重松清

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内, 検索
重松 清
誕生 1963年3月6日(48歳)
日本の旗 岡山県久米郡久米町
職業 小説家
国籍 日本の旗 日本
活動期間 1990年 -
主な受賞歴 ナイフ
第14回坪田譲治文学賞 (1999)
エイジ
第12回山本周五郎賞 (1999)
ビタミンF
第124回直木三十五賞 (2000)
十字架
第44回吉川英治文学賞 (2010)
処女作 ビフォア・ラン
テンプレートを表示

重松 清(しげまつ きよし、1963年3月6日 - )は、日本の作家。

岡山県久米郡久米町(現・津山市)の生まれ。中学、高校時代は山口県で過ごす。山口県立山口高等学校早稲田大学教育学部国語国文学科卒業。2人の子供の父親でもある。

目次

[編集] 略歴

[編集] 受賞歴(候補歴)

[編集] 逸話

  • 少年の頃から吃音症(どもり)であり、カ行の発音がうまくなかった。そのため、話すときにはカ行から始まる言葉をできるだけ避けていた。清という自分の名前についても、発音するのに苦労していたようである。なお、吃音は大人になってからは大分改善されたようである。これらは、吃音症の少年を主人公にした『きよしこ』の中で明らかになっている。
  • 矢沢永吉の熱心なファンで、『成りあがり』をまねて夜行列車でわざわざフォークギターを持って上京したが、東京に着いたらラッシュアワーで死ぬかと思ったという。矢沢永吉や吉田拓郎は、「地方に住む僕たちに『上京の物語』を与えてくれた」と話している[1]
  • 太陽の塔」の設計者・岡本太郎を尊敬している。
  • けらえいこ 『ためしてためしてあたしンち』2008年 メディアファクトリー刊で解説を寄稿している。タイトルは「タチバナさんちの玄関」である。この中で重松は「あたしンち」を全巻持っていると述べており、「あたしンち」のコミックスのコーナーだけがボロボロになっているという。

[編集] 著作

[編集] 小説

  • ビフォア・ラン(1991年8月 ベストセラーズ / 1998年10月 幻冬舎文庫)
  • 私が嫌いな私(1992年8月 太田出版)
  • 四十回のまばたき(1993年11月 角川書店 / 2000年8月 幻冬舎文庫)
  • バック・ビート(田村章名義、1994年 扶桑社)
  • 見張り塔からずっと(1995年1月 角川書店 / 1999年9月 新潮文庫)
  • 舞姫通信(1995年9月 新潮社 / 1999年4月 新潮文庫)
  • 幼子われらに生まれ(1996年7月 角川書店 / 1999年8月 幻冬舎文庫)
  • ナイフ(1997年11月 新潮社 / 2000年7月 新潮文庫)
  • 定年ゴジラ(1998年3月 講談社 / 2001年2月 講談社文庫)
  • エイジ(1999年2月 朝日新聞出版 / 2001年8月 朝日文庫 / 2004年7月 新潮文庫)
  • 日曜日の夕刊(1999年11月 毎日新聞社)
  • 半パン・デイズ(1999年11月 講談社 / 2002年11月 講談社文庫)
  • カカシの夏休み(2000年5月 文藝春秋 / 2003年5月 文春文庫)
  • ビタミンF(2000年8月 新潮社 / 2003年7月 新潮文庫)
  • さつき断景(2000年11月 祥伝社 / 2004年2月 祥伝社文庫)
    • 【改題】星に願いを さつき断景(2008年12月 新潮文庫)
  • リビング(2000年12月 中央公論新社 / 2003年10月 中公文庫)
  • 隣人(2001年2月 講談社)
    • 【改題】世紀末の隣人(2003年12月 講談社文庫)
  • 口笛吹いて(2001年4月 文藝春秋 / 2004年3月 文春文庫)
  • かっぽん屋(2002年6月 角川文庫)
  • 流星ワゴン(2002年2月 講談社 / 2005年2月 講談社文庫)
  • 熱球(2002年3月 徳間書店 / 2004年12月 徳間文庫 / 2007年12月 新潮文庫)
  • 小さき者へ(2002年10月 毎日新聞社 / 2006年7月 新潮文庫)
  • きよしこ(2002年11月 新潮社 / 2005年7月 新潮文庫)
  • トワイライト(2002年12月 文藝春秋 / 2005年12月 文春文庫)
  • 疾走(2003年8月 角川書店 / 2005年5月 角川文庫)
  • 哀愁的東京(2003年8月 光文社 / 2006年12月 角川文庫)
  • お父さんエラい!単身赴任二十人の仲間たち(2003年9月 講談社)
    • 【改題】ニッポンの単身赴任(2005年10月 講談社文庫)
  • 送り火(2003年11月 文藝春秋 / 2007年1月 文春文庫)
  • 愛妻日記(2003年12月 講談社 / 2007年4月 講談社文庫)
  • ニッポンの課長(2004年1月 日経BP社 / 2006年1月 講談社文庫)
  • なぎさの媚薬
    1. 敦夫の青春・研介の青春(2004年7月 小学館)
      • 海の見えるホテル(2007年12月 小学館文庫)、追憶の課外授業(2008年2月 小学館文庫)
    2. 哲也の青春・圭の青春(2005年7月 小学館)
      • 彼女を憐れむ歌(2008年4月 小学館文庫)、ねえさんの浴衣(2008年6月 小学館文庫)
    3. 霧の中のエリカ(2006年12月 小学館)
      • 霧の中のエリカ(2008年8月 小学館文庫)、天使の階段(2008年10月 小学館文庫)
    4. きみが最後に出会ったひとは(2007年6月 小学館)
      • ラスト・スマイル(2008年12月 小学館文庫)、なぎさ昇天(2009年2月 小学館文庫)
  • 卒業(2004年2月 新潮社 / 2006年12月 新潮文庫)
  • いとしのヒナゴン(2004年10月 文藝春秋 / 2007年9月 文春文庫)
  • その日のまえに(2005年8月 文藝春秋 / 2008年9月 文春文庫)
  • きみの友だち(2005年10月 新潮社 / 2008年7月 新潮文庫)
  • 娘に語るお父さんの歴史(2006年2月 ちくまプリマー新書)
  • 小学五年生(2007年3月 文藝春秋 / 2009年12月 文春文庫)
  • カシオペアの丘で(2007年5月 講談社 上下巻 / 2010年4月 講談社文庫【上・下】)
  • くちぶえ番長(2007年7月 新潮文庫)
  • 青い鳥(2007年7月 新潮社 / 2010年6月 新潮文庫)
  • 永遠を旅する者(2007年11月 講談社 / 2010年10月 講談社文庫) - Xbox 360のゲーム「ロストオデッセイ」の中のサブシナリオをまとめた作品
  • ブランケット・キャッツ(2008年2月 朝日新聞出版社 / 2011年2月 朝日文庫)
  • ツバメ記念日 季節風・春(2008年3月 文藝春秋 / 2010年12月 文春文庫)
  • ブルーベリー(2008年4月 光文社)
    • 【改題】鉄のライオン(2011年4月 光文社文庫)
  • 僕たちのミシシッピ・リバー 季節風・夏(2008年6月 文藝春秋 / 2011年7月 文春文庫)
  • 気をつけ、礼。(2008年8月 新潮社)
    • 【改題】せんせい。(2011年7月 新潮文庫)
  • 少しだけ欠けた月 季節風・秋(2008年9月 文藝春秋 / 2011年8月 文春文庫)
  • みぞれ(2008年7月 角川文庫)
  • とんび(2008年10月 角川書店)
  • サンタ・エクスプレス 季節風・冬(2008年12月 文藝春秋 / 2010年11月 文春文庫)
  • 希望ヶ丘の人びと(2009年1月 小学館 / 2011年5月 小学館文庫)
  • ステップ(2009年3月 中央公論新社)
  • かあちゃん(2009年5月 講談社)
  • あの歌がきこえる(2009年7月 新潮文庫)
  • 青春夜明け前(2009年8月 講談社文庫)
  • 星をつくった男 阿久悠と、その時代(2009年9月 講談社)
  • 再会(2009年10月 新潮社)
  • 十字架(2009年12月 講談社)
  • きみ去りしのち(2010年2月 文藝春秋)
  • あすなろ三三七拍子(2010年3月 毎日新聞社)
  • さすらい猫 ノアの伝説(2010年8月 講談社)
  • ポニーテール(2011年7月 新潮社)
  • 峠うどん物語(2011年8-9月 講談社【上・下】)

[編集] アンソロジー

  • Vintage '06(2006年6月 講談社)
  • 極上掌編小説(2006年10月 角川書店)
  • 重松清 はじめての文学(自選アンソロジー、2007年7月 文藝春秋)
  • きみが見つける物語 友情編(2008年8月 角川文庫)
  • あなたに、大切な香りの記憶はありますか?(2008年10月 文藝春秋)

[編集] その他

  • セカンド・ライン【エッセイ】(2001年11月 朝日新聞出版)
    • 【改題】明日があるさ(2005年4月 朝日文庫)
  • 走って、負けて、愛されて。ハルウララ物語【ドキュメント】(2004年1月 平凡社)
  • みんなのなやみ【人生相談】(2004年 理論社 / 2009年11月・12月 新潮文庫 / 2011年7月 イースト・プレス)
  • スポーツを「読む」 記憶に残るノンフィクション文章讀本(2004年11月 集英社新書)
  • うちのパパが言うことには【エッセイ】(2005年4月 毎日新聞社 / 2008年5月 角川文庫)
  • 娘に語るお父さんの歴史(2006年2月 筑摩書房)
  • 夢・続投! マスターズ甲子園【ルポ】(2007年3月 朝日新聞出版)
  • オヤジの細道【エッセイ】(2008年1月 講談社文庫)
  • 加油(ジャアヨウ)…! 五輪の街から(2008年10月 朝日新書)
  • 黒い報告書(2008年11月 新潮文庫)
  • おじいちゃんの大切な一日【絵本】(2011年5月 幻冬舎)- 絵・はまのゆか

[編集] 共編著

  • 女が男にふられる時(田村章名義、Mountain共著、1993年6月 広済堂出版)
  • あした命はもっと輝く! ひたむき女性20人の「自分肯定力」 女性自身「シリーズ人間」ベスト選集(1999年3月 光文社)
  • 心に届く日本語 よのなか教科書(藤原和博共著、2003年1月 新潮社)
  • 山口瞳「男性自身」傑作選 中年篇(2003年6月 新潮社)
  • 教育とはなんだ 学校の見方が変わる18のヒント(2004年4月 筑摩書房 / 2008年3月 ちくま文庫 2編追加収録)
  • 最後の言葉 戦場に遺された二十四万字の届かなかった手紙(渡辺考共著、2004年7月 講談社 / 2007年7月 講談社文庫)
  • 残しておきたい日本のこころ(2007年6月 幻戯書房)
  • 人生の教科書「情報編集力をつける国語」(藤原和博橋本治共著、2007年10月 ちくま文庫)
  • ありがとう、ごめんね、そしてさようなら 家族からのラブレター(2008年4月 新潮社) - 出演ラジオ番組「マイ・ストーリー」をまとめたもの
  • 涙の理由 人はなぜ涙を流すのか(茂木健一郎共著、2009年2月 宝島社)
  • ぼくはこう生きている君はどうか(鶴見俊輔共著、2010年1月 潮出版社)

[編集] ノベライズ(田村章名義)

  • スキ! 野島伸司 太田出版(1990)
  • 君は僕をスキになる 野島伸司 太田出版(1990)
  • ネコノトピア・ネコノマニア 木村淳・藤田一朗 太田出版(1990)
  • 世にも奇妙な物語 8 (1991)
  • 世にも奇妙な物語 C (1992)
  • 101回目のプロポーズ 野島伸司 太田出版(1991)
  • 妹よ 水橋文美江 フジテレビ出版(1994)
  • グッドモーニング 西荻弓絵 フジテレビ出版(1994)
  • 最高の片想い 野依美幸 フジテレビ出版(1995)
  • いつかまた逢える 水橋文美江 フジテレビ出版(1995)
  • バースデイプレゼント 水橋文美江 フジテレビ出版(1995)
  • Naked bananas SMAPのがんばりましょう 橋部敦子 フジテレビ出版(1995)
  • 僕らに愛を! 西荻弓絵 フジテレビ出版(1995)
  • 正義は勝つ 戸田山雅司 フジテレビ出版(1995)
  • キッズ・リターン ビートたけし 太田出版(1996)
  • 宮沢賢治-その愛 新藤兼人 扶桑社文庫(1996)
  • えがお、ときどき涙 シリーズ人間取材班編 旺文社(1999)

[編集] 映像化作品

テレビドラマ化

映画化

舞台化

[編集] 脚注

  1. ^ 週刊現代 講談社 2009年10月17日号71頁

[編集] 関連項目

個人用ツール
名前空間
変種
操作
案内
ヘルプ
ツールボックス
他の言語