アマチュアレスリング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
|
アマチュアレスリング
(Amateur Wrestling)
|
|
|---|---|
| 別名 | アマレス |
| 源流 | パンクラチオン |
| 主要技術 | 投げ・押さえ |
| オリンピック競技 | 有り |
| ・Template:Infobox_武道・武術・ | |
アマチュアレスリングは、格闘技またスポーツの一種である。オリンピックの公式競技ともなっている。
プロレスと区別するため、アマレスと呼ばれることも多いが、競技団体側はその言い方は避け、レスリングと呼ぶようにしている。なお、これはバルセロナオリンピックからプロの参加が認められるようになったことに由来する。アマチュアのレスリング系競技は他にグラップリングなども存在するため、厳格な区別の上で「オリンピックスタイルレスリング(Olympic-style wrestling)」と表現する場合もある。
目次 |
[編集] 2通りのルール
大きく
- グレコローマンスタイル(Greco-Roman style)
と
- フリースタイル(Freestyle)
の2通りのルールがある。
グレコローマンスタイルにおいては、競技者は腰から下を攻防に用いることが出来ない。
一方、フリースタイルにおいては、全身を用いることが出来る。
どちらのスタイルにおいても、ポイント、勝敗の判定に違いはない。なお、現在、女子の公式競技はフリースタイルのみ行われている。
[編集] 共通のルール
2人の競技者が、お互いに素手で組み合い、相手の両肩を1秒以上マットにつけることで勝敗を決する(フォール)。
- フォール以外に、柔道と同じようにポイントで判定になる場合がある。
- 打撃技、関節技、絞め技は禁止されている。
国際ルールでは、総試合時間6分。
- 2分間ずつの3ピリオドで試合を行い、先に2ピリオドを制した選手が勝ち上がる方式である。
[編集] 階級
年齢、体重別に階級を定めて争われる。
- かつてはボクシング同様の階級名が付けられていて、戦後に8階級(フライ級・バンタム級・フェザー級・ライト級・ウェルター級・ミドル級・ライトヘビー級・ヘビー級)となった。
- 1969年からは階級名を数値に改めて10階級としたが、1997年から8階級に、2002年から7階級になる。
- 世界選手権・全日本選手権の階級
- 男子 - 55kg級、60kg級、66kg級、74kg級、84kg級、96kg級、120kg級
- 女子 - 48kg級、51kg級、55kg級、59kg級、63kg級、67kg級、72kg級
- オリンピックでの階級(2004年アテネ大会以降)
- 男子 - 世界選手権等他大会と同じ
- 女子 - 48kg級、55kg級、63kg級、72kg級
[編集] 服装と用具
選手はシングレット(Singlet)と呼ばれるワンピース型のユニフォームとレスリングシューズを着用して試合を行う。止血用の白ハンカチ携行も義務付けられている。義務化されてはいないがマウスピースも装着する。イヤーガードやニーパッドを装着する場合もある。
公式戦で使用するシングレットは青と赤に分かれ、コーナーの色によって決まる。
男子のシングレットはローカット型と規定されていたが、シドニーオリンピックの頃よりハイカットに変わった。
女子の黎明期はTシャツにショートパンツまたはブルマーが主流で、1980年代後半はレオタード(主にユニタード型)が多く、中には水着を着用する場合もあった。このため男子同様のシングレットに統一されたあともレオタードと呼ぶ場合が多かったが、現在は呼称もシングレットに統一されている。
[編集] 自由な参加規程、自由な発想
レスリングはプロや他競技からの参戦の規制はなく、レスリング出身で当時現役プロレスラーの谷津嘉章(ジャパンプロレス所属・日本大学レスリング部OB)が1986年全日本選手権大会(階級フリースタイル重量級)にカムバック参戦して優勝している。また、女子レスリング黎明期には当時大人気だった全日本女子プロレスが練習生や若手選手を大会に派遣し、豊田魔波、井上京子らが優勝を飾っている。最近では、永田克彦(シドニーオリンピック銀メダリスト・アテネオリンピック代表・新日本プロレス所属・日本体育大学レスリング部OB)が2002年度全日本選手権大会(グレコローマン中量級)において警視庁時代4連勝、新日本プロレス所属・2連勝計6連勝(2001年体重階級区分「中量級等」が改変されたを含む)の成績を残し優勝している。また、K-1を統括するFEGに所属する田中章仁も専修大学時代より全日本選手権最重量級7連覇を記録している。
- それに比べると日本柔道、大相撲、ボクシングは、他のプロ興行への規制は厳しく、現実的には引退して出場することになる。
なお、この自由化は特に日本が他国に先んじて進めた。
- そのため、オリンピックでのプロ解禁は柔道と同じ1992年のバルセロナオリンピックからとなった。制度施行が国内より遅れた。
[編集] 関連項目
|
|
||
|---|---|---|
| \ | 現代武道 | 古流武術 |
| 徒手・組み手術 | 柔道 | 相撲 | 空手道 | 合気道 | 躰道 | 高専柔道 | 日本拳法 | 少林寺拳法 | 柔術 | 忍術 | 相撲 | 琉球空手 |
| 武器術 | 剣道 | 弓道 | 居合道 | なぎなた | 杖道 | 銃剣道 | 弓術 | 馬術 | 槍術 | 剣術 | 抜刀術 | 居合術 | 薙刀術 | 手裏剣術 | 棒術 | 杖術 | 鎖鎌術 | 含針術 | 忍術 | 砲術 |
| 伝統・儀式 | 流鏑馬 | 笠懸 | 犬追物 | 騎射三物 | |
| 世界 | 武術太極拳 | 散打 | 截拳道 | ハプキドー | テコンドー | ブラジリアン柔術 | フェンシング | ボクシング | キックボクシング | シュートボクシング | レスリング | アマチュアレスリング | グラップリング | 中国武術 | ラウェイ | ムエタイ | テッキョン | カポエイラ | サバット | グリマ | サンボ | シュアイジャオ | シルム | ヤールギュレシ | クシュティ | エスクリマ | フェンシング | パンクラチオン | カラリパヤット | シラット |
| 警察・軍隊 | 近接格闘術 | 逮捕術 | 自衛隊格闘術 | 自衛隊逮捕術 | フェアバーン・システム | クラヴ・マガ | システマ | 特攻武術 | 銃剣術 | 十手術 | 捕手術 | 捕縄術 | もじり術 |



