カマーバンド

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メスジャケットの下にカマーバンドを着用した、礼装の米空軍の将校と上級下士官。

カマーバンド(Cummerbund)はブラックタイ(夜間の準礼装)着用の際、腹部に巻く飾り帯である。


起源[編集]

サッシュを腹に巻いたイェニチェリ

その起源はトルコの服装に用いられていた腹部に巻く飾り帯(サッシュ)で、15世紀頃からヨーロッパの軍隊で装飾や身分を表すため、或は敵味方識別のために用いられるようになった。その頃のサッシュは上着の上から襷掛け或は腰に巻いて着用されていた。

20世紀に入ってブラックタイが夜間の準礼装とされるようになった際に、正装時のウェストコートを簡略化したものとしてその構成に取り入れられた。


着用[編集]

アメリカ海軍の金色のカマーバンド

ドレスコードがブラックタイとされる場合に上着(タキシードやメスジャケット)の下に着用する。正式な物は黒とされるが、軍服では赤(例:アメリカ海兵隊)やオレンジ(例:陸上自衛隊)等の色も見られる。また、最近の軍服では、ドレスコードがホワイトタイ(燕尾服)の場合はウェストコート、ブラックタイ(タキシード)の場合はカマーバンドを同じメスジャケットの下に着用するよう規定されている場合もある(ウェストコート#用いられる衣服参照)。指揮者や演奏者の服装も軍服のように燕尾服の下にカマーバンドを着用しているところもある。

蝶ネクタイとセットになって販売しているところもあり、同じ色や柄で着用することが多い。

元々はチケットを入れておくためのポケットのような役割を果たしていたため襞を上に向けて(襞に手が入るように)着用する。


参考資料[編集]

  • 辻元 よしふみ,辻元 玲子 『スーツ=軍服!?―スーツ・ファッションはミリタリー・ファッションの末裔だった!!』 彩流社、2008年3月。ISBN 978-4-7791-1305-5

関連項目[編集]