白石一郎
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
| 文学 |
|---|
![]() |
| ポータル |
| 各国の文学 記事総覧 |
| 出版社・文芸雑誌 文学賞 |
| 作家 |
| 詩人・小説家 その他作家 |
| お知らせ |
| このテンプレートの解説ページができました。使用されるべき記事が決まりましたので一度ご確認ください。 |
白石 一郎(しらいし いちろう、1931年(昭和6年)11月9日 - 2004年(平成16年)9月20日)は日本の作家。
目次 |
[編集] 略歴・人物
釜山の生まれで本籍は壱岐市。長崎県立佐世保北高等学校、早稲田大学政治経済学部卒業。
大学在学中より、懸賞小説に応募を始めた。卒業後はタイヤ販売に従事するが、性に合わずに帰郷。父の経理事務所で働くかたわら、創作活動に励んだ。1955年、「臆病武者」が地方新聞の懸賞に一席入選。作家デビューを果たす。以後、一貫して歴史・時代小説を執筆。2004年9月20日肺炎により死去。
代表作は直木賞を受賞した『海狼伝』で、ほかにも「海」を舞台にした(または「海」を冠した)作品がいくつかあり、海洋時代小説の第一人者として知られる。このような「海」についてのこだわりは、壱岐出身という自身の生い立ちや「苦心して書き上げた書下ろし長篇小説に『海と虹の城』というタイトルをつけてベテランの編集者に手渡したところ、『海はやめましょう。タイトルに海という字がつく本は売れないんです』」と言われ、それ以来、「そんな馬鹿な!という口惜しまぎれの反発心が、根深く心のどこかに」あったことに起因している(カッコ内引用は『水軍の城』より)。
直木賞には、「孤島の騎士」(1970)、「火炎城」(1974)、「一炊の夢」「幻島記」(1975)、「サムライの海」(1980)、「島原大変」(1982)、「海賊たちの城」(1984)と相次いで候補作となったが、いずれも落選。『海狼伝』(1987)での受賞は、実に候補にあがること八回目、最初の候補作「孤島の騎士」から十七年を経てのことであった。余談だが、「孤島の騎士」は当時選考委員であった海音寺潮五郎に激賞されている。
[編集] 受賞歴
- 1957年 -「雑兵」にて第10回講談倶楽部賞
- 1970年 - 第1回福岡市文学賞
- 1987年 -『海狼伝』にて第97回直木賞
- 1992年 -『戦鬼たちの海—織田水軍の将・九鬼嘉隆』にて第5回柴田錬三郎賞
- 1995年 - 第54回西日本文化賞社会文化部門
- 1998年 - 第2回海洋文学大賞特別賞
- 1999年 -『怒濤のごとく』にて第33回吉川英治文学賞
[編集] 主な著作
[編集] 長編
- 天翔ける女
- サムライの海
- 海狼伝
- 海王伝
- 戦鬼たちの海 織田水軍の将・九鬼嘉隆
- 風雲児
- 怒濤のごとく
- 航海者 三浦按針の生涯
- 南海放浪記
- 火炎城
- 鷹ノ羽の城
- 銭の城
- びいどろの城
- 海将
- 異人館
- 黒い炎の戦士
- 鳴門血風記
- 海の夜明け 日本海軍前史
[編集] 短編集
- 幻島記
- 島原大変
- 蒙古の槍 孤島物語
- 海峡の使者
- 江戸の海
- 切腹
- 玄界灘
- 秘剣
- 天上の露
- 足音が聞えてきた
- 幽霊船
- 弓は袋へ
- 孤島物語
- 戦国を斬る
- 風来坊
- 夫婦刺客
[編集] シリーズ(連作)
- 十時半睡事件帖
- 長崎ぎやまん波止場 若杉清吉捕物控
- 投げ銛千吉廻船帖
- 横浜異人街事件帖
[編集] エッセイ
- 水軍の城
- 戦国武将伝 リーダー達の戦略と決断
- 海のサムライたち
- 海よ島よ 歴史紀行
- 乱世を切る 歴史エッセイ
- 蒙古襲来 海から見た歴史


