重松清
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| 重松 清 | |
|---|---|
| 誕生 | 1963年3月6日(48歳) |
| 職業 | 小説家 |
| 国籍 | |
| 活動期間 | 1990年 - |
| 主な受賞歴 | 『ナイフ』 第14回坪田譲治文学賞 (1999) 『エイジ』 第12回山本周五郎賞 (1999) 『ビタミンF』 第124回直木三十五賞 (2000) 『十字架』 第44回吉川英治文学賞 (2010) |
| 処女作 | ビフォア・ラン |
重松 清(しげまつ きよし、1963年3月6日 - )は、日本の作家。
岡山県久米郡久米町(現・津山市)の生まれ。中学、高校時代は山口県で過ごす。山口県立山口高等学校、早稲田大学教育学部国語国文学科卒業。2人の子供の父親でもある。
目次 |
[編集] 略歴
- 角川書店の編集者として勤務(みうらじゅんなどの担当をしていた)、後にフリーライターとして独立する。ドラマ・映画のノベライズ、雑誌記者、ゴーストライターなどなんでも手がけた(その当時の名は田村章で、北野武監督の『キッズ・リターン』や『あしたいのちはもっと輝く!』などの小説版を執筆した)。ほかに岡田幸四郎など20以上のペンネームを持ち、その中には女性名・外国人名も含まれるという。
- 学校での子供のいじめや不登校、家庭崩壊と子供など、現代の社会問題・教育問題の中で、小説で取り上げられることの少なかった子供のいじめ問題をルポルタージュばりの鋭い切り口で取り上げてから、一躍注目を浴びるようになる。
- 『ファイナルファンタジーシリーズ』で有名な坂口博信が手がけるXbox 360用のゲームソフト『ロストオデッセイ』においてサブシナリオを担当する。
- 2007年度の第74回NHK全国学校音楽コンクール中学校の部課題曲(めぐりあい)の作詞を担当した。作曲は高嶋みどり。
- 山本周五郎賞、講談社ノンフィクション賞選考委員。
[編集] 受賞歴(候補歴)
- 1999年『ナイフ』で坪田譲治文学賞を受賞。
- 1999年『エイジ』で山本周五郎賞を受賞。
- 『定年ゴジラ』、『カカシの夏休み』が直木賞に候補として上がる。
- 『ビタミンF』で直木賞2000年下半期に受賞。同作品は、NHKでドラマ化された。
- 2010年、『十字架』で吉川英治文学賞受賞。
[編集] 逸話
- 少年の頃から吃音症(どもり)であり、カ行の発音がうまくなかった。そのため、話すときにはカ行から始まる言葉をできるだけ避けていた。清という自分の名前についても、発音するのに苦労していたようである。なお、吃音は大人になってからは大分改善されたようである。これらは、吃音症の少年を主人公にした『きよしこ』の中で明らかになっている。
- 矢沢永吉の熱心なファンで、『成りあがり』をまねて夜行列車でわざわざフォークギターを持って上京したが、東京に着いたらラッシュアワーで死ぬかと思ったという。矢沢永吉や吉田拓郎は、「地方に住む僕たちに『上京の物語』を与えてくれた」と話している[1]。
- 「太陽の塔」の設計者・岡本太郎を尊敬している。
- けらえいこ 『ためしてためしてあたしンち』2008年 メディアファクトリー刊で解説を寄稿している。タイトルは「タチバナさんちの玄関」である。この中で重松は「あたしンち」を全巻持っていると述べており、「あたしンち」のコミックスのコーナーだけがボロボロになっているという。
[編集] 著作
[編集] 小説
- ビフォア・ラン(1991年8月 ベストセラーズ / 1998年10月 幻冬舎文庫)
- 私が嫌いな私(1992年8月 太田出版)
- 四十回のまばたき(1993年11月 角川書店 / 2000年8月 幻冬舎文庫)
- バック・ビート(田村章名義、1994年 扶桑社)
- 見張り塔からずっと(1995年1月 角川書店 / 1999年9月 新潮文庫)
- 舞姫通信(1995年9月 新潮社 / 1999年4月 新潮文庫)
- 幼子われらに生まれ(1996年7月 角川書店 / 1999年8月 幻冬舎文庫)
- ナイフ(1997年11月 新潮社 / 2000年7月 新潮文庫)
- 定年ゴジラ(1998年3月 講談社 / 2001年2月 講談社文庫)
- エイジ(1999年2月 朝日新聞出版 / 2001年8月 朝日文庫 / 2004年7月 新潮文庫)
- 日曜日の夕刊(1999年11月 毎日新聞社)
- 半パン・デイズ(1999年11月 講談社 / 2002年11月 講談社文庫)
- カカシの夏休み(2000年5月 文藝春秋 / 2003年5月 文春文庫)
- ビタミンF(2000年8月 新潮社 / 2003年7月 新潮文庫)
- さつき断景(2000年11月 祥伝社 / 2004年2月 祥伝社文庫)
- 【改題】星に願いを さつき断景(2008年12月 新潮文庫)
- リビング(2000年12月 中央公論新社 / 2003年10月 中公文庫)
- 隣人(2001年2月 講談社)
- 【改題】世紀末の隣人(2003年12月 講談社文庫)
- 口笛吹いて(2001年4月 文藝春秋 / 2004年3月 文春文庫)
- かっぽん屋(2002年6月 角川文庫)
- 流星ワゴン(2002年2月 講談社 / 2005年2月 講談社文庫)
- 熱球(2002年3月 徳間書店 / 2004年12月 徳間文庫 / 2007年12月 新潮文庫)
- 小さき者へ(2002年10月 毎日新聞社 / 2006年7月 新潮文庫)
- きよしこ(2002年11月 新潮社 / 2005年7月 新潮文庫)
- トワイライト(2002年12月 文藝春秋 / 2005年12月 文春文庫)
- 疾走(2003年8月 角川書店 / 2005年5月 角川文庫)
- 哀愁的東京(2003年8月 光文社 / 2006年12月 角川文庫)
- お父さんエラい!単身赴任二十人の仲間たち(2003年9月 講談社)
- 【改題】ニッポンの単身赴任(2005年10月 講談社文庫)
- 送り火(2003年11月 文藝春秋 / 2007年1月 文春文庫)
- 愛妻日記(2003年12月 講談社 / 2007年4月 講談社文庫)
- ニッポンの課長(2004年1月 日経BP社 / 2006年1月 講談社文庫)
- なぎさの媚薬
- 敦夫の青春・研介の青春(2004年7月 小学館)
- 海の見えるホテル(2007年12月 小学館文庫)、追憶の課外授業(2008年2月 小学館文庫)
- 哲也の青春・圭の青春(2005年7月 小学館)
- 彼女を憐れむ歌(2008年4月 小学館文庫)、ねえさんの浴衣(2008年6月 小学館文庫)
- 霧の中のエリカ(2006年12月 小学館)
- 霧の中のエリカ(2008年8月 小学館文庫)、天使の階段(2008年10月 小学館文庫)
- きみが最後に出会ったひとは(2007年6月 小学館)
- ラスト・スマイル(2008年12月 小学館文庫)、なぎさ昇天(2009年2月 小学館文庫)
- 敦夫の青春・研介の青春(2004年7月 小学館)
- 卒業(2004年2月 新潮社 / 2006年12月 新潮文庫)
- いとしのヒナゴン(2004年10月 文藝春秋 / 2007年9月 文春文庫)
- その日のまえに(2005年8月 文藝春秋 / 2008年9月 文春文庫)
- きみの友だち(2005年10月 新潮社 / 2008年7月 新潮文庫)
- 娘に語るお父さんの歴史(2006年2月 ちくまプリマー新書)
- 小学五年生(2007年3月 文藝春秋 / 2009年12月 文春文庫)
- カシオペアの丘で(2007年5月 講談社 上下巻 / 2010年4月 講談社文庫【上・下】)
- くちぶえ番長(2007年7月 新潮文庫)
- 青い鳥(2007年7月 新潮社 / 2010年6月 新潮文庫)
- 永遠を旅する者(2007年11月 講談社 / 2010年10月 講談社文庫) - Xbox 360のゲーム「ロストオデッセイ」の中のサブシナリオをまとめた作品
- ブランケット・キャッツ(2008年2月 朝日新聞出版社 / 2011年2月 朝日文庫)
- ツバメ記念日 季節風・春(2008年3月 文藝春秋 / 2010年12月 文春文庫)
- ブルーベリー(2008年4月 光文社)
- 【改題】鉄のライオン(2011年4月 光文社文庫)
- 僕たちのミシシッピ・リバー 季節風・夏(2008年6月 文藝春秋 / 2011年7月 文春文庫)
- 気をつけ、礼。(2008年8月 新潮社)
- 【改題】せんせい。(2011年7月 新潮文庫)
- 少しだけ欠けた月 季節風・秋(2008年9月 文藝春秋 / 2011年8月 文春文庫)
- みぞれ(2008年7月 角川文庫)
- とんび(2008年10月 角川書店)
- サンタ・エクスプレス 季節風・冬(2008年12月 文藝春秋 / 2010年11月 文春文庫)
- 希望ヶ丘の人びと(2009年1月 小学館 / 2011年5月 小学館文庫)
- ステップ(2009年3月 中央公論新社)
- かあちゃん(2009年5月 講談社)
- あの歌がきこえる(2009年7月 新潮文庫)
- 青春夜明け前(2009年8月 講談社文庫)
- 星をつくった男 阿久悠と、その時代(2009年9月 講談社)
- 再会(2009年10月 新潮社)
- 十字架(2009年12月 講談社)
- きみ去りしのち(2010年2月 文藝春秋)
- あすなろ三三七拍子(2010年3月 毎日新聞社)
- さすらい猫 ノアの伝説(2010年8月 講談社)
- ポニーテール(2011年7月 新潮社)
- 峠うどん物語(2011年8-9月 講談社【上・下】)
[編集] アンソロジー
- Vintage '06(2006年6月 講談社)
- 極上掌編小説(2006年10月 角川書店)
- 重松清 はじめての文学(自選アンソロジー、2007年7月 文藝春秋)
- きみが見つける物語 友情編(2008年8月 角川文庫)
- あなたに、大切な香りの記憶はありますか?(2008年10月 文藝春秋)
[編集] その他
- セカンド・ライン【エッセイ】(2001年11月 朝日新聞出版)
- 【改題】明日があるさ(2005年4月 朝日文庫)
- 走って、負けて、愛されて。ハルウララ物語【ドキュメント】(2004年1月 平凡社)
- みんなのなやみ【人生相談】(2004年 理論社 / 2009年11月・12月 新潮文庫 / 2011年7月 イースト・プレス)
- スポーツを「読む」 記憶に残るノンフィクション文章讀本(2004年11月 集英社新書)
- うちのパパが言うことには【エッセイ】(2005年4月 毎日新聞社 / 2008年5月 角川文庫)
- 娘に語るお父さんの歴史(2006年2月 筑摩書房)
- 夢・続投! マスターズ甲子園【ルポ】(2007年3月 朝日新聞出版)
- オヤジの細道【エッセイ】(2008年1月 講談社文庫)
- 加油(ジャアヨウ)…! 五輪の街から(2008年10月 朝日新書)
- 黒い報告書(2008年11月 新潮文庫)
- おじいちゃんの大切な一日【絵本】(2011年5月 幻冬舎)- 絵・はまのゆか
[編集] 共編著
- 女が男にふられる時(田村章名義、Mountain共著、1993年6月 広済堂出版)
- あした命はもっと輝く! ひたむき女性20人の「自分肯定力」 女性自身「シリーズ人間」ベスト選集(1999年3月 光文社)
- 心に届く日本語 よのなか教科書(藤原和博共著、2003年1月 新潮社)
- 山口瞳「男性自身」傑作選 中年篇(2003年6月 新潮社)
- 教育とはなんだ 学校の見方が変わる18のヒント(2004年4月 筑摩書房 / 2008年3月 ちくま文庫 2編追加収録)
- 最後の言葉 戦場に遺された二十四万字の届かなかった手紙(渡辺考共著、2004年7月 講談社 / 2007年7月 講談社文庫)
- 残しておきたい日本のこころ(2007年6月 幻戯書房)
- 人生の教科書「情報編集力をつける国語」(藤原和博・橋本治共著、2007年10月 ちくま文庫)
- ありがとう、ごめんね、そしてさようなら 家族からのラブレター(2008年4月 新潮社) - 出演ラジオ番組「マイ・ストーリー」をまとめたもの
- 涙の理由 人はなぜ涙を流すのか(茂木健一郎共著、2009年2月 宝島社)
- ぼくはこう生きている君はどうか(鶴見俊輔共著、2010年1月 潮出版社)
[編集] ノベライズ(田村章名義)
- スキ! 野島伸司 太田出版(1990)
- 君は僕をスキになる 野島伸司 太田出版(1990)
- ネコノトピア・ネコノマニア 木村淳・藤田一朗 太田出版(1990)
- 世にも奇妙な物語 8 (1991)
- 世にも奇妙な物語 C (1992)
- 101回目のプロポーズ 野島伸司 太田出版(1991)
- 妹よ 水橋文美江 フジテレビ出版(1994)
- グッドモーニング 西荻弓絵 フジテレビ出版(1994)
- 最高の片想い 野依美幸 フジテレビ出版(1995)
- いつかまた逢える 水橋文美江 フジテレビ出版(1995)
- バースデイプレゼント 水橋文美江 フジテレビ出版(1995)
- Naked bananas SMAPのがんばりましょう 橋部敦子 フジテレビ出版(1995)
- 僕らに愛を! 西荻弓絵 フジテレビ出版(1995)
- 正義は勝つ 戸田山雅司 フジテレビ出版(1995)
- キッズ・リターン ビートたけし 太田出版(1996)
- 宮沢賢治-その愛 新藤兼人 扶桑社文庫(1996)
- えがお、ときどき涙 シリーズ人間取材班編 旺文社(1999)
[編集] 映像化作品
テレビドラマ化
- 定年ゴジラ(2001年、主演:長塚京三)
- ライオン先生(2003年、主演:竹中直人、『カカシの夏休み』収録)
- 卒業ホームラン(2011年、主演:船越英一郎、『日曜日の夕刊』収録)
- とんび(2012年、主演:堤真一、NHK土曜ドラマスペシャル)
映画化
- 疾走(2005年、主演:手越祐也、監督:SABU)
- ヒナゴン(2005年、主演:伊原剛志、監督:渡邊孝好、原作:『いとしのヒナゴン』)
- あおげば尊し(2006年、主演:テリー伊藤、監督:市川準、原作:『卒業』)
- 愛妻日記(2006年、主演:永井正子、杉本哲太 ほか、監督:サトウトシキ、緒形明 ほか)
- その日のまえに(2008年、主演:南原清隆、監督:大林宣彦)
- 青い鳥(2008年、主演:阿部寛、監督:中西健二)
- きみの友だち(2008年、主演:石橋杏奈、監督:廣木隆一)
舞台化
- エビスくん(シェイクスピア・シアター公演)
- 流星ワゴン(劇団銅鑼公演)
[編集] 脚注
[編集] 関連項目
- マイ・ストーリー - 重松清が出演しているMBSのラジオドラマ