第23回NHK紅白歌合戦
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| 第23回NHK紅白歌合戦 | |
|---|---|
| ジャンル | 大型音楽番組 |
| 放送期間 | 1972年12月31日(NHK紅白歌合戦第23回) |
| 放送国 | |
| 制作局 | NHK |
| 外部リンク | NHK紅白歌合戦公式サイト |
| 第23回NHK紅白歌合戦 | |
|---|---|
| ジャンル | 大型音楽番組 |
| 放送方式 | 生放送 |
| 放送期間 | 1972年12月31日 |
| 放送時間 | 1972年12月31日 |
| 放送局 | NHKラジオ第1 |
| 公式サイト | 公式サイト |
『第23回NHK紅白歌合戦』(だい23かいエヌエイチケイこうはくうたがっせん)は、1972年12月31日に東京宝塚劇場で行われた、通算23回目のNHK紅白歌合戦。21時から23時45分にNHKで生放送された。
目次 |
概要[編集]
- 放送用ビデオテープはこの当時(録画設備を含めて)非常に高価であったが、NHKはこの回から制度的な紅白の収録ならびにVTR保存を開始。この回を含めて、以降の紅白はすべて鮮明なカラーのビデオ映像の完全版VTRが残っている。この年の紅白はそのカラーのビデオ映像の完全版で、後年に『思い出の紅白歌合戦』(BS2)で再放映された。
- 直前の『第14回日本レコード大賞』でちあきなおみは「喝采」で日本レコード大賞を受賞。
- 同じく『第14回日本レコード大賞』で和田アキ子は「あの鐘を鳴らすのはあなた」で最優秀歌唱賞を受賞していたが、同曲はベトナム戦争の反戦歌の疑いが強く、別の「孤独」が選曲された。なお、和田が紅白で「あの鐘を鳴らすのはあなた」を初歌唱したのは、19年後の1991年・第42回であるが、その後も同曲は1994年・第45回、1999年・第50回、2004年・第55回、2007年・第58回、2011年・第62回も歌唱している。
- バックダンサー「スクールメイツ」から誕生した3人組ユニット「キャンディーズ」がデビューした(デビューはこの年の春にNHKでスタートした『歌謡グランドショー』のマスコットガールとして、担当のプロデューサーが命名した。歌手デビューは翌年9月「あなたに夢中」、歌手としての紅白初出場は3年後の第26回「年下の男の子」)。
- 絶大な人気を誇り初出場を果たした天地真理がトップバッターの大役を務めたが、歌唱後に美空ひばりが駆け寄り「あなた、堂々として良かったわよ」と声をかけてくれ驚いたと後に語っている。このひばりの言葉は台本にはなかったという。
- しかし、この紅白で10回連続でトリを務めていた美空ひばりは、翌年に実弟・かとう哲也が暴力団に関わっていた廉で逮捕されたことがもとでアンケート支持が低下する。翌年の第24回は落選となったため、同回が連続としては最後の紅白出場となった(7年後の1979年・第30回は特別ゲストとしての出演)。
- 男女混合3人組グループ青い三角定規が初出場。合唱編成ではあるが、メインボーカル的存在が女性メンバーの西口久美子であるものの、実際は白組出場であった。詳しい理由は不明ではあるが、紅組に同じく初出場であった男女混合グループの平田隆夫とセルスターズがいたために枠が空いている白組に回されたのではないかとの説がある。
- 同じく初出場の上條恒彦は熱唱のあまり、かけていた眼鏡が床へ飛んでしまうハプニングがあったがレンズは割れずに済んだ。そのバックには小室等がギターで、そして、上條を輩出した若者向け音楽番組『ステージ101』のレギュラー「ヤング101」がコーラスで参加した。この「ヤング101」のメンバーの中に、後にソロデビューした田中星児・一城みゆ希・太田裕美・谷山浩子らが混ざっている。
- 長髪(=不良のイメージがあった)が理由で紅白出場が認められなかったザ・タイガースの人気ヴォーカリストの沢田研二が、ソロ歌手としてこの年に念願の初出場を果たした。
- 橋幸夫の歌唱曲「子連れ狼」はレコードでは若草児童合唱団がバックコーラスを担当しているが、放送時刻の関係で紅白ではスクールメイツとキャンディーズが担当した。
- 紅組司会の佐良直美が歌手として出演する際の曲紹介は佐良自らが行った。
- この年5月15日、米国施政権下にあった沖縄が27年ぶりに沖縄県として本土に復帰。これにより、沖縄放送協会から継承した「新生」NHK沖縄放送局が総合テレビ・ラジオ第1放送での同時放送を開始(ただし、先島諸島ではラジオ第1放送のみ同時で、テレビは翌元日に時差ネットで放送された)。
- NHKの放送会館内の特設スタジオに電話オペレーターを置き、全国数カ所の一般審査員制を導入したのはこの回から。(この方式は3年後の1975年から復活し1980年まで行われた。)
- 平均視聴率は80.6%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)で、紅白史上第2位(関東地区の歴代視聴率2位)の視聴率を記録した。
- 東京宝塚劇場での開催はこの回が最後となった。翌年の第24回からは会場を現在のNHKホールに移した。
司会者[編集]
- 紅組司会:佐良直美
- 白組司会:宮田輝アナウンサー
- 総合司会:山川静夫アナウンサー
- 紅組応援団長:水前寺清子
- 白組応援団長:堺正章
- テレビ・ラジオ中継:荒川修アナウンサー
- 得点集計センター:金子辰雄アナウンサー
演奏[編集]
- 紅組:ダン池田とニューブリード(指揮 ダン池田)
- 白組:小野満とスイング・ビーバーズ(指揮 小野満)
- 総合指揮:藤山一郎
審査員[編集]
東京宝塚劇場[編集]
- 池内淳子(女優。翌年の大河ドラマ『国盗り物語』の妙鴦尼役)
- 中原誠(棋士)
- 森英恵(ファッションデザイナー)
- 小林桂樹(俳優。この年から1年間放送された金曜時代劇『赤ひげ』の赤ひげ先生こと新出去定役)
- 中村汀女(俳人)
- 井上ひさし(作家)
- 中野貴代(消防官)
- 神田好武(全日本空輸機長)
- 真木洋子(女優。この年の連続テレビ小説『藍より青く』のヒロイン・田宮(村上)真紀役)
- 輪島大士(大相撲・大関)
- 会場審査員のみなさん10名
- 加藤稔・NHK芸能局長
地方審査員[編集]
北海道函館市/福島県福島市/愛知県名古屋市東区/大阪府大阪市阿倍野区/広島県広島市(現・広島市中区)/愛媛県松山市/福岡県福岡市南区/沖縄県那覇市 以上全国8地区より10名ずつ計80名
出場歌手[編集]
| 紅組 | 白組 | ||
|---|---|---|---|
| 歌手 | 曲 | 歌手 | 曲 |
| 天地真理(初) | ひとりじゃないの | 森進一(5) | 放浪船 |
| 和田アキ子(3) | 孤独 | フォーリーブス(3) | 夏のふれあい |
| 朱里エイコ(初) | 北国行きで | 堺正章(2) | 運がよければいいことあるさ |
| 渚ゆう子(2) | 風の日のバラード | にしきのあきら(3) | 嵐の夜 |
| 奥村チヨ(3) | 終着駅 | 鶴岡雅義と東京ロマンチカ(5) | くちづけ |
| 由紀さおり(4) | 故郷 | 石橋正次(初) | 夜明けの停車場 |
| 佐良直美(6) | オー・シャンゼリゼ | 村田英雄(12) | ここで一番 |
| 山本リンダ(2) | どうにもとまらない | 尾崎紀世彦(2) | ゴッドファーザー~愛のテーマ |
| いしだあゆみ(4) | 生まれかわれるものならば | 青い三角定規(初) | 太陽がくれた季節 |
| 南沙織(2) | 純潔 | 野口五郎(初) | めぐり逢う青春 |
| ザ・ピーナッツ(14) | さよならは突然に | ビリー・バンバン(初) | さよならをするために |
| 本田路津子(2) | 耳をすましてごらん | 西郷輝彦(9) | 愛したいなら今 |
| 森山良子(3) | 美しい星 | 菅原洋一(6) | 知りたくないの |
| 藤圭子(3) | 京都から博多まで | 美川憲一(5) | 銀座・おんな・雨 |
| 欧陽菲菲(初) | 恋の追跡(ラブ・チェイス) | 上條恒彦(初) | 出発の歌-失われた時を求めて- |
| 小柳ルミ子(2) | 瀬戸の花嫁 | 三波春夫(15) | あゝ松の廊下 |
| 平田隆夫とセルスターズ(初) | ハチのムサシは死んだのさ | 水原弘(9) | お嫁に行くんだね |
| 島倉千代子(16) | すみだ川 | フランク永井(16) | 君恋し |
| 都はるみ(8) | おんなの海峡 | 橋幸夫(13) | 子連れ狼 |
| ちあきなおみ(3) | 喝采 | 沢田研二(初) | 許されない愛 |
| 青江三奈(6) | 日本列島・みなと町 | 五木ひろし(2) | 待っている女 |
| 水前寺清子(8) | 昭和放浪記 | 布施明(6) | MY WAY |
| 美空ひばり(17) | ある女の詩 | 北島三郎(10) | 冬の宿 |
ゲスト出演者[編集]
- 柳家小三太(落語家。愛知県名古屋市東区・含笑寺より中継)
- ザ・ドリフターズ(コメディアン。第1回中間審査)
- 天地総子(タレント。『連想ゲーム』紅組キャプテン。いしだあゆみと青い三角定規の曲間および102スタジオ)
- うつみみどり(タレント。同上)
- 小鹿みき(タレント。同上)
- 笑福亭仁鶴(落語家。同上)
- 赤木春恵(女優。『藍より青く』のヒロインの姑・村上キク役。本田路津子の曲紹介)
- 佐野浅夫(俳優。同じく『藍より青く』のヒロインの舅・村上周造役。同上)
- 高松英郎(俳優。同じく『藍より青く』のヒロインの父・田宮行義役。同上)
- 今出川西紀(女優。同じく『藍より青く』のヒロインの妹・田宮嘉恵役。同上)
- 原康義(俳優。同じく『藍より青く』のヒロインの息子・村上周太郎役。同上)
- ハナ肇とクレージーキャッツ(コメディアン。菅原洋一と藤圭子の曲間)
- てんぷくトリオ(コメディアン。第2回中間審査)
- コント55号(コメディアン。三波春夫と小柳ルミ子の曲間)
- 坂東玉三郎(歌舞伎俳優。島倉千代子の曲中)
- 松坂慶子(女優。『国盗り物語』の濃姫役。都はるみと沢田研二の曲間)
- 音無美紀子(女優。同上)
- 志垣太郎(俳優。この年の大河ドラマ『新・平家物語』の源義経役。同上)
演奏ゲスト[編集]
参考文献・出典[編集]
- NHK『テレビ50年 あの日あの時、そして未来へ』(NHKサービスセンター 2003年2月)
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- NHK紅白歌合戦公式サイト
- 紅白歌合戦完全マニュアル - 視聴率など。
- Red and White Song Festival
- 紅白歌合戦出場歌手・曲目一覧
- 紅白歌合戦情報 - リンク集など
- NHK総合「紅白歌合戦」 - ビデオリサーチ。1962年(第13回)以降のテレビ視聴率を掲載。
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