鹿児島放送

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鹿児島放送
英名 Kagoshima
Broadcasting Corporation
放送対象地域 鹿児島県
ニュース系列 ANN
番組供給系列 テレビ朝日ネットワーク
略称 KKB
愛称 KKB鹿児島放送
呼出符号 JOTI-DTV
呼出名称 かごしまほうそうデジタルテレビジョン
開局日 1982年10月1日
本社 〒890-8571
鹿児島県鹿児島市与次郎2丁目5-12
演奏所 本社と同じ
リモコンキーID 5
親局 鹿児島 36ch
主な中継局
  • 阿久根 14ch
  • 枕崎 41ch
  • 鹿屋 41ch
  • 蒲生 41ch
  • 大口 41ch
  • 串木野 14ch
  • 種子島 27ch
  • 中之島 34ch
  • 名瀬 14ch
  • 頴娃 14ch
  • 川床 50ch
主なアナログ中継局 ※地上アナログ放送終了(停波)に伴い、鹿児島県内全てのアナログ中継局は事実上廃局になった。
公式サイト http://www.kkb.co.jp/
特記事項:
テレビ朝日系列のリモコンキーID地図
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株式会社鹿児島放送
Kagoshima Broadcasting Corporation
Kagoshima Broadcasting Corporation.jpg
KKB鹿児島放送(本社)
種類 株式会社
市場情報 非上場
略称 KKB
本社所在地 日本の旗 日本
890-8571
鹿児島県鹿児島市与次郎二丁目5番12号
設立 1982年(昭和57年)4月28日
業種 情報・通信業
事業内容 テレビ放送
代表者 代表取締役社長 中島俊明
資本金 10億円
売上高 46億1,300万円(2012年3月期)
従業員数 88人(2012年3月末現在)
主要株主 株式会社 テレビ朝日(16.2%)
株式会社朝日新聞社(14.75%)
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株式会社鹿児島放送(かごしまほうそう、 Kagoshima Broadcasting Corporation)は、鹿児島県放送対象地域としてテレビジョン放送をする特定地上基幹放送事業者である。 略称はKKBANN系列。1982年10月1日に開局。

概要[編集]

テレビ朝日系列フルネット局では11番目、九州のテレビ朝日系列フルネット局では福岡県九州朝日放送に次いで2番目、日本国内の民放テレビでは99番目、鹿児島の民放テレビでは南日本放送 (MBC) ・鹿児島テレビ放送 (KTS) に次いで3番目に開局した。

KKBとは、「Kabushikigaisha_Kagoshima_Broadcasting」の略であり、放送局の略称としては少々強引である。理由は、正式な英称である「Kagoshima Broadcasting Corporation」の略である「KBC」だと、同系列である九州朝日放送が既に使用していること、半年前に開業した熊本県民テレビ(KKT)を意識したためである。

演奏所(社屋)は鹿児島市与次郎にあり、演奏所に隣接して住宅展示場『MBCハウジングフェア』が、道路を挟んで東側に『KTSオートシティ』がある。また、鴨池運動公園(鴨池陸上競技場鴨池野球場など)をはさんだ北側には鹿児島讀賣テレビ (KYT) と南日本新聞の本社がある。

主要株主にはMBCも連ねており、MBCの社史『MBC50年の軌跡』(2004年)ではKKB開局時の協力(MBCの社員出向や中継局の共同使用など)をもってKKBを「兄弟会社」と表現している。ただし、沖縄県琉球放送琉球朝日放送のようないわゆる「1局2波」、社屋共有や社員の相互出向・派遣といった方式とはやや異なり、資本比率はテレビ西日本(TNC、福岡県のフジテレビ系列局)のほうが高い。

局キャラクターに「プラッピー」を採用している。現在のキャッチコピーは「+KKB」(プラスケーケービー)。主な自社制作番組として平日18時台(日本標準時、以下同様)の報道番組KKBスーパーJチャンネル』や金曜深夜の『Kingspe』、2002年に開局20周年記念番組として開始した『KKBふるさとCM大賞』などがある。

鹿児島県に隣接する宮崎県にはテレビ朝日系列のフルネット局が無いため、都城市えびの市串間市などを中心に約103,000世帯(宮崎県内の21パーセント、ケーブルテレビを除く、アナログ放送)が受信している[1][2]。また、宮崎県内のケーブルテレビ局のうち、宮崎ケーブルテレビBTVケーブルテレビではKYTとともに区域外再放送も行われている。宮崎ケーブルテレビではトランスモジュレーション方式でKKBを再送信しているため、ワンセグは利用出来ない。

宮崎県に対する扱いは場合により異なり、「KKBスーパーJチャンネル」内で過去に放送されていたコーナー「Jチャンマイペット」では都城市のペットが紹介されたのに対し、番組モニターや小学生クラス対抗30人31脚鹿児島大会(現在は終了)などの募集では対象外とされた。

データ[編集]

  • 本社: 鹿児島市与次郎2-5-12
  • 支社: 東京・大阪・福岡
  • 支局: 名瀬
  • カバーエリア : 鹿児島県全域及び宮崎県熊本県沖縄県の一部

資本構成[編集]

送信所[編集]

鹿児島送信所

親局送信所)は鹿児島市紫原(むらさきばる)の住宅街に設置されており、MBC(40ch)とNHK鹿児島放送局(総合34ch・教育18ch)、エフエム鹿児島(79.8MHz)もKKBの送信所を使用する。

NHKとMBCはアナログ放送では城山からVHF帯で送信していたが、2006年の地上デジタル放送開始に伴って当地へ移転するかたちとなった。エフエム鹿児島の電波もMBCの城山送信所から送信されていたが、MBCのアナログ放送終了に伴って2011年8月に当地へ移転した。

元々(KKB開局以前)はMBCが保有していた土地であり、MBCのFPU基地局もKKB開局後(1980年代)に送信所内に併設されている。

  • チャンネル番号: 36ch
  • テレビ出力: 1kW
  • コールサイン: JOTI-DTV
JOTI-TVは当初徳島県第2の民放テレビ局として開局する予定だったニュー徳島放送に割り当てられる予定だったが、1970年5月1日の期限までに放送局を運営するための会社設立ができなかったのでコールサインを返上されたものである。

主な中継局[編集]

地上デジタル放送において「大規模」「重要」とされているものを記載する[3]。地上デジタル放送における開局順に並べた。小規模局については公式ウェブサイト[1]を参照。送信所数は先発2局(MBC・KTS)に比べ若干少なくKYTと同等の送信所数である。

アナログ・デジタルの列はチャンネルを表記。所在地は自治体単位、離島については島名も付記している。中継局名からは中継局記事へリンクしている。

中継局名 物理チャンネル 所在地 特記事項
鹿屋 41 鹿屋市
阿久根 14 さつま町・出水市
枕崎 41 枕崎市
蒲生 41 姶良市
串木野 14 いちき串木野市
大口 41 湧水町
南種子 14 南種子町(種子島)
頴娃 14 南九州市
名瀬 14 奄美市(奄美大島)
中之島 34 十島村
志布志 39 志布志市
財部 39 曽於市 デジタル新局
瀬戸内 31 瀬戸内町(奄美大島)
末吉 19 曽於市
徳之島 14 徳之島町
知名 24 知名町(沖永良部島)
種子島 27 西之表市
川床 50 長島町

アナログ放送[編集]

阿久根中継局(アナログ放送、単独設置)

2011年7月24日停波時点

沿革[編集]

KKB鹿児島放送(旧ロゴ)

1978年12月に鹿児島にも民間放送第3局目の電波割り当てがなされたが、鹿児島県側は「熊本県の様子を見てから」開局することとなった。46社からの免許出願を鹿児島県が10グループに編成した上で一本化し、系列はマスコミ資本の関係で熊本県が日本テレビ系列(KKT熊本県民テレビ、1982年4月1日開局)、鹿児島県がテレビ朝日系列となった[4][5]。1980年代初頭は地方局においてはまだクロスネット局が主流であり、KKBの開局は鹿児島県内の放送局の「系列化」の第一歩となった。

1982年9月3日に鹿児島市の紫原から試験電波を発射し、9月23日にサービス放送が開始され、10月1日の6時55分に本坊豊吉社長(当時・本坊酒造社長)の挨拶をもって開局した。最初に放送された番組は「ANNニュースセブン」で、同日午後には地球へ…(劇場版)が放送された。技術関連の業務はKKBの開局の際に設立された放送技術社(テレビ朝日グループ)が担当し、他テレビ朝日系列局やFMラジオ局(エフエム鹿児島など)の技術も受託している。

1986年にはKKBこども博を開始(2009年以降は非実施)。開局当初鹿児島県本土にしかなかった中継局も整備が進められ、1989年に奄美大島の基幹中継局となる名瀬中継局が開局、1993年には県最南端の与論島にも中継局が開局し、県内カバー率がほぼ100パーセントとなった。2006年12月には地上デジタル放送を開始し、開局当初から使用されたロゴマークが変更された。2007年3月にはマスコットキャラクターの「プラッピー」が登場し現在に至る。

年表[編集]

主な番組[編集]

放送時間はいずれも日本標準時

過去の制作番組[編集]

他系列番組[編集]

テレビ東京

過去にはKTS・MBCの編成から外れた日本テレビ系やTBS系の番組を放送した例がある(『機動警察パトレイバー』、『闇金ウシジマくん Season1[9]など)。

開局時に先発民放から移行した番組[編集]

MBCからの移行番組[編集]

KTSからの移行番組[編集]

なおMBC、KTSで放送されていたテレビ朝日系の遅れネット番組のうち、1982年4月〜9月までに最終回を迎えた番組(主にドラマやアニメ)は当該局では後継番組に継続されなかった。これは10月に開局するKKBで同時ネット化となることが確定していたため、途中でネット変更→同時ネット化による空白が生じることを避けるための措置であった。そのため、西部警察 PART-II宇宙刑事ギャバン戦闘メカザブングル大戦隊ゴーグルファイブなどいくつかの番組がKKB開局と同時の放送開始となったため、1話から途中までが当初放送されなかった(一部は後に再放送枠で1話から放送された)。なお同時ネット番組、帯番組、および一部時差ネットの番組に限ってはKKB開局直前まで放送された(なおKKB開局前の最後のテレ朝系番組は、MBCはアフタヌーンショー、KTSは木曜22時ドラマ枠であった)。

アナウンサー[編集]

現在[編集]

過去[編集]

他、多数

オープニング&クロージング[編集]

局名告知のこと。公式サイトの番組表やEPGでは「早朝オープニング」「天気予報クロージング」と表記される。いずれも2分間放送され、BGMとしてテーマソング「輝きに向けて」(曲・佐藤博)が使用されている。なお、放送を休止している最中も不定期にテストパターン(EPG上の番組名)として天気予報を放送しており、オープニング・クロージング前にも天気予報枠が設けられている。クロージング前の天気予報のBGMは西村由紀江の「そよ風のたわむれ」。

アナログ放送ではオープニング前・クロージング後に地上アナログ放送終了告知画面が30秒ほど流される。画面は、青色に模様がある静止画でアナウンス有り。同時間帯のデジタル放送では、マスコットキャラクターのプラッピーが登場するCGアニメーションに差し替えられている。

アナログ

  • 1982年10月1日 - 2006年11月30日: 初代。チャンネル案内のみ幾度かリニューアルされている。クロージングはインストゥルメンタル
  • 2006年12月1日 - 2011年7月24日: KKBのロゴマーク変更に伴い開局から24年にして初の全面変更。「輝きに向けて」のインストゥルメンタルをBGMに鹿児島県内の風景を流し、コールサインを送出する。

デジタル

  • 2006年11月5日 - 11月30日: 当時放送されていたミニ番組「奄美・ハイ美ジョン」の映像とともに「輝きに向けて」が流されていた。
  • 2006年12月1日以降: アナログ放送と同様だがコールサイン表記とアナウンス(JOTI-TVとJOTI-DTVの部分)が異なる。

キャッチフレーズ[編集]

  • 2001年 - 2005年頃: きらきらステーション(2001年から2002年は20周年記念として『20th』の文字が加えられた)
  • 2006年12月 - 2011年: +KKB
  • 2012年以降: ハートにKKB〜む

その他の鹿児島県の放送局[編集]

脚注・出典[編集]

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  1. ^ a b サービスエリア - 鹿児島放送公式サイト内。アナログ放送終了後(2011年7月24日以降)世帯カバー率の項目が削除された。
  2. ^ 宮崎日日新聞の番組表(テレビ欄)にも都城・えびの・串間向けのチャンネルとして鹿屋・末吉・吉松の各中継局のものが掲載されている。
  3. ^ レッツかごデジ! MBC公式サイト内。
  4. ^ 「民放3局時代 - 鹿児島のテレビ新地図」 南日本新聞、1982年9月26日朝刊22頁。
  5. ^ この件について、『社報 鹿児島放送 創刊号』(1982年7月)および『開局20周年 KKBのあゆみ』(2002年、CD-ROM版のみ刊行)には、当初テレビ朝日と日本テレビが熊本県の新規局(KKT)系列化で争ったが、テレビ朝日は熊本を系列化できず、鹿児島の新規局(KKB)を系列とした旨述べられている(熊本県には当局開局の7年後に熊本朝日放送を開局させている。)。
  6. ^ 民間放送教育協会制作分は南日本放送が脱退しなかったため引き継がれなかった。
  7. ^ この模様の一部は後にTBSテレビ(県内では南日本放送)の「テレビ探偵団」にて、この時実況を担当した古舘伊知郎がゲスト出演した回(1989年11月26日放送)にも放送された。
  8. ^ 新婚さんいらっしゃい!の制作協力のクレジット表記ではCI変更後も1982年開局時のロゴを継続使用していたが、2012年5月の鹿児島県からの公開収録の放送で初めて現行ロゴの使用を開始。
  9. ^ 『闇金ウシジマくん Season2』はMBCで放送。

参考文献[編集]

  • 『南日本新聞』(1982年9月23日朝刊22頁、9月26日朝刊11-14・22頁、9月27日朝刊14頁、9月28日朝刊14頁)
  • 『南日本新聞の百二十年』 南日本新聞社、2001年6月、289頁。
  • 『MBC50年の軌跡』 南日本放送、2004年。
  • 日本民間放送連盟・編 『日本民間放送年鑑 2008(平成19年度版)』 コーケン出版、2008年11月。ISBN 4-9903139-2-5
  • KKBのあゆみ」(KKB公式サイト内)

外部リンク[編集]