ジャンパー (衣服)

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ジャンパー: jumper)は、総じて丈の短い上着のこと[1]日本では「ジャンー」と呼ばれることも多い[2]。フランス語のブルゾン: blouson)にあたる[3][4]

もとは、粗綿などで作った仕事着で、運動量に富んだゆったりとしたジャケット: jacket)を指す語句であったが、現在はスポーツウェア、レジャーウェア、普段着など広範囲に用いられる。デザインは、ボタン留めもしくはファスナー方式で、防寒・防風のために裾や袖口にボタンやゴム編みの付いたものがみられる。

なお、英語圏においては、ジャンパーとは主にセータープルオーバースウェットシャツを指す語句であり、日本語でジャンパーと呼ばれるものを指す語句は、その由来どおり「ジャケット」である。

生地[編集]

材質は綿ウール化学繊維など多岐にわたっている。比較的軽くて薄い素材が使用されるものが多いが、ジージャンや革ジャンのように厚みと重さがある素材も使用される。

スウィングトップ[編集]

現在のジャンパーの原型となったのがハリントンジャケットと呼ばれる上着である。 1948年イギリスバラクータ社が「ゴルフジャケットモデル9」として発売した商品がその原型。ブランド名である「バラクータ」やモデル名の通称「G9」「G9ジャケット」はこのタイプの上着の代名詞ともなっている。なお、同じタイプのジャケット(ハリントンジャケット)は他社でも製造してしている。

もうひとつの典型的なジャンパーは、アメリカのマクレガー社が発売したドリズラーである。

1960年代日本アパレルメーカーヴァンヂャケット社が発売したのがスウィングトップである。「スウィングトップ」という語句そのものは、ゴルフのスイングに由来して命名された和製英語であり、日本独自の呼称と言える。

日本国内においては、これらのジャンパーおよび類似する形状のジャンパーを総称してスウィングトップと呼ばれる事が多い。発音と表記の関係から「スウィング・トップ」「スイングトップ」とされる場合もある。 なお、同様の形状を持つ製品は他社でも製造しており、それらもまとめてスウィングトップとされている場合がある。

各種のジャンパー[編集]

  • ウインドブレーカー - 防寒・防風を目的とした軽量な上着。丈が長めのジャケット型(コート型)と短めのジャンパー型があり、長いものもひとまとめにジャンパーと呼ばれる事もある。
  • 革ジャン - 「製のジャンパー (en:Leather_jacket) 」を指す通称。広義には皮革製のジャンパー全般を指して呼ばれるが、狭義にはいわゆる「ライダースジャケット」を指す場合もある。
  • ジージャン - 「ジーンズ生地のジャンパー」を意味する通称。デニム素材で作られたトラッカージャケット。
  • スタジアムジャンパー - 元はスポーツ選手が防寒用にスタジアムユニフォームの上から着るジャンパーのこと(これもユニフォームの一つ)で、胸や背中にチームの名前やマークなどが印刷もしくは刺繍されているもの。襟が短く、袖と身頃に別の色を用いるものが一般的。スタジャンと略される。
スタジアムジャンパーという言葉は和製英語で、英語ではレタージャケット・レターマンジャケット・アワードジャケットなどと呼ばれる。近年は「グラウンドコート」などとも呼ばれることがある。ファンのためにレプリカが製作され販売されている(違いは材質と、個人名および背番号の有無。またサイズも、体格のいい選手向けと違って小さいものが用意されている)。

脚注[編集]

  1. ^ ジャンパーとは - 短編小説作品名 Weblio辞書
  2. ^ ジャンバーとは - 茨城弁 Weblio辞書
  3. ^ ブルゾンとは - 外国人名の読み方 Weblio辞書
  4. ^ ブルゾンジャケットとは - アパレル用語 Weblio辞書

関連項目[編集]