水上勉

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水上 勉
(みずかみ つとむ)
ペンネーム 水上 勉(みなかみ つとむ)
誕生 1919年3月8日
日本の旗 福井県大飯郡本郷村(現:おおい町
死没 2004年9月8日(満85歳没)
日本の旗 長野県東御市
職業 小説家
言語 日本語
国籍 日本の旗 日本
最終学歴 立命館大学国文科中退
活動期間 1947年 - 2004年
ジャンル 推理小説戯曲
代表作 雁の寺 』(1961年)
越前竹人形』(1963年)
飢餓海峡』(1963年)
一休』(1975年)
金閣炎上』(1979年)
主な受賞歴 日本探偵作家クラブ賞(1961年)
直木三十五賞(1961年)
婦人公論読者賞(1964年)
文藝春秋読者賞(1965年)
菊池寛賞(1970年)
吉川英治文学賞(1973年)
谷崎潤一郎賞(1975年)
川端康成文学賞(1977年)
毎日芸術賞(1984年)
日本芸術院賞恩賜賞(1986年)
旭日重光章(2004年)
処女作 『フライパンの歌』(1947年)
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水上 勉(みずかみ つとむ、みなかみ つとむ、1919年大正8年)3月8日 - 2004年平成16年)9月8日)は、日本男性小説家福井県大飯郡本郷村(現:おおい町)生まれ。苗字の読み「みずかみ」は本姓であり、筆名(ペンネーム)としては、長年「みなかみ」が使用された。一時、筆名(ペンネーム)としても「みずかみ」を使用するも、徹底しなかったために「みなかみ」に戻したとの説もある[要出典]

生涯[編集]

福井県の大工の家に生まれ、5人兄弟の次男として育った。貧困から、9歳(一説には10歳)の時、京都臨済宗寺院相国寺塔頭、瑞春院に小僧として修行に出される(この時、寺に住み込んで画の練習をしている南画家の服部二柳を見ている)が、あまりの厳しさに出奔。 その後、連れ戻されて等持院に移る(これらの経験がのちに『雁の寺』、『金閣炎上』の執筆に生かされた)。10代で禅寺を出たのち様々な職業を遍歴しながら小説を書くが、なかなか認められず、また経営していた会社の倒産、数回にわたる結婚と離婚、最初の結婚でできた長男(窪島誠一郎)との別離など、家庭的にも恵まれないことが多かった。

旧制花園中学校(現・花園中学校・高等学校)卒業。1937年昭和12年)、立命館大学文学部国文学科に入学するも生活苦のため半年で中退。

作家デビュー[編集]

1944年郷里に疎開し国民学校助教を務める。戦後上京し、文潮社嘱託ののち虹書房を興して雑誌『新文藝』を創刊、石川啄木樋口一葉などの作を刊行し、1946年(昭和21年)頃、宇野浩二の『苦の世界』を刊行したことから宇野の知遇を得、文学の師と仰ぐようになる。虹書房は解散、1947年(昭和22年)に刊行された処女作『フライパンの歌』がベストセラーとなるが、その後原稿依頼がなく[1]、しばらくは生活に追われ、また体調も思わしくなく、文筆活動からは遠ざかった。

服の行商のかたわら、菊村到に励まされ、松本清張の『点と線』をむさぼるように読みながら[2]日本繊維経済研究所に勤めていたときの経験から1959年(昭和34年)に日本共産党の「トラック部隊」を題材にした『霧と影』で執筆を再開。この作品は、友人川上宗薫の紹介で、河出書房の編集者坂本一亀の手に渡り、4回の書き直しを経て、出版へとこぎつけた。当時生活を支えるために妻がキャバレーホステスとして働いており、坂本がその店へ原稿料を届けに行った際、「奥さん、長い間ごくろうさまでした。これで水上は作家になりました」と言ったという[3]。川上宗薫とはその後、互いに、相手を誹謗するモデル小説『作家の喧嘩』と『好色』を書きあった結果、不仲となる(のちに佐藤愛子のパーティで再会し、人を介して和解)。

1960年(昭和35年)、水俣病を題材にした『海の牙』を発表し、翌1961年(昭和36年)に第14回日本探偵作家クラブ賞を受賞、社会派推理作家として認められた。しかし水上自身は推理小説に空虚感を感じており、「人間を描きたい」という気持ちから自分がよく知る禅寺の人間たちを題材に『雁の寺』を執筆[3]、同年に第45回直木賞を受賞、華々しい作家生活が始まった。

直木賞受賞後[編集]

飢餓海峡』(1963年)、『くるま椅子の歌』(1967年)などを続々と発表。小説『越前竹人形』、『はなれ瞽女おりん』、『五番町夕霧楼』、『櫻守』、伝記文学『良寛』、『一休』、童話『ブンナよ、木からおりてこい』、そして数々のエッセイなどを旺盛に書き続ける。1989年(平成元年)、自ら団長として訪問先の北京において天安門事件を目の当たりにし、帰国直後に心筋梗塞で倒れる。その後も網膜剥離の手術を受けるなどしたが、執筆意欲は衰えず、死去の場所も長野県にある仕事場であった。

次女が二分脊椎症という病気であったことなどから身体障害者の問題に関心を持ち、前述の『くるま椅子の歌』の他に、『拝啓池田総理大臣殿』等、社会福祉の遅れを告発する発言や文筆活動もしばしば行った。また1985年(昭和60年)、福井県大飯町(現:おおい町)に「若州一滴文庫」(特定非営利活動法人 一滴の里が運営)を創設、竹人形を使った人形劇の上演にも力を尽くした。

晩年[編集]

1997年(平成9年)頃から、パソコンやインターネットに強い関心を示す。長野県小諸市の仕事場にMacintoshを複数台購入し、「電脳小学校」と名づけて地元の子供たちにも開放しようとしていた。また、上京する際はPowerBookを持ち歩いていたこともある。本人もワープロソフトで執筆したり、電子メールを知人とやりとりしたりしていた。自ら描いた絵をスキャンして、その画像をインクジェットプリンタで竹紙に印刷したものを「版画」と呼んで楽しんでいたこともある。当時「たとえば早稲田大学も、これからは早稲田<検索>大学になるんだ」と話すなど、今でいうeラーニングにも関心があったようである。パソコンやインターネットを障害者や高齢者、地方に住む者のハンディキャップを補う道具としてとらえていたと考えられる。

2004年(平成16年)9月8日肺炎の為、長野県東御市で死去。85歳没。死後、正四位に叙され、旭日重光章を授けられた。没日は直木賞受賞作『雁の寺』に因んで帰雁忌と呼ばれる。

2006年(平成18年)、横瀬夜雨の伝記小説『筑波根物語』(1965年に『中央公論』に連載)刊行。

家族[編集]

1941年に加瀬益子と同棲。長男凌(窪島誠一郎)をもうけるが、戦争と生活苦のため靴の修繕屋に養子に出し、東京大空襲で行方不明になる(のちに再会)。1943年に松守敏子と結婚し長女蕗子をもうけるが、1949年敏子が子どもを置いて印刷会社の息子と駆け落ちしてしまったため離婚。1956年に西方叡子と再婚し、次女誕生[4]。長女蕗子は、俳優・京極潔(本名・勝亦純也)と結婚するが、京極は1973年に自宅の火事で焼死した[5]

主な受賞歴[編集]

著書[編集]

  • フライパンの歌 文潮社 1948 角川文庫
  • 風部落 文潮社 1948
  • 世界の文豪 あかね書房 1952(世界伝記文庫)
  • 霧と影 河出書房新社 1959 のち新潮文庫、角川文庫
  • 海の牙 河出書房新社 1960 のち角川文庫
  • 耳 光文社 1960(カッパノベルス) のち角川文庫
  • 巣の絵 新潮社 1960 のち角川文庫
  • 火の笛 文藝春秋新社 1960
  • うつぼの筐舟 河出書房新社 1960 のち角川文庫
  • 爪 光文社 1960(カッパ・ノベルス) のち中公文庫
  • 赤い袈裟 角川小説新書 1961
  • 銀の川 角川書店 1961 文庫
  • 黒い穽 光風社 1961
  • 虚名の鎖 光文社 1961(カッパ・ノベルス) のち集英社文庫、光文社文庫
  • 雁の寺 文藝春秋新社 1961 のち文庫
  • 蜘蛛の村にて 桃源社 1961
  • 決潰 新潮社 1961 のち角川文庫
  • 黒壁 角川書店 1961
  • 棺の花 文藝春秋新社 1961
  • 野の墓標 新潮社 1961 のち集英社文庫
  • 若狭湾の惨劇 角川書店 1962
  • 花の墓標 中央公論社 1962
  • 死の插話 河出書房新社 1962
  • 死の流域 中央公論社 1962 のち角川文庫
  • 虫の宴 新潮社 1962(ポケット・ライブラリ) 集英社文庫
  • 海の葬祭 文藝春秋新社 1962
  • 雁の死 文藝春秋新社 1962
  • オリエントの塔 文藝春秋新社 1962(ポケット文春)
  • 眼 光文社 1962(カッパ・ノベルス) 文庫
  • 五番町夕霧楼[6] 文藝春秋新社 1963 のち新潮文庫
  • 枯野の人 光風社 1963
  • 西陣の蝶 中央公論社 1963
  • 薔薇海溝 光文社 1963(カッパ・ノベルス) のち文庫
  • 空白のカルテ 光風社 1963
  • 蒼い実験室 文藝春秋新社 1963(ポケット文春)
  • 日本の壁 光風社 1963
  • 越前竹人形 中央公論社 1963 のち新潮文庫、中公文庫
  • 告白 河出書房新社 1963
  • 飢餓海峡 朝日新聞社 1963 のち新潮文庫
  • 銀の庭 文藝春秋新社 1963 のち角川文庫
  • 盲目 角川小説新書 1963 のち文庫
  • 死火山系 角川書店 1963 のち光文社文庫
  • 越後つついし親不知 光風社 1963 のち角川文庫、新潮文庫
  • 若狭草紙 桃源社 1963
  • 沙羅の門 講談社 1964 のち中公文庫
  • 好色 新潮社 1964 のち角川文庫
  • 波影 文藝春秋新社 1964 のち角川文庫
  • 赤い灯台 新潮社 1964
  • あかね雲 講談社 1964 のち中公文庫
  • 那智滝情死考 講談社 1964 のち角川文庫
  • 高瀬川 河出書房 1964 のち集英社文庫
  • 三条木屋町通り 中央公論社 1964
  • 吹雪の空白 光文社 1964(カッパ・ノベルス)
  • 流旅の花 光風社 1964
  • しがらき物語 新潮社 1964 のち集英社文庫
  • 砂の紋章 集英社 1965(コンパクト・ブックス) のち文庫
  • 海の墓標 講談社 1965
  • 鶴の来る町 文藝春秋新社 1965 のち角川文庫
  • 比良の満月 桃源社 1965
  • 春の波濤 講談社 1965
  • 負籠の細道 中央公論社 1965 のち集英社文庫
  • 坊の岬物語 河出書房新社 1965
  • おきん 新潮社 1965 のち文春文庫
  • 有明物語 中央公論社 1965 のち角川文庫
  • 京の川 新潮社 1965 のち文庫
  • 湖の琴 講談社 1966 角川文庫
  • 京都物語 第1-6 全国書房 1966-1967
  • 野の鈴 講談社 1966 のち文庫
  • 鷹の鈴 集英社 1966
  • 島へ 新潮社 1966
  • 銀の座 講談社 1966(ロマン・ブックス)
  • 私の受けた家庭教育 有紀書房 1966
  • 湖北の女 集英社 1966(コンパクト・ブックス) のち文庫
  • 無縁の花 桃源社 1966(ポピュラー・ブックス)
  • おえん 桃源社 1966(ポピュラーブックス)
  • 螢 東京文芸社 1966
  • 蜘蛛の村にて 桃源社 1966(ポピュラー・ブックス)
  • 湖笛 毎日新聞社 1966 のち角川文庫
  • 城 文藝春秋 1966 のち文庫
  • 霰 新潮社 1967 のち文庫
  • 凍てる庭 新潮社 1967 文庫
  • 鐘の音 文藝春秋 1967
  • 雁帰る 徳間書店 1967
  • くも恋いの記 青春出版社 1967 のち集英社文庫
  • ちりめん物語 文藝春秋 1967
  • 日本海辺物語 雪華社 1967
  • くるま椅子の歌 中央公論社 1967 のち文庫
  • 山襞・海鳴 中央公論社 1967
  • 陽だまりの歌 講談社 1967
  • 檻を出る女 春陽文庫 1967
  • 恋愛と人生の45章 光風社書店 1967
  • 火の笛 東方社 1967 のち角川文庫
  • 黒百合の宿 春陽文庫 1967
  • 告白・女心遍歴 講談社 1967(ロマン・ブックス)
  • 西陣の女 新潮社 1968 のち文庫
  • 猿おがせ 講談社 1968
  • 佐渡の埋れ火 文藝春秋 1968 のち文庫
  • しらかわ巽橋 集英社 1968(コンパクト・ブックス) のち文庫
  • 若狭路 淡交社 1968
  • 私の幸福論 大和書房 1968 のち女性論文庫
  • 雪のなかの花 新潮社 1968(新潮小説文庫)
  • 水上勉選集 全6巻 新潮社 1968
  • 女の森で サンケイ新聞社出版局 1969 のち文春文庫
  • 櫻守 新潮社 1969 のち文庫
  • 弥陀の舞 朝日新聞社 1969 のち角川文庫
  • 紅花物語 主婦の友社 1969 のち角川文庫
  • 狩野芳崖 中央公論社 1969
  • 失われゆくものの記 講談社 1969 のち集英社文庫
  • 男色 中央公論社 1969 のち角川文庫
  • 波影・貴船川 角川文庫 1969
  • 水上勉の本 ベストセラーズ 1970
  • しあわせの心の架け橋 光風社書店 1970
  • 樹影 講談社 1970 「石を抱いた樹」文庫
  • 枯木の周辺 中央公論社 1970
  • 失なわれた心 文和書房 1970
  • 一匹のひつじ 大光社 1970(語りおろしシリーズ)
  • 旅雁の記 大光社 1970
  • 花の村、海の村 三笠書房 1970
  • 木綿恋い記 文藝春秋 1970 のち文庫
  • 冬日の道 中央公論社 1970
  • わが華燭 朝日新聞社 1971 のち文庫
  • 宇野浩二伝 中央公論社 1971 のち文庫
  • わが山河巡礼 中央公論社 1971 のち文庫
  • 凩 新潮社 1971
  • 蛙よ木からおりてこい 新潮社 1972(新潮少年文庫)
  • 北国の女の物語 講談社 1972 のち文庫
  • 水上勉社会派傑作選 1-5 朝日新聞社 1972-1973
  • 玉椿物語 新潮社 1972 のち文庫
  • 兵卒の鬣 新潮社 1972 のち角川文庫
  • 生きるということ 講談社現代新書 1972
  • 静原物語 中央公論社 1972 のち文庫
  • 私のなかの寺 昭和出版 1972(作家の自画像)
  • 鈴の鳴る人 第1部 毎日新聞社 1972
  • 越前戦国紀行 平凡社 1973(歴史と文学の旅) 「越前記」中公文庫
  • 古河力作の生涯 平凡社 1973 のち文春文庫
  • 風を見た人 講談社 1973 のち文庫
  • 釈迦浜心中 新潮社 1973
  • 冥府の月 筑摩書房 1973 のち集英社文庫
  • 焚火 文藝春秋 1973 のち文庫
  • 流れ公方記 朝日新聞社 1973 のち集英社文庫、「足利義昭」人物文庫
  • 馬よ花野に眠るべし 新潮社 1973 のち角川文庫、中公文庫
  • わが六道の闇夜 読売新聞社 1973 のち中公文庫 
    極貧の幼少期から青年期までと母への思慕を綴った記。
  • 火の舞い 講談社 1974 のち文庫
  • その橋まで 新潮社 1974 のち文庫
  • 金閣と水俣 筑摩書房 1974
  • 恋愛指南 角川文庫 1975
  • 禅の道紀行 平凡社 1975(歴史と文学の旅)
  • 良寛正三白隠 秋田書店 1975
  • 日本紀行 正続 平凡社 1975-1876
  • はなれ瞽女おりん 新潮社 1975 のち文庫
  • 蓑笠の人 文藝春秋 1975 講談社文芸文庫
  • 越前一乗谷 中央公論社 1975 「越前記」中公文庫
  • 一休 中央公論社 1975 のち文庫
  • 草ぐさの心 毎日新聞社 1975(日本の心シリーズ)
  • わが草木記 光風社書店 1975
  • ヨルダンの蒼いつぼ ソノラマ文庫 1976
  • 水上勉全集 全26巻 中央公論社 1976-1978
  • 帰山の雁 実業之日本社 1976 のち角川文庫
  • 自選作家の旅 山と渓谷社 1976
  • 足もとと提灯 正続 家の光協会 1976-1977 のち集英社文庫
  • あひるの子 集英社 1976 「あひるの靴」文庫
  • 京の寺 平凡社カラー新書 1977-1978
  • 近松物語の女たち 中央公論社 1977 のち文庫
  • さすらい山河・地底の声 ソノラマ文庫 1977
  • 壷坂幻想 河出書房新社 1977 のち文庫、講談社文芸文庫
  • 寺泊 筑摩書房 1977 のち新潮文庫
  • 道の花 新潮社 1977 のち文庫
  • いまもむかしも愛別ばなし 文化出版局 1977 のち角川文庫
  • 花守の記 毎日新聞社 1977
  • 虫のいのちにも 大和出版 1977(わが人生観)
  • 流旅の人々 実業之日本社 1977
  • くさらなかった舌 日本霊異記 平凡社 1977(平凡社名作文庫)
  • 片しぐれの記 講談社 1978
  • わが風車 新潮社 1978 のち文庫
  • 霊異十話 河出書房新社 1978 のち「乳病み」文庫
  • 水上勉対談集 毎日新聞社 1978
  • 草の碑 現代史出版会 1978
  • 土を喰ふ日々 文化出版局 1978 のち新潮文庫
  • 今生の人びと 構想社 1978
  • 水の幻想 日本書籍 1979
  • てんぐさお峰 中央公論社 1979 のち文庫
  • 鳰の浮巣に 読売新聞社 1979 「古都暮色」角川文庫
  • 虎丘雲巌寺 作品社 1979
  • 山門至福 集英社 1979
  • 片陰の道 現代史出版会 1979
  • 金閣炎上 新潮社 1979 のち文庫
  • 鳩よ 角川書店 1979
  • わが読書・一期一会 潮出版社 1979
  • 落葉帰根 小沢書店 1979
  • 軽井沢日記 三月書房 1979
  • ブンナよ、木からおりてこい[7] 三蛙房 1980 のち新潮文庫
  • 冬の光景 毎日新聞社 1980 のち角川文庫
  • 骨肉の絆 筑摩書房 1980
  • 私版京都図絵 作品社 1980 のち福武文庫
  • 京都古寺逍遥 平凡社 1980
  • 草木の声 文化出版局 1980
  • 椎の木の暦 中央公論社 1980 のち文庫
  • ものの声ひとの声 自伝的教育論 小学館 1980 のちライブラリー
  • 父と子 朝日新聞社 1980-1981 文庫
  • 停車場有情 角川書店 1980 のち朝日文芸文庫
  • 水上勉戯曲集 中央公論社 1980
  • 北京の柿 潮出版社 1981
  • 谷捨蔵の憂鬱 講談社文庫 1981
  • 母一夜 新潮社 1981 のち文庫
  • 生きる日々 ぶどう社 1981
  • 人の暦花の暦 毎日新聞社 1981
  • 地の乳房 福武書店 1981 のち文庫
  • 水上勉仏教文集 全3巻 筑摩書房 1982
  • 女ごころ風景 集英社文庫 1982
  • 水上勉による水上勉 青銅社 1982(試みの自画像)
  • 昨日の雪 新潮社 1982
  • 竹の精霊 小学館 1982
  • 鬼のやま水 小学館 1982
  • 水上勉紀行文集 全8巻 平凡社 1982-1983
  • わが文学わが作法 中央公論社 1982
  • 働くことと生きること 東京書籍 1982
  • 修験峡殺人事件 角川書店 1982(カドカワノベルズ) のち文庫
  • 白蛇抄 集英社 1982 のち文庫
  • 草隠れ 構想社 1982
  • 平家物語抄 学習研究社 1982(日本の古典ノベルス) のち文庫
  • 若狭幻想 福武書店 1982 のち文庫
  • わが女ひとの記 平凡社 1983 のち文春文庫
  • 金色の淵 潮出版社 1983 のち文庫
  • 「般若心経」を読む PHP研究所 1983(21世紀図書館) のち文庫
  • 長い橋 新潮社 1983 のち文庫
  • 京の夕立ち 集英社 1983 のち文庫
  • 洛北女人館 主婦と生活社 1983
  • 樹下逍遥 朝日新聞社 1984
  • 京の思い出図絵 平凡社 1984
  • 石よ哭け 径書房 1984
  • 良寛 中央公論社 1984 のち文庫
  • 鳥たちの夜 集英社 1984 のち文庫
  • 波の暦 角川文庫 1985
  • 絵ごよみ 実業之日本社 1986
  • 箒川 新潮社 1986
  • 閑話一滴 正続 PHP研究所 1986-1988 のち文庫
  • 絵のある風景 中央公論社 1986
  • 良寛を歩く 日本放送出版協会 1986 のち集英社文庫
  • 秋夜 福武書店 1986 のち文庫
  • 達磨の縄跳び 実業之日本社 1986
  • 破鞋 雪門玄松の生涯 岩波書店 1986 のち同時代ライブラリー
  • 若狭憂愁 実業之日本社 1986
  • 瀋陽の月 新潮社 1986 のち文庫
  • 沢庵 学習研究社 1987(書きおろし歴史小説シリーズ)
  • 風の来る道 実業之日本社 1987
  • 一休・正三・白隠 高僧私記 ちくま文庫 1987
  • 若狭日記 主婦の友社 1987
  • 生きる日死ぬ日 福武書店 1987
  • 芝居ごよみ いかだ社 1987
  • 一休文芸私抄 朝日出版社 1987 のち中公文庫
  • 釈迦内柩唄 若州一滴文庫 のち新日本出版社
  • 一休を歩く 日本放送出版協会 1988 のち集英社文庫
  • 禅とは何か 新潮選書 1988
  • 現代民話 平凡社 1988 のちライブラリー
  • 若狭海辺だより 文化出版局 1989
  • 才市 講談社 1989 のち文芸文庫
  • 私の履歴書 筑摩書房 1989
  • 出町の柳 文藝春秋 1989 のち文庫
  • 山の暮れに 毎日新聞社 1990 のち集英社文庫
  • マサテル 河出書房新社 1990(メルヘンの森)
  • 木の声草の声 家の光協会 1990
  • 在所の桜 立風書房 1991
  • 年々の竹 立風書房 1991
  • 谷崎先生の書簡 ある出版社社長への手紙 中央公論社 1991 のち文庫
  • 折々の散歩道 1-3 小学館 1993-1997(サライブックス)
  • 醍醐の桜 新潮社 1994
  • 心筋梗塞の前後 文藝春秋 1994 のち文庫
  • 京都古寺 立風書房 1994
  • 京都遍歴 立風書房 1994
  • 骨壷の話 集英社 1994 のち文庫
  • わが別辞 小沢書店 1995
  • 清富記 新潮社 1995 のち文庫
  • 人は練磨によりて仁となる プレジデント社 1995(人生学読本)
  • 新編水上勉全集 全16巻 中央公論社 1995-1997
  • 文芸遠近 小沢書店 1995
  • 私版東京図絵 朝日新聞社 1996 のち文庫
  • 一日暮し 角川書店 1996 のち文庫
  • 立往生のすすめ 倫書房 1996
  • 精進百撰 岩波書店 1997 のち現代文庫
  • 故郷 集英社 1997 のち文庫
  • 文壇放浪 毎日新聞社 1997 のち新潮文庫
  • 京都花暦 立風書房 1998
  • 電脳暮し 哲学書房 1999 のち光文社知恵の森文庫
  • 小さな山の家にて 毎日新聞社 1999
  • 説経節を読む 新潮社 1999
  • 泥の花 「今、ここ」を生きる 河出書房新社 1999 のち文庫
  • 越の道 河出書房新社 2000(日本の風景を歩く)
  • 若狭 河出書房新社 2000(日本の風景を歩く)
  • 丹波・丹後 河出書房新社 2000(日本の風景を歩く)
  • 近江・大和 河出書房新社 2000(日本の風景を歩く)
  • 京都 河出書房新社 2000(日本の風景を歩く)
  • 仰臥と青空 「老・病・死」を超えて 河出書房新社 2000
  • 竹紙を漉く 文春新書 2001
  • 虚竹の笛-尺八私考 集英社 2001 のち文庫
  • 水上勉自選仏教文学全集 1-5- 河出書房新社 2002
  • 植木鉢の土 小学館 2003
  • たそ彼れの妖怪たち 幻戯書房 2003
  • 花畑 講談社 2005
  • 筑波根物語 河出書房新社 2006

共著[編集]

  • 末世を生きる 対談:山田無文 講談社 1974
  • 宗教と人間を問う 柳田邦男 ヘップ出版 1974
  • ふるさとの山河 前田真三,田宮虎彦共著 毎日新聞社 1976
  • 人生と宗教と文学と 柳田聖山 日本実業出版社 1977
  • 濁世の仏教 中村元対談 朝日出版社 1980(Lecture books) のち学研M文庫
  • 戦国合戦図 日〓貞夫 保育社カラーブックス 1983
  • 人の世は情けの貸し借り 藤山寛美 小学館 1984
  • 素心・素願に生きる 広中平祐 小学館 1989
  • いのちの小さな声を聴け 灰谷健次郎 新潮社 1990 のち文庫
  • 文章修業 瀬戸内寂聴 岩波書店 1997 のち知恵の森文庫
  • 青空哲学 信州水玉問答 玉村豊男 岩波書店 1999
  • 一滴の力水 不破哲三 光文社 2000
  • 辞世の辞 ヘンリ・ミトワ ビジネス社 2003
  • 「雁の寺」の真実 司修 朝日新聞社 2004
  • 同じ世代を生きて 不破哲三往復書簡 新日本出版社 2007

記念館[編集]

  • 若州一滴文庫 - 水上勉が主宰していた若州人形座の拠点として、また宗教・美術・文学などの資料を展示する施設として水上を戸主として故郷の福井県に建設され、水上の蔵書が所蔵されている。水上の死後、おおい町に寄付され、NPO法人一滴の里が運営している。
  • 一滴水記念館 - 水上の父である大工、水上覚治が1915年に福井県に建てた民家を2010年台湾台北県淡水鎮淡水和平公園内に移築したもの。水上の著書のほか、台湾出身の作家、陳舜臣の著書が置かれている。[8]

脚注[編集]

  1. ^ 私の昭和史 忘れ得ぬ人びと 人生一期一会(16) 根本圭助 web松戸よみうり
  2. ^ 私の昭和史 忘れ得ぬ人びと 人生一期一会(17) 根本圭助 web松戸よみうり
  3. ^ a b カルチャーラジオ NHKラジオアーカイブス「水上勉」(1) 2013年3月5日放送
  4. ^ 「水上勉の明大前を歩く」東京紅團
  5. ^ 毎日新聞 1973年1月4日。
  6. ^ 酒井順子は『金閣寺の燃やし方』(講談社2010年)は人生は正反対だが、同じ題材で『五番町夕霧楼』・『金閣炎上』を書いた水上と『金閣寺を書いた三島由紀夫 を対照してしている。水上は『若狭幻想』の「おんどろどん」という音、三島は『仮面の告白 』で光りで生まれたばかりの記憶を描いている。
  7. ^ 三島事件で自衛隊員たちが、「聞こえねえぞ」「降りてこい」と言われているのに檄を飛ばし続けた三島に対する返事として書いた作品。
  8. ^ 日本の古民家を台湾に移築 大地震の被災地交流が縁 47NEWS 2010/07/24

関連項目[編集]

外部リンク[編集]