コーエー
本社ビル(1991年-1997年)
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| 種類 | 株式会社 | |||
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| 市場情報 |
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| 略称 | コーエー | |||
| 本社所在地 | 〒223-0051 神奈川県横浜市港北区箕輪町一丁目18番12号 |
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| 設立 | 1978年7月25日 | |||
| 業種 | 情報・通信業 | |||
| 事業内容 | パーソナルコンピュータ・家庭用ビデオゲーム機用ソフトウェアの企画・開発・販売、書籍及びCDの企画・制作・販売 | |||
| 資本金 | 9,090百万円 | |||
| 発行済株式総数 | 68,571,624株 | |||
| 売上高 | 単独:20,195百万円(2009年3月期) | |||
| 営業利益 | 単独:4,161百万円(2009年3月期) | |||
| 純利益 | 単独:1,123百万円(2009年3月期) | |||
| 純資産 | 単独:48,823百万円(2009年3月期) | |||
| 総資産 | 単独:53,197百万円(2009年3月期) | |||
| 決算期 | 3月31日 | |||
| 主要株主 | コーエーテクモホールディングス 100% | |||
| 関係する人物 | 襟川陽一(創業者) | |||
| 外部リンク | www.koei.co.jp | |||
| 特記事項:特記ある場合以外は2009年9月30日時点の情報[1]。 | ||||
株式会社コーエー(Koei Co., Ltd.)は、かつて存在したパソコンゲーム・開発ツールおよび家庭用ゲーム機用のゲームソフト開発会社である。光栄・KOEIのブランド名でも知られる。1978年創業。2010年に同業種のテクモと合併。
元々は染料および工業薬品の問屋であったが、1980年に創業者の襟川陽一がゲーム開発に興味を示し業種転換した。2009年4月にテクモと経営統合を行い、コーエーテクモホールディングスを設立、2010年4月にテクモを吸収合併しコーエーテクモゲームスに商号変更した。合併時に開発部門が(新)コーエーに分離されたが、2011年に再統合された。
1983年4月に発売された『信長の野望』はその後シリーズ化され、同社の代表作となった。以後『三國志』シリーズなどを加え、「歴史シミュレーション」というジャンルを確立した。売り上げ不振でPCゲーム市場から撤退するメーカーが多いなか、数少ない国産非アダルトPCゲームメーカーとして、25年以上にわたりPC向けに歴史シミュレーションゲームを提供し続けている。
1994年9月には日本初となる女性向け恋愛シミュレーションゲーム『アンジェリーク』を発売。そのほか3Dアクション『無双シリーズ』やMMORPGの開発も手がける。なお、日本で初めてアダルトゲームを制作したメーカーでもある。
テクモと合併後の事績については「コーエーテクモゲームス」を、コーエーテクモグループについては「コーエーテクモホールディングス」を参照
[編集] 社名
「光り栄える会社に」という願いをこめて名づけられた。なおアルファベット表記は当初「KOEY」だったが、外国人には「コーイー」としか読めないという指摘を受け「KOEI」に改めた。
[編集] 変遷
光栄マイコンシステム(KOEY)(設立〜1984年) → 光栄(KOEI)(1984〜98年) → コーエー(koei)(1998年9月CI実施)。
[編集] ロゴ
ゲーム開始画面などで現れるコーエーのロゴの特徴を示す。
- 初代
- 黒い画面に「KOEI」と赤い文字で記されている。
- 2代目
- 初代同様の黒い画面だが、音楽とともに現れ一瞬光る。
- 3代目
- CI導入後のロゴで、2代目までとは異なり白い背景に黒い文字で小さな丸が移動して「koei」となる。音楽も2代目と違ってライトなものになっている。
[編集] 沿革
1978年7月、襟川陽一が前年倒産に陥った家業を継ぐ形で栃木県足利市に染料および工業薬品問屋として創業。襟川27歳の時であった[2]。その後、当時の学生ベンチャーで流行していたレコードレンタルなど異業種に進出。当時のアルバイト店員に後のスクウェア社長・鈴木尚がいる。
1980年10月、誕生日に妻からシャープ製パソコン・MZ-80Kをプレゼントされたことがきっかけで、襟川はパソコンに没頭。同年12月よりパソコン販売および業務用特注ソフトの開発を開始し、そのままゲームソフト制作に業種転換した。経営は専務である妻と二人三脚で行った[3]。
1981年10月、光栄マイコンシステムの第1作『シミュレーションウォーゲーム 川中島の合戦』を発売(メディアはカセットテープだった)。同時発売の『投資ゲーム』のほか、『地底探検』『コンバット』『ノルマンディー上陸作戦』の各作品が発売され、これら5作品はそのパッケージのデザインから「光栄の垢箱シリーズ」と呼ばれ人気を博した[4]。またこの頃はビジネスソフトやアダルトゲームも手がけていた[5]。
1983年4月、『信長の野望』を発売。1985年7月には『蒼き狼と白き牝鹿』が、同年12月には『三國志』が発売され、これら3作品を中心に「歴史シミュレーション」というジャンルを定着させた。
1988年4月より出版事業を開始、自社製ゲームのガイドブックを始め、小説やコミック、歴史や競馬などに関する雑学書籍などを発行している(2010年4月の再編で現在はコーエーテクモゲームスの出版部門となっている)。なお、2007年12月にライトノベル系文庫レーベル・GAMECITY文庫を創刊した。女性向けの作品が多い。
1994年9月、業界初の女性による女性ユーザーのための恋愛シミュレーションゲーム『アンジェリーク』を発売。以後他社でも同様の作品を制作するようになり、「女性向け恋愛シミュレーション」はジャンルとして確立した。
このようにシミュレーションゲームを中心に制作してきたが、1997年2月に対戦型格闘ゲーム『三國無双』を発売し新たなユーザー層を取り込んだ。逆に、2000年以降は日本の戦国時代・中国の三国時代以外を取り上げた歴史シミュレーション作品の発表が皆無となっている(2005年に『大航海時代Online』が発売されているが、同作はMMORPGである)。さらに、従来は1-2年おきに新作がリリースされてきた『信長の野望』『三國志』シリーズも、近年は発売間隔が長くなっている。
2008年9月4日に同業中堅のテクモと経営統合の協議を開始したと公表。同年11月18日に統合契約書を締結し、2009年4月1日付で共同持株会社・コーエーテクモホールディングスを設立。
2010年4月1日にコーエーがテクモを吸収合併し、開発統括会社コーエーテクモゲームスが発足。開発部門は(新)コーエー、(新)テクモに分離されたが、2011年4月に再統合された。
[編集] 製品の特徴
- 価格
- 『信長の野望』『三國志』シリーズをはじめとして、全般的に製品価格が他社よりも高価だった。これは、情報収集料のためと説明されている。Windows95移行後は、販売価格の低価格化や旧作の廉価販売を行っている。
- サウンドウェア
- 『信長の野望・戦国群雄伝』(1988年12月発売)からしばらくの間、「with サウンドウェア」と称して、ゲーム音楽をアレンジしたオーディオCDが付属する限定版が販売された。PC版「with サウンドウェア」バージョンは、通常版よりも2週間程度先行して発売され、早く手に入れたい人は通常版よりも価格がやや高いのを承知でこちらを選んでいた。なおコンシューマ版は先行発売などはなく、サウンドウェア付きは希少である。
- サウンドウェアのCDはレコード店で単体販売もされていたが、PCのサウンド機能向上とともに媒体がCD-ROMへ移行し、BGMがCD-DAで収められるようになると単体販売は行われなくなった。またゲームの大容量化に伴い、BGMの収録形式もCD-DAからWMA形式や独自形式に移行していった。
- パワーアップキット
- 90年代後半から、「パワーアップキット」という既リリースソフトの機能強化ソフトウェアが販売されている。これはデータ編集や拡張、コンピュータの思考ロジック改善等を可能にするもので、単体販売のほか本体(元のソフト)とキットのパッケージ販売(「with パワーアップキット」)が行われている。
- 海賊版対策
- 2004〜05年の間(『ウイニングポスト7』から『真・三國無双3ハイパー』まで)、海賊版対策としてネットワーク認証システムをパソコンゲームソフトに導入した。しかしインターネット常時接続環境が要求され、『信長の野望・革新』以降は廃止された(なお、『信長の野望・革新』ではプレーヤーのクリアデータの集計・分析などを行う「NetJoy」システムが導入された)。
- 海賊版及び中古品への対策から、各ソフトごとにシリアルナンバー・ユーザー登録を済ませていない場合、一般的なソフトメーカーのサービスの一環であるアップデートプログラム(バグ修正パッチ等)のダウンロードは行えない。
[編集] ユーザー層
ほぼシミュレーションゲームの専業メーカーだった頃は、いわゆるヘビーユーザーがメインの購入者層と言えた。その後、女性向け恋愛シミュレーションゲーム・ネオロマンスシリーズや、アクションゲーム『真・三國無双』シリーズなどにより新しいユーザー層を獲得した。
さらに近年はガンダムシリーズや『北斗の拳』、『ONE PIECE』などの人気アニメを題材にした「無双シリーズ」を相次いで発売し、ライトユーザー層が大幅に増加している。
[編集] GAMECITY
コーエーが運営するゲーム情報サイト。オンラインユーザー登録、コーエーファンクラブ入会、オンラインショッピング、オンラインゲームのアカウント作成などにはGAMECITY市民登録(無料)が必要となる。
[編集] 不祥事・問題
- 2000年5月に声優の塩沢兼人が急逝した直後、通夜の前にもかかわらず「追悼セール」と称して塩沢が出演したゲームやドラマCDのセット販売を行い、不謹慎との批判を受けた。[要出典]
- 2005年に社内関係者が社内LANからMMOゲーム評価サイトに接続して投票するという不正行為をしたことが発覚し問題となり、公式サイトに謝罪文が掲載された[1]。
- 2009年12月、『大航海時代Online』の拡張パックである『El Oriente』のオープニングムービーにおいて、日本海の位置に「朝鮮海」と読み取れる単語が記載された古地図が採用されたことについて、公式BBSに抗議が多数寄せられるなどの問題となった。
詳細は「大航海時代Online#オープニングムービー問題」を参照
[編集] 関連会社
- コーエーテクモホールディングス株式会社
- テクモ株式会社
- 株式会社コーエーネット
- 株式会社コーエーキャピタル
- 株式会社コーエーリブ
- 株式会社コーエーミュージック
- 株式会社コーエーアド
- 株式会社エルゴソフト
- KOEI Corporation(アメリカ・カリフォルニア州)
- KOEI CANADA Inc.(カナダ・トロント)
- KOEI Ltd.(イギリス)
- KOEI KOREA Corporation(韓国・ソウル)
- KOEI ENTERTAINMENT SINGAPORE Pte. Ltd.(シンガポール)
- UAB KOEI Baltija(リトアニア・ヴィリニュス)
- 台湾光栄綜合資訊股分有限公司(台湾・台北)
- 天津光栄軟件有限公司(中国・天津)
- 北京光栄軟件有限公司(中国・北京)
- 株式会社光優(同社の筆頭株主で、オーナー企業でもある)
なお、旧コーエークレジット(旧幸福銀行グループ、現新生フィナンシャル)との間に資本・人的関係はなかった。
[編集] 作品一覧
[編集] 歴史シミュレーション
- シミュレーションウォーゲーム 川中島の合戦
- 信長の野望シリーズ
- 三國志シリーズ
- 蒼き狼と白き牝鹿シリーズ
- 上記3シリーズは「歴史三部作」と総称された時期があったが、蒼き狼と白き牝鹿シリーズは1998年以降続編が製作されておらず、以後「歴史三部作」の呼称も用いられなくなっている。
- 水滸伝・天命の誓い
- ランペルール
- 項劉記
- 源平合戦
- 独立戦争 Liberty or Death
- 水滸伝・天導一〇八星
[編集] WWIIゲーム
[編集] 第二次世界大戦
- コンバット
- Das Boot
- ノルマンディー上陸作戦
- シミュレーションパック:レストラン経営ゲーム・ルンガ沖海戦
- アルデンヌの戦い
[編集] 戦略シミュレーション
- 決戦シリーズ
- 三國志戦記シリーズ
- 凱歌の号砲 エアランドフォース(開発元:Cyc)
- SFシミュレーションゲーム 銀河戦略
- GOTHA イスマイリア戦役
- GOTHA II 天空の騎士
- 北海道戦争
- ダスブート
- ホイホイ
[編集] REKOEITION(リコエイション)
「リコエイションゲーム」も参照
[編集] 英傑伝シリーズ
もとはリコエイションゲームとして発売されたが、後に独立シリーズ化。
[編集] 恋愛シミュレーション
- ネオロマンスシリーズ(女性向け)
- 約束の絆(男性向け)
[編集] 競馬シミュレーション
- ウイニングポストシリーズ
- ジーワンジョッキーシリーズ
- ホースブレイカー
[編集] ビジネスシミュレーション
[編集] アーティスト人生シミュレーション
- ライフ・イズ・ミュージック
- バンドくん
[編集] イマジネーションゲーム
- ロイヤルブラッド
- ロイヤルブラッドII 〜ディナール王国年代記〜
- ケルトの聖戦
[編集] RPG
- マジカル封神
- ジルオール
- トリニティ ジルオール ゼロ(アクションRPG)
- オプーナ
- ダンジョン
- タイムエンパイア
- もんすたあ★レース
- 地底探検
- ドラゴンアンドプリンセス
- クフ王の秘密
- 剣と魔法
- アクシオム
- メタモード
[編集] シミュレーションRPG
[編集] レースアクションRPG
[編集] アドベンチャー
- コリドール
- サンセット・イン・ラディック
- アドベンチャーパック:コンピュータジャック・山手線アドベンチャー
- ルイン
[編集] アクションゲーム
- 無双シリーズ
- バトル封神
- 鋼鉄の咆哮シリーズ(開発元:マイクロキャビン)
- 紅の海 Crimson Seaシリーズ
- BLADE STORM 百年戦争
[編集] スポーツ
- ゴルフ大会
- セ・パ2001
- ペナントレース
[編集] テーブルゲーム
- たのしい麻雀
- 迷路脱出
- Platina Pack5
- 山くずし、チェッカー、ゴルフ、ディグ・ダウン、ニム
- Silver Pack2
- イーブン、ACYデューシー、クラッシュ、さいころ賭博、フィンガーショック、モグラたたき、テニス、スターキャッチャー、スネーククネクネ、スタートレック、リバーシ
- Golden Pack2
- 2次元迷路、15ゲーム、恋うらない、センチピード、藤原京エイリアン、ザ・フリズナ、ハノイの塔、ビット&ブロー、ミグ25、ラビットハンター、ルーレット
- Bronz Pack6
- アレンジボール、国盗りゲーム、三次元迷路、スペースチェスダサク、バトルオブタンク
- 連珠
- コンストラクション コンステト
- 60コイコイ
[編集] オンラインゲーム
[編集] アダルト
- ナイトライフ
- ストロベリーポルノシリーズ
- 団地妻の誘惑
- オランダ妻は電気ウナギの夢を見るか?
- マイ・ロリータ
[編集] その他
- スーパードッグワールド
- デルフォイの神託
- EMIT
- vol.1「時の迷子」
- vol.2「命がけの旅」
- vol.3「私にさよならを」
- ダークハンター
- HOIHOI(ゲームボーイ版はパズルゲーム)
- 電楽(1991年刊行のパソコン雑誌。半年足らずで廃刊)
- Da Gama(1996〜97年に刊行していた歴史ファン情報・投稿誌)
[編集] 脚注・出典
- ^ グループ組織再編(会社分割並びに子会社の合併及び商号変更)のお知らせ(2010年2月15日) (PDF)
- ^ 『パソコンヒット商品物語』 pp.222 ソフトバンク ISBN 4-89052-194-1
- ^ 『ヒット商品物語』 pp.224-225
- ^ 『ヒット商品物語』 pp.229
- ^ 『ヒット商品物語』 pp.226
- ^ 『SLG(シミュレーションゲーム)解体新書』 pp.61 光栄 ISBN 4-87719-022-8
[編集] 参考文献
- THE COMPUTER編集部(編)、1991、『パソコンヒット商品物語』、ソフトバンク ISBN 4-89052-194-1 pp.220-. - 襟川陽一インタビューなど。
- 多摩豊、1993、『SLG(シミュレーションゲーム)解体新書』、光栄.