宮部みゆき

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宮部 みゆき
誕生 1960年12月23日(51歳)
東京都江東区
職業 推理作家小説家
国籍 日本の旗 日本
活動期間 1987年 -
ジャンル 推理小説時代小説
代表作 理由
主な受賞歴 第26回オール讀物推理小説新人賞
第2回日本推理サスペンス大賞
第45回日本推理作家協会賞
第13回吉川英治文学新人賞
第6回山本周五郎賞
第18回日本SF大賞
第120回直木賞
第18回日本冒険小説協会大賞国内部門大賞
第55回毎日出版文化賞特別賞
第5回司馬遼太郎賞
第52回芸術選奨文部科学大臣賞
第41回吉川英治文学賞
処女作 我らが隣人の犯罪
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宮部 みゆき(みやべ みゆき、1960年12月23日 - )は、日本小説家東京都江東区生まれ。日本推理作家協会会員。日本SF作家クラブ会員。

法律事務所勤務ののち、小説家に。1987年、「我らが隣人の犯罪」でデビュー。以後、『龍は眠る』(日本推理作家協会賞受賞)『火車』(山本周五郎賞受賞)『理由』(直木賞受賞)『模倣犯』(毎日出版文化賞特別賞受賞)などのミステリーや、『本所深川ふしぎ草紙』(吉川英治文学新人賞受賞)『ぼんくら』などの時代小説で人気作家となる。ほかに、ファンタジージュブナイルものの作品がある。

目次

[編集] 経歴

1960年12月23日、東京都江東区深川に生まれる。東京の下町に育ち、現在もそこで部屋を借り、仕事場にしている。江東区立深川第四中学校を経て東京都立墨田川高等学校卒業。裁判所速記官試験(現在養成中止)に不合格、中根速記学校で速記を学ぶ(速記検定1級取得)。23歳のとき小説を書き始め、法律事務所に勤務しながら、1984年に講談社フェーマススクール・エンタテイメント小説教室に通い、山村正夫などに師事。同講座の受講生に、篠田節子がいる。

1987年オール讀物推理小説新人賞を受賞した短編「我らが隣人の犯罪」でデビュー。ただし最初に出版された書籍は、1989年東京創元社から『鮎川哲也と十三の謎』の第5回配本として出版された『パーフェクト・ブルー』である。『魔術はささやく』『龍は眠る』(同年同日生まれの綾辻行人日本推理作家協会賞を同時受賞)などの超能力を扱った作品が多かったが、1992年に発表した『火車』は、クレジットによる多重債務問題を描き出し、山本周五郎賞を受けた。ミステリーではその後『理由』で直木賞、『模倣犯』で毎日出版文化賞特別賞、『名もなき毒』で吉川英治文学賞を受賞。時代小説では、江戸に住む人々の人情を描き、吉川英治文学新人賞を受賞した『本所深川ふしぎ草紙』や、超能力ものの「霊験お初捕物控」、深川を舞台にしたミステリー『ぼんくら』『日暮らし』など。テレビゲームが趣味であり、プレイステーション2用ソフト『ICO』を小説化した作品や、『ドリームバスター』、劇場用アニメ化された『ブレイブ・ストーリー』などのファンタジー小説もある。

大沢在昌の主宰する事務所(大沢オフィス)に京極夏彦とともに所属。オフィスの公式サイト名は3人の姓から1字ずつとって「大極宮」という。コードネームは「安寿」。また、2005年夏公開の映画『妖怪大戦争』のプロデュースチーム「怪」の一員でもある。

[編集] 趣味・交友

  • 綾辻行人とは生年月日やデビュー年月が同じであり、互いに推理小説でデビュー(綾辻は1989年9月に長編『十角館の殺人』を刊行)したという共通点がある。先に単行本の出版をした綾辻をミステリ作家として尊敬の対象としつつも、彼との交流が増えて、今は仲の良い友人・ライバルだと語っている。
  • 無類のテレビゲーム好きとしても知られており、ゲームの攻略本収集の趣味を持っている(当人曰く、365日のうち360日はコントローラーを握り、所有している攻略本の数は300冊超との事)。『ドリームバスター』などSFものの作品には、世界観やキャラクター設定にゲームの影響があると述べている他、『ローグギャラクシー』のシナリオについて、作家としての視点から酷評した事もある◆ゲーム女の生きる道
タクティクスオウガ』や『メトロイド』のファンとしても知られている。
ゲーム好きになった理由は、執筆量も増えて精神的肉体的に疲労がたまっている時に綾辻行人から薦められたからである。
  • 幻想水滸伝III』の発売前には公式サイト内にて先行プレイ日記(公開は終了)を8回にわたり公開していた。またこの作品のOPアニメ製作は『ブレイブ・ストーリー』を製作したゴンゾであり、このOPアニメを見た彼女がここが作るならとアニメ化の許可を出した。
  • TVゲーム『ICO』のノベライズを刊行(これについては宮部当人がノベライズ化を希望し、実現したものである)したり、コーエーが管理運営するMMORPG大航海時代Online』2006年3月の公式イベントのシナリオを担当した。なお後者では『ドリームバスター』の登場人物が活躍する。
  • ただし、宮部自身はオンラインゲームで遊ぶことをスタッフに止められている。もし遊び始めれば超廃人と呼ばれるほど没頭してしまうことが明らかなためである。

[編集] 文学賞受賞歴・候補歴

[編集] 文学賞選考委員歴

[編集] 作品リスト

[編集] 小説

作品名 発売年月 出版社 文庫 備考
発売年月 出版社
パーフェクト・ブルー 1989年2月 東京創元社 1992年12月 創元推理文庫 ISBN 4488411010
魔術はささやく 1989年12月 新潮社 1993月1月 新潮文庫  
我らが隣人の犯罪 1990月1月 文藝春秋 1993月1月 文春文庫 ISBN 4061487396
2006年10月 講談社青い鳥文庫 『この子だれの子』として5作中4作を収録して刊行
東京 ウォーター・フロント殺人暮色 1990年4月 光文社 1994年10月 光文社文庫 文庫化の際『東京下町殺人暮色』と改題
レベル7 1990年9月 新潮社 1993年9月 新潮文庫  
龍は眠る 1991年2月 出版芸術社 1995月1月 新潮文庫
2006年6月 双葉文庫
本所深川ふしぎ草紙 1991年4月 新人物往来社 1995年8月 新潮文庫 ISBN 4101369151
返事はいらない 1991年10月 実業之日本社 1994年12月 新潮文庫 ISBN 4101369135
かまいたち 1992月1月 新人物往来社 1996年9月 新潮文庫
2007年3月 講談社青い鳥文庫
今夜は眠れない 1992年2月 中央公論社 2002年5月 角川文庫
2006年3月 講談社青い鳥文庫 ISBN 4061487183
スナーク狩り 1992年6月 光文社カッパノベルス 1997年6月 光文社文庫 ISBN 4334724094
火車 1992年7月 双葉社 1998月1月 新潮文庫 ISBN 4101369186
長い長い殺人 1992年9月 光文社 1999年6月 光文社文庫 ISBN 4334728278
とり残されて 1992年9月 文藝春秋 1995年12月 文春文庫 ISBN 4167549026
ステップファザー・ステップ 1993年3月 講談社 1996年7月 講談文庫
2005年10月 講談社青い鳥文庫
震える岩 霊験お初捕物控1 1993年9月 新人物往来社 1997年9月 講談社文庫 文庫化の際『震える岩 霊験お初捕物控』と改題
漫画版 坂口よしを(2006-2008年 プリンセスコミックスデラックス)
淋しい狩人 1993年10月 新潮社 1997月1月 新潮文庫
地下街の雨 1994年4月 集英社 1998年10月 集英社文庫
幻色江戸ごよみ 1994年7月 新人物往来社 1998年8月 新潮文庫
夢にも思わない 1995年5月 中央公論社 2002年11月 角川文庫 ISBN 4043611021
初ものがたり 1995年7月 PHP研究所 1999年8月 新潮文庫 愛蔵版にのみ糸吉の恋を収録
鳩笛草―燔祭・朽ちてゆくまで 1995年9月 光文社 2000年4月 光文社文庫 『燔祭』はクロスファイアの前日談
人質カノン 1996月1月 文藝春秋 2001年9月 文春文庫 ISBN 4167549042
蒲生邸事件 1996年10月 毎日新聞社 2000年10月 文春文庫
堪忍箱 1996年10月 新人物往来社 2001年10月 新潮文庫
天狗風 霊験お初捕物控2 1997年11月 新人物往来社 2001年9月 講談社文庫 ISBN 4062732572
漫画版 坂口よしを(2009年 プリンセスコミックスデラックス)
心とろかすような マサの事件簿 1997年11月 東京創元社 2001年4月 創元推理文庫 ISBN 4488411029
2008年4月 講談社青い鳥文庫 『マサの留守番 -蓮見探偵事務所事件簿-』として刊行
理由 1998年6月 朝日新聞社 2002年8月 朝日文庫
2004年6月 新潮文庫
クロスファイア 1998年10月 光文社カッパノベルス 2002年9月 光文社文庫
ぼんくら 2000年4月 講談社 2004年4月 講談社文庫 漫画版 菊地昭夫 2010-年 PHPコミックス
あやし 2000年7月 角川書店 2003年4月 角川文庫 新潮文庫『あやし』と改題
模倣犯 2001年4月 小学館 2005年11月 新潮文庫
R.P.G. 2001年8月 集英社文庫 2001年8月 集英社文庫 ISBN 408747349X
ドリームバスター 2001年7月 徳間書店
あかんべえ 2002年3月 PHP研究所 2006年12月 新潮文庫
ブレイブ・ストーリー 2003年3月 角川書店 2006年5月 角川文庫 アニメ映画化された際 宮部はパック役の声優として出演。
ドリームバスター2 2003年3月 徳間書店
誰か Somebody 2003年11月 実業之日本社 2007年12月 文春文庫
ICO -霧の城- 2004年6月 講談社 2010年11月 講談社文庫 ISBN 4062124416
日暮らし 2005月1月 講談社 2008年11月 講談社文庫
孤宿の人 2005年6月 新人物往来社 2009年11月 新潮文庫
ドリームバスター3 2006年3月 徳間書店
名もなき毒 2006年8月 幻冬舎 ISBN 4344012143
ドリームバスター4 2007年5月 徳間書店
楽園 2007年8月 文藝春秋 2010年2月 文春文庫
おそろし 三島屋変調百物語事始 2008年7月 角川書店
英雄の書 2009年2月 毎日新聞社
小暮写眞館 2010年5月 講談社
あんじゅう 三島屋変調百物語事続 2010年7月 中央公論新社
ばんば憑き 2011年3月 角川書店
チヨ子 2011年7月 光文社文庫 2011年7月 光文社文庫
おまえさん 2011年9月 講談社 2011年9月 講談社文庫 単行本、文庫同時発売
ここはボツコニアン 2012年2月 集英社

[編集] 外国語訳

『火車』の英訳、アルフレッド・バーンバウム
  • The Book of Heroes
『英雄の書』の英訳、アレクサンダー・O・スミス[1]
『ブレイブ・ストーリー』の英訳、アレクサンダー・O・スミス訳
『クロスファイア』の英訳、岩渕デボラ・磯崎アンナ訳
  • Shadow Family(2004年9月 講談社インターナショナル)
『R.P.G.』の英訳、Juliet Winters Carpenter

[編集] アンソロジー (編纂)

  • 贈る物語 Terror (2002年11月19日、光文社、ISBN 433492378X/2006年12月7日、光文社文庫、『贈る物語 Terror みんな怖い話が大好き』と改題)
  • 松本清張傑作短篇コレクション (2004年11月 文春文庫)
  • 『短編ベストコレクション 現代の小説2005』(「チヨ子」収録、日本文芸作家協会 編、2005年6月 徳間書房)
  • はじめての文学 宮部みゆき (2007年3月 文藝春秋、自作選集)
    • 心とろかすような
    • 朽ちてゆくまで
    • 馬鹿囃子
    • 砂村新田

[編集] 紀行文

  • 平成お徒歩日記 (1998年6月 新潮社、のち文庫)

[編集] 対談

  • だからミステリーは面白い 気鋭BIG4 対論集 (1995年3月 有学書林)
    • 高橋克彦、大沢在昌、井沢元彦
  • チチンプイプイ (2000年4月 文藝春秋)
    • 室井滋
  • ホラー・ジャパネスクを語る (2003年5月 双葉社、ISBN 4575234699
  • 山本博文教授の江戸学講座 (2007年3月 PHP研究所、ISBN 4569667902
    • 山本博文、逢坂剛との共著

[編集] 共著

  • 運命の剣のきばしら (1999年2月 PHP研究所、ISBN 456957243X
    • 中村隆資、火坂雅志、東郷隆、安部龍太郎、鳴海丈、宮本昌孝とのリレー小説
  • 大極宮 (2002年9月 角川書店、ISBN 404361103X
  • 大極宮2 (2003年8月 角川書店、ISBN 4043611056
  • 大極宮3 コゼニ好きの野望篇 (2004年11月 角川書店)
    • 大沢在昌、京極夏彦との共著
  • ぱんぷくりん 鶴之巻・亀之巻 (2003年6月 PHP研究所)

[編集] 単行本未収録作品

  • 殴る女 (祥伝社『小説NON』1990年9月号)
  • のっぽのドロレス
  • 弓子の後悔(光文社『小説宝石』1992年12月号)
  • 車坂
  • 『ステップファザー・ステップ』の続編
    • バッド・カンパニー (集英社『小説すばる』1997年1月号)
    • ダブル・シャドウ (集英社『小説すばる』1998年1月号)
    • マザーズ・ソング (集英社『小説すばる』1998年5月号)
    • ファザーズ・ランド (集英社『小説すばる』1998年12月号、1999年1月号)
  • 茂七の事件簿
    • 寿の毒 (文藝春秋『オール讀物』2002年2月号)
    • 鬼は外 (文藝春秋『オール讀物』2003年2月号)
  • ソロモンの偽証 (新潮社『小説新潮』連載終了、2002年10月号 - 2011年11月号)
  • “旅人”を待ちながら (集英社『小説すばる』2007年1月号)
  • 桜ほうさら (PHP研究所『文蔵』連載中、2009年3月号 - )
  • ペテロの葬列 (地方新聞紙 連載中、2010年 - ) ※『誰か』『名もなき毒』の続編
  • ここはボツコニアン (集英社『小説すばる』連載中、2010年8月号 - )
  • 三島屋変調百物語参之続 (文藝春秋『オール読物』不定期連載中、2011年 - )
    • 魂取(たまとり)の池(文藝春秋『オール読物』2011年2月号)
    • くりから御殿(文藝春秋『オール読物』2011年7月号)
    • 泣き童子(わらし)(文藝春秋『オール読物』2011年12月号)

[編集] 連載中絶作品

  • ウィルソン・シティ (集英社『小説すばる』)
  • 心眼 タクシードライバー尾藤浩一のちょっと奇妙な業務日誌 (新潮社『小説新潮』連載、- 2000年10月号)
  • 17 ゼプツェン (文藝春秋『週刊文春』連載、- 2001年10月18日号)

[編集] テレビ出演

[編集] 参考図書

  • 1999年 - 野崎六助著『宮部みゆきの謎 最強の女流ミステリを徹底分析する』情報センター出版局、ISBN 4795829527
  • 2002年 - 朝日新聞社文芸編集部編『まるごと宮部みゆき』朝日新聞社、ISBN 4022577657
  • 2002年 - 中島誠著『宮部みゆきが読まれる理由』現代書館ISBN 4768468403
  • 2003年 - 歴史と文学の会編『宮部みゆきの魅力』(『Museo』13)、勉誠出版ISBN 4585090789
    • 年譜あり
  • 2003年 - 宝島社編『僕たちの好きな宮部みゆき Tribute to Miyuki Miyabe』(『別冊宝島』865)、宝島社ISBN 4796635564

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

[編集] オンライン記事など

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