気を身につける。
武器はコンクリートをも貫く長い舌と2本の。序盤では鉄扇も持っている描写があったが戦闘には未使用。また、光学迷彩のように、景色と同化して姿を消す能力を持っており、これを生かした奇襲攻撃を得意とする(この能力は撤退時にも活用される)。バエ曰く「憎き小娘」
ゲキレンジャーと和解し、修行その48で理央と共に自らの罪を償うべく「拳断」に挑むが、ロン=無間龍からジャンたちを庇い、命を落とした。
『スーパー戦隊199ヒーロー大決戦』にも登場[16]
上記の通り、理央と同様、敵役ながらスーパー戦隊の一人として数えられている。
使用リンギ
  • 無限烈波(むげんれっぱ):舌で相手の体を数箇所突き刺し、血潮と細胞を燃料にして相手を活性化させる。
  • 絡撃拳(らくげきけん):両手に構えた2本の釵で相手の放った攻撃を受け止め、自らの臨気を込めて威力を倍加し敵に放つ。
  • 舌禍繚乱(ぜっかりょうらん):空中で逆さまに静止し、舌で無数の突きを放った後、頭から体当たりして敵を吹き飛ばす。
  • 玩茨固め(がんじがため)
  • 吊姿固め(つるしがため)
  • 槍舌突針(そうぜつとっしん)
  • 臨開放(リんかいほう)
秘伝リンギ
  • 無効消波(むこうしょうか):鋭い舌で相手の眉間を突き気の流れを止める。気の流れを止められた者は、全身の力が抜ける。
  • 可憐突破(かれんとっぱ):円陣を組んだゲキレンジャーの支援を受けて空中高く飛翔、釵を両手に構えて螺旋を描きつつ高速回転し、そのまま相手に突撃する。

三拳魔[編集]

臨獣拳の創始者たち。かつて獣拳創始者ブルーサ・イーに師事していた10名の獣拳使いの中で、邪な心に囚われた3名が悪へと走り離反した。その際、袂を分かち合った7名が拳聖を、離反した3名が拳魔を名乗り今に至る。激臨の大乱に敗れ、魂と肉体を別々に封印されてからはその魂は怨霊と化し、魂が封印された「拳魔の腕輪」の中から力を求めその腕輪を身につけた者に対し、「憎しみ」「妬み」「怒り」の感情を露にした時に語り出し、「弱き者の悲鳴と絶望を糧とすべし」と道を示す。

「獣獣全身変」により、自らの獣拳に見合った動物の姿を半擬人化した姿をしており、同じく獣の姿をした拳聖よりも動物そのままではない姿をしている。

ラゲクの説明によれば、臨獣拳創始はマクによるシャーフーへの「怒り」により発生。ラゲクはシャーフーへの「妬み」により脱退したが、カタがどのようにして「憎しみ」を抱いたのかは不明。ジャンは彼らの桁外れに高い臨気を「ゾワンゾワン」(マクは「ゾワンギゾワンゴ」)と表現する。

三拳魔秘伝リンギ
  • 慟哭丸(どうこくがん):相手を生きたまま岩にし、命を絞り取る。
空の拳魔カタ
声:納谷六朗
  • 身長:219cm(邪身豪天変時・61.0m) / 体重:95kg(邪身豪天変時・26.6t)
キャッチフレーズ:憎しみが力を生む
飛行術及び幻惑拳を操る臨獣ホーク拳の使い手で、飛翔拳と呼ばれる飛行系臨技を極める。自らの過去を憎む理央に応えて復活した。一人称は「我」。武器は疾風の剣(本編未呼称)と呼ばれる
自身のモットーかから、常に他人を憎む事に固執している。また、メレのように醜いと判断したものに対しては侮蔑ともとれる態度を示し、名前すら呼ばない。1度は理央を殺そうとするも、自分の「絶望」を力とした彼を認め師匠となる。理央を「若獅子」と呼ぶ。
三拳魔の中では弟子への指示が1番多い。これは場合によっては弟子の負の感情を食らい、自らの力とする行為もかねているものであり、命を懸けた戦いの中にある極限状態を見出すことで、より強い臨気を開放し自らの中にある資質を覚醒し力とする「死闘の中に修行あり」に由来する。ただし、自分自身の中に存在する強烈な負の感情(絶望・憎しみ・痛み・苦しみなど)を強制的に知り増幅させる必要があるため、弟子としてついていける者は少ない。
あくまで技を授けるのは理央1人のため、理央がラゲクの指導を受ける間は「臨獣山の頂」にて1人で暮らしていた。
ゲキレンジャーを相手とした「激臨の大乱」ではケンを除く4人と対戦。巨大化後もゲキトージャウルフとゲキファイヤーは破るがサイダイオーに敗れる。
使用リンギ
  • 暗黒咆(あんこくほう):相手の深層心理や普段は心の底に封じ込めている「絶望」を呼び起こし、それを喰らって自らの力とする。
  • 鷹爪一変(ようそういっぺん):臨気を込めた指先の爪で相手の胸を突き、心の痛みを増幅させる。増大した心の痛みによって身を滅ぼすこともある。
  • 漆黒咆(しっこくほう):相手が心の底に封じ込めている「記憶」を呼び起こし、それを読み取る。
  • 憎悪弾(ぞうおだん):戟から光弾を連射する。
秘伝リンギ
  • 幻死牢(げんしろう):幻術によって相手に複数の自身の幻を見せ、相手を同士討ちさせる。
海の拳魔ラゲク
声:幸田直子
  • 身長:202cm(邪身豪天変時・51.0m) / 体重:60kg(邪身豪天変時・16.8t)
キャッチフレーズ:嫉妬が力をくれる
三拳魔の紅一点で、臨獣ジェリー拳と呼ばれる護身・防御を極めた合気の使い手。カタへの妬みを露にしたメレの声に応えて復活した。ドレス風の鎧と触手のような長髪と杖を持つ。
相手を呼ぶ時は「ちゃん」を付けるか名前の語尾を甘く呼ぶ(例・カタ=カタァ。メレ=メレちゃん)が、自身が興味を持たない者には素っ気ない態度で応じる。「溢れてきちゃう」が口癖。
かつてシャーフーに「身を焦がすほどの想い」を寄せていたらしく、シャーフーを「ダーリン」と呼ぶ。しかし、その想いに応じなかった彼を妬み、今では愛憎半ばの感情を抱いている。
当初は理央を素質なしと見なし、メレの方が教えを授けるにふさわしいと述べるが、これは理央に嫉妬を抱かせるための発言だった。ただ、実際メレに強くなる素質を見出しており、2人の師匠となった。2人には「互いに競い合い、嫉妬すること」が重要と説く。臨獣殿の中では比較的温厚派で、間接的に焚きつけるものの無用な揉めごとは行わない。
ゲキレンジャーを相手とした「激臨の大乱」ではケンと対戦するも、撃退される。マクを倒されたその直後、獣人態となって現れたロンに一撃で倒される。
マクの復活後はカタと共にマクに媚びへつらい、彼を越えようとする理央にはシニカルだったが、己の強さに集中していたマクやカタとは別に、最期まで弟子の身を案じていた。
仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』、『仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦Z』にも登場。
使用リンギ
  • 羅封掌握(らぶうしょうあく):触手を使い、臨気に反応する毒を打ち込む。臨気が強いほど拒絶反応が起きて臨気を封じられ、臨気を封じられた者は毒が回り、いずれ死を迎える。
  • 時裂斬(じれつざん):臨気を込めた杖で空間を切り裂き、過去の出来事を見る。
秘伝リンギ
  • 時裂波(じれっぱ):臨気で空間を捻じ曲げ、相手を違う時代へ飛ばす。
大地の拳魔マク
声:柴田秀勝
  • 身長:217cm(邪身豪天変時・60.7m) / 体重:104kg(邪身豪天変時・29.2t)
キャッチフレーズ:儂こそが拳魔一の拳魔 怒りで力を司る
拳魔のリーダー格でかつての臨獣殿の首領。ゲキレッドへの怒りを露わにした理央の声に応え、臨獣殿の地下から復活した。外見は執金剛神のようで、胸部と肩に熊の顔がある。
かつてブルーサ・イーの一番弟子だったが、ブルーサ・イーに後継者に指名されたシャーフーが辞退し、その座をマクに譲るよう進言したことを聞き「辱められた」と憤り、それが臨獣殿発足のきっかけとなった。
激臨の大乱後、特別に危険視されたため、拳聖たちによって肉体からイキギモを抜き取られ、大乱終了当時無人となっていた臨獣殿の地下に封印されたが、メレがイキギモを取り戻したことで復活(イキギモなしでは真毒は使用不可だった)する。その後、怒臨気で理央をねじ伏せ、再び臨獣殿当主の座に就く。
臨獣ベアー拳と呼ばれる拳法の他に怒臨気(どりんき)を使用できる。カタ・ラゲクからは恐怖と共に「あの方」「マク様」と特別視されており、骸の封印された場所を知りながら、両者とも復活には反対した。激獣拳側もマクの復活を恐れ、イキギモを臨獣殿の手に渡る前に過激気で破壊しようとしたほど(エレハン曰く「獣拳使いの中で一番強い。」)。復活した時は封印された逆恨みから夜通し暴れた。カタやラゲクと違い、理央やメレに修行を施すことはなかったが、彼らにとっては「乗り越えるべき壁」であった。
七拳聖を破り、ゲキレンジャーを相手に「激臨の大乱」を再来させるが、獣力開花したゲキレンジャーに敗れ、巨大化するもサイダイゲキファイヤーに敗れる。
なお、本来は彼がロンの策略により幻獣王(破壊神)になる筈で、臨獣殿も、その過程の結果にすぎなかった。しかし、ロンの思い通りに動かず、反抗してきた為、理央が代わりに見初められた。
使用リンギ
  • 怒臨気雄峰突(どりんきおほーつく):怒臨気を両手の鋭い爪に集中させ、炸裂させる。
  • 神着火(かむちゃっか):怒臨気を胸部にある熊の顔面に集中し、凄まじい火炎弾を作り出して相手にぶつける。
秘伝リンギ
  • 臨怒雲(りんどうん):怒臨気を雲にして高速移動する。

臨獣拳士[編集]

道半ばで命を落とした古代の臨獣拳の使い手たちを秘術で蘇生させ、偽りの生命を与えた存在。倒されると肉体は粉々に砕け散り塵と化す。実力についてはリンシー以前の基礎能力が大きく作用する傾向があり、メレなど強者はリンシーの状態を省略し、リンリンシーの姿で復活する。理央が蘇らせた者と三拳魔が蘇らせた者に2分化しており、理央・拳魔のどちらかに忠義を尽くす(一部例外有)。理央の直属でない限り、理央やメレに対してタメ口で接するのも特徴的である。

リンシー
茶色い服を着て、目元を黒い布で覆っている下級拳士。知能が低いうえに動きが硬く、両腕を前に突き出し、両足を揃えてピョンピョンと跳ねる動作を見せる。武器は槍。
「試しの房」と呼ばれる試練に勝ち残った者は、リンリンシーになることが出来るが、100回以上も敗退してきた落ちこぼれもいる。
「会話」はしていないが悲鳴程度の言語は発している(一部は除く)。主にメレや理央配下の獣人が使用することが多いが、拳魔が使うことも有る。
双幻士登場後、全く姿を見せなくなったが、ロンがメレを攫い臨獣殿を乗っ取った際には彼の配下になっている。
リンリンシー
「試しの房」をくぐり、より強力な拳士となったリンシー。赤い服を着て、リンシーの時に付けていた黒い布を外し、素顔を晒している。
このリンリンシーになることで、本来の名を名乗ることが許されるようになる。生前の知性を取り戻しており、言葉を話し、リンシーよりも柔軟に動く。
額に各自が体得している獣拳のモチーフになった動物の像を宿している。メレやソリサのように女性のリンリンシーもいるが、姿形は男性と同じで基本的に区別はつかない。
拳魔の配下にはリンリンシーの時の姿はないが、登場していないだけで実際には存在する(ヒヒもリンリンシーと呼ばれていた)。従来の作品の怪人とは異なり、倒されると砂となって死亡する。
獣人
リンリンシーがリンギ「獣人邪身変(じゅうじんじゃしんへん)」で獣人化した姿。共通の特徴として、その上半身(主に胸部)には各自が体得している獣拳のモチーフになった動物の頭部が浮かび上がる。ビーストアーツの倍倍分身拳と対極に位置するリンギ・「邪身豪天変(じゃしんごうてんへん)」で巨大化することも可能。術を解くか致命傷ではない傷を負うと元の大きさに戻る。
五毒拳
臨獣拳の中でも特に邪悪で凶暴なリンギを修得し、体内に熱・痛み・寒さ・しびれ・吐き気の毒を持つ5人の精鋭。ゲキレンジャーや拳聖・拳魔同様、個々のキャッチフレーズが存在する。
臨獣スネーク拳のブラコをリーダーとし、センチピード拳のカデム、スコーピオン拳のソリサ、ゲッコー拳のモリヤ、トード拳のマガによって構成されており、仲間同士のチームワークは抜群である。
5人の内のいずれかが真毒(まどく)という死者に再び命を与える秘伝リンギを隠し持っている。対するゲキレンジャーは当時3人だった。

臨機兵・怒臨機兵[編集]

気を吹き込んだ者の命令通りによって動く、感情や知能のないロボットのような存在。固体ごとに臨獣拳がインプットされており、胸部には陰陽魚が描かれている。

最初に登場したものは臨獣殿の祭壇に置かれていたが、後に登場したものは臨機兵房と呼ばれる場所に存在していた。製造方法は不明だが、同型機が大量に存在する。獣人とは違い、臨気を注入した拳士が発動するリンギ「臨気奔流豪天変(りんきほんりゅうごうてんへん)」により巨大化する。また、怒臨気を吹き込まれた怒臨機兵は体色が臨機兵と一部異なる。

幻獣拳[編集]

理央・メレ以外の名の由来は中国の古い時代の書物に現れる想像上の動物の名前から。臨獣拳士同様、それぞれが司る幻獣の姿を模した獣人体を持ち、その胸部にモデルとなった動物の頭部がついている。また、ゲンギ「幻身豪天変(げんしんごうてんへん)」を使い巨大化することも可能。

幻獣王[編集]

理央(りお) / 幻獣王リオ
演:荒木宏文
  • 身長:215cm(幻獣王時)・58.0m(破壊神時) / 体重:91kg(幻獣王時)・24.5t(破壊神時)
キャッチフレーズ:強きこと、猛きこと、世界において、無双の者
幻獣グリフォン拳の使い手。凱装時の体色は金色へと変化、翼状の意匠が各所に追加された。初戦ではゲキレンジャーを圧倒し、また気迫だけでロンを圧倒したこともある。
スーパーゲキレッドとの戦いに敗れた際、現世への未練がなくなったことで真の幻獣王として覚醒し自我を失い巨大化。サイダイオーを圧倒するが、密かに抱いていたメレへの愛情が覚醒を不完全にしていたため、メレの声により元に戻る。その後、ロンにすべての真相を明かされて愕然とし、虚無感に苛まれるも、ジャンの説得に応じメレを救出に向かい、幻気を解き放ち黒獅子リオへと戻る。
使用ゲンギ
  • 幻気凱装(げんきがいそう):幻気を鎧のようにまとい幻獣王リオとなる。
  • 破天攻(はてんこう):相手を空中に投げ上げ、幻気を全身に漲らせて渾身の連続パンチを叩き込む。

四幻将[編集]

四幻将は幻獣王に仕える4人の将。

ロン/無間龍
演:川野直輝
  • 身長:220cm(獣人時)・59.4m(幻身豪天変時) / 体重:100kg(獣人時)・27.0t(幻身豪天変時)
幻獣ドラゴン拳の使い手である金髪の青年。血盟の儀式を取り仕切る「調整者」と呼ばれる役割を果たす。武器は幻気でできた弓矢
当初は慇懃な口調で喋る謎の男としてメレの前に現れ、一方で理央の前には直接姿を見せず他人に化けて現れ、「理央様がマクを倒すため」と称し様々なことを吹き込む。マクのに際して初めて理央の前に姿を現し、2人に幻獣拳に鞍替えするよう促す。一連の戦いの黒幕であり、その正体は幻獣そのものである無間龍(身長:71.2m / 体重:48.6t)であった。
永遠の時を生きる存在であるがゆえに日常に退屈し、その退屈な時間を紛らわせるために幻獣王=破壊神を誕生させ、世界を滅ぼそうと画策。そのためにマクに臨獣殿を築かせ、破壊神の素質を持つ者として選んだ理央の家族を殺害、さらにダンを闇討ちすることで理央が現在の状況に置かれるように仕向けた。また、ダンにまつわるものを抹消するためにジャンのも襲った。
一度はサイダイゲキリントージャに敗れるが、自身の一部であるサンヨの力で復活し、正体を現す。
理央の捨て身の攻撃で倒されたかに見えたが、不死身故にすぐに蘇り、ロンの姿で七拳聖、ゲキバイオレット、ゲキチョッパーを圧倒する。しかし、三拳魔によって激獣拳に加え臨獣拳をマスターしたゲキレンジャーによって慟哭丸に封印され、永遠の苦しみを味わうことになった。
『炎神戦隊ゴーオンジャーVSゲキレンジャー』では、ガイアークと臨獣殿の残党・メカの策略により、不完全ながら復活を遂げる。復活直前に倒されていた蛮機獣ヌンチャクバンキの亡骸に融合し、無間龍に酷似したロンバンキとなり圧倒的な力を見せつけたが、最終的には敗北し再封印された。
慟哭丸は『海賊戦隊ゴーカイジャー』でもジャンが首からぶら下げた状態で登場。
『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』では大ザンギャックの大幹部、 『仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦Z』では宇宙犯罪組織マドーの怪人として登場。
使用ゲンギ
  • 呪煙吐(じゅえんど):黄色いエネルギー体のようになって移動する。ゴウは登場当初、ロンがこの技を使うと、決まって不完全な獣獣全身変により狼男の姿になって暴走していたが[18]、後に自らの強い意志で克服した。
  • 幻開放(げんかいほう):右手の親指で胸の中心を突き、自らの幻気を解放する[19]。「血盟の儀式」において、自らの幻気をメレに与えるために使用。
  • 転臨幻納(てんりんげんのう):臨獣拳使いが臨気を解き放ち幻気を受け入れられるよう、臨気に幻気を融合させ、幻気に変容させた上で臨獣拳使いに宿す。
  • 全魂集結(ぜんこんしゅうけつ):眠る激気魂を呼び起こして塊と成し、幻気によって幻獣拳使いを形作る。スウグを生み出す際に使用。
この他にも他人に変身したり、時空を超えることも可能。
サンヨ
声:梅津秀行
  • 身長:223cm(幻身豪天変時・60.2m) / 体重:116kg(幻身豪天変時・31.3t)
幻獣バジリスク拳の使い手。見た目は厳ついが、語尾に「~ヨ」と付くコミカルな口調で話し、少々口が軽い。頻繁に咳払いするが、これは口の軽さからロンに度々叱責され、ごまかしているうちに身に付いた癖である。重さを自由に操ることができる。
実はロンの一部であり、彼の不死を司る部位であった。ロンと共に拳断の儀式に現れた後、本来の姿に戻った。
『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』では大ザンギャックの怪人として登場し、最終決戦では仮面ライダー電王(ソードフォーム)と交戦した。『仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦Z』では宇宙犯罪組織マドーの怪人として登場。
使用ゲンギ
  • 大重鈍化(だいじゅうどんか):重さを自由に操り、相手を凄まじい重さで潰す。
  • 小軽鋭化(しょうけいえいか):重さを自由に操り、相手を吹き飛ぶような軽さにする。
  • 反重力鎧(はんじゅうりょくがい):両手で相手の攻撃を受け止め、幻気によって軌道を逆転させて跳ね返す。
  • 蔵備頓(ぐらびとん):両手に溜め込んだ幻気で重力場を作り出し、頭上から投網のように落として重力で敵を押し潰す。
スウグ
  • 身長:215cm(幻身豪天変時・58.0m) / 体重:103kg(幻身豪天変時・27.8t)
幻獣キメラ拳の使い手。当初は棺の中に入っていた。言葉を話すことはなく、名乗りなど彼の意思疎通はロンが代弁する。キメラが複数の生物の融合体であることに基づき、全ての獣拳を使用可能。ジャンからは「トラピカ」と呼ばれる。
その正体は理央が唯一勝てなかった「白虎の男」ことダンの激気魂であり、彼の死後に墓から激気魂を集めたロンにより操られている。魂だけの存在なので心というものがなく、言葉を話さないのはそのためである。胸部の動物がキメラでなく白虎であるのも、ダンが白虎の激気を持つ激獣拳士であるからであり、戦闘中の動作も一部ダンの動きが入っている。
ジャンによって倒されることで激気魂が解放され、彼を励まして消えていった。
『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』では大ザンギャックの怪人として登場。
メレ[21]
演:平田裕香
  • 身長:202cm(獣人時) / 体重:60kg(獣人時)
キャッチフレーズ:理央様の愛のために、更なる強さをまとったラブ・ウォリアー
幻獣フェニックス拳の使い手。メレが鳳凰の力を得て生まれ変わった姿で、孔雀の羽のような模様が体の各所に配されている。
終盤、理央を破壊神にするためにロンにさらわれるも、ゲキレンジャーと理央に助けられ、幻気を解き放ち臨獣カメレオン拳のメレに戻る。
使用ゲンギ
  • 幻気充填(げんきじゅうてん):幻気を全身に込めて一旦臨獣拳の獣人態となった後、黄金の幻気の奔流に全身を包み、幻獣拳の獣人態となる。
  • 火将危願(ひしょうきが[22]):炎の鳥を作り出し攻撃する。
この他に一部カメレオン拳の能力も使用可能。

双幻士[編集]

四幻将に其々2名ずつ仕える8人の拳士[23]。スウグの双幻士の指揮はロンが担当する。

ゴウユ
声:喜山茂雄
  • 身長:206cm(幻身豪天変時・55.6m) / 体重:99kg(幻身豪天変時・26.7t)
サンヨに従う双幻士。幻獣ケイトス拳の使い手。
技の特性上、相手に接近して言葉を交わす必要がなく、必要最低限の単語でのみ会話する。
使用ゲンギ
  • 拷雷震(ごうらいしん):両手を大地につき、幻気を集中させて全身を細かく振動させ、周囲の建造物を共鳴により破壊する。
シユウ
声:真殿光昭
  • 身長:213cm(幻身豪天変時・57.5m) / 体重:102kg(幻身豪天変時・27.5t)
サンヨに従う双幻士。幻獣ミノタウロス拳の使い手。全身に備わている三日月状、或いはリング状の「幻射鏡」が武器。
人に真似をされることを嫌い、絶対に真似されないように色々な口調で喋っているうちに、「~でごじゃる」と語尾に付ける話し方が癖になってしまった。
使用ゲンギ
  • 転身反(てんしんはん):左手の掌を相手の胸に当て、一瞬閃光を放つ。技を受けた者は鏡の中に幽閉され、シユウの分身がその者にすり替わる。
ハク
声:古島清孝
  • 身長:220cm(幻身豪天変時・59.4m) / 体重:107kg(幻身豪天変時・28.9t)
メレに従う双幻士。幻獣ユニコーン拳の使い手。
騎士のような姿らしく丁寧な口調だが、子供を盾にするなど卑怯な性格。
使用ゲンギ
  • 夢幻招来波(むげんしょうらいは):幻気を振り撒き、それに反応した子供達に角を生やす。角の生えた子供達は言いなりとなり、さらには幻気の増幅アンテナとして機能する。
  • 大鋭角断(だいえいかくだん):高速スピンで相手に近づき、左肩の鋭い角で幾度も切り付ける。
  • 幻力豪豪波(げんりきごうごうは):幻気を右肩の馬の尻尾に集中し、尻尾を高速回転させることで、相手に絡みつき電撃を伴う竜巻を生み出す。
ヒソ
声:藩恵子
  • 身長:201cm(幻身豪天変時・54.2m) / 体重:79kg(幻身豪天変時・21.3t)
メレに従う双幻士。幻獣ピクシー拳の使い手。双幻士の紅一点。
当初はメレに忠誠を誓うような素振りを見せ、彼女を「お嬢様」と呼んでいたが、実際はロンの命令で彼女を見張っていた。
使用ゲンギ
  • 真剣翔舞(しんけんしょうぶ):幻気を込めた両腕を振り下ろし、鋭く柔軟な無数の爪を相手に投げつける。
  • 突剣呑(つっけんどん):幻気を長い爪に込めて長く伸ばし、鞭のように振るって複数の相手をなぎ倒す。
ドロウ
声:稲田徹
  • 身長:217cm(幻身豪天変時・58.5m) / 体重:111kg(幻身豪天変時・29.9t)
ロンに従う双幻士。幻獣カプリコーン拳の使い手。
洞窟の奥に長い間引きこもっていたため、他人とは意志疎通をあまり好まないが、同じ境遇のソジョとは疎通がとれる。
使用ゲンギ
  • 即書呼(そくかきこ):計算の経過を空中に描き、答えを導き出す。
  • 練馬繰(ねりまくり):ソジョが胸部の前歯に溜め込んだ激気と紫激気に幻気を加え、3つの気を混ぜ合わせた上、研究によって作り出した種に「エンター」し、泥粒子を作り出し、撒き散らす。泥粒子を浴びた者は苦しみながら消滅してしまう。
  • 練馬繰・痛(ねりまくり・つう):相手の腕を掴んで練るように回転させ、武器を弾き飛ばしてしまう。
  • 全身練馬繰(ぜんしんねりまくり):ソジョとの連携技。頭の角の上にソジョを乗せ、ソジョの具流虞留で一緒に高速回転し、練馬繰を繰り出すことで巨大拳士の合体解除を誘発する。
ソジョ
声:津久井教生
  • 身長:203cm(幻身豪天変時・54.8m) / 体重:87kg(幻身豪天変時・23.5t)
ロンに従う双幻士。幻獣アーヴァンク拳の使い手。
ドロウと同様、洞窟の奥に長い間引きこもっていたため他人とは意志疎通の機会が少なく、単語だけで話す。
使用ゲンギ
  • 備離美利(びりびり):両腕から幻気による電撃を発する。
  • 具流虞留(ぐるぐる):幻気により、実体に限りなく近い幻を作り出す。
  • 打無堕夢(だむだむ):追跡不能なほどの超高速で回転し、幾度も打撃を与える。
  • 具流虞留備離美利(ぐるぐるびりびり):具流虞留で超高速回転しつつ、備離美利を発して攻撃する。
  • 全身練馬繰(ぜんしんねりまくり):ドロウとの連携技。ドロウの頭の角の上に乗り、具流虞留で一緒に高速回転し、ドロウが練馬繰を繰り出すことで巨大拳士の合体解除を誘発する。
シュエン
声:柴本浩行
  • 身長:205cm(幻身豪天変時・55.3m) / 体重:93kg(幻身豪天変時・25.1t)
スウグに従う双幻士。幻獣ハヌマーン拳の使い手。
猿であるが故に不真面目極まりない性格。
使用ゲンギ
  • 毛猛分身変(もうもうぶんしんへん):頭髪を抜き、息吹を吹きかけることで沢山の分身を作り出す。分身は本体と遜色ない能力を発揮し、少しずつ性格も異なる。
  • 天軸転(てんじくてん):背中に背負った伸縮自在の棍棒を湾曲させながら振り回し、複数の標的に打ち付ける。
  • 大猿回(だいえんかい):身体の柔軟性と俊敏性を最大限に発揮し、舞いながら相手の攻撃をことごとくかわす。
  • 爆炎彩遊鬼(ばくえんさいゆうき):背中に背負った棍棒から、強力な火炎を放つ。
コウ
声:安井邦彦
  • 身長:212cm(幻身豪天変時・57.2m) / 体重:91kg(幻身豪天変時・24.5t)
スウグに従う双幻士。幻獣ケルベロス拳の使い手。かつて理央に謀反を起こした五毒拳のブラコの弟でもある。
兄に似て野心家で、兄の復讐より四幻将への出世を優先していた。
犬であるが故に生真面目であり、それ故にシュエンとの仲は死ぬほど険悪。
使用ゲンギ
  • 迅愚流(じんぐる):幻気で作られた無数の首輪を投げつけ、人々の首にはめることで悲鳴と絶望を搾り取る。首輪一つにはリンリンシー一人分の力が宿っており、激気を吸い取ることもできる。

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ イエローがリーダーとなったのはシリーズ初であり、これで初期メンバーに使用される7色(赤・青・黄・桃・緑・黒・白)が全員リーダーになったことになる。なおキャプテンに任命された時点では追加メンバーの2人はまだ加入していない。
  2. ^ ただし、後に見つかった両親の遺品のペンダントなどから、少なくとも「ジャン」は本名であることが分かる。
  3. ^ シャーフーは「ネコ」、エレハンは「ゾウ」等。なお、拳魔は名前で呼ぶ。他の登場人物は名前で呼ぶか「マスター・×××」(後述)で呼んでいる。
  4. ^ このような影響からゴウは他のメンバーより10年程長く生きていると思われる(10年前のレツは子供だったが、ゴウは現在と同じである)。そのため、レツの事はまだ子供だと思っており、レツが弟として話しかけても信用しなかったが、レツが十字架のペンダントを見せた事で真実に気付いた。
  5. ^ 『ホビージャパン』通号465、2008.3、p.186
  6. ^ 東映側で「レツ(ブルー)の兄」という設定を決め、それを受けてバンダイ側が青系の色から紫を選択した。紫はヒーロー側に使われることが少ない色だったが、2000年の『仮面ライダークウガ』のタイタンフォーム以降、平成仮面ライダーシリーズで使われ始め、本作で戦隊シリーズ初登場となった[5]。2000年代以前はメタルヒーローシリーズで3度使われている(『特捜ロボ ジャンパーソン』のジャンパーソンと『ブルースワット』のサラと『ビーファイターカブト』のビーファイターテントウが該当)
  7. ^ 演じる聡太郎は松濤館流空手の有段者で、劇中ではそれを生かしたアクションが見られる
  8. ^ これは『サザエさん』で永井演じる磯野波平磯野カツオを怒鳴るシーンのオマージュである。
  9. ^ a b c キャラクターの命名モデルとなった俳優の出演作品において、フィックス(固定の吹き替え担当)を務める声優が演じている。
  10. ^ 超全集 2008, p. 37.
  11. ^ 『獣拳戦隊ゲキレンジャー超全集』では、意味は不明と記載している[10]
  12. ^ ただし、本人の出演は無く名前のみの登場。
  13. ^ クレジットのタイミングが本人の映像と同時である他、後期の映像ではクレジットの方法が特殊で字体もやや大きくなっている。
  14. ^ 「Beast Arts Academy」での美希の台詞により。
  15. ^ 敵幹部は戦隊メンバーを変身前の姿でもコードネームで呼ぶのが通例である事に倣っている。しかし、同期だったゴウへの呼称は常に「ゴウ」だった。
  16. ^ a b 変身前と声の出演は無い。
  17. ^ a b 超全集 2008, p. 84.
  18. ^ 『獣拳戦隊ゲキレンジャー超全集』では、相手の心の闇を増幅させて良心や自制心を奪い去る技と解説している[17]
  19. ^ 『獣拳戦隊ゲキレンジャー超全集』では、相手の幻気を引き出す技と解説している[17]
  20. ^ a b 超全集 2008, p. 83.
  21. ^ 『獣拳戦隊ゲキレンジャー超全集』では、名称を鳳凰メレと記載している[20]
  22. ^ 『獣拳戦隊ゲキレンジャー超全集』では、読み仮名をひしょうきがんと記載している[20]
  23. ^ 更に裏設定で、双幻士は十二支を四幻将は十二支に加え四神もモチーフにしている。

参考文献[編集]