宇野常寛

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宇野 常寛
(うの つねひろ)
ペンネーム 宇野 常寛
(うの つねひろ)
誕生 本名非公開
1978年 (35–36歳)
日本の旗 日本青森県八戸市
職業 評論家
作家
言語 日本語
国籍 日本の旗 日本
教育 文学士
最終学歴 立命館大学
活動期間 2002年 -
ジャンル 批評
小説
主題 ゼロ年代
サブカルチャー
おたく
萌え
代表作 『ゼロ年代の想像力』
『リトル・ピープルの時代』
『PLANETS』(続刊中)
主な受賞歴 大学読書人大賞第三位(『ゼロ年代の想像力』)
処女作 『PLANETS』(批評)
『惑星ラブワゴン』(小説)
配偶者 有り
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宇野 常寛(うの つねひろ、1978年 - )は日本評論家。企画ユニット「第二次惑星開発委員会」主宰。批評誌『PLANETS』編集長。身長181cm体重62kg。既婚。

人物[編集]

青森県八戸市中居林自衛官の子として生まれる[1]。その後、長崎県千葉県北海道に転居を繰り返す。

函館ラ・サール高等学校を卒業後[2]、浪人生活を経て、立命館大学文学部へ進学。立命館大学在学中の2002年2月頃に友人らとともにウェブサイト「惑星開発委員会」を立ち上げ、オタク系文化などのサブカルチャーポップカルチャー批評およびその他の活動を行う[3]。「惑星開発委員会」において「善良な市民」というハンドルネームを使用しており、中曽根康弘の顔画像をアイコンに使用していた。

「惑星開発委員会」は1年程でメンバーの卒業などの事情で一旦解散。出版関連会社で会社員生活を送りながら「第二次惑星開発委員会」を立ち上げ、2005年12月にミニコミ誌『PLANETS』を発刊。自衛官だった父親の名前を借りて宇野常寛という筆名を名乗る[4]。第二次惑星開発委員会においてもハンドルネームを「善良な市民」もしくは「市民」と名乗り、中曽根康弘の顔画像アイコンも使用した[5]

デビュー評論『ゼロ年代の想像力――「失われた10年」の向こう側』を『SFマガジン2007年7月号から2008年6月号まで連載の後、2008年7月に単行本『ゼロ年代の想像力』を上梓した。同書は2009年の大学読書人大賞で第三位となった[6]

2011年4月から東京大学教養学部で自治会自主ゼミ「現代文化論」を担当。2011年秋学期は明治学院大学で「現代文学論」を担当(サバティカル休暇に入る高橋源一郎の代行)。2013年4月から京都精華大学ポピュラーカルチャー学部非常勤講師(担当科目「サブカルチャー論」)[7]

AKB48の大ファンであり、推しメンは横山由依。AKB48のライブDVDのCMに田原総一郎小林よしのり中森明夫濱野智史と出演した[8]

2013年4月よりニッポン放送オールナイトニッポン0(ZERO)金曜日のメインパーソナリティを務めている。前時間番組がファンであるAKB48のオールナイトニッポンであり、そちらにゲスト出演したこともある。

著書[編集]

単著[編集]

文庫[編集]

  • ゼロ年代の想像力(早川書房2011年9月)※宇野常寛4万字超インタビュー「ゼロ年代の想像力、その後」追加収録

共著[編集]

監修[編集]

連載[編集]

  • 「月刊 ネット時評」(赤木智弘高原基彰との三交代)(毎日新聞
  • 「政治と文学の再設定」『集英社WEB文芸RENZABURO』(レンザブロー/)
  • 「宇野常寛の批評のブルーオーシャン『サイゾー』(サイゾー/2010年5月-)
  • 「CYZO×PLANETS「月刊カルチャー時評」『サイゾー』(サイゾー/)
  • 「教室の中のリアリズム」『小説トリッパー』(朝日新聞出版/2008年冬季号-)
  • 「母性のディストピア——ポスト戦後の想像力」『新潮』(新潮社/2008年11月号-2009年11月号)
  • 「ソフト・スターリニズムの映画/物語論」『パンドラ』(講談社/2009 SPRING Vol.3-)
  • 「現代用語の「応用」知識」『サイゾー』(サイゾー/2009年7月号-10年4月)
  • 「接続系! DVD鑑賞術」『DVDナビゲーター』(キネマ旬報社/2010年1月号-)
  • 「お金には(たぶん)ならない」『週刊東洋経済』(東洋経済新報社/2012年4月7日号-)
  • 「「SHOW MUST GO ON」」『ダ・ヴィンチ』(ダ・ヴィンチ/2012年5月号-)

小説[編集]

  • セカイ系メタリアル・ドキュメント「惑星ラブワゴン」(『PLANETS』vol.3、2007年6月)
  • セカイ系メタリアル・フィクション 高田馬場探偵局 第226話「白雪姫と七人の小人たち殺人事件」(『PLANETS』vol.1、2005年12月)
  • セカイ系メタリアル・フィクション 高田馬場探偵局 第315話「猫たちのポスト・フォーディズム時代」(『群像』2009年5月号、講談社)
  • セカイ系メタリアル・フィクション「AZM48 the after story」(『しそちず!』2010年8月より連載中、合同会社コンテクチュアズ)

雑誌掲載[編集]

  • コクリコ坂から』解説、キャラクター分析(BRUTUS特別編集 スタジオジブリ
  • リンダ リンダ リンダ』再考 世界を祝福するための「ロック」についてのアイデア・メモ(『ユリイカ山下敦弘監督特集)
  • 世界の〈内側〉に出現した「敵」と戦う(『朝日ジャーナル 原発と人間』)
  • 新約 誰も語らなかった秋元康論(『別冊カドカワ 総力特集 秋元康』)
  • 文化2011 コンテンツから「日本」を読む ネットワーク化を考える(『朝日ジャーナル』日本破壊計画〈週刊朝日増刊2011年3月号 〉)
  • 宇野常寛×増田セバスチャンによる、居場所@アキバ原宿巻末総論(『@2.5』(アット二イテンゴ))
  • 世の中が変わるときに読む本。世の中の価値観はどう変わっていくか?対談・大澤真幸(BRUTUS (ブルータス) 2012年 1/15号)
  • エッセイ「敦子と優子と僕らの民主主義」『前夜』(小林よしのり責任編集)創刊号
  • リーダたちが書く! 2012年のポジティブ・パワー(ウレぴあ2012年2月号)
  • 「僕たちにとってAKB48とは何か」(わしズム夜明けの復刊号Vol.30)
  • 本棚拝見 特集・私を創った本!(ウレぴあ2012年5月号)
  • インタヴュー「シリーズ 震災からのあゆみ」(第三文明2012年5月号)
  • 人生論と言論戦、アジテーションと交通整理──書評 瀧本哲史『僕は君たちに武器を配りたい』十古市憲寿『絶望の国の幸福な若者たち』(こころ 2012年vol.6 平凡社
  • review 40人の今、気になること「特命戦隊ゴーバスターズ」 (ケトル2012年 vol.6 太田出版
  • 「玩具としての架空年代記 ̶̶ 日本人にとっての〈ガンダム〉」(BRUTUS2012年5月 「ガンダム初心者のための」Book in book)
  • 書評「荒木飛呂彦ジョジョの奇妙な名言集』を読む」(『青春と読書』2012年5月 集英社
  • 木皿泉論「解放の呪文はいかにして唱えられてきたか」(『ユリイカ』ドラマ脚本家特集 青土社
  • 「私たちがつくるドラマ史 トレンディドラマから『カーネーション』まで」(渡辺雄介、岡室美奈子との鼎談)(『ユリイカ』ドラマ脚本家特集 青土社

惑星開発委員会[編集]

宇野は大学生時代の2002年から2003年にかけて『惑星開発委員会』の主宰・運営を行っていたが、該当サイトは現在リンク切れとなっているため、閲覧するにはウェブアーカイブなどを利用する必要がある。
惑星開発委員会のコンテンツ内容としては「善良な市民の(出来るだけ)週刊書評」、「善良な婦女子の不定期エッセイ」、「週刊および月刊クロスレビュー」、「惑星開発大辞典」、「オタ向けアイドル小百科」、「オタクにならない人のためのオタ文化入門」、「善良な市民のオタク黒歴史」、「富野[9]小説黒歴史」、「亡国対談」、「善良な市民の日記」などといった細かい活動をしており、アクセスカウンタ電子掲示板も設置されていた。
なお、クロスレビューは『第二次惑星開発委員会』においても2007年ごろまで行われていた。

第二次惑星開発委員会[編集]

第二次惑星開発委員会とは、宇野常寛の主宰するウェブサイト、同人サークルである。2005年から運営が開始され、同年12月には『PLANETS』の第一号が発行された。2007年以降は、ウェブサイトの更新は減り、『PLANETS』の発行が主となっている。

作品[編集]

文庫解説[編集]

その他[編集]

『リトル・ピープルの時代』関連記事[編集]

  • 週刊読書人』宇野常寛+中森明夫「リトル・ピープルの時代」をめぐって(2011年9月2日号掲載)
  • AERA』「読まずにはいられない」評者:苅部直(2011年9月12日号)
  • 週刊東洋経済』「大胆な構図で準拠点となる分析」評者:橋本努(2011年9月17日号)
  • 日本経済新聞』評者:安藤礼二(2011年9月18日号)
  • 中央公論』「著者に聞く(リトル・ピープルの時代)」 宇野常寛(2011年10月号)
  • 広告』小さな物語と大きなゲーム〜リトル・ピープルの時代を語る~宇野常寛(2011年10月号)
  • 星星峡』「いまここで『拡張現実』を開いていく。」評者:中沢新一(2011年10月号)
  • 新潮』宇野常寛『リトル・ピープルの時代』/濱野智史(2011年11月号)
  • 日経ビジネスアソシエ』インテリブリッジ 「時代」 は村上春樹より仮面ライダーで見よ! 宇野常寛(2011年10月18日号 P064)
  • ダ・ヴィンチ』[今月のブックマーク]「変身がテーマだからこそ、この本も変身させました。」取材・文吉田大介(2011年11月号 P085)
  • POPEYE』カルチャー・パラダイス 宇野常寛インタヴュー(2011年11月号 P184)
  • 読売新聞』『リトル・ピープルの時代』 宇野常寛著 評・椹木野衣(2011年10月24日)
  • R25』「R25的ブックレビュー」ヒーローは正義を語れるか?『リトル・ピープルの時代』(296号 斎藤哲也)

関連項目[編集]

出典・脚注[編集]

  1. ^ サブカルチャー批評の射程距離 —— 一〇年代を考える”. イベント・講演会. 立教大学. 2009年12月16日閲覧。
  2. ^ 「(フロントランナー)宇野常寛さんプロフィル」朝日新聞be on Saturday(2013年4月27日)、宇野常寛@オールナイトニッポン0金曜日@wakusei2nd
  3. ^ 「ゼロ年代の批評」のこれから――宇野常寛さんロングインタビュー」 荻上式BLOG(2008年2月24日)
  4. ^ 宇野常寛 『リトル・ピープルの時代』 幻冬舎、2011年、498-499頁。ISBN 978-4344020245
  5. ^ 第二次惑星開発委員会 今日のクロスレビュー 2007年2月
  6. ^ 過去の大学読書人大賞」大学読書人大賞
  7. ^ ポピュラーカルチャー学部 非常勤講師紹介 ※就任予定京都精華大学、2012年9月30日参照
  8. ^ AKB徹底討論“50分完全版”をYouTubeで配信 田原総一朗、小林よしのりら参加」ORICON STYLE (2012年12月19日)
  9. ^ 富野由悠季
  10. ^ 【ETV特集】“ノンポリのオタク”が日本を変える時 〜怒れる批評家、宇野常寛〜

外部リンク[編集]