アメイジング・スパイダーマン2

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アメイジング・スパイダーマン2
The Amazing Spider-Man 2
監督 マーク・ウェブ
脚本 アレックス・カーツマン
ロベルト・オーチー
ジェフ・ピンクナー
原案 ジェームズ・ヴァンダービルト
製作 アヴィ・アラッド
マシュー・トルマック
製作総指揮 アレックス・カーツマン
ロベルト・オーチー
出演者 アンドリュー・ガーフィールド
エマ・ストーン
ジェイミー・フォックス
デイン・デハーン
コルム・フィオール
フェリシティ・ジョーンズ
ポール・ジアマッティ
サリー・フィールド
音楽 ハンス・ジマー
The Magnificent Six
主題歌 アリシア・キーズ feat. ケンドリック・ラマーイッツ・オン・アゲイン
挿入歌= フィリップ・フィリップス英語版ゴーン、ゴーン、ゴーン英語版
中島美嘉×加藤ミリヤFighter』(日本語吹き替え版テーマソング)
撮影 ダニエル・ミンデル
編集 ピエトロ・スカリア
エリオット・グレアム
製作会社 マーベル・エンターテインメント英語版
配給 コロンビア映画
公開 オーストラリアの旗ドイツの旗 2014年4月17日
日本の旗 2014年4月25日[1]
アメリカ合衆国の旗 2014年5月2日
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
前作 アメイジング・スパイダーマン
次作 アメイジング・スパイダーマン3
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アメイジング・スパイダーマン2』(The Amazing Spider-Man 2)は、マーベル・コミックのキャラクターであるスパイダーマンをフィーチャーしたマーク・ウェブ監督による2014年公開のアメリカ合衆国スーパーヒーロー映画英語版である。2012年の『アメイジング・スパイダーマン』の続編であり、コロンビア映画は2011年の段階で既に製作企画があることを発表していた。スタジオは前作に引き続いてでジェームズ・ヴァンダービルトを脚本家として雇い、その後アレックス・カーツマンロベルト・オーチーにより書き直された[2][3]。出演はアンドリュー・ガーフィールドエマ・ストーンジェイミー・フォックスデイン・デハーンコルム・フィオールフェリシティ・ジョーンズポール・ジアマッティサリー・フィールドらである[4]

ストーリー[編集]

スパイダーマンとしてニューヨークの平和を守るピーターは、恋人グウェンとすごす日々を満喫していた。しかし同時に、彼女の亡き父親ジョージと交わした「彼女を危険に巻き込まないために別れる」という約束を果たせず苦しんでいた。そんなピーターを見かねたグウェンは、彼と別れることを決意する。

一方、オズコープで働く電気技師のマックスは、街の送電システムを設計した優秀な男だったが、その冴えない風貌と性格から誰からも好かれず、自身の命を助けてくれたスパイダーマンに異常な執着を見せていた。ある夜、彼は作業中の事故で電気人間(エレクトロ)になってしまい、その力をコントロールできず街を破壊してしまう。これを止めに来たスパイダーマンに名前を覚えられていなかったことや、自分とは違い人々から愛されている姿に嫉妬した彼は、スパイダーマンの命を狙うようになってしまう。

そしてその頃、オズコープのCEOであるノーマンが死去。彼の息子であり、ピーターの旧友であるハリーがニューヨークに戻り、オズコープの新CEOに着任する。しかし、彼も父同様に不治の病に侵されており、その命は残り少ないものだった。彼は父が残した過去の研究データから、治療するにはスパイダーマンの血液が必要だという結論に達するが、それはあまりにもリスクが高すぎるため、ピーターはスパイダーマンとして血液の提供を拒否する。これによりスパイダーマンを憎むようになったハリーは、エレクトロと共謀して彼の抹殺に動き出す。

キャスト[編集]

役名 俳優 日本語吹替
ピーター・パーカー / スパイダーマン アンドリュー・ガーフィールド 前野智昭
グウェン・ステイシー エマ・ストーン 本名陽子
マックス・ディロン / エレクトロ英語版 ジェイミー・フォックス[5][4] 中村獅童[6]
ハリー・オズボーン / グリーン・ゴブリン デイン・デハーン 石田彰
ドナルド・メンケン コルム・フィオール 家中宏
フェリシア フェリシティ・ジョーンズ[7]
アレクセイ・シツェビッチ / ライノ英語版 ポール・ジアマッティ[7][8][4] 楠見尚己
メイ・パーカー英語版 サリー・フィールド 一龍斎春水
メアリー・パーカー英語版 エンベス・デイヴィッツ 吉田美保
リチャード・パーカー英語版 キャンベル・スコット てらそままさき
アシュレイ・カフカ博士英語版 マートン・チョーカシュ[9] 梅津秀行
黒服の男 ルイス・キャンセルミ 鈴木幸二
幼いピーター マックス・チャールズ 関根航
アリスター・スマイス英語版 B・J・ノヴァク[10] 花輪英司
謎の男 マイケル・マッシー 小島敏彦
ノーマン・オズボーン英語版 クリス・クーパー(クレジットなし)[11] 小川真司
ジョージ・ステイシー英語版 デニス・リアリー(クレジットなし)[12] 菅生隆之
卒業式の老人 スタン・リーカメオ出演[13]

製作[編集]

企画[編集]

プロデューサーのマシュー・トルマックは「複数の続編があり、少なくとも三部作になる」ことを明かした[14]。2作目の公開日は2014年5月2日が予定された[15]。ウェブは2作目でもさらにオリジン・ストーリーが展開されると述べた[16]。2012年6月、ウェブは続編でも監督を務めるかわからないと答えたが[17]、2012年9月28日に続投が報じられた[18][19]。アンドリュー・ガーフィールドもまた続編出演を希望しており[20]、2012年9月に正式に決定した[18][19]。エマ・ストーンは続編2本分の契約を交わし、グウェン・ステイシー役を続投することが決まった。前作からスパイダーマンの衣裳とマスクのデザインは変更され、マスクの眼は前作のマジックミラー然としたものから、白っぽいレンズが付いて大きくなり、印象がコミックスや前シリーズに近くなっている。ウェブ・シューターも変更されている[21]

サム・ライミによる前三部作でJ・ジョナ・ジェイムソンを演じていたJ・K・シモンズはスタジオ側からオファーがあれば出演したいと述べた[22]。2012年10月、続編の悪役はエレクトロ英語版であると発表され[23]ジェイミー・フォックスへオファーされ[24][25][26]、12月にフォックスはインタビューで決定を認めた[5]。2013年1月、ポール・ジアマッティライノ英語版役、フェリシティ・ジョーンズが役名不詳ながら出演が決まったことが報じられた[27]。2月27日、クリス・クーパーノーマン・オズボーン英語版役に決まった[11]

メリー・ジェーン・ワトソン[編集]

2012年10月10日、シェイリーン・ウッドリーメリー・ジェーン・ワトソン役にオファーされていることが発表された[28][29]。2013年3月14日、ウッドリーが撮影に参加していることが確認され、また本作での彼女の役割は小さなものであることが明かされた[30]。2013年6月19日、本作からはメリー・ジェーンというキャラクターがカットされることが発表された。『ハリウッド・リポーター』誌上でマーク・ウェブは「(カットしたのは)物語を合理化し、ピーターとグウェンの関係に焦点を当てるための創造的な決断」であり、誰もがウッドリーと仕事をするのを楽しんでいたと語った[31]

撮影[編集]

2013年2月4日、マーク・ウェブは自身のtwitterにて主要撮影の開始をつぶやいた。彼はまたデジタルではなく35mmフィルムで撮影することを明かした[32]。ソニーは『スパイダーマン』の映画作品としては初めて全編ニューヨークで撮影され[33]、またニューヨーク市で撮影された映画としては史上最大規模であることを明かした[34]過越が行われている地域が撮影現場の近くにあったため[35]、会社側はコミュニティ側と話し合い、製作活動を調整した[36][37]ニューヨーク海事大学は作中のレイブンクロフト刑務所として撮影された[38]。カーチェイスシーンはロチェスターで撮影された[39]

6月25日、ウェブは撮影の完了をTwitter上で明かした[40]

日本での公開[編集]

日本では 2014年4月25日に公開された。物語の重要人物となるエレクトロの吹き替は、中村獅童が務めた[6]

続編[編集]

2013年6月17日、ソニーはシリーズ3作目を2016年6月10日、4作目を2018年5月6日に公開予定であることを発表した[41]

参考文献[編集]

  1. ^ ソニー・ピクチャーズ - プレスリリース -2013/6/19-”. ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント (2013年6月19日). 2013年7月3日閲覧。
  2. ^ Kit, Borys (2011年3月24日). “James Vanderbilt returning to pen sequel”. The Hollywood Reporter. 2011年8月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年3月24日閲覧。
  3. ^ Fleming, Mike (2012年4月24日). “Alex Kurtzman & Roberto Orci Re-Writing Sequel To 'Amazing Spider-Man'”. Deadline. 2012年4月24日閲覧。
  4. ^ a b c THE AMAZING SPIDER-MAN™ 2 Begins Production In New York” (2013年2月5日). 2012年2月7日閲覧。
  5. ^ a b Exclusive: 'Spider-Man' Villain Jamie Foxx Reveals Major Origin Details”. MTV (2012年12月17日). 2013年2月7日閲覧。
  6. ^ a b 「アメイジング・スパイダーマン2」吹き替え版で、中村獅童が敵役エレクトロの声を担当”. 演劇ニュース (2014年3月19日). 2014年4月27日閲覧。
  7. ^ a b Lesnick, Silas (2013年1月28日). “Paul Giamatti Up for Rhino Role in The Amazing Spider-Man 2”. SuperHeroHype!. 2013年7月3日閲覧。
  8. ^ First Look at Paul Giamatti in The Amazing Spider-Man 2”. Superhero Hype (2013年5月11日). 2013年7月3日閲覧。
  9. ^ Andy Garcia & Rob Riggle Join LET’S BE COPS, Marton Csokas Boards THE EQUALIZER & Michael Bay’s ALMANAC Finds Jonny Weston & Sofia Black-D’Elia”. Collider (2013年5月17日). 2013年7月3日閲覧。
  10. ^ Webb, Marc (2013年3月28日). “Day 38. A supposed rumor about a Dunder-Mifflin takeover of Oscorp?”. Twitter. 2013年7月3日閲覧。
  11. ^ a b Siegel, Tatiana (2013年2月27日). “'Amazing Spider-Man 2': Chris Cooper to Play Green Goblin”. The Hollywood Reporter. 2013年7月3日閲覧。
  12. ^ Mortimer, Ben (2014年4月9日). “The Amazing Spider-Man 2 Review”. Superhero Hype!. 2014年4月12日閲覧。
  13. ^ SuperHeroHype (2013年6月3日). “Photos of Stan Lee Filming His Amazing Spider-Man 2 Cameo”. 2013年6月3日閲覧。
  14. ^ Douglas, Edward (2012年7月2日). “Exclusive: Talking with the Producers of The Amazing Spider-Man”. Crave Online. 2012年7月4日閲覧。
  15. ^ Warmer, Kara (2012年4月24日). “'Amazing Spider-Man' Sequel 'Holy Grail' For Writing Duo”. MTV. 2012年4月26日閲覧。
  16. ^ Wigler, Josh (2012年4月10日). “Untold 'Spider-Man' Origin Will Unfold Over 'A Few Movies,' Director Says”. MTV. 2012年4月11日閲覧。
  17. ^ Ryan, Mike (2012年6月26日). “Marc Webb, 'Amazing Spider-Man' Director, On The Specter of Sam Raimi”. The Huffington Post. 2012年6月26日閲覧。
  18. ^ a b Andrew Garfield & Marc Webb Return For 'Amazing Spider-Man 2'”. The Huffington Post (2012年9月28日). 2012年9月28日閲覧。
  19. ^ a b Siegel, Tatiana (2012年9月28日). “Andrew Garfield and Director Marc Webb to Return for 'Amazing Spider-Man' Sequel”. The Hollywood Reporter. 2012年9月28日閲覧。
  20. ^ Carlson, Erin (2012年6月27日). “Andrew Garfield Hopes to Star in 'Spider-Man' Sequel”. The Hollywood Reporter. 2012年7月19日閲覧。
  21. ^ Schaefer, Sandy. “'Amazing Spider-Man 2' Mask Reveal; Dane DeHeaan Bulking Up for Harry Osborn”. Screenrant. 2013年2月25日閲覧。
  22. ^ Outlaw, Kofi (2012年8月6日). “‘Amazing Spider-Man 2′: Should J.K. Simmons Return as J. Jonah Jameson?”. Screen Rant. 2012年8月6日閲覧。
  23. ^ Sneider, Jeff (2012年10月10日). “Shailene Woodley in talks for 'Spider-Man 2'”. Variety. 2012年10月11日閲覧。
  24. ^ Jamie Foxx in early talks to play 'Spiderman 2' villain”. Variety (2012年10月1日). 2013年2月7日閲覧。
  25. ^ Michael Bay Testing Hot Young Actors for 'Transformers 4' Leads (Exclusive)”. The Hollywood Reporter (2012年11月16日). 2013年2月7日閲覧。
  26. ^ 'Spider-Man 2' Testing Quartet of Actors for Harry Osborn Role”. The Hollywood Reporter (2012年11月19日). 2013年2月7日閲覧。
  27. ^ Paul Giamatti Up for Rhino Role in The Amazing Spider-Man 2” (2012年1月28日). 2013年2月7日閲覧。
  28. ^ Shailene Woodley In Talks For Amazing Spider Man Sequel”. E! Online. 2012年10月11日閲覧。
  29. ^ Shailene Woodley in Talks for 'Spider-Man 2'”. Hollywood Reporter (2011年11月17日). 2012年10月11日閲覧。
  30. ^ 'Amazing Spider-Man 2': Shailene Woodley Finishes Shooting Sequel”. MTV News (2013年3月14日). 2013年4月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年4月2日閲覧。
  31. ^ Kit, Borys (2013年6月19日). “Shailene Woodley Cut From 'Amazing Spider-Man 2'”. The Hollywood Reporter. 2013年6月19日閲覧。
  32. ^ The Amazing Spider-Man 2 Has Started Production” (2012年2月4日). 2013年2月7日閲覧。
  33. ^ Kusisto, Laura (2013年3月12日). “Tax-Policy Web Lures 'Spider-Man' Film Here”. 2013年3月13日閲覧。
  34. ^ The Amazing Spider-Man 2 Officially New York's Biggest Production”. SuperHeroHype (2013年3月14日). 2013年3月15日閲覧。
  35. ^ Hoffman, Meredith (2013年3月14日). “Hasidic Leaders Fight 'Culturally Insensitive' Passover 'Spider-Man' Shoot”. DNAinfo.com. 2013年4月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年4月2日閲覧。
  36. ^ Mercogliano, Ann (2013年3月15日). “Plan for ‘The Amazing Spider-Man 2′ to shoot in Hasidic Williamsburg at Passover spins web of controversy”. pix11.com. 2013年4月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年4月2日閲覧。
  37. ^ Beekman, Daniel. “‘Let my people park’: pol persuades Columbia Pictures not to film ‘Spider-Man’ during Passover”. Daily News. 2013年4月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年3月20日閲覧。
  38. ^ New Set Pictures From THE AMAZING SPIDER-MAN 2 Reveal 'Ravencroft Institute'”. ComicBookMovie.com (2013年4月20日). 2013年7月3日閲覧。
  39. ^ More Details on The Amazing Spider-Man 2 Filming and Sets”. SuperHeroHype.com (2013年3月12日). 2013年7月3日閲覧。
  40. ^ Goldberg, Matt (2013年6月25日). “Shooting Wraps on THE AMAZING SPIDER-MAN 2; Director Marc Webb Posts Impressive Short Video from the 100th Day of Filming”. Collider. 2013年6月25日閲覧。
  41. ^ Sony Sets Release Dates for Third and Fourth 'Amazing Spider-Man' Films”. The Hollywood Reporter (2013年6月17日). 2013年7月3日閲覧。

外部リンク[編集]