黒川博行

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黒川 博行(くろかわ ひろゆき、1949年3月4日 - )は、日本小説家愛媛県生まれ。京都市立芸術大学美術学部彫刻科卒業。妻は日本画家の黒川雅子

高校の美術教師などを経て、1983年、『二度のお別れ』で第1回サントリーミステリー大賞佳作に選ばれる。1984年、同作で小説家デビュー。

船越英一郎主演のテレビ東京系『水曜ミステリー9』の人気シリーズ「刑事吉永誠一・涙の事件簿」の原作者でもある。

文学賞受賞・候補歴[編集]

ミステリ・ランキング[編集]

週刊文春ミステリーベスト10[編集]

  • 1986年 - 『キャッツアイころがった』3位
  • 1999年 - 『文福茶釜』27位
  • 2001年 - 『国境』12位

このミステリーがすごい![編集]

週刊現代による名誉毀損[編集]

2011年11月10日、20回にわたる週刊現代の連載記事でグリコ・森永事件の真犯人として扱われたとして、名誉毀損とプライバシー侵害を理由に、出版元の講談社と週刊現代編集長、および筆者のジャーナリスト岩瀬達哉に損害賠償などを求め、東京地裁に提訴した[1]

2011年12月、愛知県警捜査員らの住民票戸籍謄本が、東京都内の司法書士らのグループによって不正取得される事件があったが、その中に黒川の住民票も含まれていた。黒川は前述の週刊現代の記事の中で居住地などを詳細に記載されていたことから不審に感じたという[2]

2013年8月30日、東京地裁は講談社と当時の編集長、および執筆者の岩瀬達哉に、計583万円の支払いを命じた[3]

作品リスト[編集]

小説[編集]

疫病神シリーズ[編集]

  • 疫病神(1997年3月 新潮社 / 2000年1月 新潮文庫)
  • 国境(2001年11月 講談社 / 2003年10月 講談社文庫)
  • 暗礁(2005年10月 幻冬舎 / 2007年10月 幻冬舎文庫【上・下】)
  • 螻蛄(2009年7月 新潮社 / 2012年1月 新潮文庫)
  • 破門(2014年2月 角川書店)

堀内・伊達シリーズ[編集]

  • 悪果(2007年9月 角川書店)
  • 繚乱(2012年11月 毎日新聞社)

その他[編集]

  • 二度のお別れ(1984年9月 文藝春秋 / 1987年6月 文春文庫 / 2003年9月 創元推理文庫)
  • 雨に殺せば(1985年6月 文藝春秋 / 1988年5月 文春文庫 / 2003年11月 創元推理文庫)
  • 暗闇のセレナーデ(1985年8月 徳間書店 / 1988年11月 徳間文庫 / 2006年3月 創元推理文庫)
  • キャッツアイころがった(1986年8月 文藝春秋 / 1989年9月 文春文庫 / 2005年6月 創元推理文庫)
  • 海の稜線(1987年4月 講談社 / 1990年7月 講談社文庫 / 2004年3月 創元推理文庫)
  • 八号古墳に消えて(1988年9月 文藝春秋 / 2004年1月 創元推理文庫)
  • 切断(1989年2月 新潮社 / 1994年7月 新潮文庫 / 2004年11月 創元推理文庫)
  • ドアの向こうに(1989年5月 講談社 / 1993年1月 講談社文庫 / 2004年7月 創元推理文庫)
  • 絵が殺した(1990年6月 徳間書店 / 1994年3月 徳間文庫 / 2004年9月 創元推理文庫)
  • アニーの冷たい朝(1990年11月 講談社 / 1993年10月 講談社文庫 / 2005年1月 創元推理文庫)
  • てとろどときしん 大阪府警・捜査一課事件報告書(1991年10月 講談社 / 2003年6月 講談社文庫)
  • 大博打(1991年12月 日本経済新聞社 / 1998年3月 新潮文庫)
  • 封印(1992年12月 文藝春秋 / 1996年8月 文春文庫)
  • 迅雷(1995年5月 双葉社 / 1998年5月 双葉文庫 / 2005年5月 文春文庫)
  • カウント・プラン(1996年11月 文藝春秋 / 2000年4月 文春文庫)
  • 麻雀放蕩記(1997年6月 双葉社 / 2000年6月 双葉文庫)
  • 燻り(1998年9月 講談社 / 2002年4月 講談社文庫)
  • 文福茶釜(1999年5月 / 2002年5月 文春文庫)
  • 左手首(2002年3月 新潮社 / 2005年1月 新潮文庫)
  • 蒼煌(2004年11月 文藝春秋 / 2007年11月 文春文庫)
  • 蜘蛛の糸(2008年6月 光文社 / 2011年2月 光文社文庫)
  • 煙霞(2009年1月 文藝春秋 / 2011年7月 文春文庫)
  • 落英(2012年3月 幻冬舎)
  • 離れ折紙(2013年8月 文藝春秋)

アンソロジー[編集]

「」内が黒川博行の作品

  • 孤愁(1994年12月 角川書店)「黒い白髪」
  • 現場不在証明(1995年8月 角川文庫)「飛び降りた男」
  • 賭博師たち(1995年7月 角川書店 / 1997年11月 角川文庫)「いたまえあなごすし」
  • 輝きの一瞬(1999年1月 講談社文庫)「燻り」
  • マイ・ベスト・ミステリー2(2007年8月 文春文庫)「カウント・プラン」

エッセイ[編集]

  • よめはんの人類学(1998年7月 ブレーンセンター)
  • ぎゃんぶる考現学 麻雀放蕩記(2003年10月 徳間書店)
  • 大阪ばかぼんど ハードボイルド作家のぐうたら日記(2008年3月 幻冬舎 / 2011年4月 幻冬舎文庫)
  • 大阪ばかぼんど 夫婦萬歳(2008年10月 幻冬舎文庫)

共著[編集]

漫画原作[編集]

  • 疫病神(2009年9月 芳文社コミックス、作画:伊織鷹治

脚注[編集]