花の魔法使いマリーベル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
花の魔法使いマリーベル
アニメ
監督 遠藤徹哉
脚本 遠藤徹哉、三井秀樹 (文芸 赤堀義浩) 他
キャラクターデザイン (原案)大貫健一 、金津賀哲
アニメーション制作 葦プロダクション
 (葦プロ外注班「スタジオジャイアンツ」)
製作 テレビせとうち、ビックウエスト、葦プロダクション
放送局 テレビせとうち(キー局)、テレビ東京系列
放送期間 1992年2月3日 - 1993年1月18日
話数 全50話
映画:花の魔法使いマリーベル フェニックスのかぎ
監督 遠藤徹哉
制作 ビックウエスト、葦プロダクション
アニメーション製作:ヒーロー・コミュニケーションズ
封切日 1992年8月8日
上映時間 40分
テンプレート - ノート 
ウィキプロジェクト アニメ
ポータル アニメ

花の魔法使いマリーベル』(はなのまほうつかいマリーベル)は、1992年2月3日から1993年1月18日にかけてテレビせとうちキー局に、テレビ東京系列局などで放映された魔法少女アニメ。全50話。葦プロダクション(現:プロダクション リード)制作。

概要[編集]

本作は、葦プロダクション(現・プロダクション リード)制作の魔法少女アニメ第3弾。監督の遠藤徹哉(後に「えんどうてつや」に改名)にとっては2作目の監督作品である。小さな女の子の姿をした魔法使いマリーベルと、タンバリンという名の妖精が、南欧風の架空の港町サニーベルを舞台に活躍する物語である。「人間と自然との共生に大切なものは、夢を信じ大切にする純粋な心」というのが本作の語るテーマである。

[1]アニメーション製作は葦プロの外注班である、スタジオジャイアンツが担当している。企画スタート当初、既に「花の魔法使い」というタイトルや、キャラクター原案の大貫健一が描く「帽子に花がついた少女のイラスト」の提示案があり、これを元に、遠藤の第1作目監督作品「ジャンケンマン」のような子供向け作品として制作が進められた。スポンサーであるバンダイ(現・バンダイナムコ)からは、「内容は任せるが、玩具としてステッキとタンバリンを販売したい」との意向を受けており、ここから逆算して各キャラクターを創出・配置していく方法がとられた。
また、遠藤監督が嗜好する「メリー・ポピンズ」のモチーフを本作に取り入れることにより「子供たちの夢をかなえつつ、大人もかつて抱いていた大切な何かを思い出す」という基本のコンセプトが出来上がり、それは本作のラストまで貫かれている。セリフでは長くなることを、歌で単純に伝える意図で、BGMに歌詞が付けられ、ミュージカル仕立ての展開を取ることがあるのも本作の特徴で、このため主要キャラの声優は、歌唱可能な人選がなされている。

一回目の全話DVD化の際に添付された作品解説書では「本作のテーマを視聴対象である幼児・児童向けにわかりやすく丁寧に描いており、本格的子供向けアニメとして作られていることが理解できる」旨の解説が述べられている。本作のキャラクターが登場する、児童向けの交通・防災関連の教育アニメが作られている。

ストーリー[編集]

サニーベルの街に住むユーリとケンの「両親が営むお花屋さんを繁盛させてほしい」という願いを聞き、花魔法界からマリーベルと名乗る少女が相棒のタンバリンとともにやってくる。彼女はサニーベルに住み着くと、そこに住む他の子供たちや住人らと徐々に仲良くなリ、花魔法にまつわる不思議な出来事を人々に見せていく。また花魔法を使って、花嫌いの老人のバートの花に対する心のトラウマを解いたり、執拗に妖精を追う自称「妖精ハンター」のジートを改心させたりして活躍していく。

やがて、ジートの恩師でもあるシェルボー教授が都市開発を装って強引に実行した妖精捕獲作戦により、花魔法界の守護神的存在である「聖なる樹」との争いが起こり、地球上からありとあらゆる植物が消えうせるという一大事に発展。サニーベルのみならず全世界が危機に陥ってしまう。マリーベルの決死の活躍、そして花魔法界のこころの存在「フローリア」の手引きにより聖なる木と和解しあい、シェルボー教授を改心させることで事件は解決され、無事、元通りの平和な日常が取り戻された。

こうして、マリーベルは、その後もサニーベルの町で、町の人々と仲良く共存しながら暮らしていくのだった。

キャラクター - キャスト[編集]

花の魔法使いとパートナーの妖精[編集]

マリーベル・フォン・デカッセ - 本多知恵子
主人公。花魔法界からやってきた花の魔法使い。「マリー」と略されて呼ばれる場合がある。大好きな花や木をとても大切にしており、話をすることができる。明るく朗らかだが、ややおてんばな性格で家事全般は不得意。ただしマリーベルココア(ウインナーココア チョコチップトッピング)だけは得意で、飲む者は皆「とてもおいしい」と絶賛する。
人間界での年齢は5歳。花魔法界の実年齢は50万歳。身長107cm、体重18kg[2]。フローリアの説明によれば「彼女が生まれたのは人間が誕生した頃に相当する[3]。このため人間達の夢を一番たくさんもらった花の魔法使いである。ケン、ユーリ、リボンの前に現れたのは、絵本を通じて夢をたくさんもらったから」とのこと。妖精たちに非常に顔が広い。金髪の足首までの長髪は先端を青いリボンで結ぶ。赤いチョッキに青いリボン、ピンクのブラウス。白地にピンクのすそのフレアスカート。赤いショートブーツ。名前の由来は、フランス女優であるマリー・ベルから。
タンバリン - 坂本千夏
マリーベルのパートナーであるパンジーの妖精(種族はシーリーコート)。色は空色。見た目からナスのお化けと間違えられることもある。普段はマリーベルが持つ「マリーベル・タンバリン」を住処としているが、日中はマリーベルの髪の中に隠れていることのほうが多い。
綺麗好きで日に2回[4]風呂に入る。掃除洗濯といった家事一切を彼がこなしている。負けず嫌いで口は悪いが、常にマリーベルのことを心配している。マリーベルが赤ちゃんの時は母親代わりに世話もしており、今も着替えはタンバリンが手伝っている。

マリーベルのお友達[編集]

ユーリ - こおろぎさとみ
ケンの姉。8歳。しっかり者で面倒見のよい優しい女の子。読書や、絵を描くことも大好き。少女らしい空想を夢見るロマンチックな面も持つ。傷ついた渡り鳥の雛ピッチー(声:西原久美子)を世話した際は、幼いながらも母性を発揮していた。
ケン - 折笠愛
ユーリの弟。5歳。元気で好奇心旺盛な男の子。マリーベルよりは背は低い。運動は苦手ですこし甘えん坊。リボンと仲良しで、よくリボンの鳴き声を通訳しては皆に伝えている。(正しい通訳かどうかは不明だが、意思の疎通はできている様子。)
リボン - 三石琴乃
ローズが飼っている子犬。名前のとおり赤いリボンを付けている。このためよくメスと間違えられるが性別はオス。キャットフードが大好物で、これを逆手に取られてジートの罠に引っかかったことがある。
ボンゴ - 佐藤智恵
サニーベルに住む男の子。大柄な体格。実家はパン屋を営んでいる。惚れっぽい性格で、ユーリやマリーベルに気があるほか、かわいい女の子を見るとすぐ反応する。母親思いの一面も持つ。
タップ - 三石琴乃
サニーベルに住む男の子。そばかす顔で帽子をかぶり、いつもボンゴと一緒に行動している。冷静な性格で、ボンゴのツッコミ役。
ビビアン - 矢島晶子
バートの孫娘。わがままな性格で、ボンゴとタップを率いて悪戯ばかりしているトラブルメーカー。仕事の関係で両親とは離れて暮らしており、悪戯行為はその寂しさの裏返しでもある。
当初はマリーベルによい感情を持っていなかったが、第28話登場の子猫のチャチャ、第30話登場の森の妖精モーリィとの出来事をきっかけに、憎まれ口を叩きつつも行動を共にするようになる。

サニーベルの大人たち(保護者とその関係者)[編集]

タクロー - 小野健一
ユーリとケンの父。以前はテレビゲームを開発する会社に勤めていたが、脱サラしてサニーベルへ移り住み『フラワーショップ・マリーベル』を開いた。のんびり屋で少々気弱。しかし子供達をしっかり見守っている。
レミ - 玉川紗己子
ユーリとケンの母。夫のタクローと共にフラワーショップを切り盛りしている。やさしく聡明な母親であり、てきぱきと仕事をこなすしっかり者。41話で自身の洋服を、服を濡らしたマギーに貸し、そのサイズは痩身体型のマギーにぴったりだった。
ローズ - 京田尚子(幼少時 - 横山智佐西原久美子
ユーリとケンの家の隣に住んでいる、一人暮らしのおばあさん。穏やかで優しく、お菓子作りが得意。マリーベルの絵本を幼少時から宝物にしており、マリーベルと会うことを夢見ていた。『フラワーショップ・マリーベル』の大家さんでもある。特に薔薇の花が好きで、見事なフラワーガーデンを庭に持ち、よくマリーベルらとお茶をしている。
バート - 西村知道(幼少時 - 山口勝平
ビビアンの祖父で、ローズの幼馴染。気難しい性格で無愛想。かなりの意地っ張りでもある。マリーベルの活躍で花嫌いが治った以後も、マリーベルを快くは思っていなかったが、第49話でユーリやケンに「自分は花も人間も嫌いで、ずっと一人ぼっちだった。ユーリらやマリーベルと出会ってから、自分の周りに花や人で溢れるようになり、もう一人ぼっちではなくなったと実感した」と心境の変化を吐露した。
ジート - 松本保典辻谷耕史
バートの甥。妖精ハンター。28歳独身。口癖は「うんうん」。丸メガネ、赤い登山帽に赤いフィッシャーマンベストを着用。改心後は、ブルーノ(声:渡辺久美子)という名の恋の手助けをするキューピッドの関与もあって、マギーと結ばれることになる。

サニーベルの大人たち[編集]

ブラ - 塩屋浩三
サニーベルの警察官。小太り、ビン底メガネ。マリーベルの魔法を幾度も目撃している。
ノッポ - 長島雄一
サニーベルの警察官。名前通り背が高く、のんびり者。常にブラと行動を共にしているが、マリーベルの魔法をいつも見逃してしまう。ブラとのやり取りが、ほぼ毎回のお約束となっている。
マギー・エーデルワイス - 池本小百合
サニーベルテレビの女子アナウンサー。サニーベルで起こるニュースをさわやかな笑顔で届け、時には自ら現場レポートを行ったり、番組やイベントの司会でも活躍している。何かとマリーベルらと現場で顔を合わせることも多く、顔見知りになっている。
シェルボー教授 - 神山卓三
サニーベル大学の教授。ジートの恩師でもある。表向きは生物学者であり妖精学の権威。人格者としても有名であるが、実は妖精を捕まえて解剖しようと企む妖精ハンター。妖精の瞬間移動を阻止する網や虫かごを製作するなど、マッドサイエンティストな面も併せ持つ。最終3話では都市計画の名を隠れ蓑に妖精を燻りだす計画を実行し、サニーベルのみならず、全世界を未曾有の危機にさらしてしまう。

花の魔法使い(マリーベルの肉親)[編集]

ジジベル - 緒方賢一
マリーベルの祖父。普段は北極に住んでおり、実はサンタクロース。
ババベル - 丸山裕子
マリーベルの祖母。口癖は「ほんにほんに」。
パパベル・フォン・デカッセ - 速水奨
マリーベルの父。人間界では天才マジシャンとして名を馳せている。マリーベルの金髪は、パパベル譲り。
ママベル・フォン・デカッセ - 島本須美
マリーベルの母。人間界では「お菓子作りの妖精」と呼ばれる天才料理家として名を馳せており、ローズやレミもファンである。夫婦で世界中を旅行しながら、人々に夢を与えている。

花魔法界[編集]

トートー - 鈴置洋孝
500年ごとに炎の中から生まれ変わるフェニックス。作品に登場した際は、その直前のため老いた姿をしている。劇場版でも登場。
聖なる樹 - 富田耕生
花魔法界で花や木を守る神のような存在。地上に現れた際は、巨樹の姿で現れた。シェルボー教授の計画に恐怖した木々や草花の声を聞きつけ、地球上のありとあらゆる植物を花魔法界へ避難させようとした。それを力づくで阻止しようとした教授の行為に怒りを膨らませた末に暴走し、地上界のあらゆる緑を奪いつつ肥大化していく。

フローリア - (エンドテロップに名前無くキャスト不明)

花魔法界の心とも言える女神のような存在。ユーリ達が花魔法界で会ったときは、薄いベールのようなものを身にまとい、難を逃れた妖精たちを複数従えていた。聖なる樹の説得に力尽き、吸収されそうになったマリーベルを花魔法界へ退避させる。マリーベル出生の秘密を語り、復活の方法をユーリらに伝える。

その他の登場人物[編集]

ディレクター - 飛田展男
ニュースキャスター/女性レポーター - 池本小百合
マーズ - 松岡文雄
ジュリア - 玉川紗己子
クレア - 松井菜桜子
ピッチー/ミリィ/妖精A - 西原久美子
ホッグ - 古田信幸
ケリー - 伊倉一恵
ポーラ - 水谷優子
ミッチー - 水谷優子
モーリィ - 林原めぐみ
ボビー - 田野恵
ボビーの父 - 佐藤正治
クリス - 伊藤美紀
ムーニー - 大滝進矢
ルーシー - 島津冴子
リトル - かないみか
チャチャ - 渡辺久美子
アデリー - 渡辺久美子
スイート・ルックフォードジュニア - 富山敬
ビット - 小桜エツ子
モール - 中原茂
ウォッチ - 神代知衣
ストーン/園長 - 増岡弘
スノーン - 川村万梨阿
ヘビー - 福田信昭
ライト - 辻親八
複葉機/カラス/警備員A - 高木渉
めぐりあいの木 - 神山卓三
花/雪ダルマ/インストラクター/係員 - 小野健一
トゲトゲ草/花の妖精/女の子A - 南央美
リンゴの妖精 - 街田淳子
コスモスの妖精/女の子B/客 - 佐久間純子
長老 - 西川幾雄
お妃様 - 速見圭
イルカ/男B/オス犬 - 森川智之
王子様/オス犬 - 菊池正美
サニーベル市長 - 藤本譲
漁師A - 中嶋聡彦
漁師B - 松尾貴司
警備員B - 中博史
男A - 柏倉つとむ


主題歌[編集]

OP:『きっと出来るね!』[5]
作詞:並河翔太 作曲・編曲:岩田雅之 歌:中嶋美智代
前期ED(第29話まで):『思い出にもなれない』 / 後期ED(第30話より):『思われている』

劇場版主題歌[編集]

OP:『私! マリーベル』 / ED:『とっても素敵 マリーベル』
作詞:遠藤徹哉 作曲・編曲:石黒孝子 歌:本多知恵子
(サウンドトラックCDに収録)

スタッフ[編集]

  • 企画:大西良昌(ビックウエスト)、佐藤俊彦(葦プロダクション)
  • 制作:土田民也(ビックウエスト)、加藤博(葦プロダクション)
  • シリーズ構成:小山高生三井秀樹
  • 企画協力:ぶらざあのっぽ
  • キャラクター原案:大貫健一
  • キャラクターデザイン:金津賀哲
  • 美術監督:地蔵本拓嗣
  • 音響監督:田中英行
  • 撮影監督:菅谷信行
  • 音楽:石黒孝子
  • 音楽プロデューサー:沼田講治(フリースタッフ)
  • マニピュレーター:矢田部正
  • 主題歌制作:渡辺有子、羽鳥享
  • 音楽宣伝:佐々木幸弘
  • 文芸担当:赤堀義浩
  • 制作担当:安部吉晴
  • メイン色彩設定:甲斐けいこ
  • 色彩設定:中野倫明
  • プロデューサー:岡崎千代(テレビせとうち)、田口智幸(ビックウエスト)、梅原勝(葦プロダクション)
  • 監督:遠藤徹哉(えんどうてつや
  • 動画チェック:中尾友治、真鍋誠、宮地誠、高橋和彦、浅沼昭弘、雷音頭、サムタック
  • 色指定:中野倫明、樽川浩子
  • 仕上検査:国分優美子、小作由美子、長谷川孝志
  • 仕上:GPE、新友動画、銀河プロ、映進動画、スタジオジュニオ
  • イラスト協力:服部圭一郎
  • 特殊効果:マリックス、菅原利香
  • 美術助手:鈴木慶太
  • 背景:宇利プロダクション、催スタジオ
  • 撮影:ACCプロダクション、スタジオパートナー、天平フィルム
  • 編集:辺見俊夫、山森重之(JAY FILM
  • 効果:野口透、甲斐雅人(アニメサウンドプロダクション
  • ミキサー:小原吉男
  • 録音:整音スタジオ
  • タイトル:マキ・プロ
  • 現像:東京現像所
  • 協力:スタジオジャイアンツ
  • 音楽協力:サンミュージック出版ポニーキャニオン
  • コーディネーター:角谷哲生
  • サブキャラクター設定:金津賀哲、新羽高一浪、千羽由利子、広田正志、深沢幸司、長森佳容、安東信悦、福田皓
  • 制作進行:福島健人、小澤一由、関本美津子、乙須克寛、三多正泰、岡田章、安部吉晴
  • 製作:テレビせとうち、ビックウエスト、葦プロダクション

放映リスト[編集]

話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督
1 こんにちは! 私マリーベル 遠藤徹哉 広田正志
2 お隣さんは花嫌い 三井秀樹 土蛇我現 日下直義 新羽高一浪
3 らく書き天国こんにちは やまだやすのり 吉田浩 千羽由利子
4 やっぱりケンはパパの子だ 立川元教 広田正志 勝亦祥視 広田正志
5 サニーベルの思い出の木 町田知之 土蛇我現 日下直義 深沢幸司
6 50万年目のケンカ 三井秀樹 吉田浩 長森佳容
7 大好き! ジュリア! やまだやすのり 広田正志 勝亦祥視 広田正志
8 はばたけピッチー大空へ 町田知之 高橋ナオヒト 安東信悦 新羽高一浪
9 妖精たちの桜祭り 三井秀樹 土蛇我現 日下直義 千羽由利子
10 妖精ハンター・ジート登場! 小山高生 吉田浩 長森佳容
11 マリーベルのCMコンテスト 三井秀樹 広田正志 勝亦祥視 広田正志
12 フラワーハウスの大事件 町田知之 高橋ナオヒト 深沢幸司
13 想い出のオモチャはど~こ? やまだやすのり 土蛇我現 日下直義 新羽高一浪
14 ボンゴの母の日プレゼント 高橋義昌 吉田浩 長森佳容
15 ユーリに恋した王子さま 三井秀樹 広田正志 勝亦祥視 千羽由利子
16 うちのパパはゲーム作家 町田知之 安東信悦 深沢幸司
17 ジートのわるだくみ 小山高生 土蛇我現 日下直義 新羽高一浪
18 ボンゴとタップの大航海!? 高橋義昌 吉田浩 長森佳容
19 キャンプは楽し! やまだやすのり 高橋ナオヒト 千羽由利子
20 友情の一輪車レース 三井秀樹 広田正志 勝亦祥視 広田正志
21 星の国から来たポーラ やまだやすのり 土蛇我現 日下直義 深沢幸司
22 ケンの初めてのお使い 清水定彦
小山高生
安東信悦 勝亦祥視 安東信悦
23 迷子の迷子の人魚姫 町田知之 吉田浩 長森佳容
24 またまたジートがやってきた 三井秀樹 広田正志 日下直義 広田正志
25 ユーリといたずらイルカ 高橋義昌 高橋ナオヒト 勝亦祥視 新羽高一浪
26 いるかいないかフェニックス 遠藤徹哉 新井豊
広田正志
27 マリーベルの絵本 町田知之 土蛇我現 日下直義 千羽由利子
28 ビビアンと子猫のチャチャ やまだやすのり 吉田浩 長森佳容
29 ゆうれい屋敷の古時計 小山高生 広田正志 勝亦祥視 広田正志
30 迷いの森のビビアン 高橋義昌 日下直義 深沢幸司
31 フラワードアで大混乱 町田知之 高橋ナオヒト 新羽高一浪
32 テーブルランプを取り返せ やまだやすのり 吉田浩 千羽由利子
33 マリーベルのパパとママ 三井秀樹 高橋ナオヒト 勝亦祥視 深沢幸司
34 お菓子の家とおかしな二人 小山高生 広田正志 日下直義 広田正志
35 子供になったローズさん 高橋義昌 安東信悦 長森佳容
36 マリーベルの月世界旅行 荒木憲一 土蛇我現 日下直義 新羽高一浪
37 ケンと2本角のユニコーン 町田知之 吉田浩 千羽由利子
38 タンバリンがつかまった! 小山高生 吉田浩 勝亦祥視 広田正志
39 タンバリン救出大作戦! 小山高生 安東信悦 深沢幸司
40 コスモスの妖精を捜して 高橋義昌 高橋ナオヒト 長森佳容
41 がんばれ! 愛のキューピット やまだやすのり 吉田浩 新羽高一浪
42 誘拐されたビビアン!? 荒木憲一 勝亦祥視 広田正志
43 雪の降る日の願いごと 高橋義昌 広田正志 日下直義 千羽由利子
44 トゲトゲ草パニック 町田知之 安東信悦 広田正志
45 不思議の国のマリーベル やまだやすのり 吉田浩 新羽高一浪
46 ジジベルサンタの大騒動 荒木憲一 広田正志 日下直義 広田正志
47 がんばれ! タンバリン 遠藤徹哉 高橋ナオヒト 千羽由利子
48 サニーベルの一大事 三井秀樹 勝亦祥視 藍田草介
49 マリーベルと聖なる樹 安東信悦 日下直義 新羽高一浪
50 夢をあなたに 吉田浩 広田正志

用語解説[編集]

花魔法界[編集]

マリーベルの故郷。通常人間は行くことができないが、花魔法界の住人の手引きで行くことはできる。自然豊かで花が咲き乱れる世界。花魔法使い、妖精、シーリーコート、そしてフェニックス等の幻獣といった空想世界の存在と言われる者達が平和に暮らしている。人間の世界に見られる国の仕組みは描かれていないが、花魔法界で花や木を守る神のような存在である「聖なる樹」や、花魔法界の心と言われる「フローリア」らの存在は描写されている。 [6]

花の魔法使い[編集]

花魔法界の住人。人間とほぼ同じ容姿である。1話での描写では、背中に羽が生えている、人型の妖精の姿をしたものも、花の魔法使いと説明している。なおマリーベルらには羽はない。

花魔法[編集]

花の魔法使い達が使う魔法。花の魔法使いはパートナーの妖精が存在し、彼らと協力することで魔法を使うことができる。しかし、互いの心が離れていると魔法が発動せず変身することもできなくなったり、魔法の効果が切れてしまったりする。
マリーベルの場合、何か魔法で失敗をやらかした時、タンバリンが責任逃れよろしく「ボクしーらないっ」といってマリーベル・タンバリンに戻ってしまい、魔法の効果が切れる・ドレスチェンジが解ける描写がみられた。また第6話では仲違いして魔法が使えなくなった。第38話ではジートにタンバリンをさらわれたため同様の状況となった。

妖精界・星の世界・人魚の世界・月の世界など[編集]

本作には、花魔法界以外にもさまざまな空想上の世界が登場し、それにまつわる事件を、マリーベルらは解決していった。

  • 妖精界は、妖精たちが自然の営みを守るための仕事をこなし、桜祭りや秋の収穫祭を力を合わせて行う姿が描かれた。
  • 星の世界は、星座達が生き生きと生活している世界。星空の管理人で星の妖精の少女、ポーラ(声:水谷優子)がやってきた事がある。
  • 人魚の世界では、南の海と、北の海にそれぞれ人魚の国があり、人魚の赤ちゃんが、サニーベルの海岸に流されてきた事がある。
  • 月の世界では、ウサギの妖精が王国を築いており、王様とお様妃の喧嘩が、月の光の乗って地球の人にいさかいを起こしてしまった。

マリーベルの絵本[編集]

ローズが子供時代から大切にしていた絵本。「森で迷子になった姉のジェーンと弟マイケルが、マリーベルによって助けられ、無事両親の家に帰った」というお話。ローズはもちろん、ユーリ、ケン、リボンはこの絵本のお話が大好き。第一話で、マリーベルはこの絵本を通して、ユーリらの前に現れた。
第27話で、図書館にてこの絵本の情報を知ったジートが、マリーベルの秘密が載っているかもしれないと、最初はケンらから奪い取る、次にローズの家から盗み出そうとしたが、行為を詫びてきちんとローズから絵本を貸りた。しかし誤ってバートの家のごみ焼却炉に落として絵本を焦がしてしまう。
ローズらはとても悲しむが、マリーベルが「その絵本は皆の笑顔が大好きなの」と、花魔法で絵本の妖精を呼び出し、修理してもらう。
この際、絵本はユーリ達が自分のために泣いてくれたお礼にと、ユーリ達の分用に2冊に増えた。さらにユーリらに渡った絵本の登場人物の姉弟は、ユーリとケンに書き換えられ、さらにリボンも加筆されていた。タンバリン曰く「妖精たちが気を利かせてくれたのでは」とのこと。

マリーベルの魔法の使い方[編集]

マリーベルが魔法を使う時、大きく分けて2通りの方法がある。魔法自体は万能型であるが大人や他人への変身魔法はない。また嫌がる人に対して魔法は効力を発揮しない。

1.マリーベル・タンバリンより魔法の道具を取り出し、それを利用する。
「マリーベル・タンバリン!」の掛け声とともにマリーベル・タンバリンが手のひらの上に現れ、マリーベル・タンバリンを叩きながら舞うと、中央の丸い部分から魔法の道具が出てくる。
2.妖精のタンバリンの力を借りて、より効果の大きい「花魔法」が使えるスタイルにドレスチェンジして、魔法を使用する。
マリーベル・タンバリンを出し、「マリーベルの、花魔法ー!」と掛け声をかけてマリーベル・タンバリンを叩きながら舞うと、中央の丸い部分から妖精のタンバリンが「はいはーい!」と言いながら現れる。
「はなまほー!」といいながらマリーベルの周りを何週か回ると、マリーベルの頭にマリーベルの花が咲き、さらにピンク色の花のドレスが身をつつみドレスチェンジを行う。これで花魔法を使う準備が整うが、何をするかによって、その後に出てくる魔法の道具が異なる。

主な魔法の道具[編集]

マリーベル・タンバリン
マリーベルが持つ一番の魔法の道具。楽器のタンバリンに似るが、シンバルは無く全体は花の形。取っ手が付いており、これが伸びてショルダーバッグ状に肩にかけて持ち歩くこともできる。中は数多くの魔法の道具があり、タンバリンの住処でもある。また花魔法界にもつながっている。ドレスチェンジした際は、取っ手を持って空を飛ぶことができる[7]
フラワー・ハウス
花の魔法使いが一人一軒持っている魔法の家。マリーベルの花にフラワーハウスの元(これはドレスチェンジなしで使用できる)を一滴垂らすと、小さな一軒家に変身する。それ自体が飛行能力を持ち、花魔法界と人間界を自由に行き来できる。
見た目に比べ中は大変広く、中央には、フラワー・ドアという、ドアに書かれた花のある場所につながった複数のドアが存在する。この部屋に行くドア及び中のフラワー・ドアに入るには、フラワー・オルゴールの中にしまったドアの鍵が必要。鍵の指輪を使ってオルゴールから取りだす。
家の周りにある庭は花弁が変身したもので、暴風雨を防ぐときなどは、つぼみになって家を守る。
フラワー・ドア
前出フラワー・ハウスの一機能。ドアに書かれた花がある場所で、かつ心に強く思った場所・人物のところに行く事が出来る。第31ではマリーベル達は妖精たちのお祭りへ行き、マリーベルらの後をつけようとしたジートは何度もマギーの元へ行ってしまう。
花馬車
花のつぼみが車体となっている馬車。馬車と言っても馬はなく自走する。地上のみならず、空中、水中、宇宙、さらには人の心の中など、どこにでも行ける万能車。
フラワー・ステッキ
花魔法を使う際に使用する魔法のステッキ。「マリリン・ベルルン・リンリンリン、(かける魔法の内容)」と呪文を唱えることで、魔法が発動する。この際、フラワー・ステッキの先端が花のように開き、花弁のような魔法力が放出される。
魔法の香水
香水を振り掛けると、身体のどこかにプロペラ状の花が咲き、楽しい事を思い浮かべることで自由に空を飛べるようになる。
マリーベル・コンパクト
普段はペンダント。使用の際はペンダントヘッドが手のひら大のコンパクトになり、魔法の力でテレビ電話のようにお話ができるコンパクト。ユーリ、ビビアンに渡されている。
  • そのほかにもフラワー・フープやフラワー・カーなど、数多くの魔法の道具が登場して、マリーベルらを助けた。

逸話[編集]

  • 月刊OUT」に初期設定が掲載された事がある。それによると、企画段階のマリーベルは花の上に乗れるほど体が小さく、逆にタンバリンは人間大で少年の姿をしていた。これら設定はDVD-BOXの解説書でみることができる。
  • 2回目のDVD-BOX化において、マリーベル役の本多知恵子は解説書のインタビューの中で当時の思い出を語っているが、「呪文は自分の中で一番かわいい声で演じるよう努めていた。あの時期に主役で関われた事はとてもありがたく、自分にとってとても大事な作品である。」と言う趣旨の談話を残している。

ネット局[編集]

映画[編集]

テレビ版第26話を劇場用にブローアップした作品。配給は松竹
同時上映は『楽しいムーミン一家 ムーミン谷の彗星(映画)』、『リトルツインズ ぼくらの夏が飛んでいく

教育用フィルム[編集]

  • 『マリーベルの交通安全』1993年
  • 『マリーベルの火の用心 ~グラッときたらどうする~』1993年
制作は東映・教育事業部。東映サイドより葦プロに話が持ちこまれ、葦プロ内部スタッフが東映の教育アニメの担当と共同で製作された[10]。よってエンドテロップには「製作協力 ビックウエスト、葦プロダクション」と表示されている。
VHSベータマックス以外にUマチックでも発売された。

8cm シングルCD[編集]

ポニーキャニオンより発売。

歌:中嶋美智代。中嶋のシングルリリースとして発売。シングルジャケットサイズ12p小冊子歌詞 / 写真集添付。
  • PCDA-00275:1992年1月29日発売 本作の図版はジャケット裏に印刷。
『思い出にもなれない』 作詞:小倉めぐみ 作曲:都志見隆 編曲:渡辺格
本作の初期ED。  
『きっと出来るね!』(C/W) 作詞:並河祥太 作曲・編曲:岩田雅之
本作のOP。
  • PCDA-00356:1992年9月18日発売 本作の図版は使用せず。
『思われている』 作詞:小倉めぐみ 作曲:都志見隆 編曲:新川博
本作の後期ED。
『きらわれないように』(C/W) 作詞:小倉めぐみ 作曲:都志見隆 編曲:新川博

サウンドトラックCD[編集]

ポニーキャニオンより発売。

  • PCCG-00180:1992年7月17日発売
『花の魔法使いマリーベル マリーベルと歌おう!』
  • 主要BGM25曲(作・編曲 石黒孝子)のほか、主題歌含むボーカル曲4曲を収録。トラック2「魔法のテーマ」には、マリーベルのセリフ入り。
ボーカル曲は、『きっと出来るね!』、『私! マリーベル』、『とっても素敵 マリーベル』、『思い出にもなれない』を収録。
『思われている』が未収録である。
  • 主要声優陣のサイン(印刷、縮小版)が、CDサイズ色紙にて同梱されている。
  • ライナーノートには遠藤監督の本作解説「マリーベル誕生物語」を収録。

出版物[編集]

  • ケイブンシャの大百科521 『魔法のヒロインひみつ大百科』、1993年2月17日 雑誌コード 63551-53
グラビア、キャラクター・舞台設定、各話紹介・放送リスト、主題歌歌詞、グッズ(CD ビデオ)紹介など。
ミンキーモモ(二期)も同様にページが割かれている。セーラームーン(一期、グラビアのみ)、うたう!大龍宮城(グラビア、人物紹介レベル)も掲載。

ビデオ/DVD-BOX[編集]

劇場版『花の魔法使いマリーベル フェニックスのかぎ』バンダイビジュアル 1992年11月
  • DVD-BOX 

ジェネオンエンタテインメントにて発売

『花の魔法使いマリーベル DVD-BOX1』 2004年3月 GNBA-1022・1話から25話、教育用フィルム2作品 収録
『花の魔法使いマリーベル DVD-BOX2』 2004年6月 GNBA-1023・26話から50話、劇場版 収録 解説書(24p)同梱
外装BOXイラスト:中嶋敦子
*このDVD化に関し、たのみこむにおいて、ファンによる熱心な全話DVD化 実現化活動がなされている[11]
*いずれも廃盤。ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメントジャパンでは、本商品は検索されない。

スターチャイルド にて発売

『花の魔法使いマリーベル DVD-BOX(初回生産限定)』 2009年12月 KIBA-91688-91696 
*1DOX化は初。マリーベルの絵本に装丁を似せた解説書(32p)添付。初版限定で本多知恵子の直筆サイン色紙が同梱。
外装BOXイラスト:千羽由利子、中ジャケットイラスト:大貫健一
*内容はほぼジェネオン版と同等。教育用フィルム2作品、劇場版も収録されている。ただし本編にはアイキャッチがない。

脚注[編集]

  1. ^ DVD-BOX 2回目 作品解説書より
  2. ^ ケイブンシャの大百科521 『魔法のヒロインひみつ大百科』 ケイブンシャ刊 117頁 
  3. ^ 地球上の50万年前というと原人や旧人の時代という事になるが、そこまでの詳細な説明は本編では行っていない。
  4. ^ ケイブンシャの大百科521 『魔法のヒロインひみつ大百科』119頁。サウンドトラック解説書の自己紹介では一日3回と紹介。
  5. ^ 初期には『きっとできるね!』とクレジットされていた。曲名としては『きっと出来るね!』が正しく、後に修正された。現在のDVDーBOXのオープニングでは、すべて訂正済み版となっている。また、この曲の一部はラジオ番組『栗山英樹ミュージックブルペン』のジングルに使用されたこともある。
  6. ^ 時間の流れかたが地球とは異なるようで、マリーベルの花魔法界での年齢5歳から換算すると、花魔法界で1年過ごすと、人間界では10万年経っていることになる。しかし、ユーリやケンらは何度か花魔法界に行き来しているが、花魔法界にいた時の時間経過分と、人間界に戻ってきたときの経過時間が変わらない描写であるので、花魔法界で1年過ごすには、人間界で言う10万年分の時間が必要であると考えることもできる。このあたりは作品中では全く触れてはいない。
  7. ^ 劇場版のオープニングなど、通常の衣装で空を飛んでいる描写もみられる。
  8. ^ 『夏休みマンガまつり』 1992年6月8日公開 『映画(アニメ)チラシ○×△・・・(まだ仮名w)』個人ブログ より。(上映月は8月の誤り)
  9. ^ 一般社団法人日本映画製作社連盟 映連データベース 「ヒーロー・コミュニケーションズ」、及び同データベース『花の魔法使いマリーベル・フェニックスのかぎ』検索結果。
  10. ^ DVD-BOX 2回目 作品解説書 25頁
  11. ^ 終了リクエスト:花の魔法使いマリーベル全話DVD集

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

テレビ東京 テレビせとうち製作)月曜18:00枠
前番組 番組名 次番組
花の魔法使いマリーベル