スパイダーマン (東映)

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スパイダーマン(東映TVシリーズ)
ジャンル 特撮ドラマ
放送時間 水曜日19:30 - 20:00(30分)
放送期間 1978年5月17日 - 1979年3月14日(41回)
放送国 日本の旗 日本
制作局 東京12チャンネル(現:テレビ東京)、東映
演出 竹本弘一ほか
プロデューサー 吉川進石川博
出演者 香山浩介
三浦リカ
大山いづみ
矢茸義晴
賀川雪絵
西沢利明
村上冬樹
安藤三男
仲谷昇
古賀弘文(スパイダーアクション)ほか
オープニング 「駆けろ!スパイダーマン」
ヒデ夕樹
エンディング 「誓いのバラード」ヒデ夕樹

特記事項:
ナレーター:大平透
第21-33話は放送時間を2分短縮。
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スパイダーマン』は、東京12チャンネル水曜日19:30-20:00枠において、1978年(昭和53年)5月17日から1979年(昭和54年)3月14日にかけて全41話(初回時には、2話分の再放送も追加)が放送された、マーベル・コミック社とキャラクター使用契約を交わした東映製作の特撮テレビドラマシリーズ、およびそれに登場する架空のヒーロー。

スパイダーマンのキャラクターを使用しているが、設定や物語は東映が独自で創作している。戦闘では巨大ロボット・レオパルドンに乗り込んで戦う。このヒーローが巨大ロボットに乗り込む設定はその後のスーパー戦隊シリーズにも引き継がれていった。

目次

[編集] 概要

東映とマーベル・コミックの「3年間にわたり、お互いのキャラクターを自由に使用してよい」という契約により生まれたのが本作である。当初は、現代にタイムスリップしたヤマトタケルを主人公とし、脇役としてスパイダーマンを登場させる作品を作る予定であった[1]が、最終的にはスパイダーマンを主役に置いた作品を制作することになり、設定も独自のものに変更され、「コスチュームを除き、原作コミックと無関係と言っても過言ではない」[2]とも評される映像作品となった。ちなみに東映がこの契約で作ったもう一本が『バトルフィーバーJ』であり、マーベル・コミック側は1979年から1980年にかけて東映のロボットアニメ『惑星ロボ ダンガードA』、『超電磁ロボ コン・バトラーV』(加えて東北新社作品である『勇者ライディーン』)の主役ロボットが宇宙で活躍するコミック『Shogun Warriors』を刊行している。

原作者のスタン・リーを始めとするマーベル製作チームは、優れた特撮技術とクモ男らしさを出したアクションには高い評価を与えた[3]。中でもリーは「世界各国でスパイダーマンが製作されているが、その中でも日本版だけは別格だ。レオパルドンは別として…。」とのコメントを残している[4] 。当時からレオパルドンはその設定の追加をマーベルスタッフ達が激怒したという逸話が広く信じられていたが[5]、実際には子供向けアクションドラマとして商業的に成功させる為に必要なガジェットとして、理解はされていたという。先に述べた契約が切れたこともあって、近年の全話ソフト化まで原版はほぼ封印状態にあった。

当時の玩具デザインを担当していた村上克司は、スパイダーマンという題材に対して「商売になるのかなぁ」という懸念があり、東映ゼネラルプロデューサーの渡邊亮徳に助けを求める。「固定観念に囚われずに自由に発想していいから頑張りなさい。温故知新だよ!」との許可とアドヴァイスを得て、「(スパイダーマンが)宇宙から来たことにしても構いませんか」と提案。さらに村上は「(スパイダーマンが)宇宙から来る時に、いかにも蜘蛛男らしい母艦に乗っている。しかもその母艦が、いかにも日本人好みがしそうなロボットに変形する」という提案を出し、快諾された。

こうして日本側スタッフの発案によって生まれたレオパルドンは超合金を初めとしたトイフィギュアとして発売され、子供向け特撮作品の玩具としては当時史上空前と言われる大ヒット商品となり、番組の商業的な成功をほぼ一手に引き受ける格好にまでなった[6]。その後のマーベルとの提携で制作された初期の『スーパー戦隊シリーズ』における巨大ロボットの成功や1990年代以降のマーベル作品のキャラクター事業展開でも日本ではスパイダーマンが欧米並に人気を集めた事など、その存在は後のマーベルの日本での販売戦略にも多かれ少なかれ正の方向に影響を及ぼしたといえる。

脚本は、全41話中、『キイハンター』、『マジンガーZ』、『Gメン'75』等のメインライターで知られる高久進が劇場版を含む16話分、初期円谷作品や東映特撮作品等で著名な上原正三が第1話、最終話を含む15話分をそれぞれ担当。特に、上原作品は、後の宇宙刑事シリーズにも通じる内容であった。敵の怪獣又は怪人に相当するマシーンベムは、ストーリー上その登場に全く必然性を感じさせないケースも珍しくなく、マシーンベムやそれに代わる存在が全く登場しない回(第12話、第27話)すらある。敵側の主役ともいうべきアマゾネスは、第15話でスパイダーマンに正体を見破られるまでの間は出版社の編集長吉田冴子としての姿も描いており(第16話を除く)、最終話に至っては、アマゾネスを中心としたストーリー展開になっている。

[編集] ストーリー

スピードレーサーの山城拓也は、高名な科学者の父を研究成果の悪用を目論む異星人のモンスター教授に殺された。故郷を滅ぼされて教授を追って来たが力尽きたスパイダー星人・ガリアから、蜘蛛の能力を与えられて、超人・スパイダーマンとなり、仇である教授が率いる鉄十字団と戦う。

[編集] スパイダーマン

山城拓也が、強化服・スパイダープロテクターを身に着けた姿。彼はスパイダーエキスを注入されたことで体質が変化したため、蜘蛛の能力を持ち、垂直の壁に張り付くことや、昇り降りすることも出来る。スパイダー感覚で敵の動きを察知できるほか、人間離れした体力も有するが、クモの生態に準じた「寒さに弱い」などの弱点(スパイダーエキスによる副作用的なもの)も存在する。

正体は秘密にしているが、存在自体は早い段階で「正義のヒーロー」として認知されていた。第7話では、「スパイダーマンブギ」(作詞:上原正三、作曲:渡辺宙明、歌:小林幸太郎 & BB5)という歌がレコード化されて、ヒットしているほど有名になっている[7]インターポール秘密情報部には正体を知られており、協力関係にある。

スパイダーマンとマシーンベムの直接対決はほとんど描かれず[8]、そのマシーンベムを倒すのはレオパルドンの役目になっている。そのため、スパイダーマンは自分の手で直接怪人(に相当する敵役)を倒したことが無いという、日本のヒーローとしては特異な地位を占めている。これは、仮面ライダーライダーキックキカイダーのデンジ・エンドに相当する「必殺技」や「必殺武器」と呼べるものが設定されていない事に起因する[9]

敵に立ちはだかる時には(後のスーパー戦隊シリーズの様な)大見得を切っての名乗り口上を行う。そのバリエーションは非常に豊富であった。木の多い場所の移動にはスパイダーストリングスをターザンのロープの様に駆使して移動することが多い。ただしGP-7やマーベラーがあるためか、オリジナルの様に摩天楼を移動するときにスパイダーストリングスを使うことはほどんどなかった。また、マシンを使わず徒歩で移動する事も多い。このシーンの撮影は新宿の繁華街を無許可でゲリラ撮影した為、腰を落としたやや怪しい体勢で歩くスパイダーマンの姿に、通行人の人々があっけにとられている顔が見られる(第23話「家なき子たちに愛の学園を」)。

[編集] スパイダーマンの装備、武器

スパイダープロテクター
スパイダーマンとして活動する際に、身に付ける強化服。マーベルの原作(着ぐるみのように装着する)とは違い、普段はスパイダーブレスレットに収納されている。装着時には一瞬で射出され、拓也の体を覆った後、背中側の両肩に渡るファスナーを閉めると変身完了。
放映当時のスーツで現存するのは、一着のみだという。DVD特典映像のスタン・リーとの対面収録に当たってこのスーツが使用され、東映版スパイダーマンが二十数年ぶりに復活した。アメリカでの街頭巡礼も行ったが、ファンは見慣れぬブレスレットに違和感があるらしく、「その馬鹿デカイ時計は何?」とブレスレットについて指摘される事が多かった[10]
スパイダーブレスレット
スパイダープロテクターを収納しているブレスレット。左手首に装着されている。内部で無限に製造されるスパイダー液と呼ばれる特殊な液体を元にスパイダーストリングスやスパイダーネットを作り出し、射出することが可能。また、スパイダーマシンGP-7やマーベラーを呼び出す際の誘導装置としても使用される。
東映版スパイダーマンの放送当時はこれを再現した玩具は発売されず[11]、当時の関連商品やコミカライズ作品おいても省略されることが多かった。また、撮影用のプロップは、アップ用のものが非常に重かったため、ほとんどのシーンで軽量に作られたアクション用のものが用いられたという。
スパイダーストリングス
ロープ状の蜘蛛の糸。数百トンの物体をも引っ張ることが可能。
スパイダーネット
状の蜘蛛の糸。複数の敵を一斉に捕らえるために使用することが多い。

[編集] スパイダーマシンGP-7

空陸両用のスーパーマシン。ボンネットの内側にはミサイル発射装置や機関銃が内蔵されている。宇宙戦艦マーベラーの艦橋後方から、内部に収納される。

[編集] マーベラー

ガリアが乗っていた宇宙戦艦。全長48メートル、重量25000トン。普段は地底に隠されており、スパイダーマンに呼ばれると地割れを起こしながら地上に姿を現す。艦橋はヒョウ(=レオパルド)の頭のような形で[12]、レオパルドンの頭を収納しており、変形時には左右に割れて頭が出てくる(レオパルドン時は、艦橋は背部に位置している)。明らかに大気圏内での飛行には不向きと思われる形状だが、設定上マッハ15での飛行が可能である。宇宙空間では光速に近い速度で飛行できる。

通常はスパイダーマンが搭乗してすぐにレオパルドンに変形するため、この形態での出番は少ないが、艦首に装備された主力武器のマーベラーカノンは、マシーンベムを倒すほどの威力を誇る。

[編集] レオパルドン

マーベラーが変形した巨大ロボット。全高60メートル、重量25000トン(資料によっては20000トンとも)。村上克司によるとドイツの戦車「レオパルド」から名前を取ったそうである。

以下のような武器を持ち、状況に応じて使用する。

アームロケット
拳を飛ばす、いわゆるロケットパンチ。厚さ5メートルのコンクリート壁も破壊することが可能。
アークターン
額の飾りをブーメランのように飛ばす。発射されると発光しながら飛んでいく。
レオパルドンストリングス
胸部から発射される、分銅の付いたロープ。
スパイダープロテクター
両すねのエネルギーパネルが展開して出現する盾。蜘蛛の巣の模様が書かれている(劇中未使用)。
ソードビッカー
右足に収納されているだが、立ち回りでは一度も使用せず、マシーンベムに止めを刺すための決め技として投擲する。一撃でマシーンベムを倒すことも可能な最強の武器である。

[編集] レオパルドン最強伝説

本作に登場する巨大ロボット・レオパルドンは、東映ビデオが「特撮史上最強秒殺ロボットと謳われている」とDVD-BOX特集サイトに自ら記している[4]程の最強無比ぶりを、作品中において発揮している。

シリーズ序盤こそ戦闘シーンの時間がそれなりに確保されていたレオパルドンであったものの、回を重ねるごとにドラマ部分の占める割合が大きくなり、戦闘シーンの時間が短縮されていった。そのため、途中からはマーベラーがレオパルドンに変形した直後に決め技ソードビッカーを繰り出し、一撃で巨大マシーンベムを倒して勝利するという展開が非常に目立つ。さらにはマーベラーのまま変形すらせずに直接砲撃を行い巨大マシーンベムを倒すなど、レオパルドンが登場せずに終わった回も少なくない[13]。挙句には、最後の敵である巨大モンスター教授ですらレオパルドンに全くと言っていいほどダメージを与えられず、「鉄十字団は不滅だ―っ!!」との連呼も空しく、お決まり通りにソードビッカーで刺し貫かれあっけなく敗れ去った。

なお、巨大戦はレオパルドンと巨大マシーンベムが同一のカットに登場することはほとんどなく[14]、両者が単独で登場するシーンを飛び道具の応酬を介して繋ぎ合わせる事で戦闘を成立させている[15]。これは、当時はまだノウハウ的に発展途上段階であった巨大ロボットを模した特撮用着ぐるみが余りに巨大でマシーンベムとの身長が釣り合わないこと、構造上の問題から、レオパルドンの激しい動作は非常に困難であったことに加え、シリーズ中盤以降には着ぐるみの破損や紛失などもあってレオパルドンの格闘シーンが新規に撮影できなくなり、その戦闘シーンをバンクフィルムのみで構成せざるをえなくなった為と言われている。

つまり、結果から言えば事情でレオパルドンの出番を減らさざるを得なくなった副産物の「最強伝説」と言える。そして、レオパルドンから得られたノウハウと反省点は、後のスーパー戦隊シリーズの巨大ロボット戦において活かされることとなる。

[編集] 名乗り口上

上記の通り、本作の見せ場に悪事を働く敵の前に敢然と立ちはだかり、原作を忠実に再現したポーズで大見得を切って長々と決めの文句(初期は「地獄からの使者・スパイダーマン!」や「鉄十字キラー・スパイダーマン!」が多かった)を述べる。その際には、主題歌のイントロ部分をアレンジしたキャッチBGMが多く使用された。回を重ねるごとに登場ポーズや口上も様々なものに変化し、その大時代的な演出は作品の大きな特徴の一つとなった。

[編集] 主な登場人物

山城拓也(やましろ たくや)
プロオートレーサー。スパイダーマンの正体。スパイダー感覚で鉄十字団を感知することができる。22歳。
父とガリアの復讐のために鉄十字団と戦うが、周囲の人間を巻き込まないように正体を隠し、普段は三枚目に徹している。そのため、目の前で新子や拓次が危機に晒されても助けることができず、苦悩することもあった。また、スパイダーマンになってからは収入源であるレースへの出場回数が減ってしまったらしく、アルバイトとしてひとみの取材の足代わりになることも多い(本人は乗り気ではないが、新子に収入が少ないことを指摘されてしぶしぶ付き合うケースがほとんど)。
佐久間ひとみ(さくま ひとみ)(第1話-第12話、第14話-第15話、第17話-第18話、第20話-最終話)
フリーカメラマン。拓也の恋人。20歳。純粋な地球人で唯一スパイダーマシンGP-7を運転した事がある。
山城新子(やましろ しんこ)(第1話-第39話、最終話)
拓也の妹。山城家を切り盛りする。18歳。
山城拓次(やましろ たくじ)(第1話-第16話、第18話-第24話、第26話-第27話、第29話-第33話、第35話-第39話、最終話)
拓也の弟。7歳。
ガリア(第1話-第2話)
スパイダー星人。故郷を滅ぼした鉄十字団に復讐すべく400年前に地球に飛来。拓也にスパイダーエキスを注入する。
間宮重三(まみや じゅうぞう)(劇場版、第11話、第12話、第14話)
インターポール秘密情報部の捜査官。拓也がスパイダーマンであることを調べ上げ、協力を要請した。その後、拓也に無線機を送っており、これを使って拓也とインターポールは連絡を取り合うようになる。
吉田冴子(よしだ さえこ)
「週刊ウーマン」編集長。実はアマゾネスの社会潜伏用の変装。
スパイダーマンにその姿を見られたことから正体を知られ、編集部から姿を消す(程なくして週刊ウーマンは廃刊になった)。正体発覚後は作戦に合わせた変装で登場しているが、第32話で冴子と呼ばれるシーンがあることや、全話にわたって「吉田冴子 アマゾネス」とクレジットされていることから、吉田冴子の名は一貫して使用していたと思われる。
拓也がスパイダーマンではないかと疑い、数回にわたって罠を仕掛けるが、最後まで決定的な証拠をつかめなかった。

[編集] 鉄十字団

銀河系を荒らし回る侵略者集団。

モンスター教授(全話)
鉄十字団の首領。400年前にスパイダー星を侵略した後、地球に飛来する。そして、地球侵略を開始する。人間の血を命の源とする。最終話ではビッグモンスターに巨大化し、スパイダーマンが乗るレオパルドンに立ちはだかったがソードビッカーの一撃で即死した。
アマゾネス(全話)
女幹部。作戦の執行指揮や諜報活動を行う。変装が得意。吉田冴子の正体。劇中では時期によって衣装が異なる。
  1. 第1話-第18話:ロングヘア自毛に黒いレオタード
  2. 第19話-第30話、第32話:ヘッドギア付きの赤いヘアピースと銀色のミニスカート
  3. 第31話、第33話-第38話:ヘアピースの色が黒に
  4. 第39話-第41話:初期の黒いレオタードとヘアピース
ベラとリタ(第35話-最終話)
ゲリラアマゾンの秘境で発見されたミイラを教授が改造して蘇生。ベラは毒弓矢、リタはマシンガンを扱う。
マシーンベム
鉄十字団の生体兵器。作戦ごとに製造され、作戦の遂行や用心棒的役割を果たす。人間が改造された者も多いが、怪猫獣のように妖怪としか思えないものや、出処がまったく不明の者もいる。また一部のマシーンベムを除いて伸縮自在で、巨大化の他、人間の手のひらサイズで活動したものもいる(カブトン他)。
巨大化し巨大ロボと戦うという後のスーパー戦隊シリーズの基礎を築いたといえるものの、巨大化の原理やきっかけについては一切説明されていない。
ニンダー(全話)
戦闘工作員。主として集団行動。
人間の姿で暗躍することもあるが、耳の後ろに回路のようなものが露出していたり、手が金属になっていたりするため、鉄十字団のことを知らない一般市民にも不審がられたことがある。

[編集] スタッフ

[編集] 表記の変更について

  • 「石川博」「東京12チャンネル」の表記は、東京12チャンネルでの放送時のみ。DVDでは第2話まで表記されている。
  • 「あんだんて」の表記は第2話まで。
  • 「コロムビアパーカッションアンサンブル」の表記は第9話以降。
  • マーベル内配信サイトではマーベルの表記が「TM&© 1978 Marvel Characters, Inc. All rights reserved.」に変更されていることもある。

[編集] 主題歌

2曲とも作詞者の名義が八手三郎になっているが、渡辺宙明の証言によると、オープニングテーマは平山亨が、エンディングテーマは吉川進が作詞したとのこと。

[編集] オープニングテーマ

「駆けろ! スパイダーマン」
作詞:八手三郎 作曲:渡辺宙明 歌:ヒデ夕樹(コロムビアレコード SCS-421)
劇中音楽では使用されていないシンセドラムを採用されている。コーダはアイキャッチ音楽としても使用されている。また、カラオケ予告編音楽として使用された。
曲間に挿入される台詞は外国人によるもの。渡辺宙明によると、台詞は英語なのに何故かフランス人が来たため、なかなか思い通りの発音にならず、録音が難航したという(結局、最終的にも「チェンジ!レオパルドン!」の部分で「チェンジ!オパルドーン!」のような発音となってしまった)。

[編集] エンディングテーマ

「誓いのバラード」
作詞:八手三郎 作曲:渡辺宙明 歌:ヒデ夕樹(コロムビアレコード SCS-421)
劇中では第13話で拓也が亡き父を偲ぶシーンに流れた。

[編集] キャスト

[編集] 放送リスト

話数 サブタイトル 放送日 登場怪人 その他のゲスト 脚本 監督
1 復讐の時は来たれり! 撃て鉄十字団!! 1978年
5月17日
暴君竜(声:飯塚昭三 入江正徳 上原正三 竹本弘一
2 怪奇の世界! 宿命に生きる男 5月24日 双頭鬼(声:飯塚昭三) 山本武、大矢兼臣 高久進
3 怪盗001vsくも男 5月31日 幻妖虫(声:飯塚昭三) 風戸佑介野口貴史 田口勝彦
4 恐怖の半魚人! 奇蹟を呼ぶ銀の糸 6月7日 半魚人(声:飯塚昭三) 高杉哲平 上原正三
5 激突マシンGP-7! 兄弟の誓い 6月14日 鳥神獣(声:飯塚昭三) 佐藤たくみ、河合絃司 高久進 竹本弘一
6 戦慄の実験室! 悪魔のモンスター教授 6月21日 ロバキラー(声:飯塚昭三) 星正人、伊豆田依子 上原正三
7 恐ろしきヒット曲! 歌って踊る殺人ロック 6月28日 サソラー(声:飯塚昭三) 相原巨典加地健太郎 田口勝彦
8 世にも不思議な昔ばなし 呪いの猫塚 7月5日 怪猫獣(声:京田尚子 田中筆子三原順子 高久進
9 動くアクセサリーは恋のカブト虫スパイ 7月12日 カブトン(声:丸山詠二 片山滉、中原ルミ子 上原正三 佐伯孚治
10 炎地獄にへび女の涙を見た 7月19日 へび女(声および人間体:鹿沼えり 岩城和男
11 モンスター教授のウルトラ毒殺 7月26日 深海王(声:依田英助 佐藤たくみ、相沢治夫 高久進 竹本弘一
12 華麗なる殺人マシーンへの変身 8月2日 (マシーンベム登場せず) 青木純、中山一也伴直弥 上原正三
13 ドクロ団対悪魔の霊柩車 8月9日 暴走獣(声:飯塚昭三/人間体:倉地雄平 野口元夫 高久進 平山公夫
14 父に捧げよ 戦えぬ勇者の歌を 8月16日 コウモリ男(声:飯塚昭三/人間体:谷岡弘規 上原正三
15 ぼくたちの命の約束 8月23日 キラー一角獣(声:飯塚昭三) 福田信義、富山真沙子 高久進 竹本弘一
16 名犬よ 父のもとへ走れ 8月30日 ムカデ鉄人(声:飯塚昭三) 中村英生、太刀川寛 上原正三
17 プロレスラー サムソンの涙 9月6日 岩石男サムソン(声:飯塚昭三/人間体:丹古母鬼馬二 八名信夫アニマル浜口
大位山勝三、デビル紫
高久進 佐伯孚治
18 母の胸に甦る少年 9月13日 食虫植物(声:飯塚昭三) 吉田友紀此島愛子 押川国秋
19 まぼろしの少年 地図にない村 9月20日 カメンガー(声:飯塚昭三) 山田禅二、野川愛
潮健志安藤一人
上原正三 竹本弘一
20 謎が謎を呼ぶ私の出生の秘密 9月27日 原始人(声:飯塚昭三) 柿崎澄子依田英助 曽田博久
21 大空に散る父の愛 10月4日 タンクバッファロー(声:飯塚昭三) 大林丈史、浦崎真之夫 高久進
22 暗い運命に泣け 父と子 10月11日 ドクロ怪人(声:岡田道郎
白衣怪人(声優無し/人間体:竹内靖)
佐藤野里子、西国成男 佐伯孚治
23 家なき子たちに愛の学園を 10月18日 魔女猿(声:京田尚子) 松堂厚三郎、小林かおり杉欣也 曽田博久
24 ゴキブリ少年大戦争 10月25日 ゴキブリコンビナート(声:青森伸 多田幸男、安藤聖一、野口ふみえ 高久進 田中秀夫
25 秘宝と犬と複成人間 11月1日 ガニ魔(声:青森伸) 多々良純、坂本真吾 松下幹夫
26 絶対ピンチのにせものヒーロー 11月8日 噴火獣(声:飯塚昭三) 高橋淳、久永智子 押川国秋 竹本弘一
27 さらば戦友 愛しのセパード 11月15日 (マシーンベム登場せず) 丹呉年克、真田登久子 高久進
28 駅前横町の少年探偵団 11月22日 マグニナマズ(声:飯塚昭三) 坂上香、原ひさ子 松下幹夫 小林義明
29 急げGP-7 時間よ止まれ 11月29日 爆弾オオカミ(声:飯塚昭三) 山本武、岩城和男 上原正三
30 ガンバレ美人おまわりさん 12月6日 アンコウパト(声:飯塚昭三) 斉藤浩子きくち英一 曽田博久 佐伯孚治
31 明日なき子連れ刑事 12月13日 キノコンガー(声:飯塚昭三) 宮内洋、森愛、越後宏樹 上原正三 竹本弘一
32 甘くささやく妖女 12月20日 電気ミミズ(声:飯塚昭三) 久遠利三、上田かほり 松下幹夫 佐伯孚治
33 男の子をイビる野性の凄い少女 12月27日 火焔ギツネ(声:飯塚昭三) 菊地優子 高久進 竹本弘一
34 びっくりカメラ殺人事件 1979年
1月10日
スクラップマン(声:飯塚昭三) 熊谷康二、舟場牡丹 曽田博久
35 秘境アマゾンから来たミイラ美女 1月17日 タイガーポンプ(声:飯塚昭三) 古川聡、滝雅也 高久進 小林義明
36 たまねぎ鉄仮面と少年探偵団 1月31日 鉄面ミラクル(声:飯塚昭三)
ドクターミラクル(演:ミッチー・ラブ
ミラクルゴリラ(声:飯塚昭三)
上原正三
37 地獄からの密使 えん魔大王 2月7日 えん魔大王(声:飯塚昭三) 三谷昇、広瀬容一 高久進 佐伯孚治
38 ブリキの一番星と少年探偵団 2月14日 ムシバワニ→イレバワニ(声:飯塚昭三) 福岡正剛、たうみあきこ 曽田博久
39 格闘技世界一大会 2月21日 大力士ファイター(演:原田力)
大鳥人ファイター(演:小池三四郎)
宮内洋、中屋敷鉄也 上原正三 小林義明
40 さらばゼロ戦の謎 3月7日 空爆エイ 木田三千雄、佐伯貴宏 松下幹夫
41 輝け熱血の勇者 3月14日 ビッグモンスター(演:安藤三男) 上原正三
  • 第21-33話は放送時間を2分短縮
  • 1979年1月24日は第15話の再放送
  • 1979年2月28日は第16話の再放送

[編集] 劇場版

劇場版「スパイダーマン」(1978年7月22日公開東映まんがまつり

  • 登場マシーンベム:海魔王(声:飯塚昭三)
  • 脚本:高久進
  • 監督:竹本弘一

[編集] 契約切れによる制限

先に述べた東映とマーベルの契約の都合上、現在はスパイダーマンのキャラクターを東映が使用できなくなっており、映像はおろか写真やイラストすら公開不可能になってしまった[16]

そのため、映像ソフトの発売は1980年代末期にビデオソフトが1巻(第1話・31話・劇場版を収録)のみ発売された以降は長い間不可能であり、サントラ盤も復刻の際にジャケットが差し替えられた。公式の出版物でも、1995年発行の「超人画報」(竹書房)を最後にスパイダーマンの写真は掲載されなくなった。それ以降、「作品としてのスパイダーマン」が紹介されることはあっても、肝心のスパイダーマンの姿を見せることができなくなっている。

2004年にDVD-BOXの発売が発表されたが、版権上の都合から一時無期延期状態に。最終的に2005年12月9日に発売され、それに合わせた雑誌の特集記事でもスパイダーマンの写真が使用された。また、2006年7月にはバンダイから超合金魂GX-33「レオパルドン&スパイダーマン」が発売され、ソフビ魂「スパイダーマン」、ポピニカ「スパイダーマシンGP-7」が同梱されている。ただし、東映はDVD-BOXの発売を「最初で最後」と公言しており、事実、2007年12月に発売された『東映特撮ヒーロー THE MOVIE BOX』に本作の劇場版は収録されていない。

2009年3月5日からはマーベル公式サイトで無料配信が開始された。日本語音声に英語字幕を付加する形で配信され、毎週木曜日に新作エピソードが追加されている。

[編集] 逸話

  • 第2話での列車脱線事故現場の映像は同年2月28日に起きた営団地下鉄東西線列車横転事故の事故映像が流用されている。
  • 吉川進は降旗康男にも参加を要請したところ、終盤近くの時期になって「いつになったら俺に『スパイダーマン』を監督させてくれるんだ」という、意外な返事が返ってきたこともあった[17]
  • スパイダーマンのDVD-BOXによると、平山亨も企画に関わっている。
  • 各種の書籍類では、1978年度に展開されていた東映特撮ヒーロー番組は本作のみであると記述されていたが、実際は同年夏から『宇宙からのメッセージ・銀河大戦』の放送が開始されており、この情報は誤りである。
  • 第17話に出演したアニマル浜口、大位山勝三、デビル紫は当時国際プロレスに所属していたプロレスラーで、国際プロレスの中継も東京12チャンネルで『プロレスアワー』というタイトルで放送されていた。
  • 第31話、39話に『快傑ズバット』に登場した早川健にそっくりな刑事・立花豪が登場した(演者もズバットと同じ宮内洋)。
  • ナインティナイン矢部浩之は、貧乏な子供時代に買ってもらった数少ないオモチャに、「俺持ってたわ、糸を走るスパイダーマンのオモチャ」と言っている。

[編集] 関連項目

  • バトルフィーバーJ - 上記のように、本作の後にマーベル・コミックとの提携で作られた作品。本作の設定上最大の特徴である「等身大ヒーローが巨大ロボットを操縦する」という設定も継承され、以降のスーパー戦隊シリーズに欠かせない要素となった。また、本作に出演した俳優たちもゲスト出演している。逆にこの作品にゲスト出演した谷岡弘規などもレギュラー出演している。
  • 村上克司 - 当時バンダイ所属のデザイナーでレオパルドン等のデザインを担当した。
  • ゴキブリコンビナート - 第24話ゴキブリ少年大戦争に登場するマシーンベムの名を冠したアングラ演劇系の劇団。

[編集] 脚注

  1. ^ この時点では、スパイダーマンの設定はマーベル版のものをそのまま使用する予定だった。
  2. ^ 2007年の映画版『トランスフォーマー』ノベライズ版の巻末に寄稿された高橋良平による解説による。
    高橋良平 「More than Meets the Eye(作品解説)」『トランスフォーマー』 アラン・ディーン・フォスター・中原尚哉、早川書房ハヤカワ文庫〉、2007年7月15日、第2刷、405頁(日本語)。ISBN 978-4-15-011622-4
  3. ^ 後年のインタビューでも、リーは東映版のスパイダーマンのアクションについて、CG技術が発達していない当時においてマーベル側が抱いていたイメージを実現してみせたことを賞賛している。
  4. ^ a b 下記外部リンク内のDVD-BOX特集サイトを参照
  5. ^ 2010年現在は違った感想が伝えられている。 糸井一臣 (2010年4月22日). “アメリカにも通じる「わかりやすさ」を目指して - 大和屋暁氏が語るTVアニメ『HEROMAN』” (日本語). マイコミジャーナル. 2010年4月23日閲覧。 “『日本でやったスパイダーマンのあのロボットはカッコいいぞ』”
  6. ^ とはいったものの特撮巨大ロボットとしては前年の『大鉄人17』の方が売上が上である。また同年のアニメ『闘将ダイモス』の方が上でもある(トイジャーナル2003年8月号)
  7. ^ ただし、その後の「スパイダーマンブギ」の大ヒットは、鉄十字団の暗躍によるものである。
  8. ^ 戦闘員ニンダーを倒されるとすぐにマシーンベムが巨大化するケースが多い。
  9. ^ ただし39話で大力士ファイターをスパイダーマシンGP-7ではねて倒したことがある。
  10. ^ オリジナルのスパイダーマンもブレスレットは着用しているのだが、スーツの下に隠れている上、装着の有無が外見からは分からないほど薄いため。
  11. ^ 村上克司によると玩具化の企画はあったのだが、「糸を射出するギミックの再現が困難」「子供の手に付けると手錠のようになってしまう」等の問題が浮上したため実現しなかったという。その後、テレビランドで組み立て式の付録として付けられた。
  12. ^ 村上克司によるとスフィンクスのイメージもあるそうである。古代エジプト文明を築いたのは宇宙から来たスパイダーマンだったという構想があったためだそうである
  13. ^ いずれにしても、巨大戦の戦闘開始から僅か15秒以下で殲滅したケースが7回もある。
  14. ^ 決して皆無ではなく、シリーズ序盤第4話の対半魚人戦のようにきちんと格闘している回も存在する。
  15. ^ 例えば必殺技であるソードビッカーは「レオパルドンが剣を抜いて投げる」「剣が飛んでいく」「剣がマシーンベムに突き刺さって爆発する」の3カット構成。
  16. ^ ただし、東映版のオリジナル設定であるレオパルドンなどは使用可能であり、本作の楽曲を収録したCDではレオパルドンの写真が使われることが多い。
  17. ^ スパイダーマン 東映TVシリーズDVD-BOX付録冊子 「スパイダーマン大検証」 より

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東京12チャンネル 水曜日19:30-20:00(1978年5月 - 1979年3月)
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