子供服

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

子供服(こどもふく)とは、子供用に考案・製造された衣料品のこと。ここでいう子供とは、衣料表記上16歳未満、身長160センチ以下(実質上は小学生以下)の者のことを指す。女児用・男児用ともに存在するが、男児用は幼児期を除けば若者・成人用のカジュアルウェアとサイズ以外は大差ないことが多く、本項では主に女児用について説明する。

中世以前の服装は、身分により区別されており、「大人とは異なる子供服」という、年齢により区別される衣料が開発されたのは身分制度が解体した17世紀以降のことである。ただし中世欧州では、形態的な子供用の服という区別は無いが、幼児には赤・黄等原色系、青少年には緑色等、着る者の年齢によって、よく使われる配色の別は存在した[1]

明確に子供用の服というコンセプトの子供服が作られ始めたのは、19世紀の欧米と見られているが、当時の古写真に見る子供服は、男女児服の区別が明確でなく、男児であってもリボンレースの装飾を施されたドレスチュニックを着用していることもある(但し、これは肖像写真を残すことができた、富裕層の子弟だけの流行である可能性もある)。明確に男女児服の区別がされていくのは、ビクトリア時代に流行したセーラー・スーツ着こなしに於いて、ボトムスが区別されてからである。

子供服の多くは、子供らしさや可愛らしさを前面に出したコンセプトでデザインされた。ただ1990年代後半からは、単純に子供らしさだけを強調することが避けられ、実年齢よりも年上っぽく見えるような若者服のデザインコンセプトを取り入れる傾向がある。

また、カジュアルなものは大人用の服と比べて締め付けの少なさ、動きやすさ、洗濯の容易さ、などから小柄な成人女性が普段着・室内着として着用することもある。

女の子用の服は、デザイン面で中高生用の物と遜色が無い物も多く、現在では子供服というカテゴリーだけではくくりきれない例が増えている。

日本の主な子供服メーカー[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 河出書房新社『図説ヨーロッパ服飾史』 ISBN 9784309761404

関連項目[編集]