鹿児島放送

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

鹿児島放送のデータ
英名 Kagoshima
Broadcasting Corporation
放送対象地域 鹿児島県
ニュース系列 ANN
番組供給系列 テレビ朝日ネットワーク
略称 KKB
愛称 KKB鹿児島放送
呼出符号 JOTI-(D)TV
呼出名称 かごしまほうそう(デジタル)テレビジョン
開局日 1982年10月1日
本社 〒890-8571
鹿児島県鹿児島市与次郎2丁目5-12
演奏所 本社と同じ
アナログ親局 鹿児島 32ch
ガイドチャンネル 32ch
リモコンキーID 5
デジタル親局 鹿児島 36ch
主なアナログ中継局 ほか
主なデジタル中継局
  • 阿久根 14ch
  • 枕崎 41ch
  • 鹿屋 41ch
  • 蒲生 41ch
  • 大口 41ch
  • 串木野 14ch
  • 種子島 27ch
  • 中之島 34ch
  • 名瀬 14ch
  • 頴娃 14ch
公式サイト 公式サイト
  

株式会社鹿児島放送(かごしまほうそう)は、日本鹿児島県放送対象地域とした民放テレビ局。略称はKKB1982年10月1日に開局、テレビ朝日系列(ANN系列)の単独ネット。

目次

[編集] 概要

KKB鹿児島放送(本社)

テレビ朝日系列フルネット局では11番目、九州のテレビ朝日系列フルネット局では福岡県九州朝日放送に次いで2番目、日本国内の民放テレビでは99番目、鹿児島の民放テレビでは南日本放送 (MBC) ・鹿児島テレビ放送 (KTS) に次いで3番目に開局した。

演奏所(社屋)は鹿児島市与次郎にあり、演奏所に隣接して住宅展示場『MBCハウジングフェア』が、道路を挟んで東側に『KTSオートシティ』がある。また、鴨池運動公園(鴨池陸上競技場鴨池野球場など)をはさんだ北側には鹿児島讀賣テレビ (KYT) と南日本新聞の本社がある。

主要株主にはMBCも連ねており、MBCの社史『MBC50年の軌跡』(2004年)ではKKB開局時の協力(MBCの社員出向や中継局の共同使用など)をもってKKBを「兄弟会社」と表現している。

局キャラクターに「プラッピー」を採用している。現在のキャッチコピーは「+KKB」(プラスケーケービー)。主な自社制作番組として平日18時台(日本標準時、以下同様)の報道番組KKBスーパーJチャンネル』や金曜深夜の『Kingspe』、2002年に開局20周年記念番組として開始した『KKBふるさとCM大賞』などがある。

鹿児島県に隣接する宮崎県にはテレビ朝日系列のフルネット局が無いため、都城市えびの市串間市などを中心に約103,000世帯(宮崎県内の21パーセント、ケーブルテレビを除く)が受信している[1]。また、宮崎県内のケーブルテレビ局のうち、宮崎ケーブルテレビBTVケーブルテレビでは区域外再送信も行われている。

[編集] データ

  • 本社 : 鹿児島市与次郎2-5-12 TEL 099-251-5111
  • 支社 : 東京・大阪・福岡
  • 支局 : 名瀬
  • カバーエリア : 鹿児島県全域及び宮崎県熊本県沖縄県の一部

[編集] 資本構成

[編集] 送信所

鹿児島送信所

鹿児島親局テレビ・FM放送所」も参照

親局送信所)は鹿児島市紫原(むらさきばる)の住宅街に設置されており、地上デジタル放送ではNHK鹿児島放送局とMBCもKKBの送信所を使用する。

元々(KKB開局以前)はMBCが保有していた土地であり、MBCのFPU基地局もKKB開局後に送信所とともに設置されている。

  • チャンネル番号 : 32ch(アナログ)、36ch(デジタル)
  • テレビ出力 : 10kW(アナログ)、1kW(デジタル)
  • コールサイン : JOTI-(D)TV、JOTI-TCM(文字多重放送)

[編集] 主な中継局

阿久根中継局(アナログ放送、単独設置)

地上デジタル放送において「大規模」「重要」とされているものを記載する[2]。地上デジタル放送における開局順に並べた。

アナログ・デジタルの列はチャンネルを表記。所在地は自治体単位、離島については島名も付記している。中継局名からは中継局記事へリンクしている。

中継局名 アナログ デジタル 所在地 特記事項
鹿屋 31 41 鹿屋市
阿久根 23 14 さつま町・出水市
枕崎 31 41 枕崎市
蒲生 44 41 姶良町・蒲生町
串木野 49 14 いちき串木野市
大口 39 41 湧水町
南種子 57 14 南種子町(種子島)
頴娃 23 14 南九州市
名瀬 26 14 奄美市(奄美大島)
中之島 32 34 十島村
志布志 51 39 志布志市
財部 39 曽於市 デジタル新局
瀬戸内 37 31 瀬戸内町(奄美大島)
末吉 48 19 曽於市
徳之島 62 14 徳之島町
知名 49 24 知名町(沖永良部島)
種子島 58 27 西之表市

[編集] 沿革

KKB鹿児島放送(旧ロゴ)

1978年12月に鹿児島にも民間放送第3局目の電波割り当てがなされたが、鹿児島県側は「熊本県の様子を見てから」開局することとなった。46社からの免許出願を鹿児島県が10グループに編成した上で一本化し、系列はマスコミ資本の関係で熊本県が日本テレビ系列(熊本県民テレビ - KKT、1982年4月開局)、鹿児島県がテレビ朝日系列となった[3][4]。1980年代初頭は地方局においてはまだクロスネット局が主流であり、KKBの開局は鹿児島県内の放送局の「系列化」の第一歩となった。

1982年9月3日に鹿児島市の紫原から試験電波を発射し、9月23日にサービス放送が開始され、10月1日の6時55分に本坊豊吉社長(当時・本坊酒造社長)の挨拶をもって開局した。最初に放送された番組は「ANNニュースセブン」で、同日午後には地球へ…(劇場版)が放送された。技術関連の業務はKKBの開局の際に設立された放送技術社(テレビ朝日グループ)が担当し、他テレビ朝日系列局やFMラジオ局(エフエム鹿児島など)の技術も受託している。

1986年にはKKBこども博を開始。開局当初鹿児島県本土にしかなかった中継局も整備が進められ、1989年に奄美大島の基幹中継局となる名瀬中継局が開局、1993年には県最南端の与論島にも中継局が開局し、県内カバー率がほぼ100パーセントとなった。2006年12月には地上デジタル放送を開始し、開局当初から使用されたロゴマークが変更された。2007年3月にはマスコットキャラクターの「プラッピー」が登場し現在に至る。

[編集] 年表

  • 1978年12月 - 鹿児島に32chの電波割り当てがなされる。
  • 1982年4月1日 - 予備免許交付。
  • 1982年4月28日 - 会社創立。
  • 1982年9月3日 - 試験電波発信。しばらくはKTSへの電波障害が発生していた。
  • 1982年9月22日 - 本免許交付。
  • 1982年9月23日 - 鹿児島親局でサービス放送を開始。鹿屋・阿久根・蒲生・指宿・枕崎・多賀山・小野の各中継局は25日、草牟田は26日から開始した。
  • 1982年10月1日 - 開局(本放送開始)。同時に音声多重放送を開始。マスターは東芝製、送信機はNEC製。
  • 1982年11月1日 - 串木野・大口・頴娃・志布志・伊集院・東市来の各中継局が開局。この時点での県内カバー率は93パーセント。
  • 1985年3月29日 - KKBネオン点灯(ネオンは他局であるKYTのカメラに見切れるほかに映画海猿のバックに見切れていた)。
  • 1986年3月21日 - KKBこども博を開始。
  • 1989年3月17日 - 名瀬中継局開局により奄美地区での放送を開始。同時に鹿児島の民放テレビ局として初の奄美地区での音声多重放送を開始。
  • 1989年4月16日 - 全国初のA-SAT中継。
  • 1990年4月28日 - A-SAT固定受信局完成。
  • 1993年3月5日 - 与論中継局開局(これにより県内カバー率100%達成)。
  • 1993年10月7日 - 本社屋増築。
  • 1995年12月24日 - 鹿児島空港カメラ運用開始。
  • 1997年11月1日 - 文字放送字幕放送ADAMS開始。
  • 2001年12月21日 - 与路中継局開局(難視聴対策)。
  • 2004年3月12日 - 副調整室のデジタル化更新、スタジオ照明設備更新。
  • 2006年2月6日 - 未明、送受信アンテナを地上デジタル放送用送受信アンテナに掛け替え。
  • 2006年2月7日 - プライバシーマーク取得。
  • 2006年5月29日 - 主調整室(マスター)をデジタル放送に対応したもの更新(東芝製)。
  • 2006年6月20日頃 - 地上デジタル放送試験電波放送開始 デジタル送信機はNEC製を使用。
  • 2006年11月5日 - 地上デジタル放送サービス放送開始。
  • 2006年12月1日 - 地上デジタル放送とワンセグの本放送開始、CI導入によりロゴマーク・ロゴタイプ変更・KKBネオンリニューアル。
  • 2007年3月 - マスコットキャラクター誕生、名称は24日に「プラッピー」と決定。
  • 2008年4月14日 - 地上デジタル放送の南種子中継局が開局(離島部初)。
  • 2008年8月1日 - 地上デジタル放送の名瀬中継局(奄美大島)が開局。

[編集] ネットワークの移り変わり

  • 1982年10月1日 テレビ朝日系列局として開局した。鹿児島県では(開局当初からとしては)初めてのフルネット局である。

[編集] 主な番組

放送時間はいずれも日本標準時

[編集] 過去の制作番組

[編集] 他系列番組

いずれもテレビ東京

過去にはKTS・MBCの編成から外れた日本テレビ系の番組を放送した例があった(『機動警察パトレイバー』=本放送終了後に放送、など)。

[編集] 開局時にMBCから移行した番組

[編集] 開局時にKTSから移行した番組

    • なおMBC、KTSで放送されていたテレビ朝日系の遅れネット番組のうち、1982年4月~9月までに最終回を迎えた番組(主にドラマやアニメ)は当該局では後継番組に継続されなかった。これは10月に開局するKKBで同時ネット化となることが確定していたため、途中でネット変更→同時ネット化による空白が生じることを避けるための措置であった。そのため、西部警察 PART-II宇宙刑事ギャバン戦闘メカザブングル大戦隊ゴーグルファイブなどいくつかの番組がKKB開局と同時の放送開始となったため、1話から途中までが当初放送されなかった(一部は後に再放送枠で1話から放送された)。なお同時ネット番組、帯番組、および一部時差ネットの番組に限ってはKKB開局直前まで放送された(なおKKB開局前の最後のテレ朝系番組は、MBCはアフタヌーンショー、KTSは木曜22時ドラマ枠であった)。

[編集] アナウンサー

[編集] 男性

[編集] 女性

[編集] 過去在籍したアナウンサー

男性
女性

他、多数

[編集] 時刻出し

2006年1月から「KKBスーパーJチャンネル」内にて時刻表示を開始。鹿児島県の民放局では夕方として初めてとなるCM中の時刻表示を開始した(番組内ではカスタムフォントを使用する。CM中は従来のいわゆる興和フォントを使用していたが、2006年5月29日より興和フォントは廃止され、独自フォントの「東芝ゴシック」となった)。

表示時間
補足
  • カスタムフォント表示は表示時間中の全ての番組。(CM時と提供スーパー全面表示中は通常表示)
  • アナログでの切り替わり方は「クロスカット」だが、デジタルでの切り替わり方は「せり上がり」となっている。
  • 2005年まで日曜は6:30 - 7:00・7:55 - 8:29までは時刻表示は無く、8:59まで表示されていた。

[編集] オープニング&クロージング

局名告知のこと。公式サイトの番組表やEPGでは「早朝オープニング」「天気予報クロージング」と表記される。いずれも2分間放送され、BGMとしてテーマソング「輝きに向けて」(曲・佐藤博)が使用されている。なお、放送を休止している最中も不定期にテストパターン(EPG上の番組名)として天気予報を放送しており、オープニング・クロージング前にも天気予報枠が設けられている。

アナログ放送ではオープニング前・クロージング後に地上アナログ放送終了告知画面が30秒ほど流される。画面は、青色に模様がある静止画でアナウンス有り。同時間帯のデジタル放送では、マスコットキャラクターのプラッピーが登場するCGアニメーションに差し替えられている。

アナログ
  • 1982年10月1日 - 2006年11月30日 - 初代。チャンネル案内のみ幾度かリニューアルされている。クロージングはインストゥルメンタル
  • 2006年12月1日以降 - KKBのロゴマーク変更に伴い開局から24年にして初の全面変更。「輝きに向けて」のインストゥルメンタルをBGMに鹿児島県内の風景を流し、コールサインを送出する。
デジタル
  • 2006年11月5日 - 11月30日 - 当時放送されていたミニ番組「奄美・ハイ美ジョン」の映像とともに「輝きに向けて」が流されていた。
  • 2006年12月1日以降 - アナログ放送と同様だがコールサイン表記とアナウンス(JOTI-TVとJOTI-DTVの部分)が異なる。

[編集] キャッチフレーズ

  • 2001年 - 2003年 きらきらステーションKKB
  • 2006年12月 +KKB

[編集] その他

  • コールサイン:JOTI-TVは、当初徳島県第2の民放テレビチャンネルとして開局する予定だったニュー徳島放送に割り当てられる予定だったが、1970年5月1日の期限までに放送局を運営するための会社設立ができなかったのでコールサインを返上されたものである。
  • 2006年12月からアナログ放送では番組宣伝をデジタル放送用の素材をそのままレターボックス形式で放送するようになり、アスペクト比が4:3などのテレビでは額縁放送となることがある。
  • 宮崎県の一部地域でもKKBの視聴は可能だが、宮崎県に対する扱いは場合により異なる。「KKBスーパーJチャンネル」内で過去に放送されていたコーナー「Jチャンマイペット」では都城市のペットが紹介されたことがあるのに対し、番組モニターや小学生クラス対抗30人31脚鹿児島大会などの募集では宮崎県内の視聴者は対象外となる。
  • 朝日放送ABCテレビ)の番組「探偵!ナイトスクープ」を九州のANN系列局で唯一同時ネットしている。

[編集] その他の鹿児島県の放送局

[編集] 脚注・出典

  1. ^ サービスエリア - 鹿児島放送公式サイト内。宮崎日日新聞の番組表(テレビ欄)にも都城・えびの・串間向けのチャンネルとして鹿屋・末吉・吉松の各中継局のものが掲載されている。
  2. ^ レッツかごデジ! MBC公式サイト内。
  3. ^ 「民放3局時代 - 鹿児島のテレビ新地図」 南日本新聞、1982年9月26日朝刊22頁。
  4. ^ この件について、『社報 鹿児島放送 創刊号』(1982年7月)および『開局20周年 KKBのあゆみ』(2002年、CD-ROM版のみ刊行)には、当初テレビ朝日と日本テレビが熊本県の新規局(KKT)系列化で争ったが、テレビ朝日は熊本を系列化できず、鹿児島の新規局(KKB)を系列とした旨述べられている。

[編集] 参考文献

  • 『南日本新聞』(1982年9月23日朝刊22頁、9月26日朝刊11-14・22頁、9月27日朝刊14頁、9月28日朝刊14頁)
  • 『南日本新聞の百二十年』 南日本新聞社、2001年6月、289頁。
  • 『MBC50年の軌跡』 南日本放送、2004年。
  • 日本民間放送連盟・編 『日本民間放送年鑑 2008(平成19年度版)』 コーケン出版、2008年11月。ISBN 4-9903139-2-5
  • KKBのあゆみ」(KKB公式サイト内)

[編集] 外部リンク

九州沖縄地方のテレビ局
注:()内はクロスネット副局。
都道府県 NHK NNNNNS JNNe-JNN FNNFNS ANN TXN その他
福岡 福岡 福岡 FBS RKB TNC KBC TVQ  
北九州 北九州
佐賀 佐賀 STS
長崎 長崎 NIB NBC KTN NCC
熊本 熊本 KKT RKK TKU KAB
大分 大分 (TOS) OBS TOS OAB
宮崎 宮崎 (UMK)NNNのみ MRT UMK (UMK)
鹿児島 鹿児島 KYT MBC KTS KKB
沖縄 沖縄 沖縄 RBC OTV QAB AFN
先島
大東 首都圏 TBS CX EX
他の言語