がんばっていきまっしょい
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『がんばっていきまっしょい』は、愛媛県立松山東高等学校でおよそ40数年前から使われている「気合入れ」の掛け声で、入学式や体育の授業前のランニング時に実際に使用されている。昭和40年に同校を卒業したラグビー部員によれば、その当時のラグビー部顧問の教諭が、学校に一体感を作るべく考え出した掛け声だという。また、卒業生で小説家の敷村良子がこの掛け声をタイトルにした小説を出している。これを原作として、1998年に映画、2005年にテレビドラマが制作された(映画では「伊予東高校」、テレビドラマでは「松山第一高校」と、各々架空の校名となっている)。
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[編集] 小説
- 松山市主催の第4回(1995年)坊っちゃん文学賞受賞作。
- 1996年7月、マガジンハウス社から出版(ISBN 4-8387-0797-5)。
- 同作品および続編「イージー・オール」の2編収録。
- 2005年6月、幻冬舎から文庫化(ISBN 4-344-40660-5)。
- 単行本と同じく2編収録されているが、「イージー・オール」はかなり書き直されている。
[編集] 映画
- 1998年10月10日公開
- 製作:フジテレビ、ポニーキャニオン、アルタミラピクチャーズ
- 配給:東映 120分 カラー ヴィスタサイズ ドルビーSR
[編集] 解説
小規模公開ながら、地道な宣伝で評判を呼び、異例のロングラン上映を記録した映画。この映画でデビューした田中麗奈は、映画女優として活躍を始めた。また、同じプロデューサーチームにより後に「ウォーターボーイズ」「スウィングガールズ」のヒットという流れを作ることになる作品。
この映画の撮影は、愛媛県でのオールロケで行われた。その際のロケ地選定やエキストラの手配などの、現在フィルムコミッションと呼ばれて活動する団体と同様のことを、原作者や地元の県立高校のボート指導者(教諭)が行っている。その意味では、大林宣彦監督の転校生等と同様に、最近の「地方発映画」の走りとして位置付けることも可能である。
[編集] ストーリー
高校には受かったものの、目的が見つからない篠村悦子は、ボート部の練習を見て感動、入部を希望する。 しかし、女子のボート部はなく、いちから作り出すこととなった。運動部未経験の5人の少女達の奮闘がそれから始まる。 誰もが経験しながら大人になり忘れてしまった、ひたむきさを思い出すことができる名作。
[編集] スタッフ
- 原作:敷村良子
- 音楽:Lee-tzsche with penguins
- 製作:周防正行、 桝井省志、宅間秋史
- ラインプロデューサー:佐々木芳野
- アソシエイトプロデューサー:関口大輔
- 監督・脚本:磯村一路
[編集] キャスト
- 篠村悦子(悦ネエ):田中麗奈
- 進学校に入学するもやる事が見つからず、学校でも家でもなんとなく落ちこぼれてるように感じている。でも、一旦思い込んだら何が何でも直進する情熱家。ボートでは整調担当。
- 菊池多恵子(ダッコ):真野きりな
- 5人の中ではいちばん大人で、クールな皮肉屋を装っているが、負けず嫌い。3番担当。
- 中崎敦子(ヒメ):清水真実
- 小柄で可愛いくとろいところもあったが、意外と度胸が据わっている。コックス担当。
- 矢野利絵(リー):葵若菜(若菜)
- 気が優しくておっとりしている。寂しがり屋で、みんなと居るのがいちばん好き。悦子のクラスメートでもある。2番担当。
- 中浦真由美(イモッチ):久積絵夢
- ミーハーで調子がいいが明るく、ダッコとの掛け合いでメンバーを明るくする。バウ担当。
- 関野大(ブー):松尾政寿
- 悦子の幼馴染で、同じボート部に所属する。あだ名のブーの由来は小さいころ肥満児だったため。
- 入江晶子(女子ボート部のコーチ):中島朋子
- 元日本代表のコックス。訳ありで故郷に戻り、悦子たちのコーチとなる。
- 安田俊二(男子ボート部のキャプテン):本田大輔
- 5人に最初にボートの指導をする先輩で、男子ボート部のキャプテン
- 篠村里子(悦子の母):森山良子
- 篠村健作(悦子の父):白竜
- 篠村澄子(悦子の姉):松尾れい子
- 篠村フキ(悦子の祖母):桜むつ子
- 伊予東高校校長:大杉漣
- 渡し船の操縦士:徳井優
ほか
[編集] 受賞歴
- 朝日ベストテン映画祭第1位
- 1998年日本インターネット映画大賞 日本映画作品賞
- キネマ旬報ベストテン第3位
[編集] テレビドラマ
関西テレビ放送制作で、2005年7月5日から9月13日までフジテレビ系列で放送された。映画「がんばっていきまっしょい」を見て、気に入った重松圭一プロデューサーがテレビドラマ化を企画。フジテレビ、アルタミラピクチャーズが製作した映画とは、原作が同一であること以外、直接の関係はない(連携もしていない)。ただし、ドラマ最終回(それより前の回にはない)のエンドロールで、「special thanks」として映画版の表記が流れた。ハイビジョン制作。
放送時間は毎週火曜日の22:00~22:54(JST、沖縄テレビは火曜深夜に時差放送、テレビ宮崎は放送無し)また、通常のフジテレビ系列の放送局では火曜22:00~22:54の放送であるが、日本テレビ系列の局がない沖縄県は、本来はフジテレビ系列の放送局である沖縄テレビで、その時間帯に日本テレビ製作の土曜ドラマが放送されているため、火曜24:40から放送されていた。
ここ最近、関西テレビは東京の番組制作会社にドラマ制作を委託していたが、この番組は関西テレビにとって26年ぶりとなる完全自社制作番組である。
松山市内の高校を舞台に女子ボート部の奮闘を描く青春群像ドラマで、ドラマの中で話されている伊予弁がとても印象的(ただし、アクセントや用法の間違いなどが多々見られる)。撮影は主に愛媛県と滋賀県(大会部分)で、愛媛県、松山市、今治市、愛媛ボート協会、えひめフィルムコミッション、伊予鉄道株式会社、愛媛県立松山東高等学校、愛媛県立松山北高等学校、愛媛大学、松山大学、テレビ愛媛などが協力している。松山をロケ地にした連続ドラマは珍しい。2005年5月10日から9月8日までの70日間、愛媛県内各地で撮影された。(ただし映画版と異なり、ロケは野外シーンが中心であり、艇庫を除く屋内シーンの多くは、東京のスタジオでの撮影である。)
このときの女子の制服のスカートの短さや髪の色(著しい茶髪)といった外見に関して、原作者の母校(松山東高校)のある女子生徒が関西テレビの担当者に「実際はうちの高校はこうではない!学校のイメージダウンにつながるようなことはやめていただきたい」と猛抗議したエピソードがある。[要出典]
[編集] キャスト
- 篠村悦子 - 鈴木杏
- 通称「悦ネェ」。女子ボート部がない高校に進学するも、女子ボート部を作ろうと悪戦苦闘する女子高生。女子ボート部キャプテンに。眉目秀麗・スポーツ万能の姉にコンプレックスを抱く。父親とは似たもの同士の負けず嫌いで、あまりいい関係を築けない。関野浩之(ブー)と幼なじみで両思いだが素直になれない。
- 関野浩之 - 錦戸亮(NEWS・関ジャニ∞)
- 悦子の幼なじみで男子ボート部員。昔太っていたので、腐れ縁の悦子からは「ブー」と呼ばれている。中学校時代はサッカー部キャプテンだったが、何らかの理由によりサッカーを挫折。悦子にとって「ブー」は「ブー」でしかないが、他の女子からの人気は密かに高い。悦子との口喧嘩は絶えないが、いつも何かと見守っている。悦子とは両思いだがお互い素直になれずにいる。
- 中田三郎 - 内博貴(元NEWS、関ジャニ∞)・(第4話から)田口淳之介(KAT-TUN)
- 学年一の男前で秀才。悦子の憧れの人。基本的に、『何でも出来る』タイプの人間で『熱い』タイプの関野とはしばしば衝突。ラグビー部所属だったが、後に男子ボート部へ転部してくる。
- 矢野利絵 - 相武紗季
- 通称「リー」。医科大学に進学を考え、勉強とボート部の両立を計っている。関野に思いを寄せ、関野と仲のいい悦子に微妙な感情を抱くことも。
- 菊池多恵子 - 岩佐真悠子
- 通称「ダッコ」。茶髪でピアスを着用し、矢野利絵(リー)と犬猿の仲。その外見と口調から「不良」と括られがちだが、勉強もやれば出来るタイプで、やはり家庭環境に複雑な事情を抱えている。
- 中崎敦子 - 佐津川愛美
- 通称「ヒメ」。悦子とは幼少時からの知り合い。深刻な家庭事情で、部活参加期限あり。幼い風貌でみんなから可愛がられる。その小さな外見とは裏腹によく食べる。一度スイッチが入ると、口が悪くなる一面も。
- 中浦真由美 - 藤本静
- 通称「イモッチ」。度胸のあるところを見せながらもスタイルを気にする一面がある。大らかな性格で、思い立ったらすぐ行動できるタイプ。
- 大西佳代 - 高畠華澄
- 女子ボート部部員。悦子たちの後輩。
- 市原文江 - 土屋詩穂
- 女子ボート部部員。悦子たちの後輩。
- 大野健 - 池内博之
- 男子ボート部コーチ。現役のボート選手でもある。面倒見の良い性格で、部員たちからは「オノケン」の愛称で呼ばれ、親しまれている。妻の仁美にはいまいち頭が上がらない。
- 大野仁美 - 石田ゆり子
- 健の妻で、元女子ボート部員。悦子たちの願いで女子ボート部のコーチを引き受けるが、それまでにボート部を指導した経験がなく、自身の厳しい性格もあって、屋内での基礎練習や難解な講義ばかりを悦子たちに課した。そのために彼女らの不満を買い、講義をボイコットされるなどしたが、その後は彼女らのボートへの純粋な思いを理解して和解。愛車はトヨタ・ポルテ(石田は同時期に放送されたトヨタ・ポルテのテレビコマーシャルに出演し、当番組とのタイアップCMであった。)
- 瓜生みずき - 悠城早矢
- 家出少女。艇庫に忍び込み、中のボートを使って自殺しようとしていたが、その場に居合わせた大野仁美から悦子たちの話を聞かされ、次第に女子ボート部の話に興味を示していく。
- 田中ちえみ - 関めぐみ
- 松山第一高校のライバル、新海高校女子ボート部キャプテン。プライドが高く、ことあるごとに悦子たちを見下した発言をする。
- 安田恭一 - 北条隆博
- 男子ボート部のキャプテン。ボート部に入部しようとする悦子をマネージャー扱いしていた。女子ボート部が出来てからは、その存在をあまり快く思っていなかったが、中崎敦子に一目惚れしてからは、何かと女子ボート部の部員の面倒も見るようになる。
- 福田正一郎 - 相島一之
- 松山第一高校の教師。ボート部顧問だが事なかれ主義者で、ボートに関しても素人同然の知識しかない。
- 佐野礼司 - 菊池均也
- 数学教師でラグビー部顧問。悦子の1年生での担任だった。
- 根本緑 - 友近
- お好み焼き屋を夫婦で営み、噂好き。
- 篠村法子 - 浅見れいな
- 悦子の姉で京都の女子大生。
- 篠村キヌ - 花原照子
- 悦子の祖母。
- 篠村友子 - 市毛良枝
- 悦子の母。大らかな性格で悦子を見守っている。
- 根本満 - 小日向文世
- 緑の夫。男子ボート部OBということもあって、店はボート部員の溜まり場になっている。
- 篠村幸雄 - 大杉漣
- 悦子の父。クリーニング店を営む。奮闘する悦子を応援しているが愛情表現が下手なため衝突が多い。大杉は、同じ四国の徳島県出身ということもあり、出演者の中では一番流ちょうな伊予弁を喋っている。
[編集] ゲスト出演者
- 田宮進 - 浅野和之
- 田宮接骨院の医師。怪我をおして大会に出場しようとする悦子を諭す。
- 田中小百合 - 石川亜沙美
- 大阪在住で、中田三郎の元彼女。第9話に登場。
- 生徒会長 - 石垣佑磨(特別出演)
- 松山第一高校の生徒会長。入学式の席で新入生たちに対し、壇上から熱い檄を飛ばす。第1話に登場。
- 校長 - 藤村俊二
- 穏やかな雰囲気を持った学校長。第1話に登場。
[編集] スタッフ
- 脚本:金子ありさ
- 美術デザイン:柳川和央
- プロデューサー:重松圭一
- 音楽:「がんばっていきまっしょい」オリジナルサウンドトラック 吉俣良(ポニーキャニオン)
- 演出:三宅喜重・南雲聖一
- 主題歌:aiko『キラキラ』(ポニーキャニオン)
- 製作著作:関西テレビ
- 撮影技術:GENIC
- 音声:ブル
- 照明:ロケット
[編集] 出演者降板問題
中田三郎役の内博貴が不祥事を起こし降板した影響で、急遽第4話(第4艇)から撮影済みであった第7話までが再収録された。その影響で、8月2日放送分は「特別艇」に差し替えられた。「特別艇」は、メイキング映像等が放送され、第1話、第2話で内博貴が出演しているシーンも、代役の田口淳之介が撮り直して出演している。
なお、後に発売されたDVD-BOXでは、内が出演していた第1話と第2話はテレビ放送版のまま収録されている。
[編集] サブタイトル・放送日
| 各話 | 放送日 | サブタイトル |
|---|---|---|
| 第1艇 | 2005年7月5日 | 漕ぎたい |
| 第2艇 | 2005年7月12日 | 涙の青い海 |
| 第3艇 | 2005年7月19日 | 必勝新人戦 |
| 第4艇 | 2005年7月26日 | ふざけんな |
| 特別艇 | 2005年8月2日 | 伝説の女子ボート部誕生秘話と 出演者達の未公開の素顔 |
| 第5艇 | 2005年8月9日 | 好きなんよ |
| 第6艇 | 2005年8月16日 | せつない海 |
| 第7艇 | 2005年8月23日 | 別れる二人 |
| 第8艇 | 2005年8月30日 | 初めての夜 |
| 第9艇 | 2005年9月6日 | かなわぬ夢 |
| 最終艇 | 2005年9月13日 | サヨナラ |
[編集] 関連商品
- がんばっていきまっしょい オリジナル・サウンドトラック(2005年8月3日)
- がんばっていきまっしょい DVD-BOX(2006年2月15日)
[編集] 外部リンク
| フジテレビ系(関西テレビ制作) 火曜22時枠の連続ドラマ | ||
|---|---|---|
| 前番組 | 番組名 | 次番組 |
|
曲がり角の彼女
(2005.4.19 - 2005.6.21) |
がんばっていきまっしょい
(2005.7.5 - 2005.9.13) |
鬼嫁日記
(2005.10.11 - 2005.12.20) |

