ワイルド・ワイルド・ウエスト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
ワイルド・ワイルド・ウエスト
Wild Wild West
監督 バリー・ソネンフェルド
脚本 S・S・ウイルソン
ブレント・マドック
ジェフリー・プライス
ピーター・S・シーマン
製作 ジョン・ピーターズ
バリー・ソネンフェルド
製作総指揮 ビル・トッドマン・ジュニア
ジョー・サイモン
キム・ルマスターズ
トレイシー・グレイザー
バリー・ジョセフソン
出演者 ウィル・スミス
ケヴィン・クライン
ケネス・ブラナー
音楽 エルマー・バーンスタイン
撮影 ミヒャエル・バルハウス
編集 ジム・ミラー
製作会社 オーバーブック・エンターテインメント
配給 ワーナー・ブラザーズ
公開 アメリカ合衆国の旗 1999年6月30日
日本の旗 1999年12月4日
上映時間 107分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $170,000,000[1]
興行収入 $222,104,681[1]
テンプレートを表示

ワイルド・ワイルド・ウエスト』(Wild Wild West)は、1999年アメリカ映画1960年代のテレビシリーズ『0088/ワイルド・ウエスト』の映画化作品。SF映画アクション映画西部劇などの要素が含まれる映画である。

製作はワーナー・ブラザーズ。特殊メイクはリック・ベイカー、メイン・タイトルはカイル・クーパーが手がけた。

ゴールデンラズベリー賞では最低作品賞、監督賞、スクリーンカップル賞、脚本賞、主題歌賞の5部門受賞(主題歌賞は本作以外にノミネートなし)。

ストーリー[編集]

1869年南北戦争終結直後のアメリカ合衆国。陸軍のジェームズ・ウエスト大尉は、戦争中にニューリバティで大虐殺を行った南軍のマグラス将軍を追っていた。一方、連邦保安官のアーティマス・ゴードンも、科学者連続誘拐の罪でマグラスを追っていた。

グラント大統領から呼び出された二人は、マグラスから「合衆国政府を明け渡せ」という脅迫状が届いたことを知らされ、コンビを組んでマグラスと、彼の黒幕を逮捕するように命じられる。二人はマグラスに殺されたモートン教授の死体から、ニューオーリンズで行われれる仮装舞踏会にマグラスが現れるという情報を得て、ニューオーリンズに向かう。

ニューオーリンズに到着した二人は別々に舞踏会場に潜入する。会場では、南軍の兵器開発を行っていたラブレス博士がマグラスと密会し、兵器の引き渡し場所に向かおうとしていた。二人は会場で引き起こした騒ぎに紛れて兵器の引き渡し場所に向かうが、途中でラブレスに捕まっていたリタを助け出す。リタは、ラブレスに誘拐された父親のエスコバー博士を救出して欲しいと頼み、二人に同行する。

兵器の引き渡し場所に現れたラブレスは、開発した戦車の実験台としてマグラスの部隊を皆殺しにし、用済みとなったマグラスを射殺する。ラブレスはマグラスの死体を処分すると、根拠地のスパイダー渓谷に向かう。一足遅れて引き渡し場所に到着した三人は、息絶える直前のマグラスから「ニューリバティの虐殺の犯人はラブレスだ」と告げられる。ウエストとゴードンは、リタの情報を手掛かりにスパイダー渓谷のあるユタ州に向かうが、途中でラブレスに見付かり、列車とリタを奪われてしまう。

スパイダー渓谷に到着したウエストとゴードンの目の前で、ラブレスは新型兵器「タランチュラ」に乗り込み、大陸横断鉄道の完成式を襲撃しグラントを連れ去ろうとする。ゴードンはグラントに変装して本物を逃がそうとするが、二人ともラブレスに捕まってしまう。スパイダー渓谷に戻ったラブレスは、合衆国を解体してヨーロッパ諸国とアメリカを分割支配しようと企み、グラントに降伏文書への調印を要求する。そこにウエストが現れゴードンや科学者たちを解放するが、ラブレスはグラントを連れ「タランチュラ」で逃走する。

二人はゴードンが開発した飛行機に乗りラブレスを追いかけ「タランチュラ」に乗り込む。ウエストはラブレスと一騎打ちをし、グラントを解放したゴードンは「タランチュラ」を止めようとするが、そのまま崖から落ちかけてしまい、その衝撃でウエストとラブレスは「タランチュラ」から落ちかける。ラブレスは、ウエストが「命惜しさに自分を殺せない」と挑発するが、ウエストは車椅子のレバーを引き二人とも「タランチュラ」から落ちるが、ウエストは「タランチュラ」の鎖に飛び付き助かり、ラブレスはそのまま崖下に落ちていく。

大陸横断鉄道の完成式を終えたグラントは、ウエストとゴードンを新設するシークレット・サービスの捜査官に任命する。二人は完成式の場でリタと再会し「一緒にワシントンD.C.に来ないか」と誘うが、リタは「父親だと言っていたエスコバー博士は私の夫なの」と本当のことを告げ、夫と故郷に帰る。残されたウエストとゴードンは「タランチュラ」に乗り、ワシントンD.C.への帰路についた。

登場人物[編集]

ジェームズ・ウエスト
アメリカ陸軍大尉。黒人。ニューリバティに住んでいた両親をマグラスに殺されたため、復讐のため彼を追っている。
考えるよりも先に行動に移してしまう性格で、そのために危機に陥ることが多い。
アーティマス・ゴードン
連邦保安官。発明家の一面を持ち、様々な発明品を駆使して捜査に当たる。
頭脳派の性格なため、行動派のウエストとはそりが合わず、言い争いになることも多い。
リタ・エスコバー
歌手。ラブレスに反抗して捕まっていたところをゴードンに助け出される。
アーリス・ラブレス
南軍の兵器開発を担当した科学者。戦争中に下半身を失い、それ以来蒸気機関付の車椅子に乗っている。
マグラスと手を組んでいるが、自分に無断で合衆国に降伏したことを恨んでいるため、南軍残党のことは信用していない。
マグラス
南軍残党を率いる将軍。戦争中に左耳を失い、それ以来ラッパ型の義耳を付けている。
ニューオーリンズの虐殺事件以来「流血将軍」と恐れられているが、学がないためラブレスの言いなりになっている。

キャスト[編集]

役名 俳優 日本語版1 日本語版2
ジェームズ・ウエスト ウィル・スミス 森川智之 東地宏樹
アーティマス・ゴードン
グラント大統領
ケヴィン・クライン 井上和彦 大塚芳忠
アーリス・ラブレス博士 ケネス・ブラナー 佐古正人 広川太一郎
リタ・エスコバー サルマ・ハエック 亀井芳子 朴璐美
マグラス将軍 テッド・レビン 飯塚昭三 藤本譲
コールマン M・エメット・ウォルシュ 村松康雄 川久保潔
アマゾニア フレデリック・ヴァン・デア・ヴァル 小田木美恵
ミュニーシア ムゼッタ・ヴァンデル 浅野まゆみ
リッペンレイダー ソフィア・エング 田村真紀 葛城七穂
メイリー・イースト バイ・リン 田中敦子 深見梨加
ハドソン ロドニー・A・グラント 長島雄一
ジョージ・ワシントン ジェリー・ポッター 後藤哲夫
サディアス・モートン教授 マイケル・シムズ 石波義人
日本語版1 役不明 城山堅楠見尚己廣田行生加納詞桂章
日本語版2 役不明 稲葉実長克巳西凜太朗篠原大作山下啓介福島桂子藤貴子関貴昭
  • 日本語版1:DVD&ビデオ版
プロデューサー:尾谷アイコ、演出:木村絵理子、翻訳:岸田恵子、編集:オムニバス・ジャパン、調整:宇田川亨子、制作:ワーナー・ホーム・ビデオ東北新社
  • 日本語版2:テレビ版
初回放送:2002年9月27日(金)日本テレビ『金曜ロードショー
演出:木村絵理子、翻訳:小寺陽子、調整:高久孝雄、効果:サウンドボックス、制作:東北新社

脚注[編集]

  1. ^ a b Wild Wild West (1999)”. Box Office Mojo. Amazon.com. 2009年10月29日閲覧。

関連事項[編集]

外部リンク[編集]