ダイ・ハード4.0
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
| ダイ・ハード4.0 Die Hard 4.0 / Live Free or Die Hard |
|
|---|---|
| 監督 | レン・ワイズマン |
| 製作 | ブルース・ウィリス アーノルド・リフキン ジョン・マクティアナン |
| 脚本 | マーク・ボンバック |
| 出演者 | ブルース・ウィリス |
| 音楽 | マルコ・ベルトラミ |
| 撮影 | サイモン・ダガン |
| 編集 | ニコラス・デ・トス |
| 配給 | 20世紀フォックス |
| 公開 | 2007年6月27日 2007年6月29日 |
| 上映時間 | 129分 |
| 製作国 | アメリカ |
| 言語 | 英語 |
| 制作費 | 1億1000万ドル |
| 興行収入 | 3億7752万804ドル(全世界) 1億3452万7196ドル |
| 前作 | ダイ・ハード3 |
| allcinema | |
| キネマ旬報 | |
| IMDb | |
『ダイ・ハード4.0』(Die Hard 4.0 / Live Free or Die Hard)は、2007年のアメリカ映画。12年ぶりに制作された「ダイ・ハード」シリーズ第4作。
北米での原題は"Live Free or Die Hard"だが、北米以外では"Die Hard 4.0"のタイトルで公開されている。丁度「Web 2.0」というバズワードが流行した時期であることと、サイバーテロが扱われていることもあって「4.0」とソフトウェアのバージョン番号風になっている。邦題の読みは、CM等では「ダイハード フォー」となっている。
目次 |
[編集] ストーリー
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。
不正にネットワークへアクセスするハッカーを利用して、政府機関・公益企業・金融機関への侵入コードを入手したテロリストがライフラインから防衛システムまでを掌握。サイバーテロによる激震が全米を揺るがす中、またも巻き込まれた"あの男"。今回の相棒であるオタク青年と共に見えない敵と立ち向かう。
独立記念日前夜、ニューヨーク市警(NYPD)の警部補ジョン・マクレーン(ブルース・ウィリス)は、ニュージャージー州に住む娘のルーシー(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)を訪ねるが親からの干渉は当然の如く嫌われヘコんでしまう。さらに、上司からはハッカーのファレル(ジャスティン・ロング)をワシントンD.C.まで連行するFBIからの頼まれ仕事を押し付けられる。
ファレルのアパートメントを訪問したマクレーンだが、正体不明の敵からの銃撃をうけ、さらにDCでも護送するファレルにチョッパーからの掃射を浴びせられ散々の目に。「ガキのお守の簡単な仕事?どこが?」いつもの如く愚痴りまくるマクレーンだが、ここからは反撃開始だ…。
[編集] 登場人物
- ジョン・マクレーン刑事 - ブルース・ウィリス(吹替:野沢那智(劇場版)、樋浦勉(DVDオリジナル))
- 本作の主人公。ニューヨーク市警察所属で30年勤務しているベテラン刑事。ブルックリン在住。妻のホリーとは離婚したままで子供達(ジャック、ルーシー)にも嫌われている“世界一運の悪い男”だが“滅多に死なない不死身の男”でもある。ピンチにもヘコたれないマクレーンの姿に心を動かしたマットが「英雄」と呼ぶと「代わりがいるならいつでも降りる」と本音も洩らす。
- マシュー(マット)・ファレル - ジャスティン・ロング(川中子雅人)
- ハッカーとしての実力を見込まれて、知らずにテロリストの手助けをしてしまった若者。口封じに殺されようとした所をマクレーンに救われる。「60年代は、70年代は」と見ていないものでも総括してしまう傾向があるが、自分を馬鹿にしない大人のマクレーンを結構気に入って手助けする。
- ボウマン - クリフ・カーティス(内田直哉)
- FBI副局長。ガブリエルとは同僚だった。全米規模で起きたテロと戦うジョンに対しても協力的。防弾チョッキを着て現場に赴くなど、勇敢さと真面目さが伺える。
- ルーシー・ジェネロ(マクレーン) - メアリー・エリザベス・ウィンステッド(園崎未恵)
- ジョンの娘。父親に対して反抗的だが、反面信頼している様子も見られる。気の強さと手の早さは父親似のようである。
- トーマス・ガブリエル - ティモシー・オリファント(東地宏樹)
- テログループのリーダー。元国防総省の公共機関の保安担当チーフプログラマー。頭脳明晰であるが、これまでのシリーズの敵と異なりマクレーンの邪魔に冷静さを失い感情を露わにする一面がある。ジョンを「デジタル時代のハト時計」と例えた。
- マイ・リン - マギー・Q(坪井木の実)
- ガブリエルの部下。男性を誘惑させる声の持ち主。格闘にも秀でており、ジョンと肉弾戦を演じて見せた。ガブリエル本人とも親密な様子。ジョン曰く「すぐ人を蹴る女」。
- ランド - シリル・ラファエリ(前島貴志)
- ガブリエルの部下。蜘蛛のように動き、マイと同様に常軌を逸した身体能力の持ち主。たびたびジョンとマットを追い詰める。
- エマーソン
- ガブリエルの部下。ウッドローンで現場班として活動。
- トレイ - ジョナサン・サドウスキー
- ガブリエルの部下でサイバー班のリーダーである。ガブリエルの無茶な命令に逆らったこともあった。
- ワーロック(フレデリック・カルーディス) - ケヴィン・スミス
- ボルチモア在住。ハッカーの一人で停電の中、多くの発電所を通して自分の家だけ電気を通していた。デジタル時代のジェダイと呼ばれている。『スター・ウォーズ』の大ファンで、部屋には多くのグッズなどがある。
[編集] スタッフ
- 監督:レン・ワイズマン
- 製作:ブルース・ウィリス、ジョン・マクティアナン、アーノルド・リフキン
- 脚本:マーク・ボンバック
- 撮影:サイモン・ダガン
- 音楽:マルコ・ベルトラミ
- 主題歌:CCR(Fortunate Son)
[編集] その他
- 撮影中は仮題(working title)として"Die Hard 4:Die Hardest"となっていた。第2作は"Die Hard 2: Die Harder"の題で宣伝などが行われていた。今作の仮題は他にも、"Die Hard 4:Reset"や、当初『ダイ・ハード4』として企画された映画『ティアーズ・オブ・ザ・サン』(2003年)に因んだ"Die Hard 4:Tears of the Sun"などがあった。
- 2007年5月6日、アメリカにある『ダイ・ハード4.0』についての映画批評のインターネット掲示板にブルース・ウィリス本人が登場し、映画についての質疑応答を行った。本人かどうか疑われたため、iChatを使い掲示板の管理人と直接チャットをし、当人であるという証拠映像を見せた[1]。
- 劇中、テロリストからの犯行声明の映像は、実際の歴代アメリカ合衆国大統領(テレビ演説等の動画が残っているトルーマンから公開当時の現職ブッシュまで)の演説映像をつなぎ合わせて作られている。
- テログループの首謀者ガブリエルを演じたティモシー・オリファントは自身のキャスティング決定の際、複数の友人から『真剣に悪役を演じるよう・ダイハードシリーズの伝統を汚さぬよう』などといったメールを受けたと語っている。
- クライマックスの大型トレーラーとF-35戦闘機の対決シーンの撮影に際し、美術部門チームによってカリフォルニア州ポモナフェアプレックスに位置する広大な駐車場に全長約300メートルの高速道路の巨大セットが組まれた。このセットの横には高さ約12メートルのブルーバックスクリーンが併設され、実写部分を撮影後、VFXチームが作成した実景と見紛うほどに精巧な東海岸の景観を再現したコンピュータグラフィックスをデジタル合成するという手法が取られた。
- 劇中に登場するF-35戦闘機は撮影当時はまだ実戦配備されておらず、試作機によるテスト中であるため、使用許可がおりなかった。そこでVFXチームは約3メートルのミニチュア模型(約1/5スケール)と実物大のレプリカ機体を手作りした。
- 劇中のF-35は固定機銃を機体下部に2門装備しているが、実際のF-35戦闘機の垂直離着陸型であるF-35Bには固定機銃はない。また固定機銃を有するF-35A(垂直離着陸は出来ない)も、機銃は機体上部に一門のみである。
- 監督を手がけたレン・ワイズマンは、本作品のオファーを受ける遥か以前より、第1作目からの熱烈な「ダイ・ハード」シリーズのファンであり、シリーズ全作品のジョン・マクレーンの台詞を全て覚えている。
- 北米での題名"Live Free or Die Hard"は、ニューハンプシャー州の標語(state motto)「Live Free or Die(自由を、さもなくば死を)」のもじりである。このため、本作のプリントをイギリスへ運ぶ際に「ニューハンプシャー」という暗号名を使って、何の映画か分からないようにした。
- 数十台の車両が入り乱れる大掛かりなトンネル内のクラッシュシーンには一切CGは使われておらず、ブルースらの演技を別撮りし合成しているだけである。
- 全米国内と全世界トータルの興行収入はシリーズ最高額を記録した。
- ジョン・マクレーンの日本語吹き替えは野沢那智(劇場版)バージョンと樋浦勉(DVD版)バージョンが1枚のDVDに収録されている。
- 主人公の「ワシントンD.Cへ犯人を護送するだけだったのに」というセリフは、映画『16ブロック』のセルフパロディである。
- 娘のルーシーに呼び捨てにされ、「その呼び方はやめろ」という演出は『アルマゲドン』のセルフパロディである。「アルマゲドン」というセリフも劇中で何回か言われている。
- DVD版では、本編のタイトルクレジットの演出が劇場公開版から若干変更されている。劇場公開版はタイトルがやや右寄りだったが、DVD版では中央に変更されている(タイトルのカットが新たに加えられているため、ソフト版は劇場公開版よりも数秒長い)。これは、過去3作のタイトルがすべて中央に表示されていたことへの配慮と思われる。
- 本国アメリカでは、劇場公開されたものと同じ、年齢制限(PG-13)に配慮したバージョンのほか、劇場公開されていない、細部の編集が異なる“Unrated Edition”も発売されており、大きくわけて2種類の『ダイ・ハード4.0』が存在することになる。この“Unrated Edition”は、今のところ日本未発売である。
- マクレーンの使用する拳銃はシリーズでおなじみのベレッタM92ではなく、SIG SAUER P220の.45ACPモデルであるP220“アメリカン”(ピカティニー・レール付きフレーム)になっていた。これは主演のブルース・ウィリス自身の選択である。しかし終盤ではベレッタPx4を使用し、ベレッタ系への回帰を果たした。
- 送電所のシーンで何故か右ハンドルのダイハツ・ハイゼットが確認出来る。
- 冒頭などでテレビゲームで遊んでいる場面があるが、そのゲームタイトルは『Gears of War』。
[編集] 脚注
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- 「ダイ・ハード4.0」公式サイト
- 20th Century Fox Presents - 公式サイト(英語)
|
||||||||||||||

