グラップリング
グラップリング(英:grappling)は、格闘技の用語の一つであり、俗に寝技全般を指す場合と、特定の競技名をさす場合とがある。
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競技名としてのグラップリング [編集]
レスリングの世界組織である国際レスリング連盟 (FILA) が、「グラップリング」という新しい競技を作り上げた。総合格闘技から立ち技を省いたようなものであり、関節技もその多くが有効である(柔道で認められるような関節技は有効)。ただし、ヒールホールドなど一部の危険な技は禁止されている。
ギ(Gi、着衣総合格闘技、「柔術着(ギ)」を着るルール)とノーギ(No-Gi、「柔術着(ギ)」を着ないルール)の二種類ある。ノーギの場合でも上半身にラッシュガードと呼ばれる擦り傷防止や滑り止めを目的としたシャツを着用する。
2010年3月27日 - 28日にポーランド・クラクフで行われたFILA主催の第3回世界グラップリング選手権では、日本代表選手タカ・クノウがギとノーギのそれぞれ90kg級に出場し、ギで優勝し金メダルを獲得した。この競技で日本選手として初の世界チャンピオンである。
久能は、2010年8月 - 9月、中国・北京、オリンピックの下部大会である第1回スポーツアコードワールドコンバットゲームズ(ワールドゲームズの格闘技版)に日本代表として参戦している。
一般的なグラップリング [編集]
寝技全般、すなわち組み技と関節技で闘う競技の総称である。打撃技は一切禁止。フリースタイルレスリングにサブミッションを加えたもの(サブミッションレスリング (submission wrestling) とほぼ同義)、打撃の無い総合格闘技、ブラジリアン柔術の亜流ともいえる。
グラップリングで強ければ総合格闘技でも強く、総合格闘技の強者はグラップリングも強い、というのは大まかには当てはまるが、個別にみるとなかなか難しい。打撃技、そしてその防禦の実力はグラップリングのそれとはまったく別のものだからだ。とりわけ、身体的に特殊な状況[1]では、動体視力を必要とする打撃技が不可能であり、彼らはグラップリングに専念することのみで格闘家足りえる。また、各選手の技術進歩競争により、近年の大会では、グラップリングのみに専念する選手が上位を占め、他競技との掛け持ちをしている選手は勝てなくなりつつある。
概要 [編集]
大会の主催者により微妙にルールが異なることが多い。一般には一本勝ちとポイント制を併用し、関節技・絞め技による決着、またはテイクダウン・ポジショニング・パスガード・リヴァーサルなどに与えられるポイントによる決着、同ポイントなら判定による決着を特徴とする。
エディ・ブラボーは柔術家でありながらノーギの先進性を度々主張しており、ジャン・ジャック・マチャドらギを重視する柔術家と見解を異にしている。
アメリカ合衆国留学中にブラジリアン柔術に魅せられたアラブ首長国連邦アブダビのシェイク・タハヌーン・ビン・ザイード王子がポケットマネーで開催する「世界サブミッションレスリング選手権(通称アブダビコンバット・ADCC)」がグラップリングの世界最高峰の大会として知られる。日本の総合格闘家菊田早苗は2001年のADCC88kg未満級で優勝しており、日本におけるグラップリングの第一人者とされている。
大会 [編集]
ここでは主要なグラップリングの大会の一覧を掲載する。
世界選手権 [編集]
上記の世界グラップリング選手権は割愛
日本選手権 [編集]
- ADCC サブミッション・ファイティング世界選手権大会 JAPAN TRIAL(日本ADCCサブミッションファイティング協会主催)
- ADCC JAPAN CUP(日本ADCCサブミッションファイティング協会主催)
- ADCC全日本選手権(日本ADCCサブミッションファイティング協会主催)
- 全日本サブミッションアーツレスリング選手権大会(日本サブミッションアーツレスリング連盟主催)
プロ [編集]
いくつかのプロ総合格闘技団体においてグラップリングルールの試合が行われている。
日本でグラップリングルールを採用しているプロ団体は以下の通りである。
- ブラジリアン柔術 - 日本ブラジリアン柔術連盟の中核を担うIF-PROJECT主催のプロ大会「GI」(ギ)
以下の団体は総合格闘技ルールの試合を行う傍ら、別個にグラップリングルールの試合を開催している。
- プロフェッショナル修斗 - 修斗グラップリング [1]
- CAGE FORCE
- DEEP X - Xがつくとグラップリングの試合となる。
- パンクラス - キャッチレスリング
- ZST - グラップリング大会は「G」を頭文字とした大会名を使用する。
- JEWELS
- スマックガール - SGGルール
脚注 [編集]
- ^ 眼の失明、眼底剥離など
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