剣客商売

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剣客商売(けんかくしょうばい)は、池波正太郎による時代小説1972年1月から1989年7月まで小説新潮で断続的に連載された。また、番外編として「黒白」と「ないしょないしょ」の2篇が、1981年4月から1988年5月まで週刊新潮で連載された。

鬼平犯科帳』や『仕掛人・藤枝梅安』と並ぶ池波正太郎の代表作。全16巻の単行本は2004年2月現在1800万部以上が出版され、テレビ・舞台・漫画化されている。無外流の老剣客、秋山小兵衛(あきやま こへえ)を主人公とし、小兵衛と後添いのおはる、息子の大治郎、女剣客の佐々木三冬らが、江戸を舞台に様々な事件に遭遇し活躍する。

池波は新潮社刊『日曜日の万年筆』に収録された随筆「名前について」で「小兵衛の性格については、いろいろなモデルがあるのだけれども、その風貌は旧知の歌舞伎俳優・中村又五郎をモデルにした」と書いている。

目次

[編集] 登場人物

[編集] 主要人物

秋山小兵衛
無外流の達人である老剣客。初登場時は59歳。以降75歳までの姿が描かれる。老いても盛んで小粋な爺さん。原作では何度か小兵衛の死についても書かれているが90歳以上の長命を永らえた。
無外流宗家・辻平右衛門に師事し、辻が大原の里に引きこもった後は独立して江戸に残り、四谷・仲町に修行の厳しさゆえ人数こそ少ないが知る人ぞ知る道場を構える。現在は道場を閉鎖し、鐘ヶ淵に隠居して気ままな生活を送っている。
道場を構えていた頃にお貞と結婚し二人の間に大治郎が生まれるが、大治郎が7歳の頃にお貞は亡くなっている。鐘ヶ淵に隠居してから、息子より年下で40歳も歳の離れたおはると再婚した。
辻平右衛門の門下であった頃は、弟弟子である嶋岡礼蔵と並んで同道場の双璧と呼ばれた。老いてもその実力は天下無双、素手で数人の浪人を瞬く間に倒してしまい、数人の剣士を一人で斬り倒すほどである。
元々金には困らない境遇(小判を顎で使っていると評される)だが、後にとある金貸しより千五百両の大金を遺贈され、それを世のため人のために使う。また人脈もきわめて広く、身分を問わず多くの人に深く敬愛信頼されている。好奇心が強く人間そのものの達人であり、悪には容赦せず、弱く苦しむ者には助けを惜しまない。芸術・美食にも関心が強い。
秋山大治郎
秋山小兵衛の息子。小柄な父と外見的にはあまり似ておらず、長身で筋骨逞しい。最初は実直でやや堅物な青年だったが、徐々に小兵衛のような粋な人間になっていき、次第に江戸で有名な無外流の剣客になっていく。
7歳の時に母親(お貞)と死別し、以後、小兵衛に男手一つで育てられる。13歳の時に剣客を目指して小兵衛に剣術の指南を受け、15歳の時に大原の里の辻平右衛門の下に赴き、嶋岡礼蔵を第二の師匠として彼の指南を受ける。20歳の頃に辻平右衛門が亡くなり、その後4年ほど諸国を巡って修行の旅に出て江戸に戻り、父の世話で浅草の外れにある真崎稲荷神社の近くに道場を構えた。
剣客としての実力は素晴らしく、対峙した人物から「いずれは父を超えるのではないか」と評されたこともある。良くも悪くも真面目過ぎるために当初は門下生が増えず苦労していたが、次第に飯田粂太郎ら数少ない門人達に稽古をつけながら、田沼意次の屋敷内にある道場にも出稽古に赴く生活を続けている。
後に佐々木三冬と結婚し、息子の小太郎が生まれる。
おはる
関屋村の百姓・岩五郎とおさきの次女。小兵衛が鐘ヶ淵に隠居してから、隠宅に奉公にやって来るが、その後、小兵衛の手が付き、隠宅に訪れる三冬におはるが嫉妬していたこともあって結婚。
二人が結婚したことに両親は結婚した当初は戸惑いを感じ、特に父親の岩五郎は怒っていたのだが、その後は小兵衛ともすっかり馴染んでいる。呑気で純朴な性格だがやや嫉妬深い一面も。料理上手であり、美食家の小兵衛を満足させるほどの腕前。また、漁師であった叔父に仕込まれており、小船もよく漕ぐ。ドラマ版では後に一子をもうけている。夫である小兵衛とは40以上の齢の差があるが、作中の描写によると彼女の方が後に夫より先に世を去ることになる。
佐々木三冬
田沼意次の妾腹の娘。一刀流・井関忠八郎の弟子で、井関道場の四天王の一人などと称された男装の女武芸者。
父への反発もあり何事にも肩肘を張った性格で、父より縁談の話が持ち込まれても、自分より弱い者の妻になる気は無いとして、自分と試合を行い勝った者に嫁ぐと言って憚らないほどであった。田沼の屋敷へは帰らず、母方の叔父である書物問屋・和泉屋吉右衛門が持っている根岸の寮に、老僕の嘉助と暮らす。
秋山父子と交流を深めていくうちに次第に女らしくなる。当初は、小兵衛に憧れとも愛情とも付かぬ感情を抱いていたが、やがて大治郎に好意を抱くようになり、結婚した。結婚後は男装をやめるが、帯は細く水木結び、若衆髷は髪を後ろに垂らし先を紫縮緬で包むという特徴的な風俗に変化。また、結婚してからも稽古を続けており、以前より上達しているようである。
田沼意次
十代将軍・徳川家治の寵愛を受けた老中
武芸を奨励しているため、秋山父子に何かと目を懸けている。後に娘婿となる秋山大治郎に屋敷内にある道場を任せている。
一般的には、賄賂政治を行った悪徳政治家とされることが多いが、本作では卓越した大局観と政治力を持つ好人物として描かれている。

[編集] 準主要人物

弥七
小兵衛の門人だった四谷・伝馬町の御用聞き
女房のおみねが「武蔵屋」という料理屋を経営しているので、人々からは「武蔵屋の親分」などと呼ばれ、人望も厚い。息子が一人いる。
徳次郎(傘屋の徳次郎)
通称・傘徳。弥七の手下。特技は尾行。弥七同様に秋山父子の為に働く。
長次・おもと
小兵衛がひいきにしている料亭「不二楼」の板前と女中。後に結婚し、浅草・駒形町に小料理屋「元長」を開く。
「元長」は小兵衛の命名によるで、おもとと長次の名前を一字ずつ取って店名にした。
嘉助
佐々木三冬の老僕。三冬が大治郎と結婚するまでは根岸の寮において三冬の世話をしていたが、結婚してからも三冬は嘉助を気遣って大治郎と共に根岸の寮を何度か訪れている。
小川宗哲
本所・亀沢町の町医者。上下の身分に関係なく行き届いた診察と治療を行うので、本所界隈での名声は高い。
小兵衛との親交は15年以上に及び、小兵衛とは碁敵の間柄である。本人の話によると、以前はお金のことしか考えない人物だったらしい。
生島次郎太夫
老中・田沼主殿頭意次の用人。田沼意次の懐刀と呼ばれている。

[編集] 剣客や小兵衛の同輩

牛堀九万之助
浅草・元鳥越町に奥山念流の道場を構える剣客。土井能登守の面前で行われた試合で秋山小兵衛と闘い、それをきっかけに懇意の間となる。
生涯、妻を娶らず剣の道に没頭し、独自の境地を開いた名手で、人柄も良いため、道場は小さいが名門の子弟が多い。仕掛人・藤枝梅安の登場人物とも関わりがある。
辻平右衛門
無外流宗家で小兵衛の師。故人。
本名を三沢千代太郎と言い、宗家を継ぐに当たって今の名に改める。小兵衛や嶋岡礼蔵といった名のある剣客を幾人も輩出するが、突然、京都・大原の里へ旅立ち、同地にこもる。その際、道場は後を継ごうとするものがいなかったため閉じられることになった。
嶋岡礼蔵
小兵衛の弟弟子(歳は小兵衛より三つ下)。大治郎にとっては第二の師でもある。
剣術の腕は随一で、辻平右衛門の門下では、秋山小兵衛と嶋岡礼蔵は「竜虎」や「双璧」と評された。無外流宗家・辻平右衛門に師事し、辻が大原の里に引きこもった際には唯一師に従うことを許され、江戸を去る。
柿本源七郎との果し合いを行うため江戸にやって来るが、果し合いの前に、柿本の門人・伊藤三弥が放った矢に倒れる。
小兵衛の最初の妻・お貞を好いており、彼女を巡って小兵衛と勝負したこともあった。
井関忠八郎
一刀流の名人で、三冬の師。田沼意次を介して小兵衛とも交流があった。
剣技は勿論、人柄も優れ、門下には諸大名の家来や大身旗本の子弟も多かった。55歳で病没するが、その時点で門弟は200人余りにのぼっていた。没後、門弟の間で後継者争いが起き、紆余曲折の後に三冬が道場を継ぐ。しかし、三冬は道場の存続を望む他の門弟の説得を振り切って道場を畳んだ。
金子孫十郎
江戸で屈指の剣客で湯島五丁目に一刀流の大道場を構える。
井関道場の跡目争いの件で、勝負の審判を務めた。秋山親子とも交流を持っており、三冬を客分として扱ったりしている。
作中で本人が登場することは少ないが、名前や道場名はよく登場する。
植村友之助
小兵衛の門人。根岸流の手裏剣も修める。「秋山道場の逸才」と呼ばれた剣士だった。厳しい修行と底なしの飲酒で大病を患い、回復せぬまま身を養っている。家督は弟に譲り、師匠である小兵衛から貸し与えられた金貸しの浅野幸右衛門の旧宅に住む。その時に小兵衛が四谷の道場を構えている時に帳面を綴じるのに使っていた「畳針」を譲り受けている。
内山文太
辻平右衛門の門人。小兵衛の親友で、年齢は小兵衛より10歳年上だが、弟分の様に接していた。小兵衛とお貞の婚儀の仲人を務めている。
娘が市ヶ谷御門外の茶問屋・井筒屋方に嫁ぎ、そこに引き取られて楽隠居の身を楽しんでいたが、ある出来事によって急激に呆けてしまい、間もなく亡くなる。その死は、小兵衛に衝撃を与え、しばらく陰鬱な日々が続いた。
若い頃、弟の妻と不義を働き、清という女子をもうけており、清の子・お直は、町医者の横山正元と結婚する。
柿本源七郎
辻平右衛門の道場を訪ねた際、嶋岡礼蔵に敗れ、10年後、筑波山で再び礼蔵に挑むが引き分けに終わったため、また10年後に果たし合いをする約束をしていたが、心臓を病み歩くのも困難な状態になっていた。弟子の三弥によって礼蔵が殺されたことを知った柿本源七郎は小兵衛と大治郎の目の前で自害した。
伊藤三弥
柿本源七郎の門人で色子。弓の腕前が高い。
師の柿本源七郎と嶋岡礼蔵の果し合いを前に、病気でろくに歩くこともおぼつかない師を見かね、独断で大治郎の道場に滞在していた礼蔵を襲撃する。礼蔵を射殺すことに成功するが、その場に居合わせた大治郎に右腕を切り落とされる。
その後、腹違いの兄・小雨坊(本名:伊藤郁太郎)と共に秋山父子の命を狙い、鐘ヶ淵の隠宅を襲撃する。しかし、小雨坊は小兵衛に斬られてしまい、その後、小雨坊に焼かれた隠宅が再建された頃に自殺する。

[編集] 大治郎の門人

飯田粂太郎
田沼意次の家来。三冬の勧めで大治郎の門人となる。
父・飯田平助も意次に仕えていたが、かつて仕えていた一橋家による意次の毒殺計画に加担したことに良心の呵責を感じて自殺を遂げる。意次はその事件の一部始終を知ってはいたが、平助をこれまで通りに用いようとしただけでなく、平助や残された家族を責めることはせず、平助の死後は彼の禄をそのまま粂太郎が継げるようにした。なお、粂太郎は父の死の真相を知らない。
笹野新五郎
秋山大治郎の門人。表向きは六百石の旗本・笹野忠左衛門の長男だが、実は生島次郎太夫の息子。
杉本又太郎
無外流の剣客・杉本又左衛門の息子。父の亡き後、道場を継ぐが秋山大治郎に師事する。

[編集] その他

又六
辻売りの鰻屋。柄の悪い異母兄に悩まされるが大治郎に度胸を付けてもらい、その後秋山父子と懇意になる。
杉原秀
一刀流・杉原左内の娘で、根岸流の手裏剣の達人。ある事件で又六と知り合い、後に結婚する。
横山正元
牛込早稲田町の町医者。秋山父子と同じ無外流の剣術の遣い手で、酒も女も大好物と言ってはばからぬ人物。秋山父子との交誼が長い。
内山文太の一件に関わり、内山の死後、その孫娘であるお直と結婚した。

[編集] 各話一覧

以下、文庫本の巻分けおよび掲載された順序によって各話の題名を示す。

[編集] 通常版

  1. 剣客商売一 剣客商売
    • 女武芸者
    • 剣の誓約
    • 芸者変転
    • 井関道場・四天王
    • 雨の鈴鹿川
    • まゆ墨の金ちゃん
    • 御老中毒殺
  2. 剣客商売二 辻斬り
    • 鬼熊酒屋
    • 辻斬り
    • 老虎
    • 悪い虫
    • 三冬の乳房
    • 妖怪・小雨坊
    • 不二楼・蘭の間
  3. 剣客商売三 陽炎の男
    • 東海道・見付宿
    • 赤い富士
    • 陽炎の男
    • 嘘の皮
    • 兎と熊
    • 婚礼の夜
    • 深川十万坪
  4. 剣客商売四 天魔
    • 雷神
    • 箱根細工
    • 夫婦浪人
    • 天魔
    • 約束金二十両
    • 鰻坊主
    • 突発
    • 老僧狂乱
  5. 剣客商売五 白い鬼
    • 白い鬼
    • 西村屋お小夜
    • 手裏剣お秀
    • 暗殺
    • 雨避け小兵衛
    • 三冬の縁談
    • たのまれ男
  6. 剣客商売六 新妻
    • 鷲鼻の武士
    • 品川お匙屋敷
    • 川越中納言
    • 新妻
    • 金貸し幸右衛門
    • いのちの畳針
    • 道場破り
  7. 剣客商売七 隠れ蓑
    • 春愁
    • 徳どん、逃げろ
    • 剣の師弟
    • 勝負
    • 隠れ蓑
    • 梅雨の柚の花
    • 大江戸ゆばり組
    • 越後屋騒ぎ
    • 決闘・高田の馬場
  8. 剣客商売八 狂乱
    • 毒妻
    • 狐雨
    • 狂乱
    • 仁三郎の顔
    • 女と男
    • 秋の炬燵
  9. 剣客商売九 待ち伏せ
    • 待ち伏せ
    • 小さな茄子二つ
    • 或る日の小兵衛
    • 秘密
    • 討たれ庄三郎
    • 冬木立
    • 剣の命脈
  10. 剣客商売十 春の嵐(長編)
    • 除夜の客
    • 寒頭巾
    • 善光寺・境内
    • 頭巾が襲う
    • 名残りの雪
    • 一橋控屋敷
    • 老の鶯
  11. 剣客商売十一 勝負
    • 初孫命名
    • その日の三冬
    • 時雨蕎麦
    • 助太刀
    • 小判二十両
  12. 剣客商売十二 十番斬り
    • 白い猫
    • 密通浪人
    • 不寝鳥
    • 十番斬り
    • 同門の酒
    • 逃げる人
    • 罪ほろぼし
  13. 剣客商売十三 波紋
    • 消えた女
    • 波紋
    • 剣士変貌
    • 夕紅大川橋
  14. 剣客商売十四 暗殺者(長編)
    • 浪人・波川周蔵
    • 蘭の間・隠し部屋
    • 風花の朝
    • 頭巾の武士
    • 忍び返しの高い塀
    • 墓参の日
    • 血闘
  15. 剣客商売十五 二十番斬り
    • おたま
    • 二十番斬り(特別長編)
    • 目眩の日
    • 皆川石見守屋敷
    • 誘拐
    • その前夜
    • 流星
    • 卯の花腐し
  16. 剣客商売十六 浮沈(長編)
    • 深川十万坪
    • 暗夜襲撃
    • 浪人・伊丹又十郎
    • 霜夜の雨
    • 霞の剣

[編集] 番外編

  • 黒白 剣客商売 番外編(上)(下)
  • ないしょないしょ 剣客商売 番外編

[編集] テレビドラマ

1973年山形勲加藤剛主演版が、1983年には中村又五郎主演版が、1998年からは藤田まこと主演版が、いずれもフジテレビで放送されている。

[編集] 山形勲版

1973年4月7日から同年9月1日放映(全22話)。2012年2月から時代劇専門チャンネルにて、HDリマスターの上で放送される。

[編集] キャスト

[編集] スタッフ

[編集] 放映リスト

放映日 サブタイトル 脚本 監督 ゲスト
1 1973年
4月7日
父と子と 安倍徹郎 小野田嘉幹 松山省二 上野山功一
2 4月14日 女武芸者 田中徳三 近藤洋介
3 4月21日 剣の誓い 小野田嘉幹 織本順吉 藤間文彦 木村功 古今亭志ん朝
4 4月28日 井関道場、四天王 下飯坂菊馬 田中徳三 江角英明 船戸順 外山高士 香川良介
5 5月5日 妖怪小雨坊 小川英 小野田嘉幹 寺田農 藤間文彦 見明凡太朗
6 5月12日 まゆ墨の金ちゃん 井手雅人 財津一郎 柳生博 横森久 神田隆
7 5月19日 雨の鈴鹿川 田上雄 吉村公三郎 加賀邦男 鮎川いづみ 亀谷雅彦 御木本伸介
8 5月26日 辻斬り 櫻井康裕 鈴木英夫 川合伸旺 浜田寅彦 石山克己
9 6月2日 決斗、見付宿 田上雄 高瀬昌弘 米倉斉加年 工藤明子 富田仲次郎 浜田晃
10 6月9日 嘘とまことの間 安倍徹郎
高瀬昌弘
太田博之 徳永れい子 安部徹 田中浩 灰地順
11 6月16日 身代金千両 櫻井康裕 鈴木英夫 平田昭彦 新井麻夕美 滝恵一
12 6月23日 おかしな入門者 小川英 田中徳三 江戸家小猫 多々良純 黒沢のり子
13 6月30日 鬼熊酒屋 安藤日出男 島田正吾 山本宣 山岸映子
14 7月7日 三冬の女ごころ 井手雅人 小野田嘉幹 藤岡重慶 藤田弓子 垂水悟郎
15 7月14日 信濃の老虎 小松方正 中野誠也 稲葉義男 橋本功
16 7月21日 御老中毒殺 野上龍雄 鈴木英夫 高森玄 生井健夫 村上幹夫
17 7月28日 兎と熊 井手雅人 窪川建造 渡辺篤史 山口いづみ
18 8月4日 ある剣客の死 田上雄 鈴木英夫 今井健二 井上孝雄
19 8月11日 忘れた顔 櫻井康裕 窪川建造 砂塚秀夫 波多野憲 池田昌子 石山雄大 松平健
20 8月18日 男まさり 小川英 小俣堯 水谷豊 安田道代 深江章喜永井秀明目黒幸子
21 8月25日 逆転仇討ち 櫻井康裕
沼田幸二
高瀬昌弘 竜崎勝 江見俊太郎 堺左千夫 東野孝彦
22 9月1日 明日への旅立ち 井手雅人 新克利 滝田裕介 竹内亨 神田隆

[編集] 中村又五郎版

[編集] キャスト

[編集] 藤田まこと版

関西テレビのみ1月13日から同年3月16日放映(全10話)

[編集] キャスト

[編集] 第1シリーズ

[編集] 第2シリーズ

[編集] 第3シリーズ

[編集] 第4シリーズ

[編集] 第5シリーズ

[編集] スペシャル

[編集] スタッフ

[編集] 備考

  • キャッチコピーは「剣は売っても心は売らぬ!!」
  • 第3シリーズには大治郎は「恩師辻平右衛門の墓参の旅に出た」という設定で一切出演せず、第4シリーズからは大治郎と三冬役が一新されている。
  • オープニングはシリーズごとに変化している。
    • 第1シリーズでは雷鳴の中で小兵衛が複数の剣客相手に斬り合いを演じるのに併せて橋爪功のナレーションがかぶり、サウンドロゴの後にオープニング。ここで出演者・スタッフを紹介。
    • 第2・第3シリーズは雷雨の中小兵衛と大治郎が複数の剣客相手に斬り合いを演じるのに併せて橋爪功のナレーションがかぶり、サウンドロゴの後にオープニングで出演者・スタッフ紹介。
      • ナレーションは、「戦国乱世は遠い昔のことなれど、武士の魂、やはり剣。現に戦がなければこそ、腕に覚えの剣客どもは売り込み合戦に明け暮れる。いや、まさしく昨今、剣術は商売なり」。第1シリーズと第2・第3シリーズとでは口調が若干異なる。
    • 第4シリーズからはオープニングナレーションが無くなり、タイトル表示の後、レギュラー出演者のみを紹介するオープニング。テーマ曲は前3シリーズと異なる。このシリーズのみエンドロールがあり、出演者・スタッフはそこで紹介される。
    • 第5シリーズはタイトル表示の後、オープニングで出演者・スタッフを紹介。テーマ曲は前4シリーズと異なる曲(第2シリーズの劇中に使われたことがある)。
  • 第4シリーズ途中で大治郎と三冬が結婚する設定になっている。
  • 第5シリーズは10話製作されたが、関西テレビ以外では7話しか放送されておらず、未放送の3話は『剣客商売スペシャル』として同年5月1日に放送された。
  • 2006年6月16日放送のスペシャル版『剣客商売スペシャル 女用心棒』はシリーズ最高視聴率18.6%(関東)を記録した。
  • 藤田は自ら、「『鬼平』やったら次は『剣客』どっしゃろ」と思い、秋山小兵衛役にオファーを出していた。
  • 小兵衛の鐘ヶ淵の隠宅は、撮影のために広沢池湖畔に作られたセットである。当初、借地の関係で数年で壊す予定であったがシリーズの長期化に伴い、藤田が亡くなる2010年まで建っていた。あまりにも自然なため、第4シリーズから入った山口は、これがセットだと知って驚いたという。他の時代劇の撮影にも用いられた。取り壊される直前、剣客商売の出演者やスタッフが撮影の思い出を語る「剣客商売を語る」という番組が作られた。
  • 時代劇専門チャンネルホームドラマチャンネルなどで断続的に各シリーズ(スペシャル版含む)の再放送が行われており、またこれに併せて順次HDリマスターも実施されている。
  • 時代劇専門チャンネルでは、この小説に登場する料理を紹介する「剣客惣菜」というミニ番組が作られ、放映されている。番組ではドラマで料理指導を担当した近藤文夫監修の元に、実際に料理が作られる。番組ナビゲーターは、おはる役の小林綾子が担当している。2012年1月には同番組の特別番組も放映された。
  • テレビと同じキャスティングで何度か舞台化もされているが、2008年の明治座公演では藤田まことが降板し、平幹二朗が小兵衛の代役を務めた。

[編集] 放送局

[編集] コミック版

[編集] さいとう・たかを版

1998年から1999年にかけて作画さいとう・たかを、脚色北鏡太によって、リイド社のコミック雑誌『リイドコミック』に掲載されたが「雷神」をもって終了(打ち切り)となった。

単行本は新刊5巻、ワイド版4巻、文庫版3巻(2003年)となっている。

[編集] 大島やすいち版

2008年より、リイド社のコミック雑誌『COMIC乱』にて大島やすいち作画によるコミック版の連載が行われている。

掲載分は、リイド社より、単行本として、以下のように発売されている。

  • 剣客商売 1 (「井関道場・四天王」までをコミック化) 2008年6月26日 ISBN 978-4845837281
  • 剣客商売 2 (「鬼熊酒屋」までをコミック化) 2008年10月23日 ISBN 978-4845837298
  • 剣客商売 3 (「三冬の乳房」までをコミック化) 2009年2月25日 ISBN 978-4845837304
  • 剣客商売 4 (「赤い富士」までをコミック化) 2009年6月26日 ISBN 978-4845837311
  • 剣客商売 5 (「婚礼の夜」までをコミック化) 2009年11月10日 ISBN 978-4845837328
  • 剣客商売 6 (「夫婦浪人」までをコミック化) 2010年3月10日 ISBN 978-4845837335
  • 剣客商売 7 (「突発」までをコミック化) 2010年7月12日 ISBN 978-4845839902
  • 剣客商売 8 (「手裏剣お秀」までをコミック化) 2010年10月26日 ISBN 978-4845839919
  • 剣客商売 9 (「たのまれ男」までをコミック化) 2011年2月28日 ISBN 978-4845839926
  • 剣客商売 10 (「新妻」までをコミック化) 2011年6月28日 ISBN 978-4845839933
  • 剣客商売 11 (「春愁」までをコミック化) 2011年10月27日 ISBN 978-4845839940

[編集] 他作品とのクロスオーバー

『鬼平犯科帳』
主人公の長谷川平蔵が小兵衛の名を口にする一節があるが、その頃、既に鐘ヶ淵に隠居しているようである。平蔵が三十歳くらいの頃、田沼意次の下屋敷で行われた剣術試合で審判を務めたのが小兵衛だった。なお、その翌年の御前試合には大治郎も参加している。
また、平蔵行き付けの軍鶏鍋屋「五鉄」は店の名が剣客商売の劇中にも登場する。
『仕掛人・藤枝梅安』
登場人物の老剣客・浅井新之助について「隠れた名人である小兵衛ほどの人物が希代の名人であると評価している人物」として登場している他、牛堀九万之助の名前と道場が登場しているが、彼自身は登場しておらず、後に病没したようである。小兵衛がひいきにしている浅草橋場の料理屋「不二楼」が、長編「梅安針供養」の終盤に登場している。
『まんぞくまんぞく』
主人公の女性剣士・堀真琴は金子孫十郎の弟子にあたり、後に夫となる織田平太郎は小兵衛の弟子、間宮新七郎の門弟である。また、田沼意次と三冬も登場している。
その他
『鬼平犯科帳』や『仕掛人・藤枝梅安』、その他多数の池波正太郎の時代小説でお馴染みの香具師の元締・羽沢の嘉兵衛が番外編「ないしょないしょ」に名前のみ登場している。

[編集] 関連書籍

[編集] 外部リンク

フジテレビ 火曜19時台
前番組 番組名 次番組
剣客商売(第5シリーズ)
(ここまで火曜時代劇
カスペ!
(19:00 - 20:54)
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