大航海時代Online

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

大航海時代Online・Online La Frontera・Online Cruz del sur
ジャンル MMORPG
対応機種 Windows
開発元 コーエー
発売元 コーエー
人数 多人数型
メディア [Win]ダウンロード・CD-ROMDVD-ROM、[PS3]BD
発売日 [Win]2005年3月16日、[PS3]2009年4月28日
対象年齢 オリジナル・La Fronteraは全年齢、Cruz del surは12歳以上対象
  

大航海時代Online』(だいこうかいじだいおんらいん)は、コーエーが同社のリコエイションゲーム『大航海時代シリーズ』の世界観をベースに開発したMMORPG大航海時代の世界観に基づき、プレイヤーは冒険家・商人・軍人などさまざまな職業の登場人物になりきり、探険・交易・海戦などの要素が楽しめる。

本作は2005年3月16日よりコーエーによってWindows用としては『信長の野望Online』に次いで2番目にサービスが開始されたMMORPGである。一時学校教育への導入が検討されるなど、教養面においても評価が高い。2009年4月28日よりプレイステーション3でもサービスを開始した。

目次

[編集] 概要

MMORPGとしては「海洋冒険もの」の草分けであり、「ヒロイック・ファンタジーもの」が主流だったオンラインゲーム界に新風を吹き込んだ。プレイスタイルの自由度が高く、プレイヤーによってゲームの楽しみ方が大きく違うのが特徴である。戦闘中心のMMORPGが大勢を占める中、戦闘を全くしないキャラクターを育てることもできる。

16世紀頃の世界をイメージしたマップは広大で、世界一周には最速の船でも数時間を要する。地域によって通用する言語が違い、特徴ある街並み、NPCの肌と髪の色や民族服、酒場の料理や飲み物のメニュー、交易所に並ぶ特産品、流れる音楽などで各地の風土や文化がイメージされ、海の色や陸地の風景も海域によって変化するなど、世界各地を航海している気分を味わうことができる。アップデートのたびに世界は広がっており、『Cruz del sur』では南極圏を除く南半球の全域が実装され、世界周航が実現している。

システム面では、名声など大航海時代IIのシステムが色濃く受け継がれている。レベルには、冒険、交易、戦闘の3種があり、乗船可能な船種や職業などに関わっている。スキル制を採用しており、職業に関係なく所有するスキルが使用できるため、レベルよりも修得しているスキルの数や種類、ランクが重視される場面が多い。職業は、冒険者・商人・軍人(海賊含む)の三系統にそれぞれ20以上あり、その系統のレベルやスキルの成長と関係がある。冒険や交易・生産・戦闘など、全ての行動が職業の系統に関係なく行えるが、多少の有利不利がある。転職の自由度はかなり高く、ゲーム開始時の選択に関係なくどの系統の職業にも、何度でも変わることができる。

オフライン版の大航海時代シリーズがそうであったように、基本的に西欧諸国の視点から世界を捉えている。プレイヤーの所属できる国家も当初は全て西欧諸国だったが、『Cluz del Sur』Capter5から、NPC国家として存在していたオスマントルコにも所属できるようになった。また、現在はまだ実装されていない東アジアの国家がどのように扱われるかはプレイヤーの大きな関心を集めている。

歴史の再現という観点から、プレイヤーによる海賊私掠活動、つまり他のプレイヤーへの攻撃・略奪行為(所謂PK)を認め、ゲームの重要な要素と位置付けている。ヨーロッパ周辺は「安全海域」とされて海賊行為はできないが、それ以外の海域は基本的に「危険海域」と呼ばれる対人戦が常時可能なエリアとなっている。開発側は、対人戦闘のないNonPvPサーバ(PvPとはPlayer versus Playerの略)を追加する気は全くないとインタビューで断言している。しかし、『Cluz del Sur』の発表会で、多かった質問としてNonPvPサーバについて言及があるなど、導入を希望する声も一部には存在する。

船舶は、主に16~18世紀頃の木造帆船が登場している。しかし、戦列艦クリッパー級などが存在することから、大航海時代をベースにしつつ、幅を持たせたパラレルワールド的な世界であると推測される。また、史実では内海で運用された各種ガレージーベック級の外洋航海を可能とするなど、史実より遊びやすさを優先したところも多い。

艦隊(パーティー)でないと困難なことがあまり存在しないため、1人でも遊べるシステムになっている。このことから、このゲームの良さを「自分のペースでのんびりプレイできること」と考えている人も多いといわれるが、多くのプレイヤーはさまざまな形で他のプレイヤーとの交流を楽しんでいる。月額課金制ということやオフライン版からの大航海時代シリーズのファンも存在することなどから、プレイヤーの年齢層が比較的高めで社会人プレイヤーが多いと言われている。

長らくWindows専用であったが、2009年4月28日よりPS3でもサービスを開始した。接続するサーバは既存の4つとされて新サーバの設置は行われなかったため、PS3のプレイヤーもWindowsのプレイヤーと同じ世界に参加することになった。PS3版はゲームパッドだけで全ての操作が行えるが、チャット入力などのためにUSBキーボードにも対応している。

サービス開始当初は自宅等からのプレイに限られていたが、「公認ネットカフェ」からのプレイも可能となった。公認ネットカフェの利用者は、入店料だけでプレイでき、特典も用意されている。

携帯電話を使ったメールのやりとりや世界情勢の提供など、モバイルシステムの構築が進められている。

Liveイベントでは、 作家の宮部みゆきが監修に関わったものや、炭酸飲料のゲーム内広告イベントを織り込んだものなど、実験的な試みも行われている。

東大大学院「オンラインゲームの教育目的利用のための研究」における実証実験で、歴史教育の教材として採用された。

[編集] 冒険

クエストや地図をもとに世界を巡り、各地の港で情報を集めて目標地点を特定し、様々な発見をする。それを冒険者ギルドへ報告すると、経験や名声と報酬がもらえる。また、各地の港に歴史上の著名人がNPCとして存在しており、発見物を彼らに報告することによって、名声と金銭を得ることができる。発見と同時に装備品などのアイテムを獲得できる場合もあり、高ランクのクエストには伝説の武器のような非常に高性能なレアアイテムを獲得できるものもある。地図やクエストによらず、上陸地点、洋上で発見スキルを用いることでさまざまなアイテムを獲得することもできる。この手段でしか入手できないアイテムも多い。『Cruz del sur』以降、沈没船の引き上げと内部の探索という新たな冒険スタイルが新たに加わった(『Cruz del sur』の項を参照のこと)。

発見物
発見物には、冒険者ギルドで受けるクエストや書庫で手に入る地図を元に見つけるものの他に、訪れた港や、特定ポイントで釣れる海洋生物などがある。発見には、探索・視認・生態調査という発見スキルと、地理学考古学宗教学・財宝鑑定・生物学美術という発見物を鑑定する学問スキル、鍵や罠を外す開錠スキルが必要である。発見物には発見スキル・学問スキルなどの必要なランクが設定されており、学問スキルはその分野の発見を重ねていくことで熟練値を蓄積してランクが上がるようになっているため、最初から高ランクの発見物を見つけることはできない。
発見物カード
発見物には絵と説明が入ったカードが付いていて、発見と同時にカードも手に入る。発見物カードで「論戦」(『La Frontera』の項を参照のこと)というカードゲームができ、「アカデミー大会」(公式イベントの項を参照のこと)という競技会もある。発見物カードから、オーナメント(『Cruz del sur』の項を参照のこと)を作成することができる。

[編集] 交易

交易の基本は、ある港で買った交易品を別の港へ運ぶと、買値より高く売れて利益が出るというもの。これを繰り返して、次第に資金を増やしていく。交易品の売却時に、利益の大きさに応じて交易経験値が得られる。また、商人ギルドでクエストを受けて、交易品などを指定場所に届けたり相場の情報を集めたりすることで、交易経験値や名声、金銭やアイテムなどを獲得できる。

交易経験値・名声は商人でなくとも獲得できる(冒険・戦闘も同じ)。交易系職業の有利な点は、獲得できる交易経験値と名声が2倍になること、様々な取引スキルが優遇スキルであること、交易に有利な商人専用の装備品が多いこと、商用船は積載量が多いことなどである。

交易品の売買相場は変動するため、同じ交易品でも相場によって得られる利益と経験値は違ってくる。交易品の相場は時間による変動の他、大量に売ったり買ったりすると大暴落や大暴騰が起こることがある。また、地域によっても、安く買えたり、高く売れたりする交易品がある。なお、交易品の売買には一定の比率の関税がかかる。

交易品の購入可能数は港や品目によって異なるが、同じ港に続けて立ち寄ると次第に減っていく。これは幾つか他の港を回ってくることで回復する。また、取引スキルは、その種類の交易品を買う経験を積むことでランクが上がり、購入可能数が増えていく。こうしたことから、名産品とも関連して、特定の港を巡る効率のよい交易ルートを考えることができる。

名産品
交易品の中には特定地域の名産品に設定され、売却時に得られる経験値と名声にボーナスがつくものがある。名産品の売値は、基本的には遠くへ運ぶほど高くなり、経験値と名声も多くなる。また、1種類の名産品を多く売るより、一定量以上の複数の名産品を同時に売る方が名産品コンボとなって経験値と名声がより多く得られる。
交易品はプレイヤー間で取引できるため、遠方から運んだ名産品を高値で販売するプレイヤーもいる。こうした名産品を買って交易所で売れば、お金はかかるが時間をかけずに経験や名声を稼ぐことが可能である。これを利用して対人販売で稼いだゲーム内通貨をRMTで販売する事態も発生している。
生産
生産スキルには、調理、工芸、縫製、鋳造、保管、錬金術、言語学があり、交易品などからさまざまな交易品やアイテムを生産できる。航海用の消耗品から服などの装備品や武器、行動力回復用の料理アイテム、大砲や帆や船首像などの船の強化部品、アパルトメントの家具、造船の材料まで生産可能なものは非常に多く、プレイヤー間で盛んに取引されている。高性能な生産物ほど高ランクのスキルや入手困難な材料が必要であり、生産の難しいものは非常な高値で取引される。
なお、生産スキルには数えないが、造船スキルも存在する。船をスキルで造ると材質や容量が変更できる。一部の高性能な船は造船所では販売していないため、スキルで造船する必要がある。『La Frontera』で「ジョイントビルド」と「オリジナルシップビルド」が導入され、より高性能な船が造れるようになった(『La Frontera』の項を参照のこと)。
投資と同盟港
各港には「発展度」という数値があり、多くのプレイヤーが投資することで発展度が上昇し、扱われる交易品やアイテムの種類が増える。また、多くの港には一定額を投資しないと買うことができない交易品やアイテムがある。
ゲーム内に登場する港には、7国の固有の領地と、同盟港属性の港とがある。後者は、各国のプレイヤーの投資額に応じて「影響度」が変動し、その時点で最も影響度の高い国の同盟港となる。影響度が高いほど交易品の購入量が増えるのに加え、同盟国のキャラクターはその港での関税が免除されるため、同盟港の多い国のキャラクターほど交易に有利になる。このことから、重要な港では激しい投資合戦が起こることもある。また、特定の条件下で影響度変化の大きい大投資戦が起こることがある(『La Frontera』の項を参照のこと)。領土属性の港は、投資できるのがその国のキャラクターのみであるため、影響度や同盟先の変動は起こらない。

[編集] 戦闘

戦闘には、洋上戦陸戦があるが、ゲームの性質上、洋上戦の比重がかなり高い。戦闘クエストの管轄は海事ギルドのため、洋上戦を“海事”と呼ぶプレイヤーが多い。
艦隊を組んで戦闘すると、敵1艦隊当たりの獲得経験値は減るが、戦闘時間の短縮や船部品のダメージ軽減、1人では困難な経験値や報酬の高いクエストが可能など効率が良い。

洋上戦
洋上戦は、戦闘クエストの標的のNPC艦隊や特定の海域に存在または発生するNPC船団、もしくは他のプレイヤーに攻撃するか襲撃されると起こる。勝利すると戦闘経験や戦闘名声と報酬金、アイテムなどを入手できる。負けた場合、所持金の一部を奪われ、拿捕された場合は運が悪ければ所持アイテムを奪われる。
通常の海上マップに参加者のみに見える線で引かれた円が戦場で、攻撃側か防御側の提督(大将)が、撃沈もしくは拿捕されれば勝敗が付き、離脱すれば引き分けとなる。襲われた場合に限り、スキルやアイテムを使用して他のプレイヤーの加勢を求めることが可能である。
対NPC戦はアイテムによって、対人戦は上納品(『La Frontera』の項を参照のこと)によって強制的に終了させることができる。
洋上戦のスタイルは、大砲で船の耐久度を0にして撃沈する砲撃と、接舷して切り込み、船員数を0にして拿捕する白兵の2つのタイプがある。砲撃は戦闘経験を得やすいが大砲や追加装甲などの消耗が激しいため出費が多く、白兵はアイテムや交易品を収奪できて収入は多いが経験は得にくいという特徴がある。レベルを上げやすく対人戦での比重が高い砲撃が重視されるが、レアアイテム目当ての白兵収奪家も少なくない。他に、敵船が触れると爆発して耐久度を下げる機雷を敷設するスキルも存在する。
陸戦
陸戦は、クエストの標的のNPCや特定の場所に存在または発生するNPCの盗賊・兵士等に攻撃するか襲撃されると起こる。勝利すると経験や名声と報酬金、アイテムを獲得する。負けると所持金の一部を奪われ、船員が減少する。
戦闘は通常マップ上で行う。陸戦には大将が存在しないため、敵全員を倒す必要がある。陸戦では、同じ艦隊を組んでいるキャラクターが戦闘中の場合は“援軍ボタン”を押すと戦闘に参加できる。スキルやアイテムは不要だが、敵も同じなので、近くにいるNPCが敵に加勢することがある。
『La Frontera』でレンジシフトバトル(『La Frontera』の項を参照のこと)が導入され、システムが多少改善された。獲得アイテムも強化され、陸戦でしか入手できないものもできた。
対人戦
対人洋上戦は、危険海域でプレイヤー海賊に襲われたり(PK)、賞金首プレイヤーが討伐されたり(PKK)すると起こる。負けると所持金の一部を奪われ、拿捕された場合は交易品とアイテムを収奪される。他のプレイヤーを襲って勝った場合は悪名が付加されて賞金首となり、懸賞金がかけられる(悪名の項を参照のこと)。賞金首が討伐されて負けた場合は、賞金額を相手に支払わなければならない。なお、レベルが極めて低いプレイヤーを襲うことはできないが、それを除けば彼我のレベルや職業や船などに関係なくPK・PKK行為が可能である。
『La Frontera』で上納品が実装され、被襲撃側は対人戦を強制的に終了できるようになった。
なお、模擬戦を許可したプレイヤー同士は悪名のつかない対人戦ができる。模擬戦では、負けても所持金やアイテムを奪われることはない。
また、大規模な対人戦の機会として、大海戦バトル・キャンペーン(公式イベントの項を参照のこと)がある。この場合も悪名はつかず、収奪も起きない。
陸戦でも決闘という対人戦ができる。模擬戦の陸戦版で、許可したプレイヤー同志が悪名や収奪なしで戦うことが可能である。陸戦での海賊・私掠行為(PK)や賞金首の討伐(PKK)は、今のところ不可能である。

[編集] おもなゲームシステム

大航海時代オンラインにおける主要な要素をプレイヤーキャラクター、航海、NPCに分けて説明していく。

[編集] プレイヤーキャラクター

プレイヤーキャラクターは、作成時に性別(男・女)と、子供から大柄までの体型や容貌、髪の色や髪型、肌の色、傷痕や髭といった外見の特徴を設定することができる。性別は、衣服や帽子など装備品の制限に関係してくる。
キャラクターのステータスとしては以下のものがある。キャラクターは航海者としてさまざまな活動で経験値や名声を獲得して成長し、活動範囲を広げていく。

所属国
イスパニアポルトガルイングランドネーデルランドフランスヴェネツィアの6国から、ゲーム開始時に選ぶ。これ以外にオスマントルコが国として存在しており、サービス開始からしばらくの間はNPC専用の国家だった。『Cluz del Sur』Capter5の実装以後、オスマントルコもプレイヤーキャラクターの所属が可能になったが、上級者向けの国家と位置付けられ、キャラクター作成時には選択できず、一定の条件を満たした上で契約することが必要である(『Cruz del sur』の項を参照のこと)。なお、初期選択国の本拠地の言語がキャラクターの母語とされ、その言語のスキルは忘れることができない。
一定条件を満たすと他国への亡命が可能だが、名声が下がり、旧所属国との関係が悪化するなどのデメリットがある。オスマントルコとの契約は、西欧6国内での亡命よりかなり厳しいペナルティーが科されるが、トルコ国籍だけの特典も用意されている。
国籍による違いとしては、国別のイベントと入港許可の順序がある(イベントの項を参照のこと)。また、各国の領土に設定された港には投資の関係でその国の国民しか買えない交易品やアイテムが存在し、領土や同盟港では関税や購入可能量の点でその港の所有国の国民が有利なため、所属国の領土や同盟港の多寡や位置によって交易や生産に若干の影響が出ることもある。
職業
冒険者・商人・軍人(海賊含む)の三系統があり、冒険系職業・交易系職業・戦闘系職業と呼ぶ。現在は冒険系23、交易系24、戦闘系21の合計68の職業が存在する。戦闘系には海賊をイメージした常時賞金首の職業もある。その時の職業の系統によって、関係する分野のクエストや活動で得られる経験値と名声が多くなり、他系統のそれは少なくなる。従って、冒険クエストをやるなら冒険系職業に、戦闘をするなら戦闘系職業に転職した方が効率がよい。
職業によって、優遇スキルや専門スキルが決まっており、概ね職業名から想像されるようなスキルが設定されている。上位の職業ほど優遇スキルが有利だが、必要レベルや転職クエストなど転職の難度も高くなる。
転職の回数には制限がなく、条件さえ満たせばどの系統のどの職業にも何度でも就くことができ、転職によるペナルティがほぼないなど、転職の自由度は非常に高い。多くのプレイヤーは、その時に自分がやりたい分野に有利な職業に次々と転職していく。
スキル
スキルは活動に必要または有効な特殊能力で、冒険系スキル・交易系スキル・戦闘系スキルと、各地の港で会話に必要な言語スキルがある。冒険系スキルは航海や陸上の移動に便利なスキルや発見スキル・学問スキルなどである。交易系スキルは相場を見られてふっかけ・値切りができるスキルや交易品の購入量を増やす取引スキル、生産スキルの他、逃走や警戒用のスキルも含まれる。戦闘スキルは砲撃用・白兵戦用のスキル、陸戦用のスキル、機雷を設置するスキル、船の修理用や船員の治療用のスキルなどがある。
習得できるスキルの数は合計レベルで決まる。ギルドや著名人NPCで習得・忘却が可能だが、習得に他のスキルの一定ランクが要求されることも多い。スキルには行動力を消費して使用するものと自動発動のものがあり、どちらも使用で熟練値が得られ、熟練値を溜める事によってスキルランクが上昇していく。ランクが高いほど効果が高まることに加え、一定以上のスキルランクを条件とするクエストや生産物が多いため、レベルや名声以上に重要となる場面が多い。スキルランクの上限は基本的に15だが、「Cruz del sur」Capter5で一部のスキルの上限が16に引き上げられた。
スキルには非優遇(平常)・優遇・専門の3つの状態があり、職業によって優遇スキルと専門スキルが決まっている。優遇スキルは、最大ランクの上昇、ランクアップに必要な熟練値の半減、修得条件の免除というメリットがある。専門スキルは、優遇スキルのメリットに加えランクが常時1加算される特典がある。
ほとんどのスキルには、装備中は所持しているスキルのランクに上昇補正を受ける「ブーストアイテム」と呼ばれる装備品が存在する。例えば「宗教学+1、織物取引+2」の装備品を宗教学ランク2、織物取引不所持のキャラクターが装備した場合、宗教学ランク3、織物取引不所持の時の効果が得られる。こうしたブーストアイテムの多くは生産品や発掘品であり、プレイヤー間で盛んに取引されている。
レベル
冒険レベル・交易レベル・戦闘レベルがある。上限はいずれも65で、その分野のクエストや行動で経験値を獲得して上昇する。乗船可能な船種の制限やスキルの修得条件、スキルの使用に必要な行動力の最大値などに関係する。
名声
冒険名声・交易名声・戦闘名声がある。その分野のクエストや行動で獲得する。名声が高まると、より難度の高いクエストが提示され、入港が許可される海域が増えるなど、行動の幅が広がっていく。また、装備品には装備に必要な名声値が設定されているものが多い。名声はレベルや経験値と違い、名声に傷を付ける行為(戦闘での敗北、海賊行為、亡命など)によって低下することがある。名声の上限は同系統のレベルに対応する。
爵位
冒険・交易・戦闘のそれぞれで国家に貢献すると爵位が授与される。オスマントルコ国籍の爵位は効果は同じだが名前が異なる。爵位が准八等勲爵士になると銀行の貸金庫が利用できるようになり、上がるほど収納数が増える。また、NPCとの面会や各国の王宮への出入りが容易になる。装備品の中には必要最低爵位が設定されたものがあり、アパルタメントの改装にも一定以上の爵位が条件となる等、必要とされる場面は少なくない。
称号
特定のクエストやイベントをクリアすると称号を授与される。複数の称号を得ることが可能だが、有効となるのは選択した一つのみとなる。称号には特典が付くものもあるが、効果は有効にしている間だけである。一部の装備品には必要称号が設定されたものがある。代表的な称号として、航海者養成学校関連の「訓練生」や「○○課程卒業生」、世界周航達成者を意味する「サーカムライナー」、生産スキルが最高ランクに達した人の「マイスター」(調理なら調理マイスター)などがある。
悪名
他のキャラクターや自国籍のNPC艦隊に戦闘を仕掛けて勝利すると悪名が付加される。悪名が1000以上になったキャラクターは討伐懸賞金が掛けられて賞金首となる。悪名は航海するうちに少しずつ減少し、1000未満になると賞金首でなくなる。海賊系職業には、悪名が1000以下に下がらないようになっているため、常に賞金首であり続けなければならないものがある。海賊をイメージした高性能の装備品には、悪名が必要なものも存在する。
賞金首キャラクターの名前は、所属国の敵対関係が低い場合(自国船は襲わない=私掠)はオレンジ、高い場合(国籍を問わない=無差別)は赤で表示される。賞金首キャラクターは討伐(PKK)の対象とされ、洋上戦で敗北すると懸賞金を相手に支払わなければならない。また、賞金首キャラクターに対してだけは安全海域でも攻撃(討伐)が可能である。
国家との友好関係
西欧6国及びオスマントルコとの友好関係が設定されている。通常は自国を含む全国家と中立だが、プレイヤーか国籍を持つNPCを攻撃すると、相手の所属国との関係が悪化する。逆に、副官を使って国籍を持つNPC艦隊と交信すると、相手の所属国との友好度が上昇する。友好・敵対関係は、時間の経過によって中立に戻る。ただし、オスマントルコ国籍のキャラクターは西欧6国との関係が常にある程度以上険悪となる。
友好関係が高いほど関税などで有利になる。逆に、関係がかなり悪化した国の領土や同盟港では上陸を拒否され(賄賂を渡すと上陸できる)、その国の本拠地に近付くと海軍NPCに攻撃される。
商会
他のMMOゲームのギルドに相当するプレイヤーの団体を商会と呼ぶ。商会への加入・非加入は自由である。商会は世界各地の大きな港で設立可能で、空きがあれば商会コンペティション(『La Frontera』の項を参照のこと)を通じて商館を購入できる。商会に所属すると、その商会がある港の商会管理局を通じて商会ショップでアイテム及び交易品を3品目まで販売することができる。また、商会員専用のチャットルームを利用できる。

[編集] 航海

他の港や上陸地点への移動は、船を操って海上マップを移動する。航海中の1日は現実世界の約1分に当たる。近隣港なら数日で着くが、長距離航海となれば100日を超えることもある。
航海には水と食料が必要で、いずれか一方でも切れた場合には船員の疲労度や忠誠度が急速に悪化し、放置すれば航行不能に陥る。また、船の修理には資材が、大砲を撃つには弾薬が必要である。災害や戦闘によって船員数か船の耐久力が0になると航行不能となり、スキルや道具を使ってその場で回復するか、積荷を諦めて近くの港へ強制移動することになる。

海域と入港許可
世界は、地中海北海アフリカ近海、カリブ海インド洋などの海域に分けられ、海域ごとに国家からの入港許可が必要である。海上の航行や寄港に制限はないが、許可がない海域の港では上陸できない。ただし、その場合でも水や食料の補給はできる。入港許可は名声やイベント進行などの条件を満たすと授与される。なお、『La Frontera』で実装された中南米東南アジアは勅命の達成が必要となり、『Cruz del Sur』で実装されたオセアニアと中南米西岸はそれぞれ世界周航イベントへの参加と勅命の達成が必要となる。
『Cruz del Sur』のCapter1の実装によって世界一周が実現し、同じくCapter4によって南極圏を除く南半球の海域は全て航行可能となった。
危険海域と安全海域
ヨーロッパ周辺は安全海域とされて対人海賊行為(PK)はできないが、それ以外の海域は危険海域と呼ばれる対人戦が常時可能なエリアとなっているため、油断をすればプレイヤー海賊に襲われることもある。
『Cluz del Sur』Capter5以降、危険海域だけで構成される海域群は、プレイヤーの行動によって安全海域や、より危険な無法海域へ変動するようになった。無法海域では、対人上納品が使用できず、討伐された海賊プレイヤーの対人戦闘禁止時間が短くなり、対NPC上納品・停戦協定状の成功率が下がるなど、航海の危険度が増す(『Cruz del sur』の項を参照のこと)。
港や上陸地点
港や上陸地点は大陸や島の特定ポイントに存在する。港では補給や船員の雇用の他、交易品やアイテムの売買などが可能。大きな港にはクエストを紹介するギルドや商会を設立できる商会管理局がある。上陸地点は陸上マップになっており、山賊などのNPCが登場する。陸上マップにはさらに奥地が存在する場所もあり、中には内陸の街が存在するところもある。
1人のキャラクターが操作できる船は1隻のみである。所有は4隻+ドック1隻(『Cruz del Sur』の項を参照のこと)の計5隻まで可能で、自由に乗換えできる。乗船可能な船種はレベルで決まるが、冒険レベルが高いと航行能力の高い冒険船、交易レベルが高いと積載量の多い商用船、戦闘レベルが高いと戦闘力の高い軍用船に乗りやすくなる。船には補助帆や大砲などの船部品を搭載(装備)することで航行性能や戦闘力が強化できる。
艦隊
他のMMOのパーティーに当たるプレイヤーのチームを艦隊と呼ぶ。最大5キャラクター(5隻)までの艦隊を組むことができ、艦隊内ではパーティーチャットを利用できる。洋上では先頭の1隻が他の船を引っ張る形で、船種や性能に関係なく、先頭の船の速度で走ることができる。この時、帆を操作するのは先頭の1隻のみである。陸上でも先頭のキャラクターを他のキャラクターが自動で追尾することができる。艦隊を組んでいるメンバーの間では学問スキルや取引スキルなどが共有されるため、艦隊に入れてもらうことによって、学問スキルの低いまたは無いキャラクターも難しい冒険クエストなどを行うことができ、取引スキルの低いまたは無いキャラクターも多くの交易品を購入できる。
艦隊のこの仕組みから、アイテム所持枠や船の積載量の問題を解決するために、1人で複数のアカウントを取得して複数のキャラクターによる艦隊を組む人が少なくない。操作するキャラクターの数が増えても先頭のキャラクターに追従させれば良いため問題は少なく、取引スキルの共有やトレード機能による受け渡しを利用して購入した交易品を後続のキャラクターの船にも満載すれば、一度の航海でアカウントが1つ(同時に操作できるキャラクターが1人)のプレイヤーの数倍の利益を上げることができる。ゲーム内通貨をRMTで販売する人たちは、この仕組みを利用して香辛料や宝石を大量に仕入れて商会ショップで販売し、ゲーム内通貨を手に入れていると言われている。
航行中のアクシデント
海上では船員の不満や不衛生などの状態異常や、火事や不意の突風などのアクシデントが発生することがある。これらは船や船員や積荷に被害を与え、放置すると反乱や疫病の発生といったより深刻な事態に発展することもある。これらの異状は、アイテムや副官の能力、イルカの出現などにより解決または予防ができる。また、嵐や吹雪といった悪天候や、人食いザメなどの海の生物に襲われることもある。

[編集] NPC

登場するNPCには、以下のようなものがいる。戦闘や施設の利用、スキル習得などの他、クエストで話すことも多い。街の住民や施設の従業員などは場所によって服装や肌の色などが特徴的で、その地域の雰囲気を演出するのに一役買っている。

NPC艦隊
ならず者、ヴァイキングといった一般名のものと、固有の名前を持つものがいる。強さは船種・装備によって千差万別であるが、安全海域のものは比較的弱い。一般名のものは特定の海域に浮いているか一定の時間ごとに現れて消え、海賊船や私掠艦隊は近付くと攻撃してくる。固有の名前を持つものは決まった航路を航行していることが多い。拿捕した場合の戦利品はより良いものが獲得できるが、国籍があることが多く、その場合は攻撃するとその艦隊の所属国との敵対度が上昇する。
討伐クエスト対象艦隊
海事ギルドなどの討伐クエストを受けて指定の海域に行くと出現する。
山賊
港の郊外や上陸地点の陸上マップにいる盗賊や兵士など。近付くと攻撃してきて陸戦になるが、視界が設定されているため、横または後ろを向いている時に通り過ぎれば気付かれない。
街の住民
各地の港にいる一般住民で、その港や近隣港の情報などを話してくれる。また、クエストを請け負っている時は、そのクエストに関する情報を話してくれる場合もある。
港の施設の従業員
酒場マスターや交易所主人・造船所親方・銀行員など、港の各施設にいる。話しかけて施設を利用する。
酒場女
世界各地の拠点港の酒場には酒場女がいる。その地域風の名前・服装・外見をしていて、若い女性がほとんどだが例外もいる。酒場娘にはクエストの報告を依頼できる他、一緒に飲んだり贈り物をしたり発見物の自慢話をしたりすることで親密度が上がっていくと話すセリフが変わり、最高になると嬉しいサービスもある。
著名人NPC
各地の港にいるNPCの内、特にディアス提督ダ・ヴィンチパラケルススなどの歴史上の人物を指す。邸宅や王宮の中にいて、スキルを教えてくれる。発見物を報告すると名声とお金をくれるが、好みの分野の報告だとおまけが付く。様々な効果のあるタロットカードを引かせてくれる人物や、生産用のレシピを持つ人物もいる。
イベントNPC
所属国や世界周航、エピソードなどのイベントに関係するNPC。イベント中のプレイヤーにしか見えない。イベントの項目も参照のこと。
教官
航海者養成学校(『Cruz del Sur』の項を参照のこと)の講義クエストで様々な説明をしてくれる。その講義を受けているプレイヤーにしか見えない。
副官
副官は主要な港の酒場で雇用でき、プレイヤーキャラクターに同行して様々な場面で補助してくれる。冒険、交易、戦闘レベルと、6種類の担当(航海長、見張り、主計長、倉庫番、兵長、船医)の特性値を持つ。特性値の初期値はランダムで、一定レベルになるまで分からない。特性値はその担当の経験を積むと上がるが、成長を促進するアイテムも存在する。
副官はそれぞれ固有のスキルを持っており、配置した担当に属するスキルのみ有効である。レベルと特性値が高いほど多くのスキルを覚え、効果も向上する。スキルは大きく分けて以下の3タイプに分類される。
  • 補助スキル…キャラクターが対応するスキルを所有していれば、スキルランクが+1補正を受ける。
  • 副官スキル…航海や生産の補助、災害や状態異常の予防、戦闘時の特殊能力など。
  • 言語スキル…キャラクターがその言語スキルを習得している時とほぼ同じ効果がある。古代言語以外は担当に関係なく有効。

[編集] 公式イベント

運営側が主催するもの。運営スタッフが登場することもある。

Liveイベント
数カ月に1回、一定期間開催される。ニューイヤー・イベントやクリスマス、バレンタインなど定例化しているものもある。形式はクエスト、レース、プレゼント、海戦など。参加者、上位入賞者、イベント完遂者は限定アイテムを入手できることが多い。レベルやスキルの影響が少ないクエスト形式やプレゼント形式が比較的多い。他企業とのコラボレーション企画も過去に存在する。2008年2~3月にはサービス開始3周年、2009年3月には4周年を記念して、アカデミー大会を含む大規模なイベントが行われた。大航海時代Onlineの主な歴史を参照のこと。
大海戦
1港を国家間で争う大規模対人洋上戦。不定期だがほぼ1月に一度の割合で開催される。攻撃国は西欧6国のどれかで順番に回ってくる。攻撃国のプレイヤーの投票で攻撃対象港が決まると、その港を同盟港とする国が守備側となる。残りの4国の内3国(攻撃国が影響度上位3国のいずれかなら下位3国、下位3国のいずれかなら上位3国)がどちらと同盟するか投票し、攻撃側2カ国と防衛側2カ国、静観2ヶ国が決定する。海戦は週末の3日間に3時間ずつ開催され、通算の勝敗によって勝敗が付き、攻撃対象港の影響度が変動する。大海戦で得られる戦功は爵位に必要な勲功に加算される。『Cluz del Sur』Capter5の実装によって、直近の開催だった2009年3月の第41回よりオスマントルコも参戦するようになった。オスマントルコは毎回参戦可能で、攻撃国と防衛国が決まった段階でどちらの陣営に味方するか、もしくは静観するかを投票で決める。
アカデミー大会
『La Frontera』で新設された冒険者向けの公式イベント。3ヶ月に1回程度開催される。「○○杯」と開催港の著名人NPCの名前を冠する。参加者は港内で論戦を繰り返し、90分の勝利数を競う。勝利数に応じて冒険経験、アイテムを獲得でき、成績優秀者には酒場女から手紙(メール)が届く。アカデミー大会で敗北すると使用した発見物カードのうちの1枚を失うが、再び発見すれば再入手可能である。
バトルキャンペーン
『Cruz del Sur』で追加された大規模対人洋上戦。毎月15から7日間開催される。対象海域と対戦する2国がランダムで選ばれ、制海権を争う。残り5国のキャラクターは傭兵としてどちらの陣営へも自由に参加できる。参加者は、全ての港から5分で移動可能な作戦本部に集まり、プレイヤーが立案する作戦に応募する。作戦は戦闘レベルや船の大きさなどの条件を付けられるため、ある程度両陣営の戦闘力のバランスを取ることが可能である。Chapter3で戦場マップを数種類の地形から選択できるようになり、NPC艦船の出現の有無や、スキルランクの上限の設定も可能になった。
作戦は15分間。戦闘はその作戦の参加者と援軍NPC以外は存在しない専用マップで行い、出航時点で全船が戦闘状態にある。旗艦は存在せず、敵軍のプレイヤー・NPCを戦闘不能にすると、その場所と自軍陣地との距離で点数が入り、合計点で勝敗が決まる。戦闘不能になったプレイヤーは作戦本部に戻され、再出撃できる。
作戦終了後、勝敗と貢献度に応じて参加キャラクターに報酬が支払われる。また、一週間の勝敗の合計で、対象海域の領地以外の全港の影響度が変動する。

[編集] La Frontera

La Frontera』(ラ・フロンテーラ。スペイン語で「新天地」の意味)は2006年8月30日に実装された拡張パック第1弾。3章で構成され、Chapter1『AZTEC』に続き、12月6日にChapter2『Angkor』、2007年3月14日にChapter3『Spice Islands』が実装された。

  • アップグレードしなくてもプレイは可能だが、『La Frontera』で実装された機能の一部が利用不可、または制限される。『La Frontera』及び『Cluz del Sur』実装以降に取得した正規アカウントはアップグレードも含むため、追加料金は不要(『製品版』の機能のみのライトチケットアカウントは利用にアップグレードが必要だが、その場合は『Cluz del Sur』へのアップグレードの際に『La Frontera』の機能も合わせて利用可能となる。)。

[編集] 特徴

  • 新海域の開放によって世界が大幅に拡大。新海域に多くの街や上陸地点が用意され、新しい交易品やアイテムが多数登場。
  • 新世界である中南米の貴金属や珍しい産物を中心とした交易、東南アジアの香辛料貿易といった新たなプレイスタイルが可能に。クエストも冒険を中心に大幅に増加。
  • 開拓地という新しいタイプの港の実装。国同士で港の発展を競う仕組みの導入。入港許可や開拓に関連する勅命クエストの新設。
  • 上納品の登場と海賊プレイヤーに関する仕様の大幅な変更。
  • 商会コンペティションという商会間の競争の導入。
  • 論戦とアカデミー大会の実装、陸戦システムの大幅な改変、新造船システムの導入など、多くの新要素の実装や、従来のシステムの大幅な変更がされた大規模で総合的なアップデート。

[編集] 新要素・追加機能

追加海域
  • 中南米東岸(Chapter1)
  • 東南アジア(Chapter2)
  • 香料諸島(Chapter3)
勅命
『La Frontera』で追加された海域の入港許可を得るには、勅命と呼ばれる専用のクエストをクリアする必要がある。勅命は所属国の王宮にいる最上席の著名人や、他地方の港にいる執政官から受ける。各国の国力に応じて追加海域への到達度が設定されており、その国のキャラクターが勅命クエストをクリアすることで到達度が上昇、目標値以上になればその海域への到達を果たしたことになる。以後は到達度の状態に関わらず、その国のキャラクターはいずれかの勅命を1つクリアすれば入港許可が得られる。
『Cruz del sure』のCapter4で実装された中南米西岸の入港許可とカリブ海と太平洋を結ぶ運河の使用許可、同じくCapter5で実装された地中海と紅海を結ぶ運河の使用許可にも勅命が使われた。
開拓
各プレイヤー国家は、中南米東岸に領地1港、東南アジアに同盟港1港の「開拓地」を持つ。開拓地には、港の発展段階の指標として、通常の「発展度」の他に文化度・商業度・武装度があり、アイテム・船・発見物カードの納入によって上昇する。
『Cruz del sure』のCapter4「Inca」で実装された中南米西岸にも開拓地が登場した。
  • 発展度…この数値が以下のパラメータの上限。
  • 文化度…書庫で発見できる地図、彫刻家の取り扱うアイテムや生産品、冒険船の造船などに影響。
  • 商業度…交易所で買える交易品・アイテム、商用船の造船などに影響。
  • 武装度…造船所で買える船部品や生産品、軍用船の造船などに影響。
最初はわずかな交易品とアイテムしか存在せず、施設も少ないが、文化度・商業度・武装度のどれかが一定値を超えるとマップが拡大し、各種施設とNPCが追加される。このとき、どの値が最も高いかによって、文化都市、商業都市、軍事都市になる。さらに全てが高くなると中枢都市となり、その状態でしか入手できない地図・アイテム・交易品が登場する。ただし、中枢都市になると一定条件でパラメータが減衰するため、追加の納入が行われないと中枢都市でなくなってしまうことがある。
ジョイントビルド
ジョイントビルド(以下JB)とは各種パーツを組み合わせた特殊造船のこと。高性能なJB船やパーツほど生産スキルのランクが高く、特定の港でしか生産できないため、通常の造船より多くの手間と費用がかかるが、既存船よりも高性能かつ乗船に必要なレベルが低いものが多いため、利用価値は高い。完成したJB船に指定パーツを追加することで更なる強化ができ、1段階強化するたびに特定のオプションスキルが1つ搭載される。オプションスキルを使うには対応する技術スキル(航行技術、管理技術、兵器技術)が一定ランク以上必要。
Chapter3でオリジナルシップビルドが追加され、あらゆる船に任意の専用艦スキルを1つ搭載可能となった。これには専用艦造船許可証が必要。専用艦スキルの使用条件はオプションスキルと同じだが、独自の効果を持つものが多い。
アパルタメント
所属国の本拠地に購入できる住居。地中海風・イスラム風・インド風などがある。副官を待機させたり、アイテムや交易品を収納したり、マネキンに装備品を飾ったりできる。家具を置くと収納数が増える。『Cruz del sur』以降は、オーナメントを飾ることやペットを飼うこともできるようになった。改装が可能で、より広く豪華になり、収納量などが増える。執事が常駐するが、同時に実装された執事クエストで候補を獲得すれば入れ替えが可能。
論戦
発見物カードを使用したカードゲーム。獲得した発見物カードの中から30枚を選んでデッキを組み、6枚の手札の中から3枚を出し合ってポイントを争う。これを7回行い、勝利数の多い方が勝者となる。カードにはランクやタイプによってさまざまなポイントや属性があり、特定のカードの組み合わせでコンボボーナスを発生させることができるため、コンボや属性の読み合いも必要となる。論戦はデッキの合計ポイント数でクラスが分けられ、無制限ルール以外では同じのクラス同士でしか対戦できない。アカデミー大会(公式イベントの項を参照のこと)という公式の競技会も行われている。
レンジシフトバトル
陸戦に導入されたシステム。刀剣の前衛、投てき武器の中衛、銃器の後衛という隊列の概念と、刀剣>投てき>銃器>刀剣という3すくみ関係の導入が大きな変更点。アイテムには発動までの時間が設定され、アイテムを特定の順番で使用すると「フィニッシュアーツ」と呼ばれる強力な攻撃となる。同時に、陸戦版の模擬戦として決闘が実装された。
賞金首の仕様変更と上納品
悪名が高い者だけが上陸できる海賊島(一般のプレイヤーは高額の賄賂が必要)や、悪名必須の賞金首専用装備や専用職業(Chapter3)が実装され、賞金首キャラクター(PK)の差別化が図られた。その一方で、被襲撃側は上納品を使用すれば、対人戦を強制終了できるようになった。上納品は香辛料や宝石を材料とする高価な生産品で、使用時に所持金の半分も渡さなければならない。賞金首が入手した上納品は戦利品というアイテムとなり、海賊島で換金できる。
商会コンペティション
毎月指定されるアイテムを商会管理局へ納めることで上がる貢献度を、同じ街の商会が競うシステム。納品アイテムは入手・製作に手間やお金がかかるものが多く、1キャラクターの納品回数も決まっているため、商会内の協力が必要になる。また、商会員の募集も一層重要になった。
納品するメリットは、商会一覧の表示が貢献度の順となったため、貢献度が高いほど目立つこと。これにより、商会ショップへ委託した販売物の売れ行きや商会員募集に好影響が期待できる。
また、商館を持つ商会は、貢献度の目標が設定され、目標達成をポイントとして貯めると、商会のランクを上げることができるようになった。上のランクほど大きな特典があるが、要求される最低貢献度も高くなる。目標を下回ったまま翌月になるとペナルティとなり、累積2回で商館を没収されてしまい、商館を持たない商会のうち最も貢献度の高いところに購入権が与えられる。この判定は毎月15日12:00に行われる。
その他
  • 生産と店売りアイテムの見直し、行商人の設置(Chapter1)
主に航海・洋上戦・陸戦用の消耗品の店売りを撤廃し、生産を容易にした。また、消耗品の売買を専門に扱うNPCとして行商人を各地に配置した。
  • 定期船(Chapter1)
定時に特定の都市間で運行。通常航海より速く安全だが、交易品は運べず、期限付きクエストは破棄されてしまう。
生産スキルが最大ランクに達したキャラクターは、生産が楽になり、弟子を取れる。
  • 大投資戦(Chapter3)
特定条件下で発生。クエスト形式。都市の影響度の変動が通常の投資より大きい。

[編集] Cruz del Sur

Cruz del Sur』(クルス・デル・スール。スペイン語で「南十字星」の意味)は2007年8月22日に実装された拡張パック第2弾。現在の所4章で構成され、Chapter1『Circumnavigation』に続き、12月5日にChapter2『Special Ornaments』、2008年2月20日にCapter3『Grand Anniversary』、7月23日にchapter4『Inca』、2009年2月17日にChapter5『Menace of Ottoman』が実装された。2009年7月21日には番外章となる『Expedition』が実装される予定。

アップグレードしなくてもプレイは可能だが、『Cruz del sur』で実装された機能が利用不可、または一部制限される。『Cruz del sur』にアップグレードすると『La Frontera』の機能も全て利用可能になる。『Cluz del Sur』実装以降に取得した正規アカウントはアップグレードも含むため、追加料金は不要(『製品版』の機能のみのライトチケットアカウントはアップグレードが必要。)。

[編集] 特徴

  • 南米西岸、オセアニア、南太平洋の海域が追加され、東南アジアから南米に行けるようになり、世界一周航海が可能に。新海域を中心に新たなクエストや港や交易品が登場。エピソードという新しいタイプのイベントの新設と、世界周航レースの開催。
  • 沈没船のサルベージという新たな冒険スタイルの追加。
  • ペットやアパルトメントの装飾、プライベートファームなど個性を出せるポイントの強化。
  • 航海者養成学校などビギナー向け機能の強化。
  • 世界の拡大による移動の長時間化の緩和。
  • 生産の利便性強化やアイテム、船、スキル枠等の所持枠拡大など、操作性や利便性の強化。
  • 貸金庫の大幅な拡張。
  • オスマントルコ国籍のプレイヤーへの開放、海域属性の変動など自由度の提供。

[編集] 新要素・追加機能

追加海域
  • 南米南西岸、オセアニア、南太平洋(Chapter1)
  • 中南米西岸(Chapter4)
世界周航イベントとエピソード(Chapter1)
「世界周航イベント」はマゼランが通った西回り航路を舞台にしたストーリー。このイベントを開始する事でオセアニア海域の入港許可が得られる。「エピソード」は従来のクエストとイベントを融合させたスタイルのストーリーで、中南米と東南アジア、Capter4「Inca」では中南米西岸など、複数のエピソードが登場した。
プライベートファーム(Chapter1)
特定の海域に存在する島を発見して領有を宣言すると、専用の生産場として利用できるようになる。施設を建設すると様々な交易品が産出され、島の技術者の持つオリジナルレシピを用いた生産が可能になる。この生産は生産スキルがなくても可能で、このレシピでしか生産できないものも多い。
航海者養成学校(Chapter1)
初心者向けの養成施設で、講義クエストをクリアしながら、操作方法や各分野のプレイスタイル、用語や基礎知識を学ぶことができる。従来のチュートリアルと比べ、より実践的で、得られる経験値と名声が大幅に強化されている。冒険、商業、海事の3課程があり、初級学校、中級学校、上級学校の設置港が異なる。
訓練生は「スクールチャット」と呼ばれる専用チャット室でコミュニケーションが可能。アパルタメントを持たないプレーヤーには「寄宿舎」が支給される。
バトルキャンペーン(Chapter1)
大海戦とは一味違う大規模対人戦として実装された。公式イベントの項を参照。
沈没船引き上げ(Chapter1)
沈没船の場所が書かれた地図を手に入れ、船を引き上げて眠っている宝を獲得する新しい冒険システム。著名な沈没船は発見物として扱われ、発見物カードが付いている。以下の手順で行う。
  1. 地図の断片を集め、地図を完成
  2. 地図を手がかりに場所を特定
  3. サルベージスキルによる引き上げ
  4. 沈没船を近くの港に曳航
  5. 船内を調査し、宝物を入手・冒険経験を獲得
断片はゲーム中の様々な場面で手に入る。引き上げ中や曳航中は海賊に襲われたりロープが切れたりすることもある。ロープが切れると沈んでしまうので、その場で再度引き上げることになる。船内調査では、宝箱の錠や罠、NPC盗賊の襲撃に注意が必要である。
発見物オーナメント(Chapter2)
冒険で獲得した発見物カードから、オーナメント(「装飾品」という意味)を作成できるようになった。オーナメントはインテリアとしてアパルタメントに飾ることができ、譲渡・売買も可能。『Welcome Season』アップデートで「ジオラマオーナメント」が実装された。
ペット(Chapter2)
犬や猫から珍獣まで、さまざまな動物をペットとして飼うことが可能になった。通常はアパルトメントにいて連れ歩けないが、餌を使うと呼び出せる。餌は生産品で、レシピも同時に登場した。好む餌は動物によって異なる。ペット候補はクエストで獲得するが、珍しい動物ほど難度が高い。ペット候補は譲渡・販売も可能。Capter3『Grand Anniversary』でペット候補にオーストラリアの生物が追加されるなど、珍しい生き物を中心にペットの種類はアップデートの度に増え続けている。
マイレシピ帳の作成(Chapter2)
レシピ帳から任意のレシピだけを切り取って登録するもので、登録枠は最大10。アイテム枠を圧迫してきたレシピ帳を減らせるなどの利点があるが、マイレシピの権利獲得と登録枠の増加には、勅命や大投資戦、開拓地への納入で入手する国家貢献勲記が多数必要となる。
拠点回航(Chapter3)
発見済みの1港を拠点港として登録すれば、ログオフ中にその港まで移動できる。世界中のどこからでも回航可能で、補給港以外ならどの港でも拠点港にできる。遠方からの回航ほど費用と時間がかかり、交易品は運べない。
Chapter5以降、オスマントルコ国籍のキャラクターは拠点回航とは別にイスタンブール回航が使えるようになった。
スキルブック(Chapter3)
当面使わないスキルを、ランクや熟練はそのままで本に封印してスキル枠から外し、保管しておくシステム。空いたスキル枠には他のスキルを修得可能。スキルブックの保管は生産物である専用の家具にしまう。スキルのランクが高いほど、封印の費用が高くなり、封印解除が可能になるまでの時間が長くなる。
ドック、開拓地の仕様変更(Chapter3)
自国の開拓地が中枢都市の時、一定条件でドックを利用する権利を獲得できる。ドック内の船は従来の4隻の所持枠とは別なため、所有可能船が1隻増えることになる。ドックに預けた船は、修理を受け、最大耐久度が少しずつ回復していく。ドックにいる船は、定期船の発着する港でも費用を払えば受け取ることができる。
これにともない、納品による発展度上昇量の増加や中枢都市の並立が可能になるなど、中枢都市化の条件が緩和され、中枢都市の状態でしか利用出来ないレシピや造船出来ない船が実装された。
イルカの実装(@web連動)(Chapter3)
色や性格が違うイルカが数種類いて、出現時には洋上災害が起こらなくなる。イルカはペットと違い、洋上でランダムに出現する。親密度が設定されており、親密になるほど出現頻度が上がり、鳴く・ジャンプなどのアクションを多く見られるようになる。@webの機能を使うと、気に入った色のイルカの親密度を上げることができる。
パナマ運河の開通(Capter4)
中南米のポルトベロ~パナマを通る運河を使用することができる。費用を支払って運河輸送船に乗り込むと反対の港まで通行できる。定期船と同じように交易品は運べず、期限付きクエストは破棄される。
中南米西岸の入港許可獲得後に発生する勅命を達成することにより利用することができるようになる。
料金や到達時間は勅命の達成度によって変動するため国ごとに違う。
航行速度の上昇(Chapter4)
積荷の積載量と船の対波性能に応じて移動速度が上昇する。上昇する割合は海域によって異なり、外洋を航行するほど割合が高くなる。上昇割合は積荷が物資消費で減ったり魚を釣って増えたりといった変化に応じて刻々と変動する。
貸金庫の拡張(Capter4)
中南米西岸勅命達成により5枠、パナマ運河勅命達成により5枠と合計10枠の貸し金庫枠が得られるようになった。
オスマントルコへの亡命(Capter5)
NPC専用の国籍だったオスマントルコにプレイヤーが所属可能になった。ただし、西欧6国のように最初から選択できるのではなく、上級者向け国家と位置付けられて「亡命」による所属とされた。亡命条件も西欧諸国よりかなり厳しく、名声の大幅な低下、悪名の大幅な増加、亡命時の多額の人頭税納入等に加え、全ての既存海域の入港許可が必要で、レベルや爵位にも条件が設定された。
オスマントルコ国籍のメリットとしては、変装度なしでオスマントルコの領土や同盟港に上陸可能、オスマントルコ国籍専用の陸路の利用、有利な条件でスエズ運河を利用可能、イスタンブール回航の利用、ドックがイスタンブールにあること等がある。オスマントルコ独自の爵位も用意された。
逆にデメリットとして、西欧諸国との友好度が大幅に悪化して一定以上には回復しないことなどがある。
スエズ運河の実装(Capter5)
カイロ~スエズを通る運河を使用することができる。利用条件等はパナマ運河と同じ。
パナマ運河通行許可を得た後に、勅命を達成することにより通行可能になる。
オスマントルコ国籍のキャラクターはより安価な運賃や短い所要時間で利用できる。
海域の属性変更(Capter5)
従来は、安全海域危険海域が固定されていたが、プレイヤーの活動によって、危険海域のみで構成される海域群が、安全海域または無法海域へ、一週間単位で変動するようになった。海賊プレイヤーやNPC海賊が多数討伐されて安全度の高まった海域は「安全海域」へ移行し、逆に海賊行為が多発するなどして危険度の高まった海域は「無法海域」となる。海域変動の情報は出航所役人のセリフなどで知ることができる。ヨーロッパ周辺など従来の安全海域は変更なし。無法海域については航海の項目を参照のこと。
コース料理の実装(Capter5)
酒場や食堂のメニューにコース料理が追加された。飲み物、オードブル、メインディッシュ2品、デザートの計5品目を選んでコース料理を完成させると、一回の食事で行動力を全回復できる。また、ランダムで若干の副次的な効果が発生することもある。コース料理の実装に合わせて、各地方のメニューに新たなものがいくつか登場した。
アカウント共有倉庫(有料オプションサービス)
同一アカウントの同一ワールドのキャラクター同士であれば銀行から50枠ある専用倉庫から相互でアイテムの出し入れができる。
その他
  • 最高速度の上限をアップ(Chapter1)
  • バトルキャンペーンの作戦の設定可能条件の追加(Chapter3)
スキルランクの上限、NPC艦船出現の有無、戦場マップの数種類候補からの選択が可能に
  • 大海戦時のみ、バザールに購入可能国籍を指定する機能を追加(Chapter3)
  • 一部の洋上スキルが自動で継続発動(Capter4)
  • バザールの販売金額上限のアップ、船がバザールへ出展可能に(Capter4)
  • アパルタメントの家具等の位置を自由に変更可能に(Capter5)
  • 一部のスキルランクの上限が16までアップ(Capter5)
  • 勢力の小さい国家ほど爵位叙任の条件が低くなるなど、国家に貢献した時の報償が大きくなる(Capter5)
  • 大海戦の影響度変動を2倍にアップ(Capter5)
  • 投資で、一定額を超えた部分について、影響度の変動が少なくなるよう調整(Capter5)


『Welcome Season』アップデート(2008.4.16)
『Cruz del sur』には含まれない小規模アップデート。
  • ジオラマオーナメントの実装。
  • 公認商会にRank7・8が登場。名称は「特定優良商会」。

[編集] イベント

イベントとは戦闘を含む連続したストーリーで、所属国別イベントと世界周航イベントがある。

[編集] 所属国編

ストーリーは国ごとに異なるが、ポルトガルとイスパニア、イングランドとネーデルランド、フランスとヴェネツィアは、同じ物語を別の視点から追う形になっている。また、イスパニアのイベントは、イングランドとネーデルランドのイベントにわずかに関わっている。

概ね30章前後からなり、NPCと会話して情報を集め、指定港へ航海したり、戦闘したりして進んでいく。各章の開始は名声が条件だが、先に進むほど必要な名声は高く、戦闘相手は強力になるため、初心者が独力で一気に最後までやり通すことは容易ではない。イベントの進行状況は入港許可以外に影響がないため、イベントによって得られる入港許可を全て入手した後は、最後まで終わらせていない人も少なからず存在するようである。

イングランド、イスパニア、ポルトガルは、イベントのストーリーに沿って新たな入港許可が授与される。イベントを進めなくても名声が上がれば入港許可は得られるが、イベントの方が必要な名声は低い。ネーデルランド、フランス、ヴェネツィアは、入港許可の条件が名声のみのため、舞台となる海域の許可を得ていないとイベントが進まない。なお、『La Frontera』以降に実装された海域は舞台とならない。
当初、フランス編とヴェネツィア編は一部の史跡を発見しなければ進められなかったが、改善された。

イスパニア
レコンキスタを経て大国となり、無敵艦隊を擁するイスパニア。海賊立て籠もり事件を通じて黒鯱(くろしゃち)傭兵艦隊隊長バルタザールの面識を得たプレイヤーは、イスパニア政府やアルバ公の思惑に翻弄されながら、彼とバルバリア海賊首領ハイレディンとの因縁や、クリストバル・コロンが発見した西回りインド航路の真相を追っていく。
ポルトガル
インド胡椒航路の開拓した大航海時代の先駆者ポルトガル。航海者として第一歩を踏み出したばかりのプレイヤーは、ひょんなことからサルミエント商会代表ディエゴの息子アルヴェロと知り合う。彼と共に、胡椒に絡んでディエゴに見え隠れする陰や、父とバルタザールの過去をたどりながら、世界一の航海者を目指して歩み始める。
イングランド
経済不振が続き、女王の改革も成果が見えない北の小国イングランド。駆け出しの航海者であるプレイヤーは、ある事件がきっかけで、元海賊の貴族ミドルトン家の知遇を得る。ネーデルランドの「海の旅団」や、海軍を巡る事件で暗躍するキリングリュー伯爵との争いに関わりながら、航海者として成長していく。
ネーデルランド
イスパニアの圧政に苦しみ、独立の気運が高まる新興国ネーデルランド。運動方針で対立する主戦派のホールンと穏健派のエグモント。二人の友人、運び屋フレデリク。彼らと知り合ったプレイヤーは、2人のわだかまりを解くためにフレデリクと奔走する。義勇海軍「海の旅団」の結成は、イスパニアの態度をさらに硬化させる。高まる危機の中、プレイヤーは独立運動に身を投じる。
フランス
イタリアに半世紀遅れてルネサンスが到来し、財宝や美術品の収集に熱狂する貴族たちの後押しで、遅まきながら航海事業に乗り出したフランス。新米航海者のプレイヤーは、財宝探検家として売り出し中のジュリアンと知り合う。彼と共に一枚の絵画の行方を追ううちに、ジュリアンのヴェネツィアの名門貴族オルセオロ家への復讐と、オーギュスタンの陰謀に巻き込まれていく。
ヴェネツィア
東地中海交易の要である胡椒が、インド航路の発見とオスマントルコの圧力で脅かされ、繁栄に陰りが見え始めたヴェネツィア。海に乗り出したばかりのプレイヤーは、元首補佐官アルヴィーゼの妹ヴィットーリアと知り合い、彼女が主催するオルセロオ家のサロンに招かれる。オスマントルコとの争いとフランスからやって来たジュリアンの復讐に政府内の権力闘争が絡み、混沌とする斜陽の国の進む道を、彼女と共に探していく。

[編集] 世界周航編

『Cruz del Sur』Chapter1で追加された公式シナリオ。開始には東南アジアまでの入港許可が必要。イベントを開始すると、オセアニアの入港許可が授与される。

あらすじ
1522年9月6日、マゼラン艦隊が西回り航路で香料諸島へ到達した。これは、結果的に世界一周の偉業となったが、マゼランは故国の土を踏まずに亡くなった。エルカノが指揮を引き継ぎ、帰国した彼は富と名声を得た。
時が立ち、人々がマゼランの名を忘れかけた頃、西欧6ヶ国が世界一周航路の確立に共同して乗り出すことになり、周航を達成した航海者を国家が認定すると発表した。セビリアを発し、マゼランが通った道筋を辿って再びセビリアに戻ることが条件で、各国の優秀な航海者に参加が要請された。
計画に参加すべくセビリアに上陸したプレイヤーは、1人の老人から、マニラにあるというアントニオ・ピガフェッタの手記を探して欲しいと依頼される。世界一周と手記捜索の旅を始めたプレイヤーは、1人の少女と出会い、突然何者かの襲撃を受ける。果たして、無事に世界周航を達成し、手記を手に入れることはできるのだろうか。

[編集] 大航海時代Onlineの主な歴史

  • 2004年4月14日 商品正式発表。公式HPオープン。
  • 2004年6月25日 ワールド名候補発表。
  • 2004年11月2日 クローズドβテスト開始。
  • 2005年2月23日 プレオープンサービス開始。
  • 2005年3月9日  アップグレードチケット販売開始。
  • 2005年3月11日 登録ユーザーが10万人を突破したと発表(最大同時接続数は約2万人)。
  • 2005年3月16日 正式サービス開始。
  • 2005年6月29日 亡命システム実装。影響度が低い国家への亡命が可能となる。
  • 2005年8月3日  ネーデルランド、フランス、ヴェネツィア実装。補給港が交易港に昇格。大航海時代Online@モバイルβテスト開始
  • 2006年2月22日  副官システム導入。3月に宮部みゆきとのコラボレーション・イベントが実現。
  • 2006年3月2日  ニンテンドーDS大航海時代IV ROTA NOVA発売(同月23日にPSP版も発売)。「ROTA NOVA」には24港が隠され、そこにしかない交易品が存在するが、入港に必要なキーワードを「大航海時代Online」の中で入手するシステムが導入された(現在は終了)。
  • 2006年6月1日  拡張パック『La Frontera』発表。
  • 2006年8月30日  拡張パック『La Frontera』 Chapter1『AZTEC』実装。サーバー「Boreas」追加。
  • 2006年12月6日  『La Frontera』 Chapter2『Angkor』実装。
  • 2007年3月14日  『La Frontera』 Chapter3『Spice Islands』実装。
  • 2007年3月28日  公認ネットカフェサービス開始。
  • 2007年3月~4月 サントリーフーズの新商品『ビンゴ☆ボンゴ』とのコラボレーション企画。ゲーム内に同商品のキャラクターをモチーフにしたアイテムが登場。
  • 2007年6月14日 大航海時代Online拡張パック第二弾発表。
  • 2007年7月15日 拡張パック第二弾『Cluz del Sur』発表会開催。コーエーのオンラインタイトル初のオフライン(ユーザー参加型)イベント。
  • 2007年8月22日 拡張パック第二弾『Cluz del Sur』 Capter1『Circumnavigation』実装。今まで全年齢対象であったが、『Cluz del Sur』以降は12歳以上対象に変更。
  • 2007年12月5日 『Cluz del Sur』 Chapter2『Special Ornaments』実装。Web上から『@モバイル』の機能を利用できる『@Web』のβサービスを開始。
  • 2008年2月20日 『Cluz del Sur』 Chapter3『Grand Anniversary』実装。同時に初の有料オプションサービスとして、『@Web』が正式サービス開始。
  • 2008年4月16日 『Welcome Season』実装。『Cruz del sur』には含まれない小規模アップデート。
  • 2008年5月28日 各ワールドに3体目のキャラクターが作成可能になる「キャラクタースロット追加サービス」が登場。
  • 2008年7月23日 『Cluz del Sur』 Chapter4『Inca』実装。
  • 2009年2月17日 『Cluz del Sur』 Chapter5『Menace of Ottoman』実装。
  • 2009年4月28日 PS3でのサービスを開始。
  • 2009年7月23日 『Cluz del Sur』番外章となる『Expedition』実装予定。

[編集] ベンチマーク

軽めのベンチマークプログラムが好評でゲームプレイヤーに限らず多くの人に利用されている。

[編集] 参考

  • 大航海時代Onlineオンラインマニュアル
  • 大航海時代Onlineワールドガイド
  • 4Gamerインタビュー

[編集] 外部リンク

他の言語