飢餓海峡

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飢餓海峡』(きがかいきょう)は、水上勉原作の推理小説。及び同名小説を原作とする映画テレビドラマ。映画は1964年、テレビドラマは1968年1978年、および1988年に制作された。

目次

[編集] あらすじ


注意以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。 [記述をスキップ]


戦後まだ間もない頃のことである。北海道地方を襲った台風により、青函連絡船が転覆し多数の死者を出す事故が発生した。遺体収容にあたった函館警察は、乗客名簿に記載がなく、身元不明の遺体が2体あることを発見する。同じ日、北海道岩幌町で街のほとんどを焼失する大火が発生し、同町の質店に押し入って大金を強奪したうえ、一家を惨殺して放火した強盗殺人放火事件が原因と判明していた(このあたりは現実に起きた洞爺丸事故や、北海道の岩内町大火を題材にして執筆されている)。

函館署の弓坂刑事は、身元不明の二つの死体が質店襲撃犯3人のうちの2人であり、強奪した金をめぐる仲間割れで殺されたと推測する。同じ頃、青森県大湊(現むつ市)の娼婦・杉戸八重は、ふらりと現れ一夜を共にした犬飼と名乗る見知らぬ客から、思いがけずぽんと大金を渡される。現在の悲惨な境涯から抜け出したいと願っていながら、現実に押しつぶされかけていた八重に、その大金は思いがけない希望を与えてくれるものだった。その後、犬飼を追跡する弓坂刑事が大湊に現れ八重を尋問するが、八重は犬飼をかばって何も話さなかった。八重は借金を清算して娼家を辞め東京に出るが、犬飼の恩を忘れることはなく、金を包んであった新聞と自分が貸して犬飼が使った安全剃刀を肌身はなさず持っていた。

10年後、八重は舞鶴で食品会社を経営する事業家の樽見京一郎なる人物が、刑余者の更生事業資金に3000万円を寄贈したという新聞記事をたまたま見かける。樽見に行方の知れない恩人・犬飼の面影を見いだした八重は舞鶴に赴く。だが樽見と会った翌朝、八重は海岸に死体となって浮かんでいるところを発見された。東舞鶴署の捜査官・味村刑事は八重の懐中から樽見に関する新聞の切り抜きを発見し、彼女の死は自殺ではなく偽装殺人であると看破する。彼の執拗な捜査によって、10年前の台風の夜に津軽海峡の海上で起きた殺人事件の犯人の姿が次第に浮かびあがってくるのだった。

なお、青函連絡船の職員であった坂本幸四郎は、この小説のトリックは現実的にはほぼ不可能だと著書で述べている。


以上で物語・作品・登場人物に関する核心部分の記述は終わりです。


[編集] 映像化

[編集] 1965年(映画)

ロケは東京下北半島北海道舞鶴の各地で行われた。

183分の完成版を、興行上の理由から東映が内田監督に無断でカットして公開し(初公開時、完全版を上映したのはごく一部の劇場のみ)[1]、その後、このことが原因となって内田監督は東映を退社した。なお、現在ソフト化されているのは完全版の方である。

スタッフ
出演

ほか

[編集] 1968年(テレビドラマ)

この節は執筆の途中です この節は執筆中です。加筆、訂正して下さる協力者を求めています
  • 放送日:1968年8月21日~1968年?月?日(全5話)
スタッフ
出演

ほか

[編集] 1978年(テレビドラマ)

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  • 放送日:1978年9月2日~1978年10月21日(全8話)
スタッフ
出演

ほか

[編集] 1988年(テレビドラマ)

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  • 放送日:1988年10月7日
スタッフ
  • 制作:フジテレビ
出演

ほか

[編集] 脚注

  1. ^ 1965年の映画『飢餓海峡』のスタッフ・キャスト一覧(jmdb)※初公開時の完全版、およびカット版の上映状況についても記されている。

[編集] 外部リンク