コーエー
提供: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
| 種類 | 株式会社 | |||
|---|---|---|---|---|
| 市場情報 |
|
|||
| 略称 | コーエー | |||
| 本社所在地 | 〒223-8503 神奈川県横浜市港北区箕輪町一丁目18番12号 |
|||
| 電話番号 | 045-561-6888(大代表) | |||
| 設立 | 1978年(昭和53年)7月25日 | |||
| 業種 | 情報・通信業 | |||
| 事業内容 | パーソナルコンピュータ・家庭用ビデオゲーム機用ソフトウェアの企画・開発・販売 書籍およびCDの企画・制作・販売 |
|||
| 代表者 | 伊従 勝(代表取締役 執行役員会長CEO) | |||
| 資本金 | 90億9,081万円(2008年3月31日現在) | |||
| 売上高 | 連結:291億12百万円 単独:208億64百万円 (2008年3月期) |
|||
| 総資産 | 連結:645億82百万円 単独:598億54百万円 (2008年3月31日現在) |
|||
| 従業員数 | 連結:1,191名 単独:798名 (2008年3月31日現在) |
|||
| 決算期 | 3月31日 | |||
| 主要株主 | コーエーテクモホールディングス 100% | |||
| 主要子会社 | (株)コーエーネット 100% (株)エルゴソフト 100% |
|||
| 関係する人物 | 襟川陽一(ファウンダー取締役最高顧問) | |||
| 外部リンク | www.koei.co.jp | |||
株式会社コーエー(Koei Co., Ltd.)は、パソコンのゲームソフト・開発ツールおよび家庭用ゲーム機用のゲームソフト・関連書籍制作会社である。旧社名および現在の登記上の社名は光栄。1978年(昭和53年)7月25日、栃木県足利市に設立。現在の本社は横浜市港北区箕輪町にある。
なお、ゲーム関連書籍については、タイトルは自社・他社を問わず出版している。
目次 |
[編集] 概要
売り上げ不振でPCゲーム市場から撤退するメーカーが多い中、数少ない国産非アダルトPCゲームメーカーとして20年以上もPC向けに歴史シミュレーションゲームを出し続けている。また、かつてはアダルトゲームの先駆けメーカーでもあった。
[編集] 歴史
当初は襟川陽一が家業を継ぐ形で染料問屋創業。その後、当時の学生ベンチャーで流行していたレコードレンタルなど異業種に進出。この当時のアルバイト店員に後のスクウェア社長・鈴木尚がいる。
妻から誕生日プレゼントとしてマイコンのMZ-80Kをプレゼントされたことがきっかけで、パソコン黎明期の1980年、コンピュータゲームソフト制作に参入し、そのまま業種を転換した。
1981年発売のパソコン用シミュレーションゲーム『川中島の合戦』以来、そのジャンルを中心に制作してきたが、1997年のプレイステーション用対戦格闘ゲーム『三國無双』を皮切りに、現在はアクションゲームの製作にも力を入れている。
比較的硬派なイメージのある光栄ではあるが、1982年に日本で始めてアダルトソフトを販売したのも光栄である。 ( 当時は光栄マイコンシステム 作品名 「 ナイトライフ 」 ) アダルトゲームにも関わらず、あらゆる項目 ( 男性器の角度まで )にステータスが振られており 後の歴史シミュレーション大御所となる片鱗を垣間見せている。 「 オランダ妻は電気ウナギの夢を見るか? 」 「 団地妻の誘惑 」などは、ある意味伝説となっている。
『信長の野望シリーズ』と『三國志シリーズ』を主力に、「歴史シミュレーションゲーム」というジャンルを定着させ、『真・三國無双』以降には、それまでシミュレーションが苦手なユーザーをも取り込んでいる。また1995年には、ファーイースト・アミューズメント・リサーチがデザインした三國志演技も発売し、RPGファンにも認知される事となる。
長らく主力製品だった『信長の野望』『三國志』シリーズを初めとして、全般的に製品価格がは他社よりも高価だった。これは、情報収集料のためと説明されている。Windows95移行後は、作品の販売価格の低価格化や、旧作の廉価販売を行っている。
また、1994年に発表された恋愛シミュレーションゲーム、『アンジェリーク』は業界初の女性による女性ユーザーのための恋愛育成シミュレーションゲームである。『アンジェリーク』以降、他社でも同様の作品を制作するようになり、現在では女性向け恋愛シミュレーションゲームはジャンルとして確立している。
2000年代に入ってからは戦国時代・三国志以外を取り上げた歴史シミュレーション作品の発表が皆無となっている(2005年に大航海時代Onlineという作品が出たが、純粋な大航海時代シリーズの新作ではなくMMORPGである)。
さらに、従来は1~2年置きに出されていた『信長の野望』『三國志』シリーズも、『信長の野望』は2005年、『三國志』は2006年を最後に、純粋な新作は出ていない(パワーアップキットや移植作などを除く)。『信長の野望』は2009年4月30日、4年ぶりに続編を発表した。
コーエー製ゲームに出演する声優は、青二プロダクション所属の声優が比較的多い。『金色のコルダ』のアニメでは青二プロが音響製作としてクレジットされている。
2008年9月4日に、同業中堅のテクモとの経営統合の協議を開始したと公表。同年11月18日に統合契約書を締結し、2009年4月1日付で共同持株会社「コーエーテクモホールディングス株式会社」を設立する。
[編集] 製品の特徴
特徴の一つとして、90年代後半から『- パワーアップキット』という、既リリースソフトの機能強化・フォローするソフトウェアの販売スタイルが挙げられる。これは主としてデータ編集や拡張、コンピュータの思考ロジック改善等を行えるもので、通常の単体販売の他、最初から本体(元のソフト)とのセットになった『- withパワーアップキット』というパッケージ形態で販売されている。
一時期(『ウイニングポスト7』から『真・三國無双3ハイパー』までの間)海賊版の対策として、ネットワーク認証システムをパソコンゲームソフトに導入した。しかし、常にインターネット接続をしていなければゲームをプレイすることが出来ないという仕様となっており、『信長の野望・革新』以降、このシステムはほとんどの作品で廃止された。その後、新たにネット接続により別ユーザーの行動などを統計・公開する「NetJoy」システムが導入された。
海賊版及び中古品への対策から同メーカーから発売されている「各ソフト毎」での「シリアルナンバーとユーザー登録(個人情報登録)」を済ませていない場合、一般的なソフトメーカーのサービスの一環であるアップデートプログラム(バグ修正パッチ等)のダウンロード等も行えない。なお、シリアルナンバーはソフトウェアに固有である。
[編集] GAMECITY
コーエーのゲーム情報サイトであるGAMECITYで提供されるサービスを利用するためにはGAMECITY市民登録が必要となることがある。具体的にはシリアルによるオンラインユーザー登録時やコーエーファンクラブへの入会時、オンラインショッピング(コーエー作品以外も一部扱っている)の利用、オンラインゲームのアカウント作成時などに必要となる。
なお、コーエーの「公式」サイトはkoei.co.jpで、以前はゲーム情報もこちらに掲載されていたが、現在はサポート情報など一部を除きGAMECITYに掲載されている。
2007年12月、ライトノベル系文庫レーベル・GAMECITY文庫を創刊した。
[編集] ユーザー層
ほぼシミュレーションゲームの専門メーカーだった頃はそのジャンルの特色のため、いわゆるヘビーユーザーがメインの購入者層と言えた。近年は女性向け恋愛もの『ネオロマンス』シリーズや、アクションゲーム『真・三國無双』シリーズなどの新機軸を打ち出して、新しいユーザー層を獲得している。
[編集] 社名
[編集] 変遷
光栄マイコンシステム(KOEY)(設立当初-1984年)→光栄(KOEI)(1984年-2000年のCI導入まで)→コーエー(koei)(CI導入後-)。なお、会社登記上は2009年現在も「光栄」であり、書籍の奥付などでは「光栄」の表記が2009年現在も使われている。
[編集] 由来
「光り栄える会社に」という願いをこめて名づけられた。また、偶然か意図的かわからないが、「KOEI」を並び替えると創業者である襟川陽一の出身校である「KEIO」(慶應義塾大学)となる。ちなみに本社ビルは母校から徒歩5分の位置にある。
なお、アルファベット表記については当初は「KOEY」だったが、外国人には「コーイー」としか読めないという指摘を受けたために「KOEI」に改めた。その後小文字表記で「koei」となった。
[編集] ロゴ
ゲーム開始画面などで現れるコーエーのロゴの特徴を示す。
- 初代
- 黒い画面にKOEI等と赤い文字で記されている。
- 2代目
- 初代同様の黒い画面だが、音楽とともに現れ一瞬光る。
- 3代目
- CI導入後のロゴで、2代目までとは異なり白い背景に黒い文字で小さな丸が移動して「Koei」となる。音楽も2代目と違ってライトなものになっている。
[編集] サウンドウェア
「信長の野望・戦国群雄伝」からしばらくの間、「with サウンドウェア」と称して、ゲーム中の音楽をアレンジしたオーディオCDを付属させた限定版も通常版と並んで販売された。PC版「with サウンドウェア」バージョンは、通常版よりも2週間程度先行して発売され、早く手に入れたい人は通常版よりも価格がやや高いのを承知でこちらを選んでいた。ゲーム機版は先行発売などはなく、サウンドウェア付きはレアな存在である。
サウンドウェアのCDは、レコード店で単体発売もされていたが、PCのサウンド機能向上とともに媒体がCD-ROMへ移行して、CD-DAでBGMを入れてしまうようになってくると、サウンドウェアという展開はフェードアウトしてしまった。それでもCD-ROM初期はサウンドウェアのBGMをCD-DAで収録し、そのCD-ROMディスクそのものをサウンドウェアとして扱い、サウンドウェア版のみの展開をしていた機種もあったが、そういった機種もゲームの大容量化に伴い次第にWMA形式や独自形式などに移行した。
[編集] その他
- 以前、社内関係者が社内LANからMMOゲーム評価サイトに接続して投票するという不正行為をしたことが発覚し問題となり、後に公式ホームページでの謝罪文が掲載された。
- 声優の塩沢兼人が急逝した直後、通夜の前にもかかわらず「追悼セール」と称して塩沢が出演したゲームやドラマCDのセット販売を行い、不謹慎との批判を受けた。
[編集] 関連企業
なお、旧コーエークレジット(幸福銀行グループ、現:新生フィナンシャル(レイク))とは、何の関係もない。
[編集] 2009年現在発売中のゲーム作品
発売中の作品は、コーエー定番シリーズとして復刻された作品を含む。
[編集] 歴史シミュレーション
- 上記3シリーズを総称して「歴史三部作」という呼称が用いられ、いずれのシリーズも続編が製作され続けたが、そのうち「蒼き狼と白き牝鹿シリーズ」は1998年の4作目以降続編が製作されておらず、以後「歴史三部作」の呼称も用いられなくなっている。
[編集] REKOEITION(リコエイション)
このシリーズの初作は「維新の嵐」である。シミュレーションゲームとロールプレイングゲームの中間のような、それまでのゲームとは違ったシステムだったために、企業名を冠したこの造語が用いられた。正確には「リ・コエイション」である。
[編集] 第二次世界大戦
[編集] イマジネーションゲーム
[編集] RPG
[編集] シミュレーションRPG
[編集] レースアクションRPG
[編集] 英傑伝シリーズ
もともとはリコエイションゲームとして発売されたが、後に独立シリーズとなった。
- 三國志英傑伝
- 三国志英傑伝外伝
- 毛利元就 誓いの三矢
- 織田信長伝
[編集] 戦略シミュレーション
- 決戦シリーズ
- 三國志戦記シリーズ
- 凱歌の号砲(開発元はPS2版含めCyc (ブランド))
[編集] アクションゲーム
- 無双シリーズ
- 鋼鉄の咆哮シリーズ(開発はマイクロキャビン)
- 紅の海シリーズ
- BLADE STORM 百年戦争
[編集] ビジネスシミュレーション
[編集] テーブルゲーム
[編集] 競馬
[編集] 恋愛シミュレーション
[編集] 女性向け
[編集] オンラインゲーム
[編集] 過去発売していたゲーム作品
[編集] 歴史シミュレーション
- シミュレーションウォーゲーム 川中島の合戦
- 独立戦争 Liberty or Death
[編集] REKOEITION(リコエイション)
- 神々の大地 古事記外伝
- プロジェネター
[編集] イマジネーションゲーム
- ケルトの聖戦
[編集] アダルト
日本初のアダルトゲームを発売したのはコーエーである。
- ナイトライフ
- ストロベリーポルノシリーズ
- 団地妻の誘惑
- オランダ妻は電気ウナギの夢を見るか?
- マイ・ロリータ
[編集] 戦略シミュレーション
- SFシミュレーションゲーム 銀河戦略
- GOTHA イスマイリア戦役
- GOTHA II 天空の騎士
[編集] RPG
- ダンジョン
- タイムエンパイア
- もんすたあ★レース
[編集] 第二次世界大戦
[編集] アドベンチャー
[編集] アクションゲーム
[編集] ビジネスシミュレーション
- シミュレーションゲーム 投資ゲーム
- トップマネジメント
- リーディングカンパニー
[編集] テーブルゲーム
[編集] スポーツ
[編集] アーティスト人生シミュレーション
- ライフ・イズ・ミュージック
- バンドくん
[編集] 恋愛シミュレーション
[編集] 男性向け
[編集] 特殊もの
- スーパードッグワールド
- デルフォイの神託
- EMIT
- 英語学習ノベルソフト。書き下ろしシナリオ原案赤川次郎、作画いのまたむつみ 、音楽小室哲哉、主題歌篠原涼子、ヒロイン役声優林原めぐみ(日本語音声部分)と製作陣が豪華だった。1995年に日本ソフトウェア大賞の読売新聞社賞を受賞している。
- FM TOWNSを最初にPC、プレイステーション、セガサターン、スーパーファミコン、3DOでリリースされた。CD-ROMを持たないスーパーファミコン版は別にオーディオCDプレイヤーを用意し、スーパーファミコンから制御させて音声の出力を行う必要があった。タイトルのEMITは「TIME」の綴りをひっくり返したもの。