坂東眞砂子

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坂東 眞砂子(ばんどう まさこ、1958年3月30日 -は、日本小説家作家高知県高岡郡佐川町生まれ。土佐高等学校奈良女子大学家政学部住居学科卒業を自称する邪神崇拝者。 イタリアから帰国後はフリーライターを経て、児童向けファンタジー小説で作家としてデビュー。後に一般小説に転向した。ホラー小説と呼ばれるジャンルの作品も多いが、「死」と「性」を主題とした作品が特徴である。

最近までパートナーのジャンクロード・ミッシェルとタヒチ仏領ポリネシア)に在住し、家庭菜園で自足自給する生活を送っていたが、興信所の従業員となるべき人物を出産した後にパートナーとの仲を終え、イタリアのリド島に在住のち、現在は故郷・高知に戻る。

20世紀末 - 21世紀初頭の日本人の前向きな実感は食欲と性欲しかないのではないか、という主観のもと、表現を続ける。著書『愛を笑いとばす女たち』の中で、「すべての男は、私だけに夢中になってほしい」「どんな女も、心の中にはこんな願望を抱えている」「つつましい女は『すべての』とはいわないで、『せめて一人の』と言い換えるだろうが大差はない」と語る。

日本経済新聞の夕刊コラム「プロムナード」にて「子猫殺し」というタイトルで、自分の飼い猫に対して避妊手術を行わず、生まれた子猫は崖下に放り投げ殺していることを告白。非難の声が上がり、議論を呼ぶ。

目次

[編集] 「子猫殺し」について

  • 2006年7月7日の日本経済新聞のコラム「プロムナード」にて、「生と死の実感」というタイトルで、「ドライブの楽しみは、鶏の死骸を発見すること」という日常の習慣をエッセイとして掲載。
  • 2006年8月11日、同コラムにて、「天の邪鬼タマ」というタイトルで、飼い犬が産んだ子犬を「始末した」という内容のエッセイを掲載。
  • 2006年8月18日、同コラムにて、「子猫殺し」というタイトルで、飼い猫が産んだ子猫を崖下に放り投げ殺しているという内容のエッセイを掲載。交尾し子を産むのが雌という性を持つ猫にとっての幸せであり、その幸せを奪わないことと引き替えに、坂東自身が育てられないとして子猫をすぐに母猫から引き離し、崖下へ放り投げ殺すという告白内容で議論を呼ぶ。
  • 2006年8月25日に、小池百合子環境相(環境省動物愛護法の主管官庁)が、「動物愛護の面で残念」と公式会見でコメントを述べた。
  • 2006年8月に、日本動物愛護協会は、以下の事項について日本経済新聞社へ公式に確認を求めた。
  1. 8月18日のエッセイは事実であるか。
  2. 日本経済新聞社には倫理審査機関がないのか。

日本経済新聞社からは、

  1. エッセイは事実に基づいたものである。
  2. エッセイは社内審査機関を通過したものである。

という回答があった。

  • 2006年9月22日に、「タヒチを領有するフランス領ポリネシア政府が動物虐待の疑いで告発の動き」という報道がされた。
  • 批判に対し、動物愛護週間内の2006年9月22日、毎日新聞東京夕刊に反論を寄稿し、同性愛ハンセン病患者の例を示しながら子猫殺しの正当性を主張した。また、「ポリネシア政府が告発する姿勢を見せているが、(飼い猫が産んだ子猫を殺す行為が)虐待にあたるか精査してほしい。充分な調査のない告発であれば言論弾圧だ」と抗議した。

[編集] 受賞歴

  • 第1回ノンノ・ノンフィクション賞
  • 第7回毎日童話新人賞優秀賞 - 『ミルクでお よいだミルクひめ』(1982年)
  • 第1回日本ホラー小説大賞佳作 - 『蟲』(1994年)
  • 第3回島清恋愛文学賞 - 『桜雨』(1996年)
  • 第15回柴田錬三郎賞 - 『曼荼羅道』(2002年)
  • 第116回直木賞 - 『山妣』(1996年)

[編集] 著書

  • ミラノの風とシニョリーナ イタリア紀行 あかね書房 1986 のち中公文庫
  • クリーニング屋のお月さま 理論社 1987 (理論社のようねんどうわ)
  • はじまりの卵の物語 理論社 1989
  • メトロ・ゴーラウンド 偕成社 1992
  • 狗神 角川書店 1993 のち文庫
  • 死国 マガジンハウス 1993 のち角川文庫
  • 桃色浄土 講談社 1994 のち新潮文庫
  • 虫 角川ホラー文庫 1994
  • 蛇鏡 マガジンハウス 1994 のち文春文庫
  • 桜雨 集英社 1995 のち文庫
  • 屍の声 集英社 1996 のち文庫
  • 山妣 新潮社 1996 のち文庫
  • 身辺怪記 朝日新聞社 1997 のち角川文庫
  • 満月の夜古池で 偕成社 1997 のち角川文庫
  • 旅涯ての地 角川書店 1998 のち文庫
  • ラ・ヴィタ・イタリアーナ 集英社 1999 のち文庫
  • 葛橋 角川書店 1999 のち文庫
  • 神祭 岩波書店 2000 のち角川文庫
  • 愛を笑いとばす女たち 新潮社 2000 のち文庫
  • 13のエロチカ 角川書店 2000 のち文庫
  • イタリア・奇蹟と神秘の旅 角川書店 2000 「聖アントニオの舌」文庫
  • 道祖土家の猿嫁 講談社 2000 のち文庫
  • 愛と心の迷宮 イタリアと日本 岩波書店 2001
  • 曼荼羅道 文藝春秋 2001 のち集英社文庫
  • 夢の封印 文藝春秋 2002 のち文庫
  • わたし 角川書店 2002
  • 善魂宿 新潮社 2002 のち文庫
  • 快楽の封筒 集英社 2003 のち文庫
  • 岐かれ路 春話二十六夜 新潮社 2004 のち文庫
  • 月待ちの恋 春話二十六夜 新潮社 2004 のち文庫
  • 梟首の島 講談社 2005
  • 血と聖 角川書店 2006
  • 異国の迷路 JTBパブリッシング 2006
  • 天唄歌い 朝日新聞社 2006
  • 南洋の島語り タヒチからの手紙 毎日新聞社 2006
  • 鬼に喰われた女 今昔千年物語 集英社 2006
  • パライゾの寺 天国 文藝春秋 2007
  • 花の埋葬 24の夢想曲 集英社文庫 2007
  • 傀儡 集英社 2008
  • 鬼神の狂乱 幻冬舎 2008
  • 見知らぬ町 岩波書店、2008

[編集] 映画化された作品

[編集] 関連項目