第16回NHK紅白歌合戦

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第16回NHK紅白歌合戦
ジャンル 大型音楽番組
放送期間 1965年12月31日(NHK紅白歌合戦第16回)
放送国 日本の旗 日本
制作局 NHK
外部リンク NHK紅白歌合戦公式サイト
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第16回NHK紅白歌合戦
ジャンル 大型音楽番組
放送方式 生放送
放送期間 1965年12月31日
放送時間 1965年12月31日
放送局 NHKラジオ第1
公式サイト 公式サイト
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第16回NHK紅白歌合戦』は、1965年12月31日東京宝塚劇場で行われた、通算16回目のNHK紅白歌合戦。21時05分~23時45分にNHK生放送された。

概要[編集]

  • カラー放送であり、当時のオリジナルの放送用カラービデオテープが2種類現存する。現存が前から確認されていた1つ目のカラー映像は冒頭40分欠落の上、色ずれなど映像に乱れが生じ退色も激しいものであったが、2つ目のカラー映像が2011年5月にたまたまNHK局内の音楽倉庫で3本の原版2インチVTRで発見され、東京都墨田区のレトロエンタープライズの手によって修復・ダビングが行われHDCAMテープに転写され、新たにNHKアーカイブスに保管された[1]。2つ目のカラー映像は1時間40分の短縮版である[2]。また、NHKが記録したキネコ(白黒、完全版)と、白組司会を務めた宮田輝の夫人が自宅で録画し、後にNHKに提供された完全版白黒ビデオテープもあり、計4種類の映像が現存する。後年に1つ目のカラー版とキネコ版は、それぞれ違う年に『思い出の紅白歌合戦』(BS2)で再放送された(カラー版放映時は短縮編集され、同じく1963年第14回を短縮編集したものと合わせて2年分一緒に放映)。しかし、NHKのデータベースに公式に登録されている映像はカラー版のみであり、他の2種類(白黒)はNHKの外部に保管されているものと思われる。
  • 今回はカラー写真も現存する(開催された後に発行された「グラフNHK」の表紙など)。
  • 当初、紅組司会は過去2年間に引き続き江利チエミを起用する方針だったが、江利が「もうコリゴリ」と辞退し、前年の連続テレビ小説うず潮』のヒロイン・林美智子前回は審査員)が起用された[3]。『連続テレビ小説』のヒロイン経験者が紅白の司会を務めるのは史上初の出来事であった。
  • 紅組トリは前回に引き続き美空ひばりの「」(この年の『第7回日本レコード大賞』受賞曲。前年からロングヒットした。なお前回とは異なり大トリでの歌唱となった)が選曲された。なお、これに関し各マスコミから「2年連続同じ歌を歌うとは非常識だ」とのバッシングもあった[4]
  • 倍賞千恵子のバックには、当時松竹歌劇団に所属していた妹の倍賞美津子がダンスで参加。このシーンは2007年に『きよしとこの夜』の中でも倍賞本人がゲストの時に紹介された(映像は1つ目のカラー版)。
  • 当時はまだ男女混合グループの出場が認められておらず、白組出場の和田弘とマヒナ・スターズの「愛して愛して愛しちゃったのよ」は女性ボーカルの田代美代子抜きで歌った。男性ボーカルの松平直樹は曲中、「やっぱり、うちの美代子がいないと淋しいよ」と言っている。田代は翌1966年第17回に、「ここがいいのよ」(同じく和田弘とマヒナ・スターズとの歌)でソロで初出場を果たしている。
  • この年紫綬褒章およびレコード大賞特別賞を受賞した東海林太郎が返り咲き、「赤城の子守唄」を熱唱した。
  • 曲名テロップの右側には、曲名に合わせた挿絵が添えられているのが特徴だった。
  • 今回使用したマイクロホンは、司会者・歌手用ともにSONY C-38A。また、坂本スミ子のみAKG D-24Eのハンドマイク使用。

司会者[編集]

演奏[編集]

審査員[編集]

大会委員長[編集]

  • 浅沼博・NHK放送総局長

出場歌手[編集]

紅組 白組
歌手 歌手
三沢あけみ(2) アリューシャン小唄 舟木一夫(3) 高原のお嬢さん
都はるみ(初) 涙の連絡船 井沢八郎(初) 北海の満月
西田佐知子(5) 赤坂の夜は更けて 春日八郎(11) 大阪の灯
雪村いづみ(8) スワニー 坂本九(5) ともだち
仲宗根美樹(4) 海と野菊と船頭さん 克美しげる(2) あゝせつなきわが心
梓みちよ(3) 忘れたはずなのに ダーク・ダックス(8) エーデルワイス
園まり(3) 逢いたくて逢いたくて 山田太郎(初) 新聞少年
九重佑三子(2) 抱きしめて 東海林太郎(4) 赤城の子守唄
日野てる子(初) 夏の日の想い出 バーブ佐竹(初) 女心の唄
朝丘雪路(8) ハロー・ドーリー 立川澄人(3) 教会へ行こう
伊東ゆかり(3) 恋する瞳 三田明(2) 若い翼
島倉千代子(9) 新妻鏡 三橋美智也(10) 二本松少年隊
岸洋子(2) 恋心 アイ・ジョージ(6) 赤いグラス
弘田三枝子(4) 恋のクンビア ジャニーズ(初) マック・ザ・ナイフ
吉永小百合(4) 天満橋から 森繁久彌(7) ゴンドラの唄
江利チエミ(13) 芸者音頭 三波春夫(8) 水戸黄門旅日記
倍賞千恵子(3) さよならはダンスのあとに 和田弘とマヒナ・スターズ(7) 愛して愛して愛しちゃったのよ
ペギー葉山(12) 学生時代 ボニー・ジャックス(3) 手のひらを太陽に
越路吹雪(11) 夜霧のしのび逢い 植木等(4) 遺憾に存じます
水前寺清子(初) 涙を抱いた渡り鳥 村田英雄(5) 柔道水滸伝
ザ・ピーナッツ(7) ロック・アンド・ロール・ミュージック デューク・エイセス(4) キャラバン
坂本スミ子(5) グラナダ フランク永井(9) 東京しぐれ
中尾ミエ(4) 夢見るシャンソン人形 西郷輝彦(2) 星娘
こまどり姉妹(5) 恋に拍手を 北島三郎(3) 帰ろかな
美空ひばり(10) 橋幸夫(6) あの娘と僕 スイム・スイム・スイム

応援ゲスト[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 社団法人 日本映画テレビ技術協会 会報掲載記事 - レトロエンタープライズ
  2. ^ NHKアーカイブス公式ページ『お宝発見ニュース』第18回
  3. ^ 合田道人『紅白歌合戦の舞台裏』
  4. ^ 太田省一『紅白歌合戦と日本人』、114頁。

参考文献・出典[編集]

  • NHK『テレビ50年 あの日あの時、そして未来へ』(NHKサービスセンター 2003年2月)

関連項目[編集]

外部リンク[編集]