平岩弓枝

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平岩 弓枝
(ひらいわ ゆみえ)
誕生 1932年3月15日(82歳)
日本の旗 日本東京府東京市渋谷
(現:東京都渋谷区
職業 小説家
脚本家
国籍 日本の旗 日本
ジャンル 時代小説
代表作 小説
『鏨師』(1959年)
御宿かわせみ』シリーズ(1974年 - 2006年)
『花影の花』(1990年)
『西遊記』(2007年)
主な受賞歴

直木三十五賞(1959年)
NHK放送文化賞(1979年)
吉川英治文学賞(1991年)
紫綬褒章(1997年)
菊池寛賞(1998年)
毎日芸術賞(2008年)

ドラマ脚本

ありがとう』シリーズ(1970年 - 1973年)
肝っ玉かあさん』シリーズ(1968年 - 1972年)
女と味噌汁』シリーズ(1965年 - 1980年)
下町の女』シリーズ(1970年 - 1974年)
新・平家物語』(1972年)
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平岩 弓枝(ひらいわ ゆみえ、1932年3月15日 - )は、日本脚本家小説家。代表作に『御宿かわせみ』シリーズ、『はやぶさ新八御用帳』シリーズなどがある。


人物[編集]

生い立ち[編集]

幼い頃の平岩(1939年昭和14年)頃)

東京・代々木にある代々木八幡宮の一人娘として生まれた。太平洋戦争大東亜戦争)末期の1945年昭和20年)、伯母の実家がある福井県に疎開し[1]。そこでは福井高等女学校(現在の福井県立藤島高等学校)に通っていた[1]

戦後、東京に戻った平岩は日本女子大学附属高等学校に通い、そこで友人らと演劇部を結成して『安寿と厨子王』などをもとにした脚本を執筆・上演した[2]。なおその頃の同期には河内桃子などがいた[2]1955年昭和30年)に日本女子大学国文科を卒業した平岩は戸川幸夫に師事、その後長谷川伸主宰の新鷹会に入会。同門の先輩の伊東昌輝と結婚した。伊東は平岩家の婿養子となり、平岩昌利を名乗り、代々木八幡宮の宮司を務める。娘の平岩小枝(こずえ)は代々木八幡宮の禰宜を務める。

作家・脚本家[編集]

1959年昭和34年)、『鏨師』が第41回直木賞を受賞。1974年昭和49年)には『御宿かわせみ』を発表し、その後も同シリーズの作品を次々と発表して30年以上にわたるベストセラーシリーズとした。

それと平行してTBSテレビドラマありがとう』シリーズ、『肝っ玉かあさん』シリーズ、TBS東芝日曜劇場女と味噌汁』シリーズ、『下町の女』シリーズやNHK大河ドラマ『新・平家物語』を始めとするテレビドラマの代表作や演劇の脚本を書くかたわら、小説も次々と発表している。

年表[編集]

著作リスト[編集]

小説[編集]

  • 鏨師 新小説社、1959 のち文春文庫
  • 美女誕生 角川書店 1960
  • その道は行き止り 東京文芸社 1961 のち「女の足音」中公文庫
  • 黒い扇 東京文芸社 1961 のち角川文庫
  • アキとマキの愛の交換日記 正続 集英社 1966-1967 のち文庫コバルト
  • 若い真珠 集英社 1966 のち文庫コバルト、文春文庫
  • 旅路 第1-3部 東京文芸社 1967-1968(NHK朝の連続テレビ小説『旅路』原作)のち角川文庫
  • 信号は青 集英社 1967(コバルト・ブックス) のち文庫コバルト
  • 海とみさきの青春 集英社 1967(コバルト・ブックス) のち文庫コバルト
  • 女と味噌汁 現文社 1967(シスター・ブックス) のち集英社文庫
  • 赤絵獅子 人物往来社 1967(歴史小説選書)
  • 華やかな魔獣 集英社 1967(コンパクト・ブックス)のち文庫
  • がんばれ良比古ちゃん 主婦と生活社 1968
  • おんなみち 講談社 1969 のち文庫
  • 十二年目の初恋 東京文芸社 1969
  • 花房一平捕物夜話 東京文芸社 1969
  • 若い海峡 集英社 1969(コバルト・ブックス) のち文庫コバルト
  • 女の顔 文藝春秋 1970 のち文庫
  • 日野富子 読売新聞社 1971
  • 藍の季節 文藝春秋、1971 のち文庫
  • 親なし子なし 毎日新聞社 1971
  • 肝っ玉かあさん 文藝春秋 1971 のち文庫(テレビドラマ原作)
  • かまくら三国志 文藝春秋 1972 のち文庫
  • 花嫁の日 講談社 1972 のち文庫
  • 下町の女 文藝春秋 1972 のち文庫
  • 花のながれ 文藝春秋 1972 のち文庫
  • 彩の女 文藝春秋 1973 のち文庫
  • あした天気に 文藝春秋 1973-1974 のち文庫
  • 夜の桜 東京文芸社 1973
  • 湯の宿の女 東京文芸社 1974 のち角川文庫
  • 女の気持 中央公論社 1974 のち文庫
  1. 御宿かわせみ 毎日新聞社 1974 のち文春文庫
  2. 江戸の子守唄 毎日新聞社 1975 同
  3. 水郷から来た女 毎日新聞社、1977 同
  4. 山茶花は見た 毎日新聞社、1977 同
  5. 幽霊殺し 文藝春秋、1982 のち文庫
  6. 狐の嫁入り 文藝春秋、1983 同
  7. 酸漿は殺しの口笛 文藝春秋、1986 同
  8. 白萩屋敷の月 文藝春秋、1986 同
  9. 一両二分の女 文藝春秋、1987 同
  10. 閻魔まいり 文藝春秋、1988 同
  11. 二十六夜待の殺人 文藝春秋、1988 同
  12. 夜鴉おきん 文藝春秋、1989 同
  13. 鬼の面 文藝春秋、1989 同
  14. 神かくし 文藝春秋、1990 同
  15. 恋文心中 文藝春秋、1990 同
  16. 八丁堀の湯屋 文藝春秋、1991 同
  17. 雨月 文藝春秋、1992 同
  18. 秘曲 文藝春秋、1993 同
  19. かくれんぼ 文藝春秋、1994 同
  20. お吉の茶碗 文藝春秋、1995 同
  21. 犬張子の謎 文藝春秋、1996 同
  22. 清姫おりょう 文藝春秋、1996 同
  23. 源太郎の初恋 文藝春秋、1997 同
  24. 春の高瀬舟 文藝春秋、1998 同
  25. 宝船まつり 文藝春秋、1999 同
  26. 長助の女房 文藝春秋、1999 同
  27. 横浜慕情 文藝春秋、2000 同
  28. 佐助の牡丹 文藝春秋、2001 同
  29. 初春弁財船 文藝春秋、2001 同
  30. 鬼女の花摘み 文藝春秋、2002 同
  31. 江戸の精霊流し 文藝春秋、2003 同
  32. 十三歳の仲人 文藝春秋、2004 同
  33. 小判商人 文藝春秋、2005 同
  34. 浮かれ黄蝶 文藝春秋、2006 同
  35. 新・御宿かわせみ 文藝春秋 2008.1 同
  36. 華族夫人の忘れもの 新・御宿かわせみ 文藝春秋 2008.10 同
  37. 花世の立春 新・御宿かわせみ 文藝春秋 2010.01 同
  38. 蘭陵王の恋 新・御宿かわせみ 文藝春秋 2013.3
  • へんこつ 文藝春秋 1975 のち文庫(曲亭馬琴が主役)
  • この町の人 文藝春秋 1975 のち集英社文庫(テレビドラマ原作)
  • 女の四季 東京文芸社 1975 のち角川文庫
  • 花天女 中央公論社 1975 のち文庫
  • ハサウェイ殺人事件 東京文芸社 1975 のち集英社文庫
  • 密通 東京文芸社 1975 のち角川文庫
  • 女ぶり 文芸社 1976
  • 女の旅 文藝春秋 1976 のち文庫
  • 結婚のとき 講談社 1976 のち文庫
  • 絵島の恋 東京文芸社 1977.4
  • 女の河 文藝春秋 1977(テレビドラマ原作)
  • 小さくとも命の花は 文藝春秋 1977.3 のち文庫
  • やきもの師 東京文芸社 1977.1 のち集英社文庫
  • 五月の女 文藝春秋 1977.12 のち文庫
  • 女の家庭 主婦の友社 1978.2 のち文春文庫
  • 風子(ふうこ)新潮社 1978.1 のち文庫
  • 結婚の四季 講談社 1978.4 のち文庫
  • 火の航跡 朝日新聞社 1978.5 のち文春文庫
  • 日蔭の女 文藝春秋 1978.7 のち文庫
  • 呪いの家 花房一平シリーズ 東京文芸社 1978.10 「釣女」「女櫛」集英社文庫
  • 女の幸福 文藝春秋 1978.10 のち文庫
  • 日本のおんな 新潮社 1979.3 のち文庫
  • 午後の恋人 文藝春秋 1979.4 のち文庫
  • わたしは椿姫 講談社 1979.8 のち文庫
  • 他人の花は赤い 文藝春秋 1979.9 のち文庫
  • 女のそろばん 読売新聞社 1979.11 のち集英社文庫
  • 風の墓標 新潮社 1979.12 のち文庫
  • 江戸の娘 東京文芸社 1979.11 のち角川文庫
  • 女たちの家 文藝春秋 1980 のち文庫
  • 女たちの海峡 文藝春秋 1981.2 のち文庫
  • 天の花地の星 日本のおんな 新潮社 1981.2 のち文庫
  • 花の影 文藝春秋 1981.7 のち文庫
  • 花祭 講談社 1981.8 のち文庫
  • 結婚飛行 集英社 1981.11 のち文庫
  • 色のない地図 文藝春秋 1981.12 のち文庫
  • 花平家物語 相馬大共著 光村推古書院 1981.11
  • 椿説弓張月(曲亭馬琴原作)学習研究社 1982.7 (日本の古典ノベルス)のち文庫
  • 風祭 角川書店 1983.12 のち文庫
  • 花ホテル 新潮社 1983.4 のち文庫
  • 湖水祭 サンケイ出版 1983 のち文春文庫
  • 橋の上の霜 新潮社 1984.10 のち文庫
  • 祝婚歌 文藝春秋 1985.4 のち文庫
  • 青の伝説 講談社 1985.2 のち文庫
  • 白い序章 中央公論社 1985.3 のち文庫
  • 青の回帰 講談社 1985.5 のち文庫
  • 女の暦 東京文芸社 1986
  • 紅梅館おとせ 東京文芸社 1986.10
  • 青の背信 講談社 1986.6 のち文庫
  • 葡萄街道の殺人 角川書店 1986.6 のち文庫
  • 三味線お千代 東京文芸社 1986.6
  • ありがとう 東京文芸社 1986.9
  • 青い華火 東京文芸社 1987.1
  • ちっちゃなかみさん 角川文庫 1987.1
  • 秋色 文藝春秋 1987.3 のち文庫
  • ふたりで探偵 新潮社 1987.6 のち文庫
  • 平岩弓枝自選長篇全集 全15巻 文藝春秋 1987-1989
  • パナマ運河の殺人 角川書店 1988.4 のち文庫
  • 春の砂漠 文藝春秋 1988.4 のち文庫
  • 火宅の女-春日局 角川書店 1988.10 のち文庫
  • 芸能社会 読売新聞社 1989.2 のち文春文庫
  • はやぶさ新八シリーズ
  1. はやぶさ新八御用帳 講談社、のち文庫
    1. 大奥の恋人 1989
    2. 江戸の海賊 1989
    3. 又右衛門の女房 1991
    4. 鬼勘の娘 1992
    5. 御守殿おたき 1993
    6. 春月の雛 1994
    7. 寒椿の寺 1996
    8. 春怨根津権現 1997
    9. 王子稲荷の女 1998
    10. 幽霊屋敷の女 1999
  2. はやぶさ新八御用旅 講談社、のち文庫
    1. 東海道五十三次 2001
    2. 中仙道六十九次 2002
    3. 日光例幣使道の殺人 2004
    4. 北前船の事件 2006
  • 犬のいる窓 毎日新聞社 1990.3 のち文春文庫
  • 千姫様 角川書店 1990.9 のち文庫
  • 花影の花 大石内蔵助の妻 新潮社 1990.12 のち文庫
  • 嵯峨御絵巻 角川書店 1992.11
  • 南総里見八犬伝(曲亭馬琴原作)中央公論社 1993.4 のち文庫
  • 絹の道 文藝春秋 1993.1 のち文庫
  • お夏清十郎 新潮社 1993.2 のち文庫
  • 五人女捕物くらべ 講談社 1994.3 のち文庫
  • セイロン亭の謎 中央公論社 1994.3 のち新潮文庫
  • 太平記 講談社 1994.7 (少年少女古典文学館 第14巻)
  • 水鳥の関 文藝春秋、1996 のち文庫
  • 幸福の船 新潮社 1998.11 のち文庫
  • 妖怪 文藝春秋 1999.1(鳥居耀蔵)のち文庫
  • 平安妖異伝 新潮社 2000.6 のち文庫
  • 獅子の座 足利義満伝 中央公論新社 2000.10 のち文春文庫
  • 魚の棲む城 新潮社 2002.3 のち文庫
  • 道長の冒険 平安妖異伝 新潮社 2004.6 のち文庫
  • 西遊記 毎日新聞社 2007

映画脚本[編集]

  • 青幻記 遠い日の母は美しく 1973 (成島東一郎、伊東昌輝との共同脚本)

主なドラマ脚本[編集]


随筆[編集]

  • お宮のゆみちゃん 現文社 1967 のち文春文庫、中公文庫
  • 旅路の旅 朝日ソノラマ 1969 のち中公文庫
  • 女らしいということ 心を奪う魅力と知恵 大和書房 1970 のち文庫
  • 愛するひとができたら 妻となる日の心得 大和書房 1971
  • 女らしさの知恵 “ごめんなさい”と素直に言える心 祥伝社 1977 (ノン・ブック)「女らしいということ」大和文庫
  • 隣の花はなぜ赤い 伊東昌輝共著 学習研究社 1979 「茶の間の人間学」ケイブンシャ文庫
  • わたしの万葉集 大和書房 1986 のち新潮文庫
  • 水曜日のひとりごと 毎日新聞社 1987.5 のち文春文庫
  • 女性のための外国旅行 ミリオン書房 1990.10
  • 窓のむこうに 広済堂出版 1995.10 のち新潮文庫
  • 風よヴェトナム 新潮社 1998.2 のち文庫
  • 極楽とんぼの飛んだ道 私の半生、私の小説 講談社 1999.2 のち文庫
  • ものは言いよう 講談社 2000.9 のち文庫
  • 伴侶の死(編)文藝春秋 2001 のち文庫
  • 「御宿かわせみ」読本(編)文春文庫 2003.4
  • 老いること暮らすこと 講談社 2003.12 のち文庫
  • なかなかいい生き方 講談社 2007.4

作詞[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ a b 読売新聞2010年12月16日付朝刊、13版、11面
  2. ^ a b 読売新聞2010年12月18日付朝刊、13版、14面
  3. ^ 五木寛之、平岩弓枝両氏が直木賞選考委員を退任 (2010年12月19日閲覧)

関連項目[編集]