マーベル・ワンショット

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マーベル・ワンショット
Marvel One Shots
監督 レイスラム
ルイス・デスポジート
脚本 エリック・ピアソン
原作 S.H.I.E.L.D.
スタン・リー
ジャック・カービー
製作 ケヴィン・フェイグ
ミック・エベリング
出演者
音楽 ポール・オーケンフォールド
ハワード・ドゥロッシン
撮影 デヴィッド・マイリック
編集 ガブリエル・ブリッツ
デビッド・ブロディ
製作会社
配給 パラマウント映画
ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
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マーベル・ワンショットMarvel One Shots)は、マーベル・スタジオズ製作によるビデオ短編映画のシリーズであり、マーベル・シネマティック・ユニバースに属する。すべてマーベル・シネマティック・ユニバース作品のBlu-rayに収録されている。

最初の2作はS.H.I.E.L.D.エージェントのフィル・コールソンのとある1日が描かれている。3作目ではチタウリ英語版の銃を拾ったジェシー・ブラッドフォードリジー・キャプランの強盗カップルが描かれる。4作目では『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』の後の出来事が描かれ、ヘイリー・アトウェルがペギー・カーター役で出演する。5作目ではベン・キングズレー演じるトレバー・スラッテリーの『アイアンマン3』以後の動向が描かれる。

製作[編集]

2011年8月、マーベルはオリジナルビデオとして2本の短編映画を出すと発表した。共同プロデューサーのブラッド・ウィンダーバウムは「これは新しいキャラクターやアイデアを実験する楽しい方法だが、もっと重要なことは、我々がマーベル・シネマティック・ユニバースを拡張し、我々の作品のプロットの外にあるストーリーを語る手段である」と語った。最初の2本はエベリング・グループ英語版と提携して製作し、レイスラムが監督、エリック・ピアソンが脚本を務めた[1]

作品[編集]

作品 公開日 監督 脚本 プロデューサー ホームメディア発売
相談役 2011年9月13日 (2011-9-13) レイスラム[1] エリック・ピアソン[2][3] ケヴィン・フェイグ マイティ・ソー
ハンマー墜落現場へ向かう途中での出来事 2011年10月25日 (2011-10-25) キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー
アイテム47 2012年9月25日 (2012-9-25) ルイス・デスポジート[2][3] アベンジャーズ
エージェント・カーター 2013年9月3日 (2013-9-3) (デジタル)
2013年9月24日 (2013-9-24) (物理メディア)
アイアンマン3
王は俺だ 2014年2月4日 (2014-2-4) (デジタル)
2014年2月25日 (2014-2-25) (物理メディア)
ドリュー・ピアース[4] マイティ・ソー/ダーク・ワールド

『相談役』(2011年)[編集]

サンディエゴ・コミック・コンにてマーベルは、『相談役』(The Consultant)が『マイティ・ソー』のBlu-rayBlu-ray 3Dに特典として収録されると発表した。監督はレイスラム、脚本はエリック・ピアソン、音楽はポール・オーケンフォールド英語版である[1]クラーク・グレッグマキシミリアーノ・ヘルナンデスはそれぞれ以前の映画と同じくフィル・コールソン捜査官とジャスパー・シットウェル英語版捜査官を演じる[1][5]。短編は彼らの場面にロバート・ダウニー・Jr演じるトニー・スタークウィリアム・ハート演じるサディウス・"サンダーボルト"・ロス将軍英語版ティム・ロス演じるアボミネーション英語版のアーカイヴ映像が組み合わされる[5]。共同プロデューサーのブライアン・ウィンダーブームはプロデューサーたちが「S.H.I.E.L.D.が糸を引いて映画で見られる出来事の原因になっている点を描きたかった。このアイデアを実現するには『アイアンマン』で登場した1人目のS.H.I.E.L.D.エージェントであるコールソン以上のキャラクターがいるだろうか?」と述べた[1]

ストーリー

アイアンマン2』と『インクレディブル・ハルク』の後[1]コールソン捜査官は、世界安全保障理事会がエミル・ブロンスキー英語版を刑務所から釈放し、アベンジャー・イニシアチヴに参加させたがっていることをジャスパー・シットウェル英語版に明かした。理事会は先のニューヨークでの戦闘のヒーローはブロンスキーであり、ブルース・バナーの方に責任があると認識していたのだ。ニック・フューリーはブロンスキーを釈放したくないと考えており、2人は会議にスケープゴートを差し向けることに決める。シットウェルの提案で、コールソンは渋々ながら「相談役」であるトニー・スタークを派遣する。『インクレディブル・ハルク』のエンドクレジット後の場面につながり、バーで酒を飲んでいるロスの前にスタークが現れる。後日、コールソンは計画が成功し、ブロンスキー釈放の話が無くなったことをシットウェルに報告する。

『ハンマー墜落現場へ向かう途中での出来事』(2011年)[編集]

『ハンマー墜落現場へ向かう途中での出来事』(A Funny Thing Happened on the Way to Thor's Hammer)は、2011年10月25日発売の『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』のBlu-Rayに収録された[6]。監督はレイスラム、脚本はエリック・ピアソン、音楽はポール・オーケンフォールドである。クラーク・グレック演じるフィル・コールソンである[1]

ストーリー

『マイティ・ソー』の直前[1]、フィル・コールソンはニューメキシコ州アルバカーキに向かう途中、ガソリンスタンドに立ち寄る。2人組の強盗に遭遇する。コールソンがスナックを買いにスタンド内のショップに入ったところ、2人組の強盗が現れる。コールソンは2人を倒し、金を払ってその場を去る。

『アイテム47』(2012年)[編集]

『アイテム47』(Item 47)は、『アベンジャーズ』のBlu-rayに収録され、アメリカ合衆国では2012年9月25日に発売された。主演はベニー役のジェシー・ブラッドフォードとクレア役のリジー・キャプランが務め、他にマキシミリアーノ・ヘルナンデスがシットウェル捜査官を再演し、さらにタイタス・ウェリヴァー演じるブレイク捜査官が新登場する。監督はマーベル・スタジオズの共同社長であるルイス・デスポジート、脚本はエリック・ピアソンが務めた。前2作は4分以下であったが、本作は約12分となっている[2]

ストーリー

ベニーとクレアの強盗カップルは『アベンジャーズ』でのニューヨークの戦闘後に放置されていたチタウリ英語版の銃(「アイテム47」)を拾う。それを使って強盗した2人にS.H.I.E.L.D.の捜査官のシットウェルとブレイクは注目する。シットウェルは2人が泊まっているモーテルを突き止めて対決する。シットウェルは2人を殺す代わりにS.H.I.E.L.D.に引き入れることに決め、チタウリの銃を自力で解析したベニーは研究開発に配属され、クレアはブレイクのアシスタントとなった。

『エージェント・カーター』(2013年)[編集]

『エージェント・カーター』(Agent Carter)は、2013年9月3日の『アイアンマン3』のデジタル販売と同年9月24日の同作のBlu-ray発売の際に公開され、ヘイリー・アトウェルがペギー・カーター役で出演した[7]。他にドミニク・クーパーニール・マクドノーハワード・スターク英語版ダム・ダム・デュガン英語版を再び努め、クリス・エヴァンス演じるキャプテン・アメリカのアーカイヴ映像が流用され、さらにブラッドリー・ウィットフォードがフリン捜査官、シェーン・ブラックが正体不明の声を演じる[8]。監督はルイス・デスポジート、脚本はエリック・ピアソンである[3]

物語は『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』の1年後、戦略科学予備軍のカーター捜査官が秘密組織ゾディアック英語版を探るというものである[9]

『王は俺だ』(2014年)[編集]

『王は俺だ』(All Hail The King)は、2014年2月4日の『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』のデジタル販売と同年2月25日の同作のBlu-ray発売の際に公開された[10]。ベン・キングズレーは『アイアンマン3』と同じくトレバー・スラッテリー英語版スクート・マクネイリーはドキュメンタリー映画作家を装ったテロ組織「テン・リングス」のメンバーのジャクソン・ノリス英語版[4][11]レスター・スパイト英語版はハーマン[11]サム・ロックウェルは『アイアンマン2』と同じくジャスティン・ハマーを演じた[12]。脚本・監督は『アイアンマン』の脚本家の1人であるドリュー・ピアースが務めた[4]

キャストとキャラクター[編集]

キャラクター 相談役 ハンマー墜落現場へ向かう途中での出来事 アイテム47 エージェント・カーター 王は俺だ

長編映画で初登場[編集]

エミル・ブロンスキー
アボミネーション
英語版
ティム・ロス VA[5]  
ペギー・カーター   ヘイリー・アトウェル[8]  
フィル・コールソン クラーク・グレッグ[1]  
ダム・ダム・デュガン英語版   ニール・マクドノー[8]  
ジャスティン・ハマー   サム・ロックウェル[12]
スティーブ・ロジャース
キャプテン・アメリカ
  クリス・エヴァンス A[8]  
サディウス・"サンダーボルト"・ロス将軍英語版 ウィリアム・ハート A[5]  
ジャスパー・シットウェル英語版 マキシミリアーノ・ヘルナンデス   マキシミリアーノ・ヘルナンデス[5]  
トレバー・スラッテリー英語版   ベン・キングズレー[4]
ハワード・スターク英語版   ドミニク・クーパー[8]  
トニー・スターク
相談役
ロバート・ダウニー・Jr A[5]  

ワンショットで初登場[編集]

ブレイク捜査官   タイタス・ウェリヴァー[2]  
ベニー・ポラック   ジェシー・ブラッドフォード[2]  
クレア・ワイズ   リジー・キャプラン[2]  
ジョン・フリン捜査官   ブラッドリー・ウィットフォード[8]  
正体不明の人物の声   シェーン・ブラック V[8]  
ハーマン   レスター・スパイト英語版[11]
ジャクソン・ノリス英語版   スクート・マクネイリー[11]

備考

  • ^V - 声の出演のみの俳優
  • ^A - 過去作品からのアーカイヴ映像で出演した俳優
  • セルが灰色の部分はその作品に未出演、または予定されていない俳優である。

参考文献[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i Strom, Marc (2011年8月2日). “Marvel One-Shots: Expanding the Cinematic Universe”. Marvel.com. 2011年9月26日閲覧。
  2. ^ a b c d e f Breznican, Anthony (2012年7月3日). “First Look: Marvel unveils top-secret 'Avengers' short film 'Item 47' -- Exclusive”. Entertainment Weekly. 2014年1月13日閲覧。
  3. ^ a b c Manning, Shaun (2013年7月22日). “SDCC: MARVEL DEBUTS ATWELL'S "AGENT CARTER ONE-SHOT"”. Comic Book Resources. 2014年1月11日閲覧。
  4. ^ a b c d Breznican, Anthony (2014年1月9日). “Marvel One-Shot: First Look at Ben Kingsley's Mandarin encore in 'All Hail the King' short film -- EXCLUSIVE”. Entertainment Weekly. 2014年1月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年1月9日閲覧。
  5. ^ a b c d e f White, Cindy (2011年8月29日). “First Impression: Thor 3D Blu-ray Special Features”. IGN. 2014年1月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年1月13日閲覧。
  6. ^ Own Captain America on Blu-ray, DVD & Digital Download Now”. Marvel.com (2012年1月13日). 2014年1月13日閲覧。
  7. ^ Strom, Marc (2013年7月24日). “Agent Carter Lines Up Her One-Shot”. Marvel.com. 2014年1月14日閲覧。
  8. ^ a b c d e f g Fletcher, Rosie (2013年7月19日). “Marvel's Agent Carter reaction: Comic-Con 2013”. TotalFilm. 2013年7月21日閲覧。
  9. ^ Breznican, Anthony (2013年7月11日). “'Marvel One-Shot: Agent Carter' -- FIRST LOOK at poster and three photos from the new short!”. Entertainment Weekly. 2013年7月11日閲覧。
  10. ^ Venable, Nick (2014年1月2日). “Thor: The Dark World Hammers Home A Packed Blu-ray Set This February”. Cinema Blend. 2014年1月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年1月4日閲覧。
  11. ^ a b c d Filipponi, Pietro (2014年2月3日). “MARVEL ONE-SHOT - ALL HAIL THE KING OPENS THE DOOR TO A DEVILISH, DARKER MANDARIN STORYLINE [REVIEW - ★★★★]”. Gotham News. 2014年2月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年2月8日閲覧。
  12. ^ a b Costain, Kevin (2014年2月7日). ““Marvel One-Shot: All Hail The King” – Review”. Movie Viral. 2014年2月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年2月8日閲覧。

外部リンク[編集]