バイオハザード (映画)
| バイオハザード | |
|---|---|
| Resident Evil | |
| 監督 | ポール・W・S・アンダーソン |
| 脚本 | ポール・W・S・アンダーソン |
| 製作 | ポール・W・S・アンダーソン ジェレミー・ボルト ベルント・アイヒンガー サミュエル・ハディダ |
| 製作総指揮 | ヴィクター・ハディダ ダニエル・クレツキー ロバート・クルツァー 岡本吉起 |
| 出演者 | ミラ・ジョヴォヴィッチ ミシェル・ロドリゲス |
| 音楽 | マリリン・マンソン マルコ・ベルトラミ |
| 撮影 | デヴィッド・ジョンソン |
| 編集 | アレクサンダー・バーナー |
| 配給 | アミューズピクチャーズ |
| 公開 | |
| 上映時間 | 100分 |
| 製作国 | |
| 言語 | 英語 |
| 製作費 | $33,000,000[1] |
| 興行収入 | $102,441,078[1] |
| 次作 | バイオハザードII アポカリプス |
| allcinema | |
| キネマ旬報 | |
| AllRovi | |
| IMDb | |
『バイオハザード』 (Resident Evil) は、2002年公開のアメリカ映画。カプコンのゲームソフト『バイオハザード』を原案とした、サバイバルアクションホラー映画である。日本では、アミューズピクチャーズ配給で、2002年8月31日に松竹系で公開された。
続編として『バイオハザードII アポカリプス』(2004年。以降、『II』)、『バイオハザードIII』(2007年。以降、『III』)、『バイオハザードIV アフターライフ』(2010年。以降、『IV』)が製作されている。
『バイオハザードV リトリビューション』は、2012年9月14日に全米公開予定である。
目次 |
[編集] 概要
ゲームに使われている設定(巨大企業「アンブレラ」や「T-ウイルス」など)をベースに映画オリジナルの要素を加え、その中でストーリーが展開される。登場人物はゲームと異なるが、ゾンビやケルベロス(ゾンビ犬)などのクリーチャーは登場する。監督・脚本のポール・W・S・アンダーソンと主演のミラ・ジョヴォヴィッチは共に原作のファンで、自ら望んで本作に携わった。
世界興行収入は168億円。日本ではPG-12指定で、地上波テレビ放送の際には、レーザートラップによる斬殺シーンなどの残酷描写に修正が加えられた。他の国でもR-15やR-18である。
ミラ・ジョヴォヴィッチの来日インタビューによると、当時13歳の弟が大のゲーム好きであり、特に『1』のファンだったことから出演を決めたという。弟の影響からミラ自身も気がつけば1日5時間プレイするほど『バイオハザード』の世界観にハマっていたといい、オファーを受けた時は「主演は私しかいない」と即決したという。また、監督のポール・W・S・アンダーソンも数人の女優に主演オファーを出す予定であったが、最初に会ったミラの熱意を感じ取り、他の女優には会わないまま彼女を抜擢した。ミラは事前のアクショントレーニングをみっちりこなし、1カットを除いてハードなアクションシーンも全てミラ本人が演じ、ラストシーンでの彼女の身体にあるアザは全て本物である。ポールは、何でも自分でやろうとするミラを抑えるのに必死だったという。また、作中の「真っ赤なワンピースとブーツ」という出で立ちは、「(アクションシーンなどで)体の動きをよく見せたい」というミラの希望から、彼女が美術スタッフと共に考案した。衣装の素材を薄くしたため、下着の線がカメラに映らないよう、下着を着けずに撮影に臨んだ。ただし、主な撮影時期が真冬であり、しかも地下の撮影で上着も着られないまま数多くのアクションを行ったことは、ミラにとっても誤算だったという。
ハイブの設計は、主に日本のコンクリート建築を参考にしている。『バイオハザード アンブレラ・クロニクルズ』には本作のレーザー攻撃システムとレッド・クイーンの設定が、『バイオハザード4』にはレーザー攻撃システムが取り入れられている。
[編集] あらすじ
21世紀初頭。全米No.1の巨大複合企業であり、アメリカでの家庭用医薬品シェア90%を誇るアンブレラ社。その裏の姿は、細菌兵器の開発などを行う“死の商人”であった。
ある日、アメリカのラクーンシティに存在するアンブレラ社の秘密地下研究所「ハイブ」で、研究中のT-ウイルスが漏れ出すバイオハザードが発生。所員はT-ウイルスに感染し、全員死亡した。この事故を知ったアンブレラ社は、ハイブの制御コンピュータ「レッドクイーン」をシャットダウンするため、特殊部隊を現地へ派遣する。
その頃、広い洋館の一室で記憶喪失の女性アリスが目覚める。何も思い出せぬまま彷徨うアリスは、突然謎の男性に抱きかかえられ、次いで突入してきた特殊部隊によって彼共々捕らえられる。部隊長らしき男性から報告を要求されるも、アリスにはその言葉の意味がわからない。部隊長らしき男性が言うには、記憶喪失の原因は屋敷の防衛システムが放出した神経ガスの副作用によるものとのこと。また、アリスと共に捕らえられた男は「警官だ」と名乗るが、警察手帳に記載されていた「マット・アディソン」という名前は、警察のデータベースには存在していなかった。
隊員たちがマットとアリスを連れて屋敷の地下へ移動すると、そこにはハイブへ繋がる地下鉄道が敷設されていた。一同は列車に乗り、バイオハザードの現場へ潜入する。
[編集] スタッフ
- 監督、脚本 - ポール・W・S・アンダーソン
- 製作 - ポール・W・S・アンダーソン、ジェレミー・ボルト、ベルント・アイヒンガー、サミュエル・ハディダ
- 製作総指揮 - ヴィクター・ハディダ、ダニエル・クレツキー、ロバート・クルツァー、岡本吉起
- 撮影 - デヴィッド・ジョンソン
- 音楽 - マリリン・マンソン、マルコ・ベルトラミ
- 視覚効果スーパーバイザー - リチャード・ユリシッチ
- 編集 - アレグサンダー・バーナー
- 原案 - カプコン『バイオハザード』
- ノヴェライズ本 - 角川ホラー文庫
[編集] 各国レイティング
詳細は「映画のレイティングシステム」を参照
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。免責事項もお読みください。 →[記述をスキップ]
[編集] キャスト
詳細はバイオハザードシリーズの登場人物を参照。日本語吹き替えは、「ビデオ・DVD / テレビ地上波放送」で記述する。
- アリス・アバーナシー
- 演 - ミラ・ジョヴォヴィッチ(日本語吹替:本田貴子 / 岡寛恵)
- 本作の主人公で、洋館で記憶を失っていた女性。27歳。洋館でマットやアンブレラ社の特殊部隊と出会い、わけのわからぬままハイブに入った後、記憶を徐々に取り戻していく。
- マット・アディソン
- 演 - エリック・メビウス(日本語吹替:宮本充 / 内田夕夜)
- アリスが目覚めた洋館にいた男性で、自称“配属されたばかりの警察官”。
- スペンサー・パークス(スペンス)
- 演 - ジェームズ・ピュアフォイ(日本語吹替:江原正士 / 山路和弘)
- アリスたちがハイブへ向かう列車の中で出会った男。38歳。アリスと同様に記憶を失っていた。
- ジェームス・P・シェイド(ワン)
- 演 - コリン・サーモン(日本語吹替:大友龍三郎 / 玄田哲章)
- アンブレラ社の特殊部隊の隊長。37歳の黒人男性。沈着冷静な性格で、隊員たちからの信頼は厚い。
- レイン・オカンポ
- 演 - ミシェル・ロドリゲス(日本語吹替:朴璐美 / 高山みなみ)
- アンブレラ社の特殊部隊の隊員。24歳。気が強く、態度や言葉遣いの雄々しい女性。
- チャド・カプラン
- 演 - マーティン・クルーズ(日本語吹替:咲野俊介 / 小森創介)
- アンブレラ社の特殊部隊の隊員。32歳。コンピュータのプロで、IT担当。臆病な性格。
- J.D.サリナス
- 演 - パスクエール・アリアルディ(日本語吹替:大川透 / ?)
- アンブレラ社の特殊部隊の隊員。28歳。レインとは友人でもある。
- レッド・クイーン
- 演(モデル) - ミカエラ・ディッカー(日本語吹替:かないみか / 大前茜)
- アンブレラ社が開発した最先端の人工知能。ハイブ内のあらゆる環境と動力を制御しており、災害や事故など不測の事態に対して完璧な防衛システムを備えている。システムの中枢が置かれている部屋はハイブの最下層に存在しており、その部屋への通路はレーザートラップなどのセキュリティシステムで厳重に守られている。プログラマーの娘をモデルにした少女のホログラムがインタフェースになっており、彼女と対話することでレッドクイーンのシステムへのアクセスが可能となる。バイオハザード発生時は、いかなる場合でも感染者を施設の外に出さないよう、プログラムされている。
- なお、小説版ではホワイト・クイーンも登場しているが、これは『III』で映画本編にも登場することとなる。
- ウィリアム・バーキン博士 / ナレーター
- 演 - ジェイソン・アイザックス ※ノンクレジット (日本語吹替:有本欽隆? / ?)
[編集] 登場クリーチャー
詳細はバイオハザードシリーズ#登場クリーチャーや個別項目を参照。
- ゾンビ
- 死亡したハイブの職員たちが、T-ウイルスによって甦ったもの。最も本能的な欲求である、「食欲」のみに突き動かされている。脊髄か脳を破壊することで、活動を停止する。
- ケルベロス
- ハイブ内で実験用に飼育されていたドーベルマンが、T-ウイルスに感染したもの。ゾンビと同様に「食欲」に支配され、俊敏な動きで人を襲う。名前の由来は、ギリシア神話に登場する地獄の番犬「Kerberos」。
- リッカー
- アンブレラ社が初期に開発した生物兵器で、本作のボスクリーチャー。人体組織に直接T-ウイルスを注入して作り出された。新鮮なDNAを摂取することで変異する。名前の由来は「舐める者」を意味する英語「licker」。
[編集] オマージュ
映画オリジナルの要素として、『鏡の国のアリス』へのオマージュが挙げられる。
- ヒロインの名前が「アリス」
- ハイブへの入口の通称が「鏡の館」[2]
- 最初は記憶を失っているが、徐々に異質な世界に適応していく
- 人工知能の名称が「レッド・クイーン」(『鏡の国のアリス』には、同名の不可思議な価値観を持つ女王が登場する)
以上で物語・作品・登場人物に関する核心部分の記述は終わりです。
[編集] 脚注
- ^ a b “Resident Evil (2002)”. Box Office Mojo. 2009年11月29日閲覧。
- ^ 作中では明言されないが、設定では「バンクス・ドラクロワ邸」という名前である。
[編集] 書籍
- バイオハザード
- 著 - 牧野修(角川ホラー文庫、2002年) ISBN 978-4043522040
[編集] 外部リンク
- バイオハザード - アミューズソフトエンタテインメント
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