ウェアウルフ・バイ・ナイト

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ウェアウルフ・バイ・ナイト
Werewolf by Night
ジャンル アクション / アドベンチャー
ファンタジー
ホラー
スーパーヒーロー
原作 ロイ・トーマス
ジーン・トーマス
ジェリー・コンウェイ
マイク・プルーグ
ウェアウルフ・バイ・ナイト英語版
脚本 ヘザー・クイン
ピーター・キャメロン
監督 マイケル・ジアッチーノ
出演者 ガエル・ガルシア・ベルナル
ローラ・ドネリー英語版
ハリエット・サンソム・ハリス英語版
作曲 マイケル・ジアッチーノ
国・地域 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作
製作総指揮
撮影地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
撮影監督 ゾーイ・ホワイト
編集 ジェフリー・フォード
製作 マーベル・スタジオ
配給 ディズニー・メディア・ディストリビューション
配信
配信サイトDisney+
配信期間2022年10月7日 - 配信中
配信時間53分
公式ウェブサイト
番組年表
次作スペシャル・プレゼンテーション
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル
関連番組マーベル・シネマティック・ユニバース・テレビ・シリーズ
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ウェアウルフ・バイ・ナイト』(Werewolf by Night)は、マーベル・スタジオが製作するアメリカ合衆国のインターネットテレビスペシャルである。2022年10月7日にDisney+にて配信開始された。監督はマイケル・ジアッチーノ、出演はガエル・ガルシア・ベルナル

同名のアメリカ漫画を原作としている。

本作は1930-40年代のホラー映画をモチーフとしており、本放送に際してはモノクロで配信されたが、その翌年の2023年にはカラー版が配信された[1]

あらすじ[編集]

この世には、スーパーヒーローたちだけでなく、モンスターたちもいた。モンスターハンターの一族・ブラッドストーン家の家長ユリシーズは自分の苗字と同じ名前を持つ神秘的な武器「ブラッドストーン」を以てモンスターたちを倒してきた。

ある日彼が亡くなり、告別式の場には「ブラッドストーン」を手に入れようとするために世界中からモンスターハンターたちが集まった。そのモンスターを倒すことで「ブラッドストーン」は手に入るが、それが手に入るのは一人だけだった。

一方、ユリシーズの娘であるエルサはその石を継承するはずだったが、継母との折り合いの悪さから20年もの間疎遠になっていた。久方ぶりに帰郷したところ、戦いに巻き込まれる。また、ウェアウルフ・バイ・ナイトは仲間のモンスターマンシング英語版(愛称:テッド)を助けるために告別式に来ていたことが明かされる。

キャスト[編集]

ウェアウルフ・バイ・ナイト
演 - ガエル・ガルシア・ベルナル、日本語吹替 - 高橋広樹
人狼になる呪いをかけられたモンスターハンター。
エルサ・ブラッドストーン英語版
演 - ローラ・ドネリー英語版、日本語吹替 - 小林ゆう
ユリシーズの娘で、父親とは疎遠になっているほか、一家の狩りの伝統を嫌っている。
ヴェルーサ・ブラッドストーン
演 - ハリエット・サンソム・ハリス英語版、日本語吹替 - 小宮和枝
モンスターハンターで構成される秘密グループのリーダーであるユリシーズの妻。
ビリー・スワン
演 - アル・ハマチャー
モンスターハンターの一人。
リンダ
演 - ユージェニー・ボンデュラント
モンスターハンターの一人。
ジョヴァン
演 - カーク・サッチャー
モンスターハンターの一人。
サイモン
演 - レオナルド・ナム
モンスターハンターの一人。
ジェイク・ゴメス英語版
演 - ジェイコブ・マヤ
マンシング英語版
演 - ケイシー・ジョーンズ
沼のクリーチャー。

この他に、ダニエル・J・ワッツも非公開の役でキャスティングされている。また、ユリシーズ・ブラッドストーン英語版も登場する。

制作[編集]

カラー版[編集]

『ウェア・ウルフ・バイ・ナイト・イン・カラー』(2023)[編集]

メイキング番組[編集]

『ウェアウルフ・バイ・ナイトの裏側』(2022)[編集]

ドキュメンタリー監督:アンソニー・ジアッチーノ

評価[編集]

ライターの田中隆信は「WEBザ・テレビジョン」に寄せた記事の中で、オープニングでスーパーヒーローたちの世界と比較するような描写があった点から「同じ世界ではないが隣り合わせの関係にいあるのではないか」と推測しており、他作品とのつながり[注釈 1]から、本作を起点にマーベル・シネマティック・ユニバースが新たな広がりが生まれることを期待している[3]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ たとえば映画『マイティ・ソー バトルロイヤル』では、マンシングの顔がグランドマスターの塔の側面にあしらわれている[2][3]。また、田中はエルサの設定から当時公開が予定されていた『ブレイド』との関連性も指摘している[3]

出典[編集]

外部リンク[編集]