ファルコン (マーベル・コミック)

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Falcon
出版の情報
出版者マーベルコミックス
初登場Captain America #117
(1969年9月)
クリエイタースタン・リー
ジーン・コーラン英語版
作中の情報
本名Samuel Thomas "Sam" Wilson
所属チームアベンジャーズ
S.H.I.E.L.D.
"ディフェンダーズ・フォー・ア・デイ"英語版
ヒーローズ・フォー・ハイアー英語版
マイティ・アベンジャーズ
パートナーキャプテン・アメリカ
バッキー
著名な別名"スナップ"・ウィルソン
ブラックウィング
ブラックバード キャプテン・アメリカ
能力ペットのハヤブサとの精神リンク
近くの鳥の目を通して周囲を見る能力
ハーネスを用いた飛行能力
熟練の武道家・体操選手としての技術

ファルコンFalcon)/キャプテンアメリカCaptain America)またはサミュエル・ウィルソンSamuel Wilson)は、マーベルコミックスより出版されるコミック作品に登場する架空のキャラクター、スーパーヒーローである。ライター兼エディターのスタン・リーとアーティストのジーン・コーラン英語版により創造され、『キャプテン・アメリカ』第117号(1969年9月)で初登場した。メインストリームのコミックに登場するアフリカ系アメリカ人のスーパーヒーローとしては古参である。

2011年5月、IGNの歴代コミックヒーロートップ100で96位を獲得した[1]

出版上の歴史[編集]

ファルコンはメインストリームのコミックに登場したアフリカ系アメリカ人スーパーヒーローとしては初期のキャラクターであり[2]、初登場は『キャプテン・アメリカ』第117号(1969年)であった[3]。作者はライター兼エディターのスタン・リーとアーティストのジーン・コーラン英語版である[3]

初登場時はニューヨークハーレムの元住人で、レッドウィングという名の訓練されたハヤブサを連れていた無名の人物であった(本名のサム・ウィルソンは翌号の5ページ目で明かされる)。この時彼はレッドスカルによって支配されていた熱帯の島の住人たちを助けており、キャプテン・アメリカと出会って衣裳を着て共に戦うようになった[4]

1970年代はファルコンとキャプテン・アメリカはニューヨークでチームを組んでおり、『キャプテン・アメリカ』誌のカバータイトルも第134-192号及び194-22号(1971年2月 - 1978年)までは『Captain America and the Falcon』であった[5]。同誌第186号ではスティーヴ・エングルハート英語版により、実は犯罪者であったがレッドスカルがコズミック・キューブを使ってその記憶を改竄していたという設定が明かされた。

ファルコンは『ディフェンダーズ英語版』第62-64号(1978年 - 10月)、『アベンジャーズ』第183-194号(1979年5月-1980年4月)で同チームらのメンバーを務めた。1983年にはジム・オースリー英語版脚本による全4号の主演ミニシリーズが発売された。

『キャプテン・アメリカ』第2期(1996年11月 - 1997年11月)でレギュラー登場した後、『アベンジャーズ』第3期第1号(1998年2月)で再び同チームに加入し、第57号(2002年10月)まで主要メンバーを務めた。次にファルコンは短命に終わったしシリーズ『Captain America and the Falcon』(2004年 - 2005年)に登場した。「アベンジャーズ・ディスアセンブルド」でスカーレット・ウィッチによって一時的に犯罪者の人格に戻された後、ファルコンは『キャプテン・アメリカ』第5期(2005年1月 - 2009年7月)にサポートキャラクターとして登場した。『キャプテン・アメリカ』誌はナンバリングが全期通算され、第600号(2009年8月)にもファルコンは重要な役柄で登場した。

2011年のマーベルNOW!英語版によるリランチ後、ファルコンは再びアベンジャーズのメンバーとなった[6]

キャラクターのバイオグラフィ[編集]

生い立ち[編集]

サミュエル・トーマス・ウィルソンはニューヨーク市ハーレムでポール・ウィルソンとダーリン・ウィルソンとのあいだに生まれた。子供時代を幸せに過ごし、鳥を愛するようになった彼は鳩の訓練を始め、ハーレムで最大の鳩小屋を持っていた[7]。しかしながら10代の頃に人種差別に遭い、彼の心は疲弊した[8]。16歳の頃、近所で起こった乱闘を沈めようとした父が死亡し、さらにその2年後に母が強盗に射殺されると彼の心は荒んだ。悲しみに暮れ、世の中を恨んだ彼はロサンゼルスに移って"スナップ"・ウィルソンと名乗り、犯罪に手を染め始めた[9][10]

スナップがリオデジャネイロの暴動に向かう途中に乗っていた飛行機が墜落する[11]。その島は第二次世界大戦時にはナチスに所属していたスーパーヴィランのレッドスカルによって支配されていた。ウィルソンはそこでレッドウィングRedwing)というハヤブサと知り合い、友人となる。

ファルコンへ[編集]

キャプテン・アメリカ側にスパイとして潜入させるため、レッドスカルは現実を改変させるコズミック・キューブ英語版を使ってウィルソンに鳥を操る力を与え、またレッドウィングと精神を繋げた[12][13]。次にスカルはキューブを使ってスナップ・ウィルソンとして活動した記憶を消し、彼の過去を改ざんした。改変された歴史では、彼は原住民の自由のために戦う目的で島にやってきた実直で陽気なソーシャルワーカーであった。彼はそこでキャプテン・アメリカと友人となり、ファルコンの衣裳を作り上げ、レッドスカルと戦った[7]。ファルコンはキャプテン・アメリカのレギュラーパートナーとなって悪人たちと戦い[14]、ロジャースが死亡したと思われていた時期にはキャプテン・アメリカと名乗って活躍した。[15]。またブラックパンサーが開発したハーネスを身に付け、飛行能力を得た[16]

その後レッドスカルは再びコズミック・キューブを使用し、スナップ・ウィルソンとして活動していた真実の過去が蘇らせてキャプテン・アメリカを暗殺しようとするが失敗する[17]。過去を知ったファルコンであったがヒーローとしての活動を続けることに決め、S.H.I.E.L.D.のエージェントとなった[18]。さらにアメリカ合衆国政府のスーパーヒーロー仲介人であるヘンリー・ピーター・ガイリッチ英語版は、アベンジャーズに課せられた人種的な割合を増やすために数少ないアフリカ系アメリカ人のスーパーヒーローであるファルコンを同チームに参加させた[19]。ファルコンは「トークン」であることに憤慨し、最初の事件の後にチームを脱退した。スーパーヴィランのタスクマスター (キャラクター)との対決の際には新しい衣裳を身につけた[20]

2000年代[編集]

サム・ウィルソンは2005年の「ハウス・オブ・M」、2006-2007年の「シビル・ウォー」のストーリー展開で再びファルコンとして登場した[21]。後者ではスーパーヒューマン登録法に反対の立場を取ったキャプテン・アメリカをサポートした。キャプテンが負傷した際には、ファルコンは反政府グループである「シークレット・アベンジャーズ」のリーダーシップを取った[22]。キャプテン・アメリカがレッドスカルの陰謀で暗殺されるとファルコンは政府によって登録され、ハーレムの責任者となるが、地下組織となったニューアベンジャーズとの接触は続けた[23]。彼はまたウィンター・ソルジャーと共にキャプテン・アメリカ暗殺事件の真相を調査し、レッドスカルを追跡した[24]

2010年代[編集]

2010年の『Shadowland』に登場し、その後彼は再編成されたヒーローズ・フォー・ハイアー英語版のオペレーティブとなった[25]。2012年の『Avengers vs. X-Men』ではシー・ハルクやアベンジャーズに協力した[26]

マーベルNOW!英語版以降はアベンジャーズに再加入した[27]

評価[編集]

2011年5月にIGNが発表した歴代コミックヒーロートップ100では96位であった[1]

他のバージョン[編集]

  • フランクリン・リチャーズ英語版によって創造された「ヒーローズ・リボーン英語版」の世界にもファルコンは登場する。彼の父親のエイブラハム・"エイブ"・ウィルソンは第二次世界大戦の際にキャプテン・アメリカと共闘していたが、マスターマン英語版の軍により殺された[29]。戦いの際にエイブの息子のサムも撃たれて重傷を負うが、キャプテン・アメリカからの輸血により一命を取り留め、スーパーソルジャー血清により彼も同様に超人的な力を得た。彼は軍では「ファルコン」というニックネームで呼ばれ、父の仇であるマスターマンを倒した。その後はキャプテン・アメリカやニック・フューリーと組み、レッドスカル世界征服の野望を阻止した[30]
  • 別の時間軸を描いた『Avengers: The Children's Crusade』では、サムは娘のサマンサによってファルコンを継がれる。サマンサは夫のイーライ(新キャプテン・アメリカ)と2人の息子のスティーブ(新バッキー)と共にアベンジャーズのメンバーを務めた[31]
  • Daredevil: End of Days』では、ウィルソンは未来のアメリカ合衆国の大統領として描かれる[32]

MCU版[編集]

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)では、アンソニー・マッキーが演じる[33][34]。日本語吹替は主に溝端淳平が、『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』では濱野大輝が担当した。

本項は、“アース616”(正史の宇宙)におけるサム/ファルコン/キャプテン・アメリカ(3代目)を主軸として表記する。

キャラクター像[編集]

『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』では退役軍人として、以降の作品では、“アベンジャーズ”の一員として登場する。

アメリカルイジアナ州デラクロワ出身。漁師の父“ポール(Paul)”と母“ダーリーン(Darlene)”・姉のサラを実の家族に持つが、両親は既に他界している。かつては空軍の落下傘部隊に将校として所属していたが[35]、親友である同僚の“ライリー”がアフガニスタンでの[35]降下作戦中に目の前で撃墜され落命し、彼の死に対して何もできなかった無力感から目的を失い軍を退役した過去がある。

軽口が度々でるものの、ヒーローとしての活動から、平時のトレーニング、私生活で直面する問題の対処・イベントの事前準備と運営までを入念に行うほど高い目的意識を持ち[35]、正義感が強く[注釈 1]、友情にも厚い熱血漢である。

ワシントンD.C.スティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカと出会った縁から、彼の現代における親友兼相棒のヒーロー“ファルコン”として活動を開始し、瞬く間にアベンジャーズの一員となって、多くのヒーローたちと共に幾つもの戦いに身を投じていく。

そして、サノスの群勢との決戦後に、タイムトラベルの末に年老いて戻ってきたスティーブから彼のトレードマークの盾を託され、苦悩や“フラッグ・スマッシャーズ”との戦いの最中に自らの使命を再認識し、“キャプテン・アメリカ”(3代目)となる。

『ホワット・イフ...?』版[編集]

現在のところ、“アース89521”におけるサム/ファルコンの存在が描写されている。

能力[編集]

従軍時代に培った確かな格闘戦能力と射撃能力・退役後も欠かさなかったトレーニングで鍛えた肉体に加えて、最大の特技である卓抜したアクロバット飛行能力を有し、後述のウィングパックを装備・駆使して空中を舞い、非常に軽快な高速飛行、急旋回、急降下、緊急回避、空中からの銃撃、急襲からのキックやタックルを用いるなど多彩な戦法を主とする。加えて、“クインジェット”などのビークルも問題なく操縦する。また、英語のほかにもアラビア語を話すこともでき、人々の心に呼びかけられる主張とスピーチができるほどの弁舌力にも長け、キャプテン・アメリカを襲名すると、かつてのスティーブに勝るとも劣らないほどの指揮能力まで見せる。

ツール[編集]

EXO-7ファルコン(EXO-7 Falcon)
サムの空軍時代からのコードネームの由来でもある、ウィングパック型フライトスーツ。現在のところ4種類が登場しており、猛禽類の翼のような形状をした両翼は、本体部に折り畳まれて収納され、使用時には外へと広がる[35]。背部に搭載された3基の小型推進機[35][36]噴射と装着者の技量次第で、高度な飛行性を発揮する。サムはこのウィングパックを装備する際には、着地時の激しい衝撃に耐えられるようにニーパッド[35][37]と、ショック吸収ブーツ[37]も装着する。
マーク1[35]
空軍が試作したプロトタイプのEXO-7ファルコン。装着者のハンドルバー操作で展開する複合材製の両翼[35]と、緊急用パラシュートが搭載されている[35]。オプションとして、両腰に小火器用ホルスターも取り付けられている[35]
ライリーも装備していたことから、サムの従軍時代には複数試作されていたことが窺えるが、現在では厳重な警備のフォート・ミード基地に最後の1基のみが保管されており、スティーブが奪取してサムに託された。ジャスパー・シットウェルへの尋問と、“インサイト計画”を阻止するための戦闘でサムはこれを駆使して活躍するが、バッキー・バーンズ/ウィンター・ソルジャーに破壊される。
マーク2[38]
トニー・スターク/アイアンマンによって新開発されたEXO-7ファルコン。カラーリングは灰色だけでなくも加わり、特徴的なマイラー翼は収納・展開機能のみならず、ナイロン補強により[37][38]耐久性・柔軟性・可動域も向上し、打撃や刺突などの直接攻撃から、防御のための盾など戦況に応じた様々な形態への変形が可能となった。胴体部は防弾装備の胸当て[37]とフレキシブルなボディアーマー[37]となり、左ガントレットにはレッドウィングのタッチパッド・コントロールと手首装着マシンガン[38]が、右ガントレットには通信機と小型ロケット発射装置[38]がそれぞれ搭載されており、両ガントレットの武器は拳を握るだけで発砲可能[38]で、ステアーSPPの展開機能も備わっている。さらにバックパック本体には小型誘導ミサイルの発射口や後述のレッドウィングが備わり、ミサイルはレッドウィングを介して標的制御できるなど[38]、戦闘に特化した機能が多数追加された。
テスト飛行中には、“アベンジャーズ・コンパウンド”に降り立ち進入したスコット・ラング/アントマンに内部の回路を壊されて機能不全となったこともあった。
また、“対テロ共同対策本部“に押収された際に、シャロン・カーター/エージェント13がサムへ差し出した借用書には、「鳥の衣装(コスチューム)」と皮肉を込めて表記されていた。
“ブラック・オーダー”や“アウトライダーズ”との戦いの際には、若干ではあるが赤の配色が増えている。
マーク3
サノスの群勢との決戦後から、キャプテン・アメリカとなる直前までに装備・使用したEXO-7ファルコン。赤の配色がより一層増えており、胴体部には猛禽類を模したシンボルがデザインされている。“ザ・ブリップ”後のアメリカ軍の技術官では修復が困難らしく、サムは戦闘で一部破損した本機を自ら修理しており、具体的な製造者は明らかにされていない[注釈 2]
マーク2と同等の機能のほか、右腕のガントレットからの格納式牽引ケーブルや左ガントレットからのスティッキー・ボム射出機能も搭載されており、サムは両翼を収納したまま陸地での戦闘においても、相手に強力なタックルをくらわせたり、組みついて来た敵を放熱で怯ませるなど推進器噴射の応用のみでも効果的な攻撃を複数披露した。
LAF”との戦いや、フラッグ・スマッシャーズとの連戦で用いられたが、スマッシャーズのメンバーを殺し錯乱していたジョン・ウォーカー/キャプテン・アメリカ(2代目)との激闘の際に相手の反撃で左翼を引きちぎられて破損。ウォーカーに勝利した後にサムは、「持ってろ」と言い残して壊れたままのこのウィングパックをホアキン・トレスに預けて彼と別れる。
ワカンダ製
バッキーの頼みを受けて、“ワカンダ”で開発された最新型ウィングパック。“ヴィブラニウム”製の両翼は[39]、墜落してきたヘリコプターが激突しても傷一つ付かず、水没しても機能不全すら起こさないほど極めて高い耐久性を誇り、全体的に星条旗カラーがあしらわれ、これまでのウィングパックと同等の性能のほか、本体背面には新たに行使するようになった後述の盾を吸着・固定・射出する機能も搭載された。また、両翼は大きく展開しながら曲線状に変化させることができるようになり、サムの操作で盾と合わせつつ彼の周囲をシェルターのように覆う離れ業も可能となった。
完成後、後述のユニフォームと最新型スマート・ゴーグルと共にツールケースに収められてバッキーの元に送られ、彼によってサムに託された。そしてサムは、GRCのニューヨークの会議場を襲撃したフラッグ・スマッシャーズに立ち向かうために現地に向かうと、キャプテン・アメリカとして新たに装備したこのウィングパックを駆使する。
ユニフォーム
EXO-7ファルコン(ワカンダ製)と遂になる戦闘服。かつてスティーブが着用していたキャプテン・アメリカのユニフォームと同様の星条旗をあしらったデザインであるが、こちらは配色にの比率が高くなっており、ヘルメットの代わりにスマート・ゴーグルと一体となったマスクが対となる。サムが敵からの攻撃の直接防御に盾や両翼を行使したことからヴィブラニウム製ではなく[40]、具体的な素材は不明。
スマート・ゴーグル[38]
EXO-7ファルコンと共に装備する戦闘用ゴーグル。高速飛行から両目を保護するためのものであり、EXO-7ファルコンと同様に数種類が登場する。
空軍製
EXO-7ファルコン マーク1と共に装備する最初の戦闘用ゴーグル。基本のズーム機能が備わっている[35]
トニー・スターク製
EXO-7ファルコン マーク2と共に装備する新型の戦闘用ゴーグル。トニーの改良により、レンズにはリンクしているレッドウィングのカメラが捉えた映像を観ることができるビジュアルインターフェイスと[35]、偵察・捜索のための熱サイン察知及びパターン認識アルゴリズムなどの特殊機能が搭載された拡張現実用ディスプレイがはめ込まれた[35]
EXO-7ファルコン マーク3と共に装備する戦闘用ゴーグルは機能は同等だが、マーク2のものと若干ディテールが異なり、マーク2のものを改良したものなのか新開発されたものなのかは不明。
ワカンダ製
EXO-7ファルコン(ワカンダ製)と共に装備する戦闘用ゴーグル。これまでのゴーグルと異なり、白いマスクと一体となっており、拡張現実用ディスプレイにはトニー製ゴーグルの機能に加え、レッドウィングから送信されて来た映像に映る人物のプロフィールの表示機能まで搭載されている。
ステアーSPP
サムがサブウェポンとして愛用する、2丁のマシンピストル。
キャプテン・アメリカの盾
“キャプテン・アメリカ”の名を冠するヒーローのトレードマークである、“ヴィブラニウム”製の円盾。サノスの群勢との決戦後に老人として現代に帰還したスティーブから託されるが、サムは数ヶ月間この盾を行使することなく、アメリカ政府に寄贈した。これによって、一時は新たなキャプテン・アメリカに任命されたウォーカーの武器となったが、紆余曲折の末にサムはこの盾を取り戻し、キャプテン・アメリカの名と共に正式に受け継ぐこととなる。
レッドウィング(Redwing)
アベンジャーズ加入後のサムが愛用する、偵察・戦闘支援用高性能ドローン。EXO-7ファルコンのバックパックに搭載され、サムは仲間たちに、本機の名を呼んでもらうことを願うほどこのドローンを気に入っている。
マーク1
EXO-7ファルコン マーク2のバックパックに搭載されるレッドウィング。“スターク・インダストリーズ”製の最新型ドローンであり[37][38]、公式名は“スターク・ドローン MK82 922 V 80Z V2 プロトタイプ・ユニットV6”である[38]。使用時には展開したバックパックから格納式の両翼を広げて分離・起動する。小型ビデオカメラ、X線スキャン、ツインガン、格納式牽引ケーブル、スタンミサイル、タッチパッドによる遠隔操作まで多数の機能を備え、頑強な外装を活かした体当たりまで難なく行う。
ラゴスでの戦いと“アベンジャーズの内乱”時には1機のみだったが、ワカンダでの戦いでは、3機に増えて投入される。
マーク2
EXO-7ファルコン マーク3のバックパックに搭載されるレッドウィング。形状はB-2爆撃機に近いものとなっており、具体的な製造者は明らかにされていない。マーク1と異なり、使用時にはバックパック展開→分離→両翼展開の順序で起動する。マーク1と同等の機能のほか、新たに装備されたレーザートーチと、ヘリコプター1機を大破させられる破壊力を持つマイクロミサイル2発の発射機を収納する爆弾倉が機体底部に備わっている。
バッキーはこのドローンをあまり好んではおらず、それを知ったサムが本機を使って彼を茶化すこともあった。
LAFとの戦いでは、サムを的確にサポートして大活躍したが、フラッグ・スマッシャーズとの初戦においてカーリ・モーゲンソウに捕獲・破壊される[注釈 3]。また、この際にレマー・ホスキンス/バトルスターと共に駆け付けたウォーカーとは、「政府の所有物であるこのドローンの反応を追って来た」と述懐している。
マーク3
EXO-7ファルコン(ワカンダ製)のバックパックに2機搭載されるワカンダ製レッドウィング。真上から見た形状がアルファベットの“A”に酷似したものとなっており、マーク2と同様の順序で起動する。現在のところ描写は少ないが、機種底部の小型ビデオカメラや特殊電子錠も焼き切るレーザートーチなどが装備されており、物体への吸着機能と2機の連携で自動車1台も持ち上げられるほどの強力なパワーまで有している。
ニューヨークでのフラッグ・スマッシャーズとの空中戦では、サムをサポートしたほか、“GRC”の議員たちが閉じ込められた状態で転落しかけた装甲車をサムとの連携で持ち上げて議員たちを救う活躍を見せる。

このほかにもサムは、“ヒドラ”の襲撃部隊との戦いで、敵兵から奪ったM4A1を、賞金稼ぎらとの銃撃戦ではIWI マサダを使用した。また、ワシントンD.C.に住んでいた頃にはシボレー・インパラを愛車としていた。

各作品での活躍[編集]

キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー
MCU初登場の本作では、退役軍人省で自身と同じく戦場でトラウマを抱えたり、PTSDを患ったりしている退役軍人のためのカウンセラーとして働いている。
物語の序盤で日課のランニング中にスティーブと知り合って意気投合し、現在の職場にも顔を出した彼と交友を深めていった。中盤では出番がなかったが、“S.H.I.E.L.D.”に追われる身となったスティーブとナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウを自宅に匿うと同時に、彼らの現状を知り、自ら共闘を申し出た。
スティーブが奪取したEXO-7ファルコン マーク1を駆使し、ナターシャに高層ビルから蹴落とされたシットウェルを捕まえたり、市街地やトリスケリオンでの戦いでもウィンター・ソルジャーやブロック・ラムロウには敵わなかったが、クインジェットの攻撃を交わしながら敵機を撃墜すると共に“インサイト・ヘリキャリア”のB機にブレードを挿して、スティーブを残ったC機に乗せこむなど卓越したアクロバット飛行で敢闘。更に墜落中のヘリキャリアの突入で窮地に陥るも、ヘリコプターを操縦してきたニック・フューリーとナターシャに救われ九死に一生を得る。
事後に入院したスティーブを見舞い、行方を晦ますフューリーやナターシャを見送り、スティーブと共にバッキーを追うことを決意する。
アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン
本作ではバッキーの行方を追う合間に[注釈 4]アベンジャーズ・タワー”でのパーティーに参加し、スティーブと共にビリヤードを楽しむ。そのシーン以降には殆ど登場しなかったが、本作のラストでは晴れてアベンジャーズの一員となる。
アントマン
本作では、アベンジャーズの中から唯一の登場となる[注釈 5]
EXO-7ファルコン マーク2のテスト飛行中に、アベンジャーズ・コンパウンド内に侵入したスコットと対峙し、侵入者として捕らえようとするが、スコットが抵抗したため迎撃することになる。ある程度善戦するが、スコットには翻弄された挙句に、コンパウンドに保存されていた“信号デコイ”の奪取と逃走を許した。
本作のラストでは、スコット/アントマンの素性と行方を追っていることがルイスの説明で明かされる。
シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ
本作では戦闘のみならず、ペギー・カーターの葬儀でもスティーブに同行し、助力を尽くして活躍する。以前小競り合いしたスコットとの軽妙な再会や、スティーブの不在時にバッキーと張り合うなど、コミカルな振る舞いも見せる。
ラゴスでの戦いでは、ナターシャとの連携で奪われた生物兵器を取り戻すも、“ソコヴィア協定”には初めから反対の立場を取ったため、協定の賛否を巡ってジェームズ・“ローディ”・ローズ/ウォーマシンと激論を交わす場面もあり、そんな中で爆破テロの実行犯の嫌疑がかかったバッキーをスティーブとともに追った。
ライプツィヒ・ハレ空港での大乱戦では、ピーター・パーカー/スパイダーマンや、トニー&ローディと空中戦を繰り広げたが、ヴィジョンのエネルギービームをかわしたことでローディを負傷させる間接的なきっかけを生んでしまい、憤慨したトニーに撃たれてしまった。
その後クリント・バートン/ホークアイたちと共に“ラフト刑務所”へと収監されながらも、ローディの容態を心配していた。そこに訪ねてきたトニーにスティーブたちを助けるように頼みながら彼らの行き先を伝え、物語のラストでスティーブに救出される。
アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー
アベンジャーズの内乱後はスティーブ、ナターシャと共に反テロ活動の最前線で人知れず戦う道を歩んでいた。
エディンバラでブラック・オーダーに襲撃されたワンダ・マキシモフ/スカーレット・ウィッチとヴィジョンの危機を救い、アベンジャーズ・コンパウンドへ帰還すると、ローディたちと再会。ヴィジョンが持つ“マインド・ストーン”が狙われていると聞き、皆とワカンダへ赴く。
ワカンダでの決戦では、ローディと連携してサノスの群勢を迎え撃ち、一進一退の攻防を繰り広げるが、その後に現れたサノスには全く歯が立たず、彼が引き起こした“デシメーション”により、塵と化して消滅してしまう。
アベンジャーズ/エンドゲーム
本作ではデシメーションから5年もの間消滅したままだったが、アベンジャーズの尽力により復活し、クライマックスにおける2014年からタイムトラベルしてきたサノスの群勢との決戦の際に、通信でスティーブへ真っ先に声をかけて、ワカンダと繋がったゲートウェイから戦地と化したアベンジャーズ・コンパウンド跡地へと飛び出し参戦。大乱闘の中、6つの“インフィニティ・ストーン”が収まった“ナノ・ガントレット”を運ぶクリントを援護する活躍も見せた。
トニーによってサノスの群勢が消滅し、戦いが終わると、皆と共にトニーの葬儀に参列。その後、“ムジョルニア”と6つのインフィニティ・ストーンを元の時代に返還するためのタイムトラベルを行おうとするスティーブをブルース・バナー/スマート・ハルクやバッキーと共に見送り、年老いて戻ってきたスティーブへバッキーの気遣いで最初に話しかけ、スティーブから「自分の人生をおくってきた」と聞かされると同時に、彼からトレードマークの盾を託され、「借り物みたいだ」と呟くも、礼の言葉と「ベストを尽くす」という誓いを返し、親友としてスティーブと握手を交わす。
ファルコン&ウィンター・ソルジャー
日本語吹替 - 濱野大輝
本作では主人公の一人として登場し、バッキーやシャロンたちとの再会、新たに出会った人たちとの交流、カーリ率いるフラッグ・スマッシャーズとの戦いや彼女らの始末を唱えるヘルムート・ジモとの意見の相違などを通して、“キャプテン・アメリカ”を正式に襲名する過程が描かれる。同時に、世間の人たちからヒーローとして敬意や感謝を表される場面に加え、生活難に見舞われる実家の問題にも向き合う姿、バッキーと所々で揉めるほどの凸凹コンビぶりや、ジモの提案で“コンラッド・マック(スマイリング・タイガー)”という自身によく似た男に扮して蛇酒を飲む羽目になるなど、コミカルさを感じさせる場面も多々見せる。
サノスの群勢と戦い世界を救ったことから与えられた恩赦によって、アベンジャーズの内乱の際における罪状は完全に無罪放免となり、実家を手伝いながらファルコンとして空軍と活動し、治安維持の活動を続けていた。 チュニジアでジョルジュ・バトロック率いるLAFからヴァッサンを救った後日、黒人である自分がアメリカの象徴のヒーローであるキャプテン・アメリカを担うという重圧感から、スティーブから託された盾をアメリカ政府に寄贈した。実家がザ・ブリップ後の情勢で銀行からの融資を受けられない現状と、政府によってウォーカーが新たにキャプテン・アメリカに就任した事実を目の当たりにしながら、世間を騒がせる集団フラッグ・スマッシャーズに“超人血清”が関与していると睨むと、彼らとの戦いへ出発した。
遭遇したカーリらを一度取り逃がすも、バッキーからは盾を継がなかったことにしばしば文句をぶつけられるだけでなく、歴史から抹消された超人兵士イザイア・ブラッドリーの存在を知らされると共に、セラピーにも巻き込まれ、新キャプテンと認められないことからウォーカーの共闘の申し出は拒否した代わりにかつてアベンジャーズを分裂させた切っ掛けを作ったジモを脱獄・同伴させることになってしまった。マドリプールで再会したシャロンに恩赦を取り付ける約束を交わして、ウィルフレッド・ネイゲルから血清の情報を聞き出すなど、各地を奔走した。
やがてリガで対話できたカーリに歩み寄りかけるも、ウォーカーの介入で説得に失敗。血清を破棄したジモにも逃亡されるが、フラッグ・スマッシャーズのニコを大衆の眼前で撲殺してしまうほど取り乱したウォーカーをバッキーとの共闘で止め、盾を奪還。イザイアから彼の生い立ちを改めて聞いた後に実家へ帰宅し、ウィルソン家の漁船の修理と盾の投擲練習を通してサラやバッキーと触れ合う。無闇に盾を引き継がせようとしたと謝罪して「自分は今でも悪夢を見続ける」と述懐するバッキーに「本当の償い」をするように助言すると、フラッグ・スマッシャーズが次の行動に出たら連絡すると約束し合い、スティーブの意志とキャプテン・アメリカの名を継ぐ決心を固め、かつてのスティーブと同じ様に盾を使いこなすためのトレーニングに明け暮れた。
遂にフラッグ・スマッシャーズがニューヨークのGRCの会議場を襲うと、覚悟を決めてバッキーから託された新装備を着用し、シャロンやバッキーにも連絡して現地へ急行。会議場に到着すると、「“キャプテン・アメリカ”だ」と自称して避難指示や、復讐戦を挑んできたバトロックとの格闘、ディエゴにハイジャックされたヘリとのドッグファイトから人命救出まで、持ち前の能力と新装備を存分に活かして大活躍した。そして、逃亡したカーリと1対1で対峙すると、一方的に攻めたててくる彼女に「君とは戦わない」とまともな反撃をせず向き合って説得しようとするが、結局カーリはシャロンに撃たれて絶命する最期を迎えた。
そして報道陣に囲まれ、カーリらフラッグ・スマッシャーズはテロリストだと断言するGRCの議員たちの前に立ち、「カーリたちはただの難民であり、難民からすればあなたたちのほうがテロリストだ」と指摘。さらに、GRCの力をどう使えばいいのか改めて自問してほしいと、かつてのスティーブを彷彿させるようにスピーチし、その場を立ち去ろうとすると、途中に傍らで聞いていたバッキー・シャロン・ウォーカーに迎えられ、ディエゴの対処へ飛びたった。
後日、シャロンへの恩赦をアメリカ政府に取り付けると共に、イザイアの元を三度訪ねて彼を含めた全ての先人たちに敬意を表すと、スミソニアン博物館のスティーブたちの展示コーナーに案内して、新しく構えさせたイザイアの金の立像と、政府に伏せられた彼の生い立ちや貢献を記録した石碑を披露してイザイアから感謝される。その後、故郷で姉サラをはじめとする地元の人たちやバッキーと共に、自身のキャプテン・アメリカ襲名を祝うバーベキューパーティーを楽しむ。
ホワット・イフ...?
第5話
アース89521におけるサム/ファルコンがゾンビとして登場し、ヒーローたちに立ちはだかる。グランド・セントラル駅にやって来たバッキー・バーンズ/ウィンター・ソルジャーオコエに襲いかかり、交戦するが、オコエのヴィブラニウム・スピアの一撃で身体を真っ二つに両断される。
第9話
アース89521のサム/ファルコン(ゾンビ)の死骸が登場。“ガーディアンズ・オブ・マルチバース”対インフィニティ・ウルトロンの戦地となった未開の惑星へ、ドクター・ストレンジ・スプリームが開いたゲートウェイからスティーブ/キャプテンクリント/ホークアイらをはじめとする他のゾンビの死骸の群れと共にインフィニティ・ウルトロンへ向かって落下する。

2024年5月3日に公開予定の『キャプテン・アメリカ:ニュー・ワールド・オーダー』にも、主役として登場することが決定している[41]

他のメディア[編集]

テレビ[編集]

舞台[編集]

コンピュータゲーム[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ ヘルムート・ジモからは、「スティーブ並みに頑固」と評されている。
  2. ^ ホアキン・トレスがこのことに皮肉をこぼした際に、 トニー・スターク/アイアンマン若しくは“スターク・インダストリーズ”製であることを示唆する台詞がある。
  3. ^ これを見たバッキー・バーンズ/ウィンター・ソルジャーは、取り抑えられながらも「よくやった」とカーリに声をかけた。
  4. ^ 吹き替え、字幕両方において「消えたボス(フューリー)を追っている」とあるがこれは誤訳である。
  5. ^ スコット・ラング/アントマンが“ファルコン”の名と顔を認知していたことから、彼のアベンジャーズ加入は世間にも知れ渡っていたことが窺える。

出典[編集]

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参考文献[編集]

  • 『マーベル・スタジオ・ビジュアル・ディクショナリー』デアゴスティーニ・ジャパン、2019年。ISBN 978-4-8135-2270-6 
  • 『アベンジャーズ マーベルヒーロー超全集 (てれびくんデラックス愛蔵版)』小学館、2019年。ISBN 978-4-09-227211-8 
  • 『マーベル・スタジオ キャラクター事典』株式会社うさぎ出版、2020年。ISBN 978-4-418-19429-2 

外部リンク[編集]