シルム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
| シルム | |
|---|---|
| 各種表記 | |
| ハングル: | 씨름 |
| 漢字: | 種競 |
| 片仮名: (現地語読み仮名) |
シルム |
| ローマ字転写: | Ssireum |
シルムは朝鮮半島の格闘技。「元々の語源は、『シ』が漢字で『種』、『ルム』は『競う』で、『男子達が競う』という意味から来ている」、とする説がある[1]。二人の壮士(チャンサ:シルムにおける競技者の呼び名)が、組合った状態から投げを打ち合って勝敗を競う。
日本では大相撲にたとえられ朝鮮相撲、韓国相撲とも呼ばれることがあるが、韓国におけるシルム人気は日本における大相撲のそれに遠く及ばない。プロリーグも存在するものの、実態は企業チームであり、2004年にはそのうちの1チームが撤退し、リーグの存続が危ぶまれている。
なお、「シルム」は韓国においても日本の「相撲」同様一般名詞としても使われ、相撲は「日本シルム」のように呼ばれる。
目次 |
[編集] 歴史
- 朝鮮半島の最古の歴史書である『三国史記』『三国遺事』や『高麗史』『高麗史堤綱』『高麗史節要』『朝鮮王朝実録』の原文には、シルムに関する記載が無いので、シルムの漢字表記や歴史の詳細は不明だが、チャンサの技や組み方から見て、ブフ(モンゴル相撲)やバリス(満州相撲)と相似性がある。
[編集] 日本相撲との関係
- 起源を同じくするという説と、別々に発生したものだという説がある。
- 日韓併合時代に日本の相撲が奨励されたため、現在でも韓国のシルム関係者の中には日本相撲に対してやや悪い感情が残っている面もあるとされる。
- 日本ではシルムそのものが余り知られていない状況であり、日本の大相撲の力士で元は韓国のチャンサ出身者が極少数に留まっている。
[編集] ルール
[編集] 日韓併合時代まで
服装は普段着で行われ、競技場は無く、平らな広場(日韓併合時代には、安全のためにゴザを引いていた)で行われていた。審判もいなかった。(これらは日本江戸時代以前の遊戯としての相撲と同様である。)
[編集] 現代競技
韓国では上半身裸に半ズボン及び専用パンツ、北朝鮮では上半身Tシャツに半ズボンを着用し、腰と右大腿部に「サッパ」(李氏朝鮮及び日韓併合時代は無く、新規に設けられた)と呼ばれる紐を腰に巻きつける。
試合は等級(重量別)に別けられ、それぞれ優勝者が決められる。
競技場は、円形の砂場(25~30cm深さの砂で、李氏朝鮮及び日韓併合時代には無かった)であり、その中で試合を行う。
競技時間は5分間、3本勝負。
お互いに相手のサッパを持ち、肩と背が真っ直ぐな状態で組み合い、双方に不利が無いとされる状況から始まる。競技場の外へ出しても勝ちにはならないので、押し出しや寄り切り、突っ張り等は無い。相手の膝から上を地につけることで勝利とし、審判は、判定にホイッスルを使用する。
予選を通過し、その中を勝ち残った選手によって行われる決勝戦は5本勝負で行われる。 優勝者は金の雄牛を授与され、担ぎ手に支えられた台座に乗った状態で競技場を一周する。 試合終了後はチームの選手達がそれぞれ土俵外縁に並び、観客に向かって礼をする。
- 現在、シルムの名称をビーチベルトレスリングに改名しようとする動きが韓国にある。
[編集] プロチーム(韓国)
- 1982年にプロのシルムが始まる。
- 現代コッキリ(현대 코끼리)
- 現在においてはプロのシルムは廃退している。
[編集] 等級(韓国プロリーグ)
韓国プロリーグでは3つの等級があった。
[編集] 選手
- 崔洪万 - 所属チーム解散により、2005年にK-1転向した。
- 春日王(金成澤) - 仁荷大学校在学中に大統領旗統一壮士大会無差別級で優勝後、中退して大相撲入り。
- 姜鎬童 - 元横綱で現在はコメディアン兼MC。NEW XmanなどにMCとして出演している。
[編集] 投げ技
投げ技の例
- 手技
- アプムルプチギ
- トィムルプチギ
- ヨプムルプチギ
- コックトィジプキ
- オグンタンギ
- トゥンチェギ
- 足技
- ホミコリ
- ピッチャンコリ
- 腰技
- ペジギ
- トゥルペチギ
- ウェンティジプキ:左水車落とし
- チェンミョンティジプキ
- 連続技
- パッタリフリギ、アンタリコルギ
- ペジギ、ティジプキ
[編集] 関連先
[編集] 外部リンク
- 韓国シルム連盟
- 着衣時代のシルムの大会写真
- 現在のシルム
- 2005年韓国シルム日本大会公式ホームページ
- 〈朝鮮歴史民俗の旅〉シルム(1)
- 〈朝鮮歴史民俗の旅〉シルム(2)
- 韓日のすもう競技を通じてみられる文化の違い
- シルム「五輪種目に挑戦」中央日報 2009.05.09
[編集] 参考文献
- 『格闘技 技の大事典』ベースボール・マガジン社 2006年 ISBN 4-583-03930-1
|
|
||
|---|---|---|
| \ | 現代武道 | 古流武術 |
| 徒手・組み手術 | 柔道 | 相撲 | 空手道 | 合気道 | 躰道 | 高専柔道 | 日本拳法 | 少林寺拳法 | 柔術 | 忍術 | 相撲 | 琉球空手 |
| 武器術 | 剣道 | 弓道 | 居合道 | なぎなた | 杖道 | 銃剣道 | 弓術 | 馬術 | 槍術 | 剣術 | 抜刀術 | 居合術 | 薙刀術 | 手裏剣術 | 棒術 | 杖術 | 鎖鎌術 | 含針術 | 忍術 | 砲術 |
| 伝統・儀式 | 流鏑馬 | 笠懸 | 犬追物 | 騎射三物 | |
| 世界 | 武術太極拳 | 散打 | 截拳道 | ハプキドー | テコンドー | ブラジリアン柔術 | フェンシング | ボクシング | キックボクシング | シュートボクシング | レスリング | アマチュアレスリング | グラップリング | 中国武術 | ラウェイ | ムエタイ | テッキョン | カポエイラ | サバット | グリマ | サンボ | シュアイジャオ | シルム | ヤールギュレシ | クシュティ | エスクリマ | フェンシング | パンクラチオン | カラリパヤット | シラット |
| 警察・軍隊 | 近接格闘術 | 逮捕術 | 自衛隊格闘術 | 自衛隊逮捕術 | フェアバーン・システム | クラヴ・マガ | システマ | 特攻武術 | 銃剣術 | 十手術 | 捕手術 | 捕縄術 | もじり術 |
| この「シルム」は、相撲に関連した書きかけ項目です。記事を加筆・訂正してくださる協力者を求めています(PJ相撲)。 |

