籠手

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16世紀のドイツの籠手

籠手(こて、小手、甲手、篭手)は戦闘時に腕、手を守るための防具。材質は青銅、丈夫な布地など。拳闘士の手を保護する防具も籠手(ナックルガード)とよばれるが、一般的には斬撃を防ぐ目的の防具を言う。

剣道の籠手[編集]

剣術の籠手

素材には主に鹿革や牛革、クラリーノなどが使われている。指部分は親指とその他4本の指の2つに分かれている。各部の名称は上から籠手頭(こてがしら)、けら、筒(つつ)、籠手布団(籠手布団)、手の平部分を手の内(てのうち)、籠手布団を結び合わせている部分を籠手紐(こてひも)という。また、籠手自体の漢字表記は『小手』『甲手』などとされることが多い。手の内部分の革は長期間の使用などにより破れることがあり、その際は革の張り替えなどの修繕が必要である。

日本鎧の籠手[編集]

日本鎧の籠手

丈夫な布地に縫いつけた鉄板もしくは革で腕から手の甲まで繋がっている。親指の部分は独立している。他の指部分は露出しているものがほとんどである。これはを射るときに指の自由度が必要だったからと考えられている。

西洋甲冑の籠手[編集]

ローマ時代までは一部を除き、前腕部が覆われ手の部分を保護したものは少ない。十字軍の時代に鎖編みの二股手袋が登場する。この時代のものはチェインメイルと一体であった。二股タイプは「ミトン」、五指タイプは「ガントレット」と呼ばれ区別される。板金鎧が発達すると籠手も複雑な構成となり手袋状に独立する。このタイプは拳部分に相手を殴るためのスパイクをつけたものもあった。

板金のミトンは丈夫で重い。薔薇戦争時代では五指タイプの上にオーバーガードをつけたものもあった。これは、白兵接近戦が多かったことを意味する。

関連項目[編集]