東京創元社

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株式会社東京創元社
Tokyo Sogensha Co., Ltd.
種類 株式会社
本社所在地 162-0814
東京都新宿区新小川町1番5号
設立 1954年7月16日
業種 出版業
代表者 長谷川晋一(社長)
従業員数 37名(2014年1月現在)
外部リンク http://www.tsogen.co.jp/
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株式会社 東京創元社(とうきょうそうげんしゃ)は、日本の出版社である。

概要[編集]

1925年に矢部良策が大阪に創元社を設立し、東京支社も併設した。1948年に創元社(同名別会社)として独立。1954年に改組し、東京創元社を創立。現在の社名は、当時の屋号、創元社東京支社にちなむ。

吉田満戦艦大和ノ最期』(1952)、谷川俊太郎『二十億光年の孤独』(1952)、田村隆一『四千の日と夜』(1956)などを刊行したことでも知られる。

現在では翻訳推理小説、翻訳SFの老舗出版社として知られ、多くの叢書を送り出している。特に創元推理文庫はミステリ専門の文庫としてはわが国の草分けであり(1980年代までは海外作品専門)、古典的名作から最新話題作まで、多数の作品を紹介し続けている。当初はジャンル別にマーク分けされていたが、そのひとつであったSF部門(のち創元SF文庫)も充実している。

1984年10月には文庫では初めての国内ミステリとして「日本探偵小説全集」第1回配本『江戸川乱歩集』を刊行。単行本では1988年5月に初の書き下ろしミステリ『五つの棺』(折原一)を刊行し、以来国内推理小説の新人作家・旧作の発掘に力を入れている。1990年から鮎川哲也賞1994年から創元推理短編賞(現在のミステリーズ!新人賞)を主催し、芦辺拓加納朋子近藤史恵愛川晶北森鴻大倉崇裕加藤実秋梓崎優美輪和音らを発掘。

また2007年より国内SFの旧作の刊行を始め、2009年からは新たな日本SFの書き手を発掘する創元SF短編賞を主催している。

創立60周年[編集]

1954年に東京創元社が創立してから2014年で60周年を迎えた[1]。それに先がけて、60周年記念キャラクターが2013年10月に誕生した。キャラクターデザインイラストレーターの加藤木麻莉。キャラクター設定は、黒毛に青い目のの子猫で、であるがウサギのふりをしている。2013年10月4日から11月4日を募集期間としてキャラクター名が公募され、11月15日に「くらり」に決まった。これは東京創元社の「創」の字を「倉+刂」と分解して読んだものとされる[2][3]

沿革[編集]

出版物[編集]

発行中の文芸誌
  • ミステリーズ!(2003年- )
  • 創元推理コーナー(文庫の付録として不定期に刊行)
刊行中の文庫

製本工程において天(本の上部)の部分のみ化粧裁ちしない「天アンカット」を採用している。

刊行中の叢書
発行していた文芸誌・ムック
刊行していた文庫
  • イエローブックス
  • 創元ノヴェルズ
  • 創元コンテンポラリ
刊行した叢書

新人発掘[編集]

主催する新人文学賞
主催していた新人文学賞

主な編集者[編集]

  • 厚木淳 - 翻訳家、創元推理文庫編集長。元・取締役編集部長。
  • 戸川安宣 - 元・編集長・社長・会長。退任後、特別編集顧問、相談役を経て、現在は顧問。ミステリ専門書店「TRICK+TRAP」店主。1990年代の「新本格ミステリ」ブームの功労者として、本格ミステリ大賞特別賞を宇山秀雄とともに受賞。
  • 新藤克己 - SF、ゲームブック担当。
  • 長谷川晋一 - ホラー、幻想文学担当。現社長。かつては「長谷川並一」名義で漫画執筆、著作活動も。
  • 井垣真理 - 海外文学、ミステリ他担当。
  • 小浜徹也 - SF担当。
  • 隆慶一郎 - 創元社時代

脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]