GODZILLA
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| GODZILLA Godzilla |
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|---|---|
| 監督 | ローランド・エメリッヒ |
| 製作 | ディーン・デヴリン |
| 脚本 | ディーン・デヴリン ローランド・エメリッヒ |
| 出演者 | マシュー・ブロデリック ジャン・レノ マリア・ピティロ |
| 音楽 | デイヴィッド・アーノルド |
| 撮影 | ウェリ・スタイガー |
| 編集 | ピーター・アマンドソン デイヴィッド・シーゲル |
| 配給 | 東宝 |
| 公開 | 1998年5月19日 1998年7月11日 |
| 上映時間 | 138分 |
| 製作国 | アメリカ |
| 言語 | 英語、フランス語、日本語 |
| 興行収入 | $1億3631万4294 |
| allcinema | |
| キネマ旬報 | |
| allmovie | |
| IMDb | |
『GODZILLA』(ゴジラ、Godzilla)は、1998年のアメリカ映画の邦題。東宝との提携により、トライスターが製作したハリウッド特撮映画である。監督はローランド・エメリッヒ。主題曲をジミー・ペイジが担当。日本でのキャッチコピーは「人類に打つ手は無い」、アメリカでは「サイズがものを言う」である。
目次 |
[編集] ストーリー
南太平洋で日本のマグロ漁船が何かに襲われ沈没、近海の島々では巨大な生物の物と思われる足跡が見つかる。その後も大西洋で漁船が襲われるなど被害は拡大。その航路を辿っていた生物学者のニック・タトプロス達は、この生物の正体が長年フランスが行なっていた核実験の影響により異常進化したイグアナ類と考えた。その矢先、アメリカの大都市ニューヨークに巨大生物が出現。都市中がパニックに陥る。
[編集] 概要
「ゴジラ」は、日本語の音韻に忠実なローマ字表記では「Gojira」、アメリカ英語の音韻に法った一般的な綴りでは「Gojeela」または「Gozeela」となるはずだが、元祖ゴジラが全米公開された際、畏怖すべき怪獣としてのイメージを出すためにあえて God(神)を語頭においた「Godzilla」の表記としたといわれる。
ゴジラを着ぐるみ主体ではなくCGでの描画を多く使用する[1]など、全編にわたってVFX技術を駆使して制作された作品となっている。
本家ゴジラは第1作製作当時の肉食恐竜の想像図を元にデザインされたのに対し、今作のゴジラは恐竜の生態に関する研究の進展を反映してオリジナルから大きく離れた姿となっており、劇中でも獣脚類の生き残りではないかと推測された。ただし、鳴き声はオリジナルに近いものが使用されている。なお、日本のゴジラシリーズにおける世界観との共通点はない。
日本のゴジラファンの間ではアメリカ版ゴジラ、略してアメゴジとも呼ばれた。
本作が興行的に失敗したことで、予定されていた続編の製作は中止された。その上ハリウッドが「怪獣映画」の製作を敬遠する原因となり、『キングコング』のリメイクや『クローバーフィールド/HAKAISHA』の製作にも支障をきたした。
賛否はあるものの、日本では約51億円の興行成績を上げた。
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。
[編集] 評価
「怪獣」という存在に対する概念の違いから、ゴジラを日本映画における通常の生物を超えるモンスターとしての「怪獣」としてではなく、「突然変異による超巨大トカゲ」と解釈して描写。そのため、従来のイメージを崩しているとして日米のゴジラ映画ファン[2]の評価は低いものとなった。アメリカのゴジラファンの間ではアメゴジをGINO("ゴジラとは名ばかりなり"の英語表記の頭字語)と呼ぶ人もいた[3]。
その一方で、ゴジラ映画としての色眼鏡を捨て、モンスター映画(またはアニマルパニック映画)として見た場合においては高く評価する声も少なくない[4]。平成ゴジラ作品を手掛けた映画監督の大河原孝夫や北村龍平も同様の趣旨の発言をしている。
封切り時に中島春雄と薩摩剣八郎はこの映画を一緒に観ていて、観終わった後の「これはゴジラじゃない」とする旨の発言が朝日新聞紙上で伝えられている。土屋嘉男は、アメリカでのファンイベントの講演でこの映画について質問され、「あれはただのイグアナだ!」とコメントして満場の喝采を浴びたと語っている。
本作のゴジラは「フランスの核実験によって生まれ、アメリカ軍と戦う」という設定のため撮影に際してアメリカ軍のバックアップがあった事により、「本来のゴジラシリーズの原点である第五福竜丸事件を反省していない」とする議論も一部にあがっている。
冒頭でゴジラに襲われる日本漁船の乗組員を中国人と混同したり、南太平洋で操業しているにも関わらず相撲中継をテレビで観ている、海岸に打ち揚げられていた缶詰にはハングルが書かれるなど相変わらずのステレオタイプな描かれ方がなされている。また、ドイツ人である監督のエメリッヒは、同じ描き方を主要キャストであるアメリカ人にも行っている(キャンディを口にするいかにも頭の悪そうなヒロイン・甘党で無能のニューヨーク市長・ヘマばかりする軍曹など)。主人公のタトプロス以外にヒロイックな活躍をするアメリカ人は殆ど出て来ず、ゴジラの駆除に大活躍するのは、自国の恥辱を消す為に奮闘するフィリップ(ジャン・レノ)率いるフランスの特殊部隊である(もっとも、クロワッサン代わりのドーナツやアメリカンコーヒーに不満を漏らすフィリップの描写など、彼等もステレオタイプの例外ではない)。エメリッヒの前作『インデペンデンス・デイ』(ハリウッドでの地位確立の為、意図的にアメリカ礼賛の映画にしたとも考えられる)に比べると、この作品では消費大国アメリカをカリカチュアした要素が多分に含まれている。
第19回ゴールデンラズベリー賞において最低リメイク賞、および女優のマリア・ピティロが最低助演女優賞を受賞した。
[編集] 製作の背景
アメリカの映画会社・トライスターはシリーズ化できる映画を求め、『ゴジラ』に注目。配給業者で以前からゴジラのハリウッドでの映画化を狙っていたヘンリー・サパスタインが仲介人として、東宝からゴジラの使用権を買い、ハリウッド版ゴジラの製作は1992年頃に決定し日本でもニュースになった。しかしトライスター側が「ゴジラの製作権を全てトライスターが買い取り、東宝には今後一切ゴジラを作らせない」という条件を提示したため交渉は難航。最終的には“日本のキャラクターとして破格の『ギャラ』(一説に100万ドル以上)を受け取り、ハリウッドに出演した”という形になる。その際、東宝からは「モスラ、ラドン、キングギドラの3怪獣と、スタッフ、俳優の貸し出しは行わない」という条件が提示された。監督候補にはジェームズ・キャメロン、ティム・バートン、ヤン・デ・ボンなどの名が挙がり、ゴジラファンとして有名なヤン・デ・ボンが監督として正式に決定し、ゴジラのデザインや脚本も作られている。この時点でのゴジラのデザインはオリジナルにかなり近く、ストーリーは宇宙からやってきた怪獣グリフィンとゴジラが対決するというものだった。また、ヤン・デ・ボンが後に語った話によると、撮影監督時代に『ブラック・レイン』で一緒に仕事をした事もある高倉健を日本から呼び、実際にスクリーンテストまで行っている[5]が、製作費がかかりすぎるとして監督を降板させられた。
引き続き『インデペンデンス・デイ』を製作していたローランド・エメリッヒに新たに監督としてオファーがかかる。エメリッヒは何度か断ったが、全く新しいゴジラのデザインを見せられ、監督する事を決める。彼は「第1作『ゴジラ』(1954年版)の製作者たちが現代のSFX技術を持っていたらどのような映画になったか」を考えて作ったという。1954年版にあったゴジラが電車を咥えるシーンや、『ゴジラ』(1984年版)に登場する、ビルにあいた穴からスーパーXがゴジラに攻撃するシーンをそれぞれアレンジして映画に挿入している。
ハリウッド版ゴジラのデザインはパトリック・タトプロスによるものである。中途半端にアレンジを加えるとオリジナルに失礼だと考え、全く新しいデザインにしたという。このゴジラのデザインは、あらかじめ東宝のゴジラ製作者たちに見せられた。彼らはデザインがあまりにも違いすぎるためショックを受けたが、それでもハリウッドの作るゴジラ映画を見てみたいと考えて許可した。その際、ハリウッド版のゴジラの背びれは2列だったが、東宝側の注文によって日本のゴジラと同じ3列にされた。ちなみに米版ゴジラの顎はディズニー映画『ジャングル・ブック』に登場するトラのキャラクター、シア・カーンをベースにしたという[3]。デザイナーの「タトプロス」の名前は映画の主役(マシュー・ブロデリック)の名前にもなった。
[編集] 製作費の問題
総製作費180億円と言われるが、これは日本版の実に10倍以上であり、この巨費こそが映画のシリーズ化ができず、失敗を招いた一因とも言える[6]。
[編集] 日本版「ゴジラ」との違い
- 動き・姿勢なども含め、映画『ジュラシック・パーク』に登場するティラノサウルスに似ている。劇中冒頭にイグアナ類をアップで捉えたカットがあったため、当初から「イグアナに似た怪獣が登場する」と言う誤報がメディアを通して広まっていたようだが(本作の日本版パンフレットにもそう記されている)、小説版および『ゴジラ FINAL WARS』のパンフレットでは「鰐に似た怪獣」と明記されている。小説版の説明によれば複数の遺伝子が入り混じった雑種の突然変異体であり、その中でもワニが色濃く反映されているとする(産卵に関してもタトプロスはワニに例えている)。イグアナに似ている点としては、長い腕と口から息を吐く事があげられる。ゴジラのジャンプ力について、タトプロスは獣脚類ではありえないと考えた。またカメレオンのように体色を変化させる事が出来るとも説明され、ビル群の中ではダークグレイ気味の体色となっている(“ビルの配色に溶け込むゴジラ”を映像化する予定もあったが中止された)。
- 製作・脚本のディーン・デブリンが来日した際、体の大きさをマスコミが尋ねると、「日本人はどうしてそんな細かい事を気にするんだ?」と逆に尋ねられたという。これに象徴される様に、関連グッズ等のイラストから、果ては劇中でのゴジラの大きさまで統一されているように見えない(但し、日本版でも演出によっては同じ事が言える)。これに関して、柳田理科雄は著書にて冗談めかして「怪獣後進国のクセに中々に生意気である」と発言している。また、公開時ニューヨークには「自由の女神より大きく、20階建てのビルに匹敵する」と描かれた看板が立てられた。小説版ではサイズについて事細かに明記されており、身長60m(前屈状態54m)、体重約500t、全長90m、尾長60m、関連カードでは、足の裏の長さは16.35m、幅12m。
- 身軽で、480km/hというハイスピードで走る事ができる。物語中盤において戦闘ヘリから逃れる一連のシーンでその速さが描かれているものの、終盤ではタクシーに翻弄されるという演出もなされている。小説版では480~800km/hに達したとされ、タクシーに追いつかなかった理由に関してタトプロスは「単にすぐ追いついて殺しただけでは子を殺された怒りがおさまらないため、なぶり殺そうとしたのだろう」と推測している。水中での移動速度は魚雷と同等で米原潜の3倍。
- オリジナルのゴジラの特徴である放射熱線を吐かない。炎を吐いているように見えるシーンもあるが、爆発させた車に息(パワーブレス)を吐きつける事で炎を増大させているという設定(本によってはホットブレスと表記し区別している)。小説版ではイグアナが時々行う溜息の様な動作に例えられた。
- 無性生殖によって卵を200個以上産む。細胞を調べた結果、オスと判断されている。全てが同時に孵化。子供は誕生直後からから素早く行動でき、性格は獰猛(この辺りも、ベビーゴジラやミニラなどの愛嬌ある日本版ゴジラの子供達と異なる点である)。小説版によると身長1.8m、全長約3m、速力60~80km/h。「一体でも残っていれば一度に大量に繁殖し、数年で人類を滅ぼす脅威を秘めている」とタトプロスは語る。
- 魚食性とされ、小説版では米軍によって集められた魚種はサバ・ヒラメ・カレイ・ホワイトフィッシュ・タラ・ブリ・キンメダイ・クロマグロ等と書かれていた。
- 日本版ゴジラがミサイルなどの通常兵器では倒せない無敵さを誇るのに対し、ハリウッド版ゴジラはアサルトライフルの射撃で傷を負い、F/A-18のミサイル12発で絶命するなど、生物としては当然ながら「怪獣」としては脆弱であるとも言える(それでも魚雷の直撃に耐え、6発ものミサイルを浴びた時点ではまだ活発であるなど、生物の粋を超えた生命力を見せている。またアサルトライフルによる負傷とは血液が回収される程度である。日本作品でもバルカンなど通常兵器で傷を負う・細胞が回収される場合はあった)。歴代のゴジラ映画ではゴジラに対して『他の怪獣と戦わせる・超兵器を開発する・火山の火口や雪原に誘き寄せて落としたり生き埋めにする』といった作戦を立てており、“通常兵器で倒せる”という設定は日米ゴジラにおける大きな相違点となっている。プロデューサーの富山省吾は「アメリカにおける怪獣とは『乗り越えるべき存在』、日本においては『畏怖すべき存在』であるという価値観の違いが現れた」と述べている。
[編集] 日本版ゴジラ映画での扱い
- 「アメリカにもゴジラに酷似した巨大生物が出現し、『ゴジラ』と名付けられたが、日本の学者は同類とは認めていない」と冒頭の防衛軍の隊員の台詞で言及される。
- 「ジラ」(en:Zilla) の名称(Godzilla の語頭 God を抜いたネーミング、富山プロデュサーが命名)でハリウッド版ゴジラが出演、X星人に操られてシドニーを襲撃する。身長:90m、体重:不明(身軽なのでゴジラよりかなり軽い)、必殺技:ハイジャンプキック。公式サイトによれば「1997年にニューヨークを襲った怪獣と似ており共通点もあるが真偽は不明」という設定である。シドニーを襲う姿はどことなく『GODZILLA』のニューヨークを襲う映像と似ている。
- 劇中ではX星人の2番目の刺客としてシドニーでゴジラと戦い、一度はゴジラの熱線をジャンプで躱してゴジラに体当たりしようとしたが、ゴジラの尻尾ではじき飛ばされ、オペラハウスに激突したところへ熱線を受け、オペラハウスごと爆発した。その登場時間はわずか数秒でありDVDにおける対ジラ戦のチャプター名は『秒殺!』となっている(但しガイガン・クモンガ・ヘドラ等も大体は同じような扱いである)。その直後に、X星人はハリウッド版ゴジラがマグロを主食としていた事を揶揄するような台詞(後に北村龍平監督はローランド・エメリッヒへのメッセージだと告白している)を吐く。
- また、『ゴジラ FINAL WARS』に登場したジラ以外の怪獣は公開中にX星人も含めソフビ・ガシャポン・食玩などで全て商品化されたのに対し、ジラだけは公開中には商品化されず、放映から1年近く経ってからやっと食玩で商品化された。
- 『ゴジラ FINAL WARS』の公開に合わせて、第1作から『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』(2003年)までの全作品を収録したDVD-BOX(製造時期の都合で後からの発売となった『FINAL WARS』は、統一デザインによるジャケットのみを先行収録)が発売されたが、本作は収録されていない。
- ゲーム『ゴジラトレーディングバトル』『ゴジラジェネレーション』にもハリウッド版ゴジラが登場している。
[編集] スタッフ
- 監督:ローランド・エメリッヒ
- 製作:ディーン・デブリン
- 製作総指揮:ローランド・エメリッヒ、ウテ・エメリッヒ、ウイリアム・フェイ
- 共同製作総指揮・プロデューサー:ロブ・フリード、ケイリー・ウッズ
- 共同製作:ピーター・ウィンザー、ケリー・バン・ホーン
- 脚本:ローランド・エメリッヒ、ディーン・デブリン
- 原案:テッド・エリオット、テリー・ロッシオ、ディーン・デブリン、ローランド・エメリッヒ
- 撮影:ウエリ・スタイガー
- プロダクションデザイナン:オリバー・スコール
- 編集:ピーター・アマンドソン、デビッド・J・シーゲル、A.C.E.
- 衣裳デザイナー:ジョセフ・A・ポロ
- 音楽:デヴィッド・アーノルド
- Godzilla デザイン:パトリック・タトプロス
- 視覚効果スーパーバイザー:フォルカー・エングル
- 視覚効果プロデューサー:テリー・クロティオー
- デジタル効果プロデューサー:スティーブン・T・プーリ、フィオナ・ブル
- デジタル効果スーパーバイザー:スティーブン・T・プーリ、ジェローム・チェン
- SFX:クエスチョン・マーク・FX、セントロポリス・スペシャル・エフェクツ、メカニカル・エフェクツ・ウェアハウス
- VFX:ソニー・ピクチャーズ・イメージワークス
[編集] 登場人物
※括弧内は(VHS・DVD版/TV版)の日本語吹き替えキャスト
- ニック・タトプロス
- マシュー・ブロデリック(森川智之/高木渉)
- 生物学者、あだ名は「ミミズ男」。チェルノブイリ原子力発電所周辺で放射能が生物に与える影響を調査していた。軍からお呼びがかかり、ゴジラに関する捜査をすることになる。生態を調査しているうちに、ゴジラの繁殖力に危機的な部分を発見する。
- オードリー・ティモンズ
- マリア・ピティロ(勝生真沙子/深見梨加)
- 駆け出しのジャーナリストでニックの元彼女。同僚であるアニマルとその妻のルーシーと行動を共にする。
- ビクター・パロッティ
- ハンク・アザリア(堀内賢雄/堀内賢雄)
- 通称「アニマル」。オードリーの仕事仲間のカメラマンで恐妻家。ゴジラ上陸の一部始終を撮影する。
- フィリップ・ローチ
- ジャン・レノ(菅生隆之/銀河万丈)
- 保険会社調査員を装うフランス対外治安総局の諜報員。ニックを信じ、仲間を率いてゴジラとの戦いに挑む。
- ヒックス大佐
- ケヴィン・ダン(小山武宏/谷口節)
- 米軍の対ゴジラ部隊指揮官。ゴジラを確実に倒そうとするあまり、言うことを聞かない市長にも強気な言葉を浴びせる。
- オニール軍曹
- サグ・サバント(梅津秀行/内田直哉)
- ヒックスの部下の1人。
- チャップマン
- ヴィッキー・ルイス(野沢由香里/小山茉美)
- ゴジラの研究のために呼ばれた学者で、ニックの「ゴジラ繁殖」説を支持する。
- ルーシー
- アラベラ・フィールド(松本梨香/雨蘭咲木子)
- アニマルの妻でオードリーの同僚。夫に対してはかなり強気な態度をとるが、仲はとてもよいようである。
- ケイマン
- ハリー・シアラー(牛山茂/野島昭生)
- TVリポーター。部下のオードリーをいいように使い、いいネタにはすぐ飛びつく性格である。
- エバート市長
- マイケル・ラーナー(青野武/石田太郎)
- ニューヨーク市長。ゴジラを倒したいと思っているが、自身の市長選に影響がでることを心配する。甘い物が好き。
- メンデル・クレイブン
- マルコム・ダネア(福田信昭/塩屋浩三)
[編集] サウンドトラック
サウンドトラックも日本のオリコン、アメリカのビルボードで共にTop 5にランクインする大ヒットとなった。
日本ではサウンドトラック収録曲の中でもジャミロクワイの曲がプロモーションに使用されたが、アメリカではザ・ウォールフラワーズの曲が使用された。また、エンディングに使われたパフ・ダディとジミー・ペイジによるレッド・ツェッペリンの名曲「カシミール」のカバー曲の録音は、インターネットを利用して、ニューヨークで歌うパフ・ダディにロンドンからジミー・ペイジがギターを被せるという、当時では珍しい方法をとり話題となった。
日本のアーティストからはL'Arc〜en〜Cielの『浸食 〜lose control〜』が提供されたが、劇中での使用箇所をクローズアップしてもなお聴き取りにくいほどのボリュームでありL'Arc〜en〜Cielのメンバー4人ですら初見で聴き取る事は出来ずうたばんでL'Arc〜en〜Cielがゲストとして登場した際に取り上げられている。
[編集] 備考
- 試写会はクライマックスの舞台であるマディソン・スクエア・ガーデンで行われた。観客にとっては『自分達のいるところが映画の舞台』という一種のサプライズを狙ったものであった。
- 劇中、女性古生物学者がゴジラの正体について恐竜『サウロポダアロサウルス』の生き残りである可能性を示唆するシーンがあるが、サウロポダアロサウルスという恐竜は存在せず、架空の恐竜である(ただし、アロサウルスという恐竜は実在する)。
- 映画公開時は、米版ゴジラのアクションフィギュアなど多くの関連グッズが販売されたが、前評判の割には映画がヒットしなかったことや、日本のゴジラとはかけ離れたデザインのためか、人気が出ずに売れ行きは悪かった。そのため多くの店に売れ残った商品の姿が目立った。
[編集] アニメ版
[編集] 概要
続編としてテレビアニメ『ゴジラ ザ・シリーズ』 (Godzilla: The Series) がFOXテレビで放送された。
アニメ版は「映画版のラストで一つだけ残った卵から新たなゴジラが孵化するが、その場に居合わせたタトプロスを親だと刷り込みしてしまい、彼が率いるチームと共に様々なモンスターと戦っていく」という内容。こちらは形こそそのままだが、熱線を吐いたり体が頑丈だったりとゴジラらしくなっている。この個体は生殖能力がないとされ、身長は55mと発言されている。劇中、死んだ親ゴジラの死骸を宇宙人がサイボーグ改造した“サイバー・ゴジラ”が登場する。アニメ版のタトプロスは頼り甲斐のある性格になっており、映画版と同一人物とは思えない活躍ぶりを見せている。
日本でもディレクTVムービーチャンネル(1999年12月 - 2000年2月)や日本映画専門チャンネルで放送された[7]。
[編集] キャスト
- ニック・タトプロス:堀内賢雄 / 英:イアン・ジーリング
- モニク・デュプレ:山田美穂 / 英:ブリジット・ベイコー
- エルシー・チャップマン:小林優子 / 英:チャリティ・ジェームズ
- メンデル・クレイブン:福田信昭 / 英:マルコム・ダネア
- ランディ・ヘルナンデス:伊藤栄次 / 英:リノ・ロマノ
- ナイジェル:高瀬右光 / 英:トム・ケニー
- トニー・ヒックス:西村知道 / 英:ケヴィン・ダン
- オードリー・ティモンズ:田中敦子 / 英:パジェット・ブリュースター
- ビクター・パロッティ(通称:アニマル):高瀬右光/ 英:ジョー・パントリアーノ
- エバート市長:小島敏彦/ 英:マイケル・ラーナー
英語版の声優はクレイブン、ヒックス、エバート市長以外は映画とは違う声優が演じている。
[編集] スタッフ
- 製作総指揮:ローランド・エメリッヒ、ディーン・デブリン、リチャード・レイニス
- 共同製作総指揮:ジェフ・クライン
- プロデューサー:オーデュ・パーデン
- キャラクターデザイン:フィル・バーロウ
- ビジュアルデザイン監修:パトリック・タトポロス
- ストリーエディター:ロバート・N・スキル、マーティー・アイゼンバーグ、マーシャ・F・グリフィン、トム・パグスリー、グレゴリー・クライン
- 脚本:ロバート・N・スキル、マーティー・アイゼンバーグ、他
- 演出:オーデュ・パーデン、ティム・エルドレッド、他
- 音楽:ジム・レイサム
- ダイアログ・ディレクター:スーザン・ブルー
- 原作:東宝
- 日本語版演出:春日一伸
- 翻訳:村治佳子
- 調整:高橋慶美
- 制作:吉富考明
- プロデューサー:土田耕太郎、岩橋康平
[編集] エピソードリスト
カッコ内はアメリカでの放送順。
| !話数 | サブタイトル | 原題 | 演出 | 脚本 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | ゴジラ誕生(前編) | New Family, Part 1 | オーデュ・パーデン | ロバート・N・スキル マーティー・アイゼンバーグ |
| 2 | ゴジラ誕生(後編) | New Family, Part 2 | ||
| 3 | ヒート・チーム、結成? | Talkin' Trash | ティム・エルドレッド | スティーヴ・ペリー |
| 4 | 俺も男だ、クレイブン! | D.O.A. | フランク・スクイッラーチェ | リチャード・ミューラー |
| 5 | キャメロン・ウィンターの陰謀 | The Winter of Our Discontent | サム・リュー | ロバート・N・スキル マーティー・アイゼンバーグ |
| 6 | 雨のち雨 | Cat and Mouse | フランク・スクイッラーチェ | スティーブン・メルチング |
| 7(8) | 海底7千メートルの真実 | Leviathan | ティム・エルドレッド | マイケル・リーヴス |
| 8(7) | 電波怪獣クラックラー | What Dreams May Come | フランク・スクイッラーチェ | レン・ウィーン |
| 9 | 巨大ミツバチの巣 | Hive | サム・リュー | マーヴィン・ウルフマン |
| 10 | 鳥神ケツァルコアトル | Bird of Paradise | アラン・コールドウェル | ニール・ルッテンバーグ |
| 11(16) | ランディは甘いものが好き | Freeze | クリストファー・バークレー | バリー・ホーキンス |
| 12(11) | 危険な湖 | DeadLoch | サム・リュー | スティーブ・L・ヘイズ |
| 13(12) | ゴジラ、日本上陸! | Competition | フランク・スクイッラーチェ | ヘリー・クルーア |
| 14(17) | シロアリ退治 | Bug Out! | ブルックス・ワクテル | |
| 15(13) | モンスター・バトル(パート・1) | Monster War, Part 1 | クリストファー・バークレー | ロバート・N・スキル マーティー・アイゼンバーグ |
| 16(14) | モンスター・バトル(パート・2) | Monster War, Part 2 | サム・リュー | スティーブン・メルチング |
| 17(15) | モンスター・バトル(パート・3) | Monster War, Part 3 | アラン・コールドウェル | マイケル・リーヴス |
| 18(19) | キャメロン・ウインターの逆襲 | An Early Frost | サム・リュー | クレイグ・ミラー |
| 19(27) | 決死圏!ゴジラの体内 | What a Long, Strange Trip It's Been | ブラッド・レイダー | ジャンナ・キング・カリッシュマン |
| 20(18) | ゴジラとおしゃべり!? | Web Site | クリストファー・バークレー | マーシャ・F・グリフィン |
| 21(28) | 結婚式の鐘が鳴る | Wedding Bells Blew | アラン・コールドウェル | スティーヴ・コーデン |
| 22(20) | 核ミサイル、発射10秒前! | Juggernaut | フランク・スクイッラーチェ | トム・パグスリー グレゴリー・クライン |
| 23(32) | 鉱山の少女メグ | Shafted | ショーン・ソング | ロビン・ルシン |
| 24(21) | 偽者は、誰だ! | Trust No One | ネイサン・チョー | グレッグ・ピンカス |
| 25(34) | リアルロボットvsゴジラ | Lizard Season | アラン・コールドウェル | ロバート・N・スキル |
| 26(39) | 謝肉祭のバラード | The Ballad of Gens du Marais | サム・リュー | エンジェル・ディーン・ロペス |
| 27(36) | 夢の億万長者!? | Ring of Fire | ショーン・ソング ブラッド・レイダー |
ロドニー・ギニス |
| 28(24) | 眠れる獅子 | Protector | クリストファー・バークレー | マーク・ホフマイヤー |
| 29(38) | 見えない敵を追え | Vision | サム・リュー | カール・エルスワース |
| 30(25) | 怪獣サーカス | Freak Show | ネイサン・チョー | スティーブ・L・ヘイズ |
| 31(29) | メタモルフォシス~変態~ | Metamorphosis | アラン・コールドウェル | ジョージ・メルロード |
| 32(33) | 恐怖の生物兵器 | Where Is Thy Sting? | フランク・スクイッラーチェ | ウイリアム・スタウト |
| 33(35) | 絶体絶命 | Underground Movement | サム・リュー | マーシャ・F・グリフィン |
| 34(31) | ツイスター | The Twister | アンディ・トム | ララ・ランネルズ、パディー・カー |
| 35(23) | 美しきゴジラ信者 | S.C.A.L.E. | クリストファー・バークレー | スコット・ロブデル |
| 36(25) | 未来への旅 | Future Shock | アラン・コールドウェル | トム・パグスリー グレゴリー・クライン |
| 37(26) | 恋の行方 | End of the Line | デヴィッド・ハートマン | スティーブン・メルチング |
| 38(30) | エリア51 | Area 51 | アラン・コールドウェル | ジェフ・ウィン |
| 39(40) | モンスター・ツアー | Tourist Trap | ネイサン・チョー | マーティー・アイゼンバーグ |
| 40(37) | ゴジラを救え | Cash of the Titans | アンドリュー・ドイッチ | ショーン・ソング |
[編集] 脚注
- ^ 全身が見えにくいところでは着ぐるみも併用され、大小の様々な模型も使われたので、「フルCG」というのは誤り。これは他のハリウッド映画モンスターにも言える
- ^ ゴジラ映画はアメリカにおいても劇場公開され、またTVでも繰り返し放映されていたため、それを見て育ったアメリカ人は多い
- ^ a b 『ゴジラとアメリカの半世紀』ウィリアム・ツツイ著 中央公論新社 P291
- ^ “ゴジラ映画である必然性がない”という事の裏返しでもある
- ^ 高倉の起用は当時の一部スポーツ新聞等でも報道されている
- ^ 翌年、シリーズ化を念頭において日本で公開された『ゴジラ2000 ミレニアム』の製作費は本作の1/15にあたる12億円に過ぎない。また、日本のゴジラシリーズで最も高額である『ゴジラ FINAL WARS』でも1/6にあたる20億円である。これは日米における諸々の映画製作環境の違いとも考えられる
- ^ 「日本映画」専門チャンネルで「海外のテレビアニメ」が放送されたため、一部で物議を醸した
[編集] 関連項目
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