映画秘宝
| 映画秘宝 | |
|---|---|
| ジャンル | 映画 |
| 刊行頻度 | 月刊(毎月21日発売) |
| 発売国 | |
| 言語 | 日本語 |
| 定価 | 1050円(2011年10月時点) |
| 出版社 | 洋泉社 |
| 刊行期間 | 1995年 - |
| ウェブサイト | オフィシャル・サイト 公式ツィッター EnterJam.com(旧映画秘宝.com) |
『映画秘宝』(えいがひほう)は、洋泉社が発行する映画雑誌(かつてはムックであった)である。毎月21日発売。
目次 |
概要 [編集]
1995年に、洋泉社から、編集者町山智浩と田野辺尚人により創刊。一冊につきワンテーマのA5判ムックとして年に数度発刊され、「映画を見るよりも、ライターたちのその映画についての文章のほうが面白い」と、継続的に映画マニアの人気を集めた。表紙のデザインは宇川直宏によるコラージュであった。
1999年に、A4判の隔月刊映画雑誌としてリニューアル、2002年より月刊化した。雑誌化により、デザイン担当は高橋ヨシキに交代。
かつて町山智浩が携わった「映画宝島」(宝島社)から流れて来たライターも多く、他の映画雑誌にはない切り口でB級映画やお色気映画、ハリウッドの失敗大作などを紹介しており、「中学生男子」感覚を爆発させた編集方針がウリである。
また上映イベント(東京国際ファンタスティック映画祭内の一企画として毎年企画された「映画秘宝まつり」など)や、トークイベント(於新宿ロフトプラスワン)などを行っている。
創刊者の町山智浩は、創刊の動機について、「映画が女の観客を目当てにすることによって、映画雑誌が女性読者向けのものばかりになって面白くなかった。男向けの映画雑誌を作りたかった」「蓮実重彦流の『映画を語るのがオシャレ』な雑誌もイヤだった」「かつて、石上三登志らが刊行していた映画雑誌『映画宝庫』の影響を受けている」「雑誌『CUT』の映画について書いているライターたちが、映画に全然詳しくないので腹がたった」などと語っている[1]。
1996年に町山が退職し、田野辺尚人が実質の二代目編集長として刊行を継続。だが、田野辺は健康上の理由から『映画秘宝』の編集実務から退いた。(田野辺はのち、2007年9月刊行の『グラインドハウス映画入門』以降、「別冊映画秘宝」編集長として、ムック時代の匂いをただよわせる書籍を刊行している。)
その後は大矢雅則が編集長をつとめていたが、2007年に退社し、現在は松崎憲晃が編集長である。
関連する叢書等 [編集]
ムック時代には、類似コンセプトの「マンガ地獄変」(水声社)、「悶絶プロレス秘宝館」(シンコー・ミュージック)も刊行され、「昭和B級カルチャー・リスペクト・3ムック」として鼎立していたが、他の2ムックは短期間で休刊となった。
洋泉社からは映画秘宝の兄弟ムックとして、「まんが秘宝」「活字秘宝」「音楽秘宝」「ジャリカル秘宝」等も刊行されたが、やはりいずれも数号で休刊となった。また、洋泉社から近年発行されている雑誌「オトナアニメ」は、元「映画秘宝」編集部の大矢雅則が創刊した雑誌である。
なお、2005年からウルトラヴァイヴにより刊行されている『Hotwax 日本の映画とロックと歌謡曲』シリーズも、映画+歌謡曲という独自の路線を歩んでいるが、ムック時代の『映画秘宝』の影響を感じさせる内容である。
主なライター [編集]
- 町山智浩
- 柳下毅一郎
- 江戸木純
- 高橋ヨシキ
- 大槻ケンヂ
- 田野辺尚人
- 中野貴雄
- 中原昌也 - 初期に多数執筆。近年は、「ああいう雑誌に書くと、そういう書き手と決め付けられる」と語り、執筆していない。ただし、柳下等との交友は深く、『映画秘宝』関係のイベントには現在も参加している。
- ギンティ小林
- ウエダハジメ
- 尾崎一男
- てらさわホーク
- アイカワタケシ
- デルモンテ平山
- 松井修
- 長谷川町蔵
- 神武団四郎
- 鷲巣義明
- 添野知生
- 浦山珠夫(佐藤利明)
- 伊東美和
- 谷垣健治
- ジャンクハンター吉田
- みうらじゅん
- 三留まゆみ
- 小林真里
- くれい響
- 澤井健
- 快楽亭ブラック
- 大畑晃一
- 青井邦夫
- 知野二郎
- 友成純一
- 高瀬将嗣
- 高橋ターヤン
- セルジオ石熊
- 小明
- 斉藤工
- キ・ターヴォ
- 猿渡由紀
- 藤木TDC
- 杉作J太郎
『映画秘宝』創刊前の関連本 [編集]
- 別冊宝島『映画の見方が変わる本』
- 雑誌『映画宝島』"発進準備イチかバチか号”(創刊号のみで挫折)
- 別冊宝島『映画宝島 異人たちのハリウッド―「民族」というキーワードで映画の見方が変わる!』
- 別冊宝島『映画宝島 怪獣学・入門!』
- 別冊宝島『映画宝島 地獄のハリウッド!―SEXと殺人とスキャンダルの映画史』
- キーワード事典編集部『悪趣味洋画劇場』 - 『映画秘宝』創刊前に、洋泉社で田野辺尚人が編集して中原昌也らが執筆した書籍。
- この路線と、洋泉社に出向した町山智浩の路線とが合体して『映画秘宝』シリーズが始まった。
ムック時代『映画秘宝』 [編集]
- エド・ウッドとサイテー映画の世界
- 悪趣味邦画劇場
- ブルース・リーと101匹ドラゴン大行進!
- 男泣きTVランド―Tattoo yu
- 夕焼けTV番長
- 底抜け超大作
- あなたの知らない怪獣マル秘大百科
- セクシー・ダイナマイト猛爆撃
- 日常映画劇場-映画のことはぜんぶTVで学んだ!
- GOGOバカ大将
- 70年代映画懐かし地獄―あの頃映画は爆発だった!
- 原点
- 悪趣味洋画劇場
別冊映画秘宝/映画秘宝EX [編集]
- 『ベストテンなんかぶっとばせ!!―期間限定版』
- 『ファビュラス・バーカー・ボーイズの地獄のアメリカ観光』町山智浩/柳下毅一郎
- 『吹替洋画劇場』
- 『アイドル映画30年史』
- 『「キル・ビル」&タランティーノ・ムービーインサイダー 『キル・ビル』とタランティ-ノに世界一詳しくなるガイドブック』
- 『「キル・ビルVOL.2」&タランティーノ・ムービーインサイダー 『キル・ビルVOL.2』の謎のすべてが世界一わかる』
- 『実録殺人映画ロードマップ』柳下毅一郎:構成
- 『ヴァン・ヘルシングインサイダー』
- 『とり・みきの映画吹替王』とり・みき
- 『平成の時代劇オールガイド』
- 『カンフーハッスルインサイダー―功夫衝撃的電影実用解説書』
- 『エイリアンVS.プレデター』対『ゴジラ FINAL WARS』映画最大の決戦』映画秘宝編集部、Studio28
- 『妖怪映画夏の陣 京極夏彦『姑獲鳥の夏』vs『妖怪大戦争』』
- 『実録!マーダー・ウォッチャー 2005 summer issue』柳下毅一郎:監修
- 『チーム☆アメリカ/ワールドポリスインサイダー』
- 『海外TVドラマ マニアックス vol.1 60年代TV-SF大全 ~米国編~』
- 『スパイダーマンインサイダー 最新作『スパイダーマン3』徹底解説!』
- 『グラインドハウス映画入門』
- 『ジャンゴ スキヤキ&マカロニ・ウエスタン読本』映画秘宝編集部/石熊勝己
- 『ショック!残酷!切株映画の世界』高橋ヨシキ、DEVILPRESS MURDER TEAM
- 『海外TVドラマ・マニアックスVol.2 新世紀アメリカドラマガイド』岸川靖編
- 『Murder Watcher 明治・大正・昭和・平成 実録殺人事件がわかる本』柳下毅一郎:監修
- 『Murder Watcher 実録 この殺人はすごい!』柳下毅一郎:監修
- 『海外TVドラマ・マニアックスVol.3 英国テレビの大逆襲』岸川靖編
- 『Murder Watcher 殺人大パニック!!』柳下毅一郎:監修
- 『海外TVドラマ・マニアックスvol.4 最新版スター・トレック・ビギンズ』岸川靖編
- 『ショック! 残酷! 切株映画の逆襲』高橋ヨシキ、DEVILPRESS MURDER TEAM
- 『東宝特撮総進撃』
- 『『イングロリアス・バスターズ』映画大作戦!』
- 『実録・殺人事件がわかる本2010 SPRING マーダー・ウォッチャーVol.6』柳下毅一郎:監修
- 『衝撃! 超常現象映画の世界』
- 『戦艦大和映画大全』
- 『東宝特撮女優大全集』
- 『ゼロ年代日本映画100』
- 『ゾンビ映画大マガジン』
- 『モスラ映画大全』
- 『東宝空戦映画大全』
- 『映画の必修科目01 仰天カルト・ムービー100』
- 『「電人ザボーガー」&ピー・プロ特撮大図鑑』
- 『映画の必修科目02 激辛韓流映画100』
- 『80年代ガキTV&シネマ大百科』ギンティ小林&映画秘宝編集部編
- 『海外TVドラマ・マニアックスvol.5 最新検証!21世紀サンダーバード読本』スティーブン・ラリビエー:著 伊藤秀明:監修
- 『激動!アイドル10年史 日本の歴史に刻まれた、グル-プアイドルの10年間』
- 『衝撃の世界映画事件史』
- 『鮮烈!アナーキー日本映画史1959~1979』
- 『映画の必修科目03 異次元SF映画100』
- 『アメコミ映画完全ガイド スーパーヒーロー編』
- 『アメコミ映画完全ガイド ダークヒーロー編』
- 『思春期映画女優グラフィティ』
- 『大宇宙映画超読本「エイリアン」「プロメテウス」驚異の世界』別冊映画秘宝編集部+岸川靖編
- 『爆裂! アナーキー日本映画史1980~2011』
- 『ナチス映画電撃読本』別冊映画秘宝編集部+高橋ヨシキ+岸川靖編
- 『映画の必修科目04 クライム・アクション100』
- 『ウルトラセブン研究読本』
- 『最強アクション・ムービー決定戦』ギンティ小林+映画秘宝編集部編
- 『シャーロック・ホームズ映像読本』岸川靖編
- 『危機一発スパイ映画読本』中野貴雄+別冊映画秘宝編集部編
- 『映画の必修科目05 突撃! モンスター映画100』
- 『80年代悪趣味ビデオ学入門!』山崎圭司+別冊映画秘宝編集部編
映画秘宝collection 映画秘宝special他 [編集]
- 映画秘宝編集部が刊行する書籍。
- 『ボンクラ映画魂 三角マ-クの男たち』杉作J太郎
- 『ソドムの映画市 あるいは、グレートハンティング的(反)批評闘争』中原昌也
- 『幻の怪談映画を追って』山田誠二
- 『必殺シリーズを創った男 カルト時代劇の仕掛人、大いに語る』山内久司
- 『醜聞聖書』藤木TDC
- 『愛は死より冷たい 映画嫌いのための映画の本』柳下毅一郎
- 『美女と殺しとデイヴィッド タキヤンの書き捨て映画コラム100連発+α』滝本誠
- 『モンティ・パイソン大全』須田泰成
- 『ガンダム・エイジ ガンプラ世代のためのガンダム読本』映画秘宝関係者の中にいたガンダム野郎
- 『秘録必殺シリーズの舞台裏 カルト時代劇に賭けた男たち』仲川利久
- 『マカロニ・アクション大全 剣と拳銃の鎮魂曲』二階堂卓也/石熊勝己
- 『香港功夫(クンフー)映画激闘史』知野二郎
- 『いつも心にジージャンを J-video '90s傑作選150』みうらじゅん
- 『モンスターメイカーズ映画秘宝 ハリウッド怪獣特撮史』Studio28
- 『暴力/猟奇/名画座』友成純一
- 『アメリカ横断TVガイド』町山智浩
- 『映画突破伝』江戸木純/叶井俊太郎
- 『マカロニポスタ-大全』石熊勝己
- 『ファビュラス・バーカー・ボーイズの映画欠席裁判』町山智浩/柳下毅一郎
- 『〈映画の見方〉がわかる本 『2001年宇宙の旅』から『未知との遭遇』まで』町山智浩
- 『ハマーフィルムホラー&ファンタスティック映画大全』梶原和男
- 『ゾンビ映画大事典』伊東美和
- 『サンダーバードを作った男』ジェリー・アンダーソン、サイモン・アーチャー、マーカス・ハーン
- 『一人でもできる映画の撮り方』西村雄一郎
- 『山本弘のトワイライトTV』山本弘
- 『香港アクションスター交遊録』倉田保昭
- 『ファビュラス・バーカー・ボーイズの映画欠席裁判2』町山智浩/柳下毅一郎
- 『レイトショーのしあわせな夜』青山南
- 『一人で作る人のためのアニメーション講座』昼間行男
- 『実録マフィア映画の世界』山田吐論
- 『人間・廃業・宣言 世紀末映画メッタ斬り』友成純一
- 『マカロニ・マエストロ列伝 暴力と残酷の映画に生きた映画職人たち』二階堂卓也
- 『異形の監督ジェス・フランコ ユ-ロ・トラッシュ映画がほこる巨匠のすべて』木野雅之
- 『ファイト批評 映画・喧嘩・上等』アイカワタケシ/釣崎清隆
- 『〈映画の見方〉がわかる本 80年代映画カルトムービー編 ブレードランナーの未来世紀』町山智浩
- 『ひとりから始めるアニメのつくり方』おかだえみこ文,鈴木伸一絵
- 『そこがいいんじゃない!みうらじゅんの映画批評大全1998-2005』みうらじゅん
- 『女優林由美香』直井卓俊/林田義行
- 『ブライアン・デ・パルマ world is yours』三留まゆみ監修
- 『ファビュラス・バーカー・ボーイズの映画欠席裁判3』町山智浩/柳下毅一郎
- 『ライオン丸G 公式パーフェクトガイドブック』
- 『コーヒーブレイク、デイヴィッド・リンチをいかが』滝本誠
- 『激突!大槻ケンヂ対美女軍団』大槻ケンヂ
- 『突撃!現代百物語 新耳袋殴り込み』ギンティ小林著,ヒロモト森一絵
- 『封印されたミッキーマウス―美少女ゲームから核兵器まで抹殺された12のエピソード』安藤健二
- 『異貌の成瀬巳喜男』榎並重行
- 『直撃現代百物語 新耳袋大逆転』ギンティ小林著,ヒロモト森一絵
- 『封印作品の憂鬱』安藤健二
- 『市川崑大全』映画秘宝編集部・編
- 『バット・ムービー・アミーゴスの日本映画最終戦争!<邦画バブル死闘編>2007-2008年版』柳下毅一郎, 江戸木純,クマちゃん
- 『ポール・ナッシー ヨーロッパ悪趣味映画の王者』伊東美和編著
- 『衝撃現代百物語 新耳袋勝手にしやがれ』ギンティ小林著,ヒロモト森一絵
- 『特撮魂 ~東宝特撮奮戦記~』川北紘一
- 『ミラクルスケッチ ~中川翔子イラスト作品集』中川翔子
- 『そこがいいんじゃない!みうらじゅんの映画批評大全2006-2009』みうらじゅん
- 『日本映画空振り大三振~くたばれ!ROOKIES』柳下毅一郎, 江戸木純,クマちゃん
- 『剣とサンダルの挽歌~イタリア歴史活劇映画大全』二階堂卓也
- 『世界ブルース・リー宣言~龍教聖典~』江戸木純
- 『攻撃現代百物語 新耳袋 BOOK1』ギンティ小林著,ヒロモト森一絵
- 『特撮円谷組 ~ゴジラと、東宝特撮にかけた青春~』東宝ゴジラ会
- 『植木等ショー!』佐藤利明編著
- 『パチンコがアニメだらけになった理由(わけ)』安藤健二
- 『爆発!現代百物語 新耳袋危ないパワースポット』ギンティ小林著,ヒロモト森一絵
- 『技斗番長活劇映画行進曲』高瀬將嗣
- 『映画秘宝ディレクターズ・ファイル ジョン・カーペンター』鷲巣義明
- 『特攻現代百物語 新耳袋殴り込みリターンズ』ギンティ小林著,ヒロモト森一絵
- 『小池一夫伝説』大西祥平
- 『女優 水野久美』水野久美,樋口尚文
- 『新世紀読書大全 書評1990-2010』柳下毅一郎
- 『園子温映画全研究1985-2012』松江哲明,モルモット吉田
- 『アクション映画バカ一代』谷垣健治
CD(サントラ集) [編集]
- 映画秘宝presents 恐怖の館 2003
- 映画秘宝presents アッパー・デジ・ロック 2003
- 映画秘宝presents フルスロットル 2004
- 映画秘宝presents マッスルヒート 2004