バイオハザードシリーズ

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バイオハザード
ジャンル サバイバルホラー
開発元 カプコン
発売元 カプコン
主な製作者 三上真司
小林裕幸
神谷英樹
中西晃史
稲船敬二
竹内潤
川田将央
竹中司
佐藤大
鈴木幸太
平林良章
佐々木栄一郎
菅正太郎
1作目 PS バイオハザード
1996年3月22日
最新作 PS3・Xbox 360・Windows バイオハザード6
2012年10月4日
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バイオハザードBIOHAZARD、欧米ではRESIDENT EVILシリーズは、カプコンから発売されているテレビゲームの一シリーズ。主なジャンルは「サバイバルホラー」で、派生作品によっては、「サバイバルガンシューティング」「サバイバルアクション」「サバイバルシューター」などと銘打たれたものも含まれている。

概要[編集]

1996年PlayStationで発売されて以来、シリーズ化され、携帯アプリも含めて様々なハードで商品展開されている人気タイトル。移植作品を含めた、2014年3月31日時点のタイトル数は89作品にも及び、全世界でシリーズ累計6,100万本以上を売り上げている[1]。この実績は、本作と並ぶ同社の代表作である『ストリートファイター』シリーズ、『ロックマン』シリーズ、『デビルメイクライ』シリーズ、『モンスターハンター』シリーズを上回る。

本作以前にも「ホラーゲーム」と呼ばれる作品は発売されていたが、本作のヒットにより家庭用ゲーム機の一ジャンルとして確立され、広く一般へと浸透した。同社では本作のヒットを機に、基本システムを流用した他のシリーズ作品として、『ディノクライシス』『鬼武者』『デビルメイクライ』『カオス レギオン(一作のみ)』などといったゲーム群も発売している。映画のワンシーンのような俯瞰視点からキャラクターを操作する、いわゆるラジコン操作であった[2]ため、初期はユーザーからの戸惑いの声も多かったが、シリーズ作品や同システムのゲームが定着するにつれて薄れていった。数あるアクションゲームの中でも、肉体損壊及び流血描写の過激さや、登場するモンスターたちのグロテスクさは群を抜いており、ソフトのパッケージには「このゲームには暴力シーンやグロテスクな表現が含まれています」といった主旨の注意書きが印字されている[3]

商品展開として、グッズ販売を始め、ドラマCD化・小説化・漫画化などが行なわれており、登場人物や世界観をゲームと同一としたフルCG映画も製作されている。また、ゲーム上の設定を一部取り入れた実写映画が公開されており、こちらもまたシリーズ化されている。

ジャンルとしては、『1』 - 『0』までのシリーズは、ホラーであるが、『4』以降は、ホラーに加えアクション要素が強くなっている。

尚、表記については基本的に大文字表記で『BIOHAZARD』(『1』、『2』等)だが、作品によっては『biohazard』(『0』、『4』等)、『Biohazard』(『アンブレラクロニクルズ』)などと表記が異なるものもある。

開発史[編集]

企画段階のコンセプトは「PlayStation向けに作る実験作」であり、会社の指示も「30万本売れればいい」「とことんマニアックなゲームを作れ」というものだった。カプコン第4開発部(当時)の三上真司が新規にプロジェクトチームを立ち上げ、完全新作のホラーアクションゲームの制作を決定。いわゆるビッグタイトルの続編ではなかったことから、経験豊富な人材を揃えることが出来ず、三上はゲーム制作に情熱のある新人やマニアックな創造性を持っている人物をスタッフとして次々に引き込んでいくことになる。神谷英樹によると「要所は経験のある人がおさえていたんだけれども、でもかなり若いチーム」。

当初は「刀を持った主人公が街を歩く」ゲームとして制作されており、背景もキャラクターもフルポリゴンにする予定だったが、スペック的に不可能だったため、数度仕様を変更。最終的には背景は静止画のレンダリングCG、キャラクターはポリゴンという組み合わせになるが、試行錯誤を繰り返す中で徐々にプロジェクトチームのモチベーションが低下していく事になる。この時、三上からチームのモチベーションを上げてくれという依頼を受けて新たにチームに参加した竹内潤がプログラマに依頼して「銃を持った主人公がゾンビを撃つ」場面を制作。結果、チームのモチベーションが上がるどころか、ゲームの方向性が剣劇からガンアクションへと180度転換することになった。なお、竹内によると三上は早い段階から映画的表現を追求しており、ポリゴンでは映画的な表現が難しいと悩んでいたという。

映画的な表現・恐怖感を煽る試みの最大の成功例は同社発売の既作品で、洋館を舞台としたホラーRPG『スウィートホーム』のドアを開くシーンを導入したことであり、実際はローディング時間をごまかすために導入したものだったが、結果このドアシーンはバイオハザードのお約束となり、このローディングは以後の続編にも導入されている。

デザイナーの集団脱走など紆余曲折あったが、1996年3月にPlayStationで発売。ミリオンセールスを記録し、一躍社会現象となった。

なお、メーカーが「サバイバルホラー」というゲームジャンル名を初めて使用したのは『バイオハザード』であるが、これによって定義された形式のゲームの始祖は、1992年に発売されたフランス製のパソコンゲーム『アローン・イン・ザ・ダーク』とされている[4]。同作は『バイオハザード』に大きな影響を与えたと言われており[5][6]、『バイオハザード』のゼネラルプロデューサーを務めた藤原得郎は雑誌インタビューの中で、『アローン・イン・ザ・ダーク』について「結果として参考にはしました。表現方法のひとつ、という形ですね」と影響を認めている[7]。『バイオハザード』の特徴として挙げられることの多い「視点固定式のポリゴン描写システム」や「キャラクターのラジコン式操作方法」、「アイテムをパズル的に組み合わせてゲームを進行」などといったゲームシステムや映画的演出は、『アローン・イン・ザ・ダーク』で既に使われていた。同ジャンルの歴史については「サバイバルホラー#歴史」も参照のこと。

日本国外[編集]

日本国外における多くの国では、『バイオハザード』シリーズは『RESIDENT EVIL(身近に潜む恐怖,邪悪なる居住者)』というタイトルとなっている。これは既に、『BIOHAZARD』という名称が日本国外において商標登録されていた理由による。中国語版では、中国の場合は『バイオハザード』を中訳した『生化危機』、台湾では『Resident Evil』を中訳した『悪霊古堡』となっている。

海外(特に北米)では難易度の高いゲームが好まれるため、内容面においては、下記のような変更が行われている。

  • 『4』より前の作品は、自動照準(銃を構えると自動的に敵の方を向く)機能がない。例外として、豪州版には、国内版同様に実装されている。
  • 敵の体力が高くなっている。
  • 敵の攻撃力が一部高くなっている。
  • 味方・敵共に、キャラクター死亡時の残酷表現が日本版より激しい。
  • セーブ用アイテムであるインクリボンが登場する作品は、その数が減っている。

その他、各海外版について。

  • 北米では、ゲームボーイカラー版『RESIDENT EVIL』が開発されていたが、中止となった。
  • 北米のみ、携帯ゲーム機game.comで『RESIDENT EVIL 2』が発売されている。
  • 豪州版の初期設定では、主人公やその他のキャラクター、ゾンビ等の血の色が緑となっている。
  • ドイツ版では、主人公・敵ともに一切出血や欠損描写がなく、残虐効果が極力抑えられている(一部作品を除く)。

全作品リスト[編集]

ゲーム[編集]

【各ハード略字】 ※発売日は国内版のもの。

PS=PlayStation、PS2=PlayStation 2、PS3=PlayStation 3、PS4=PlayStation 4、PSP=PlayStation Portable、GA=ゲームアーカイブス、SS=セガサターン、DC=ドリームキャスト、N64=NINTENDO64、GC=ニンテンドーゲームキューブ、Wii=Wii、Wii U=Wii U、GBC=ゲームボーイカラー、DS=ニンテンドーDS、3DS=ニンテンドー3DS、X360=Xbox 360、XOne=Xbox One、PC=パソコン、doc=iアプリ、au=EZアプリ、SB=Vアプリ(または現在のS!アプリ)、iOS=iOS (アップル)(iPhone,iPod touch,iPad)、AC=アーケード

アクションアドベンチャーゲーム作品[編集]

タイトル バージョン別タイトル 発売日・配信開始日
バイオハザード 『バイオハザード』(PS) 1996年3月22日
『バイオハザード』(SS) 1997年7月25日
『バイオハザード』(PC) 1997年9月14日
『バイオハザード ディレクターズカット』(PS) 1997年9月25日
2006年11月22日(GA)
『バイオハザード ディレクターズカット デュアルショックver.』(PS) 1998年8月6日
『バイオハザード』(GC)【リメイク版】 2002年3月22日
『バイオハザード Deadly Silence』(DS)【PS版を元にした作品】 2006年1月19日
『バイオハザード オペレーション』(doc、au)【リメイク版を元にした作品】 2007年5月24日
『バイオハザード』(Wii)【リメイク版】 2008年12月25日
『バイオハザード HD リマスター』(PS3/X360)【リメイク版を元にした作品】 2014年11月27日
『バイオハザード HD リマスター』(PS4/XOne/PC)【リメイク版を元にした作品】 2015年予定
バイオハザード2 『バイオハザード2』(PS) 1998年1月29日
2007年12月26日(GA)
『バイオハザード2 デュアルショックver.』(PS) 1998年8月6日
『バイオハザード2』(PC) 1999年2月19日
『バイオハザード2 Value Plus』(DC) 1999年12月22日
『バイオハザード2』(N64) 2000年1月28日
『バイオハザード2』(GC) 2003年1月23日
バイオハザード3 LAST ESCAPE 『バイオハザード3 LAST ESCAPE』(PS) 1999年9月22日
2008年12月24日(GA)
『バイオハザード3 LAST ESCAPE』(PC) 2000年6月16日
『バイオハザード3 LAST ESCAPE』(DC) 2000年11月16日
『バイオハザード3 LAST ESCAPE』(GC) 2003年1月23日
『バイオハザード -THE STORIES-』(doc) 2004年8月2日
『バイオハザード THE MISSIONS』(au、SB) 2004年12月1日
『バイオハザード the episodes』(doc) 2007年7月2日
バイオハザード CODE:Veronica 『バイオハザード CODE:Veronica』(DC) 2000年2月3日
『バイオハザード CODE:Veronica 完全版』(DC、PS2) 2001年3月22日
『バイオハザード CODE:Veronica 完全版』(GC) 2003年8月7日
『バイオハザード リバイバルセレクション』[8](PS3/X360) 2011年9月8日
バイオハザード0 『バイオハザード0』(GC) 2002年11月21日
『バイオハザード0』(Wii) 2008年7月10日
バイオハザード4 『バイオハザード4』(GC) 2005年1月27日
『バイオハザード4』(PS2) 2005年12月1日
『バイオハザード4 Wii edition』(Wii) 2007年5月31日
『バイオハザード4』(PC) 2007年6月7日
『バイオハザード4 モバイルエディション』(au) 2008年2月1日
『バイオハザード4 モバイルエディション(完全版)』(iOS) 2010年12月
『バイオハザード リバイバルセレクション』[8](PS3/X360) 2011年9月8日
バイオハザード5 『バイオハザード5』(PS3/X360) 2009年3月5日
『バイオハザード5』(PC) 2009年9月17日
『バイオハザード5 オルタナティブエディション』(PS3) 2010年2月18日
バイオハザード リベレーションズ 『バイオハザード リベレーションズ』(3DS) 2012年1月26日
『バイオハザード リベレーションズ アンベールド エディション』(PS3/X360/Wii U/PC) 2013年5月23日
バイオハザード6 『バイオハザード6』(PS3/X360) 2012年10月4日
『バイオハザード6』(PC) 2013年3月22日
バイオハザード リベレーションズ2 『バイオハザード リベレーションズ2』(PS3/X360/PS4/XOne) 2015年予定

派生ゲーム作品[編集]

注:『ガンサバイバー3』は、異なるゲーム『ディノクライシス』シリーズを題材にしており、バイオハザードシリーズには含まれない。

区分 タイトル 発売日・配信開始日
ガンサバイバーシリーズ 『バイオハザード ガンサバイバー』(PS) 2000年1月27日
『ガンサバイバー2 バイオハザード CODE:Veronica』(AC) 2001年7月稼動
『ガンサバイバー2 バイオハザード CODE:Veronica』(PS2) 2001年11月8日
『ガンサバイバー4 バイオハザード HEROES NEVER DIE』(PS2) 2003年2月13日
アウトブレイクシリーズ 『バイオハザード アウトブレイク』(PS2) 2003年12月11日
『バイオハザード アウトブレイク FILE2』(PS2) 2004年9月9日
クロニクルズシリーズ バイオハザード アンブレラ・クロニクルズ』(Wii) 2007年11月15日
バイオハザード ダークサイド・クロニクルズ』(Wii) 2010年1月14日
『バイオハザード クロニクルズ HDセレクション』[9](PS3) 2012年6月28日
マーセナリーズシリーズ 『バイオハザード マーセナリーズ VS』(iOS) 2011年4月10日
バイオハザード ザ・マーセナリーズ 3D』(3DS) 2011年6月2日
その他、単発ゲーム
(ゲーム機、PC)
バイオハザード GAIDEN』(GBC) 2002年3月29日
バイオハザード オペレーション・ラクーンシティ』(PS3、X360、PC) 2012年4月26日
『バイオハザード ポータブル(仮称)』(PSP) 未定[10]
その他、単発ゲーム
携帯アプリ
『BIOHAZARD i SURVIVOR』(doc) 2001年6月4日
『バイオハザード ゾンビシューター』(doc) 2001年
『バイオハザード ゾンビバスター』(doc、au、SB) 2002年
『バイオハザード A.T.N ASSAULT THE NIGHTMARE』(doc、SB) 2002年
『バイオハザード confidential report』(doc) 2005年
バイオハザード ディジェネレーション』(doc、au、iOS) 2008年
『バイオハザード サバイバルドア』(doc、au、SB) 2010年
『バイオハザード アウトブレイク サバイヴ』[11](doc、au、SB、iOS、Android) 2011年6月
『みんなと バイオハザード クランマスター』(doc、au、SB、iOS、Android) 2012年10月
『みんなと バイオハザード チームサバイヴ』(doc、au、SB、iOS、Android) 2013年7月

時系列[編集]

日付 タイトル 備考
1998年7月23日 バイオハザード0
1998年7月24日 バイオハザード
1998年9月28日 バイオハザード3
1998年9月29日 バイオハザード2、バイオハザード3
1998年9月30日〜10月1日 バイオハザード3
1998年12月 バイオハザード CODE:Veronica
2002年 バイオハザード ダークサイドクロニクルズ
『オペレーション・ハヴィエ』
2003年2月 バイオハザード アンブレラクロニクルズ
『アンブレラ終焉』
2004年秋 バイオハザード4
2005年 バイオハザード ディジェネレーション
バイオハザード リベレーションズ
ディジェネレーションはCG映画作品
2006年8月 バイオハザード5 Alternative Edition
『LOST IN NIGHTMARES』
2009年3月 バイオハザード5
2011年 バイオハザードダムネーション
バイオハザード リベレーションズ 2
ダムネーションはCG映画作品
2012年 バイオハザード〜マルハワデザイア〜 漫画作品
2012年12月24日〜25日
2013年6月27日
2013年6月29日
2013年6月30日〜7月1日
バイオハザード6

世界観[編集]

『1』 - 『3』、『0』等のシリーズ初期はウィルスや、B.O.W.等の生物兵器の存在はアンブレラ社や合衆国政府等によって世間から隠蔽されているため世界観は現実に近い展開を見せていたが、『4』以降はアンブレラ社が崩壊して流出したバイオ兵器を使ったテロが頻発して国連の機関がそれに対処している設定となり、一般人も含めてバイオ兵器の存在が認知されている独自の世界観となっている。更に、シリーズ中で度々起こるバイオハザードの元凶も『0』までは、一貫してt-ウィルスが元凶となっていたが、『4』以降からは、プラーガや、t-Abyss、C-ウィルスといったt-ウィルスとは全く別のウィルスや生物が元凶となる事が増えてきており、そのバイオハザード自体も人為的に引き起こされるバイオテロと言ったような展開が主流となってきている。

  • 『5』のダウンロードコンテンツである『LOST IN NIGHTMARES』では、『リベレーションズ』と『5』の間となる、2006年のエピソードが描かれている。
  • 『ガンサバイバー』では1998年11月、『ガンサバイバー 4』では2002年9月の事件が描かれている。
  • 『アウトブレイク』シリーズ、及び『オペレーション・ラクーンシティ』では、『2』と『3』の裏側となるエピソードが描かれている。
  • 『クロニクルズ』シリーズでは、「クロニクル(年代記)」というタイトル通り、複数の年代の事件を一本のソフトで取り扱っている。
    • 『アンブレラ・クロニクルズ』では、『0』『1』『3』それぞれの事件の、裏側をも含めた各エピソードと、アンブレラ社崩壊へと至る2003年の事件が描かれている。
    • 『ダークサイド・クロニクルズ』では、『2』『CODE:Veronica』それぞれの事件の各エピソードと、『4』へ繋がる2002年の事件が描かれている。
  • 『ディジェネレーション』(後述のCG映画、レオンとクレアが登場)では、『5』に繋がる一場面が終盤に描かれている。
  • 『マルハワデザイア』(漫画作品、クリスとピアーズが登場)では、『6』へと繋がる展開やエピソードが描かれている。
  • 『GAIDEN』は、『4』以降と矛盾するため、アナザーストーリー扱い。
  • 携帯アプリの作品については、バイオハザード (携帯アプリ)も参照。

ドラマCD[編集]

タイトル 発売元 発売日
バイオハザード ドラマアルバム 〜マコバヴィレッジの惨劇〜 ソニーレコード 1997年12月31日
バイオハザード ドラマアルバム 〜運命のラクーンシティー〜 VOL.1 1998年2月21日
バイオハザード ドラマアルバム 〜運命のラクーンシティー〜 VOL.2 1998年3月21日
バイオハザード ドラマアルバム 〜運命のラクーンシティー〜 VOL.3 1998年4月22日
バイオハザード2 ドラマアルバム 〜小さな逃亡者シェリー〜 カプコン
「セルピュータ」レーベル
1999年3月20日
バイオハザード2 ドラマアルバム 〜生きていた女スパイ・エイダ〜 1999年4月21日

CG映画[編集]

タイトル 公開日 BD/DVD発売元
Biohazard 4D-Executer 2000年10月27日 未発売 / 東京国際ファンタスティック映画祭2000にて上映
バイオハザード ディジェネレーション 2008年10月18日 ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
バイオハザード ダムネーション 2012年10月27日

実写映画[編集]

いずれもアメリカ映画で、続きもののシリーズ作品。

タイトル 日本公開日 BD/DVD日本発売元
バイオハザード 2002年8月31日 アミューズソフトエンタテインメント/ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
バイオハザードII アポカリプス 2004年9月11日 ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
バイオハザードIII 2007年11月3日
バイオハザードIV アフターライフ 2010年9月10日
バイオハザードV リトリビューション 2012年9月14日

小説[編集]

書籍名 著者(翻訳者) 出版社(レーベル) 発売日 図書コード
BIO HAZARD THE BEGINNING 有賀博之 カプコン 1997年7月25日 SS版『バイオハザード』初回特典[12]
バイオハザード 北海の妖獣 朝倉究 集英社
JUMP j-BOOKS
1998年1月29日 ISBN 978-4-08-703067-9
BIOHAZARD to the Liberty 木村睡蓮 メディアワークス
電撃文庫
2002年3月25日 ISBN 978-4-8402-2093-4
BIOHAZARD ローズ・ブランク 愛沢匡 ISBN 978-4-8402-2080-4
バイオハザード 牧野修 角川書店
角川ホラー文庫
2002年7月24日 ISBN 978-4-04-352204-0
バイオハザードII アポカリプス キース・R. A.デカンディード
富永和子
2004年8月25日 ISBN 978-4-04-294301-3
バイオハザードIII 2007年10月25日 ISBN 978-4-04-294302-0
バイオハザードアンブレラ・クロニクルズ (SIDE A) 牧野修 2007年12月22日 ISBN 978-4-04-352211-8
バイオハザードアンブレラ・クロニクルズ (SIDE B) 2008年1月25日 ISBN 978-4-04-352212-5
バイオハザード1 アンブレラの陰謀 S・D・ペリー
風間賢二 1〜3)
野下祥子 4〜6)
中央公論新社
(C★NOVELS)
2004年7月25日 ISBN 978-4-1250-0862-2
バイオハザード2 悪夢の洞窟 2004年9月25日 ISBN 978-4-1250-0873-8
バイオハザード3 死者の街 2005年1月25日 ISBN 978-4-1250-0885-1
バイオハザード4 地下世界 2005年5月25日 ISBN 978-4-1250-0898-1
バイオハザード5 追跡者ネメシス 2005年9月25日 ISBN 978-4-1250-0917-9
バイオハザード6 CODE:Veronica 2006年1月25日 ISBN 978-4-1250-0927-8

漫画[編集]

バイオハザード〜マルハワデザイア〜

パチンコ・パチスロ[編集]

パチンコ[編集]

  • CRバイオハザード大一商会、2013年12月稼動)

パチスロ[編集]

登場人物[編集]

登場クリーチャー[編集]

本項では、シリーズに頻出している敵クリーチャーを紹介している。記載されていないクリーチャーについては、各作品別の記事を参照のこと。

ゾンビ (Zombie)
T-ウイルスに感染した人間のなれの果て。これに噛み付かれたり引っ掻かれたりすると、それらを受けた側もT-ウイルスに感染し、ゾンビと化してしまう。正式名称は「活性死者」という。
C-ウイルスの空気感染でも出現する。こちらはt-ウィルスと違い、筋肉組織の劣化や、知能の喪失は少なくなっているため、手に持っている武器や道具で攻撃を加えたり、走ったり、飛び掛かる等、t-ウィルスのゾンビには見られなかった動きを見せている。
ケルベロス (Cerberus) /ゾンビ犬 (Zombie Dog)
ケルベロスはアンブレラが開発したB.O.W.、ゾンビ犬は警察犬軍用犬がT-ウイルスに感染してゾンビ化したため、それぞれ別物である。シリーズ中に登場する犬種のほとんどがドーベルマン。人間と違い、俊敏性や耐久力は失われていない。
ケルベロス
軍用のドーベルマンにT-ウィルスを投与し、誕生した生物兵器。コードナンバーは「MA-39」。非常に凶暴な性質で、犬の習性が残っているために群れをなして行動することが多い。安価かつ性能的に優れていることから、アンブレラ社でも研究を続けていた。当初は自然発生したゾンビ犬と比べても大した性能差はなかったが、GC版ではダウン耐性・耐久性が大幅に上昇し、能力が更に高い小ボス級の個体が現れるなど、兵器の名に恥じない完成度を見せる。
ゾンビ犬
ケルベロスとは違い、偶発的に生まれた個体で、主な感染ルートはT-ウィルスに汚染された食料を摂取したことによる。性質自体はケルベロスとほとんど同じである。ゲーム中に登場するゾンビ犬は、その大半がラクーン市警の警察犬であり訓練を施されていたため、T-ウィルス感染後もそれ以前と同等の目標を捕捉する能力を有していた。『CV』に登場した個体は、ロックフォート島で飼育されていた軍用犬がT-ウィルスに感染したものである。
ゾンビ犬C
C-ウィルス感染によりゾンビ化した犬。ゾンビ犬との大きな違いはないがこちらは主に飼い犬や野良犬だったものがゾンビ化している。
クモ
T-ウィルスに感染し、巨大化したクモ。世界中あらゆる地域に存在するクモは、B.O.W.にふさわしい素体であるとして、アンブレラの研究素材となっていた。『3』の攻略本によれば、既に完成された形態にあるためか外見にはほとんど変化がなく、巨躯だけが常軌を逸したものとなっている。種類は生態は徘徊性であり、壁や天井を這い回っては大きな顎で噛み付くなど、積極的な捕食を行なう。毒性を備えているものも存在しており、口から強酸性の毒液を飛ばす攻撃も行う。メスは腹部に大量の子グモを宿しており、親グモが息絶えると腹部が破裂して子グモが飛び出す。子グモは数が多く素早いが、踏み潰すだけで死ぬためにそれほど脅威ではない。
シリーズ中においての呼び名は様々で、『1』では「ウェブスピナー」、『2』と『3』では「大グモ」、『0』と『OB』シリーズでは「ジャイアントスパイダー」と呼称されている。
『CV』では従来のタランチュラではなく、ゴケグモを素体とする蜘蛛型B.O.W.が登場しており、英名は「ブラックウィドー」。他の作品より遥かに巨大な個体は、「大クモ」と呼称されている(他の作品と変わらないサイズの個体も存在するが、ここでは「中クモ」と呼ばれる)。また、『DC』ではハエトリグモを素体とした「ジャンピング・マンイーター」が登場している。
ウェブスピナー (Web Spinner)
実験により意図的に生み出されたB.O.W.。名称の意味は、「糸を紡ぐ者/網の紡ぎ手」だが、ウェブスピナー自体は進化の過程で網を張る能力が退化している。攻撃力は低いが、壁面や天井を自由に移動する機動力を活かし、ウィルスを拡散させる兵器として注目・研究されていた。ウェブスピナーの胎内から出現する小クモは「ベビースパイダー」と呼ばれており、母胎の大きさに比べて数が少ない。
廃棄処分されたウェブスピナーの生き残りは、施設から逃げ出した後に突然変異を遂げ、従来の数倍に巨大化。網を張る能力が復活して生命力と運動性能も向上し、毒の影響により身体がどす黒く変色したことで、研究員から「ブラックタイガー (Black Tiger) 」と呼ばれるようになった個体も存在する。
大クモ/ジャイアントスパイダー
大クモ(ジャイアントスパイダー)と呼ばれるものには「元々B.O.W.用及び研究用に開発されていたもの」「生物災害でT-ウィルスに2次感染したもの」の2種類が存在する。B.O.W.や研究用として開発された個体は、非常に高い戦闘能力を有している。南極基地で見られた個体は、猛毒を持つ黒クモとなっている。これはアンブレラ支社へ搬送される予定だった中クモの1体が、搬送用カプセルから逃げて南極の厳しい環境に適応した進化形であり、体毛が無い。2次感染で大クモとなった個体は、自然界の蜘蛛がウィルスに感染したもので、凶暴化した他の生物に劣らないよう本来持つ環境適応能力により急速に進化・大型化し、毒性を強めただけである。
クロウ (Crow)
T-ウイルスに感染した死体を食べたことにより2次感染したカラス。元々雑食であるカラスは、人間の死体以外にも昆虫や動植物なども食していたため、クロウは生物災害発生時の初期段階から出現していた。クロウには、鳴くことにより敵を威嚇する、群れを作り行動するなどのカラスが本来持つ習性が残っており、外見にも感染前との顕著な違いはない。しかし、それ以外はカラスとは異なっており、銃声などの大きな音にも怯まず(カラスは音には敏感である)、人間にも容赦なく襲いかかるほどに凶暴性が増している。この変貌ぶりは、後のアンブレラの研究に大きな影響を与えることになる。
基本的には、縄張りに侵入しない限り襲いかかることはない。森林や市街地など様々な地域に生息している上、飛行能力を有しているため、T-ウィルスの拡散を後押しした要因の1つとなっている。
ハンター (Hunter)
人間にT-ウイルスを投与して遺伝子を変化させ、そこに他の生物の遺伝子(主に爬虫類)を組み合わせて生み出されたB.O.W.。最も成功したB.O.W.であり数種類の亜種も存在するが、共通項としては強靱な肉体のほか、簡単な命令(「出会った人間は全て殺害しろ」など)を理解して仲間内での連携が可能な知能を持つこと、非常に攻撃的であることが挙げられる。その行動概念はまさしくハンター(狩人)の名に相応しい上、巨大な爪を使った即死効果を有する「首狩り」を必殺技に持つ(一部を除く)ことからも、多くのプレイヤーの脅威となった。
リッカー (Licker)
ゾンビ化した人間が更にT-ウイルスに汚染されて突然変異を起こした結果、誕生したクリーチャー。通常のゾンビは激しい新陳代謝をまかなうだけの食糧を摂取できず、エネルギーが枯渇して完全な死を迎えるが、一部のゾンビはエネルギーを摂取し続けながら、T-ウイルスによる肉体の再構成を可能とする。変異の過程で脳は肥大して外部へ剥き出しとなり、剥離した皮膚からは新たに形成された筋肉組織が露出している。視覚能力は失ったものの、それを補うように聴覚が異常に発達している。ゾンビでは考えられないほどの運動能力を有し、跳躍力も異常に発達している。骨格の変形に伴い4足歩行へと変化したが、これにより天井を逆さまに移動する能力を獲得した。こういった突然変異の結果、獲物を見つけると長い舌を槍のように硬く伸ばして相手の急所を貫き、仕留めるといった生態を持つに至った。なお、初出の『2』では脳が露出していたが、『OB』シリーズではスキンヘッドになっている。
「リッカー」は、「舐める者」という意味。作中では、「このモンスターと初めて交戦したラクーン市警署員によってつけられたニックネーム」と設定されている[13]
『バイオハザード2』
『1』におけるハンターのような存在として登場。『2』で最高の攻撃力を誇るクリーチャーG第4形態の「かみくだき」に次ぐ威力を持つ、「飛びツメ攻撃」を繰り出す。ハンターとは違いゲーム序盤から登場するため、初心者にとっては強敵。体色が黒緑に変化し、爪が大型化した「リッカー改」という亜種も存在するが、こちらはゾンビ改からの変異体となっている。
『ガンサバイバー2 バイオハザード CODE:Veronica』
カメレオンのように体色を変化させる個体が登場する。
『バイオハザード アウトブレイク』シリーズ
ゾンビからリッカーへ進化したばかりで身体にまだ衣服が残っている個体や、更なる進化形として「サスペンデッド(吊るす者)」と呼称される個体が登場する。
『バイオハザード5』
トライセル社が従来のリッカーを始祖ウイルスで進化させた個体「リッカーβ」が登場する。聴力や嗅覚が発達した上、従来の個体には見られなかった繁殖力や即死技も持っており、群れを成して獲物へ襲い掛かる。
実写版
ゲーム版とは設定が異なり、アンブレラ社によってT-ウイルスを体組織へ直接注入された人間が変貌したB.O.W.として登場する。
『バイオハザード』
実質的なボスクリーチャー。カプセルでの封印が解かれて登場した当初の個体は体躯も小さく人体に近い姿であるが、新鮮なDNAを摂取することで急速な成長・変異を遂げ、ゲーム版と同様の姿へ変貌する。アリス・アバーナシーと死闘を繰り広げた末、ハイブからの脱出列車とレールの摩擦熱によって焼き殺された。
『バイオハザードII アポカリプス』
ジル・バレンタインが同僚や避難民を連れて逃げ込んだ教会で、数体が一度に登場する。どの個体も既にゲーム版と同様の姿となっており、ジル達の攻撃をものともせず窮地へ追い込むが、駆け付けたアリスの攻撃によって一掃された。
『バイオハザードV リトリビューション』
『5』のマジニの設定を追加された個体が登場する。従来の能力に加え、マジニの特徴である食虫植物状に割れた口を持っており、体躯も巨大化している。
アニメ版
基本的な設定はゲーム版に準拠。
『バイオハザード ダムネーション』
従来の個体より巨大化した個体が登場する。後述のプラーガによって制御され、政府軍やタイラントを攻撃する。
タイラントシリーズ (Tyrant)
ゾンビと同じく、アンブレラによる狂気の研究を象徴するクリーチャー。人間の成人男性をベースにウィルスを投与し、様々な肉体強化を施して製造された究極のB.O.W.。圧倒的な戦闘能力と生命力に加え、任務を遂行する兵士としての行動が可能な知能をも有する。シリーズのほとんどにタイラント(またはそれに準ずる亜種)が登場するが、本編内での登場回数は作品によってかなりのばらつきがある。タイラントシリーズの心臓は右胸にある場合が多い。
どの個体にも共通して言えることは、生命の危機に瀕すると暴走することや、それによって身体そのものをも変化させうるということである。そういった強靭な生命力を持つため、大抵の個体は特殊な手段を用いない限り、止めを刺せない。
プラーガ(Plaga)
邪教団「ロス・イルミナドス」が研究して生み出した寄生虫。後にトライセル社が改良を施し、実用性や繁殖性が向上された。
『4』では邪教団の民全員がこれに寄生され、「ガナード」になった。『5』ではアフリカの市民を「マジニ」へ変貌させた。ガナードは寄生してから操るまでに1日以上時間を要するが、マジニは短時間で操ることが可能。また、一部のプラーガはG-ウイルスのように一度倒すと変化を起こすタイプも存在する。あくまでも「寄生生物」であり、「ウイルス」ではない。寄生されると自我を失うが、自我がそのまま残る「支配種プラーガ」も存在する。
『6』ではプラーガと似た特性の「C-ウィルス」によって誕生したクリーチャーが登場する。
ガナード/マジニ(Gnado/Majini)
寄生体「プラーガ」に寄生された人間のなれの果て。ゾンビの一種でありながらゾンビとは違い言葉を話せ、武器を扱える。ただし、習性は寄生生物のそれで、衛生面の劣悪な環境を意に介さず、余所者には非常に攻撃的である。

シリーズ頻出の武器・アイテム[編集]

本項では、2作品以上登場しているものについて紹介している。特に記述の無いものは、全作品に登場。

主要武器[編集]

ナイフ(Knife)
キャラクターが初期(一部を除く)から持っている武器。サバイバルナイフ、コンバットナイフ、ナイフ、といったように呼称や形状はシリーズを通して様々で、威力もシリーズ毎に違う事が多い。ナイフとは別に包丁といった物が登場する事も。また、同作品中でもキャラクターによって太刀筋が違っている。共通して接近戦を強いられる為、銃器と比較してダメージを受けやすい。その為、後述するナイフクリアなどのやりこみが行われたり、弾薬が尽きた際の攻撃手段としてのイメージが強い。しかし、作品によっては相手と状況を考えて使用すれば非常に強力な攻撃を行う事が可能。特に『CV』に於いては、一振りで複数回の攻撃判定が発生し、ダウン中の相手を切り刻む事で大ダメージが見込める。また、『4』以降では標準装備化による銃器との併用・弱点を狙う事ができるなどの要素から、使い勝手が格段に向上しているが『5』からは体術の有効性から存在感は薄くなってしまった。
ハンドガン(Hand Gun)
ナイフと同様に、キャラクターが初期から持っている銃器。主に 9mmx19mmパラベラム弾を使用する。攻撃力は弱めに設定されるが弾薬は序盤から終盤に渡って入手が可能で、シリーズ中でも数多くの強化パーツが登場する等、自身の立ち回り次第では終盤のクリーチャー(一部除く)とも十二分に渡り合う事ができる。特に『4』『5』では強化が容易で、性能もそれなりにあることから終盤でも十分主力として使っていける。
ショットガン(Shot Gun)
実包内に込められた小径の鉛弾丸複数を一度に発射する、大口径銃の総称。ゲーム中での使用弾薬は一部の例外を除いて12番弾。放射線状に攻撃判定がある為、複数のクリーチャーに囲まれた状況でも活路を開く事ができる。単体相手でも接近状態ではノックバック付の強力なダメージを見込め、ゾンビ・ガナード・マジニの頭を狙えば頭部を吹き飛ばして一撃死させられる。ポンプアクション式とセミオート式の2種類がある。欠点は連射の遅さと距離による威力の減退が大きいこと。
マグナム(Magnum)
火薬の量を数倍に増量し、破壊力を強化した強装大型弾薬を使用する銃器の通称。シリーズではハンドガンタイプのみが登場し、.357、.44、.50など口径にもいくつかのバリエーションがある他セミオートとリボルバーの2種類がある。発射後の隙も大きく、装弾数、入手できる弾薬ともに少ないが、その分の威力は絶大な為、強敵相手に有効な攻撃手段となる。一部の例外を除いて飛び抜けて高い威力を誇っている。
グレネードランチャー(Grenade Launcher)
登場作品:『4』『RV』以外の全作品
ハンドグレネード(手榴弾)、榴弾等を遠距離へ投擲・発射させる携行銃器。銃口部へ装着し空砲の空気圧で発射させる物、専用の弾薬(主に40mm榴弾)を撃鉄によって施条された銃砲身から撃ち出す物が存在する。後者は一発ごとに装填するタイプと、回転式弾倉で弾薬を携行、連続発射可能とするタイプが存在し、ゲームでもシリーズにより両タイプ共登場する。主に女性キャラが使用する機会が多い。ゲーム中の弾薬の種類には、グレネード弾(シリーズによっては榴弾もしくは炸裂弾)・硫酸弾・火炎弾(シリーズによっては焼夷弾)・冷凍弾・ガス弾(対B.O.W.ガス弾)があり、実在するものはグレネード弾と火炎弾で、ガス噴出式の物は煙幕弾が暴動鎮圧用等の用途に使用されるが、その他の対B.O.W.ガス弾等はゲーム独自の設定。弾薬毎に有効な敵が異なるため、敵に合わせて使用する弾薬を交換することが求められる。『3』ではガンパウダーで量産することができるが、炸裂弾以外の弾薬の入手量は極めて少なめに設定されており、マップ上で入手する事は出来ない。
マインスロアー
登場作品:『3』、『4』
アンブレラ社の兵器開発部門が開発した特殊な武器。弾を発射すると敵や障害物に突き刺さり、その数秒後に爆発する。爆発の際、近くにいると巻き込まれて自分もダメージを受ける。『3』に登場する物は、アンブレラ社がU.B.C.S.に支給したもの。その為に入手できる弾薬は、極めて少ない。『4』に登場する物はアンブレラ崩壊後に作られた模造品だが、性能は殆ど変わらない。なお、敵や動物に着弾した際にはダメージは発生しない。爆発の威力は手榴弾と同等で、爆発による足止めも可能。弾薬を無限にするアイテムと組み合わせる(『4』では限定仕様にする)と誘導弾になる(『3』は貫通能力も付く)。
ボウガン(Bow Gun)
登場作品:『2』、『CV』、『4』(GC版以外)、『DC』『6』
弓を銃器の要領で発射可能な武器。主に女性キャラが使用する機会が多い。『CV』と『4』では、マグナムに勝るとも劣らない威力の「火薬付きボウガン」を使用できる。
ロングボウ(Longbow)
登場作品:『4』、『5』、『THE MERCENARIES 3D』
『4』ではミニゲーム「MERCENARIES」にて、クラウザーのみが使用可能。『5』では隠し武器且つ弾数無限の武器として登場し、シェバのみが装備可能。いずれも弾道が放物線を描きさらに『5』ではレーザーサイトが装備されていないため扱いが難しい(wiiリモコンやPS moveを使用するとその欠点がなくなる)が、威力は高く雑魚モンスターなら一撃で倒せる。
ロケットランチャー(Rocket Launcher)
ほとんどのクリーチャーを一撃で葬り去るほどの威力を持つが、構えるまでの時間や着弾までのラグが大きく取り回しには優れない。主にラスボスに止めを刺す手段としての登場が多い。『1』に登場したようなランチャータイプと、『2』に登場したようなバズーカタイプの2種類がある。なお、全作品にクリア後の特典として幾ら撃っても弾が減らない「無限ロケットランチャー」が登場する。基本的に水平方向にしか構えられないため、背の低い敵や空を飛ぶ敵などには直接命中させるのが困難あるいは不可能な場合がある。
『1』のリメイク版や『0』では、はじめから無限化されたライフルタイプが登場し、『4』や『5』では性能や入手要件などの仕様が大幅に異なり、特に『4』では特殊弾頭を使用する新しいタイプも登場している。『6』には無限ロケットランチャーは登場しない。詳細はバイオハザード4の項を参照の事。モデルはRPG-7。
火炎放射器
登場作品:『1』、『2』、『5』
化学燃料を発火させて炎を噴出させる武器。射程が短く、補給も出来ず使い切りの場合が多い。『1』ではクリス編でのみ使用可能で、ストーリーの進行上必ず使う。ジル編ではバリーがイベントシーンで使うのみ。『2』ではレオン編でのみ使用可能。触手を燃やす事も可能。『5』ではウロボロス・ムコノとの戦闘でのみ使用が可能。一定時間使うと充填装置に戻して補給する必要がある。
ガトリング(Gatling)
登場作品:『2』、『3』、『4』、『5』、『RV』
一部の作品にて隠し武器且つ弾数無限の武器として登場する(『4』では、敵キャラのみ)。後述のサブマシンガンと多少似ており、威力では上回るが発射までの隙が大きく、取り回しの良さでは劣る。『5』ではクリスのみが装備することができ、命中精度は最も低い。また、所持しているだけで弾薬箱を背負う状態となり、移動は遅くなるが背後からの射撃を弾くようになる。『RV』ではCAMPAIGN MODEのみ登場。持ち運び等はできず、ヘリに積まれている固定銃座のみである。
サブマシンガン(Sub Machine Gun)
登場作品:『2』、『CV』、『0』、『4』、『5』、『RV』、『OB』シリーズ、『CHRONICLES』シリーズ、『THE MERCENARIES 3D』『6』
世界各国の軍事組織、特殊部隊や武装集団が使用する、拳銃弾を連続発射可能な携行銃器。ハンドガン用の拳銃弾を共用できる物、専用拳銃弾を使用する物がある。拳銃の要領で対象へ連続して弾丸を撃ち込む事が可能だが、威力はハンドガンの1/2程度。シリーズで登場した物には、『0』『OBシリーズ』『5』でH&K MP5系、『2』と『CV』でMAC-M11、『4』ではステアーTMPがある。隠し武器として、弾数が無限になっているサブマシンガンを入手できる作品もある。ガトリングガンに比べ、攻撃力では劣るが発射までのタイムラグが少なく、足下や上方向でも狙え、弾幕を張れるなどの取り回しの良さに優れる。『6』では、「マシンピストル」と、呼ばれる。
アサルトライフル(Assult Rifle)
登場作品:『3』、『CV』、『5』、『RV』、『OB』シリーズ、『THE MERCENARIES 3D』『6』
世界各国の正規軍からテロリスト等の武装集団といった、現代のあらゆる軍事組織、武装組織が使用する、強力な貫通力、連射力を誇る主力歩兵小火器。『3』と『OBシリーズ』では5.56mmx45mmNATOライフル弾を使用するM4A1、『CV』では7.62×39mm弾を使用するAK-47が登場。そして『5』では5.56mmx45mm使用のSIG SG556が登場した。サブマシンガンと酷似する部分も多いが、その歴史や使用目的は大きく異なる。ゲーム中では3点バーストモードへの切り替え(『3』でのみ)・連射速度・一発辺りの威力などがサブマシンガンとの相違点である。現実とは異なり弾丸が貫通することは無く、一発辺りの威力もハンドガンより低い。
スナイパーライフル
登場作品:『CV』、『4』、『5』、『RV』、『OB2』、『THE MERCENARIES 3D』、『6』
銃器に光学照準器を搭載することにより、遠距離の対象の射撃を可能とした物。一般的にはボルトアクション等の小銃が狙撃銃の定型として有名であり、その精度の良さ、取り扱いの面から軍や警察の各種特殊部隊から、一般の狩猟用としても広汎に用いられている。しかし、アサルトライフルを原型とした狙撃銃もあり、銃器メーカーでは通常ラインで生産されたアサルトライフルの内、精度の特に高い物を選別し、狙撃銃に改良して販売している場合もある。ゲーム内では、威力もハンドガンやショットガン等と比較して高い傾向にあり、貫通力も高い。シリーズでは『CV』に初登場、特定のボス戦でのみ使用できた。『OB2』では、シナリオ「咆哮」においてハンティングライフルが登場するほか、シナリオ「突破」でNPCがPSG-1を使用していた。『4』ではシステム上狙いを付ける事は他の武器でも可能だが、ライフルの場合は弱点を狙撃した際に特にダメージが高くなる敵が存在する他、ガナードの頭部を狙撃すると一部の例外を除いて一撃で倒せる。
種類は、ボルトアクションタイプとセミオートタイプの2つ。ボルトアクションタイプは一発撃つごとに再装填が必要な上に、その際スコープから目を離してしまうが、セミオートでは弾倉を換えるまでは覗いたまま撃てる。

投擲武器[編集]

手榴弾
登場作品:『4』、『5』、『RV』、『CHRONICLES』シリーズ、『THE MERCENARIES 3D』『6』
敵に向かって使用する手投げ爆弾。三種類があり、緑色の通常の手榴弾は複数の敵を巻き込めるが、投げてから爆発するまでにタイムラグが生じる。
赤色の焼夷弾は手榴弾と違い、着弾後直ぐに炎が一定時間上がり、敵を燃やす事が可能。作品によっては、非常に有効な武器にもなり得る。
青色の閃光弾はダメージこそは与えられないが強い光を発生させて敵の目を一時的に眩ませる事が可能で、複数の敵に囲まれた際に役立つ。更には、一部の敵を一撃で倒す事も出来る。
登場作品:『4』、『5』
鶏が産んだり、蛇を倒した際に入手できる回復アイテムで、数種類が存在。装備する事で武器としても使用できるが、基本的に威力は非常に低い。

アイテム[編集]

グリーンハーブ(Green Herb)
シリーズを通して登場するキャラクターの体力を回復する為のアイテム。最もポピュラーなハーブであり、登場数も多い。組み合わせる事により回復量を増やす事もできる。ハーブ全般に関する特徴として、t-ウィルスの進行をわずかに抑制する作用がある。『5』ではシリーズで初めて使用場面が描かれ、救急スプレー同様患部に噴射して使用する。『6』ではタブレット状にして服用する。
レッドハーブ(Red Herb)
他ハーブの効能を大幅に向上させることができるが、単独での使用は基本的に不可能な補助アイテム。そのため、作品を通して登場する数はあまり多くない。基本的な使用法はグリーンハーブとの組み合わせによる全回復アイテムの精製であろう。また回復量が上限に達した回復系ハーブとの組み合わせは不可。『OBシリーズ』でのみ、ウィルスゲージ進行の妨害のため単独使用が可能。また、特定のキャラクターのみ、調合して「止血剤」に出来る。ラクーンシティではこれを使った料理などのレシピも存在し、住民にとってはかなり身近な物のようである。
ブルーハーブ(Blue Herb)
解毒作用のある回復アイテム(ただし一部のものを除く)。ブルーハーブ未調合のハーブであれば調合可能。なお、作品によっては鉢植えのもの(プランター)が登場し、持ち運びは不可能だがいくら使っても無くならない。
イエローハーブ(Yellow Herb)
『4』でブルーハーブが廃止された代わりに登場したライフの限界値を増やすアイテム。グリーンハーブ、グリーンハーブ+レッドハーブと組み合わせる事で使用可能となり単独もしくはレッドハーブのみと組み合わせた状態では使用できない。現在の所『4』のみの登場となっている。
調合ハーブ(Mixed Herb)
上記のハーブのいずれかを二つ以上調合することで製作することができる。シリーズ通して調合できる最大数は基本的に3つまでとなっており、より多く調合を繰り返したほうが高い効果を期待できる。なお、調合前は草のような概観だが、調合後のグラフィックは粉薬のようなイメージに切り替わる。
グリーンハーブ+グリーンハーブ(+グリーンハーブ)…高い回復効果を得られる。三つ調合すると最大値まで回復するアイテムになる。
グリーンハーブ+レッドハーブ…体力を最大値まで回復できる。グリーンハーブ三個の調合よりも無駄が少ない。
グリーンハーブ+ブルーハーブ…グリーンハーブ1個分の回復力に解毒作用がある。アイテム欄の節約に使われる調合。
グリーンハーブ+レッドハーブ+ブルーハーブ…体力最大回復と解毒作用があるゲーム中最高能力のハーブ。
グリーンハーブ+イエローハーブ…グリーンハーブ1個分の回復力と最大体力の上昇をする。現在では4のみ登場。
グリーンハーブ+レッドハーブ+イエローハーブ…最大の回復能力と体力値の上昇。現在では4のみ登場。
救急用(緊急用)スプレー(First-aid spray)
キャラクターの体力全回復が可能な回復アイテム。グリーンハーブ×3、グリーンハーブ+レッドハーブと同等の効果がある。作品によっては救急スプレーを同時に3つ所持できる「救急ボックス」がある。解毒作用は無い。『OB』では装備して武器のように使用することで、クリーチャーを怯ませたり、仲間を回復するなどの新たな使い方がある。
インクリボン(Ink ribbon)
タイプライターでゲーム内容のセーブをするために必要なアイテム。作品や難易度によって使用回数は異なる(無限のものや1回きりものもある)。『4』ではインクリボンは存在せず、タイプライターで無限にセーブできる。
ライター(Liter)
仕掛けに着火したり、ゾンビの焼却に使用。シリーズによっては主に男性キャラが最初から持っている場合がある。

ファイル[編集]

ゲーム中で入手できる書物。基本的には日記、または何らかの書類の形式となっている。謎解きのヒント、敵について、ストーリーの背景、などといった事項が書かれている。

『1』で入手できる「飼育係の日誌」は、T-ウィルスに感染した人間の経過が巧みに表現されたもの。このファイルの最後の「かゆい、うま」という文章は、『ブレス オブ ファイア』シリーズなど、同じカプコン開発のゲームにおいても小ネタとして用いられ、他社であるスクウェア・エニックスのDSソフト『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル リング・オブ・フェイト』でもこのネタが使われているシーンがある。『3』では特定の順番でファイルを入手したとき、もしくは全てのファイルを入手した後、順番通りにファイルを見ていくと最後のファイルが「ジルの日記」に変わる。

ゲーム用語[編集]

組織等[編集]

ラクーンシティ
シリーズ初期において物語の中心となる、アメリカ中西部の工業都市。
S.T.A.R.S.
"Special Tactics And Rescue Service"の略。ラクーン市警察が保有する特殊部隊。各分野のエキスパートから構成されている。
R.P.D.
Raccoon Police Department”の略。ラクーン市警。ラクーンシティの警察機関で、街の規模に合わせ、十分な数の警官を確保、常備勤務させている。バイオハザード大発生時においては、宿直の警官から非番の警官まで総動員し、対応に追われていたが、署内に残っていた警官の殆どは、署長ブライアン・アイアンズの策略で脱出が出来ず、無意味な死を遂げることとなる。
同市警察の特殊部隊『S.T.A.R.S.』は、『0』『1』のアークレイ山中事件にてメンバーの大半が殉職、機能停止となってしまっていた。その代わりとして、急遽R.P.D.選抜警官隊が創設された。同部隊は、S.T.A.R.S.に代わり、ラクーン市警のSWATとして機能する筈であった。そのため、S.T.A.R.S.程ではないが、隊員たちは厳しい選考課程を突破した、優秀なラクーン市警の選抜警官である。主な武装はベネリM3H&K MP5A5
災害が発生した当初は、署内で同部隊が大いに活躍すると期待されていたが、ゾンビの数は市警の予測を大いに上回っており、出動後に間もなく壊滅する様子が『3』のオープニングにて描かれている。
アンブレラ
国際規模で事業展開している巨大製薬企業。秘密裏に生体兵器の研究開発・販売を行なっていた。
B.O.W.
Bio Organic Weapon”の略。アンブレラ社がT-ウィルスを使って作り出した生体兵器。ハンターやタイラントがこれにあたる。ゾンビやカラスなどは、アンブレラが意図的に開発したものではないので、B.O.W.には含まれない。
U.B.C.S.
"Umbrella Bio Hazard Countermeasure Service"の略。主に傭兵で構成される、アンブレラ社の非正規部隊。
U.S.S.
"Umbrella Security Service"の略。アンブレラ社が保有する私的保安警察。
H.C.F.
Hive or Host Capture Force[14]の略。アンブレラと敵対関係にある組織。規模は不明だがアンブレラと同程度の技術を有し、B.O.W.の運用も行っている。この部隊にはエイダや、『CODE:Veronica』当時のウェスカーなどが所属する。

ウィルス[編集]

始祖ウィルス[編集]

アンブレラ創始者のオズウェル・E・スペンサーが貴族仲間のエドワード・アシュフォード、学友であり、自身と同じ科学者であるジェームス・マーカスらとアフリカの古代遺跡の深奥部に咲く「始祖花」から発見された架空のウィルス。
ウィルスと適合する遺伝子を持つ生物は、遺伝子構造を劇的に変化させ、優れた身体構造に作り替えるが、非常に毒性が強く、適合しない生物はたちまち死亡する。
名称としての登場は『0』からであり、後に開発されるtーウィルスや、Gーウィルスなどの様々なウィルスの原型となる。
このウィルスの発見が洋館事件や、ラクーンシティ事件等の数々のバイオハザードや、バイオテロを引き起こすきっかけとなり、それらと主人公達の戦いのきっかけともなった。
発見のきっかけは、海運貿易会社「トラヴィス商会(『5』に登場するトライセル社の前身)」のヘンリー・トラヴィスが残した見聞録「博物総覧」を読んだスペンサーが、アフリカの地下古代遺跡に咲く「始祖花」についての記述に目を留め、マーカスにそれを話した事であった。
『5』で確認出来る文書によると、「始祖花」は現地では、『太陽の階段』と呼ばれており、食せば絶大な能力が獲得出来ると言われており、マーカスはこれを花に遺伝子の変化を引き起こす何等かの物質が含まれると仮説を立て、実際に現地に向かうが、現地に住む先住民族ンディパヤ族の妨害に合ってしまうが、どうにか掻い潜って始祖花を発見した。その後、花を詳しく調べた所、未知の新種のウィルス(始祖ウィルス)が発見された。
当初、培養のため、始祖花を持ち帰り栽培を開始したが、花自体は適応力の高さもあって成長は早かったものの、現地の土地以外では始祖ウィルスが発生しない事が分かり、マーカスはスペンサーらと、『アンブレラ』を創立した後、弟子のブランドン・ベイリーを現地に向かわせて始祖花からウィルスを抽出させて、自分たちに送り届けさせる形でウィルス研究が開始された。
その後、アフリカにアンブレラ研究所の完成と始祖ウィルスの培養方法の確立に伴い、ウィルスの培養元はこの研究所に限定し、人事異動も最小限に抑えられ、アフリカ研究所から異動した研究員は監視が付けられる等、徹底した厳重な管理が成される事となった。そしてラクーンシティ事件の後は、アフリカ研究所を閉鎖する事で始祖ウィルスの在処は一部の限られた人間しか知り得ない存在となった。
劇中では、「Genesis Virus(創世記ウィルス)」と呼ばれている。

t-ウィルス (t-Virus)[編集]

『1』から登場する架空のウィルス。
アンブレラ創設者の1人、ジェームス・マーカスによって始祖ウィルスをヒルに投与して変異したウィルスを改良して人為的に開発された。
正式名称は『Tyrant Virus』。「Tyrant」は「暴君」を意味する。

G-ウィルス (G-Virus)[編集]

『2』『DC』『DG』に登場する架空のウィルス。『5』では直接は登場しないが、文書ファイルという形で登場し、『6』でも、文書ファイルで登場するが、『6』におけるバイオハザードの元凶となる新型ウィルスの開発に用いられる型でも登場する。
t-Veronicaと並び、『始祖ウィルス』ベースの改良型ウィルスの中でも、上位に位置しており、t-ウィルス以上の脅威を有する。
また、t-ウィルスよりも上位に位置しているため、t-ウィルスの効果を一切無効化し、影響を全く受けない。
ウィリアム・バーキン博士が始祖ウィルスを改良した試作段階ウィルスの被験者(リサ・トレヴァー)の体内から発見し採取した未知のウィルスをベースにして研究や実験、改良を繰り返した結果、誕生した。色は紫。リメイク版の『1』で確認出来る観察記録書によると、始祖ウィルスの投与からG-ウィルス発見に至るまでには実に21年もの歳月が掛かっていたようであり、その間に熟成された所に、フランス研究所から取り寄せた寄生生物『ネメシス』のプロトタイプを取り込んだ事で突然変異を起こした結果、G-ウィルスの誕生に至ったと記されている。
「G」の由来は、キリスト教七つの大罪を七番目のアルファベット(G)に置き換えたもの、もしくは「God」(神)の頭文字をとったものとされる。
このウィルスは、他の始祖系ウィルスに比べて未知なる構想の上に成り立ち、兵器の概念からも逸脱した存在である。本来、一度生体内の遺伝子に変異を起こした生物は進化の袋小路に入ってしまい、それ以降ウィルスによる突然変異を起こすことは殆ど無いが、G-ウィルスが他の始祖系ウィルスと一線を画している理由はここにある。始祖系ウィルスに感染した生物(特にt-ウィルス系統の生物等)は変異を起こすが、それはウィルスの遺伝子により構造変化させた物であり、宿主生体内の遺伝子が突然変異を起こすのは希である。ウィルスの活性化によって生体内の遺伝子が再構築される場合もあるが、それには外的要因が必要であり、変異もある程度の予想の範疇にある。
このウィルスに感染した生命体(通称「G生体」もしくは「G-生物」)は、外的要因を必要とせず自発的な突然変異を続けるため、死ぬまで予測不能な進化を繰り返すようになる。多大なダメージによる生命危機からの超回復の過程でも進化が起こる。それが短期間であった場合は、劇的な進化が断続的に起こる場合もある。繁殖能力も備える事によって、“胚”の植え付けによる繁殖本能にしたがって行動するようになり、知能も自我も殆ど失ってしまう(作品によっては一部残っている描写もあり、この状態になった場合、「死んだ」と判断される事もある)。
死者をも蘇らせる効力を持つとされるが、『2』の劇中にて変異したウィリアムはまだ瀕死状態であり、完全に息絶えていたわけではなかったため、死者の蘇生の点については未知数である。
生物としては完全とは言い難いため、胚を植え付ける相手は、自分と遺伝情報が似通った者でなければ、不完全なG-生物が生まれるだけで、まともな繁殖すら儘ならない。そのため、感染者の血縁関係の濃い人間を標的に追い掛け回す傾向がある。胚を植え付けられた相手の遺伝子情報が植え付けた側と似通っていた場合、植え付けられた胚は宿主の体と融合し、完全なG-生物化する事になる。G-生物となった人間はウィリアムを例に取ると、最初は人間の姿を保っているが、右肩に巨大な目玉が生成され、腕が肥大化する。進行すると頭部が別のものに置き換わり、脇腹の部分から新しい腕が生えるなど、人間の姿は殆ど失われる。そして、最終的には触手を持つ巨大な肉塊の生物になってしまった。胚を植え付けられた者の対処法は、対G用ワクチン「DEVIL」を投与する以外に手立てはないが、それも胚が初期段階にある時のみに限られ、G-生物としての進化が始まった時点で投与してもウィルスの侵食は最早止められない。投与しない場合、胚がその人の体に合わなければ、拒絶反応を起こして宿主の体を内部から破壊してしまう(宿主は死亡する)。この場合は不安定なG-生物が複製される。
「biohazard archives」によると「DEVIL」とは、G-ウィルス抗原体の事で、Gの持つ特性の裏を付いたものである。 G-ウィルスに感染した生物は激しい拒絶反応を受けない限りは、長い時間を掛け、宿主と融合をしていく。これが完了すると、 従来の細胞とG-ウィルスによって生み出された細胞とそっくり入れ換えられ、完全なGー生物に進化 する。逆を言えば、融合過程において抗体を受け付けられる余裕がある事を示しており、加えて早期の段階であれば、対G用抗原体が感染者の体内で有効作用する事を示している。 ただ、G-ウィルス全てを駆逐出来る訳ではなく、体内にはG抗体が形成され、一部のウィルスは形を変えて残る。G-ウィルス感染者の中でこの状態となっているのは、現在の所、シェリー・バーキンのみである。また、この状態になった感染者はウィルスの影響により、重篤な傷を負っても瞬時に再生したり、肉体の老化が大幅に遅れたり、止まったりする等の特徴がある。
このワクチンの生成方法は、特殊なものであり、 大前提として活性処理機「VAM」と呼ばれる装置を用いる必要がある。 この装置にワクチンベースを収納したカートリッジをセット、処理機を稼働させ、ワクチンベースが自動的にカートリッジにセットされた後に取り外す。 これをPー4レベル実験室の生成機にセット。 生成プログラムを起動さ せる事で、自動生成が始まり、10秒程度で処理が完了し、ワクチンが完成する。 このワクチンは非常にデリケートで、微かな振動、衝撃、温度変化により、変質してしまうため、取扱いには、十分注意が必要となる。
アルバートは、始祖ウィルスにt-ウィルス、G-ウィルス、t-Veronicaを融合させて強化しようとしたが、始祖ウィルス側の毒性が強すぎたため、頓挫してしまっており、ウロボロス・ウィルスの完成まではジルの持つ強力なt-ウィルス抗体の発見まで待たねばならなかった。
先述した通り、G-ウィルスに感染した生物は、非常にタフな肉体を有する上、死ぬまで予測不能の進化を遂げる事、ワクチンが一定段階進化が進んでいると効果がない事もあり、制御が非常に困難であるとの結果が出ており、このウィルスによるB.O.W.研究はなされず、事実上の凍結状態となってしまっている。
尚、上記にもあるが、『6』では、新型ウィルス『C-ウィルス』開発に用いられており、このウィルスにより誕生したジュアヴォ等は、ダメージを受けた箇所が再生の過程で変異を起こしたりするなど、G-ウィルス感染者と似た特徴がある。
t+Gウィルス[編集]
『GS4』に登場。
文字通り、t-ウィルスとG-ウィルスを組み合わせて開発されたウィルス。
このウィルスを投与された生物は適合すると、電気を発生させる作用を有するようになる。更に作中のモーフィアス・D・デュバルのように人間の男性の場合は、体型が女性のようになり、足先もハイヒールを履いたかのような形に変化し、片腕が肥大化、鋭い爪を有するなどの姿に変化させる特徴を持つ。
多大なダメージを受けるとウィルスが暴走を起こし、肉体が異常に肥大化し、G第5形態のような肉塊の生物に変貌させる事も確認されている。

t-Veronicaウィルス[編集]

『CV』『DC』に登場する架空のウィルス。
アンブレラの研究員の1人、アレクシア・アシュフォードによって始祖ウィルスに女王アリと植物の遺伝子を融合させる事により、開発された。
名の由来はアシュフォード家の初代当主『ベロニカ・アシュフォード』から取られた。
作品によって呼び方が変わる事があり、『ベロニカ・ウィルス』とも呼ばれる事がある。

ウロボロスウィルス (Uroboros Virus)[編集]

『5』に登場する架空のウィルス。
名前は「完全な世界」「死と再生」「不老不死」「無限」の意味を持つギリシャ語、尻尾を咥えた龍「ウロボロス」に由来する。
ウロボロスウィルスは、『t』『G』『t-Veronica』それぞれのウィルス、そしてプラーガを手中に収めたアルバート・ウェスカーが、それらの持つ共通項である感染者の自我崩壊、知能欠如、身体的異変という欠点を克服し強制的な進化を起こさせるべく、始祖ウィルスをベースとしてその始祖ウィルスの源泉である植物「始祖花」から生成させた完全な新種のウィルスである。
このウィルスは人間の遺伝子に作用し、適合すれば投与された者の精神や外観を損ねる事無く知性的、肉体的な超強化を及ぼすが非常に毒性が強く、初期の頃は被験者をたちどころに死亡させてしまい効果の程を確認する事すら困難を極めていた。しかし偶然にもアルバートが捕獲したジル・バレンタインをウィルス実験にしようとした所、彼女の体内に存在していたt-ウィルス抗体がウィルスの毒性を弱める効果がある事を発見、これを応用し、そこからさらに研究が重ねられて遂に実用可能となる。
前述の通り、適合者に対しては劇的な進化をもたらすが、不適合であった場合は直ちに暴走を起こして感染者の肉体を支配、体中から無数の黒い触手を生やした不定形のクリーチャーへと変質させてしまう。これは本来アルバートの求める結果とは異なるものであるが、進化に適しない人類の抹殺を考えていた彼の目的と一致するため、この欠点は無視される形となった。
作中では、投与された人間は全てウィルスと適合できず、怪物化してしまっており、現時点でこれに適合出来たのはアルバートのみとなっている。
また、ウロボロス・ムコノのように、ウィルスと適合し切れなかった個体でも適性がある程度高い場合、より手強い個体に変異するケースもある。
また、リーパーのように例えウィルスに感染しても、突然変異は起こしても黒い嚢胞を一切出さないで変異を起こさせるケースも存在する。

t-Abyssウィルス[編集]

『RV』に登場する架空のウィルス。
深海魚から発見されたジ・アビスと呼ばれるウィルスの遺伝子を、t-ウィルスと融合させる事で開発された。『t-アビス』とも表記される事がある。
FBC長官モルガン・ランズディールの主導により開発された、t-ウィルスの改良型に位置付けられるウィルスである。ジ・アビスの遺伝子により、t-ウィルスでも不十分だった水溶性の効果や異種間感染の範囲が増大された事で、海水にウィルスを流して汚染する用法や海洋生物ベースのB.O.W.制作が更に容易なものとなった。そのため従来のウィルス兵器とは異なる「海洋性ウィルス」のジャンルで扱われる。
当初のt-ウィルスとジ・アビスを直接組み合わせた試作型は効力が強過ぎて、被験体の身体組織が急激な変異に耐えられず液状に崩壊してしまう程であったが、これを敢えて抑え込ませ、定着を図る事でウィルスは安定化し「t-Abyss」の基本形が完成。モルガンはそのウィルスをテロ組織ヴェルトロに渡し「テラグリジア・パニック」を引き起こさせ、その一方でヴェルトロに提供した豪華客船クイーン・ゼノビア内の極秘裏に建造された研究施設で、テロ活動との同時進行でウィルスの研究を続行していた。最終的に隠蔽工作も兼ねてゼノビアとその姉妹船セミラミス/ディードに意図的にt-Abyssをばら蒔き、バイオハザードを発生させ、沈没したディード以外の二隻を海上で隔離された実験場とする事により、感染体のサンプルを大量に確保。本来ならば長期間の小規模な実験から抗体を見出し、兵器として必須となるウィルスとは対を成すワクチンを生成しなければならなかったが、この一連の行動によりワクチンの完成は劇的に早まり、t-Abyssは確固たるウィルス兵器となった。
感染者の細胞膜と融合すると、変異のため過剰に水分を吸収させた後に浸透圧で異常に膨れ上がらせ、やがて周囲の細胞膜と溶けるように融合を続ける。このプロセスを全身で繰り返す事で感染者を変貌させてゆく。
ウィルス自体の感染力は非常に強力で、例としてはレイチェル・フォリーはこのウィルスに人間が感染して生まれたウーズに襲われて殺された後、短期間で変異を起こし、彼女自身もウーズと化してしまっている。中には、ウィルスに耐性のある人間も存在するが、侵食を遅らせるというだけで、感染を防ぎ止める訳ではないため、感染者はウィルスに侵されていく事を自覚しながら、自我を失い、ウーズとはまた別の化け物に変異を遂げた個体も存在する。
汚染力に到っては、海にバラ撒けばその範囲を汚染しただけに留まらず、海洋生物やバクテリアを通じてウィルスは爆発的に増殖を続け、最終的には地球上の海全域が汚染される計算が出た程の極めて凄まじいものである。故にワクチンの開発は必須であり、かつ迅速に行わなければ制御不可能な状態にもなりかねないレベルであったと言える。
また、ジャック・ノーマンのように、感染という形ではなく、身体への直接投与や、経口摂取等を長期間行うと、ウーズやレイチェルとは全く異なった変異を引き起こす事も確認されており、その変異を起こしたノーマンは、理性こそは失われていたが、とある人物に対する憎悪から辛うじて自我を保った状態にあった。

C-ウィルス (C-Virus)[編集]

『6』に登場する架空のウィルス。
ディレック・C・シモンズに新型ウィルス兵器開発を指示された科学者のカーラ・ラダメスにより開発され、物語本編の半年前にイドニア共和国でその存在が確認された新種のウィルス
始祖ウィルスから抽出した「DNAを変異させる特性」にt-Veronicaを組み合わせた「t-02」に、シェリー・バーキンから採取したG-ウィルスを融合させた事により誕生した。
これによってt-VeronicaとG-ウィルスの特徴を合わせ持った形となり、感染者は知能を保ったままの肉体の変異を可能としている。また、変異の過程でサナギ化し一旦活動を停止するが、その中では更に激しい変異が繰り返されており、その後“完全変異種”と呼ばれる姿となり、サナギを破り出てくる。この完全変異種はいくつかの個体が確認されている。また生命活動が停止した際は体が燃え上がり灰化する。
感染対象が人間の場合、感染の仕方によって変異が異なっており、空気感染の場合はゾンビになり、投与される形での感染の場合はジュアヴォとなる。また、このウィルスで生み出されたゾンビは、t-ウィルスと違い、筋肉組織の劣化や、知能の喪失は少なくなっているため、手に持っている武器や道具で攻撃を加えたり、走ったり、飛び掛かる等、t-ウィルスのゾンビには見られなかった動きを見せている。
更にウィルスとの適合性が高い人間に投与した場合、ジュアヴォとは異なる変異を引き起こす事もある。作中では、ウスタナクがこれに該当する。
また作中の文書ファイルによると、このウィルスはディレック・C・シモンズによって、ある人物に瓜二つの人物を造り出すために、彼独自の研究が重ねられており、その過程で、ある生物の遺伝子を組み込んだC-ウィルスを人間に投与するとその人間がサナギ化した際、組み込まれた遺伝子の生物の特徴を色濃く受け継いだ個体の完全変異種に変異して誕生する事が発見され、この特性を応用する事を思い付いたシモンズによって研究が進められて行き、最終的には一つのC-ウィルスから様々な完全変異種が誕生させられる程、ウィルス兵器としての実用性を高める結果となっている。但しシモンズはあくまでもとある人物そっくりの人間を造り出す事が目的だったため、この結果は副産物に過ぎないとされている。
C-ウィルスのCの語源は『Chrysalid』(サナギ)。
強化型C-ウィルス[編集]
『6』本編終盤にて登場。
C-ウィルスにジェイク・ミューラーの血を混合させ、強化させたもの。
こちらは通常のC-ウィルスと違い、サナギ化の過程を経る事なく肉体を変異させる作用を有し、更に驚異的な不死性を備え、尚且つ知能の低下が見られないなどの特徴が存在する。また、強靭な精神力があればウィルスを制御することも可能で、投与された個体によって変異した後の姿は異なる。事実、投与されたシモンズはレオン達への復讐に燃え上がり、獣や爬虫類を模した姿などに何度も変異を繰り返しながら復活し、自我や知能の喪失が見受けられず、カーラは不定形の泥のような姿に変異、エイダに成り代わろうとする意思と、シモンズに対する激しい憎悪によって辛うじて自我を保った状態となっており、ピアーズ・ニヴァンスは右腕が電撃を放つ異形の腕に変異、窮地に立たされたクリス・レッドフィールドを助け出すという強い使命感を持っていたため、肉体が侵食されながらも最期まで理性を保っていた。尚、強化型C-ウィルスは生成方法自体が難しい上、それを知るのはカーラのみであるため、今後世にこのウィルスが出回る可能性は非常に低い。

コンディション[編集]

プレイヤーの現在の体力や状態を表す。心電図のような形式で表示され(『4』『5』除く)、以下のパターンがある。『アウトブレイク』ではこれに加え、ウイルス感染度を示すウイルスゲージが表示される。詳しくは、バイオハザード アウトブレイクを参照。

Fine
体力が100 - 75%の状態。心電図の色は緑。行動する上で特に問題の無いレベル。
Caution(黄)
体力が74 - 50%の状態。心電図の色は黄色。行動に支障は出ないが、状況によっては回復を必要とするレベル。
Caution(オレンジ)
体力が49 - 25%の状態。心電図の色はオレンジ。回復が必要なレベル。プレイヤーがこの状態だと、敵によっては即死攻撃を行う。
Danger
体力が24 - 1%の状態。心電図の色は赤。歩行速度が極端に遅くなり、早急の回復を必要とするレベル。
Poison
毒を受けている状態。心電図の色は紫。この状態になると体力が徐々に減っていく。ブルーハーブか解毒剤による解毒を必要とする。作品によっては解毒に血清を必要とする特殊な毒も存在する。
Bleed
出血している状態。心電図の色は体力に準ずる。Danger状態と同様移動が極端に遅くなり、歩くたびに体力が減っていく。一定時間経過するか、止血剤を使えば治る。

THE MERCENARIES[編集]

『3』『4』『5』『6』に登場するミニゲーム。

ナイフクリア[編集]

シリーズ共通のやりこみ要素の一つとして、ナイフ以外の武器を使わずにクリアするナイフクリアが挙げられる。このナイフクリアは元々、開発陣の意図していないやりこみ要素の為、クリア特典などは特に設けられていないものの、シリーズに慣れているプレイヤーの間では人気がある。

本来、小火器ボウガンといった、目標と一定の距離を保ちつつ脅威を排除することが可能な中距離射程の武器を使用することが一般的なプレイスタイルとなる本シリーズにおいて、近接戦闘に特化して更に攻撃力の低いナイフのみを使用するという制約を加えると、戦闘は必要最小限度の物に終始しなくてはならず、シナリオ進行や移動ルート、攻撃法といった些細な部分に至るまでの一切の無駄を省く徹底したプレイを心掛ける必要があり、当然ながら難易度は跳ね上がる。

『4』や『5』においては、ボス戦で強制的に使用武器が変更されたり、特定の武器を使用しないと倒せないボスの存在など、シリーズ伝統のやりこみ要素の一つに数えられるナイフクリアは実質不可能となっている。

供給媒体に関する経緯[編集]

PlayStation(PS)での初代『バイオハザード』発売以降、様々な機種に移植や関連シリーズの発売がなされてきたバイオハザードだが、その度に製作者の口から出た発言が波乱を生み続けている。

まず一作目がPSで発売された時、「セガサターン(SS)はポリゴン能力が低く、移植が不可能」と発言されたが、結果的にPS版と比べクオリティは著しく劣るもののSSにも移植されている。続いて二作目はPS・SSの両機種で同時発売と謡っていたものの、当時のSSは既にドリームキャスト(DC)への移行が始まっていた。そのためSS版は発売中止とし、後にセガとのプロジェクト(開発協力)として『バイオハザード CODE:Veronica』を製作することになった。また『CODE:Veronica』の発売と同時期に『2』と『3』もPS版に新しい要素を加えてDCで発売された。

『CODE:Veronica』に関しては、当時ゲーム開発部門を統括していた岡本吉起が、発売当時の雑誌のインタビューで他機種に「移植はしない」と発言していた。しかし、セガの家庭用ゲーム機事業の撤退が決まった2001年春に、追加要素を加えた「完全版」がDCとPlayStation 2(PS2)の2機種で同時発売され、実質的にPS2への移植がなされた。DC版はPS2版に比べて定価が1000円安く、隠し要素の出現条件などの仕様が有利に設定されているなどの配慮があった。

これより少し前の話として、『バイオハザード0』は、発表当初はN64でのリリースが予定されていた。これはN64末期に『2』の移植が発売された後に最新作(番外編)としてリリースされるはずだったが、N64からGCへの市場の移行が進められた事もありN64版の開発を中止、日本国内におけるGC用ソフトとして発表された最初のタイトルとなった。また、この時はGCへのシリーズ独占供給計画は発表されていない。

PS2が発売されてしばらくして、『バイオハザード4』は公式にPS2で開発されていることが公表された。その内、開発中止となったバージョンの一つが形を変えて、PS2ソフト『デビルメイクライ』として発売された[15]。しかし2001年9月13日、任天堂の新型ゲーム機のゲームキューブ(GC)発売前日にバイオハザードの生みの親である三上真司によって、GCだけに今後のバイオハザードシリーズの新作を独占供給していく事業計画が発表され、PS2向けの『4』は開発中止となった。三上は「ゲーム製作にストイックな任天堂に感銘を受け、決断した」と語っており、この席には任天堂の宮本茂まで招きその決意の強さを示した。以降、GCへのバイオハザードのプラットフォーム化の一環として、初代『バイオハザード』が任天堂の技術協力の元、GCでリメイクされ、『2』『3』『CODE:Veronica(完全版)』も移植された。そして完全新作として、『0』『4』を発表した。

また、任天堂への供給を決定した背景として、当時開発チームを集めてアンケートを行った結果、個人的にPS2を所持している者の大多数がゲーム機としてよりDVD再生機として使っていた(ゲームソフトよりDVDを多く所有している)という事実により、PS2への見切りを付けたという裏話もある。

GCでの独占供給以降、売り上げ低下が懸案事項となった同シリーズだが、三上は「他の機種でバイオハザードの新作が発売されたら腹切りますよ」と、当初の公約の継続を力強く宣言していた。「公約破棄」は移籍発表の時点から囁かれており、実際に『ガンサバイバー4』や『アウトブレイク』がPS2で出される度に公式発表で「正統シリーズはGC独占」と念を押していた(但し、アウトブレイクは「ネットワーク版」としてGC移籍前から発表済み)。しかし、2003年頃からバブル期に行った不動産投資の失敗、大作ソフトが軒並み散々な結果に終わったことからカプコンの業績が悪化し、「GCでは独占するが、次世代機では分からない」といったような弱気な発言が見受けられるようになった。そして2004年の秋、表向きは「より多くの人にプレイする機会を供給したい」という理由ではあったが、GC版『4』が発売されるよりも前にPS2への移植が発表された。この事はGCというハード自体が末期であったことを考慮する必要がある。その後PCへの移植も発表された。2007年4月6日発売の週刊ファミ通4/20号においてWii版『4』が発売されることが告知されたが、その誌面上で5年ぶりに三上が公式の場に現れ、GC版『4』とPS2版『4』を買ったユーザー双方に対し謝罪のコメントを述べた。

以降は、PlayStation 3(PS3)・Xbox 360の2機種向けに『バイオハザード5』、Wii向けに『クロニクルズシリーズ』やGC版の移植作品など、様々なハードにシリーズ作品が供給されるようになった。

沿革[編集]

  • 1996年
    • 春 バイオハザード(PS)発売
    • 秋 バイオハザード(SS)発表
  • 1997年
    • 夏 バイオハザード(PC・SS)発売
    • 夏 バイオハザード2(PS・SS)2機種同時発売と発表
  • 1998年
    • 春 バイオハザード2(PS)発表
    • 夏 バイオハザード2(SS)開発中止、DCへ移行
    • 秋 バイオハザード コードベロニカ(DC)DCのみへの供給と発表
  • 1999年
    • 春 バイオハザード0(N64)発表
    • 春 バイオハザード3(PS)発表・発売
    • 冬 バイオハザード2(DC)発売
  • 2000年
    • 春 バイオハザード2(N64)発売
    • 春 バイオハザード コードベロニカ(DC)発売
    • 秋 バイオハザード3(DC)発売
    • 秋 バイオハザード4(PS2)発表
  • 2001年
    • 春 バイオハザード0(N64)開発中止、GCへ移行
    • 春 バイオハザード コードベロニカ完全版(PS2・DC)発表・発売
    • 秋 バイオハザード(GC)発表、以後同シリーズはGCのみへ供給と発表
    • 秋 バイオハザード4(PS2)開発中止、GCへ移行
  • 2002年
    • 春 バイオハザード(GC)発売
    • 秋 バイオハザード0(GC)発売
  • 2003年
    • バイオハザード2(GC)1月23日発売
    • バイオハザード3 LAST ESCAPE(GC)1月23日発売
    • バイオハザード CODE:Veronica 完全版(GC)8月7日発売
  • 2004年
    • 秋 バイオハザード4(PS2)発表
  • 2005年
    • 春 バイオハザード4(GC)発売
    • 夏 バイオハザード5(PS3・Xbox 360)発表
    • 冬 バイオハザード4(PS2)発売
  • 2006年
    • 春 バイオハザード アンブレラ・クロニクルズ(Wii)発表、ただしこの時点ではタイトルは未発表
  • 2007年
    • 春 バイオハザード4 Wiiエディション(Wii)発表・発売
    • 夏 バイオハザード4(PC)発表・発売
    • 秋 バイオハザード アンブレラ・クロニクルズ(Wii)発売
  • 2008年
    • 春 バイオハザード0(Wii)発表
    • 夏 バイオハザード0(Wii)発売
    • 秋 バイオハザード(Wii)発表
    • 冬 バイオハザード(Wii)発売
  • 2009年
    • 春 バイオハザード5(PS3・Xbox 360)発売
    • 春 バイオハザード ダークサイド・クロニクルズ(Wii)発表
    • 夏 バイオハザード ポータブル(仮称)(PSP)発表
  • 2010年
    • 早春 バイオハザード ダークサイド・クロニクルズ(Wii)発売
  • 2011年
    • 夏 バイオハザード ザ・マーセナリーズ 3D(3DS)発売
  • 2012年
    • 冬 バイオハザードリベレーションズ(3DS)発売
    • 秋 バイオハザード6(PS3)(Xbox 360)発売
  • 2013年
    • 春 バイオハザード6(PC)発売
    • 夏 バイオハザードリべレーションズ アンベールド エディション(PS3・360・Wii U・PC)発売

参考文献[編集]

  • カプコン 電子の猛者たち(エンターブレイン、2000年)

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ シリーズソフトの累計販売本数”. カプコン. 2014年7月13日閲覧。
  2. ^ フルモデルチェンジが敢行された『バイオハザード4』以降では、操作キャラクターを後方視点から追う、ビハインドカメラ方式と操作入力がエイミング操作のシステムとなっている。
  3. ^ 同様の注意書きが初めて用いられたソフトは、PCエンジン用ソフト『リンダキューブ』をPlayStation用へと移植した『リンダキューブアゲイン』である。
  4. ^ 「Alone in the Dark」の最新作は原点回帰。怖さを効果的に使いプレイヤーを飽きさせない工夫が満載(4gamer.net、2006年8月25日)
  5. ^ アローン イン ザ ダーク ~新たなる悪夢~ 日本語版レビュー (4gamer.net、2002年12月23日) - 「少し大げさかもしれないが,この第1作がなければあの「バイオハザード」も存在しなかったかもしれないほどで,アドベンチャーゲームのターニングポイントとなった作品なのである。
  6. ^ 「アローン・イン・ザ・ダーク(2008年版)」レビュー(GAME Watch、2009年1月8日) - 「サバイバルホラー系ゲームの原点として、後に「バイオハザード」シリーズなど数々の3Dアドベンチャーゲームに影響を与えている。
  7. ^ CONTINUE Vol.11「魔界村を創った男」、2003年、太田出版
  8. ^ a b 『CODE:Veronica 完全版』と『4』をカップリングしたHDリマスター移植版。
  9. ^ 『アンブレラ・クロニクルズ』と『ダークサイド・クロニクルズ』をカップリングしたHDリマスター移植版。
  10. ^ E3 2009のソニープレスカンファレンスで機種とタイトルのみ発表されたが、その後の続報は無いまま現在に至る。 - 驚き度はナンバーワン! SCEプレスカンファレンス【E3 2009】(ファミ通.com、2009年6月3日)
  11. ^ PS2の『アウトブレイク』シリーズとは内容が別物。
  12. ^ ハードカバーの特典本『BIO HAZARD -The True Story Behind BIO HAZARD-』に収録。ゲーム内での使用を前提に書かれたものの、お蔵入りとなった『トレヴァーの手記』(著者不明)も併録。
  13. ^ 実際はファンの公募により命名された。
  14. ^ 『CODE:Veronica』公式攻略本(エンターブレイン発行)掲載のゲーム設定資料より。
  15. ^ 神谷英樹ツイートを参照。

外部リンク[編集]