鳥人戦隊ジェットマン
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『鳥人戦隊ジェットマン』(ちょうじんせんたいジェットマン)は、1991年(平成3年)2月15日から1992年(平成4年)2月14日までテレビ朝日系列で毎週金曜日17時30分 - 17時55分に全51話が放送された、東映製作の特撮テレビドラマシリーズ『スーパー戦隊シリーズ』第15作である。
注意:以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。
| スーパー戦隊シリーズ | ||
| 第14作 | 地球戦隊 ファイブマン |
1990年3月 - 1991年2月 |
| 第15作 | 鳥人戦隊 ジェットマン |
1991年2月 - 1992年2月 |
| 第16作 | 恐竜戦隊 ジュウレンジャー |
1992年2月 - 1993年2月 |
目次 |
[編集] あらすじ
地球は衛星軌道上に24時間体制で世界中を監視している「アース・シップ」を配備する世界規模の防衛組織・地球防衛軍スカイフォースによって平和が守られていた。そのスカイフォースでは、ある鉱石より人間の身体能力を強化することの出来る"バードニックウェーブ"を開発し、人間の力では対応できないような脅威にも対抗できる超人戦士を作り出そうという「Jプロジェクト」が極秘に進行していた。
プロジェクト責任者の小田切綾は、犯罪や災害が起こると派遣される地上の隊員「スカイフォーサー」の中から5名の優秀な人物を選抜。その一人である天堂竜はアース・シップでバードニックウェーブを浴び、強化人間「ジェットマン」第一号・レッドホークへの変身能力を身に着けた。
しかし、さまざまな次元の世界を侵略してきた次元戦団バイラムの襲撃により、アース・シップは破壊されてしまい、残り4人分のバードニックウェーブは地球へ4条の稲妻となって飛散。辛くもアース・シップより脱出した小田切と竜は、バードニックウェーブを浴びた4名を捜し出し、民間人との寄せ集め戦闘集団「鳥人戦隊ジェットマン」を結成してバイラムに立ち向かう。
[編集] 概要
[編集] 特徴
「あらすじ」にもあるように、人間の身体能力を強化する"バードニックウェーブ"を浴びた者がジェットマンに変身することができるという設定である。当初から正規メンバーであるのはレッドホークである天堂竜のみで、他の四人はバイラム襲撃による事故により、偶然バードニックウェーブを浴びた民間人である。そのため、第1話ではまず竜以外の四人を捜す所から始まる。
戦隊のモチーフとなっているのは鳥。また、『科学忍者隊ガッチャマン』の作風を随所に取り入れた(スーツカラー・ジェットホークを含む5機の戦闘機・5人が翼を使って飛ぶ描写・主人公とサブリーダーのライバル関係等、『ガッチャマン』と似ている点が見受けられた[1])。ブラックコンドル / 結城凱を演じた若松俊秀の回想では、オーディション当時の仮題はもっとストレートな『超人(鳥人?)戦隊バードマン』だったそうである。なお、雨宮慶太は本作が放映される少し前にニュータイプ誌上で、現在、戦隊シリーズ新作ジャンプマン(仮題)の準備をしていると語っていた。
スーツカラーはレッド、ブラック、イエロー、ホワイト、ブルー。全編通して3人だった『太陽戦隊サンバルカン』、当初3人だった『超獣戦隊ライブマン』を除けば、初のピンクがいない戦隊であった[2]。
前作『地球戦隊ファイブマン』は後半こそ持ち直したものの一時は著しい視聴率不振に陥り、シリーズそのものの打ち切りが危惧されていた。この主因を長期シリーズには避けられないマンネリにあるとみた東映プロデューサー鈴木武幸は、本作で「戦隊」の革新を試みた。メインライターに若手の実力派として台頭してきた井上敏樹を据え、メイン監督にキャラクターデザイナーとしても有名な映画監督・雨宮慶太を起用し、『ファイブマン』から矢島信男に代わって特撮監督に就いた佛田洋と合わせて世代交代を図った人事面に端的に現れていた[3][4]。
『ファイブマン』が後半において視聴率上の危機を脱却出来た要因に、高年齢層向けの様々な策があったことを踏まえて、設定や世界観の構築においても革新的な要素が多く取り込まれた。その中でもっとも特徴的なのは、これまで戦隊シリーズの中でほとんど排除されていた「男女混合チームの中での恋愛模様」を描いただけでなく、それを物語の中心に持ってきたことである。具体的にはホワイトスワン・鹿鳴館香に対し、ブラックコンドル・結城凱とイエローオウル・大石雷太が恋愛感情を抱く→しかし、香はレッドホーク・天堂竜に好感情→だが、竜は洗脳されて敵組織「次元戦団バイラム」の幹部マリアとなったかつての同僚にして恋人・藍リエが忘れられない、という四角関係がストーリーの重要な部分を占めていた。そのためファンからは「戦うトレンディドラマ」と呼ばれた。その一方で保護者の一部からは「子供向けの内容ではない」という批判もあった。
その恋愛模様の中心人物である凱は「タバコも吸えば酒も飲み、女性が大好きな不良っぽい遊び人」という、子供向け番組のヒーローの類型からおよそかけ離れた設定と、若松の熱演により魅力的なキャラクターとして人気を博した。
作品を語る上で欠かせないものとしては、「変身後も本名で呼び合う行為」を全編を通して行った[5]ことも挙げられよう。厳密に言えば『ファイブマン』後半から行われていた行為ではあったが、あくまで彼ら5人が「兄妹」であったためと思われ、当作品も脚本段階では以前のように「変身後はコードネームで呼び合う」予定であった。それを、田中・若松をはじめとする俳優たちが「これでは不自然」と変更させたのだという。これはシリーズそのものにも大きな影響を与え、変身後も本名で呼ぶ作品がこれ以後シリーズの主流へと変わっていった[6]。ただ先に挙げたような複雑な人間模様を戦闘シーンでは必ずしも再現できたとは言いがたく、後続の作品ではこの反省を元にした演出が模索されていく。
また、ドラマ面に重点が置かれている本作では、必ずしも毎回全員が変身するわけではなく、戦闘時に何人かが欠けていることが度々あったのも特徴である。ブラックとブルーが第1話ではバードニックウェーブを浴びるシーンがあるのみで登場すらしなかったのをはじめ、第27話、第49話など、戦闘力で劣るホワイトが後方支援に回る回も多かった。全51話中、全ての回において変身したのは実はイエローのみ。第49話では、戦隊シリーズにおいて常に中心的存在であるレッドが変身しないという前代未聞の事態が起こっている。メカニックも最初の巨大メカであるイカロスハーケンが登場するのは第5話であり、ロボットであるジェットイカロスはその次の6話からの登場になる(ロボットが6話からの理由は縫いぐるみの制作が遅れていた説もある。)。毎回のように巨大ロボ戦にならないと言うのも特徴の一つと言えるだろう。
ドラマ性を重視したため、メインライターの井上が周囲に根回しした上で「全員が一度も変身せずに終わるシナリオ」を書いたが、スポンサーの反対により結局不採用になり、戦闘シーンを急遽付け加えたエピソードもある(第22話)[7]。
ドラマ性の重視が目立つ作品であるが、工事中のビル内を飛行するジェットホークや模型と着ぐるみを一瞬で入れ替えるジェットイカロスの合体シーンなど斬新な特撮も多く、特に従来の戦隊よりも巨大ロボットの活躍に比重が置かれたことで玩具の売り上げも高い結果を残し、後作品の守護獣や気伝獣等多くの影響を与えた。
敵役であるバイラムにおいても、それまでのシリーズとは違い、圧倒的な力を持つボスが存在せず[8]、幹部の一人であるロボット・グレイは、凱との間に一種の友情が芽生えたり、マリアへの愛情を抱くなど人間臭さを多々見せて人気を博したほか、中盤から始まる権力抗争など多くの見所を持っていた。後者では最終的にトランザがラディゲに屈するシーンは戦隊シリーズの中でも群を抜いた、言い換えると子供向けの枠を完全に超越した壮絶さがある。また、ジェットマンの次に敵が完全滅亡した戦隊は『電磁戦隊メガレンジャー』になる。(厳密にいえばドライヤージゲンは生存しているが。)。
このほかに他の戦隊ものと大きく相違すると言う点で重要なものとして、以下の各点が挙げられる。
- シリーズで初めて、女性を司令官に据えた(小田切綾[9][10])
- ヒーローと悪役の協力攻撃(第18話での女帝ジューザへの攻撃など)
- 正邪のレギュラーのドラマが前面に出た為、一般怪人が30体程しかいない(翌年、翌々年まで続く)
- ロボットの合体中の攻撃(ベロニカ対グレートイカロスの戦い)
- 現行戦隊に取って代わろうとする新組織が身内から出現する(ネオジェットマン)
- 史上初の3号ロボットの投入(テトラボーイ)
最終回は、戦いのシーンはAパートのみで、Bパート部分では戦いが終わって3年後の元ジェットマン達を描いている。そして、視聴者にショックを与えるラストが用意されていた。放送後、このラストに関しては賛否両論があり、番組終了後も長く語り継がれ、また当時はパロディとして使用されることも多かった。
放送後、制作された回顧録番外編のビデオではレッドホーク・天堂竜こと田中とホワイトスワン・鹿鳴館香こと岸田が出演している。
[編集] 評価
多数のチャレンジを行った本作は結果的に前作よりも高い平均視聴率をマークし、3号ロボの登場の投入などでバンダイから発売された玩具など関連商品が、当時の戦隊シリーズの中ではトップクラスを記録するなど幼児層へのアピールにも成功。(特に3号ロボのテトラボーイは劇中の活躍頻度もあって年末には在庫が無くなるほどの大ヒット商品となった。)また、『科学忍者隊ガッチャマン』の作風を取り入れた事もあり、ガッチャマンを見ていた世代の取り込みにも成功した事もあり、戦隊シリーズ打ち切りの危機を救った救世主となった。放送中はもとより放送終了後にも、キー局のテレビ朝日や準キー局の朝日放送などANN各局、ANNと協力関係にある朝日新聞を初めとした新聞各社には好感・批判含めて数多くの投書が寄せられ、関係者は驚愕としたと言う。その点から、本作は『戦隊史上最高の作品』と評されることが度々ある。また、無名声優だった垂木勉[11]もナレーションでこの番組に出演し、それがきっかけで名前が売れ、現在では売れっ子ナレーターとして活躍している。
この作品が傑作とされる所以には、放送終了後に全話収録のビデオソフトが発売された[12]ことや、放送から14年を経過した2005年になって過去の『バトルフィーバーJ』、『太陽戦隊サンバルカン』~『地球戦隊ファイブマン』をさしおいてDVDとして再発売、そして、通常は1年以上かかるセルリリース終了からレンタルリリース開始までの期間が約3ヶ月と短かった点なども付け加えねばならない。なお、DVD特典のひとつとしてブラックコンドル・結城凱を演じた若松の発案で各セット毎に出演者対談や情報を織り込んだ小冊子を制作、添付されている。これも歴代の戦隊シリーズDVD・ビデオとしては異例中の異例で、視聴者(DVD購入者)をはじめ作品に対する細やかな配慮と愛情が感じられる。
本作は著名人のファンも多い。タレントの中川翔子もそのひとりで彼女のブログ『しょこたん☆ぶろぐ』でも紹介、彼女自身先の本作のDVDを全巻購入し絶賛している。
[編集] 登場人物
[編集] ジェットマン
- 第1話でバイラムの襲撃を受け、竜と小田切以外の人間は全滅した。後に一条総司令が登場するまで実質的にスカイフォースは竜と小田切しかいない状況になったため、資料によっては竜や小田切を「元スカイフォース隊員」「元スカイフォース幹部」と記述している。
- 天堂竜(てんどう りゅう) / レッドホーク
- ジェットマンのリーダー。スカイフォース隊員スカイフォーサーの青年。26歳。
- 偶然バードニックウェーブを浴びた他の四人と異なり、ジェットマンに成るべくして成った、唯一の人物。故にプロ意識が強く、戦いに私情を挟まない事を己の信条とする。酒は飲まないが、その代わりにホットミルク(砂糖抜きの)を愛飲する。 変身後は数多くの技を身につけており、特にブリンガーソードによる戦法は抜群の腕前である。走力は9.0秒 / 100m。深層心理に隠された性格は「怠け者」。この戦隊にてレッドは他のメンバーと同じく「動揺する」「苦悩をする」「リーダーとしての自覚を失いかける」などのこれまでのリーダーらしからぬ設定が加えられた。同時にギャグ的な一面も取り入れられており、後の戦隊のレッドにも多大な影響を与えたといえる。
- 結城凱(ゆうき がい) / ブラックコンドル
- 遊び好きの青年。25歳。
- 定職に就いていた形跡は一切伺えない。何事にも束縛されぬ自由人で、所謂不良少年気質であるが、一匹狼ゆえの真面目さも併せ持つ。リーダーの竜が不在の時、残りのメンバーを纏めて戦うこともあった。序盤から香に対して積極的にアプローチを仕掛け、香を一途に愛するが故に竜とは何度も対立する事になる。趣味はオートバイ・サックス演奏・賭け事と女の子と遊ぶこと。タバコも吸い、酒(マッカランのストレート)もよく飲む。男と納豆が嫌い。口癖は「これだけは言っておく」。また語尾を軽く伸ばす癖もあるようだ(「だからこそ、自由だぁー!」「まぁ、いいじゃねえかぁー!」「惚れるんなら、俺に惚れろーっ!」など)。 変身後は剣による戦いが得意で喧嘩の応用とも取れる戦いをする。走力は9.5秒 / 100m。深層心理に隠された性格は「真面目で寂しがり屋の良い子」。
- 大石雷太(おおいし らいた) / イエローオウル
- 自然をこよなく愛する農村青年。22歳。
- 子供の頃から太り気味で、運動が大の苦手というコンプレックスを抱えていたが、バードニックウェーブの力によって、贅肉が筋肉に変わり見事克服。そのせいかかなり行動的な性格で、何事にも一生懸命で気の優しい好青年。アコからは「雷ちゃん」と呼ばれる。香に対しては憧れにも似た気持ちを持ち続けており、彼女には丁寧語を使っていた。また、香やアコなどに急所を蹴られることもあった。実は意外に一匹狼的な性格(本人も自覚している)で、人間関係を汲み取るのは苦手な所を見せる。
- 変身後は持ち前の怪力を存分に生かした戦いを得意とする。走力は11.4秒 / 100m。深層心理に隠された性格は「キザ」。
- イエローのイメージとは裏腹に数少ない「太ったイエロー」の一人であり、2008年現在の時点で、戦隊史上最後の太った戦士でもある。また、戦隊史上唯一の眼鏡を着用して日常生活を送る戦士でもある。
- 鹿鳴館香(ろくめいかん かおり) / ホワイトスワン
- 名門「鹿鳴館財閥」の一人娘。22歳。
- 偶然、バードニックウェーブを浴びてしまった事を契機にして、虚ろで鬱屈したお嬢様人生から別れを告げジェットマンに加入。果てしなく、激しい戦いの中で(そして竜や凱との恋の中)で何度も挫折を味わうものの、世間知らずの我侭娘だった彼女自身も精神的に大きな成長を遂げていった。 教育係のじいやから教えられた剣道が得意で、ジェットマン加入後の特訓におけるガンアクションでも、抜群の腕前を見せるようになった。変身後の走力は10.2秒 / 100m。深層心理に隠された性格は「金持ち根性丸出しの嫌味女」。
- 早坂アコ(はやさか あこ) / ブルースワロー
- スポーツ万能の高校生で18歳。
- ジェットマンには当初バイト感覚で加わる。ちょっと短気で御転婆だが結構世話好きな性格で、他のメンバーの恋愛話には加わらず(でも茶化す)、人間関係を巧みに取り持ったりする等、ジェットマンの潤滑油的存在。ただ遠慮知らずで、小田切長官のことを“オバン”と馴れ馴れしく呼んでいた。また、御転婆とも礼儀知らずとも取れる彼女の台詞には、今でこそよく使われる様な若者言葉が多用されており、ここでも製作者側の丹念な拘りが窺える。 変身後は低空飛行やアクロバットを流用した戦法で華麗に戦う。走力は9.8秒 / 100m。深層心理に隠された性格は「乙女チック」。ちなみに変身時に敵にスカートをめくられた。
[編集] 支援者
- 小田切綾(おだぎり あや)
- ジェットマンを温かく、時に厳しく見守る、心強い最大の理解者。スカイフォースの幹部。指揮官としての能力は言うまでもなく、軍人としても一廉の技量の持ち主で、工学などにも造詣が深いと思われる。部下たちの命を最優先し、時として単身で銃やロボで自ら最前線で戦う、強くクールな女性。ただ沈毅なだけではなく、戦いが続く竜たちを休暇のために旅行へ連れて行ったりと、思いやりある性格が垣間見える。変身する事無く単身ロボに乗り、敵怪人を倒した事もある戦隊シリーズ随一の女傑。独身の模様。キャリア志向のエリート女性である一方、結婚願望も持っているようである。
[編集] 次元戦団バイラム
- 裏次元に存在する世界を滅亡させた後、表次元の地球も支配すべく侵攻してきた武装集団。人間を「馬鹿で醜い下等生物」と見下している。
- 巨大魔城バイロックを根城とする。地球侵攻以前の裏次元の戦いで首領が行方不明になった為、四人の幹部が首領の椅子を巡って争い、その傍ら地球侵略計画を進める。
- 裏次元伯爵ラディゲ
- 四大幹部の実質的なリーダー格で、青い顔色をしている。人間の年齢に換算すれば25歳程度。残忍冷酷、冷徹な野心家で、非常に執念深い。目的達成のためならば、時にはジェットマンにも協力する事も厭わない(ジューザとトランザを倒すために、2度組んでいる)。尊大な性格で、自分の上に立つ者の存在を決して認めようとせず、他者の必死の努力をそれが敵はおろか味方であろうとも、「健気だ!」と皮肉たっぷりに罵る口癖があり、上から見下ろした態度で嘲笑う姿がしばしば見受けられる。怒りの感情が高まると凶獣ラディガンへと変貌し、いかなる攻撃をも防御する。
- また、霊能力も持っていたが、ジェットマンを霊界に引きずり込み始末しようとして失敗したときに跳ね返ってきたダメージによって失ってしまったようだ。ジューザやトランザにより強制的に人間の姿にされたことがある。女性に助けられたときは人間としての気持ちを知ったようにも見られたが記憶を取り戻したときにはなんの未練もなく女性を殺害しており、結局非情な性格であった事が分かる。
- 愛用の武器は「秘剣ブラディゲート」。
- 名前の由来は、フランスの詩人・レイモン・ラディゲからと言われる。
- ラゲム
- ラディゲの最終形態。単体でもバードメーザーを受けてもびくともせず、ジェットフェニックスもはね返す高い防御力を誇り、両手の爪や舌による打撃及び巻き付き、噛み付きなど攻撃力も高い。
- 最終話登場時のみ、胸にラディゲの顔が追加されている。
- マリア / 藍リエ(あおい りえ)
- 元スカイフォース隊員で竜の恋人であったが、バイラム襲撃時に次元の歪みに吸い込まれて、ラディゲに洗脳されてしまう。かつてはピアノを愛する心優しい女性であったが、洗脳されマリアとなった後は好戦的で残忍な性格へと変貌する。しかし、ピアノの腕は衰えておらず、その美しい演奏はグレイを引きつけた。
- マリア / リエが劇中でよく弾くピアノ曲は、「熱情ソナタ」。
- グレイ
- ロボット幹部。背中に必殺砲グレイギャノンを腕にはマルチショットガン・ハンドグレイザーを装備している。ロボットではあるがマリアに恋心を持ったり、ワインと煙草(指に装備された超小型の火炎放射器で炎を出して火をつける)と音楽を好むという人間的な面を持ち、バイラムのメンバーでは比較的理性的な性格を持つ。凱とはライバル関係。雨に打たれ体力の落ちたマリアを愛しさのあまりに抱きしめるが、ロボットであるために「冷たい」と無意識のマリアに突き放されるシーンは特撮でしか表現できない恋愛ドラマと評価が高い。
- トラン
- 超能力を使う少年幹部。人間の年齢に換算して9歳。ゲーム感覚で作戦を立案し、相手の被害や味方の犠牲なども彼にとっては「ゲームを楽しむための要素」でしかない。腕に装着したキーパッド「メタルトランサー」やサイコキネシスでジェットマンをたびたび翻弄したが、小さな子供である事がコンプレックスだったようだ。いつもはゴーグルをして顔を隠しているがサイコキネシスをするときにはゴーグルが上がり本当の顔が見える。後半でそのコンプレックスが爆発し、急成長を遂げる。
- トランザ
- 後半より登場。自称「帝王トランザ」。敵味方両方から子供扱いされたトランが怒りによって大人に成長した姿。上から飛び出している髪の色は銀色をしており、性格は尊大かつ独善的で、自分の失敗を転嫁するなど、トランの時よりも性格が歪んでいる。子供であることを嘲られた反動からか、非常に自己顕示欲が強く、初登場時に竜と剣術勝負、凱と恋愛勝負、雷太と大食い勝負をするなど、どんなことでも相手の上に立たないと気が済まない。一人でベロニカを作ったり、レッド以外の四人をオブジェ(本人は剥製と言っている)に変えたバイオガンを開発したりとすごい科学力も持つ。また雷太の弱点がトマトであることを調べてトマト大王を差し向けるなど行動も冷静である。
- サイコキネシスに加え、魔剣ボルトランザによる圧倒的な攻撃力を持ち、一度はラディゲをも服従させる。
- 女帝ジューザ
- かつて「万物の創造と破壊を司る者」として恐れられ、ラディゲ、グレイ、トランを従え多くの次元世界を侵略したバイラムの首領。裏次元侵略の際、最後の戦いで戦死したものと思われていたが、新たなる活力を得たことで永い眠りから覚めることに。究極の破壊獣セミマルを宿し、隕石とともに地球に襲来した。裏切りを図ったラディゲを一度は人間界に突き落とすが、その後ジェットマンとバイラムの呉越同舟攻撃で重傷を負い、最後はラディゲによって殺された。本編での登場は中盤のたったの2話のみであり、実質はゲストキャラにも関わらず、かなり強烈なインパクトを残している。
- 次元獣・バイオ次元獣
- 次元虫と呼ばれる昆虫型の生物に寄生された物体が怪物化したのが次元獣。次元獣の素体に取りつく次元虫は子虫であり、人間大の親虫が存在する。次元獣は一度倒されても次元虫が無事なら再生・巨大化する。この設定のため、戦闘機や家等、元々巨大な物体に寄生したために最初から巨大な次元獣も存在するし、次元虫ごと倒されたために巨大化できなかった次元獣も存在する。戦略上必要な場合、倒されなくても巨大化することがある。次元虫は中盤にマリアによって改造されてバイオ次元虫となり、生物の特性も反映させたバイオ次元獣を生み出す。
- グリナム兵
- 種のような物体から生まれるバイラムの戦闘兵。斧のような剣を武器とする。
- 知能はさほど高くないが、強化のために次元虫をつけてもらいたいと思っている者もいる。ドライヤージゲンとトランの間を行ったりきたりした一団など、意外と個性的な面もある。一度だけ、女性の体型をしたグリナム兵が登場した。
[編集] その他の戦士達
[編集] 裏次元ディメンシアの戦士
- 中盤に登場。バイラムに滅ぼされた裏次元ディメンシアの最後の戦士達。3人でバードガルーダに乗って裏次元からやって来た。地球人よりも生命力が低い。鳥人に変身できるが、本編で変身したのはダンのみ。ちなみに石渡は『フラッシュマン』の『ブルーフラッシュ』、前田は『マスクマン』の『ピンクマスク』と戦隊ヒーロー(ヒロイン)を演じた経験がある。そして、藤原は翌年に『ジュウレンジャー』の『トリケラレンジャー』を演じている。偶然にもトリケラレンジャーとブルーフラッシュの色は青である。ちなみにトランザ役の広瀬も「フラッシュマン」に出演している。
- レイ
- 裏次元戦士のリーダー格。真面目な性格。ラディゲに殺されてしまう。
- カンナ
- 裏次元戦士の紅一点でレイの恋人。地球で幸せになりたいと願っていたが、やはりラディゲに殺されてしまう。
- ダン
- 裏次元戦士では弟分的存在。明るい性格で、アコに思いを寄せる。レイとカンナがラディゲに殺され、バードガルーダを奪われたため、変身して剣を手にラディゲと戦ってガルーダを取り返したが、重傷を負ってアコに見守られながら死亡した。なぜか彼だけは青い服を着ている。ちなみに翌年の「ジュウレンジャーのトリケラレンジャー/ダン」とは偶然にも名前が一緒で関連はなく別人であるが、役者が同じであること、しかもジュウレンジャーがジェットマンの翌年に放送されたこともあって、一部のファンの間では誤解もあるという。
[編集] 裏次元ベルセルクの戦士
- バイラムに滅ぼされた裏次元ベルセルクの、ただ2人の生き残り。手にした物体を武器に変化させる能力を持つ。その能力を捨てたときに、1人の人の命を救うことができる。
- ルー
- ベルセルクの女戦士。バイラムに復讐する為に地球にやって来た。ラディゲと互角に戦う実力を持つ。
- デュラン
- ルーの幼馴染であり、恋人。ルーの暴走を止めるために地球にやって来た。ラディゲの罠にかかってバイオ次元獣ヨロイスネークにされるも、ジェットマンの活躍で元に戻り、能力を捨てたルーと共に地球を去る。
[編集] ネオジェットマン
- 終盤に登場。バードニック反応炉を体内に埋め込み、正規の訓練を受けたサイボーグ戦士による第2の鳥人戦隊。メンバーはそれぞれJ1、J2、J3、J4、J5と呼ばれる。隕石ベムに苦戦するジェットマンの前に登場し、一度は隕石ベムを退けるも、次の巨大戦ではジェットイカロスによる実戦経験の無さから敗北。最初はスカイフォースの幹部・一条総司令の指揮の下、隕石ベムによって変身能力を失ったジェットマンを追い払って自分達が取って代わろうとしたが、部下達を捨て石扱いする一条総司令への失望と変身能力を失ってもなお戦おうとする竜達の姿を見て、竜達に反応炉の全エネルギーを与えて変身能力を復活させた。標準装備として光線銃のネオシューターと手榴弾のネオマインを持つ他、個人武器としてJ1は剣のネオソード、J2は鎖鎌のネオスティンガー(高速戦隊ターボレンジャーに登場したヤミマルの武器であるヤミガマの改造)、J4はブーメランのネオスライサー(超獣戦隊ライブマンに登場したグリーンサイのサイカッターの流用)を持つ。必殺武器はフレアーバスター。
- 5人は当時全員JACのメンバー。そのうちの1人でJ1を演じた望月祐多は、翌年の恐竜戦隊ジュウレンジャーで主役となるティラノレンジャー・ゲキを演じた。ディメンシアの戦士を演じた藤原とともに、テスト的な出演と思われる。また次作で監督デビューする渡辺勝也も49話の後半部で非公式ながら監督デビューしている。コミック版ではジェットマンの後を継いで戦っている姿が描写されている。
[編集] 三魔神
- 中盤に登場。太古の昔より人間の天敵として生き続けてきた三体の怪物。永い眠りについていたが、初めにムーが尖兵として復活。その後ラモン達もラディゲの血を与えられた事で復活。ラディゲはラモンとゴーグを従わせようとしたが、バイラムは天敵である人間の敵であるため、拒絶されている。
- ムー
- 最下級の魔神で、ラモンとゴーグを復活させようと戦士の血を求めて香をさらった。
- ラモン
- ムーより後に復活した二体の魔神の片割れ。ゴーグがジェットマンに敗れた際、その遺体を吸収してパワーアップしようとしたところをラディゲによってバイオ次元虫を寄生され、配下とされてしまう。
- ゴーグ
- ラモンと同時に復活した魔神で、二又の槍を武器とする。巨大化した際の戦闘ではジェットイカロス、ジェットガルーダを相手に回しながらも優位な戦いを見せた。
[編集] ジェットマンの装備・戦力
[編集] 共通装備
- クロスチェンジャー
- ジェットマンの5人が装備している変身用のブレス。「クロスチェンジャー」の発声とともに右手のエンブレムフォーメーションの真ん中を押すと、鳥の頭と翼が飛び出し、変身する。
- ジェットウィング
- 基本装備。背面から上腕にかけて隠されている、小さな翼。広げることで空を滑空する。
- バードブラスター
- 基本装備のレーザー銃。空気中のイオンをプラズマ化した高エネルギービームを発射。一撃で1m四方の鉄の固まりを溶かす。冷凍光線も発射可能。
- ブリンガーソード
- 基本装備の剣。ダイヤの7~8倍の硬度を持ち、熱にも強く軽量なバードナイト特殊鋼。刀身にプラズマエネルギーを発生させる事で戦車をも切り裂く。
- ウィングガントレット
- 基本装備。パンチ力を強化するナックルパーツ。重力制御装置によってパンチ力を強化する。先端のGジェネレーター(重力発生装置)から最大150Gの衝撃波を発生させて敵をはね飛ばす。先端部から重力波光線・ウィングビームを放つ。
[編集] 個人能力・技
- ウイングパンチ
- レッドホークが得意とする技。ジェットウィングをはばたかせながらパンチをたたき込む。
- 飛行斬り
- レッドホークが得意とする技。ジェットウイングを展開させて空に舞い上がり、ブリンガーソードで斬る。ファイタージゲンに使用。
- コンドルフィニッシュ
- ブラックコンドルが得意とする技。空中からブリンガーソードで袈裟斬りにする。
- 岩石落とし
- イエローオウルが得意とする技。岩を敵に投げつける。
- 必殺つっぱり
- イエローオウルのパワーを活かした相撲の張り手。
- スワンウィング
- ホワイトスワンの技。ジェットウィングをマントのようにはためかせて敵を吹き飛ばす。
- スワニーアタック
- ホワイトスワンの得意技のひとつ。急降下しながらウイングガントレットでパンチする。
- クロスチョップ
- 空中からフライングクロスチョップを決めるブルースワローの得意技。
- コンドルオウルタワーリングアタック
- ブラックコンドルとイエローオウルのコンビネーション技。 イエローの肩を踏み台にしてブラックがブリンガーソードを決め、連続してイエローが岩石落としを決める。
- ダブルキック
- ホワイトスワンとイエローオウル、またはホワイトスワンとブルースワローのコンビネーション技。 空中で手をつなぎ、同時にキックを放つ。
- ジェットフェニックス(正式名称不明)
- イカロスハーケンの必殺技を等身大の5人で再現したと思われる必殺技。5人で空に舞い上がり、空中で巨大な火の鳥となって敵に突進する。
- スワン・スワロークロー
- ホワイトスワンとブルースワローが敵に抱きつき顔面をひっかきまくる。
[編集] 必殺武器・技
- ジェットハンドカノン
- バードブラスターにブリンガーソードを合体させた強力なレーザー銃。ブラスターとソードに蓄えられたプラズマエネルギーを一気に放出し、半径10m以内の物を蒸発させる。
- バードボンバー
- 最初の必殺技。ジェットハンドカノンを5人が同時に発射する。エネルギーチャージのため、一度撃つと30分間使用不能となる。
- ビークスマッシャー
- シリーズ中盤より登場したレーザー銃。物体の分子を破壊する。モーションチェイサーを装備しており、光線はどこまでも敵を追尾する。
- スマッシュボンバー
- ビークスマッシャーとバードブラスターを合体させたレーザーライフル。威力はジェットハンドカノンの3倍。5人が同時撃ちすれば必殺技に匹敵する威力となる。状況に応じてファイヤーバズーカとスマッシュボンバーを使い分ける。
[編集] メカニック
- ジェットストライカー
- 竜専用のバギー。水素を燃料としたハイドロプラズマエンジン搭載。最高時速500km/h。ブースターにより、30mのジャンプが可能。ロケットランチャーとボディ先端に2門の機銃を装備。後に改造され、150万度のプラズマ弾を放つ必殺武器ファイヤーバズーカへの変形が可能となった。最終決戦では更にオートコントロールができるように改造されたが…
- ファイヤーバズーカ
- 竜の乗るジェットストライカーが変形した必殺バズーカ砲。竜の呼びかけに応えてジェットストライカーがバズーカに変形。5人で抱え上げ、ターゲット捕捉の後、竜の合図で発射。大気中から吸収したイオンと5人のエネルギーを融合してプラズマ化した光弾プラズマブレッドは摂氏150万度の火の鳥となって敵を捕らえ、粉砕する。5人揃わないと威力が低下する。
- ジェットスピーダー
- 凱、アコに配備されたバイク。但し、アコはジェットバンサーの荷台に乗ることのほうが多く、凱は自分のバイクを使用することも多いため、あまり使用頻度は高くない。最高時速360km/h。ミサイルランチャーを装備しているが、本編では未使用。
- ジェットバンサー
- 雷太、香が乗るピックアップトラック。ライトは赤外線等を発するスキャナーになる。ハイパーガスタービンエンジン搭載。荷台にプラズマガトリング砲を装備しているため、この砲撃手としてアコが乗車することもある。最高時速400km/h。
- アース・シップ
- 地球の衛星軌道上に浮かぶ地球防衛軍スカイフォースの宇宙ステーションだったが、バイラムの攻撃によって撃墜され、地上にバードニックウェーブが降り注ぐことになった。
- スカイキャンプ
- スカイフォースの施設で鳥人戦隊本部。小田切長官以下ジェットマンのメンバーが暮らしている。内部にジェットマシン各機を収容している他、最上部の司令室上には、バードガルーダがまさに鳥のように止まっている。基地内は外観よりも広く、ロボ状態の3大ロボを立たせた状態で整備することも可能。秘密基地との設定だが、街中にあって特に偽装などは施されていない。
[編集] 巨大ロボ
- ジェットイカロス
- ジェットホーク、ジェットコンドル、ジェットオウル、ジェットスワン、ジェットスワローが「合体!スクラムウイング」のコールで合体した巨大ロボット。5人の通信ブレス・コレスポンダーから取り外したバードロックでセキュリティを解除してから合体する。合体のみならオートコントロールでも可能。バードニウム合金製。全高52.8m。重量94t。出力は260万馬力。武器は厚さ5mの鋼鉄板を切り裂く2本の投げ短剣ジェットダガー、槍のジェットランサー、ジェットランサーとジェットダガーを合体させたトライランサー、20m四方の鋼鉄の固まりを切断する斧のイカロスアックス、戦車を一撃でたたきつぶすハンマーのイカロスマグナ、電流も流せる巨大分銅のイカロスクラッシャー、盾のウィングシールド、マッハ2の速度で放つロケットパンチのショットパンチャー。刀身に対消滅プラズマを放出して敵を切り裂く剣のバードニックセイバーが最強武器だが、イカロスクラッシャーで止めを刺したこともある。マッハ2で飛行する事も可能。戦隊ロボの中でも特に腕を斬り落とされる事が多い。
- ジェットホーク
- レッドホークが搭乗する最高速度マッハ7の戦闘機。ジェットイカロスの頭を含めた上半身になる(第1話~)。 2門のプラズマホークカノンを装備する[15]。
- 後の『百獣戦隊ガオレンジャーVSスーパー戦隊』にも登場し、ファイブレッドのスカイアルファと絶妙のコンビネーションを見せた。
- ジェットコンドル
- ブラックコンドルが搭乗する最高速度マッハ10の戦闘機。ジェットイカロスの右足になり、グレートイカロスでは左腿になる。重力波発生装置を機首に内蔵。コンドルバルカンを装備する。ジェットホークのプラズマホークカノンと同時発射するダブルジェットビームという技もある。
- ジェットオウル
- イエローオウルが搭乗する最高速度マッハ2のVTOL戦闘機。ジェットイカロスの右腕になる。100トンの物体を持ち上げるマジックハンドで岩を落とす岩石落しや、オウルスマッシャー(劇中では使用せず)を武器とする。
- ジェットスワン
- ホワイトスワンが搭乗する最高速度マッハ4の戦闘機。ジェットイカロスの左足になり、グレートイカロスでは右腿になる。高性能レーダーとスワニーパルサーを装備。
- ジェットスワロー
- ブルースワローが搭乗する最高速度マッハ8.5の戦闘機。ジェットイカロスの左腕、また翼が盾のウィングシールドになる。スワローシャワー(劇中では使用せず)と翼を分離して飛ばすウィングカッターが武器。
- イカロスハーケン
- ジェットホーク、ジェットコンドル、ジェットオウル、ジェットスワン、ジェットスワローが「合体!ジェットスクラム」のコールで合体した巨大重戦闘機。対消滅プラズマを燃えあがらせ、マッハ15で火の鳥となって敵に体当たりするジェットフェニックスが必殺技。
- バードガルーダ/ジェットガルーダ(スーツアクター:日下秀昭と石垣広文)
- 最高速度マッハ20の鳥型巨大戦闘機・バードガルーダから「変形!ジェットガルーダ」のコールで巨大ロボット・ジェットガルーダに変形する。バイラムに対するレジスタンス活動を行っていた裏次元世界ディメンシアの戦士達が、ジェットマンに託した。人間的な頭部を持たない特異なデザインで、インド神話の「ガルダ」をモチーフにしている。特殊元素ガルドニウム製。全高60.8m。重量105t。出力は300万馬力。武器はミサイル型のガルドバルカン、翼の超振動ブレードで敵を切り裂くウィングスラッシャー(未使用)、敵を氷付けにするダイヤブリザードなど。ロボット時の武器は胸から放つ熱線ビームのガルーダバースト、稲妻状の破壊光線ガルドビーム、右足で繰り出す飛び蹴りのブーストキッカーなど。目の部分に透視システムのガルドサーチャーを装備している。必殺技は両腕のカギ爪にエネルギーを集めて敵を切り裂くガルーダクロー。
- グレートイカロス
- ジェットイカロスとジェットガルーダが「合体!グレートスクラム」のコールで合体した超巨大ロボ。全高77.5m。重量199t。出力は800万馬力。頭部からはグレートビームを、胸の円形部からはブレードビームを発射する。胸のエンブレムから発する超高圧光線バードメーザーが必殺技。2度ほどボディを貫かれている。
- ハイパーハーケン
- イカロスハーケンとバードガルーダが「合体!ハーケンスクラム」のコールで合体した超巨大戦闘機。ボディ下部2門の砲身から強力破壊ビーム・ハイパーバスターを発射する。亜光速で敵に体当たりするハイパー・G・アタックが必殺技。テトラボーイからの発信信号を手がかりに次元を飛び越える能力を発揮し、バイロックへの潜入を果たしたこともある。
- テトラボーイ
- 戦隊史上初の3号ロボ。ジェットイカロスとジェットガルーダのサポート役。そのためニューロコンピュータを内蔵し、操縦者が要らない。「テトラフォーメーション!」、または「変形!テトラバスター」のコールでテトラバスターという4連装バズーカ砲に変形、ジェットイカロス、或いはジェットガルーダが保持した状態で超強力プラズマタキオンビームによる必殺の一撃を放つ。落ち着きがなく常に走り回っている姿が印象的でマッハ0.8で飛行する事も可能。動きが素早くて敵の攻撃を巧みに避けるため、ピンチらしいピンチに陥ったことが少ない。玩具ではグレートイカロスにも付けられる。グレートイカロスとの合体技として、テトラボーイをバードメーザーに取り込んで放つ戦法がある。最終回ではラゲムに両腕を切断されて機能停止となった。
[編集] バイラムの戦力
- バイロック
- 裏次元に存在するバイラムの要塞。一度だけジェットマンが内部への潜入を果たしたことがある。最終決戦にてラディゲが表次元に召還し巨大怪獣ラゲムの鎧として装着するも、ジェットガルーダに隙を突かれて叩き落とされ、そのまま爆散した。
- 魔神ロボ ベロニカ
- 終盤に登場。テストロボットG2を経て巨大なモノリスのような中から誕生した。制作・操縦はトランザ(コクピットには全員が搭乗)。オーラバトラーのような風貌に股間を褌の前垂れのような布で覆っているという外観を持つ。内部に拘束した人間から吸収した生体エネルギーで駆動し、グレートイカロスと互角以上のパワーを誇る。武器として、斧の付いた形状の剣とシールドを装備する。
[編集] キャスト
[編集] レギュラー・準レギュラー
- 天堂竜 / レッドホーク(声):田中弘太郎
- 結城凱 / ブラックコンドル(声):若松俊秀
- 大石雷太 / イエローオウル(声):成瀬富久
- 鹿鳴館香 / ホワイトスワン(声):岸田里佳
- 早坂アコ / ブルースワロー(声):内田さゆり
- 小田切綾:三輝みきこ
- じいや:早川雄三
- 裏次元伯爵ラディゲ / 凶獣ラディガン(声):舘大介
- マリア / 藍リエ:丸山真穂
- グレイ(声):日下秀昭(兼スーツアクター)
- トラン:久我未来
- トランザ:広瀬匠
- 魔神ラモン(声):丸山詠二
- ナレーション:垂木勉
[編集] 主なゲスト出演者
- 少年時代の雷太:田嶋秀任(9話)
- 女帝ジューザ / 魔獣ジューザ(声):高都幸子(17話、18話)
- 少女時代の香:小出由華(19話)
- ミチル:青木秋美(20話)
- レイ:石渡譲二(23話、24話、25話)
- カンナ:前田賀奈子(23話、24話、25話)
- ダン:藤原秀樹(23話、24話、25話)
- ルー:高木あゆみ(29話)
- デュラン:菊池優介(29話)
- 一条総司令:手塚秀彰(40話、41話)
- J1 / ネオジェットマン1(声):望月祐多(40話、41話)
- J2 / ネオジェットマン2(声):笠原竜司(40話、41話)
- J3 / ネオジェットマン3(声):渡辺実(兼スーツアクター)(40話、41話)
- J4 / ネオジェットマン4(声):宮崎剛(兼スーツアクター)(40話、41話)
- J5 / ネオジェットマン5(声):長門美由樹(40話、41話)
[編集] スーツアクター
- レッドホーク:新堀和男→前田浩
- ブラックコンドル:大藤直樹
- イエローオウル、ジェットガルーダ:石垣広文
- ホワイトスワン:蜂須賀祐一
- ホワイトスワン(代役):赤田昌人
- ブルースワロー:蜂須賀昭二
- グレイ、ジェットイカロス、ジェットガルーダ、グレートイカロス:日下秀昭
- テトラボーイ:竹内康博
- ほとんどの次元獣、バイオ次元獣:宮崎剛
[編集] スタッフ
- プロデューサー:宇都宮恭三、梶淳(テレビ朝日)・鈴木武幸(東映)
- 原作:八手三郎
- 連載:テレビマガジン、てれびくん、テレビランド
- 脚本:井上敏樹、荒木憲一、川崎ヒロユキ、荒川稔久、藤井邦夫、渡辺麻実、八渡直樹、増田貴彦
- 監督:雨宮慶太、新井清、東條昭平、坂本太郎、蓑輪雅夫
- 音楽:外山和彦(第5話以降は「KAZZ TOYAMA」名義)
- 特撮監督:佛田洋
- 撮影:いのくままさお
- 助監督:渡辺勝也、竹本昇
- プロデューサー補:白倉伸一郎
- 車輌協力:MAZDA
- オートバイ協力:スズキ株式会社
- 撮影協力:後楽園ゆうえんち
- アクション監督:竹田道弘、金田治(第1話、第2話のみ。アクションコーディネーター名義)
- キャラクターデザイン:野口竜
- ベロニカデザイン:雨宮慶太(第44話、第45話のみ。ベロニカは雨宮が本作で唯一手掛けたデザイン)
- 制作:テレビ朝日・東映・東映エージエンシー
[編集] 主題歌
『超電子バイオマン』以降主題歌作曲には歌謡曲畑の作曲家が起用されていたが本作では主にアニメ・子供向け番組で活躍していたシンガーソングライター・つのごうじを起用、特にOPでは王道ヒーローソングへの回帰を見せることとなった。
[編集] オープニングテーマ
- 『鳥人戦隊ジェットマン』 歌:影山ヒロノブ、作詞:荒木とよひさ、作曲、編曲:つのごうじ
- ノリの良いロックテイストな主題歌。「ジェットマン」というタイトル名を連呼する詞について、ヒーローソングの王道とまで言われた。逆にこの作品の特徴であるトレンディドラマ的なものは感じられない。
[編集] エンディングテーマ
- 『こころはタマゴ』 歌:影山ヒロノブ、作詞:荒木とよひさ、作曲:つのごうじ、編曲:山本健司
- クラシックテイストを含んだ気品漂うバラード。カノンコード使用。曲調だけでなくその詞も、OP曲とは違ってトレンディドラマと言われる要素が濃厚である。またシリーズでバトルフィーバーJの『勇者が行く』以来久々となる戦隊名が入らないED曲であるばかりか、この曲は劇中に登場する固有名詞も歌詞にない。戦隊シリーズのED曲の中でも、高い評価をするファンが多い名曲である。
- 最終回では1番フルコーラス+2番ハーフ(サビ部分)という構成で使用された。
影山が戦隊主題歌を歌うのは『電撃戦隊チェンジマン』(KAGE名義)、『光戦隊マスクマン』に次いで3度目。これは単独でクレジットされていた歌手としては最多である。尚、準主題歌『時を駆けて(企画当初はOPとして使用される予定であった)』、アクションソング『ゲームじゃないんだぜ』、ジェットイカロスのテーマ『ジェットイカロス無敵ロボ!』、ジェットガルーダのテーマ『ジェットガルーダ鳥のロボ』の4曲の挿入歌も担当しており、ジェットマンには欠かせない存在である。
[編集] 放映リスト
| 放送日 | 話数 | サブタイトル | 登場怪人 | スタッフ |
|---|---|---|---|---|
| 1991/2/15 | 1 | 戦士を探せ | 次元虫(母虫) | 監督-雨宮慶太 脚本-井上敏樹 |
| 1991/2/22 | 2 | 第三の戦士 | ファイタージゲン 次元虫(母虫) |
|
| 1991/3/1 | 3 | 五つの力! | ジャグチジゲン | 監督-新井清 脚本-井上敏樹 |
| 1991/3/8 | 4 | 戦う花嫁 | ロードジゲン | |
| 1991/3/15 | 5 | 俺に惚れろ | 監督-東條昭平 脚本-井上敏樹 |
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| 1991/3/22 | 6 | 怒れロボ! | ハウスジゲン 凶獣ラディガン |
|
| 1991/3/29 | 7 | 竜の結婚!? | カガミジゲン | 監督-坂本太郎 脚本-井上敏樹 |
| 1991/4/5 | 8 | 笑うダイヤ | ダイヤジゲン | 監督-坂本太郎 脚本-荒木憲一 |
| 1991/4/12 | 9 | 泥んこの恋 | ファッションジゲン(声:依田英助) | 監督-蓑輪雅夫 脚本-川崎ヒロユキ |
| 1991/4/19 | 10 | カップめん | ヌードルジゲン(ゴッドラーメン)(声:神山卓三) | 監督-蓑輪雅夫 脚本-荒川稔久 |
| 1991/4/26 | 11 | 危険な遊び | ジハンキジゲン(声:梅津秀行) | 監督-東條昭平 脚本-藤井邦夫 |
| 1991/5/3 | 12 | 地獄行バス | バスジゲン | 監督-東條昭平 脚本-井上敏樹 |
| 1991/5/10 | 13 | 愛の迷路 | カメラジゲン | 監督-蓑輪雅夫 脚本-井上敏樹 |
| 1991/5/17 | 14 | 愛の必殺砲(バズーカ) | ||
| 1991/5/24 | 15 | 高校生戦士 | ボイスジゲン(声:西尾徳) | 監督-新井清 脚本-渡辺麻実 |
| 1991/5/31 | 16 | 紙々の叛乱 | カミジゲン | 監督-新井清 脚本-荒木憲一 |
| 1991/6/7 | 17 | 復活の女帝 | 女帝ジューザ | 監督-坂本太郎 脚本-井上敏樹 |
| 1991/6/14 | 18 | 凱、死す! | 女帝ジューザ=魔獣ジューザ | |
| 1991/6/21 | 19 | 見えます! | ウラナイジゲン(声:土井美加) | 監督-雨宮慶太 脚本-荒川稔久 |
| 1991/6/28 | 20 | 結婚掃除機 | ソウジキジゲン(声:山口健) | 監督-雨宮慶太 脚本-荒木憲一 |
| 1991/7/5 | 21 | 歩くゴミ | ゴミジゲン(プータン)(声:松本梨香) | 監督-東條昭平 脚本-荒木憲一 |
| 1991/7/12 | 22 | 爆発する恋 | 魔獣セミマル | 監督-東條昭平 脚本-井上敏樹 |
| 1991/7/19 | 23 | 新戦隊登場 | 監督-雨宮慶太 脚本-井上敏樹 |
|
| 1991/7/26 | 24 | 出撃超(スーパー)ロボ | ||
| 1991/8/2 | 25 | 笑う影人間 | ライトアルマジロ 影ジェットマン 影人間 |
監督-蓑輪雅夫 脚本-荒木憲一 |
| 1991/8/9 | 26 | 僕は原始人 | ジクウマンモス(声:神山卓三) | 監督-蓑輪雅夫 脚本-荒川稔久 |
| 1991/8/16 | 27 | 魔界大脱出 | 亡霊ジャグチジゲン 亡霊カミジゲン 亡霊ダイヤジゲン 亡霊ヌードルジゲン(声:神山卓三) |
監督-東條昭平 脚本-荒木憲一 |
| 1991/8/23 | 28 | 元祖次元獣 | ドライヤージゲン(声:梅津秀行) | 監督-東條昭平 脚本-荒川稔久 |
| 1991/8/30 | 29 | 最後の戦い | ヨロイスネーク | 監督-東條昭平 脚本-渡辺麻実、八瀬直樹 |
| 1991/9/6 | 30 | 三魔神起つ | 魔神ムー 魔神ゴーグ 魔神ラモン |
監督-蓑輪雅夫 脚本-井上敏樹 |
| 1991/9/13 | 31 | 戦隊解散! | 魔神ラモン 魔神ゴーグ |
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| 1991/9/20 | 32 | 翼よ! 再び | 監督-雨宮慶太 脚本-井上敏樹 |
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| 1991/9/27 | 33 | ゴキブリだ | 粘着ゴキブリ | 監督-雨宮慶太 脚本-荒木憲一 |
| 1991/10/4 | 34 | 裏切りの竜 | 異次元生命体ジゴクメドゥーサ | 監督-東條昭平 脚本-荒川稔久 |
| 1991/10/11 | 35 | 鳩がくれた戦う勇気 | 毒ガスネズミ | 監督-東條昭平 脚本-荒木憲一 |
| 1991/10/18 | 36 | 歩く食欲! アリ人間 | アリバズーカ | 監督-雨宮慶太 脚本-井上敏樹 |
| 1991/10/25 | 37< |