重松清
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重松 清(しげまつ きよし、1963年3月6日 - )は、日本の作家。
岡山県久米郡久米町(現・津山市)の生まれ。中学、高校時代は山口県で過ごす。山口県立山口高等学校、早稲田大学教育学部国語国文学科卒業。二人の子供の父親でもある。
目次 |
[編集] 略歴
- 角川書店の編集者として勤務(みうらじゅんなどの担当をしていた)後にフリーライターとして独立。ドラマ・映画のノベライズ、雑誌記者、ゴーストライターなどなんでも手がけた(その当時の名は田村章で、北野武監督の『キッズ・リターン』や『あしたいのちはもっと輝く!』などの小説版を執筆した)。ほかに岡田幸四郎などいくつかのペンネームを持つ。
- 学校での子供のいじめや不登校、家庭崩壊と子供など、現代の社会問題・教育問題の中で、小説で取り上げられることの少なかった子供のいじめ問題をルポルタージュばりの鋭い切り口で取り上げてから、一躍注目を浴びるようになる。
- 1999年『ナイフ』が、坪田譲治文学賞を受賞後、同年『エイジ』が山本周五郎賞を受賞。直木賞は、『定年ゴジラ』、『カカシの夏休み』がノミネートされたものの受賞を逃した後、『ビタミンF』で2000年下半期に受賞。同作品は、NHKでドラマ化された。
- 『ファイナルファンタジーシリーズ』で有名な坂口博信が手がけるXbox 360用のゲームソフト『ロストオデッセイ』においてサブシナリオを担当する。
- 2007年度の第74回NHK全国学校音楽コンクール中学校の部課題曲(めぐりあい)の作詞を担当した。作曲は高嶋みどり。
[編集] エピソード
- 少年の頃から、吃音症(どもり)であり、カ行の発音が上手くなかった。そのため、話すときにはカ行から始まる言葉を出来るだけ避けていた。「きよし」という自分の名前についても、発音するのに苦労していたようである。なお、吃音は大人になってからは、だいぶ改善されたようである。これらは、吃音症の少年を主人公にした『きよしこ』の中で、明らかになっている。
- 矢沢永吉の熱心なファンでもあり、大阪万博の象徴である「太陽の塔」の設計者の芸術家岡本太郎を尊敬している。
[編集] 著作
- ビフォアラン ベストセラーズ(1991)のち幻冬舎文庫
- 私が嫌いな私 太田出版(1992)
- 四十回のまばたき 角川書店(1993)のち幻冬舎文庫
- バック・ビート(田村章)扶桑社(1994)
- 舞姫通信 新潮社(1995)のち文庫
- 見張り塔からずっと 角川書店(1995)のち新潮文庫
- 幼子われらに生まれ 角川書店(1996)のち幻冬舎文庫
- ナイフ 新潮社(1997)(坪田譲治賞受賞)のち文庫
- 定年ゴジラ 講談社(1998)のち文庫
- エイジ 朝日新聞社(1999)(山本周五郎賞受賞)のち文庫、新潮文庫
- 日曜日の夕刊 毎日新聞社(1999)のち新潮文庫
- 半パン・デイズ 講談社(1999)のち文庫
- カカシの夏休み 文藝春秋(2000)(ドラマ化『ライオン先生』)のち文庫
- ビタミンF 新潮社(2000)(直木賞受賞)のち文庫
- さつき断景 祥伝社(2000)のち文庫
- リビング 中央公論新社(2000)のち文庫
- 口笛吹いて 文藝春秋(2001)のち文庫
- セカンド・ライン 朝日新聞社(2001)「明日があるさ」文庫
- 隣人 講談社(2001)「世紀末の隣人」文庫
- かっぽん屋 角川文庫(2002)
- 流星ワゴン 講談社(2002)(舞台化)のち文庫
- 小さき者へ 毎日新聞社(2002)のち新潮文庫
- きよしこ 新潮社(2002)のち文庫
- トワイライト 文藝春秋(2002)のち文庫
- 熱球 徳間書店(2002)のち文庫、新潮文庫
- 疾走 角川書店(2003)(映画化)のち文庫
- 送り火 文藝春秋(2003)のち文庫
- 哀愁的東京 光文社(2003)のち角川文庫
- お父さんエラい! 単身赴任二十人の仲間たち 講談社(2003)「ニッポンの単身赴任」文庫
- 愛妻日記 講談社(2003)(映画化)のち文庫
- 走って、負けて、愛されて。 ハルウララ物語 平凡社(2004)
- ニッポンの課長 日経BP社(2004)のち講談社文庫
- なぎさの媚薬
- 1 敦夫の青春・研介の青春 小学館(2004)「海の見えるホテル」文庫
- 2 哲也の青春・圭の青春 小学館(2005)「追憶の課外授業」文庫
- 3 霧の中のエリカ 小学館(2006)「彼女を憐れむ歌」文庫
- 4 きみが最後に出会ったひとは 小学館(2007)「ねえさんの浴衣」文庫
- 卒業 新潮社(2004)(『あおげば尊し』映画化)のち文庫
- いとしのヒナゴン 文藝春秋(2004)(映画化『ヒナゴン』)のち文庫
- みんなのなやみ 1-2(よりみちパンセ)理論社(2004)
- スポーツを「読む」 記憶に残るノンフィクション文章讀本 集英社新書(2004)
- うちのパパが言うことには 毎日新聞社(2005)のち角川文庫
- その日のまえに 文藝春秋(2005)(映画化)のち文庫
- きみの友だち 新潮社(2005)のち文庫
- 娘に語るお父さんの歴史 ちくまプリマー新書(2006)
- 小学五年生 文藝春秋(2007)
- 夢・続投! マスターズ甲子園 朝日新聞社(2007)
- カシオペアの丘で 講談社(2007)
- くちぶえ番長 新潮文庫(2007)
- 青い鳥 新潮社(2007)
- 永遠を旅する者 ロストオデッセイ 千年の夢(xbox360のゲーム「ロストオデッセイ」の中のサブシナリオをまとめた物) 講談社(2007)
- オヤジの細道 講談社文庫(2008)
- ブランケット・キャッツ 朝日新聞社(2008)
- ツバメ記念日 季節風・春 文藝春秋(2008)
- ブルーベリー 光文社(2008)
- 僕たちのミシシッピ・リバー 季節風・夏 文藝春秋(2008)
- みぞれ 角川文庫(2008)
- とんび 角川書店(2008)
- 希望が丘の人々 小学館(2009)
- ステップ 中央公論新社(2009)
- かあちゃん 講談社(2009)
[編集] 共編著
- 女が男にふられる時 田村章、Mountain 広済堂出版(1993)
- あした命はもっと輝く! ひたむき女性20人の「自分肯定力」 女性自身「シリーズ人間」ベスト選集 光文社(1999)
- 教育とはなんだ 学校の見方が変わる18のヒント 筑摩書房(2004)のち文庫
- 最後の言葉 戦場に遺された二十四万字の届かなかった手紙 渡辺考共著 講談社(2004)のち文庫
- 残しておきたい日本のこころ 幻戯書房(2007)
- 人生の教科書「情報編集力をつける国語」 藤原和博、橋本治共著 ちくま文庫(2007)
- ありがとう、ごめんね、そしてさようなら 家族からのラブレター 新潮社(2008)
- 涙の理由 人はなぜ涙を流すのか 茂木健一郎共著 宝島社(2009)
[編集] ノベライズ(田村章)
- スキ! 野島伸司 太田出版(1990)
- 君は僕をスキになる 野島伸司 太田出版(1990)
- ネコノトピア・ネコノマニア 木村淳・藤田一朗 太田出版(1990)
- 世にも奇妙な物語 8 (1991)
- 世にも奇妙な物語 C (1992)
- 101回目のプロポーズ 野島伸司 太田出版(1991)
- 妹よ 水橋文美江 フジテレビ出版(1994)
- グッドモーニング 西荻弓絵 フジテレビ出版(1994)
- 最高の片想い 野依美幸 フジテレビ出版(1995)
- いつかまた逢える 水橋文美江 フジテレビ出版(1995)
- バースデイプレゼント 水橋文美江 フジテレビ出版(1995)
- Naked bananas SMAPのがんばりましょう 橋部敦子 フジテレビ出版(1995)
- 僕らに愛を! 西荻弓絵 フジテレビ出版(1995)
- 正義は勝つ 戸田山雅司 フジテレビ出版(1995)
- キッズ・リターン ビートたけし 太田出版(1996)
- 宮沢賢治-その愛 新藤兼人 扶桑社文庫(1996)
- えがお、ときどき涙 シリーズ人間取材班編 旺文社(1999)
[編集] 関連項目
- 岡山県出身の人物一覧
- マイ・ストーリー - 重松清が出演しているMBSのラジオドラマ


