ベルト (服飾)
ベルト(Belt)又は帯革、胴締とは主に物を固定するために使われる、平たい形状で細長い布や革のこと。「バンド」とも呼ぶ。
ほとんどのベルトは専用の固定具(バックル又は尾錠)と一体化したものとなっており、かつ、締める強さや径はある程度任意に調節することが出来る。
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[編集] 用途
[編集] 衣服
衣服の一部として使われるベルトは、帯の一種として、腰に巻いて、服のずれを防いだり固定させたりするものがその代表格である。ほとんどのズボンには、腰部分にベルトが通せるようにベルトループが設けられている。
ジャケット、外套の前立てのボタンとして用いたり、鞄、革靴、ブーツなどの靴紐の代わりに用いられる。
[編集] 物の持ち歩き
時計(腕時計)や携帯電話、工具、医療機器、銃弾など、常時持ち歩いてすぐに使いたい物を手で持つ代わりにベルトで身体に付けておくこともある。
また本を持ち歩くためにはしばしば専用ゴム製のベルト(ブックバンド)が使われる。
[編集] 身体の保護
車などのシートベルトや高所作業用の安全帯として、人間の身体を堅牢なものに結びつけたり、固定するためにベルトは使われる。
また、腰痛の緩和など、身体の動きを制限したり補助するためにベルトを巻くことがある。
[編集] 装身具
装身具の一種として権威や地位を表示するために用いられることもある。チャンピオンベルトなどがその代表である。バックルをベルトに付いているボタンで自由に取り替えが出来る物がある。以下に種類を挙げる。
- ドレスベルト(プレーンベルト)
- スーツや私服に用いられるベルト。無地や型押はスーツや、それ以外の私服にも用いられる。
- スタッズベルト
- コインやリベット・ペイントのロゴやプリントを打ち込んだ物などは私服に用いられる。
- 二つ穴ベルト(ダブルピンベルト、ギャリソンベルト)
- 穴が二つあるベルト、4cm位の太めの物が多い。バックルをボタンで替えられる種類がある。ギャリソンベルトに多いスタイル。四角いバックルが特徴。
- ウェスタンベルト
- 取り替えられるバックルやスタッズや刺繡が付いたもの。
- メッシュベルト
- メッシュで革や布を編んだベルト。
- カービングベルト
- 彫刻を彫ったベルト。
- ゴムベルト
- ゴムを使ったベルトで左右のリング状のバックルを通すものや、ボタンの付いた留め具やクリップでベルト通しを留めるバックルの存在しないベルトも存在する。バックルや留め具周辺には革を使った製品も存在する。
- リングベルト(サーシング・ベルト)
- バックルがOやD型の二つ付いたリングで、ベルトが布や革で出来ている。
- リボンベルト
- 布や革のリボンで出来たベルト。ドレスベルトのようにピンの着いたバックルで留める。
- サッシュベルト
- カマーバンドに酷似したベルト。
- タイベルト
- タイ(結ぶ)ベルト。金具やバックルは付いていない。
- チェーンベルト
- チェーンで出来たベルト。装飾の意味合いが強い。
- ハイウェストベルト
- 腰や腹、ジャケットやトップスの上に付けるベルト。女性や警備員、自衛隊・軍隊・警察・消防吏員等の公務員が付けることが多い。正刀帯、刀帯も仲間の一種にあたる。[1]
- サム・ブラウン・ベルト
- サミュエル・ブラウンが考案したベルト。襷の様な斜めのベルト「斜革」が付属している。弾薬盒を束ねたベルトも似た形状をしている。ハイウェストベルトの一種。日本語では負革(おいかわ)やスリングベルトと言う。[2]
- 正刀帯
- 刀帯
- 布ベルト
- ファッション以外にも 作業着として用いられることが多い。安全帯の一種。穴が無くバックルで自由に留められる。
- コーリンベルト
- 和服の着付けに用いるベルト。
- 帯留
- 帯締めに通す和服用のベルト。
- 石帯
- 束帯に用いる和服用のベルト。
- 腹帯
- 鞍を馬の背に固定するための帯状のベルト、馬具
[編集] 結束
荷物の梱包などの際、紐で縛ったりする代わりに、専用のベルトを用いることがある。紐と比べて結ぶ手間が省け、ある程度の幅があるため対象物に食い込みにくく、ずれにくいというメリットがある。
拘束具としてもベルトは用いられる。このため拘束具を連想させるモチーフが多く取り入れられる、ボンデージ・ファッションやパンク・ファッションの衣服にはベルトが多用されることがある。