靴下
靴下(くつした、英: sock)は、足を覆う袋状の布のことである。特に薄く伸縮性のする布を用いたものは、ストッキングと呼ばれる。古称をメリヤス足袋といい、足袋もこれに近いが、一般には別個のものとして扱われる。
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概要 [編集]
靴下は、靴と素足の間の緩衝材としての役目のほか、足を暖かく保つ保温作用、汗を吸収して乾燥させ、通気性を確保することのほか、靴の外にでる皮膚の保護、靴と下半身の衣服との間を埋める衣服としての役割がある。
靴下の長さは様々であり、踝(くるぶし)のすぐ上を覆うものから膝上を覆うものまで様々な長さがある。さらに足首より短く、裸足に近いスニーカーソックスもあり、最近では若者を中心に流行している。靴下の先は通常1つだが、5つに分かれて指が1本ずつ分かれるようになっているタイプ(5本指ソックス)、足袋と同様に親指部分のみ分かれているタイプ(足袋ソックス)もある。
綿、アクリル、毛(ウール、カシミア)、ナイロン、ポリエステル、ポリウレタン、麻、絹、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレンなどの素材から作られる。
礼装に用いるものは背広や弔事・夜では黒、慶事では黒や白黒の縞柄、ビジネスでは黒、濃紺、濃茶、チャコールグレーのハイソックスとなっている。
靴下の種類 [編集]
丈の長さに応じて [編集]
- サイハイソックス(太もも中央くらいまでの長さ)
- オーバーザニー(膝上程度の長さ)
- ハイソックス(膝下くらいまでの長さ)
- スリークォーターソックス(ふくらはぎくらいまでの長さ)
- ブーツソックス(ふくらはぎ中央くらいまでの長さ)
- クルーソックス(ロークルーソックスよりもやや長い)
- ロークルーソックス(最も一般的な靴下)
- アンクレット(足首くらいまでの長さの靴下)
- スニーカーソックス(長さがとても短いのが特徴の靴下)
なお、ニーソックス、オーバーザニーは、場面によって指すものが異なる。詳細は各項目を参照。
機能・形状に応じて [編集]
- ルーズソックス
- サポートソックス(脚部または土踏まず部分にゴム糸を使用した靴下)
- パイルソックス(足裏部分などにパイル編みを用いクッション性を高めた靴下)
- L字型(直角)ソックス(足の形状通りL字型の靴下)
靴下の画像 [編集]
文化 [編集]
芸能 [編集]
靴下の製造工程 [編集]
ほぼすべての工程において検品が行われる。
編み立て [編集]
丸編み [編集]
シングルシリンダー機 [編集]
K式ともいう。口ゴムの部分に、袋状の折り返しができる。カットボスという機能により、刺繍のような柄出しができる。
ダブルシリンダー機 [編集]
W式ともいう。複数枚の靴下がチューブ状に長くつながった状態で排出される。スポーツソックスによく使用されるパイルソックスや、畦あるいは畝のような、凹凸の縦縞を持つリブソックスを製造できる。リンクスやジャカードといった機能により、幾何学的な柄出しができる。
平編み [編集]
5本指ソックスを製造できる。先縫いをしなくてもいいので、下記のタンブラー工程まで省略ができる。軍手・軍足の製造工程に同じ。
抜き [編集]
上記ダブルシリンダー機で編まれた複数枚のチューブ状の靴下を、1枚1枚に切り分ける工程。通常は手作業によるが、近年、編み機から排出される段階で1枚ずつ切り分けることのできるダブルシリンダー機も出てきている。
返し [編集]
靴下を裏返す。手作業、あるいは、専用の機械を使う。
先縫い [編集]
丸編み機から排出された段階では、爪先が閉じられていない。これを裏側から縫って袋状に仕立てる工程。専用の機械を使う。
ロッソ [編集]
オーバーミシンのような機械で、生地を大雑把に縫い合わせる。現在のほとんどの靴下がこの方式。イタリアのロッソ社が最初に機械を製造したため、工程の名称もロッソとなった。
かがり(リンキング) [編集]
編目のひとつひとつを掬い縫いする(かがる)。ロッソに比べ、熟練が要求され、工賃単価も格段に高い。
傷見 [編集]
裏返しになった靴下を表に返す。検品の最重要工程。
タンブラー [編集]
省略可。あらかじめ靴下を大きめに編んでおき、それを柔軟剤とともに洗濯機に投入し、水を含ませた後、乾燥機を使って熱を掛けて縮ませる。縮柔ともいい、柔らかな風合いになる。洗濯機の工程において、柔軟剤のかわりに他の薬剤を投入することにより、防虫・抗菌・香り付けなどの加工を施す場合もある。
刺繍 [編集]
省略可。ブランドのロゴなどを刺繍する。
セット [編集]
靴下を型板に差し込み、蒸気や電熱などにより、熱をかけ、形を整える。日本の市場に出す製品では省略できない。
ペアリング [編集]
2枚を合わせて1足にする。口ゴム部分とつま先を、パッカー(正式にはパッチャー)と呼ばれる金具・シール紙などで綴じ合わせ、脚部と足裏の間を折る。
装飾加工 [編集]
省略可。ブランドのロゴ・サイズ・品質表示(使用糸)・製造者番号を明示する。
シール [編集]
転写 [編集]
アイロンを使って、足底の土踏まず部分にプリントする。
口紙 [編集]
口ゴム部分の上から紙を掛け、糸などで綴じ付ける。販売店の店頭で吊り下げるためのフックが付いていることも多い。
帯紙 [編集]
縦置きしたときの中央あたりに、横方向に掛ける紙。
中紙 [編集]
袋入れ [編集]
関連項目 [編集]
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